説明

ファームウェア書換装置及びそのプログラム

【課題】 非常に簡単な作業で、少なくとも画像処理部のファームウェアを書き換えることができるファームウェア書換装置を提供すること。
【解決手段】 ファームウェア書換装置は、ファームウェアデータがエンコードされているサブピクチャデータを受信する受信手段と、受信手段が受信したサブピクチャデータをファームウェアデータにデコードする画像処理手段と、画像処理手段のファームウェアデータを、画像処理手段によってデコードされたファームウェアデータに書き換えるファームウェア書換手段とを備える。従って、非常に簡単な作業で、画像処理手段のファームウェアデータを書き換えることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、少なくとも画像処理手段のファームウェアを書き換えるファームウェア書換装置に関する。
【背景技術】
【0002】
AVアンプ等の増幅装置において、内部に設けられたメインCPU(制御部)、DSP(音声処理部)又は画像処理部のファームウェアを書き換える方法として、図5または図6に示す方法が採用されている。図5のファームウェア書換装置300においては、AVアンプ1のメインCPU11にパーソナルコンピュータ(以下、PCという)3からファームウェアデータを送信し、メインCPU11からDSP12にファームウェアデータを転送し、DSP12のファームウェアデータを書き換える。PC3とメインCPU11との間は専用の通信ケーブルで接続され、メインCPU11とDSP12との間は、通信用信号ラインで接続されており、ファームウェアはこの通信用信号ラインを介してDSP12に転送される。図5の方法では、AVアンプ1のカバーを取り外して、PC3とメインCPU11とを通信ケーブルで接続する作業が必要であり、作業が煩雑である。
【0003】
図6のファームウェア書換装置400においては、AVアンプ1のメインCPU11を介さずに、PC3から専用ハードウェア4を介してDSP12にファームウェアデータを送信する。ファームウェアデータは、専用ハードウェア4とDSP12との間に接続される通信ケーブルを介してDSP12に送信される。図6の方法では、AVアンプ1のカバーを取り外して、PC3と専用ハードウェア4とDSP12とを通信ケーブルで接続する作業が必要であり、作業が繁雑である。さらに、専用ハードウェアが必要であり、コストもかかるという問題がある。
【0004】
以上のように、従来のファームウェア書換装置では、ファームウェア書換作業が繁雑であるという問題を有している。なお、上記では、音声処理部であるDSPのファームウェア書換装置について説明したが、制御部や画像処理部についても同様である。
【0005】
この問題を解決するために下記特許文献1に記載のファームウェア書換装置では、インターフェース12が、USB端子16に接続されるUSBデバイス2からファームウェアデータを読み出して、ファームウェアデータをI2Sデータに変換し、I2Sラインを介して、DSP12に送信する。DSP12は、I2Sラインを介して、I2S規格のファームウェアデータを受信して、元のファームウェアデータに変換し、フラッシュROM14内のファームウェアの書き換えを実行する。しかし、このファームウェア書換装置では、I2S規格のファームウェアデータを使用しているので、音声処理部であるDSPを必ず備える必要があり、音声処理部を備えていない場合にはファームウェアデータを書き換えることができないという問題がある。従って、音声処理部を備えない装置においても、非常に簡単な操作で制御部や画像処理部のファームウェアデータを書き換えることができるファームウェア書換装置が要望されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2009−9441号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、非常に簡単な作業で、少なくとも画像処理部のファームウェアデータを書き換えることができるファームウェア書換装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の好ましい実施形態によるファームウェア書換装置は、ファームウェアデータがエンコードされているサブピクチャデータを受信する受信手段と、前記受信手段が受信したサブピクチャデータを前記ファームウェアデータに変換する画像処理手段と、前記画像処理手段のファームウェアデータを、前記画像処理手段によって変換されたファームウェアデータに書き換えるファームウェア書換手段とを備える。
【0009】
本実施形態では、サブピクチャデータに格納されているファームウェアデータを用いて画像処理手段のファームウェアデータを書き換えるので、非常に簡単な作業で、画像処理手段のファームウェアデータを書き換えることができる。また、音声処理部を設けない場合でも、画像処理部がサブピクチャデータをファームウェアデータに変換するので、ファームウェアデータを書き換えることができる。
