説明

フュームドアルミナを含むソフトフォーカス化粧品用組成物

約3wt%以上のフュームドアルミナ粒子を含むソフトフォーカス化粧品用組成物;
化粧品用組成物を約3wt%以上のフュームドアルミナ粒子と一緒にすることを含む、化粧品用組成物のソフトフォーカス効果を高める方法;ならびに化粧品用組成物を肌に塗布することを含み、そして化粧品用組成物は約3wt%以上のフュームドアルミナ粒子を含む、肌の欠陥を隠す方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は化粧品用組成物、ならびに化粧品用組成物のソフトフォーカス効果を高め、ソフトフォーカス化粧品用組成物を用いて肌の欠陥を隠す方法に関する。
【背景技術】
【0002】
高齢者の間では、老化の影響を隠す化粧品に対する要求が著しく増大している。老化の主な兆候である、しわ(wrinkles)および小じわ(fine lines)は、しわにより形成される溝に光を閉じ込めることにより肌の色合いを不均一にする。閉じ込められた光は吸収され、黒ずんだしみの外観を生じる。不幸なことに、現在市販されている、多くのファンデーションおよびメイクアップ化粧品は、しわの溝への顔料の移行により小じわおよびしわを実際に際立たせる。他のメイクアップ組成物は欠陥を効果的に隠すが、不自然で厚塗りの外観を創出する。
【0003】
老化の兆候を隠すための、もっと最近のアプローチは光拡散粒子の使用を含み、それは自然な肌の色合いのイメージを与えるが、肌の欠陥を隠す。このアプローチは「ソフトフォーカス」効果として知られてに至っている。最適な拡散もしくはソフトフォーカス効果を与えるであろう光拡散粒子の基準は、Emmertの「Quantification of the Soft-Focus Effect」, Cosmetics and Toiletries,111, 57-61(1996)に概説されている。その基準は次のとおりである:(1)拡散粒子は最小の光吸収を有することが必要である。(2)拡散粒子は自然な外観を与えるために高い全光透過率を有することが必要である。(3)光透過の大部分は拡散されることが必要であり、その結果、肌から反射される光は均一に広げられる。(4)鏡面反射は、しわの外観を増大する光沢を最小にするために、最小でなければならない。そして、(5)全反射の散乱反射成分は、下にあるしわと無関係である領域にわたって均一な光分布があるように、多くなければならない(上述のEmmertの58頁)。
【0004】
化粧品用組成物はソフトフォーカス効果を達成するために、種々の光拡散粒子を用いてきた。このような粒子は窒化ホウ素粒子、ナイロン粒子、ポリマーもしくは他の材料で被覆されたフレーク様もしくは板状アルミナ粒子、および球状シリカ粒子を含む。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、化粧品におけるソフトフォーカス効果を達成するための、さらなる方法および組成物に対する要求は継続して存在する。本発明は、そのような方法および組成物を提供する。本発明の、これらおよび他の利点ならびに付加的な特徴は本発明における説明から明らかであろう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は約3wt%以上のフュームドアルミナ粒子を含むソフトフォーカス化粧品用組成物を提供する。さらに、本発明は化粧品用組成物に約3wt%以上のフュームドアルミナ粒子を組合わせることを含む、化粧品用組成物のソフトフォーカス効果を高める方法を提供する。肌の欠陥を隠す方法も、ここで提供され、その方法は肌に化粧品用組成物を塗布することを含み、そこでは化粧品用組成物は約3wt%以上のフュームドアルミナ粒子を含む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明は約3wt%以上のフュームドアルミナ粒子を含むソフトフォーカス化粧品用組成物を提供する。ここで、「フュームドアルミナ」という用語は、比較的大きな、不規則に形成された一次凝集粒子に融合もしくは一次凝集された実質的の球状の一次粒子からなるアルミナの形態をいう。比較的小さい一次粒子間の結合は強く、したがって、一次凝集粒子をもっと小さな粒子に解体するのに堅固な力が必要である。その結果、一次凝集粒子は担体中に分散されているとき、破壊されないのが通常である。一次凝集粒子は互いに一緒になってさらに大きな二次凝集粒子を形成するのが通常であり、比較的弱い結合(たとえば水素結合)により一緒に保持されている。したがって、二次凝集粒子は、用いられる分散エネルギーの量に依存して分散に際して一次凝集粒子に破壊される。フュームドアルミナは、形状、外観、ならびに物理的および/または化学的特徴が、板様もしくはフレーク様アルミナのような、他のアルミナ形態と実質的に異なる。アルミナのこれらの形態は、ゆるく一緒になった二次凝集粒子を形成しうるが、それらは一次凝集粒子からなるのではなく、一次粒子は形状が球形でもない。
