説明

フラノン誘導体

本発明は、酸素剥奪に供された酸化的に適合性の細胞における、代謝完全性の復帰または保存において特に活性である新規フラノン誘導体に関する。フラノン誘導体およびその薬学的に受容可能な塩は、神経炎症、および神経変性障害に対する細胞保護的活性および保護的活性を有し;発作、脳虚血、心筋梗塞、心筋虚血、慢性心不全、炎症および他の酸化的ストレス関連状態、ならびにアルツハイマー病および老年痴呆の処置に有用であり;また、このような状態の処置のための薬学的処方物の製造にも有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I
【化1】

の化合物(単一の互変異性体、単一の立体異性体ならびに互変異性体および/または立体異性体の混合物を含む)、ならびにそれらの薬学的に受容可能な塩であって、
は:−C(O)OR’;−C(O)NR’R’’;−CHOR’’’;シアノ;必要に応じて置換された複素環式;必要に応じて置換された複素環式−アルキル;必要に応じて置換されたヘテロアリール、または必要に応じて置換されたヘテロアラルキルであり;
は:必要に応じて置換されたアルキル;必要に応じて置換されたシクロアルキル;必要に応じて置換されたアリール;必要に応じて置換されたアラルキル;必要に応じて置換された複素環式;必要に応じて置換されたヘテロアリール;必要に応じて置換されたヘテロアラルキル;必要に応じて置換されたヌクレオシド;必要に応じて置換されたアミノ酸;または必要に応じて置換されたジペプチド、トリペプチドもしくはテトラペプチドであり;
は:必要に応じて置換されたアルキル;必要に応じて置換されたシクロアルキル;必要に応じて置換されたアリール;必要に応じて置換されたアラルキル;必要に応じて置換された複素環式;必要に応じて置換されたヘテロアリール;必要に応じて置換されたヘテロアラルキル;必要に応じて置換されたヌクレオシド;必要に応じて置換されたアミノ酸;または必要に応じて置換されたジペプチド、トリペプチドもしくはテトラペプチドであり;
は:水素;アルキル;アルキルカルボニル;(ポリ)アルコキシアルキレン;またはジアルコキシホスホリルオキシであり;
Xは:低級アルキレン;−N(R’)−;−S−;−S(O)−;−S(O)−;またはXがRと一緒になって、−P(O)(OR’)であり;
Yは:−N(R’)−;−S−;−S(O)−;−S(O)−;またはYがRと一緒になって、−P(O)(OR’)であり;
あるいはX−RがY−Rと一緒になって、必要に応じて置換された脂肪族環もしくは芳香環を形成し;
R’は:水素;アルケニル;必要に応じて置換されたアルキル;必要に応じて置換されたシクロアルキル;ホスホリル;または必要に応じて置換されたアリールであり;
R’’は:水素;アルケニル;必要に応じて置換されたアルキル;または必要に応じて置換されたアリールであり;
あるいはR’およびR’’が、これらが結合する原子と一緒になって、5〜7員の飽和または不飽和芳香環を形成し、必要に応じて、N、O、またはSから選択される1つ以上のさらなるヘテロ原子が組み込まれ、そして必要に応じて、低級アルキル、ハロ、シアノ、アルキルチオ、低級アルコキシ、カルボキシ、ベンジル、およびオキソからなる基から選択される1つ以上の置換基で置換され;
R’’’は:水素;アルケニル;必要に応じて置換されたアルキル;アシル、必要に応じて置換されたシクロアルキル;ホスホリル;または必要に応じて置換されたアリールであり;
ただし、該化合物は、4−ヒドロキシ−3−メタンスルホニル−2−メタン−スルホニルメチル−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステルではなく、さらにXが低級アルキレンであってRが必要に応じて置換されたアルキルでない、
化合物。
【請求項2】
XおよびYが、共に−S−、−S(O)−、および−S(O)−から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
XおよびYが、共に−S−である、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
が水素である、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
が水素である、請求項2に記載の化合物。
【請求項6】
請求項1に記載の化合物であって、ここで、Rが−CHOR’’’;−C(O)OR’;または−C(O)NR’R’’であり;そしてR’、R’’、およびR’’’が水素および(C〜C)アルキルから選択される、化合物。
【請求項7】
請求項2に記載の化合物であって、Rが−CHOR’’’;−C(O)OR’;または−C(O)NR’R’’であり;そしてR’、R’’、およびR’’’が水素および(C〜C)アルキルから選択される、化合物。
【請求項8】
請求項5に記載の化合物であって、Rが−CHOR’’’;−C(O)OR’;または−C(O)NR’R’’であり;そしてR’、R’’、およびR’’’が水素および(C〜C)アルキルから選択され;そしてR’が水素および(C〜C)アルキルから選択される、化合物。