【0010】
本発明の別の好ましい実施形態によるファームウェア書換装置は、ファームウェアデータがエンコードされているサブピクチャデータを受信する受信手段と、前記受信手段が受信したサブピクチャデータを前記ファームウェアデータに変換する画像処理手段と、前記画像処理手段を制御する制御手段と、前記画像処理手段又は前記制御手段のファームウェアデータを、前記画像処理手段によって変換されたファームウェアデータに書き換えるファームウェア書換手段とを備える。
【0011】
本実施形態では、サブピクチャデータに格納されているファームウェアデータを用いて制御手段又は画像処理手段のファームウェアデータを書き換えるので、非常に簡単な作業で、制御手段又は画像処理手段のファームウェアデータを書き換えることができる。
【0012】
好ましい実施形態においては、前記画像処理手段が、変換した前記ファームウェアデータを前記制御手段に転送し、前記制御手段が、前記ファームウェアデータが前記制御手段および前記画像処理手段のいずれのファームウェアデータであるかを判断し、前記ファームウェアデータが前記制御手段のファームウェアデータである場合、前記ファームウェア書換手段が前記制御手段のファームウェアデータを書き換え、前記ファームウェアデータが前記画像処理手段のファームウェアデータである場合、前記ファームウェア書換手段が前記画像処理手段のファームウェアデータを書き換える。
【0013】
この場合、制御手段が、ファームウェアデータが制御手段および画像処理手段のいずれのファームウェアデータであるかを判断することによって、ファームウェアデータの書き換え対象を間違うことが防止できる。
【0014】
好ましい実施形態においては、前記サブピクチャデータがディスクに記録されており、前記ディスクに記録されている前記サブピクチャデータを読み出して、前記受信手段に送信する。
【0015】
この場合、非常に簡単な構成で、サブピクチャデータを受信手段に供給することができる。
【発明の効果】
【0016】
サブピクチャデータに格納されているファームウェアデータを用いて画像処理手段のファームウェアデータを書き換えるので、非常に簡単な作業で、画像処理手段のファームウェアデータを書き換えることができる。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照して具体的に説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。図1は、本発明の好ましい実施形態によるファームウェア書換装置が適用されるAVアンプ(増幅装置)20、及び、DVDプレーヤ10を示す概略ブロック図である。
【0018】
DVDプレーヤ10は、CPU又はマイコン等の制御部11と、メモリ12と、ディスク再生部13と、表示部14と、操作部15と、画像出力端子16とを備える。
【0019】
ディスク再生部13は、制御部11からの指示に基づいて、挿入されたDVDディスク(以下、単にディスクという。)に記録されているデータをディスクから読み出す。ディスクには、メイン画像(映像)データと、字幕等のサブピクチャデータとが多重化されて記録される。サブピクチャデータは、例えば、Lun-Length符号によってエンコード(符号化、圧縮)されている。本例において、サブピクチャデータには、AVアンプ20の制御部21、画像処理部23及び/又は音声処理部24のファームウェアデータがエンコードされて格納されている。
【0020】
図2は、サブピクチャデータのデータ構造を示す概念図である。図2(a)に示すように、サブピクチャデータは、横720ピクセル×縦480ピクセルの2値のデータで構成されている。図2(b)に示すように、横720ピクセルを40ピクセルずつ18分割し、40Bit単位でファームウェアデータが構成されている。40Bitのサブピクチャデータのうち、前半32Bitにファームウェアデータが格納され、残りの8Bitに冗長符号が格納されている。32Bitのファームウェアデータは、HEXやMOTファイル等が採用されている。冗長符号は、ハミング符号などの誤り訂正符号が採用されている。
【0021】
ディスク再生部13は、ディスクからサブピクチャデータ(必要に応じてメイン画像データを含む)を読み出して、画像出力端子16を介して、AVアンプ20に送信する。
【0022】
AVアンプ20は、制御部(CPU又はマイコン)21と、メモリ(ROM,RAM)22と、画像処理部(ビデオプロセッサ)23と、音声処理部(DSP)24と、表示部25と、操作部26と、画像入力端子27とを備える。
【0023】