【0008】
ここで使用されるように、「フュームドアルミナ」という用語は、熱分解アルミナを包含する。フュームドアルミナは、公知の方法によって、たとえばこの分野で知られているフュ−ム化方法および他の熱分解および火炎方法により、製造され得、商業的に入手しうる(たとえば、Cabot Corporationにより製造されるSpectraAl(商標))。本発明のソフトフォーカス化粧品用組成物に関連して用いられるフュームドアルミナは、BET表面積が約35m/g以上であるのが通常であり、たとえば約40m/g以上、好ましくは約45m/g以上(たとえば約50m/g以上)である。本発明のソフトフォーカス化粧品用組成物に関連して用いられるフュームドアルミナの最大BET表面積が、約200m/g以下であるのが通常であり、好ましくは約100m/g以下のような約150m/g以下(たとえば約75m/g以下)、または約65m/g以下(たとえば約60m/g以下)である。
【0009】
フュームドアルミナの一次粒子は、結晶性および無定形のアルミナを含むのが通常である。存在するアルミナの結晶性の程度ならびに結晶相の種々の異なる種類の相対的な量は、フュームドアルミナが製造された方法に少なくとも部分的に依存するであろう。好適なフュームドアルミナ粒子は、δ−相およびθ−相結晶アルミナ含量が約30%以上、もっと好適には約40%以上(たとえば約45%以上)、もしくはさらに好適には約55%以上(たとえば約60%以上)である。フュームドアルミナ粒子結晶含量は、この分野で公知の適した方法、たとえばX線回折により測定されうる。
【0010】
本発明のソフトフォーカス化粧品用組成物は、約3wt%以上のフュームドアルミナ粒子を含む。このフュームドアルミナ粒子の量は化粧品用組成物における、ある程度のソフトフォーカス効果をもたらすのに十分であると考えられるが、本発明による好適な配合は、約3wt%以上のフュームドアルミナ粒子、たとえば約5wt%以上のフュームドアルミナ粒子(たとえば、約10wt%以上のフュームドアルミナ粒子)、または約15wt%以上のフュームドアルミナ粒子(たとえば、約20wt%以上のフュームドアルミナ粒子)、または約30wt%以上のフュームドアルミナ粒子、を含む。もちろん、本発明のソフトフォーカス組成物は、以下のように、他の公知の化粧品として許容しうる添加剤を含みうる。このように、大抵の配合において、本発明のソフトフォーカス化粧品用組成物は、約95wt%以下のフュームドアルミナ粒子(たとえば、約3〜95wt%のフュームドアルミナ粒子)、たとえば約85wt%以下のフュームドアルミナ粒子(たとえば、約5〜85wt%のフュームドアルミナ粒子)、または約75wt%以下のフュームドアルミナ粒子(たとえば、約15〜75wt%のフュームドアルミナ粒子)、を含むのが通常である。ここにいうすべての組成物の%は、特に言及しなければ乾燥化粧品用組成物のwt%に関することが理解されるべきである。このように、湿潤製剤(たとえば液体、エマルジョン、ローション、クリーム等)の場合に、ここにいう組成物の%は、適切な方法によって乾燥された後の組成物のwt%に関する。
【0011】
本発明に関連して使用されるフュームドアルミナ粒子はいかなる適切な粒径をも有しうる。ここで用いられる粒径は粒子の球の直径をいい、粒子を包含しうる最小球の直径である。
【0012】
通常、本発明に関連して有用なフュームドアルミナ粒子は、平均一次凝集体粒径(数による)が約50nm以上、たとえば約75nm以上(たとえば約100nm以上)、または約125nm以上(たとえば約140nm以上)であろう。フュームドアルミナ粒子は、平均一次凝集体粒径(数による)が約300nm以下、たとえば約200nm以下、または約175nm以下(たとえば約160nm以上)であるのが通常である。いくつかの用途のために、狭い一次凝集体粒径分布を有するフュームドアルミナ粒子を用いるのが好適でありうる。たとえば、フュームドアルミナ粒子の約70%以上、もしくは約80%以上(たとえば約95%以上、)が300nm以下、たとえば200nm以下(たとえば175nm以下)の一次凝集体粒径を有するような、粒径分布を持つフュームドアルミナ粒子を用いるのが好適であることがある。同様に、フュームドアルミナ粒子の約70%以上、もしくは約80%以上(たとえば約95%以上、)が50nm以上、たとえば75nm以上(たとえば100nm以上)、または125nm以上(たとえば140nm以上)の一次凝集体粒径を有するような、粒径分布を持つフュームドアルミナ粒子を用いるのが好適であることがある。
【0013】
