説明

ファームウェアのダウンロード制御方法

【課題】ファームウェアを更新するための保守作業を容易に行うこと、またATMのユニットに実装されている制御基板が数種類存在する場合でも、制御P/Kに互換性のあるファームウェアを容易にダウンロードすることにある。
【解決手段】通帳記帳機は、本体制御部からインターフェース部を介してダウンロードされるファームウェアを記憶し、ファームウェアのダウンロードを制御するバージョン情報V1を格納する第1領域と、ファームウェア本体のバージョン情報V2を格納する第2領域と、ファームウェア本体を記憶する第3領域とを含む記憶部と、インターフェース部に接続され、プログラムを実行するCPUを搭載した制御基板を有し、制御基板は基板を識別する識別子をセットできるスイッチ備える。現金自動取引装置のファームウェアをダウンロードする時、スイッチの情報、及び第2領域に記憶された情報が適合した場合にファームウェアをダウンロードする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はファームウェアのダウンロード制御方法に係り、特に現金自動取引装置(ATMという)に搭載される通帳記帳機のファームウェアのダウンロード制御に関する。
【背景技術】
【0002】
現金を自動的に出し入れできるATMは、その内部機構として、紙幣等の現金の預入れ払出し機構、磁気カード読取り機構、通帳記帳機構、及びこれらを制御する本体制御部等を備えている。例えば通帳記帳機構(以下、通帳記帳機という)は通帳印字部、通帳搬送部、磁気ストライプ読取書込み部、CPU及び記憶部等を備えており、これらの構成ユニットはファームウェアにより制御される。通帳記帳機での制御や機能の変更が生じると、このファームウェアも変更する必要がある。
【0003】
通帳記帳機におけるファームウェアの更新は次のように行われる。
まず、ダウンロードの対象となるファームウェアのバージョン情報とファームウェア本体をATMの本体制御部に格納する。この操作は、保守時にFD又はCD−ROM等の記憶媒体を使って行われる。次にATMの電源が投入されると、本体制御部は通帳記帳機などの各ユニットと回線を接続し、ファームウェアバージョンを取得する。この制御は電源投入時に常に行われる処理で、各ユニットが正常動作するか、またファームウェアバージョンが正しいかどうかを確認するために行うものである。各ユニットから取得したファームウェアのバージョン情報と本体制御部に格納されている当該ユニットのファームウェアバージョン情報を比較し、バージョン情報が一致するときはATMとしての通常業務に立ち上がる。またバージョン情報が一致しないときは、当該ユニットのファームウェアを更新要と判断してダウンロード処理が実行される。
【0004】
一方、通帳記帳機などの各ユニットでは、本体制御部からのダウンロード指示で、ダウンロード状態に移行し、ファームウェアをデータとして受信すると、記憶部内のファームウェア記憶領域に書き込みを行う。ダウンロードが完了すると、通帳記帳機などのユニットは自動的に電源投入と同じ状態から再開始を行い、このときファームウェアは新しいプログラムが実行される。この様に、保守員の操作等を極力煩わすことなくまた、確実にファームウェアの更新が行えるようになっている。
【0005】
なお、ATM等の自動取引装置における機構部や制御部のファームウェアの変更に関しては、例えば特開2002−342807号公報(特許文献1)に開示されているものがある。
【0006】
【特許文献1】特開2002−342807号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
最近は、制御P/Kの回路構成に汎用LSIやプログラマブルなLSI(FPGA)を使用して回路を実現している。LSIの技術の進歩は速く、あるLSIを適用した製品を出荷するや否や、該当LSIが生産中止という事態になることがある。その場合、そのLSIの代用品の適用、或いはそのLSIの原価低減の為に当該製品の仕様の変更が生じ、ファームウェアを改造しなければならないという事態が想定される。更に、ATMは複数ユニットで構成され、装置としても大きいことから生産,製品出荷が数ヶ月又は年を経ることがあり、製品出荷後にこのような変更の事態が発生すると、変更を要する制御基板も多種類に及ぶことが想定される。
【0008】
この事態になった場合、上述したファームウェアのダウンロード方法では、ATMのユニットにどの制御P/Kが実装されているかを把握,管理し、またダウンロード時は、対応するダウンロードファイルを選択してATM本体制御部にインストールしなければならず、保守作業が難しくなることは避けられない状況である。
【0009】
本発明の目的は、ファームウェアを更新するための保守作業を容易に行えるファームウェアのダウンロード制御方法及びそれが実行される電子装置を提供することにある。