【請求項9】
請求項2に記載の化合物であって、RおよびRは同一であり、以下:必要に応じて置換されたアルキル;必要に応じて置換されたシクロアルキル;必要に応じて置換されたアリール;必要に応じて置換されたアラルキル;必要に応じて置換されたヘテロアリール;および必要に応じて置換されたヘテロアラルキルから選択される、化合物。
【請求項10】
請求項9に記載の化合物であって、RおよびRは同一であり、以下:必要に応じて置換された(C〜C)アルキル;必要に応じて置換された(C〜C)シクロアルキル;必要に応じて置換されたフェニル;必要に応じて置換されたナフタレニル;必要に応じて置換されたベンジル;必要に応じて置換された1−H−ベンゾイミダゾール−2−イル;必要に応じて置換されたベンゾチアゾール−2−イル;必要に応じて置換されたベンゾオキサゾール−2−イル;必要に応じて置換されたベンゾセレナゾール−2−イル;必要に応じて置換されたフラン−2−イル−低級アルキル;必要に応じて置換されたチアゾール−2−イル;必要に応じて置換された1H−イミダゾール−2−イル;必要に応じて置換されたピリジン−2−イル;必要に応じて置換されたピリミジン−2−イル;必要に応じて置換されたキノリニン−4−イル;必要に応じて置換された[1,3,4]オキサジアゾール−2−イル;必要に応じて置換された2H−[1,2,4]−トリアゾール−3−イル;および必要に応じて置換された[1,3,4]チアジアゾール−2−イルから選択され;
そしてここで前記置換基は、(C〜C)アルキル;(C〜C)アルケニル;ハロゲン;ハロアルキル;アシル、スルホン酸;スルファニル;アミノ;1置換アミノまたは2置換アミノ;アリール;カルボキシ;カルボキシビニル;エステル;アミド、ヒドロキシ;およびアルコキシから選択される、化合物。
【請求項11】
請求項10に記載の化合物であって、RおよびRは同一であり、以下:1−H−ベンゾイミダゾール−2−イル;ベンゾチアゾール−2−イル;5−メトキシ−ベンゾチアゾール−2−イル;6−ニトロ−ベンゾチアゾール−2−イル;ベンゾオキサゾール−2−イル;4−メトキシ−ベンジル;2,4−ジクロロベンジル;2−クロロ−6−フルオロ−ベンジル;5−アミノ−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル;フラン−2−イルメチル;シクロヘキシル;ピリジン−4−イル;5−フェニル−[1,3,4]オキサジアゾール−2−イル;ピロリジン−1−カルボチオイル;4−(2−メトキシカルボニル−ビニル)−フェニル;4−トリフルオロメチル−ピリミジン−2−イル;4−メチル−ピリミジン−2−イル;およびピリミジン−2−イルから選択される、化合物。
【請求項12】
XおよびYが−S−である、請求項10に記載の化合物。
【請求項13】
XおよびYが−S−である、請求項11に記載の化合物。
【請求項14】
請求項13に記載の化合物であって、R’は−C(O)OR’であり;R’は水素および(C〜C)アルキルから選択され;そしてRは水素である、化合物。
【請求項15】
請求項13に記載の化合物であって、Rは−CHOR’’’であり;R’’’は水素および(C〜C)アルキルから選択され;そしてRは水素である、化合物。
【請求項16】
請求項13に記載の化合物であって、R’は−C(O)NR’R’’であり;R’およびR’’は水素、(C〜C)アルキルおよびヒドロキシ(C〜C)アルキルから選択され;そしてRは水素である、化合物。
【請求項17】
請求項1に記載の化合物であって、RおよびRが、必要に応じて置換されたジチア−シクロヘキセン;必要に応じて置換されたジチア−シクロヘプテン;または7,8−ジヒドロ−6H−5,9−ジチア−ベンゾシクロヘプテンを形成し;そしてここで、前記置換基が、(C〜C)アルキル、ハロゲン、またはオキソから選択される、化合物。
【請求項18】
式III:
【化2】

の化合物(単一の互変異性体、単一の立体異性体ならびに互変異性体および/または立体異性体の混合物を含む)、ならびにそれらの薬学的に受容可能な塩であって、
は:−C(O)OR;−C(O)NR;−CHOR;−C(O)R;シアノ;必要に応じて置換された複素環式;または必要に応じて置換されたヘテロアリールであり;
は:水素;−C(O)OR;−C(O)NR;−CHOR;−C(O)R;シアノ;必要に応じて置換されたアルキル;必要に応じて置換され複素環式;必要に応じて置換されたアリール、または必要に応じて置換されたヘテロアリール;
あるいはRおよびRが、それらが結合する原子と一緒になって、必要に応じて置換された環を形成し;
は:必要に応じて置換されたアルキル;必要に応じて置換されたシクロアルキル;必要に応じて置換されたアリール;必要に応じて置換されたアラルキル;必要に応じて置換された複素環式;必要に応じて置換されたヘテロアリール;必要に応じて置換されたヘテロアラルキル;必要に応じて置換されたヌクレオシド;必要に応じて置換されたアミノ酸;または必要に応じて置換されたジペプチド、トリペプチドもしくはテトラペプチドであり;ただし、Rがアルキルである場合、Rは必要に応じて置換された複素環式、必要に応じて置換されたヘテロアリール、または必要に応じて置換されたヘテロアラルキルであり;