フュームドアルミナ一次凝集粒子は比較的大きな、二次凝集された粒子として本発明の化粧品用組成物中に存在しうる。本発明の化粧品用組成物は、好適には、平均二次凝集体粒径約5μm以上、たとえば約10μm以上、または約15μm以上である、フュームドアルミナ二次凝集粒子を含む。大きすぎる粒子は化粧品用組成物における望ましくない組織を形成しうる。したがって、フュームドアルミナ二次凝集粒子は最大平均粒径が約30μm以下、たとえば約25μm以下、または約20μm以下であるのが好ましい。
【0014】
いくつかの用途のために、狭い二次凝集体粒径分布を有するフュームドアルミナ粒子を用いるのが好適でありうる。たとえば、フュームドアルミナ粒子の約70%以上、もしくは約80%以上(たとえば約95%以上、)が5μm以上、たとえば10μm以上、または15μm以上の二次凝集体粒径を有するような、粒径分布を持つフュームドアルミナ粒子を用いるのが好適であることがある。同様に、本発明の化粧品用組成物は、フュームドアルミナ粒子の約70%以上、もしくは約80%以上(たとえば約95%以上、)が30μm以下、たとえば25μm以下、または20μm以下の二次凝集体粒径を有するような、粒径分布を持つフュームドアルミナ粒子を含みうる。もちろん、本発明の化粧品用組成物は、一次凝集体粒子と二次凝集体粒子の混合物を含み得る。
【0015】
本発明に関連して使用されるフュームドアルミナ粒子は処理されていても未処理であってもよい。可能な処理は疎水化処理(たとえば疎水性フュームドアルミナ)ならびに表面電荷特性を変えるための処理(たとえばカチオンもしくはアニオン処理)を含む。
【0016】
本発明においてはフュームドアルミナ粒子と一緒に他の光拡散粒子を使用しうる。有用な光拡散粒子は窒化ホウ素粒子、ナイロン粒子(たとえばナイロン12粒子)、フュ−ムドシリカ粒子、球状シリカ粒子、および他の種々の光拡散剤を含む。
【0017】
本発明のソフトフォーカス化粧品用組成物は、いかなる種類のスキントリートメントもしくはメイクアップ製品としても配合されうる。本発明のスキントリートメント製品製剤は、リップ製品、にきびトリートメント、保湿剤、老化防止剤、しわ取りトリートメント、セルライトトリートメント、およびアイトリートメントを含む。本発明のメイクアップ製品製剤は、ファンデーション、頬紅、固形もしくはルースパウダー、コンシーラー、ブロンザー、アイシャドー、アイライナー、口紅、およびリップグロスを含むが、これらに限定されない。本発明製品は、化粧品の典型的ないかなる形態であってもよく、たとえばホットポア製剤、油中水エマルジョン、水中油エマルジョン、ゲル、スティク、スプレー、無水配合、ならびに固形もしくはルースパウダーである。使用されうるビヒクルの種類に制限はない。特に、好適なビヒクルは配合される製品の種類に大いに依存する。たとえば、液体ファンデーションのためには、油中水エマルジョンが美的理由から好適であり、ビヒクルの油部分はこの目的に通常使用されるものであればいかなるものでもよいが、たとえば揮発性もしくは非揮発性のシリコーン油が挙げられる。好適には、本発明のソフトフォーカス化粧品用組成物は、パウダーファンデーションである。
【0018】
さらに、本発明のソフトフォーカス化粧品用組成物は、他の化粧品として、および/または皮膚医学的に許容しうる成分を含有しうる。顔料、たとえば干渉顔料、無機顔料および有機顔料が組成物の色合いを調節するのに使用されうる。有用な干渉顔料は幅広い供給者から商業的に入手しうる。好適な干渉顔料の例はチタニアおよび酸化鉄(黄色)で処理されたマイカであるFlonac MS-30C、ならびに チタニア(白)で処理されたマイカであるMU-10Cである。異なる色および種類の干渉顔料は自然な肌の色合いに適合するように、適切な色調もしくは色の強さをブレンドするように組合わせられうる。有用な無機顔料の例は酸化鉄(イエロー、レッド、アンバー、ブラウン、もしくはブラック)、フェロシアン化第二鉄アンモニウム(ブルー)、マンガンバイオレット、ウルトラマリーンブルー、酸化クロム(グリーン)、タルク、レクチン修飾タルク、ゼオライト、カオリン、レクチン修飾カオリン、二酸化チタン(ホワイト)、酸化亜鉛、およびそれらの混合物、である。肌の色に適合する色を提供するのに加えて、二酸化チタン、酸化亜鉛および酸化鉄は粒状無機サンスクリーンとして機能する。有機顔料は天然着色剤ならびに合成のモノマーおよびポリマー着色剤を含みうる。たとえば、フタロシアニンブルーおよびグリーン顔料、ジアリーリドイエローおよびオレンジ顔料、ならびにトルイジンレッド、リソレッド、ナフトールレッドおよびブラウン顔料のような、アゾ型レッドおよびイエロー顔料である。さらに、アルミナ、バリウムもしくはカルシウム水和物のような不溶性塩基のうえに有機顔料を沈殿および吸収させて形成される顔料である、レーキも有用である。水溶性着色剤(たとえばFD&Cブルー#1)、油溶性着色剤(たとえばD&Cグリーン#6)、および染色剤(たとえばブロモ染料およびフルオレセイン染料)も使用されうる。使用される非拡散顔料の量および種類は最終製品の性質および色の所望の強さに依存して変動する。しかし、非拡散顔料の量は、全組成物の質量に基づいて、約1〜10wt%、好ましくは約1〜5wt%であるのが通常である。さらに、極微細粒子顔料も組成物の不透明度を大きく増大させることなく、通常の粒径のものよりもすこし高顔料で使用されうる。
