説明

フィラメントワインディング装置、フィラメントワインディング方法及びボビン

【課題】ボビンとローラーとの間に張られるフィラメントの撓みを抑制し、フィラメントの張力を適切に維持する。
【解決手段】ボビン20を回転させることによってフィラメント12を連続的に供給し、被巻き付け部材を支持して回転させながら、連続供給されるフィラメント12を巻き付けるフィラメントワインディング装置において、ボビン20の形状をボビン20とローラー24との間に張られるフィラメントの長さの時間的な変化率が連続となる形状とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、適切な張力を維持してボビンからフィラメントを供給することを可能とするフィラメントワインディング装置、フィラメントワインディング方法及びボビンに関する。
【背景技術】
【0002】
フィラメントワインディング法は樹脂を含浸したフィラメント(本明細書中における「フィラメント」は、材質として炭素繊維やガラス繊維等で構成されているものを含むとともに、形態として1本の糸状のものから複数本の繊維を束ねたものを含む概念である)を一定の張力を与えながら回転しているマンドレル又は被フィラメント巻付け部材に規則正しく巻き付け、所定の厚さまで成形した後、樹脂を硬化させ製品を得る工法である。フィラメントワインディング法は、あらかじめ樹脂含浸されたフィラメントを用いる方法と、フィラメントワインディング装置に具備された含浸装置を用いて、工程中樹脂を含浸させながら巻き付けを行う方法に大別される。
【0003】
フィラメントを部材に巻き付ける際には、フィラメントが弛まないように所定の張力が付与されていることが重要である。フィラメントに付与される張力が低下すると、フィラメントがたるみ、含浸状態が変化して品質が一定せず、またフィラメントをマンドレル又は被フィラメント巻付け部材に規則正しく巻きつけることができなくなる。
【0004】
そこで、特許文献1〜5には、ボビンと巻き付け部材との間に張力調整機構を配置し、フィラメントの張力を調整しつつ巻き付けを行う技術が開示されている。
【0005】
【特許文献1】実開平1−169570号公報
【特許文献2】特開平8−72156号公報
【特許文献3】特開2000−117847号公報
【特許文献4】特開2001−260240号公報
【特許文献5】特開2003−206071号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記従来技術では、図5A及び図5Bに示すように、フィラメントをガイドするローラー14を介して、ボビン10に巻かれたフィラメント12を引き出している。図6に、フィラメントを部材に巻き付ける際のボビン10の軸方向におけるフィラメント12の引き出し位置X、位置Xからフィラメントが引き出されているときのボビン10とローラー14との間に張られるフィラメント12の長さL、及び、長さLの時間的な変化率ΔL、のそれぞれの時間変化について示す。
【0007】
上記従来技術で用いられているボビン10及びローラー14は共に直径が均一である円筒形状であり、ボビン10の端部で折り返されるようにフィラメント12が巻かれているため、フィラメント12を引き出す際にフィラメント12の引き出し位置Xがボビン10の端部で折り返されるタイミングで、ボビン10とローラー14との間に張られるフィラメント12の長さLの時間的な変化率ΔLが不連続に変化する。そのタイミングにおいて、ボビン10とローラー14との間に張られるフィラメント12に撓みが発生し、上記従来技術の張力調整機構ではフィラメント12の張力を所望範囲に調整することができなくなる。
【0008】
本発明は、上記従来技術の課題を鑑み、フィラメントの張力を適切に維持することができるフィラメントワインディング装置、フィラメントワインディング方法及びボビンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、被巻き付け部材を支持して回転させながら、連続供給されるフィラメントを前記被巻き付け部材に巻き付ける巻き付け部と、フィラメントが巻かれたボビンを備え、前記ボビンを回転させることによってフィラメントを連続的に供給する供給部と、前記ボビンから供給されるフィラメントが直接架けられるローラーを備え、フィラメントを前記巻き付け部に案内する案内部と、を備えるフィラメントワインディング装置であって、前記ボビンは、前記ボビンと前記ローラーとの間に張られるフィラメントの長さの時間的な変化率が連続となる形状を有することを特徴とする。
【0010】
ここで、前記ボビンは、フィラメントが巻かれる領域においてその軸方向に沿った直径が不均一であることが好適である。具体的には、前記ボビンは、フィラメントが巻かれる領域の端部付近の直径が中央付近の直径よりも大きいことが好適である。
【0011】