あるいはRおよびRが、それらが結合する原子と一緒になって、必要に応じて置換された複素環式環を形成し;
は:水素;アルキル;アルキルカルボニル;(ポリ)アルコキシアルキレン;またはジアルコキシホスホリルオキシであり;
Y’は:−N(R)−;S−;−S(O)−;または−S(O)−であり;
は:水素;アルケニル;必要に応じて置換されたアルキル;必要に応じて置換されたシクロアルキル;または必要に応じて置換されたアリールであり;
は:水素;アルケニル;必要に応じて置換されたアルキル;または必要に応じて置換されたアリールであり;
あるいはRおよびRが、それらが結合する原子と一緒になって、5〜7員の飽和または不飽和芳香環を形成し、必要に応じて、N、O、またはSから選択される1つ以上のさらなるヘテロ原子を組み込み、そして必要に応じて、必要に応じて置換された低級アルキル、ハロ、シアノ、アルキルチオ、低級アルコキシ、カルボキシ、ベンジル、およびオキソからなる基から選択される1つ以上の置換基で置換され;
は、必要に応じて置換されたアルキルまたは必要に応じて置換されたアリールであり;そして
は:水素;アルケニル;必要に応じて置換されたアルキル;アシル、必要に応じて置換されたシクロアルキル;または必要に応じて置換されたアリールである;
化合物。
【請求項19】
Y’が−S−;−S(O)−;および−S(O)−から選択される、請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
Y’が−S−である、請求項18に記載の化合物。
【請求項21】
が水素である、請求項18に記載の化合物。
【請求項22】
が水素である、請求項20に記載の化合物。
【請求項23】
請求項20に記載の化合物であって、Rが−C(O)ORであり;そしてRが水素;(C〜C)アルキル;および(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキルから選択される、化合物。
【請求項24】
請求項20に記載の化合物であって、Rが水素または−C(O)ORであり;そしてRが水素および(C〜C)アルキルから選択される、化合物。
【請求項25】
請求項23に記載の化合物であって、Rが水素または−C(O)ORであり;そしてRが水素および(C〜C)アルキルから選択される、化合物。
【請求項26】
請求項20に記載の化合物であって、Rが−C(O)Rであり、そしてRが水素;(C〜C)アルキル;およびアリールから選択される、化合物。
【請求項27】
が水素である、請求項26に記載の化合物。
【請求項28】
請求項20に記載の化合物であって、Rがベンジル;4−フルオロベンジル;1−H−ベンゾイミダゾール−2−イル;5−メチル−1−H−ベンゾイミダゾール−2−イル;ベンゾチアゾール−2−イル;5−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イル;および4−フェニル−チアゾール−2−イルから選択される、化合物。
【請求項29】
請求項28に記載の化合物であって、Rが−C(O)ORであり;Rが水素;(C〜C)アルキル;および(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキルから選択され;そしてRが水素である、化合物。
【請求項30】
請求項28に記載の化合物であって、RおよびRが−C(O)ORであり;Rが水素および(C〜C)アルキルから選択され;そしてRが水素である、化合物。
【請求項31】
請求項28に記載の化合物であって、Rが−C(O)Rであり;Rが水素;(C〜C)アルキル;またはアリールから選択され;そしてRが水素である、化合物。
【請求項32】
請求項1〜31のいずれか一項に記載の少なくとも1つの治療有効量の化合物を含む薬学的処方物であって、少なくとも1つの薬学的に受容可能な賦形剤と混合されている、薬学的処方物。
【請求項33】
医薬として使用するための、請求項1〜31のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項34】
酸化的ストレスを特徴とする状態の処置または予防のための医薬の製造のための、請求項1〜31のいずれか一項に記載の1つ以上の化合物の使用。
【請求項35】
前記状態が、発作;脳虚血;網膜虚血;術後性認知機能障害;末梢神経障害;脊髄損傷;頭部外傷;および外科的外傷から選択される、請求項34に記載の使用。
【請求項36】
前記状態が、炎症性成分または自己免疫性成分を含む、請求項34の使用。
【請求項37】
請求項1〜31のいずれか一項に記載の1つ以上の化合物の使用であって、神経炎症または神経変性疾患を特徴とする状態の処置または予防のための医薬の製造のための、使用。
