説明

ファン回転制御装置、ファン回転制御方法及び無線基地局装置

【課題】発熱部品を備えた収容部内を効果的に冷却することができるファン回転制御装置を提供する。
【解決手段】ファン回転制御装置は、発熱部品を備えた収容部を冷却するファン190と、収容部の内部温度を検出する温度センサ165と、発熱部品の合計消費電力を算出する消費電力管理部121と、ファンの回転を制御するファン制御部170と、を備える。ファン制御部170は、合計消費電力が増加している場合には消費電力に基づいてファン190の回転を制御し、合計消費電力が減少している場合には温度に基づいてファン190の回転を制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ファン回転制御装置、ファン回転制御方法及び無線基地局装置に関する。
【背景技術】
【0002】
移動体通信の無線基地局装置には、演算部、増幅部などの複数の発熱部品が設置されており、これらの発熱部品の故障を防ぐため無線基地局装置内を冷却する必要がある。そのため、無線基地局装置は、温度センサ及びファンを有するファン回転制御装置を備えている。そして、ファン回転制御装置は、温度センサが無線基地局装置内の部品類が故障するおそれがある温度を検出した場合には、ファンを回転させて装置内を冷却している。
【0003】
しかし、上述のファン回転制御装置は、ファンの回転数が一定であった。そのため、発熱部品が大量の電力を消費し、装置内の温度が上昇した場合、装置内の温度を所定の範囲内に保つことができず、発熱部品が故障するおそれがあった。
【0004】
装置内の温度を所定の範囲内に保つため、ファンの回転数を、発熱部品の消費電力に応じて変更させるファン回転制御装置が提供されている。このファン回転制御装置は、発熱部品の合計消費電力とファンの回転数とを対応付けた相関テーブルを備え、検出された発熱部品の合計消費電力に対応するファンの回転数を相関テーブルから取り出し、その回転数に応じてファンを回転させている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2009−231493号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載のファン回転制御装置では、発熱部品の合計消費電力が減少すると、ファンの回転数も減少するので、装置内の温度が下がる前にファンの回転数が減少してしまい、装置内の温度を発熱部品が故障しない温度まで冷却できないおそれがあった。
【0007】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、発熱部品の合計消費電力が減少している場合でも、発熱部品を備えた収容部内を当該発熱部品が故障しない温度まで冷却することができるファン回転制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係るファン回転制御装置は、
発熱部品を備えた収容部を冷却するファンと、
前記収容部の内部温度を検出する温度検出部と、
前記発熱部品の第1の消費電力を算出する消費電力算出部と、
前記第1の消費電力が所定の時間前に算出された第2の消費電力より大きい場合には前記第1の消費電力に基づいて前記ファンの回転数を制御し、前記第1の消費電力が前記第2の消費電力以下の場合には前記温度に基づいて前記ファンの回転を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の第2の観点に係る無線基地局装置は、
本発明の第1の観点に係るファン回転制御装置を備えることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の第3の観点に係るファン回転制御方法は、
発熱部品を備えた収容部の内部温度を検出する工程と、
前記発熱部品の第1の消費電力を算出する工程と、
前記第1の消費電力が所定の時間前に算出された第2の消費電力より大きい場合には前記第1の消費電力に基づいて前記ファンの回転を制御し、前記第1の消費電力が前記第2の消費電力以下の場合には前記温度に基づいて前記ファンの回転を制御する工程と、
