説明

フライパン

【課題】肉を調理しても、肉から出た脂を肉から容易に分離することができるフライパンを提供する。
【解決手段】フライパン1は、側縁部3と調理部4と底面部5を有するフライパン本体2を備えている。側縁部は、フライパン本体の側縁に設けられているとともに、第一側縁部と第二側縁部と第三側縁部と第四側縁部を有している。第一側縁部と第二側縁部と第三側縁部と第四側縁部は、それぞれ、外部に外部側縁部を有しており、内部に内部側縁部を有しており、上端に上端部を有しており、下端に下端部を有している。調理部は、第一側縁部の内部側縁部から第二側縁部の内部側縁部に向けて下方に傾斜して形成されている。底面部は、第一側縁部の内部側縁部の下端部から第二側縁部の内部側縁部の下端部に向けて水平に形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、肉を調理した際に、肉から出た脂を肉から容易に分離することができるフライパンに関する。
【0002】
フライパンで肉を調理するためには、フライパンをガスコンロやIH調理器具の上に置いて、フライパン本体を加熱しなければならないが、フライパンで肉を調理すると、肉からは脂が出る。
しかし、フライパンの調理部は、水平に形成されていることが多い。
このため、フライパンで肉を調理すると、肉から出た脂を肉から容易に分離することはできないので、肉の表面に肉から出た脂が大量に吸着する。
【背景技術】
【0003】
背景技術には、特許文献1がある。
特許文献1に示すフライパンは、フライパンの調理部は、水平に形成されている。
このため、特許文献1に示すフライパンで肉を調理した際に、肉から出た脂を肉から容易に分離することはできないので、肉の表面に肉から出た脂が大量に吸着する。
【0004】
【特許文献1】特許公開2010−35652公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、肉を調理した際に、肉から出た脂を肉から容易に分離することができるフライパンを提供することを目的とする。
また、本発明は、肉を調理した際に、肉の表面に肉から出た脂が大量に吸着しないフライパンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のフライパンは、側縁部と調理部と底面部を有するフライパン本体を備えている。
【0007】
側縁部は、フライパン本体の側縁に設けられているとともに、第一側縁部と第二側縁部と第三側縁部と第四側縁部を有している。
第一側縁部と第二側縁部と第三側縁部と第四側縁部は、それぞれ、外部に外部側縁部を有しており、内部に内部側縁部を有しており、上端に上端部を有しており、下端に下端部を有している。
調理部は、第一側縁部の内部側縁部から第二側縁部の内部側縁部に向けて下方に傾斜して形成されている。
底面部は、第一側縁部の内部側縁部の下端部から第二側縁部の内部側縁部の下端部に向けて水平に形成されている。
【0008】
本発明のフライパンの使用例について説明する。
本発明のフライパンをガスコンロやIH調理器具の上において、フライパン本体を加熱する。
フライパン本体の調理部が肉を調理することができるまで加熱することができたら調理部に肉を載せる。
フライパンで肉を調理すると、肉からは、脂が出るが、本発明のフライパンの調理部は、第一側縁部の内部側縁部から第二側縁部の内部側縁部に向けて下方に傾斜して形成されているので、調理している肉から出た脂は、調理部のうち第二側縁部の内部側縁部の近傍まで流れ落ちるので、本発明のフライパンは、肉を調理しても、肉から出た脂を肉から容易に分離することができる。
本発明のフライパンは、肉を調理した際に、肉から出た脂を肉から容易に分離することができるので、肉の表面に肉から出た脂が大量にこびりつかないようにすることができる。
肉とは、牛肉、鶏肉、豚肉、羊肉などの食肉である。
また、本発明のフライパンは、魚や貝や野菜などを調理することもできる。
【発明の効果】
【0009】
本発明のフライパンは、肉を調理した際に、肉から出た脂を肉から容易に分離することができる。
また、本発明のフライパンは、肉を調理した際に、肉から出た脂が肉の表面に大量に吸着しないようにすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
