説明

フランジ付き容器を収納する外装カートン

【課題】本発明は、食品、医薬品、組み立て部品等の内容物を小分けして収納する小容器を複数、外装カートンに収納する場合において、外装カートンの表面に記載してある料理のレシピなどの情報を、内容物の残りが無くなるまでの期間、保管することができる解決法を提供することを課題とするものである。
【解決手段】二つ以上の内容物を収納するフランジ付き容器を、二つ以上収納する外装カートンの表面に、レシピなどの情報が記載されてなる表示部を設ける。表示部の周囲に切取可能な切取線を設け、かつ、その表示部内に、一対以上の切り込みを設ける。その表示部を切り離し、さらにその切り込みを、上記フランジ付き容器のフランジ部に差し込み、装着できることによって、内容物の残ったフランジ付容器とレシピなどが記載された表示部を一体化したフランジ付き容器を収納する外装カートンである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、食品、医薬品、組み立て部品等を小分けして収納する小容器を、複数収納する外装カートンの表面に記載する表示部に関するものである。
【0002】
前記表示部には、記載しなければならない多くの情報があるが、レシピや説明文などは、小分けして収納されている内容物が残っている間は、必要なものである。
【0003】
本発明は、前記表示部の中のレシピや説明文などが記載されている表示部分を、小分けして収納されている内容物が残っている期間中、保管することに関するものである。
【背景技術】
【0004】
従来から、食品、医薬品、組み立て部品等の内容物を収納したカートンにおいて、内容物についてのレシピ、内容説明、使用方法等の情報は、これらの内容物を収納するカートンの表面に印刷されている。
【0005】
それらの情報の中から料理のレシピなどの部分を保管する場合には、カートンのまま保管するか、ハサミなどを使用して切り取って保管していた。
【0006】
しかしながら、カートンのまま保管する場合、内容物の残りがなくなるまでカートンを保管することになる。
【0007】
カートンが、大きい場合は、大きな空間を、置き場所、保管場所として専有することになり、台所スペースの有効利用を妨げることになる。
【0008】
また、ハサミなどを使用して切り取って保管する場合、内容物の残りがなくなるまでの間に、その切れ端を紛失してしまった場合、内容物の残りが有効利用できずに、ムダになってしまうことになる。
【0009】
さらに、食品、医薬品、組み立て部品等の内容物を小分けして収納した小容器を複数、外装カートンに収納する場合は、上記スペーストラブルや紛失トラブルが起きやすいものである。
【0010】
すなわち、外装カートンにのみ、料理などのレシピなどが記載されていた場合、外装カートンが廃棄されたり、外装カートンから切り取った切れ端が紛失するケースが、発生し易くなるので、さらに、内容物の残りが有効利用できずに、ムダになってしまうことになり易いものである。
【0011】
特許文献1に係る発明は、料理のレシピなど保管する必要のある情報は、カートンのまま保管するか、ハサミなどを使用して切り取る必要があり、消費者にとっては不便な状況であったことを鑑みなされたものである。
【0012】
すなわち、特許文献1には、料理のレシピなど情報が記載されるスペースを増やすことと、そのスペースが容易に切り取れるようにする工夫が記載されてある。
【0013】
つまり、内容説明、使用方法等の情報をカートンの表面に印刷する場合には、カートンの表面積によって印刷する部分が限定されるため、充分な量の内容説明、使用方法等の情報を記載することができないという問題があった。
【0014】
特許文献1に係る発明は、カートンに記載できる表面積を増やすために、図5〜図6に示すように表示パネル(30)を設けると共に、保管する必要のある情報を記載した部分を簡単にカード状に切り取ることができるようにしたものである。
【0015】
すなわち、図5〜図6に示すように特許文献1に係る表示パネル付き易開封性カートンは、四つの側面(22)と天部(24)と底部(23)とからなる直方体形状のカートンであり、
【0016】
側面(22)が、側パネル(25)、後パネル(26)、側パネル(27)、前パネル(28)、補助パネル(29)そして表示パネル(30)とからなるものである。