を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、発熱部品の合計消費電力が減少している場合でも、発熱部品を備えた収容部内を当該発熱部品が故障しない温度まで冷却することができるファン回転制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施形態に係る無線基地局装置の構成を説明するブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係るファン制御部に設けられた消費電力と温度と回転数とを対応付けたテーブルの一例を示す図である。
【図3】本発明の実施形態に係る無線基地局装置のファン回転制御処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の他の実施形態に係る無線基地局装置の構成を説明するブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に本発明の実施形態を説明する。
図1に示すように、収容箱200に収容された無線基地局装置100は、実装部110と、温度センサ165と、ファン制御部170と、ファン190と、を備えている。
【0014】
実装部110は、演算部120と、増幅部130と、DC/DCコンバータ140と、演算部電力監視器150と、増幅部電力監視器160と、を備えている。実装部110は、他の多数の電子機器を備えているが、理解を容易にするため、ここでは、省略する。
【0015】
DC/DCコンバータ140は、発電装置等から入力された電圧を、実装部110の動作に必要な電圧に変換して出力する直流電圧変換器であり、電力を、演算部供給電力線141により演算部120に供給すると共に、増幅部供給電力線142により増幅部130に供給する。
【0016】
演算部120は、上位局から入力した信号を、増幅部130に出力する。増幅部130は、信号を送信出力レベルまで増幅して、アンテナ125から無線信号を送出する。演算部120及び増幅部130は、上述の処理を行うことにより発熱する。
【0017】
演算部電力監視器(電力量計)150は、演算部120の消費電力を監視し、演算部120で消費された電力を示す演算部消費電力情報を演算部120に出力する。増幅部電力監視器(電力量計)160は、増幅部130の消費電力を監視し、増幅部130で消費された電力を示す増幅部消費電力情報を演算部120に出力する。
【0018】
演算部120は、消費電力管理部121を備えている。消費電力管理部121は、演算部120に入力された演算部消費電力情報及び増幅部消費電力情報に基づいて、演算部120及び増幅部130で消費された合計消費電力を算出する。また、消費電力管理部121は、記憶部(図示せず)を有し、記憶部には、算出された合計消費電力が一時的に保存される。そして、所定の時間毎に、この処理を繰り返す。
【0019】
また、消費電力管理部121は、新たに算出された合計消費電力(第1の合計消費電力)と、記憶部に保存されている所定の時間前に算出された合計消費電力(第2の合計消費電力)と、を比較する。そして、消費電力管理部121は、第1の合計消費電力が第2の合計消費電力より大きい場合、すなわち、合計消費電力が増加している場合には、ファン制御部170に、第1の合計消費電力を示す消費電力情報を出力する。一方、消費電力管理部121は、第1の合計消費電力が第2の合計消費電力以下の場合、すなわち、合計消費電力が減少している場合には、ファン制御部170に、後述する温度センサ165が検出した無線基地局装置100内の温度を示す温度情報を出力する。
【0020】
温度センサ165は、例えば、温度に応じて抵抗値が変化するサーミスタからなり、無線基地局装置100内の温度を検出し、演算部120に、温度情報を出力する。
【0021】
ファン制御部170は、記憶部(図示せず)を有し、記憶部には、消費電力・温度・回転数相関テーブル171が保存されている。ファン制御部170は、消費電力管理部121から入力された消費電力情報又は温度情報に基づいて、消費電力・温度・回転数相関テーブル171を参照して、ファン190の回転数を示すファン回転数情報をファン190に出力する。
【0022】
図2に示すように、消費電力・温度・回転数相関テーブル171は、第1の合計消費電力を示す消費電力情報及び無線基地局装置100内の温度を示す温度情報に、ファン190の回転数を示すファン回転数情報を対応させた相関テーブルである。
【0023】
ファン回転数情報は、無線基地局装置100内を、発熱部品が故障しない温度に冷却するために必要なファンの回転数を示している。そのため、ファン回転数情報は、消費電力情報及び温度情報が大きくなるにつれて大きくなるように設定されている。
【0024】
