説明

フキノール酸誘導体の用途ならびにその製造方法

【課題】優れたヒアルロニダーゼ活性阻害作用を有し、各種疾病の改善あるいは健康保持のための需要者の要求を満足させるに足る有用なフキノール酸誘導体を有効成分とする健康食品、化粧品、ならびにその製造方法を提供する。
【解決手段】サラシナショウマ属に属するサラシナショウマ、イヌショウマ、フブキショウマ、コウライショウマ、オオミツバショウマからなる群より選ばれる少なくとも1つの植物の地上部、地下部、もしくはこれらの混合部位を、水もしくは親水性有機溶媒またはこれらの混合溶媒で抽出することで、ヒアルロニダーゼ阻害活性の高いフキノール酸誘導体を得ることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フキノール酸誘導体の用途ならびにその製造方法に関するものであり、より詳しくは、ヒアルロニダーゼ阻害剤として有効なフキノール酸誘導体とその抗炎症剤、抗アレルギー剤としての薬効作用を有する健康食品ならびに化粧品としての用途、およびその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ヒアルロニダーゼは、ヒアルロン酸の加水分解酵素であり、皮膚や関節その他動物組織に広く存在している。基質となるヒアルロン酸は、皮膚、靱帯、関節液、硝子体を構成する成分であり、生体における細胞の保護、水分の保持、柔軟性の維持、潤滑性の保持に重要な役割を果たしている。ところが、ヒアルロン酸量は、生体の老化または病的状態により減少することが知られており、その結果、皮膚においては、乾燥肌になり易く、また、ハリや弾力性の低下が起きる。関節においては、湿潤性悪化による関節痛などが引き起こされる。このようなヒアルロン酸欠乏状態に対して、ヒアルロニダーゼ阻害剤は、ヒアルロン酸の分解を抑制することから、生体におけるヒアルロン酸の維持に寄与するものである。
【0003】
一方、炎症が起きたとき、ヒアルロニダーゼは、活性化されて、組織の構造を破壊し、炎症系細胞の浸透性を亢進するなど一連の生体アレルギー反応に関与すると考えられている。したがって、ヒアルロニダーゼの活性を阻害することは、抗炎症および抗アレルギー作用に寄与すると考えられる。事実、これまで抗炎症剤および抗アレルギー剤として、インドメタシン、アスピリン、クロモグリク酸ナトリウムなどの医薬品が開発されており、これらには、ヒアルロニダーゼ阻害活性が認められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平9−67251号公報
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】YAKUGAKUZASSI,VOL. 121(2000)No.7 497-521
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1には、ロスマリン酸を有効成分とする植物由来のヒアルロニダーゼ阻害剤が開示されている。また、上記非特許文献1には、サラシナショウマ属植物由来の成分のうち、トリテルペン類に関する報告が記載されているが、水溶性芳香族成分については未解決の部分が多く、これら先行技術文献の記載からも理解されるように、優れたヒアルロニダーゼ阻害活性を有し、かつ、人への適用に際して高い安全性を有するヒアルロニダーゼ阻害剤の開発が強く望まれているのが現状である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の目的は、優れたヒアルロニダーゼ活性阻害作用を有し、化粧品産業または健康食品産業分野において、生産性に優れ、かつ、上述した各種疾病の改善あるいは健康保持のために求められる需要者の要求を満足させるに足るフキノール酸誘導体からなるヒアルロニダーゼ阻害剤の有効な用途である健康食品および化粧品を提供することにある。
さらに、本発明の他の目的は、上記ヒアルロニダーゼ阻害剤の製造方法を提供することにある。
【0008】
すなわち、本発明によれば、下記式(1)で表されるフキノール酸誘導体をヒアルロニダーゼ阻害剤成分とする健康食品が提供される。
【化1】

(式(1)中、R1,R2,R3,R4,R5の関係は下記の通りである。
12345
OH OH OH OH H・・化合物a
OH OH OCH OH H・・化合物b
OH OH OH OCH H・・化合物c
OH OH H OH H・・化合物d
OH OH OCH OCH H・・化合物e
H OH OH OH H・・化合物f
H OH OCH OH H・・化合物g
H OH OH OCH H・・化合物h)
【0009】
また、本発明によれば、上記構造式の化合物をヒアルロニダーゼ阻害剤成分とする化粧品が提供される。
【0010】