制御部21は、ROM22に格納されたAVアンプ20の動作プログラム(制御部21のファームウェアデータ)に基づいて、AVアンプ20の各部を制御する。制御部21は、ユーザ操作に応じて、動作モードが通常モードからファームウェア書換モードに移行する。ファームウェア書換モードに移行するとは、ファームウェア書換モードであることをメモリ22に記憶することをいう。ファームウェア書換モードにおいて、制御部21は、画像処理部23及び音声処理部24にファームウェア書換モードに対応する処理を実行するように制御する。
【0024】
画像入力端子27は、DVDプレーヤ10から送信されたメイン画像データ及び/又はサブピクチャデータが入力され、画像処理部23に供給する。画像入力端子27は、例えば、HDMI入力端子やDVI入力端子等が採用され得る。
【0025】
画像処理部23は、ファームウェア書換モードにおいて、DVDプレーヤ10から送信されたサブピクチャデータを、図2に示す40Bitのデータ単位に分割し、分割したサブピクチャデータを元のファームウェアデータにデコード(変換、復号化)する。画像処理部23は、デコードしたファームウェアデータを制御部21に転送する。又は、画像処理部23は、デコードしたファームウェアデータを制御部21に転送することなく、そのまま画像処理部23のファームウェアデータとして書き換えてもよい。
【0026】
画像処理部23は、通常モードにおいて、画像入力端子27を介してDVDプレーヤ10から送信されたメイン画像データ及びサブピクチャデータに所定の画像処理(明るさ、コントラスト調整等の画質調整処理、解像度変換処理等)を実行し、図示しない画像出力端子を介して外部接続されたディスプレイ装置(例えば、TV装置)に画像データを出力し、ディスプレイ装置に画像を表示させる。
【0027】
画像処理部23は、ファームウェア書換モードにおいて、制御部21からファームウェアデータを受信し、画像処理部23のファームウェアを書き換える。画像処理部23のファームウェアは、図示しないフラッシュROMに格納されており、画像処理部23は、フラッシュROMに格納されているファームウェアに基づいて、上記の処理を実行する。また、画像処理部23のファームウェアを書き換える際に、画像処理部24に内蔵又は接続されているSDRAMにおいて、ファームウェアデータが一旦保存(バッファ)される。
【0028】
制御部21は、ファームウェア書換モードにおいて、画像処理部23からファームウェアデータを複数回受信して、受信した各ファームウェアデータをRAM22に保存して、結合する。例えば、ファームウェアデータのヘッダには、制御部21、画像処理部23及び音声処理部24のいずれのファームウェアであるかを示す情報が含まれている。制御部21は、ヘッダに含まれている情報に基づいて、制御部21、画像処理部23及び音声処理部24のいずれのファームウェアを書き換えるかを判別し、判別した制御部21、画像処理部23又は音声処理部24のファームウェアを、受信したファームウェアに書き換えるように制御する。
【0029】
又は、ファームウェアデータのヘッダに制御部21、画像処理部23及び音声処理部24のいずれのファームウェアであるかを示す情報を含める代わりに、ユーザ操作によって、制御部21、画像処理部23及び音声処理部24のいずれのファームウェアデータを書き換えるかを選択するようにしてもよい。
【0030】
音声処理部24は、通常モードにおいて、図示しない音声入力端子を介してDVDプレーヤ10から入力された音声データに対して、デコード処理、音響処理、ボリューム調整処理、増幅処理等の各処理を実行し、接続される図示しないスピーカーに音声信号を出力する。
【0031】
音声処理部24は、ファームウェア書換モードにおいて、制御部21からファームウェアデータを受信して、音声処理部24のファームウェアデータを書き換える。音声処理部24のファームウェアは図示しないフラッシュROMに格納されており、音声処理部24は、フラッシュROMに格納されているファームウェアデータに基づいて、上記の処理を実行する。また、音声処理部24のファームウェアデータを書き換える際に、音声処理部24に内蔵又は接続されているSDRAMにおいて、ファームウェアデータが一旦保存(バッファ)される。
【0032】
表示部25は、動作モードがファームウェア書換モードであること、及び、ファームウェアデータをアップデート中であること等を表示するものであり、LCDやFL管等である。操作部26は、ファームウェア書換モードに移行させる指示等をユーザが入力するものであり、リモコン送受信機やAVアンプ20の筐体に設けられた操作ボタン等である。
【0033】
以上の構成を有するファームウェア書換装置についてその動作を説明する。図3、図4は、AVアンプ10の制御部21及び画像処理部23の処理を示すフローチャートである。制御部21は、ユーザ操作に応じてファームウェア書換モードに移行する指示が入力されたか否かを監視している。ユーザは、DVDプレーヤ10のディスク再生部13に、ファームウェアデータがエンコードされたサブピクチャデータが記録されたディスクを挿入し、再生指示を操作部15を介して入力する。再生指示に応じて、DVDプレーヤ10は、ディスクからサブピクチャデータを読み出して、AVアンプ20に送信開始する。また、ユーザは、AVアンプ20の操作部26を介して、ファームウェア書換モードに移行する指示をAVアンプ20に入力する。