尚、消費電力・温度・回転数相関テーブル171に保存されている温度情報は、装置内の実際の温度を示していてもよいし、装置内の実際の温度と予め定められた基準温度との温度差を示していてもよい。
【0025】
図1に戻り、ファン190は、無線基地局装置100の内部に実装されており、ファン制御部170から出力されたファン回転数情報が示す回転数で回転し、無線基地局装置100内部の空気を攪拌し、熱を外部に放出する。尚、ファン190は無線基地局装置100の外部に設けられ、無線基地局装置100の筐体等に形成した放熱フィンに風を当てて冷却するようにしてもよい。
【0026】
上述のとおり、無線基地局装置100は、合計消費電力が増加している場合には、合計消費電力に基づいてファン190の回転数を制御し、合計消費電力が減少している場合には、無線基地局装置100内の温度に基づいてファン190の回転数を制御する。合計消費電力が増加しているか減少しているかの判断は、現在の合計消費電力と所定の時間前の合計消費電力とを比較することにより行われる。
【0027】
そこで、合計消費電力の算出処理について、具体的に説明する。尚、説明を簡単にするため、発熱部品として、消費電力が所定の値より大きな演算部120及び増幅部130が1つずつ設けられた場合を説明する。しかし、これは例示であり、演算部120及び増幅部130が複数設けられていても同様に算出できる。また、演算部120及び増幅部130に加えて、消費電力が所定の値より大きな他の発熱部品が設けられていても、その発熱部品に電力監視器を備えることで、同様に算出できる。
【0028】
まず、無線基地局装置100の運用が開始されると、DC/DCコンバータ140は、入力された電圧を実装部110の動作に必要な電圧に変換して、演算部120及び増幅部130に電力を供給する。
【0029】
演算部電力監視器150は、演算部120の消費電力を算出する。そして、演算部電力監視器150は、算出された消費電力、例えば、4W、を演算部消費電力情報として演算部120に出力する。
【0030】
同様に、増幅部電力監視器160は、増幅部130の消費電力を算出する。そして、増幅部電力監視器160は、算出された消費電力、例えば、9W、を増幅部消費電力情報として演算部120に出力する。
【0031】
消費電力管理部121は、演算部120に入力された演算部消費電力情報が示す電力と増幅部消費電力情報が示す電力とを合計する。そして、合計消費電力は、
合計消費電力=演算部消費電力情報が示す電力+増幅部消費電力情報が示す電力
=4W+9W=13W
と、算出される。
【0032】
上述の合計消費電力の算出処理は、次に説明する、ファン回転制御処理の中のステップS201で用いられる。
【0033】
図3に示すように、消費電力管理部121は、演算部120及び増幅部130の合計消費電力(第1の合計消費電力)を算出し、算出された合計消費電力を記憶部に保存する(ステップS201)。次に、消費電力管理部121は、所定の時間前に算出された合計消費電力(第2の合計消費電力)を記憶部から読み出す(ステップS202)。
【0034】
消費電力管理部121は、新たに算出された合計消費電力(第1の合計消費電力)と、所定の時間前に算出された合計消費電力(第2の合計消費電力)と、を比較する(ステップS203)。そして、消費電力管理部121は、第1の合計消費電力が第2の合計消費電力より大きい場合(ステップS203:Yes)、すなわち、合計消費電力が増加している場合には、第1の合計消費電力を示す消費電力情報を、ファン制御部170に出力する(ステップS204)。
【0035】
消費電力情報が入力されたファン制御部170は、入力された消費電力情報に基づいて、消費電力・温度・回転数相関テーブル171を参照して、ファン回転数情報をファン190に出力する(ステップS205)。
【0036】
ファン制御部170からファン回転数情報が入力されたファン190は、ファン回転数情報が示す回転数で回転する(ステップS206)。
【0037】
一方、消費電力管理部121は、第1の合計消費電力が第2の合計消費電力以下の場合(ステップS203:No)、すなわち、合計消費電力が減少している場合には、無線基地局装置100内の温度を示す温度情報を、ファン制御部170に出力する(ステップS207)。
【0038】
温度情報が入力されたファン制御部170は、入力された温度情報に基づいて、消費電力・温度・回転数相関テーブル171を参照して、ファン回転数情報をファン190に出力する(ステップS205)。
【0039】