【0017】
表示パネル(30)が後パネル(26)の少なくとも一部に重なった状態となっている。
【0018】
また、表示パネル(30)が重ねられた後パネル(26)には、上辺を含む一部をカード状に切り取り可能な切り取り部(21)が設けてあり、この部分に保管する必要のあるレシピなどの情報を記載できるものである。
【0019】
前記前パネル(28)の上辺には天パネル(31)が、下辺には底パネル(23)が折れ線を介して折り曲げ可能に連設されているものである。
【0020】
つまり、図5〜6に示すように、前記表示パネル(30)を設けることにより、カートンに記載できる表面積を増やすことができると共に、必要な情報を記載した部分、すなわち前記切り取り部(21)を簡単にカード状に切り取り保管することができるものである。
【0021】
しかしながら、保管する必要のある情報を記載した部分を簡単にカード状に切り取ることができることにはなったけれど、内容物の残りがなくなるまでの間に、その切れ端である前記切り取り部(21)を紛失してしまう可能性は、依然として残っているものである。
【0022】
すなわち、特許文献1の場合には、内容物とレシピパネルを別々に保管しなくてはならず、内容物を使用する際には、レシピパネルを探す手間がかかるという問題を有するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0023】
【特許文献1】特開2002−154530号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0024】
本発明は、従来技術の問題を解決するためになされたものであり、食品、医薬品、組み立て部品等の内容物を小分けして収納する小容器を複数、外装カートンに収納する場合において、外装カートンの表面に記載してある料理のレシピなどの情報を、内容物の残りが無くなるまでの期間、保管することができる解決法を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0025】
本発明は、フランジ付き容器を、少なくとも二つ以上、収納できる外装カートンの表面
に、レシピや取り扱い説明文を記載した表示部を設けたフランジ付き容器を収納する外装カートンである。
【0026】
また、前記表示部の周囲に切り取り可能な切り取り線を設け、前記表示部内に、少なくとも一対以上の切り込みを設けたものである。
【0027】
また、前記表示部を切り離し、前記表示部の切り込みを前記フランジ付き容器のフランジ部に差し込み、装着できることを特徴とするフランジ付き容器を収納する外装カートンである。
【発明の効果】
【0028】
本発明は、食品、医薬品、組み立て部品等の内容物を小分けして収納する容器を複数、収納できる外装カートンの表面に料理のレシピなどの情報を記載した表示部を設けるものである。
【0029】
その表示部を切り取り、内容物の残りが無くなるまでの期間、保管、使用、利用することができるという効果を有するものである。
【0030】
本発明は、少なくとも二つ以上の内容物を収納するフランジ付き容器を、少なくとも二つ以上、収納できる外装カートンの表面に、レシピや取り扱い説明文を記載した表示部を設けたフランジ付き容器を収納する外装カートンである。
【0031】
そして、前記表示部の周囲に切り取り可能な切り取り線を設け、前記表示部内に、少なくとも一対以上の切り込みを設けたものである。
【0032】
そして、前記表示部を切り離し、その表示部内の切り込みを前記フランジ付き容器のフランジ部に差し込み、装着することによって、内容物の残りが無くなるまでの期間、保管、使用、利用することができるという効果を有するものである。
【0033】
つまり、レシピなどが記載された切れ端が、内容物が残っているフランジ付き容器と一体化することで、内容物の残りが無くなるまでの期間、レシピなどを保管、使用、利用することができるという効果を有するものである。
【0034】
すなわち、従来、カートンの表面にレシピなどが表示されていたため、使用者は、内容物を使い切るまでレシピなどを見る必要があったため、そのカートンを廃棄することができなかったといった問題を解決できるという効果を有するものである。
【0035】