また、本発明によれば、サラシナショウマ属に属するサラシナショウマ(Cimicifuga simplex Wormsk. ),イヌナショウマ(C. Japonica(Thunb.)Spregel),フブキショウマ(C. dahurica(Turcz)Maximmowicz),コウライショウマ(C. foetida Linne),オオミツバショウマ(C. heracleifolia Komarov(Ranunculaceae))からなる群より選ばれる少なくとも1つの植物の地上部、地下部、もしくはこれらの混合部位を、水もしくは親水性有機溶媒またはこれらの混合溶媒で抽出することを特徴とする上記フキノール酸誘導体の製造方法が提供される。
【0011】
上記構造式で示されるフキノール酸誘導体は、サラシナショウマ属の植物に由来する化合物であり、この植物の葉、茎などを含む地上部および根茎などを含む地下部に含有している。サラシナショウマ属植物の根茎は、「ショウマ(升麻)」と称され、すでに薬用に供せられている。このサラシナショウマ属植物は、これまでの報告から薬用成分として、トリテルペン類と水溶性芳香族成分とに大別することができる。つぎに、サラシナショウマ属植物の水溶性溶媒による抽出物、すなわち、水溶性芳香族成分が、ヒアルロン酸の加水分解酵素であるヒアルロニダーゼを強力に阻害する性質があることをつきとめた。その後、その水溶性芳香族成分を単離し、それらの単離した水溶性芳香族成分の構造式を同定し、その結果、上記式(1)で示されるフキノール酸誘導体が得られた。さらに、それぞれの単離水溶性芳香族成分におけるヒアルロニダーゼ阻害活性を測定した。
【0012】
本発明のフキノール酸誘導体は、サラシナショウマ属に属するサラシナショウマ、イヌショウマ、フブキショウマ、コウライショウマ、オオミツバショウマの地上部および地下部を原料とする。本発明のフキノール酸誘導体は、例えば、上記原料を細断して放置して乾燥させ、溶媒にて抽出する方法を挙げることによって製造することが出来る。溶媒としては水やメタノール、エタノール、アセトンなどの親水性有機溶媒が使用される。原料であるサラシナショウマ属植物と溶媒との比率は、特に限定しないが、サラシナショウマ属植物1部に対して、溶媒1ないし100部である。ただし、この比率は、操作上あるいは抽出効率の面から、溶媒3ないし15部が好ましい。この時の抽出温度は、20℃程度の室温から常圧下での溶媒の沸点の範囲とするのが、作業工程上有利となる。また、抽出時間は、抽出温度により異なるが、有効成分が抽出されるまで一定の時間が必要となる。なお、抽出作業の効率から1時間から3日程度の抽出時間を設定するのが好ましい。
【0013】
上記により得られた抽出液は、さらに液−液抽出、樹脂吸着などの精製操作により油溶性の成分が除去される。この油溶性成分除去抽出液は、カラムクロマトグラフィーに付され、さらに、各種の分取りクロマトグラフィーが施されることにより、水溶性芳香族成分が単離される。この単離水溶性芳香族成分は、機器分析、例えば、NMR解析によって上記構造式が得られたものである。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、サラシナショウマ属植物に上記式(1)で表されるフキノール酸誘導体が含有することが明確になり、このフキノール酸誘導体を含有している化合物についてのヒアルロニダーゼ阻害活性も明らかになって、将来的にこれら化合物の合成も可能になる効果がある。
【0015】
また、本発明によれば、上記式(1)で表されるフキノール酸誘導体を含んだ健康食品により、老化や病気により起こる生体ヒアルロン酸量の低下を押さえ、生体ヒアルロン酸量の維持に寄与して、人の健康状態を維持する効果がある。
【0016】
また、本発明によれば、上記式(1)で表されるフキノール酸誘導体を含んだ化粧品により、老化や病気によって起こる生体ヒアルロン酸量の低下を押さえ、生体ヒアルロン酸量の維持に寄与して、人の肌の健康状態を維持する効果がある。
【0017】
また、本発明方法によれば、上記式(1)で表されるフキノール酸誘導体を効率よく生産することができる効果がある。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下に、本発明を実施するための形態を説明する。
【実施例1】
【0019】
サラシナショウマの地下部である根茎を刻んだ乾燥物154gを、80%アセトン1Lで1.5時間加熱還流により抽出した。80%アセトン抽出液を減圧下で濃縮し25gの黒褐色の濃縮物を得た。この濃縮物に熱水1Lを加えて溶かし、さらに、エーテルを加えて5時間攪拌することにより、不要成分をエーテル層に取り込み、水層約1Lを得た。塩酸で弱酸性にpH調整したのち、ダイアイオンHP−20を充填したカラムに付し、水約5Lを付加して充分に水洗したのち、メタノールで有用成分を溶出させ溶出液2Lを得た