ファン制御部170からファン回転数情報が入力されたファン190は、ファン回転数情報が示す回転数で回転する(ステップS206)。
【0040】
その後、無線基地局装置100は、所定の時間毎、上記処理を周期的に実行する。
【0041】
以上説明したように、本実施形態のファン回転制御装置によれば、発熱部品の消費電力が増加している場合には、消費電力に基づいてファンの回転数が増加するように制御されるので、発熱部品の発熱量に関わらず、装置内の温度を所定の範囲内に保つことができる。また、発熱部品の消費電力が減少している場合には、無線基地局装置100内の温度に基づいてファンの回転数が減少するように制御されるので、発熱部品の消費電力が減少しても無線基地局装置100内の温度が下がるまでファンの回転数は減少せず、装置内を発熱部品が故障しない温度まで冷却することができる。
【0042】
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
【0043】
例えば、上記の実施形態では、演算部消費電力情報、増幅部消費電力情報、温度信号を、消費電力管理部121に入力している。そして、消費電力管理部121が、合計消費電力の増減を判断し、ファン制御部170へ消費電力情報を出力するか温度情報を出力するかの選択を行っていたが、これに限定されるものではない。図4に示すように、演算部消費電力情報、増幅部消費電力情報、温度情報を、ファン制御部170に入力するようにしてもよい。この場合、ファン制御部170が、合計消費電力の算出し、合計消費電力の増減を判断する。そして、合計消費電力が増加している場合には、消費電力情報に基づいて、合計消費電力が減少している場合には、温度センサからの温度情報に基づいて、消費電力・温度・回転数相関テーブル171(図2)を参照して、ファン回転数情報をファン190に出力する。
【0044】
また、上記の実施形態では、消費電力を測定する対象の発熱部品を演算部120と増幅部130の2つの部品としたが、これに限定されるものではなく、発熱部品は1つでもよく、また、3つ以上であってもよい。ただし、消費電力の大きい電子部品から順番に電力監視器を配置することにより、電力監視装置の数を抑えることが可能となる。
また、各発熱部品に供給される電力を測定して合計する代わりに、DC/DCコンバータ140に供給される電力を測定することにより、全消費電力を求め、全消費電力に基づいて、制御を行うことも可能である。
また、電子回路に限らず、基地局の温度上昇の原因となるならば、ファン190を駆動するモータ等の発熱部品の電力を測定し、制御の基礎としてもよい。
【0045】
また、上記の実施形態では、ファン制御部170は、消費電力・温度・回転数相関テーブル171を有しており、当該テーブル171からファン190に出力するファン回転数情報を得ていたが、これに限定されるものではない。ファン制御部170は、入力された消費電力情報又は温度情報を所定の関数により変換して、ファン190に出力するファン回転数情報を得るようにしてもよい。
【0046】
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
【0047】
(付記1)
発熱部品を備えた収容部を冷却するファンと、
前記収容部の内部温度を検出する温度検出部と、
前記発熱部品の第1の消費電力を算出する消費電力算出部と、
前記第1の消費電力が所定の時間前に算出された第2の消費電力より大きい場合には前記第1の消費電力に基づいて前記ファンの回転数を制御し、前記第1の消費電力が前記第2の消費電力以下の場合には前記温度に基づいて前記ファンの回転を制御する制御部と、
を備えることを特徴とするファン回転制御装置。
【0048】
(付記2)
前記制御部は、前記消費電力情報と前記ファンの回転数とを対応付けるとともに前記温度情報とファンの回転数とを対応付けたテーブルを有し、前記制御部に入力された前記消費電力情報又は前記温度情報に基づいて前記テーブルから前記ファンの回転数を取り出して前記ファンの回転を制御する、
ことを特徴とする付記1に記載のファン回転制御装置。
【0049】
(付記3)
前記発熱部品は前記収容部に複数設けられ、前記消費電力は複数の前記発熱部品の合計消費電力であることを特徴とする付記1又は2に記載のファン回転制御装置。
【0050】
(付記4)
前記発熱部品は、前記収容部に設けられた複数の部品のうち、所定の消費電力以上を消費する部品であることを特徴とする付記1乃至3のいずれか1つに記載のファン回転制御装置。
【0051】
(付記5)