【0019】
さらに、この製剤は担体および/または製剤の使用目的に応じて選択されうる、他の成分を含み得る。付加成分は、これらに限るわけではないが、水溶性サンスクリーン(たとえばEusolex232)、油溶性サンスクリーン(たとえばオクチルメトキシシンナメート)および有機サンスクリーン(たとえばショウノウ誘導体、シンナメート、サリチレート、ベンゾフェノン、トリアジン、PABA誘導体、ジフェニルアクリレート誘導体、およびジベンゾイルメタン誘導体)、酸化防止剤(たとえばBHT)、キレート化剤(たとえばEDTA二ナトリウム)、エマルジョン安定化剤(たとえばカルボマー);防腐剤(たとえばメチルパラベン)、芳香料(たとえばピネン)、香味料(たとえばソルビトール)、湿潤剤(たとえばグリセリン)、防水剤(たとえばPVP/エイコセンコポリマー)、水溶性フィルム形成剤(たとえばヒドロキシルプロピルメチルセルロース)、油溶性フィルム形成剤(たとえば水素添加C-9樹脂)、コレステロールのような保湿剤、カチオン性ポリマー(たとえばポリクオテニウム10)、アニオン性ポリマー(たとえばキサンタンガム)、顔料湿潤化剤(Arlacl P100(商標)もしくはEmerest 2452(商標))、ビタミン類(たとえばトコフェロール)等、である。
【0020】
さらに、組成物は一種以上の活性成分も含有することができる。有用な活性成分は、これらに限るわけではないが、老化シミ、角質およびしわを改善または除去するためのもの、鎮痛剤、麻痺剤、抗にきび剤、抗菌剤、抗酵母菌剤、抗真菌剤、抗ウイルス剤、ふけ防止剤、抗炎症剤、止痒剤、抗ドライスキン剤、制汗剤、抗乾癬剤、抗脂漏剤、抗嘔吐薬、乗物酔い止め、抗炎症剤、角質増殖防止剤、抗乾癬剤、抗脂漏薬、ヘアーコンディショナーおよびヘアートリートメント剤、アンチエイジング剤、抗しわ剤、抗喘息薬および気管支拡張薬、サンスクリーン剤、抗ヒスタミン剤、スキン明白化剤、脱色剤、創傷治癒剤、ビタミン、コルチコステロイド、タンニング剤、サンスクリーンおよびホルモンである。有用な活性成分のもっと具体的な例は、レチノールのようなレチノイド、そのエステル、酸およびアルデヒド;アスコルビン酸ならびにそのエステルおよび金属塩;トコフェロールならびにそのエステルおよびアミド誘導体;サメ軟骨;乳タンパク質;α-またはβ-ヒドロキシ酸;DHEAおよびその誘導体;局所心臓血管薬;クロトリマゾール、ケトコナゾール、ミコノゾール、グリセオフルビン、ヒドロキシジン、ジフェンヒドラミン、プラモキシン、リドカイン、プロカイン、メピバカイン、モノベンゾン、エリスロマイシン、テトラサイクリン、クリンダマイシン、メクロシリン、ヒドロキノン、ミノサイクリン、ナプロキセン、イブプロフェン、テオフィリン、クロモリン、アルブテロール、ヒドロコルチゾン、ヒドロコルチゾン21-アセテート、ヒドロコルチゾン17-バレレート、ヒドロコルチゾン17-ブチレート、ベタメタゾンバレレート、ジプロピオン酸ベタメタゾン、トリアムシノロンアセトニド、フルオシノニド、クロベタゾール、プロプリオネート、過酸化ベンゾイル、クロタミトン、プロプラノロールおよびプロメタジン、を含む他の種々の活性成分;を含む。さらに、本発明のソフトフォーカス化粧品用組成物は、上記の成分の一種以上の混合物を含みうる。
【0021】
さらに、本発明は、化粧品用組成物のソフトフォーカス効果を高める方法(すなわち、本発明のソフトフォーカス化粧品用組成物を製造する方法)を提供し、化粧品用組成物を約3wt%以上のフュームドアルミナ粒子と一緒にすることを含む。本発明の態様により使用されうる化粧品用組成物の種類に制限はない。しかし、使用される化粧品用組成物は塗布したままで半透明であるのが好ましい。化粧品用組成物は、化粧品用組成物にフュームドアルミナ粒子を分散するのに適した方法、たとえば混合もしくは攪拌により、本発明によってフュームドアルミナ粒子と一緒にされうる。フトフォーカス化粧品用組成物のフュームドアルミナ粒子および他の成分は前述のとおりである。本発明のソフトフォーカス化粧品用組成物の特徴についての説明は、ソフトフォーカス効果を高める方法に適用されうる。
【0022】
上述のように、本発明のソフトフォーカス化粧品用組成物は、しわ、傷、毛穴、傷跡等のような、肌の欠陥を減少もしくは消去するのに有用である。この点に関し、本発明は化粧品用組成物を肌に塗布することを含む、肌の欠陥を隠す方法を提供し、そこでは化粧品用組成物は約3wt%以上のフュームドアルミナ粒子を含む(すなわち、本発明のソフトフォーカス化粧品用組成物を肌に塗布することにより、本発明のソフトフォーカス化粧品用組成物を使用する方法)。約3wt%以上のフュームドアルミナ粒子を含む化粧品用組成物の肌への塗布は肌の欠陥を、肌からの反射光を観察者に散乱させることにより、減少もしくは消去して目に見える効果をもたらす。ソフトフォーカス化粧品用組成物の、この方法に関連して使用されるフュームドアルミナ粒子、ならびに他の成分は、前述のとおりである。本発明のソフトフォーカス化粧品用組成物の特徴に関する説明は、肌の欠陥を隠す方法にも適用しうる。