【0034】
制御部21は、ユーザ操作に応じて、通常モードからファームウェア書換モードに移行する(S1)。制御部21は、ファームウェア書換モードに移行すると、画像処理部23にファームウェア書換モード移行指示を送信し、その後、画像処理部23からファームウェアデータを受信するのを待機する(S2)。
【0035】
画像処理部23は、制御部21からファームウェア書換モード移行指示を受信したか否かを監視している。ファームウェア書換モード移行指示を受信すると、画像処理部23は、ファームウェア書換モードに移行する(S11)。画像処理部23は、DVDプレーヤ10からサブピクチャデータを受信する。画像処理部23は、最初に、サブピクチャデータの先頭部分をデコードし、先頭部分に含まれているサブピクチャデータの全体サイズを読み出す。画像処理部23は、読み出したサブピクチャデータのサイズと受信済のサブピクチャデータのサイズとを比較することにより、DVDプレーヤ10から全てのサブピクチャデータを受信し終えたか否かを判断する(S12)。
【0036】
未だ全てのサブピクチャデータを受信し終えていない場合(S12でNO)、画像処理部23は、サブピクチャデータを受信して(S13)、受信したサブピクチャデータを図2に示す40Bit単位のサブピクチャデータに分割し、分割したサブピクチャデータをファームウェアデータにデコードする(S14)。画像処理部23は、デコードしたファームウェアデータを、制御部21に転送する(S15)。その後、S12に戻って、全てのサブピクチャデータを受信し終えるまで、S13〜S15の処理を繰り返し、ファームウェアデータを制御部21に順次転送する。
【0037】
制御部21は、画像処理部23から受信したファームウェアデータをRAM22に格納すると共に、RAM22内でファームウェアデータを結合し、1つのファームウェアデータを生成する。制御部21は、画像処理部23から終了通知を受信したか否かを監視しており(S3)、終了通知を受信しない場合(S3でNO)、ファームウェアデータの受信処理を継続する(S2)。
【0038】
画像処理部23は、S12において、全てのサブピクチャデータを受信し終えたと判断した場合(S12でYES)、制御部21に終了通知を送信する(S16)。制御部21は、画像処理部23から終了通知を受信すると(S3でYES)、RAM22内においてファームウェアデータの生成を終了し、例えばファームウェアデータのヘッダ部分を解析することによって、当該ファームウェアデータが、制御部21、画像処理部23及び音声処理部24のいずれのファームウェアデータであるかを判別する(S4、S6、S8)。
【0039】
図4に示すとおり、ファームウェアデータが制御部21のファームウェアデータであると判断された場合(S4でYES)、制御部21は、ROM22に格納されている制御部21のファームウェアデータを、RAM22に保存されているファームウェアデータに書き換える(S5)。
【0040】
ファームウェアデータが画像処理部23のファームウェアデータであると判断された場合(S4でNO、S6でYES)、制御部21は、画像処理部23のファームウェアデータをRAM22に保存されているファームウェアデータに書き換えるように制御する(S7)。詳細には、制御部21は、RAM22に保存されているファームウェアデータを画像処理部23に転送する。画像処理部23は、転送されたファームウェアデータをSDRAMに一次的に保存し、フラッシュROMに格納されている画像処理装置23のファームウェアデータを、SDRAMに保存しているファームウェアデータに書き換える。
【0041】
ファームウェアデータが音声処理部24のファームウェアデータであると判断された場合(S4でNO、S6でNO、S8でYES)、制御部21は、音声処理部24のファームウェアデータをRAM22に保存されているファームウェアデータに書き換えるように音声処理部24を制御する(S9)。詳細には、制御部21は、RAM22に保存されているファームウェアデータを音声処理部24に転送する。音声処理部24は、転送されたファームウェアデータをSDRAMに一次的に保存し、フラッシュROMに格納されている音声処理装置24のファームウェアデータを、SDRAMに保存しているファームウェアデータに書き換える。
【0042】
以上のように、本例によると、サブピクチャデータにファームウェアデータを格納し、画像処理部24がサブピクチャデータをファームウェアデータにデコードすることによって、きわめて容易にファームウェアデータを書き換えることができる。なお、ディスクに記録されているメイン画像データの領域にファームウェアデータを格納すると、メイン画像データはMPEG圧縮されているので、画像処理部がメイン画像データからファームウェアデータに復元することはできない。しかし、本例では、Run-Length符号化されたサブピクチャデータにファームウェアデータを含めることにより、画像処理部がサブピクチャデータをファームウェアデータに復元することができる。