つまり、内容物が少量であるにも関わらず、カートンを保管しなければならず、かさぱる、じゃまになるといった問題を解決できるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】図1の(a)は、本発明の外装カートン(1)の斜視略図である。図1の(b)は、本発明の外装カートン(1)の表面のレシピや説明文を記載した表示部を切り取り線(2)で囲った表示部分(5)を切り離した模式図である。(4)は、表示部分(5)内に設けた切り込みである。
【図2】図2の(a)は、本発明の外装カートン(1)の表面のレシピや説明文を記載した表示部を切り取り線(2)で囲った表示部分(5)の平面略図である。図2の(b)は、本発明の外装カートン(1)の中に少なくとも二個以上収納するフランジ(7)付き容器(6)の平面略図である。切り離した切り取り線(2)で囲った表示部分(5)内の切り込み(4)を、フランジ(7)付き容器(6)のフランジ(7)に差し込むことができる。図2の(c)は、本発明の外装カートン(1)の中に少なくとも二個以上収納するフランジ(7)付き容器(6)の断面略図である。
【図3】図3の(a)は、本発明のフランジ(7)付き容器(6)が、二個収納された外装カートン(1)の平面略図である。図3の(b)は、本発明のフランジ(7)付き容器(6)が、二個収納された外装カートン(1)の断面略図である。
【図4】図4は、本発明の外装カートン(1)用に型抜きされたブランク(10)である。
【図5】図5は、特許文献1に係る表示パネル(30)付き易開封性カートン(20)の斜視略図である。
【図6】図6は、特許文献1に係る表示パネル(30)付き易開封性カートン(20)から切り取り部(21)を取り外した状態の斜視模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0037】
本発明は、内容物を収納するフランジ付き容器やトレーを、少なくとも二つ以上、収納できる外装カートンに関するものである。
【0038】
その外装カートンの表面に、レシピや取り扱い説明文を記載した表示部を設け、かつその表示部の周囲の切り取り線により表示部分を切り離すことができるものである。
【0039】
すなわち、切り離なされた表示部の周囲の切り取り線により表示部分は、その外装カートンの開封部になっているものである。
【0040】
切り離した表示部分の切込みをフランジ付き容器やトレーのフランジに差し込み取り付けることができ、表示部分とフランジ付き容器やトレーとを一体化できるものである。
【0041】
すなわち、本発明は、フランジ付き容器やトレーの内容物の残りが無くなるまで期間、レシピや取り扱い説明文を記載した表示部分を使用、利用できるものである。
【0042】
つまり、例として、内容物がカレールーの場合、フランジ付き容器やトレーの中に、四つから六つ位、小分けされて収納されていることが多い。
【0043】
そして、その収納されたフランジ付き容器やトレーが、複数、外装カートンに収納されるものである。
【0044】
したがって、外装カートンの表示部の周囲の切り取り線により表示部分を切り離なすことによって、開封し、切り離なした切り取り線により表示部分の切り込みを、フランジ付き容器のフランジに差し込み取り付けることができるものである。
【0045】
そして、小分けされて収納されているカレールーがなくなるまで、レシピや取り扱い説明文を記載した表示部分を使用、利用できるものである。
【0046】
つまり、一つのフランジ付き容器やトレーの中のカレールーが、無くなったら、次のフランジ付き容器やトレーの蓋をあけて、カレールーを取り出す。
【0047】
その後、レシピや取り扱い説明文を記載した表示部分の切り込みを、新たに開封したフランジ付き容器やトレーのフランジに差し込み、収納されているカレールーがなくなるまで、レシピや取り扱い説明文を記載した表示部分を使用、利用できるものである。
【0048】
図1の(a)は、本発明の外装カートン(1)の斜視略図であって、図1の(b)は、本発明の外装カートン(1)の表面のレシピや説明文を記載した表示部を切り取り線(2)で囲った表示部分(5)を切り離した模式図である。
【0049】
図2の(a)は、本発明の外装カートン(1)の表面のレシピや説明文を記載した表示部を切り取り線(2)で囲った表示部分(5)の平面略図であって、図2の(b)は、本発明の外装カートン(1)の中に少なくとも二個以上収納するフランジ(7)付き容器(6)やトレーの平面略図である。
