ファン固定装置
【課題】本発明は、ファンを容易に電子装置に設置固定することができるファン固定装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係るファン固定装置は、電子装置にファンを固定するためのファン固定装置であって、電子装置の底板と、底板上に垂直に設置され且つ互いに対向する２つの固定板と、ファンを収納するフレームと、を備え、前記２つの固定板上には、２つの通風孔がそれぞれ対向して設けられ、通風孔の両側から、対向する固定板に向けて垂直に、２つの当止片がそれぞれ設置され、前記フレームは、対向する２つの側板と、前記２つの側板の両側端から垂直に連接する２つの端板と、を備え、各々の側板の上端には、上方に向けて延伸し且つ前記ファンの上面に当止する少なくとも１つの固定片が形成され、フレームは、前記２つの固定板の間に位置する一方、前記フレームの両端はそれぞれ前記通風孔の両側の２つの当止片の間に固定される。
【解決手段】本発明に係るファン固定装置は、電子装置にファンを固定するためのファン固定装置であって、電子装置の底板と、底板上に垂直に設置され且つ互いに対向する２つの固定板と、ファンを収納するフレームと、を備え、前記２つの固定板上には、２つの通風孔がそれぞれ対向して設けられ、通風孔の両側から、対向する固定板に向けて垂直に、２つの当止片がそれぞれ設置され、前記フレームは、対向する２つの側板と、前記２つの側板の両側端から垂直に連接する２つの端板と、を備え、各々の側板の上端には、上方に向けて延伸し且つ前記ファンの上面に当止する少なくとも１つの固定片が形成され、フレームは、前記２つの固定板の間に位置する一方、前記フレームの両端はそれぞれ前記通風孔の両側の２つの当止片の間に固定される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、ファン固定装置に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来の技術において、ファンをパソコンなどのような電子装置に設置固定するには、ネジ等を使用するのが一般的であるが、その操作は繁雑で且つ操作時間が長かった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
本発明の目的は、前記課題を解決し、ファンを容易に電子装置に設置固定することができるファン固定装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
上記目的を達成するために、本発明に係るファン固定装置は、電子装置の底板と、前記底板上に該底板に対して垂直に設置され且つ互いに対向する２つの固定板と、前記ファンを収納する１つのフレームと、を備え、前記２つの固定板上には、２つの通風孔がそれぞれ対向して設けられ、前記通風孔の両側から、対向する固定板に向かって、２つの当止片がそれぞれ設置され、前記フレームは対向する２つの側板と、前記２つの側板の両側端から垂直に連接する２つの端板と、を備え、各々の側板の上端からは、少なくとも１つの固定片が上方に向けて延伸し且つ前記ファンの上面に当止し、前記フレームは、互いに対向する前記２つの固定板の間且つ前記当止片の間に収容される。
【発明の効果】
【０００５】
本発明に係るファン固定装置は、ファンがフレーム内に収納され、且つ前記フレームが底板上に設置された２つの固定板の間に位置する一方、前記フレームの両端がそれぞれ通風孔の両側の２つの当止片の間に固定されることによって、前記ファンを電子装置内に安定的に固定できるため、ファンの装着が容易であり、且つ装着時間が短い。
【図面の簡単な説明】
【０００６】
【図１】本発明の実施形態に係るファン固定装置と複数のファンとの組立斜視図である。
【図２】図１に示すファン固定装置の１つのフレームと１つのファンとの拡大斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【０００７】
本発明の実施形態に係るファン固定装置は、複数のファン１０を電子装置内に設置固定することに使用される。図１及び図２に示したように、前記ファン固定装置は、電子装置のケーシング４０と、複数のフレーム３０と、を備える。
【０００８】
前記ケーシング４０は、底板４２と、前記底板４２上に垂直に設置され且つ互いに対向する２つの固定板２２と、を備える。各々の前記固定板２２上には、複数の通風孔２４が間隔をあけて設けられている。また、各々の前記固定板２２に設けられた前記通風孔２４は互いに対向して位置する。各々の前記通風孔２４の両側には、前記固定板２２に対してそれぞれ垂直に、つまり、対向する前記固定板２２に向けて２つの当止片２６がそれぞれ設置されている。
【０００９】
前記フレーム３０は、対向する２つの側板３２と、前記２つの側板３２の両側端から、前記側板３２に垂直に連接された２つの端板３４と、を備える。前記２つの側板３２の上端には、それぞれ上方に向けて延伸する２つの固定片３２０が形成され、該固定片３２０の上端は、内側にやや傾斜した後、上方にそれぞれ延伸している。各々の前記側板３２の内側の下端部には、２つの支持部３２２がそれぞれ設置されている。各々の前記支持部３２２の上面は、対向する前記側板３２の下端部に向けて傾斜した弧形面である。前記２つの端板３４上には、それぞれ１つの通風孔３４０が設けられている。前記２つの端板３４の上端には、それぞれ該２つの端板３４に対して垂直に、且つ互いに離れる方向に向かって延伸する２つの取手３４２が形成されている。