また、本発明は、被巻き付け部材を支持して回転させながら、連続供給されるフィラメントを前記被巻き付け部材に巻き付ける巻き付け部と、フィラメントが巻かれたボビンを備え、前記ボビンを回転させることによってフィラメントを連続的に供給する供給部と、前記ボビンから供給されるフィラメントが直接架けられるローラーを備え、フィラメントを前記巻き付け部に案内する案内部と、を備えるフィラメントワインディング装置であって、前記ローラーは、前記ボビンと前記ローラーとの間に張られるフィラメントの長さの時間的な変化率が連続となる形状を有することを特徴とする。
【0012】
ここで、前記ローラーは、フィラメントが掛けられる領域においてその軸方向に沿った直径が不均一であることが好適である。具体的には、前記ローラーは、フィラメントが掛けられる領域の端部付近の直径が中央付近の直径よりも小さいことが好適である。
【0013】
また、本発明は、フィラメントワインディング装置に用いられるボビンであって、前記ボビンは、フィラメントが巻かれる領域においてその軸方向に沿った直径が不均一であること特徴とする。具体的には、フィラメントが巻かれる領域の端部付近の直径が中央付近の直径よりも大きいことが好適である。
【0014】
本発明は、被巻き付け部材を支持して回転させることによって、フィラメントが巻かれたボビンからフィラメントを連続供給して、前記ボビンから供給されるフィラメントが直接架けられるローラーを介して、前記被巻き付け部材に巻き付けるフィラメントワインディング方法であって、前記ボビンと前記ローラーとの間に張られるフィラメントの長さの時間的な変化率が連続となるようにフィラメントを供給することを特徴とする。
【0015】
また、被巻き付け部材を支持して回転させることによって、フィラメントが巻かれたボビンからフィラメントを連続供給して、前記ボビンから供給されるフィラメントが直接架けられるローラーを介して、前記被巻き付け部材に巻き付けるフィラメントワインディング方法であって、フィラメントが連続的に供給される際に、前記ボビンからフィラメントが供給される点と、供給されたフィラメントが前記ローラーと接する点との2点間の距離変化が抑制されるようにフィラメントを供給することを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、ボビンとローラーとの間に張られるフィラメントの撓みを抑制し、フィラメントの巻き付け時にフィラメントの張力を適切に維持することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明を実施するための好適な実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0018】
図1は、本実施の形態におけるフィラメントワインディング装置100の全体構成を示す概略図である。フィラメントワインディング装置100は、大きく分けて供給部102と案内部104及び巻き付け部106という3つの部分によって構成されている。
【0019】
供給部102は、フィラメント12が巻回されたボビン20と、このボビン20を支持し、回転させる支持機構(図示しない)とから構成されている。フィラメント12は、ボビン20から引き出され、案内部104で張力調整が行われた後に巻き付け部106に供給される。ボビン20からのフィラメント12の繰り出しは、巻き付け部106からフィラメント12が引っ張られることによって行われる。つまり、この引っ張り力によってボビン20が回転し、フィラメント12が連続的に繰り出される。
【0020】
案内部104は、供給部102から引き出されたフィラメント12をガイドして、フィラメント12を巻き付け部106に供給する。この案内部104は、例えば、供給部102と巻き付け部106の間に設置される固定ガイド22やローラー24を含んで構成される。また、フィラメント12の弛みを吸収し、フィラメント12の張力を所定の範囲に保つためのアクティブダンサー26を設けることも好適である。アクティブダンサー26は、ダンサーロール28を備える。張力センサ30によって引き出されたフィラメント12の張力を測定し、その結果を受けた制御部32がウェイトを調整することによってフィラメント12に発生するある程度の弛みを吸収し、フィラメント12の張力を制御することを可能とする。
【0021】
巻き付け部106は、例えば、被巻付け部材としての高圧容器34と、この高圧容器34を支持して回転させる駆動機構(図示しない)とを含んで構成される。供給部102から繰り出され、案内部104によって適切な位置に保持されたフィラメント12を、高圧容器34の表面に巻き付ける。なお、高圧容器34は、駆動機構によってその水平方向の軸を中心として回転されるとともに、高圧容器34の軸方向に沿って移動させることができる。これにより、高圧容器34の表面にフィラメント12をヘリカルに巻き付けることが可能となる。
【0022】
本実施形態に係るフィラメントワインディング装置100は、供給部102に備わるボビン20がその軸方向に沿って直径が不均一であることを特徴とする。図2Aは、供給部102及び案内部104の主要部を正面からみた部分図であり、図2Bは、供給部102及び案内部104の主要部を側面からみた部分図である。
【0023】