【実施例】
【0023】
さらに、次の例は本発明を説明するが、これらはその範囲を限定するものではない。
例1
この例は化粧品用組成物において、光拡散、ソフトフォーカス添加剤としてのフュームドアルミナの有効性を示し、そしてフュームドアルミナの性能を他の光拡散粒子と比較するものである。
【0024】
4種類の粒子が光拡散特性を試験された:二酸化チタン(Shield Manufacturing Company により上市されているChroma-Philic(商標))、窒化ホウ素(Saint Gobain Corporationにより上市されているBN(商標)PUHP1109)、ナイロン12(Lipo Chemicals, Inc.により上市されているOrgosol(商標)2002UP-NAT-COS)、およびフュームドアルミナ(Cabot Corporationにより上市されているSpectra Al(商標))。粒子の光拡散特性を評価するために、各種類の粒子が個別の薄いポリマーフィルムに配合された。フィルムは32wt%イソプロパノール、32wt%脱イオン水、および33wt%Polyderm(商標)PE-PAポリウレタン(30%水性)(Alzo Inc.)中に3wt%粒子を軽い攪拌下に分散させることにより調製された。ついで、50μm粒子分散体はバードアプリケータを用いてスライドガラスに塗布された。得られた空気乾燥フィルムは、乾燥フィルムの約23wt%を構成する光拡産粒子で5μm厚さで評価された。ポリマーの屈折率(1.54)は共通の化粧品ビヒクルの範囲内である(1.33〜1.6)。対照は光拡散粒子なしに同一のイソプロパノール/ポリマー組成物を用いて調製された。表1は各試料を含む粒子の屈折率および粒径とともに、試験された試料のリストを示す。
【0025】
【表1】

【0026】
各試料の光学的性質がHunterLab UltraScan(登録商標)XEを用いて測定された。このUltraScan(登録商標)XEは360〜750nmの波長範囲を持つ二ビームキセノンフラッシュ分光光度計である。センサーは反射もしくは透過された光を測定するために積分球を用いる。その球は反射成分を除外する測定を可能にする反射除外ポートを含む。次の4種類の測定は評価された各種粒子について行われた:全透過率、反射透過率(specular transmission)、全反射率、および散乱反射率。測定は図1〜10に示されるように、400〜700nmの波長範囲で行われた。各カテゴリーについての平均値が算出された。その結果は表2に示される。
【0027】
【表2】

【0028】
対照試料A (ポリマーなしの製剤)は平均全透過率78%、ならびに平均全透過率94%に等しい反射(すなわち直接)透過成分を有していた(図1)。高い%の反射透過率は本質的に透明であるフィルムを表す。対照についての反射率測定は全反射率に対する低い%の散乱反射率(平均全反射率の42%)を示し、光沢のあるフィルムを示す(図2)。
【0029】
比較試料B(二酸化チタン)の透過率測定(図3)は比較的低い反射透過率(平均全透過率の42%)を有する、61%にすぎない平均全透過率を示す。これは良好な光拡産(%拡散=%全透過率−%反射透過率)を示すが、全体として低い透過率は高レベルの不透明さをもたらす。試料Bも全体として高い反射率を示したが、その83%は散乱反射として存在する(図4)。高%の散乱反射に関連する全体として高反射率は二酸化チタンを含む組成物の特徴である白いフィルム外観を呈する。これらの結果は二酸化チタンがソフトフォーカス粒子としての使用にあまりよく適さないことを示す。
【0030】
比較試料C(窒化ホウ素)は試料Bよりも著しく高い透明性(74%の平均全透過率)を示し、フィルムを不透明でないようにしたが、比較的高い反射透過率(平均全透過率の59%)およびそれによる拡散の損失という犠牲を伴なった(図5)。さらに、全反射率は試料Cに関してはるかに低く、全反射率の大部分は散乱されていた(図6)。これは、窒化ホウ素が白色度の比較的低いフィルムを製造するのに用いられうることを示し、厚塗り外観を最小にするが、拡散能力は比較的低い。したがって、ソフトフォーカス粒子としての有用性は少し制限される。
【0031】