【００１０】
前記ファン固定装置を組み立てる際、前記複数のファン１０を垂直方向で上から下へ前記複数のフレーム３０に別々に収容させる。この際、前記フレーム３０の各々の前記固定片３２０は、外側へ弾性変形される。次いで、各々のファン１０が、対応するフレーム３０の前記支持部３２２に当接されると、該フレーム３０の各々の前記固定片３２０は弾性復帰して、前記ファン１０の上部に当止され、前記ファン１０は前記フレーム３０内に安定的に収納される。次いで、各々の前記フレーム３０の前記取手３４２を持ち、前記ファン１０を前記２つの固定板２２の間及び対向する前記２つの通風孔２４の間に設置する。これにより、前記ファン１０は対応する前記当止片２６の間に挟まれる。また、この際、前記フレーム３０の前記２つの取手３４２は、対応する前記固定板２２の上端にそれぞれ当接される。
【符号の説明】
【００１１】
１０ ファン
２２ 固定板
２４、３４０ 通風孔
２６ 当止片
３０ フレーム
３２ 側板
３４ 端板
３２０ 固定片
３２２ 支持部
３４２ 取手
４０ ケーシング
４２ 底板
【技術分野】
【０００１】
本発明は、ファン固定装置に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来の技術において、ファンをパソコンなどのような電子装置に設置固定するには、ネジ等を使用するのが一般的であるが、その操作は繁雑で且つ操作時間が長かった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
本発明の目的は、前記課題を解決し、ファンを容易に電子装置に設置固定することができるファン固定装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
上記目的を達成するために、本発明に係るファン固定装置は、電子装置の底板と、前記底板上に該底板に対して垂直に設置され且つ互いに対向する２つの固定板と、前記ファンを収納する１つのフレームと、を備え、前記２つの固定板上には、２つの通風孔がそれぞれ対向して設けられ、前記通風孔の両側から、対向する固定板に向かって、２つの当止片がそれぞれ設置され、前記フレームは対向する２つの側板と、前記２つの側板の両側端から垂直に連接する２つの端板と、を備え、各々の側板の上端からは、少なくとも１つの固定片が上方に向けて延伸し且つ前記ファンの上面に当止し、前記フレームは、互いに対向する前記２つの固定板の間且つ前記当止片の間に収容される。
【発明の効果】
【０００５】
本発明に係るファン固定装置は、ファンがフレーム内に収納され、且つ前記フレームが底板上に設置された２つの固定板の間に位置する一方、前記フレームの両端がそれぞれ通風孔の両側の２つの当止片の間に固定されることによって、前記ファンを電子装置内に安定的に固定できるため、ファンの装着が容易であり、且つ装着時間が短い。
【図面の簡単な説明】
【０００６】
【図１】本発明の実施形態に係るファン固定装置と複数のファンとの組立斜視図である。
【図２】図１に示すファン固定装置の１つのフレームと１つのファンとの拡大斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【０００７】
本発明の実施形態に係るファン固定装置は、複数のファン１０を電子装置内に設置固定することに使用される。図１及び図２に示したように、前記ファン固定装置は、電子装置のケーシング４０と、複数のフレーム３０と、を備える。
【０００８】
前記ケーシング４０は、底板４２と、前記底板４２上に垂直に設置され且つ互いに対向する２つの固定板２２と、を備える。各々の前記固定板２２上には、複数の通風孔２４が間隔をあけて設けられている。また、各々の前記固定板２２に設けられた前記通風孔２４は互いに対向して位置する。各々の前記通風孔２４の両側には、前記固定板２２に対してそれぞれ垂直に、つまり、対向する前記固定板２２に向けて２つの当止片２６がそれぞれ設置されている。
【０００９】
前記フレーム３０は、対向する２つの側板３２と、前記２つの側板３２の両側端から、前記側板３２に垂直に連接された２つの端板３４と、を備える。前記２つの側板３２の上端には、それぞれ上方に向けて延伸する２つの固定片３２０が形成され、該固定片３２０の上端は、内側にやや傾斜した後、上方にそれぞれ延伸している。各々の前記側板３２の内側の下端部には、２つの支持部３２２がそれぞれ設置されている。各々の前記支持部３２２の上面は、対向する前記側板３２の下端部に向けて傾斜した弧形面である。前記２つの端板３４上には、それぞれ１つの通風孔３４０が設けられている。前記２つの端板３４の上端には、それぞれ該２つの端板３４に対して垂直に、且つ互いに離れる方向に向かって延伸する２つの取手３４２が形成されている。