【請求項38】
前記状態が、アルツハイマー病および老年痴呆から選択される、請求項37に記載の使用。
【請求項39】
請求項1〜31のいずれか一項に記載の1つ以上の有効量の化合物を投与する工程を包含する、酸化的ストレスを特徴とする状態に罹患した哺乳類の処置のための方法。
【請求項40】
請求項39に記載の方法であって、前記状態が、発作;脳虚血;網膜虚血;術後性認知機能障害;末梢神経障害;脊髄損傷;頭部外傷;および外科的外傷から選択される、方法。
【請求項41】
前記状態が、炎症性成分または自己免疫性成分を含む、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記化合物が以下から選択される、請求項41に記載の方法:
・3−(ベンゾチアゾール−2−イルスルファニル)−2−(ベンゾチアゾール−2−イルスルファニルメチル)−4−ヒドロキシ−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステル;
・4−ヒドロキシ−5−オキソ−3−(5−フェニル−2H−[1,2,4]トリアゾール−3−イルスルファニル)−2−(5−フェニル−2H−[1,2,4]トリアゾール−3−イルスルファニルメチル)−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステル;
・4−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イルスルファニル)−5−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イルスルファニルメチル)−3−ヒドロキシ−5−ヒドロキシメチル−5H−フラン−2−オン;
・4−ヒドロキシ−5−オキソ−3−(4−トリフルオロメチル−ピリミジン−2−イルスルファニル)−2−(4−トリフルオロメチル−ピリミジン−2−イルスルファニルメチル)−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステル;
・4−ヒドロキシ−5−オキソ−3−(ピリミジン−2−イルスルファニル)−2−(ピリミジン−2−イルスルファニルメチル)−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステル;
・4−ヒドロキシ−5−オキソ−3−(2−スルホ−エチルスルファニル)−2−(2−スルホ−エチルスルファニルメチル)−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステル;
・4−ヒドロキシ−5−オキソ−3−(7−トリフルオロメチル−キノリン−4−イルスルファニル)−2−(7−トリフルオロメチル−キノリン−4−イルスルファニルメチル)−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステル;
・3−(ベンゾセレナゾール−2−イルスルファニル)−2−(ベンゾセレナゾール−2−イルスルファニルメチル)−4−ヒドロキシ−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステル;
・4−ヒドロキシ−5−オキソ−3−(5−スルホン酸−1H−ベンゾイミダゾール−2−イルスルファニル)−2−(5−スルホン酸−1H−ベンゾイミダゾール−2−イルスルファニルメチル)−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステル;
・3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イルスルファニル)−2−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イルスルファニルメチル)−4−ヒドロキシ−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
・4−ヒドロキシ−5−オキソ−3−(ピロリジン−1−カルボチオイルスルファニル)−2−(ピロリジン−1−カルボチオイルスルファニルメチル)−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステル;
・3−シクロヘキシルスルファニル−2−シクロヘキシルスルファニルメチル−4−ヒドロキシ−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステ;
・3−(2−ジメチルアミノ−エチルスルファニル)−2−(2−ジメチルアミノ−エチルスルファニルメチル)−4−ヒドロキシ−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステル,塩酸塩;
・4−ヒドロキシ−5−オキソ−3−(ピリジン−4−イルスルファニル)−2−(ピリジン−4−イルスルファニルメチル)−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステル;