本発明はまた、ATMのユニットに実装されている制御基板が数種類存在する場合でも、制御P/Kに互換性のあるファームウェアを容易にダウンロードすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る電子装置は、本体制御部から提供されるファームウェアにより所定の部位を制御する電子装置において、本体制御部に接続されたインターフェース部と、インターフェース部に接続されたCPUを含む、電子装置を構成する複数のユニットと、インターフェース部に接続された記憶部と、を有し、記憶部は、本体制御部からダウンロードされたファームウェアを記憶し、かつファームウェアのダウンロードを制御するバージョン情報V1を格納する第1領域と、ファームウェア本体のバージョン情報V2を格納する第2領域と、ファームウェア本体を記憶する第3領域とを含む。
好ましい例では、上記電子装置は通帳記帳機であり、通帳記帳機は少なくともCPUを搭載する制御基板を有し、かつ制御基板には制御基板の特徴を示す識別子をセットできるスイッチが備えられ、ファームウェアがダウンロードされる時にスイッチの情報が参照される。
【0011】
本発明に係るファームウェアのダウンロード制御方法は、現金自動取引装置の本体制御部から通帳記帳機の構成ユニットを制御するファームウェアをダウンロードする方法において、通帳記帳機は、本体制御部からインターフェース部を介してダウンロードされるファームウェアを記憶し、かつファームウェアのダウンロードを制御するバージョン情報V1を格納する第1領域と、ファームウェア本体のバージョン情報V2を格納する第2領域と、ファームウェア本体を記憶する第3領域とを含む記憶部と、インターフェース部に接続され、プログラムを実行するCPUを搭載した制御基板を有し、かつ制御基板は基板を識別する識別子をセットできるスイッチを備え、本体制御部からファームウェアをダウンロードする時にスイッチの情報、及び第2領域に記憶された情報を読み取り、これらの情報が適合した場合にファームウェアをダウンロードする。
【0012】
好ましい例では、ファームウェアは、ファームウェアのダウンロードを制御するバージョン情報V1を格納する第1´領域と、ファームウェア本体のバージョン情報V2を格納する第2´領域と、ファームウェア本体を記憶する第3´領域を含み、本体制御部からダウンロードされる時、識別子の情報と、ファームウェアの第2領域に格納された情報とを比較し、比較の結果一致しない場合には前記記憶部内の前記第1領域の情報を更新し、かつ前記第2と第3領域の情報は更新しないで、これら第2及び第3の情報を廃棄する。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、制御基板に互換性のあるファームウェアを選別して関係するファームウェアをダウンロードするように制御するので、実装されている制御基板の識別を保守作業者が確認する必要がないため、ファームウェア更新の保守作業を容易に行える。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。
図1は、一実施例におけるATMの構成図である。
ATM1はホストコンピュータ9に接続されている。ATM1はその内部構成として、本体制御部10、及びこの本体制御部10に接続された操作表示パネル104、FD又はCD−ROM等のメディアデバイス106、通帳記帳機構11、磁気カード読取り機構12、現金発行機構13を有する。(以下、これらの構成部をユニットという。)本体制御部10と各ユニット11〜13、104,106との接続は専用又はUSB等の汎用インターフェースが使用される。
【0015】
本体制御部10は、コンピュータ及び記憶装置102を備えており、上記各ユニットのための情報処理、及びホストコンピュータ9との間で転送される情報の処理を行う。また、記憶装置102には、現金取引業務処理用のプログラムが格納される他に、通帳記帳機構11や磁気カード読取り機構12、現金発行機構13等の各ユニットを制御するためのファームウェアが格納される。
【0016】
各ユニットは、自ユニットのための制御P/Kを持ち、制御P/Kはその上に実装されている中央演算処理装置(CPU)と対応するファームウェアと、メカ機構部(モータ、電磁マグネット、センサ等)を駆動する回路で構成され、ファームウェアにてメカ機構部を制御している。本体制御部10からロードされたファームウェアは各ユニットの記憶部(図2の記憶部113に相当)に記憶されて、実行される。
【0017】
例えば、あるユニットのファームウェアの不具合,ATMの利用機関である銀行等のシステム保守員によるファームウェアの変更,或いは制御回路やメカ機構の変更等に起因して、ファームウェアの変更が行われる。このファームウェアの更新については後で詳述する。
【0018】
図2は主にATM1における通帳記帳機構11の構成を示す。
110は通帳記帳機の動作を実現する為のCPU(中央処理装置)であり、制御P/Kに実装される。111はATM本体制御部とUSB等の汎用インターフェースによって接続される上位インターフェース(I/F)部である。112は、例えば制御P/Kの属性を示す数ビットのディップスイッチ(SW)で構成されるPK識別子であり、ファームウェアから読み取り可能となっている。制御P/Kが変更された場合、以前のファームウェアの制御との互換性が無くなると、このディップSWのビットで互換性情報を示すパターンが設定されると共に、対応するファームウェアが開発されることになる。
【0019】
113は記憶部であり、ファームウェアや制御に必要な情報を記憶する領域となる。ファームウェアは記憶部113から読み出され、CPU110で実行される。