【実施例1】
【0011】
本発明の実施例1のフライパン1は、図1、図2に示すように、フライパン本体2を備えている。
フライパン本体2は、図1、図2に示すように、側縁部3と調理部4と底面部5を有する。
【0012】
側縁部3は、図1、図2に示すように、フライパン本体2の側縁に設けられている。
また、側縁部3は、図3、図4に示すように、第一側縁部31と第二側縁部32と第三側縁部33と第四側縁部34を有している。
第一側縁部31と第二側縁部32は、図5(a)に示すように、それぞれ、内部に内部側縁部3aを有しており、外部に外部側縁部3bを有しており、上端に上端部3cを有しており、下端に下端部3dを有している。
調理部4は、図5(a)に示すように、第一側縁部31の内部側縁部3aから第二側縁部32の内部側縁部3aに向けて下方に傾斜して形成されている。
底面部5は、図5(a)に示すように、第一側縁部31の内部側縁部3aの下端部3dから前記第二側縁部32の内部側縁部3aの下端部3dに向けて水平に形成されている。
第三側縁部33と第四側縁部34は、図5(b)に示すように、それぞれ、内部に内部側縁部3aを有しており、外部に外部側縁部3bを有しており、上端に上端部3cを有しており、下端に下端部3dを有している。
【0013】
フライパン本体2は、鉄、ステンレス、アルミニウムなどの金属材料で形成されている。
調理部4は、フッ素加工、テフロン(登録商標)加工、マーブルコート加工などの表面処理がなされていることがある。
また、調理部4だけではなく第一側縁部31と第二側縁部32と第三側縁部33と第四側縁部34の内部側縁部3aのうち調理部4よりも上方に形成されている部分も、フッ素加工、テフロン(登録商標)加工、マーブルコート加工などの表面処理がなされていることがある。
【0014】
本発明の実施例1においては、図1、図2、図3、図4に示すように、フライパン1を掴みやすいようにするために、フライパン本体2の第四側縁部34の外部側面部3bには、取っ手6が係着されている。
取っ手6の形状については、従来のフライパンの取っ手と同様の形状を有していればよい。
取っ手6は、図1、図2、図3、図4では、第四側縁部34の外部側面部3bに係着されているが、取っ手6は、第一側縁部31の外部側面部3b、第二側縁部32の外部側面部3b、第三側縁部33の外部側面部3bのうちのいずれか1つに係着してもよい。
取っ手6は、フライパン本体2に脱着可能なものであってもよい。
【0015】
本発明の実施例1のフライパン1の側縁部3の平面方向の形状は、図1、図2、図3、図4では略正方形形状ではあるが、側縁部3の平面方向の形状を略円形形状で形成して、図6に示す側縁部3を略円形形状で形成した本発明のフライパン7のように形成してもよい。
【0016】
本発明の実施例1のフライパン1の使用例について説明する。
本発明のフライパン1をガスコンロやIH調理器具の上において、フライパン本体2を加熱する。
調理部4を肉8を調理することができるまで加熱することができたら、調理部4に肉8を載せる。
本発明の実施例1のフライパン1で肉8を調理すると、肉8からは脂9が出るが、本発明の実施例1のフライパン1の調理部4は、図1、図5(a)に示すように、第一側縁部31の内部側縁部3aから第二側縁部32の内部側縁部3aに向けて下方に傾斜して形成されているので、肉8から出た脂9は、図7、図8に示すように、調理部4のうち第二側縁部32の内部側縁部3aの近傍まで流れ落ちるので、本発明の実施例1のフライパン1は、肉8を調理しても、肉8から出た脂9を肉8から容易に分離することができる。
このため、本発明の実施例1のフライパン1は、肉8を調理する際に、肉8の表面に肉8から出た脂9を大量に吸着しないようにすることができる。
肉8とは、牛肉、鶏肉、豚肉、羊肉などの食肉である。
また、本発明の実施例1のフライパン1は、肉だけではなく魚や貝や野菜などを調理することもできる。
【0017】
従来のフライパンは、図9(a)に示すように、従来のフライパン例10のように調理部4は水平に形成されている。
このため、従来のフライパン例10の調理部4に肉8を載せて調理すると、図9(b)(c)に示すように、肉8から出た脂9を肉8から容易に分離することができないので、肉8の表面に肉8から出た脂9を大量に吸着する。