ボビン20からフィラメント12が供給される点と供給されたフィラメント12がローラー24と接する点との2点間の距離変化が抑制されることが好適である。具体的には、ボビン20と一番目のローラー24との間に張られるフィラメント12の長さLについて時間に対する一階微分が可能とすることが好ましい。例えば、ボビン20の直径は、その軸方向に沿って、ボビン20と一番目のローラー24との間に張られるフィラメント12の長さLの時間的な変化率ΔLが常に連続となるように設定する。
【0024】
より具体的には、ボビン20の軸方向に沿って、フィラメント12が巻かれる領域の端部付近の直径が中央付近の直径よりも大きい形状とすることが好ましい。ここで、ボビン20の直径は、軸方向に沿って滑らかに連続的に変化させることが好ましい。例えば、図2A及び図2Bに示すように、ボビン20と一番目のローラー24との間に張られるフィラメント12の長さLが略一定に保たれるようにボビン20の直径を設定することが好ましい。
【0025】
図3に、フィラメントを引き出す際における、ボビン20の軸方向におけるフィラメント12の引き出し位置X、位置Xからフィラメントが引き出されているときのボビン20と一番目のローラー24との間に張られるフィラメント12の長さL、及び、長さLの時間的な変化率ΔL、のそれぞれの時間変化について示す。
【0026】
ボビン20では、端部付近で折り返されるようにフィラメント12が巻かれているため、フィラメント12を引き出す際に引き出し位置Xがボビン20の端部で折り返されるタイミングにおいても、ボビン20とローラー24との間に張られるフィラメント12の長さLの時間的な変化率ΔLを連続に維持することができる。従って、ボビン20とローラー24との間に張られるフィラメント12には撓みが発生することがなくなり、アクティブダンサー26等の張力調整機構においてフィラメント12の張力を所望範囲に維持しつつフィラメント12を巻き付けることができる。
【0027】
例えば、図2A及び図2Bに示すボビン20では、ボビン20と一番目のローラー24との間に張られるフィラメント12の長さLが略一定に保たれるので、長さLの時間的な変化率ΔLも略一定に維持される。これにより、張力調整機構を用いてフィラメント12の張力を所望範囲に維持しつつフィラメント12を巻き付けることができる。
【0028】
同様の原理により、ローラー24の形状を変えることによって、フィラメント12の撓みを抑制することもできる。
【0029】
変形例では、ボビンから直接フィラメントが架けられる1番目のローラー25がその軸方向に沿って直径が不均一であることを特徴とする。図4Aは、供給部102及び案内部104の主要部を正面からみた部分図であり、図4Bは、供給部102及び案内部104の主要部を側面からみた部分図である。
【0030】
ローラー25の直径は、その軸方向に沿って、ボビン21と一番目のローラー25との間に張られるフィラメント12の長さLの時間的な変化率ΔLが常に連続となるように設定する。すなわち、ボビン21とローラー25との間に張られるフィラメント12の長さLについて時間に対する一階微分が可能とすることが好ましい。
【0031】
具体的には、ローラー25の軸方向に沿って、フィラメント12が掛けられる領域の端部付近の直径が中央付近の直径よりも小さい形状とすることが好ましい。ここで、ローラー25の直径は、軸方向に沿って滑らかに連続的に変化させることが好ましい。例えば、図4A及び図4Bに示すように、ボビン21とローラー25との間に張られるフィラメント12の長さLが略一定に保たれるようにローラー25の直径を設定することが好ましい。
【0032】
このときのフィラメントを引き出す際における、ボビン21の軸方向におけるフィラメント12の引き出し位置X、位置Xからフィラメントが引き出されているときのボビン21と一番目のローラー25との間に張られるフィラメント12の長さL、及び、長さLの時間的な変化率ΔL、のそれぞれの時間変化は図3と同様となる。
【0033】
このようなローラー25を備えることによって、フィラメント12を引き出す際に引き出し位置Xがボビン21の端部で折り返されるタイミングにおいても、ボビン21とローラー25との間に張られるフィラメント12の長さLの時間的な変化率ΔLを連続に維持することができる。従って、ボビン21とローラー25との間に張られるフィラメント12には撓みが発生することがなくなり、アクティブダンサー26等の張力調整機構においてフィラメント12の張力を所望範囲に維持しつつフィラメント12を巻き付けることができる。
【0034】
なお、本実施の形態におけるボビン20とローラー25を組み合わせて適用することも好適である。この場合も、ボビン20とローラー25との間に張られるフィラメント12の長さLの時間的な変化率ΔLが常に連続となるように設定する。
【0035】
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態には、多様な変更又は改良を加えることが可能である。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本実施の形態におけるフィラメントワインディング装置の全体構成を示す概略図である。
【図2】本実施の形態における供給部及び案内部の主要部分の正面図及び側面図である。