114は通帳を装置内部に吸入し各動作部に送り出す通帳搬送部、115は通帳の磁気ストライプのデータを読み取り又は更新されたデータを磁気ストライプに書き込む磁気ストライプ読取書込み部、116は取引された内容を通帳に印字する印字部である。
【0020】
図3は、ファームウェアのダウンロードフォーマット、及びそれと通帳記帳機における記憶領域の関係を示す図である。
200は、本体制御部10にインストールされているファームウェアダウンロードファイルのフォーマットである。ファームウェアのダウンロード時には、このフォーマットにて本体制御部10からデータとして上位I/Fを介して通帳記帳機11へ送信される。
【0021】
201は、本体制御部10がファームウェアのダウンロードが必要か否かを判定するためのデータを格納しており、例えば著作権,ATM略称,銀行略称,バージョン(ダウンロードの可否識別可能な)番号等から成る数十バイト〜数百バイトで定義されている。202は、ファームウェア本体のバージョン番号を示すデータを格納しており、例えば著作権,ファームウェア(プログラム)名称,ファームウェアバージョン(更新番号),PK識別子からなっている。203はファームウェア本体のプログラムである。
【0022】
ファームウェアのフォーマット(A)と記憶部113におけるファームウェア記憶領域113´(B)との関係は、図示の如く、ファームウェア200のデータ201が記憶領域V1(207)、データ202及び203が記憶領域V2(208、209)に対応するようにして、夫々の領域に格納される。
【0023】
図4において、210は、V1またはV2の定義内容を略して示しており、211は著作権、212はプログラム名称とバージョン情報(電源投入直後、本体制御部にバージョン情報としておくる情報)、213はPDL用情報を示す。この例では、PDL用情報はPK識別子を示すものとする。PK識別子213は、制御P/Kに実装された読み取り可能なディップSWに対応する情報であり、PK識別子213とディップSW情報が一致した場合にはファームウェアと制御P/Kは互換性があるものと判断する。即ち、通帳記帳機は本体制御部からPDLの指示を受けると、PK識別子213からPDLデータの妥当性をチェックし、一致する場合は記憶領域113´のV2(208)及びファームウェア本体(209)を書き換える。
なお、他のPDLには、必要な格納先頭アドレス、格納サイズ、記録する領域のタイプ等が格納される。
【0024】
次に図5,6を参照してファームウェアのダウンロードの制御動作について説明する。ここで、図5は通帳記帳機の電源投入シーケンスを示す図であり、また図6はファームウェアの更新シーケンスを示す図である。
本実施例におけるファームウェアのダウンロードは、電源投入後の初期に行われる処理で本体制御部10がファームウェアを更新するためにダウンロードしてきた時に通帳記帳機11のファームウェアが行う処理である。
【0025】
さてATM1の電源投入により通帳記帳機11にも電源が入り、図5の制御フローの動作が開始される。電源投入によりまずファームウェアのバージョンを取得するために実装をチェックする(S300)。チェックの結果、実装有りの場合には(S301)、そのバージョンV1を準備する(S302)。
【0026】
一方、ファームウェアが実装されていない場合又はファームウェアが不良(メモリに書き込まれている内容が不良な場合を含む)の時には、ダミーのバージョンを準備する(S303)。ここでダミーバージョンを準備する理由は、ダミーバージョンを送信することにより本体制御部10はファームウェアの更新有りと判断してダウンロードを行う。
【0027】
バージョン情報を通帳記帳機11から本体制御部10に送信すると(S304)、本体制御部10では処理S305が実行される。即ち、本体制御部10の記憶装置102に格納されている当該ユニット(即ち通帳記帳機11)のファームウェアのバージョン(本体情報)と受信したバージョン情報を比較して両者が一致するか否かを判断する(S3051)。この比較の結果、不一致の時にはダウンロード要と判断し、通帳記帳機へダウンロード開始の指示を出す(S3052)。一方、バージョンが一致した時には、通常立ち上げを指示する(S3053)。
通帳記帳機11は、本体制御部10からの指示を判断し(S306)、通常立ち上げの時はこの処理フローを終了し、通常立ち上げを行う。
【0028】
図6は、本体制御部10からダウンロード指示を受けた後の通帳記帳機の処理フローを示す。
本体制御部10は、ダウンロード指示でファームウェアのダウンロードデータを送信開始し(S401)、通帳記帳機11はダウンロードされたデータを順次受信する(S400)。
ダウンロードデータの受信が完了すると、まずダウンロードのバージョン番号V1を書き換える(S402)。この書き換えによって、以降の電源投入時のダウンロード処理は行わなくなる。
【0029】
次に、通帳記帳機11の制御P/Kに実装されているディップSWの情報112を読み取り、ダウンロードデータ中に含まれるV2の識別子と比較する(S403)。この比較の結果、両者が一致すれば、制御P/Kとファームウェアとは互換性が有りと判断してV2の書き換え(S404)、及びファームウェア本体を書き換える(S405)。これにより通帳記帳機11はリブートされる。