。メタノール溶出液を減圧下で濃縮し、4.87gの褐色の濃縮残さ物を得た。オクタデシルシリカゲルを充填した成分分取用のカラムで濃縮残さ物の精製操作を施し、フランクションAないしZ、aないしlの計38個の分画物を得た。これらのうち、フランクションW,e,f,c,a,i,j,hからそれぞれフキノール酸86mg、シミシフジン酸A88mg、シミシフジン酸B302mg、シミシフジン酸C7.3mg、シミシフジン酸D136mg、シミシフジン酸E170mg、シミシフジン酸F655mg、シミシフジン酸G19.7mgを得た。
【実施例2】
【0020】
<フキノール酸誘導体含有のイヌショウマエキスの製造例>
イヌショウマの地上部である葉、茎を刻んだ乾燥物5kgに20%エタノール50Lを添加し、室温下で12時間浸漬した。この浸漬液をろ過し、そのろ液を80℃で減圧下に濃縮して、さらに乾燥後750gのエキス分を得た。
【実施例3】
【0021】
以上により得たフキノール酸誘導体、フキノール酸誘導体含有のサラシナショウマエキスおよびイヌショウマエキス、ならびに比較対照として、市販しているクロモグリク酸ナトリウム、インドメタシン、ロスマリン酸について、ヒアルロニダーゼ活性阻害作用を測定した。以下に、試験方法を示す。
【0022】
上記の各被験試料に対して、まず、被験試料を溶解した0.1mol/L酢酸緩衝液(pH 3.5)0.2mLに、ヒアルロニダーゼ溶液(Type lV-S(from bovine testis;SIGMA 400 NF units/mL)0.1mLを加え、37℃で20分間反応させた。さらに、活性化剤として2.5mmol/L 塩化カルシウム0.2mLを加え、37℃で20分間反応させた。これに0.4mg/mLヒアルロン酸ナトリウム溶液(from rooster comb)0.5mLを加え、37℃で40分間反応させた。その後、0.4mol/L 水酸化ナトリウム溶液0.2mLを加えて反応を止め冷却したのち、反応溶液にホウ酸溶液0.2mLを加え、3分間煮沸した。氷冷後、p-DABA試薬6mLを加え、37℃で20分間反応させた。その後、波長585nmにおける吸光度を測定した。上記と同様の方法で空試験を行い補正した。なお、ヒアルロニダーゼ活性阻害作用IC50(μg/mL)の計算方法は以下のとおりである。
【0023】
ヒアルロニダーゼ活性阻害率(%)={1−(St−Sb)/(Ct−Cb)}×100
St:被験試料溶液の波長585nmにおける吸光度
Sb:被験試料溶液ブランクの波長585nmにおける吸光度
Ct:コントロール溶液の波長585nmにおける吸光度
Cb:コントロール溶液ブランクの波長585nmにおける吸光度
試験結果を次に示す。
化合物a(フキノール酸誘導体): 62.7
化合物b(シミフジン酸A) : 50.0
化合物c(シミフジン酸B) : 36.7
化合物d(シミフジン酸C) :105.1
化合物e(シミフジン酸G) : 63.7
化合物f(シミフジン酸D) : 64.0
化合物g(シミフジン酸E) : 52.0
化合物h(シミフジン酸F) : 39.8
サラシナショウマエキス : 70.0
イヌショウマエキス : 65.0
クロモグリク酸ナトリウム : 71.2
インドメタシン : 95.0
ロスマリン酸 :196.3
【0024】
上記の結果から明らかなように、本発明のフキノール酸誘導体、ならびにサラシナショウマエキス、イヌショウマエキス、クロモグリク酸ナトリウム、インドメタシンには、強いヒアルロニダーゼ活性阻害作用が認められた。
上記フキノール酸誘導体は食品に添加して、ヒアルロニダーゼ阻害剤成分を有する健康食品を得ることができる。フキノール酸誘導体を食品に添加する場合は、食品に対して0.001ないし10.0重量%程度の配合が可能である。好ましい配合量は0.1ないし3.0重量%の範囲である。また、食品にフキノール酸誘導体と共にその他の公知の動植物由来のエキス成分を添加したり、必要に応じて公知の賦形剤、香料、着色剤などの添加剤を併用してもよい。
以下に、健康食品の処方例を示す。
【0025】
処方例1<美容健康茶>
1.ローズヒップ 1.50(g/包)
2.レモングラス 0.20 〃
3.リコリス 0.05 〃
4.カワラケツメイ 0.50 〃
5.本発明のサラシマショウマエキス 0.75 〃
【0026】
処方例2<錠剤サプリメント>
1.白桃花末 50.0(mg/包)
2.甘草末 5.0 〃
3.ハブ茶末 5.0 〃
4.緑茶末 10.0 〃
5.霊芝末 80.0 〃
6.乳糖 80.0 〃
7.本発明のイヌショウマエキス 50.0 〃
8.セルロース 5.0 〃
9.ショ糖脂肪酸エステル 10.0 〃
【0027】
処方例3<パウダー状健康食品>
1.コラーゲン 80.00(重量%)
2.ヒアルロン酸 1.00 〃
3.化合物a(フキノール酸) 9.00 〃
4.デキストリン 10.00 〃
【0028】