【図3】本実施の形態の効果を説明するためのグラフである。
【図4】変形例における供給部及び案内部の主要部分の正面図及び側面図である。
【図5】従来のフィラメントワインディング装置における供給部及び案内部の主要部分の正面図及び側面図である。
【図6】従来のフィラメントワインディング装置の問題点を説明するためのグラフである。
【符号の説明】
【0037】
10 ボビン、12 フィラメント、14 ローラー、20,21 ボビン、22 固定ガイド、24,25 ローラー、26 アクティブダンサー、28 ダンサーロール、30 張力センサ、32 制御部、34 高圧容器、100 フィラメントワインディング装置、102 供給部、104 案内部、106 巻き付け部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被巻き付け部材を支持して回転させながら、連続供給されるフィラメントを前記被巻き付け部材に巻き付ける巻き付け部と、
フィラメントが巻かれたボビンを備え、前記ボビンを回転させることによってフィラメントを連続的に供給する供給部と、
前記ボビンから供給されるフィラメントが直接架けられるローラーを備え、フィラメントを前記巻き付け部に案内する案内部と、
を備えるフィラメントワインディング装置であって、
前記ボビンは、前記ボビンと前記ローラーとの間に張られるフィラメントの長さの時間的な変化率が連続となる形状を有することを特徴とするフィラメントワインディング装置。
【請求項2】
請求項1に記載のフィラメントワインディング装置において、
前記ボビンは、フィラメントが巻かれる領域においてその軸方向に沿った直径が不均一であることを特徴とするフィラメントワインディング装置。
【請求項3】
請求項2に記載のフィラメントワインディング装置において、
前記ボビンは、フィラメントが巻かれる領域の端部付近の直径が中央付近の直径よりも大きいことを特徴とするフィラメントワインディング装置。
【請求項4】
被巻き付け部材を支持して回転させながら、連続供給されるフィラメントを前記被巻き付け部材に巻き付ける巻き付け部と、
フィラメントが巻かれたボビンを備え、前記ボビンを回転させることによってフィラメントを連続的に供給する供給部と、
前記ボビンから供給されるフィラメントが直接架けられるローラーを備え、フィラメントを前記巻き付け部に案内する案内部と、
を備えるフィラメントワインディング装置であって、
前記ローラーは、前記ボビンと前記ローラーとの間に張られるフィラメントの長さの時間的な変化率が連続となる形状を有することを特徴とするフィラメントワインディング装置。
【請求項5】
請求項4に記載のフィラメントワインディング装置において、
前記ローラーは、フィラメントが掛けられる領域においてその軸方向に沿った直径が不均一であることを特徴とするフィラメントワインディング装置。
【請求項6】
請求項5に記載のフィラメントワインディング装置において、
前記ローラーは、フィラメントが掛けられる領域の端部付近の直径が中央付近の直径よりも小さいことを特徴とするフィラメントワインディング装置。
【請求項7】
フィラメントワインディング装置に用いられるボビンであって、
前記ボビンは、フィラメントが巻かれる領域においてその軸方向に沿った直径が不均一であること特徴とするボビン。
【請求項8】
請求項7に記載のボビンにおいて、
フィラメントが巻かれる領域の端部付近の直径が中央付近の直径よりも大きいことを特徴とするボビン。
【請求項9】
被巻き付け部材を支持して回転させることによって、フィラメントが巻かれたボビンからフィラメントを連続供給して、前記ボビンから供給されるフィラメントが直接架けられるローラーを介して、前記被巻き付け部材に巻き付けるフィラメントワインディング方法であって、
前記ボビンと前記ローラーとの間に張られるフィラメントの長さの時間的な変化率が連続となるようにフィラメントを供給することを特徴とするフィラメントワインディング方法。
【請求項10】
被巻き付け部材を支持して回転させることによって、フィラメントが巻かれたボビンからフィラメントを連続供給して、前記ボビンから供給されるフィラメントが直接架けられるローラーを介して、前記被巻き付け部材に巻き付けるフィラメントワインディング方法であって、
フィラメントが連続的に供給される際に、前記ボビンからフィラメントが供給される点と、供給されたフィラメントが前記ローラーと接する点との2点間の距離変化が抑制されるようにフィラメントを供給することを特徴とするフィラメントワインディング方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−150829(P2006−150829A)
【公開日】平成18年6月15日(2006.6.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−346749(P2004−346749)
【出願日】平成16年11月30日(2004.11.30)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】