比較試料D(ナイロン12)は低%の反射透過率(平均全透過率の40%)を持つ、高レベルの全透過率(84%)を示した(図7)。したがって、試料Dは高程度の拡散を示した。さらに、試料Dは散乱反射成分からの高い寄与を伴なう全反射率15%未満を示した(平均全反射率の83%)(図8)。ナイロン12の光学的特性は、良好な光拡散性をほじしながら白色、不透明の外観を最小にするフィルムを提供しうる能力を示す。本発明試料E(フュームドアルミナ)も非常に高い全透過率(85%)、小さな反射透過率成分(全透過率の46%)、および全体の高%(全反射率の83%)が散乱反射である、全体として低い反射率を示す(図9および10)。したがって、フュームドアルミナは優れたソフトフォーカス効果を提供するのに要求されるすべての挙動を充たすか、超えるものである。
例2
この例は本発明によりフュームドアルミナを含むソフトフォーカスの、油フリー抗にきび製剤の調製を示すものである。抗にきび製剤はA〜D部として示される4種類のサブ組成物から調製された。表3は最終組成物における各成分の機能と相対量とともに、A〜D部の各成分を示す。
A部の成分は、顔料が完全に分散されるまで一緒にされ粉砕された。別々に、B部の第1の2成分(カプリル酸/カプリン酸トリグリセリドおよびメチルパラベン)が混合して一緒にされ、メチルパラベンを溶解するように加熱された。メチルパラベンが溶解された後、B部の第3成分(フュームドアルミナ)が継続して混合し、80〜85℃に加熱しながら添加された。ついで、AおよびB部は混合して一緒にされるが、混合物の温度は80〜85℃に維持された。C部の成分(過酸化ベンゾイルおよびジプロピレングリコールジベンゾエート)は混合して別々に一緒にされ、C部は80〜85℃に加熱された。混合はC部の過酸化物成分が溶解するまで継続され、その後、C部がAおよびB部に添加された。過酸化ベンゾイルを他の製剤成分と一緒にする前に、過酸化ベンゾイルをジプロピレングリコールジベンゾエートと一緒にしてC部を用意することにより、過酸化ベンゾイルを溶液として製剤中に配合することが可能であり、それにより微細な、過酸化ベンゾイル粉末を得る必要性を回避した。ジプロピレングリコール以外の適切な化合物(たとえば芳香族エステル)は同一目的のために使用されうる。D部の成分がA,BおよびC部に添加され、ワックスが溶融し、バッチが均一になるまで、混合が80〜85℃で続けられた。その時点で、混合物は適切な型もしくはリップバルムチューブ(lip balm tube)に注がれた。混合物は冷却、固化され、それによりソフトフォーカスの、油フリー抗にきび製剤が提供された。
【表3】

例3
この例は本発明によりフュームドアルミナを含むソフトフォーカスの、保湿化し、しわを緩和するフェイスローションの調製を示すものである。フェイスローションはA〜C部として示される3種類のサブ組成物から調製された。表4は最終組成物における各成分の機能と相対量とともに、A〜C部の各成分を示す。
A部のすべての成分は、ヒドロキシメチルセルロースを除いて、一緒にされ混合された。混合開始後に、固まり形成を避けるような態様で混合物にヒドロキシメチルセルロースが注がれた。混合が続けられ、混合物は80〜85℃に加熱された。別々に、B部成分が混合され、80〜85℃に加熱された。AおよびB部が継続して混合しながら一緒にされ、そして混合物は40〜45℃に冷却された。続けて混合して、C部の成分が混合物に添加された。混合は混合物が均一になるまで継続され、その後、混合物は所望の十分な温度まで冷却(混合を継続)して、ソフトフォーカスの、保湿化し、しわを緩和するフェイスローションが提供された。
【表4】

例4
この例は本発明によりフュームドアルミナを含むソフトフォーカスの、油フリーのにきび保護メイクアップクリームの調製を示すものである。メイクアップクリームはA〜C部として示される3種類のサブ組成物から調製された。表5は最終組成物における各成分の機能と相対量とともに、A〜C部の各成分を示す。
【表5】

A部の成分は、一緒にされ撹拌され、混合物は80〜85℃に加熱された。別々に、B部の成分が混合して一緒にされ、80〜85℃に加熱された。B部の過酸化物成分が溶解した後、B部は継続して混合してA部に添加されたが、混合物の温度は80〜85℃に維持された。例2と同様に、過酸化ベンゾイルを他の製剤成分と一緒にする代わりに、過酸化ベンゾイルをジプロピレングリコールジベンゾエートと一緒にしてB部を用意することにより、過酸化ベンゾイルを溶液として製剤中に配合することが可能であり、それにより微細な、過酸化ベンゾイル粉末を得る必要性を回避した。ジプロピレングリコール以外の適切な化合物(たとえば芳香族エステル)は同一目的のために使用されうる。別々に、C部成分が一緒にされ、ハンマーミル中で分散された。C部は混合物が均一になるまで、粉砕され、ついでAおよびB部に添加された。混合はA、BおよびC部の混合物が均一になるまで続けられた。ついで混合物は所望の十分な温度まで撹拌を続けながら冷却され、それによりソフトフォーカスの、油フリーのにきび保護メイクアップクリームが提供された。
ここで引用される、刊行物、特許出願および特許を含む、すべての文献は、引用により同一の程度に、各文献が個別、具体的に引用により組み込まれることが指示され、全体をここで説明されたかのように、ここに組込まれる。