しかし、本発明の実施例1のフライパン1は、調理部4が、図1、図5(a)に示すように、第一側縁部31の内部側縁部3aから第二側縁部32の内部側縁部3aに向けて下方に傾斜して形成されている。
このため、本発明の実施例1のフライパン1で肉8を調理しても、肉8から出た脂9を肉8から容易に分離することができるので、肉8の表面に肉8から出た脂9が大量に吸着しないようにすることができる。
ここで、従来のフライパンは、従来のフライパン例10には限られない。
【実施例2】
【0018】
本発明の実施例2のフライパン1は、本発明の実施例1のフライパン1の変形例である。
本発明の実施例2のフライパン1は、フライパン本体2の底面部5が、図10、図11(a)(b)に示すように、第一側縁部31の内部側縁部3aから第二側縁部32の内部側縁部3aに向けて下方に傾斜して形成されている点が本発明の実施例1とは異なる。
このため、本発明の実施例2のフライパン1は、本発明の実施例1のフライパン1よりも、調理部4から底面部5までの距離が短いので、本発明の実施例1のフライパン1よりも、調理部4をより早く肉8を調理することができるまで加熱することができる。
本発明の実施例2のフライパン1の調理部4は、図11(a)に示すように、本発明の実施例1のフライパン1と同様に、第一側縁部31の内部側縁部3aから第二側縁部32の内部側縁部3aに向けて下方に傾斜して形成されているので、図12に示すように、本発明の実施例2のフライパン1も、本発明の実施例1のフライパン1と同様に、フライパン1で肉8を調理しても、肉8から出た脂9を肉8から容易に分離することができる。
このため、本発明の実施例2のフライパン1も、本発明の実施例1のフライパン1と同様に、肉8を調理しても、肉8の表面に肉8から出た脂9が大量に吸着しないようにすることができる。
【実施例3】
【0019】
本発明の実施例3のフライパン1は、本発明の実施例1のフライパン1の変形例である。
本発明の実施例3のフライパン1は、図13、図14、図15(a)(b)に示すように、フライパン2の調理部4に突起部11が設けられている点が本発明の実施例1とは異なる。
本発明の実施例3のフライパン1で肉8を調理すると肉8から出た脂9は、調理部4のうち第二側縁部32の内部側縁部3aの近傍まで流れ落ちて貯まるが、調理部4に突起部11を設けておけば、肉8を調理部4に載せて調理している際に、肉8が調理部4を滑り落ちても、図16に示すように、肉8は、突起部11に接触するので、肉8は脂9が貯まっている部分に落ちることはない。
【0020】
突起部11は、調理部4のうち第二側縁部32の内部側縁部3aの近傍に設けられている。
ただし、突起部11は、肉8が脂9が貯まっている部分に落ちないようにようにするために必要があれば、調理部4のうち第二側縁部32の内部側縁部3aの近傍よりも上の部分に設けてもよい。
【実施例4】
【0021】
本発明の実施例4のフライパン1は、本発明の実施例2のフライパン1の変形例である。
本発明の実施例4のフライパン1は、図13、図14、図17(a)(b)に示すように、調理部4に突起部11が設けられている点が本発明の実施例2とは異なる。
本発明の実施例4のフライパン1で肉8を調理すると肉8から出た脂9は、調理部4のうち第二側縁部32の内部側縁部3aの近傍まで流れ落ちて貯まるが、調理部4に突起部9を設けておけば、肉8を調理部4に載せて調理している際に、肉8が調理部4を滑り落ちても、図16に示すように、肉8は、突起部11に接触するので、肉8は脂9が貯まっている部分に落ちることはない。
【0022】
突起部11は、調理部4のうち第二側縁部32の内部側縁部3aの近傍に設けられている。
ただし、突起部11は、肉8が脂9が貯まっている部分に落ちないようにようにするために必要があれば、調理部4のうち第二側縁部32の内部側縁部3aの近傍よりも上の部分に設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の実施例1のフライパンを平面方向から見た斜視図である。
【図2】本発明の実施例1のフライパンを底面方向から見た斜視図である。