・5,8−ジクロロ−3−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−1−オキソ−4,9−ジチア−ベンゾ[f]アズレン−10a−カルボン酸エチルエステル;
・3−(5−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルスルファニル)−2−(5−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルスルファニルメチル)−4−ヒドロキシ−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステル;および
・3−(5−アミノ−[1,3,4]チアジアゾール−2−イルスルファニル)−2−(5−アミノ−[1,3,4]チアジアゾール−2−イルスルファニルメチル)−4−ヒドロキシ−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステル。
【請求項43】
前記化合物が以下から選択される、請求項40に記載の方法:
・3−(ベンゾチアゾール−2−イルスルファニル)−2−(ベンゾチアゾール−2−イルスルファニルメチル)−4−ヒドロキシ−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸(2−ヒドロキシ−エチル)−アミド;
・3−(2,4−ジクロロベンジルスルファニル)−2−(2,4−ジクロロベンジルスルファニルメチル)−4−ヒドロキシ−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステル;
・3−(5−アミノ−[1,3,4]チアジアゾール−2−イルスルファニル)−2−(5−アミノ−[1,3,4]チアジアゾール−2−イルスルファニルメチル)−4−ヒドロキシ−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
・4−(2,2−ジメチル−プロピオニルオキシ)−3−(フラン−2−イルメチルスルファニル)−2−(フラン−2−イルメチルスルファニルメチル)−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステル;
・3−(ベンゾチアゾール−2−イルスルファニル)−2−(ベンゾチアゾール−2−イルスルファニルメチル)−4−ヒドロキシ−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステル;
・3−(ベンゾオキサゾール−2−イルスルファニル)−2−(ベンゾオキサゾール−2−イルスルファニルメチル)−4−ヒドロキシ−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステル;
・3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イルスルファニル)−2−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イルスルファニルメチル)−4−ヒドロキシ−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸;
・4−ヒドロキシ−5−オキソ−3−(ピロリジン−1−カルボチオイルスルファニル)−2−(ピロリジン−1−カルボチオイルスルファニルメチル)−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステル;
・3−シクロヘキシルスルファニル−2−シクロヘキシルスルファニルメチル−4−ヒドロキシ−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステル;
・4−ヒドロキシ−5−オキソ−3−(ピリジン−4−イルスルファニル)−2−(ピリジン−4−イルスルファニルメチル)−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステル;
・4−ヒドロキシ−5−オキソ−3−(5−フェニル−[1,3,4]オキサジアゾール−2−イルスルファニル)−2−(5−フェニル−[1,3,4]オキサジアゾール−2−イルスルファニルメチル)−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステル;および
・3−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イルスルファニル)−2−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イルスルファニルメチル)−4−ヒドロキシ−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステル。
【請求項44】
請求項1〜31のいずれか一項に記載の有効量の化合物を投与する工程を包含する、神経炎症または神経変性疾患を特徴とする状態に罹患した哺乳類の処置のための方法。