【００１０】
前記ファン固定装置を組み立てる際、前記複数のファン１０を垂直方向で上から下へ前記複数のフレーム３０に別々に収容させる。この際、前記フレーム３０の各々の前記固定片３２０は、外側へ弾性変形される。次いで、各々のファン１０が、対応するフレーム３０の前記支持部３２２に当接されると、該フレーム３０の各々の前記固定片３２０は弾性復帰して、前記ファン１０の上部に当止され、前記ファン１０は前記フレーム３０内に安定的に収納される。次いで、各々の前記フレーム３０の前記取手３４２を持ち、前記ファン１０を前記２つの固定板２２の間及び対向する前記２つの通風孔２４の間に設置する。これにより、前記ファン１０は対応する前記当止片２６の間に挟まれる。また、この際、前記フレーム３０の前記２つの取手３４２は、対応する前記固定板２２の上端にそれぞれ当接される。
【符号の説明】
【００１１】
１０ ファン
２２ 固定板
２４、３４０ 通風孔
２６ 当止片
３０ フレーム
３２ 側板
３４ 端板
３２０ 固定片
３２２ 支持部
３４２ 取手
４０ ケーシング
４２ 底板
【特許請求の範囲】
【請求項１】
電子装置にファンを固定するためのファン固定装置であって、
電子装置の底板と、
前記底板上に垂直に設置され且つ互いに対向する２つの固定板と、
前記ファンを収納するフレームと、
を備え、
前記２つの固定板上には、２つの通風孔がそれぞれ対向して設けられ、前記通風孔の両側から、対向する固定板に向けて垂直に、２つの当止片がそれぞれ設置され、
前記フレームは、対向する２つの側板と、前記２つの側板の両側端から垂直に連接する２つの端板と、を備え、各々の側板の上端には、上方に向けて延伸し且つ前記ファンの上面に当止する少なくとも１つの固定片が形成され、前記フレームは、前記２つの固定板の間に位置する一方、前記フレームの両端はそれぞれ前記通風孔の両側の２つの当止片の間に固定されることを特徴とするファン固定装置。
【請求項２】
前記２つの端板上には、それぞれ１つの通風孔が設置され、前記２つの端板の上端には、それぞれ該２つの端板に対して垂直に、且つ互いに離れる方向に向かって延伸する取手が形成されていることを特徴とする請求項１に記載のファン固定装置。
【請求項３】
前記２つの側板の内側の下端部それぞれには、前記ファンを支持する支持部が設置されていることを特徴とする請求項１または２に記載のファン固定装置。
【請求項４】
前記フレームの固定片の上端は、内側に向けて傾斜することを特徴とする請求項１から３のいずれか一項に記載のファン固定装置。
【請求項１】
電子装置にファンを固定するためのファン固定装置であって、
電子装置の底板と、
前記底板上に垂直に設置され且つ互いに対向する２つの固定板と、
前記ファンを収納するフレームと、
を備え、
前記２つの固定板上には、２つの通風孔がそれぞれ対向して設けられ、前記通風孔の両側から、対向する固定板に向けて垂直に、２つの当止片がそれぞれ設置され、
前記フレームは、対向する２つの側板と、前記２つの側板の両側端から垂直に連接する２つの端板と、を備え、各々の側板の上端には、上方に向けて延伸し且つ前記ファンの上面に当止する少なくとも１つの固定片が形成され、前記フレームは、前記２つの固定板の間に位置する一方、前記フレームの両端はそれぞれ前記通風孔の両側の２つの当止片の間に固定されることを特徴とするファン固定装置。
【請求項２】
前記２つの端板上には、それぞれ１つの通風孔が設置され、前記２つの端板の上端には、それぞれ該２つの端板に対して垂直に、且つ互いに離れる方向に向かって延伸する取手が形成されていることを特徴とする請求項１に記載のファン固定装置。
【請求項３】
前記２つの側板の内側の下端部それぞれには、前記ファンを支持する支持部が設置されていることを特徴とする請求項１または２に記載のファン固定装置。
【請求項４】
前記フレームの固定片の上端は、内側に向けて傾斜することを特徴とする請求項１から３のいずれか一項に記載のファン固定装置。
【図１】
【図２】
【図２】
【公開番号】特開２０１３−９８５３１（Ｐ２０１３−９８５３１Ａ）
【公開日】平成２５年５月２０日（２０１３．５．２０）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１２−１１７３０４（Ｐ２０１２−１１７３０４）
【出願日】平成２４年５月２３日（２０１２．５．２３）
【出願人】（５０３０２３０６９）鴻富錦精密工業（深▲セン▼）有限公司 (399)
【出願人】（５０００８０５４６）鴻海精密工業股▲ふん▼有限公司 (1,018)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２５年５月２０日（２０１３．５．２０）
【国際特許分類】
【出願日】平成２４年５月２３日（２０１２．５．２３）
【出願人】（５０３０２３０６９）鴻富錦精密工業（深▲セン▼）有限公司 (399)
【出願人】（５０００８０５４６）鴻海精密工業股▲ふん▼有限公司 (1,018)
【Ｆターム（参考）】
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