【図3】本発明の実施例1のフライパンの平面図である。
【図4】(a)本発明の実施例1のフライパンをAA'線方向から見た側面図である。(b)本発明の実施例1のフライパンをBB'線方向から見た側面図である。(c)本発明の実施例1のフライパンをCC'線方向から見た側面図である。(d)本発明の実施例1のフライパンをDD'線方向から見た側面図である。
【図5】(a)本発明の実施例1のフライパンのEE'線断面図である。(b)本発明の実施例1のフライパンのFF'線断面図である。
【図6】側縁部を略円形形状で形成した本発明の実施例1のフライパンの斜視図である。
【図7】本発明の実施例1のフライパンの使用状態を示す斜視図である。
【図8】本発明の実施例1のフライパンの使用状態のEE'線断面図である。
【図9】(a)従来のフライパン例の斜視図である。(b)従来のフライパン例の使用状態の斜視図である。(c)従来のフライパン例の使用状態のGG’線断面図である。
【図10】本発明の実施例2のフライパンを底面方向から見た斜視図である。
【図11】(a)本発明の実施例2のフライパンのEE'線断面図である。(b)本発明の実施例2のフライパンのFF'線断面図である。
【図12】本発明の実施例2のフライパンの使用状態のEE'線断面図である。
【図13】本発明の実施例3のフライパンを平面方向から見た斜視図である。
【図14】本発明の実施例3のフライパンの平面図である。
【図15】(a)本発明の実施例3のフライパンのEE'線断面図である。(b)本発明の実施例3のフライパンのFF'線断面図である。
【図16】本発明の実施例3のフライパンの使用状態のEE'線断面図である。
【図17】(a)本発明の実施例4のフライパンのEE'線断面図である。(b)本発明の実施例4のフライパンのFF'線断面図である。
【図18】本発明の実施例4のフライパンの使用状態のEE'線断面図である。
【符号の説明】
【0024】
1 本発明のフライパン
2 本発明のフライパン本体
3 側縁部
31 第一側縁部
32 第二側縁部
33 第三側縁部
34 第四側縁部
3a 内部側縁部
3b 外部側縁部
3c 上端部
3d 下端部
4 調理部
5 底面部
6 取っ手
7 側縁部を略円形形状で形成した本発明のフライパン
8 肉
9 脂
10 従来のフライパン例
11 突起部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
肉を調理するためのフライパンであって、
側面部と調理部と底面部を有するフライパン本体を備えており、
前記側縁部は、前記フライパン本体の側縁に設けられているとともに、第一側縁部と第二側縁部と第三側縁部と第四側縁部を有しているだけではなく、前記第一側縁部と前記第二側縁部と前記第三側縁部と前記第四側縁部は、それぞれ、外部に外部側縁部を有し、内部に内部側縁部を有し、上端に上端部を有し、下端に下端部を有し、
前記調理部は、前記第一側縁部の前記内部側縁部から前記第二側縁部の前記内部側縁部に向けて下方に傾斜して形成されており、
前記底面部は、前記第一側縁部の前記内部側縁部の前記下端部から前記第二側縁部の前記内部側縁部の前記下端部に向けて水平に形成されていることを特徴とするフライパン。
【請求項2】
前記底面部は、前記第一側縁部の前記内部側縁部から前記第二側縁部の前記内部側縁部に向けて下方に傾斜して形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフライパン。
【請求項3】
前記調理部には突起部が設けられていることを特徴とする請求項1、あるいは、請求項2のうちのいずれか1つに記載のフライパン。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate


【公開番号】特開2012−165989(P2012−165989A)
【公開日】平成24年9月6日(2012.9.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−31616(P2011−31616)
【出願日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【出願人】(710011800)
【Fターム(参考)】