【請求項45】
前記状態が、アルツハイマー病および老年痴呆から選択される、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記化合物が以下から選択される、請求項44に記載の方法:
・3−(2−クロロ−6−フルオロ−ベンジルスルファニル)−2−(2−クロロ−6−フルオロ−ベンジルスルファニルメチル)−4−ヒドロキシ−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステル;
・4−ヒドロキシ−3−(5−メトキシ−ベンゾチアゾール−2−イルスルファニル)−2−(5−メトキシ−ベンゾチアゾール−2−イルスルファニルメチル)−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステル;
・2−(ベンゾチアゾール−2−スルフィニルメチル)−3−(ベンゾチアゾール−2−イルスルファニル)−4−ヒドロキシ−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステル;
・4−ヒドロキシ−3−(6−ニトロ−ベンゾチアゾール−2−イルスルファニル)−2−(6−ニトロ−ベンゾチアゾール−2−イルスルファニルメチル)−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステル;
・4−ヒドロキシ−3−[4−(2−メトキシカルボニル−ビニル)−フェニルスルファニル]−2−[4−(2−メトキシカルボニル−ビニル)−フェニルスルファニルメチル]−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステル;
・4−(2,2−ジメチル−プロピオニルオキシ)−3−(フラン−2−イルメチルスルファニル)−2−(フラン−2−イルメチルスルファニルメチル)−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステル;
・4−ヒドロキシ−3−(4−メトキシ−ベンジルスルファニル)−2−(4−メトキシ−ベンジルスルファニルメチル)−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステル;
・2−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イルスルファニルメチル)−4−エトキシ−3−(1−エチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イルスルファニル)−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステル;
・3−(ベンゾチアゾール−2−イルスルファニル)−2−(ベンゾチアゾール−2−イルスルファニルメチル)−4−ヒドロキシ−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステル;
・4−ヒドロキシ−5−オキソ−3−(4−トリフルオロメチル−ピリミジン−2−イルスルファニル)−2−(4−トリフルオロメチル−ピリミジン−2−イルスルファニルメチル)−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステル;
・4−ヒドロキシ−3−(4−メチル−ピリミジン−2−イルスルファニル)−2−(4−メチル−ピリミジン−2−イルスルファニルメチル)−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステル;
・4−ヒドロキシ−5−オキソ−3−(ピリミジン−2−イルスルファニル)−2−(ピリミジン−2−イルスルファニルメチル)−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステル;および
・3−(ベンゾセレナゾール−2−イルスルファニル)−2−(ベンゾセレナゾール−2−イルスルファニルメチル)−4−ヒドロキシ−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−フラン−2−カルボン酸エチルエステル。
【請求項47】
上記明細書の発明。

【公表番号】特表2006−502963(P2006−502963A)
【公表日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2003−564026(P2003−564026)
【出願日】平成15年1月30日(2003.1.30)
【国際出願番号】PCT/US2003/002766
【国際公開番号】WO2003/064403
【国際公開日】平成15年8月7日(2003.8.7)
【出願人】(501241025)ガリレオ ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド (2)
【Fターム(参考)】