一方、上記比較の結果(S403)両者が一致しない時には、制御P/Kとファームウェアとは互換性無しと判断して、ファームウェアのダウンロードデータを破棄し、通帳記帳機11をリブートする。
【0030】
以上のように本実施例によれば、本体制御部からファームウェアをダウンロードする時に、制御P/Kに備えられた基板を識別する識別子を示すスイッチの情報、及びファームウェア本体のバージョン情報V2を格納する領域に記憶された情報を照合して、これらの情報が適合した場合にファームウェアをダウンロードするように構成したので、制御P/Kに互換性のあるファームウェアを選別して関係するファームウェアをダウンロードすることができ、また実装されている制御基板の識別を保守作業者が確認する必要がないため、ファームウェア更新の保守作業が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】ATM1の構成を示す図。
【図2】一実施例におけるATM1における主に通帳記帳機構11の構成を示す図。
【図3】一実施例におけるファームウェアのダウンロードフォーマット(A)、及びそれと通帳記帳機における記憶領域(B)の関係を示す図。
【図4】一実施例におけるファームウェアのダウンロードフォーマットを示す図。
【図5】一実施例における通帳記帳機11の電源投入シーケンスを示す図。
【図6】一実施例における通帳記帳機11のファームウェアの更新シーケンスを示す図。
【符号の説明】
【0032】
1:ATM、 9:ホストコンピュータ、 11:通帳記帳機、 12:磁気カード読取り機構、 13:現金発行機構13、 102:記憶装置、 104:操作表示パネル、 106:メディアデバイス、 110:CPU、 111:上位I/F部、 112:PK識別子、 113:記憶部、 114:通帳搬送部、 115:磁気ストライプ読取書込み部、 116:印字部
200:ファームウェアダウンロードのファイルフォーマット、201:バージョン番号、202:ファームウェア本体のバージョン番号、203:ファームウェア本体、113´:ファームウェアの記憶領域。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体制御部から提供されるファームウェアにより所定の部位を制御する電子装置において、
該本体制御部に接続されたインターフェース部と、
該インターフェース部に接続されたCPUを含む、該電子装置を構成する複数のユニットと、
該インターフェース部に接続された記憶部と、を有し、
該記憶部は、該本体制御部からダウンロードされた該ファームウェアを記憶し、かつ該ファームウェアのダウンロードを制御するバージョン情報V1を格納する第1領域と、ファームウェア本体のバージョン情報V2を格納する第2領域と、該ファームウェア本体を記憶する第3領域とを含むことを特徴とする電子装置。
【請求項2】
請求項1の該電子装置は通帳記帳機であり、該通帳記帳機は少なくとも該CPUを搭載する制御基板を有し、かつ該制御基板には該制御基板の特徴を示す識別子をセットできるスイッチが備えられ、該ファームウェアがダウンロードされる時に該スイッチの情報が参照されることを特徴とする通帳記帳機。
【請求項3】
現金自動取引装置の本体制御部から通帳記帳機の構成ユニットを制御するファームウェアをダウンロードする方法において、
該通帳記帳機は、該本体制御部からインターフェース部を介してダウンロードされる該ファームウェアを記憶し、かつ該ファームウェアのダウンロードを制御するバージョン情報V1を格納する第1領域と、ファームウェア本体のバージョン情報V2を格納する第2領域と、該ファームウェア本体を記憶する第3領域とを含む記憶部と、
該インターフェース部に接続され、プログラムを実行するCPUを搭載した制御基板を有し、かつ該制御基板は該基板を識別する識別子を備え、
該本体制御部から該ファームウェアをダウンロードする時に該スイッチの情報、及び該第2領域に記憶された情報を読み取り、これらの情報が適合した場合に該ファームウェアをダウンロードすることを特徴とするファームウェアのダウンロード制御方法。
【請求項4】
該ファームウェアは、該ファームウェアのダウンロードを制御するバージョン情報V1を格納する第1´領域と、ファームウェア本体のバージョン情報V2を格納する第2´領域と、該ファームウェア本体を記憶する第3´領域を含み、
該本体制御部からダウンロードされる時、該識別子の情報と、該ファームウェアの該第2領域に格納された情報とを比較し、比較の結果一致しない場合には前記記憶部内の前記第1領域の情報を更新し、かつ前記第2と第3領域の情報は更新しないで、これら第2及び第3の情報を廃棄することを特徴とする請求項3のファームウェアのダウンロード制御方法。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2006−227677(P2006−227677A)
【公開日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−37194(P2005−37194)
【出願日】平成17年2月15日(2005.2.15)
【出願人】(504373093)日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 (1,225)
【Fターム(参考)】