また、本発明のフキノール酸誘導体は化粧品に添加して、ヒアルロニダーゼ阻害剤成分を有する化粧品を得ることができる。フキノール酸誘導体を化粧品、例えば、クリーム、ローション、乳液、パック、ジェル、エッセンス、ファンデーション、サンケア、ヘヤケアなどに添加する場合は、化粧品に対して0.001ないし5.0重量%程度の配合が可能である。好ましい配合量は0.01ないし1.0重量%の範囲である。また、化粧品にフキノール酸誘導体と共にその他の公知の動植物由来のエキス成分を添加したり、公知の有効成分や界面活性剤、油脂などの基剤成分の他、必要に応じて公知の保湿剤、増粘剤、キレート剤、pH調整剤、香料、着色剤などの添加剤を併用してもよい。
以下に、化粧品の処方例を示す。
【0029】
処方例4<化粧水>
1.化合物c(シミフジン酸B) 0.10(重量%)
2.エタノール 5.00 〃
3.パラオキシ安息香酸エステル 0.10 〃
4.水溶性コラーゲン 2.00 〃
5.クエン酸 0.10 〃
6.クエン酸ナトリウム 0.30 〃
7.1,3−ブチレングリコール 4.00 〃
8.エデト酸ニナトリウム 0.01 〃
9.精製水 適 量
【0030】
処方例5<パック>
1.化合物h(シミフジン酸F) 0.10(重量%)
2.ポリエチレングリコール1500 5.00 〃
3.ステアリン酸ジエタノールアミド 5.00 〃
4.ステアリン酸 5.00 〃
5.ミリスチン酸 5.00 〃
6.ヤシ油 5.00 〃
7.天然ビタミンE 10.00 〃
8.パラオキシ安息香酸エステル 0.04 〃
9.dl−ピロリドンカルボン酸ナトリウム液 5.00 〃
10.エデト酸ニナトリウム 0.01 〃
11.精製水 適 量
【0031】
処方例6<乳液>
1.化合物b(シミフジン酸A) 0.01(重量%)
2.モノステアリン酸グリセリン 1.50 〃
3.バチルアルコール 3.50 〃
4.ステアリン酸 0.50 〃
5.ミリスチン酸 0.50 〃
6.アボガド油 4.00 〃
7.メトキシ桂皮酸オクチル 2.00 〃
8.天然ビタミンE 0.04 〃
9.パラオキシ安息香酸エステル 0.20 〃
10.ヒアルロン酸ナトリウム 5.00 〃
11.オウゴンエキス 0.14 〃
12.グルコン酸 0.50 〃
13.カルボキシビニルポリマー 0.30 〃
14.精製水 適 量
なお、上記した精製水の適量とは、処方全体で100%重量となる割合を示す。
【0032】
以上、本発明の実施例を説明したが、具体的な構成はこれに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での変更は、適宜可能であることが理解されるべきである。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明によって提供されるフキノール酸誘導体からなるヒアルロニダーゼ阻害剤は、化粧品産業または健康食品産業分野において、生産性に優れ、かつ、各種疾病の改善あるいは健康保持のために求められる需要者の要求を満足させるに足るものであり、このヒアルロニダーゼ阻害剤を利用した健康食品および化粧品を得たい場合に、利用可能性が極めて高くなる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記式(1)で表されるフキノール酸誘導体をヒアルロニダーゼ阻害剤成分とする健康食品。
【化1】

(式(1)中、R1,R2,R3,R4,R5の関係は下記の通りである。
12345
OH OH OH OH H
OH OH OCH OH H
OH OH OH OCH
OH OH H OH H
OH OH OCH OCH
H OH OH OH H
H OH OCH OH H
H OH OH OCH H )
【請求項2】
上記式(1)で表される化合物をヒアルロニダーゼ阻害剤成分とする化粧品。
【請求項3】
サラシナショウマ属に属するサラシナショウマ(Cimicifuga simplex Wormsk. ),イヌナショウマ(C. Japonica(Thunb.)Spregel),フブキショウマ(C. dahurica(Turcz)Maximmowicz),コウライショウマ(C. foetida Linne),オオミツバショウマ(C. heracleifolia Komarov(Ranunculaceae))からなる群より選ばれる少なくとも1つの植物の地上部、地下部、もしくはこれらの混合部位を、水もしくは親水性有機溶媒またはこれらの混合溶媒で抽出することを特徴とする上記式(1)で表されるフキノール酸誘導体の製造方法。



【公開番号】特開2011−213657(P2011−213657A)
【公開日】平成23年10月27日(2011.10.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−83563(P2010−83563)
【出願日】平成22年3月31日(2010.3.31)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 研究集会名:日本生薬学会第56回年会 主催者名:日本生薬学会 開催日:自 平成21年10月3日 至 平成21年10月4日
【出願人】(500094543)新日本製薬 株式会社 (6)
【Fターム(参考)】