【0043】
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。本実施形態では、AVアンプ20が音声処理部24を備えていなくても、少なくとも画像処理部23を備えていれば、ファームウェアデータを書き換えることができる。AVアンプ20の代わりに、ディスプレイ装置がDVDプレーヤに接続され、ディスプレイ装置の制御部や画像処理部のファームウェアが書き換えられてもよい。このとき、ディスプレイ装置がTVチューナを備える場合には、TV放送データにサブピクチャデータが含まれており、当該サブピクチャデータをファームウェアデータにデコードしてファームウェアデータを書き換えてもよい。本発明は、上記のファームウェア書換装置を動作させるためのコンピュータプログラムまたはそのコンピュータプログラムを記録した記録媒体という形態で提供されてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明は、AVアンプおよびディスプレイ装置等に好適に採用され得る。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の好ましい実施形態によるAVアンプ20およびDVDプレーヤ10の構成を示すブロック図である。
【図2】サブピクチャデータのデータ構造を示す概念図である。
【図3】AVアンプ20の制御部21及び画像処理部23の処理を示すフローチャートである。
【図4】AVアンプ20の制御部21の処理を示すフローチャートである。
【図5】従来のファームウェア書換装置を説明する図である。
【図6】従来のファームウェア書換装置を説明する図である。
【符号の説明】
【0046】
20 AVアンプ
21 制御部
22 メモリ
23 画像処理部
24 音声処理部
25 表示部
26 操作部
27 画像入力端子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ファームウェアデータがエンコードされているサブピクチャデータを受信する受信手段と、
前記受信手段が受信したサブピクチャデータを前記ファームウェアデータに変換する画像処理手段と、
前記画像処理手段のファームウェアデータを、前記画像処理手段によって変換されたファームウェアデータに書き換えるファームウェア書換手段とを備える、ファームウェア書換装置。
【請求項2】
ファームウェアデータがエンコードされているサブピクチャデータを受信する受信手段と、
前記受信手段が受信したサブピクチャデータを前記ファームウェアデータに変換する画像処理手段と、
前記画像処理手段を制御する制御手段と、
前記画像処理手段又は前記制御手段のファームウェアデータを、前記画像処理手段によって変換されたファームウェアデータに書き換えるファームウェア書換手段とを備える、ファームウェア書換装置。
【請求項3】
前記画像処理手段が、変換した前記ファームウェアデータを前記制御手段に転送し、
前記制御手段が、前記ファームウェアデータが前記制御手段および前記画像処理手段のいずれのファームウェアデータであるかを判断し、前記ファームウェアデータが前記制御手段のファームウェアデータである場合、前記ファームウェア書換手段が前記制御手段のファームウェアデータを書き換え、前記ファームウェアデータが前記画像処理手段のファームウェアデータである場合、前記ファームウェア書換手段が前記画像処理手段のファームウェアデータを書き換える、請求項2に記載のファームウェア書換装置。
【請求項4】
前記サブピクチャデータがディスクに記録されており、
前記ディスクに記録されている前記サブピクチャデータを読み出して、前記受信手段に送信する、請求項1〜3のいずれかに記載のファームウェア書換装置。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれかに記載のファームウェア書換装置の各手段をコンピュータに実行させる、ファームウェア書換装置の動作プログラム。

【図1】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図2】
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【公開番号】特開2010−244260(P2010−244260A)
【公開日】平成22年10月28日(2010.10.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−91455(P2009−91455)
【出願日】平成21年4月3日(2009.4.3)
【出願人】(000000273)オンキヨー株式会社 (502)
【Fターム(参考)】