付記1乃至4のいずれか1つに記載のファン回転制御装置を備えることを特徴とする無線基地局装置。
【0052】
(付記6)
発熱部品を備えた収容部の内部温度を検出する工程と、
前記発熱部品の第1の消費電力を算出する工程と、
前記第1の消費電力が所定の時間前に算出された第2の消費電力より大きい場合には前記第1の消費電力に基づいて前記ファンの回転を制御し、前記第1の消費電力が前記第2の消費電力以下の場合には前記温度に基づいて前記ファンの回転を制御する工程と、
を含むことを特徴とするファン回転制御方法。
【0053】
(付記7)
前記消費電力情報と前記ファンの回転数とを対応付けるとともに前記温度情報と前記ファンの回転数とを対応付けたテーブルから、前記消費電力情報又は前記温度情報に基づいて、前記ファンの回転数を取り出して前記ファンの回転を制御する工程、
をさらに含むことを特徴とする付記6に記載のファン回転制御方法。
【符号の説明】
【0054】
100 無線基地局装置
110 実装部
120 演算部
121 消費電力管理部
124 変調器
125 アンテナ
130 増幅部
140 DC/DCコンバータ
141 演算部供給電力線
142 増幅部供給電力線
150 演算部電力監視器
160 増幅部電力監視器
165 温度センサ
170 ファン制御部
171 消費電力・温度・回転数相関テーブル
190 ファン
200 収容箱

【特許請求の範囲】
【請求項1】
発熱部品を備えた収容部を冷却するファンと、
前記収容部の内部温度を検出する温度検出部と、
前記発熱部品の第1の消費電力を算出する消費電力算出部と、
前記第1の消費電力が所定の時間前に算出された第2の消費電力より大きい場合には前記第1の消費電力に基づいて前記ファンの回転数を制御し、前記第1の消費電力が前記第2の消費電力以下の場合には前記温度に基づいて前記ファンの回転を制御する制御部と、
を備えることを特徴とするファン回転制御装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記消費電力情報と前記ファンの回転数とを対応付けるとともに前記温度情報とファンの回転数とを対応付けたテーブルを有し、前記制御部に入力された前記消費電力情報又は前記温度情報に基づいて前記テーブルから前記ファンの回転数を取り出して前記ファンの回転を制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載のファン回転制御装置。
【請求項3】
前記発熱部品は前記収容部に複数設けられ、前記消費電力は複数の前記発熱部品の合計消費電力であることを特徴とする請求項1又は2に記載のファン回転制御装置。
【請求項4】
前記発熱部品は、前記収容部に設けられた複数の部品のうち、所定の消費電力以上を消費する部品であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のファン回転制御装置。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか1項に記載のファン回転制御装置を備えることを特徴とする無線基地局装置。
【請求項6】
発熱部品を備えた収容部の内部温度を検出する工程と、
前記発熱部品の第1の消費電力を算出する工程と、
前記第1の消費電力が所定の時間前に算出された第2の消費電力より大きい場合には前記第1の消費電力に基づいて前記ファンの回転を制御し、前記第1の消費電力が前記第2の消費電力以下の場合には前記温度に基づいて前記ファンの回転を制御する工程と、
を含むことを特徴とするファン回転制御方法。
【請求項7】
前記消費電力情報と前記ファンの回転数とを対応付けるとともに前記温度情報と前記ファンの回転数とを対応付けたテーブルから、前記消費電力情報又は前記温度情報に基づいて、前記ファンの回転数を取り出して前記ファンの回転を制御する工程、
をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載のファン回転制御方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2012−222048(P2012−222048A)
【公開日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−83923(P2011−83923)
【出願日】平成23年4月5日(2011.4.5)
【出願人】(390010179)埼玉日本電気株式会社 (1,228)
【Fターム(参考)】