個々で説明されるすべての方法は、文脈により明らかに異なる説明がなければ、いかなる適切な順序でも実施され得る。いかなるすべての例、または例示的文言(たとえば、「のような」)の使用は、本発明をよく説明するためにすぎず、請求項に記載されていなければ発明の範囲を限定するものではない。いかなる明細書の文言も、本発明の実施に必須の、請求項に記載のない要件を示すと解釈されるべきではない。
本発明の好適な態様がここに説明されており、本発明を実施するためのベストモードを含んでいる。これらの好適な態様の変形は前述の説明を読めば当業者に明らかになりうる。本発明者は当業者が適切にそのような変形を用いることを期待し、そしてここで具体的に説明されている以外の方法が実施されることを意図するものである。したがって、本発明は適用しうる法律により許容される、請求項に記載された主題のすべての変更および均等物を含む。さらに、すべての可能な変形における上述の要件のいかなる組み合わせも、そうでないことが記載されていない限り、本発明に包含される。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】400〜700nmの範囲の光波長における、光拡散粒子なしのポリマー対照試料についての光透過率のグラフ。正方形(□)のデータ点は全透過率測定を示し、そして三角形(△)のデータ点は反射透過率測定を示す。
【図2】400〜700nmの範囲の光波長における、光拡散粒子なしのポリマー対照試料からの反射率のグラフ。菱形(◇)のデータ点は全反射率測定を示し、そして正方形(□)のデータ点は散乱反射率測定を示す。
【図3】400〜700nmの範囲の光波長における、二酸化チタン含有ポリマー試料についての光透過率のグラフ。正方形(□)のデータ点は全透過率測定を示し、そして三角形(△)のデータ点は反射透過率測定を示す。
【図4】400〜700nmの範囲の光波長における、二酸化チタン含有ポリマーポリマー対照試料からの反射率のグラフ。菱形(◇)のデータ点は全反射率測定を示し、そして正方形(□)のデータ点は散乱反射率測定を示す。
【図5】400〜700nmの範囲の光波長における、窒化ホウ素含有ポリマー試料についての光透過率のグラフ。正方形(□)のデータ点は全透過率測定を示し、そして三角形(△)のデータ点は反射透過率測定を示す。
【図6】400〜700nmの範囲の光波長における、窒化ホウ素含有ポリマー対照試料からの反射率のグラフ。菱形(◇)のデータ点は全反射率測定を示し、そして正方形(□)のデータ点は散乱反射率測定を示す。
【図7】400〜700nmの範囲の光波長における、ナイロン12粒子含有ポリマー試料についての光透過率のグラフ。正方形(□)のデータ点は全透過率測定を示し、そして三角形(△)のデータ点は反射透過率測定を示す。
【図8】400〜700nmの範囲の光波長における、ナイロン12粒子含有ポリマー対照試料からの反射率のグラフ。菱形(◇)のデータ点は全反射率測定を示し、そして正方形(□)のデータ点は散乱反射率測定を示す。
【図9】400〜700nmの範囲の光波長における、400〜700nmの範囲の光波長における、フュームドアルミナ含有ポリマー試料についての光透過率のグラフ。正方形(□)のデータ点は全透過率測定を示し、そして三角形(△)のデータ点は反射透過率測定を示す。
【図10】400〜700nmの範囲の光波長における、フュームドアルミナ含有ポリマー対照試料からの反射率のグラフ。菱形(◇)のデータ点は全反射率測定を示し、そして正方形(□)のデータ点は散乱反射率測定を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
約3wt%以上のフュームドアルミナ粒子を含むソフトフォーカス化粧品用組成物。
【請求項2】
化粧品用組成物が約5wt%以上のフュームドアルミナ粒子を含む請求項1記載のソフトフォーカス化粧品用組成物。
【請求項3】
化粧品用組成物が約15wt%以上のフュームドアルミナ粒子を含む請求項2記載のソフトフォーカス化粧品用組成物。
【請求項4】
化粧品用組成物が約30wt%以上のフュームドアルミナ粒子を含む請求項3記載のソフトフォーカス化粧品用組成物。
【請求項5】
フュームドアルミナ粒子が約50nm以上の平均一次凝集体粒径(数による)を有する請求項1記載のソフトフォーカス化粧品用組成物。
【請求項6】
フュームドアルミナ粒子が約300nm以下の平均一次凝集体粒径(数による)を有する請求項5記載のソフトフォーカス化粧品用組成物。
【請求項7】
フュームドアルミナ粒子の約70wt%以上が300nm以下の平均一次凝集体粒径を有する請求項6記載のソフトフォーカス化粧品用組成物。
【請求項8】
フュームドアルミナ粒子が約5μm以上の平均二次凝集体粒径(数による)を有する請求項1記載のソフトフォーカス化粧品用組成物。
【請求項9】
フュームドアルミナ粒子が約30μm以下の平均二次凝集体粒径(数による)を有する請求項8記載のソフトフォーカス化粧品用組成物。
【請求項10】
フュームドアルミナ粒子の約70wt%以上が5μm以上の平均二次凝集体粒径を有する請求項8記載のソフトフォーカス化粧品用組成物。
【請求項11】
フュームドアルミナ粒子の約70wt%以上が30μm以下の平均二次凝集体粒径を有する請求項9記載のソフトフォーカス化粧品用組成物。
【請求項12】
フュームドアルミナ粒子が約30%以上のδ−相およびθ−相結晶アルミナ含量を有する請求項1記載のソフトフォーカス化粧品用組成物。
【請求項13】
さらに抗にきび剤を含む請求項1記載のソフトフォーカス化粧品用組成物。
【請求項14】
化粧品用組成物を約3wt%以上のフュームドアルミナ粒子と一緒にすることを含む、化粧品用組成物のソフトフォーカス効果を高める方法。
【請求項15】
化粧品用組成物が約5wt%以上のフュームドアルミナ粒子を含む請求項14記載の方法。
【請求項16】
化粧品用組成物が約15wt%以上のフュームドアルミナ粒子を含む請求項15記載の方法。
【請求項17】
化粧品用組成物が約30wt%以上のフュームドアルミナ粒子を含む請求項16記載の方法。
【請求項18】
フュームドアルミナ粒子が約50nm以上の平均一次凝集体粒径(数による)を有する請求項14記載の方法。
【請求項19】
フュームドアルミナ粒子が約300nm以下の平均一次凝集体粒径(数による)を有する請求項18記載の方法。
【請求項20】
フュームドアルミナ粒子の約70wt%以上が300nm以下の平均一次凝集体粒径を有する請求項19記載の方法。
【請求項21】
フュームドアルミナ粒子が約5μm以上の平均二次凝集体粒径(数による)を有する請求項14記載の方法。
【請求項22】
フュームドアルミナ粒子が約30μm以下の平均二次凝集体粒径(数による)を有する請求項21記載の方法。
【請求項23】
フュームドアルミナ粒子の約70wt%以上が5μm以上の平均二次凝集体粒径を有する請求項21記載の方法。
【請求項24】
フュームドアルミナ粒子の約70wt%以上が30μm以下の平均二次凝集体粒径を有する請求項22記載の方法。
【請求項25】
フュームドアルミナ粒子が約30%以上のδ−相およびθ−相結晶アルミナ含量を有する請求項14記載の方法。
【請求項26】
化粧品用組成物がさらに抗にきび剤を含む請求項14記載の方法。
【請求項27】
化粧品用組成物を肌に塗布することを含み、そして化粧品用組成物は約3wt%以上のフュームドアルミナ粒子を含む、肌の欠陥を隠す方法。
【請求項28】
化粧品用組成物が約5wt%以上のフュームドアルミナ粒子を含む請求項27記載の方法。
【請求項29】
化粧品用組成物が約15wt%以上のフュームドアルミナ粒子を含む請求項28記載の方法。
【請求項30】
化粧品用組成物が約30wt%以上のフュームドアルミナ粒子を含む請求項29記載の方法。
【請求項31】
フュームドアルミナ粒子が約50nm以上の平均一次凝集体粒径(数による)を有する請求項27記載の方法。
【請求項32】
フュームドアルミナ粒子が約300nm以下の平均一次凝集体粒径(数による)を有する請求項31記載の方法。
【請求項33】
フュームドアルミナ粒子の約70wt%以上が300nm以下の平均一次凝集体粒径を有する請求項32記載の方法。
【請求項34】
フュームドアルミナ粒子が約5μm以上の平均二次凝集体粒径(数による)を有する請求項27記載の方法。
【請求項35】
フュームドアルミナ粒子が約30μm以下の平均二次凝集体粒径(数による)を有する請求項34記載の方法。
【請求項36】
フュームドアルミナ粒子の約70wt%以上が5μm以上の平均二次凝集体粒径を有する請求項34記載の方法。
【請求項37】
フュームドアルミナ粒子の約70wt%以上が30μm以下の平均二次凝集体粒径を有する請求項35記載の方法。
【請求項38】
フュームドアルミナ粒子が約30%以上のδ−相およびθ−相結晶アルミナ含量を有する請求項27記載の方法。
【請求項39】
化粧品用組成物がさらに抗にきび剤を含む請求項27記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公表番号】特表2007−507550(P2007−507550A)
【公表日】平成19年3月29日(2007.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−534288(P2006−534288)
【出願日】平成16年10月6日(2004.10.6)
【国際出願番号】PCT/US2004/032916
【国際公開番号】WO2005/034906
【国際公開日】平成17年4月21日(2005.4.21)
【出願人】(391010758)キャボット コーポレイション (164)
【氏名又は名称原語表記】CABOT CORPORATION
【Fターム(参考)】