【0050】
すなわち、その外装カートン(1)の表面に、レシピや取り扱い説明文を記載した表示部を設け、かつその表示部の周囲の切り取り線(2)により表示部分(5)を切り離すことができるものである。
【0051】
切り離した表示部分(5)の切り込み(4)を、フランジ付き容器(6)のフランジ(7)に差し込み取り付けることができ、表示部分とフランジ付き容器やトレーとを一体化できるものである。
【0052】
そして、前記表示部(5)を切り離し、その表示部内の切り込み(4)を前記フランジ付き容器(6)のフランジ部(7)に差し込み、装着することによって、内容物の残りが無くなるまでの期間、保管、使用、利用することができるものである。
【0053】
図2の(c)は、本発明の外装カートン(1)の中に少なくとも二個以上収納するフランジ(7)付き容器(6)の断面略図である。
【0054】
図3の(a)は、本発明のフランジ(7)付き容器(6)が、二個収納された外装カートン(1)の平面略図であって、図3の(b)は、本発明のフランジ(7)付き容器(6)が、二個収納された外装カートン(1)の断面略図である。
【0055】
図4は、本発明の外装カートン(1)用に型抜きされたブランク(10)である
【0056】
すなわち、図1の(a)に示すように、外装カートンの表面より切り取った図1の(b)に示すレシピや説明文を記載した表示部を切り取り線(2)で囲った表示部分(5)の切込み(4)を、図2の(b)に示すフランジ(7)付き容器(6)やトレーのフランジ(7)に、差込み、装着することができるものである。
【0057】
本発明の外装カートンのカートン基材としては、例えば、コートマニラボール、コートボール、ノーコートボール、コートカードなどの板紙や晒クラフト紙340gをベース厚紙として樹脂層を片面か、両面に設けた積層構成の板紙も使用することができる。
【0058】
前記積層構成の板紙としては、板紙層の両面をポリオレフィン系樹脂でコートしたものが好適に使用される。
【0059】
ポリオレフィン系樹脂としては低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、ポリプロピレン、アイオノマー、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸エステル、エチレン・ビニルアルコール共重合体等の中から選択して、使用することができる。
【0060】
さらに、香りや湿気などを遮蔽する場合、すなわち内面層にバリアー性を持たせる場合には、内面層を次のような層構成としてもよい。
【0061】
例えばポリエチレン/接着性樹脂/エチレン・ビニルアルコール共重合体/接着性樹脂/ポリエチレン、
ナイロン/接着性樹脂/ポリエチレン、
ポリエチレン/接着性樹脂/塩化ビニリデン/接着性樹脂/ポリエチレン、
高密度ポリエチレン/低密度ポリエチレン、
エチレンメタアクリル酸/アルミ蒸着層/ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン/ポリエチレンフィルムまたは、
ポリエチレン/酸化珪素蒸着層/ポリエチレンテレフタレート/接着剤/ポリエチレンフィルムなどの層構成の内面層である。
【0062】
すなわち、板紙にポリエチレン樹脂(PE)、ポリプロピレン樹脂(PP)などの合成樹脂をエキストルージョン方式でラミネーションをした板紙や、或いはこれらの樹脂からなるフィルムをラミネーションした板紙を使用することもできる。
【0063】
さらに、紙/ポリエチレン/アルミニウム箔、紙/エチレン・アクリル酸共重合体/アルミニウム箔、紙/ポリエチレン/アルミニウム箔/二軸延伸ポリエステル等の層構成の内面層の積層体を用いてもよい。
【0064】
すなわち、アルミニウム箔などの金属箔をラミネーションした板紙を使用し、高級感を出して意匠効果を高めることができる。
【0065】
前記レシピや取り扱い説明文を記載した表示部を設けるに際しては、オフセット印刷方式、グラビア印刷方式、シルクスクリーン印刷方式などを使用することができるが、一般的に多品種小ロットの紙器印刷の場合は、枚葉式オフセット印刷方式で印刷することが好ましい。
【0066】
また、印刷インキ面の保護と商品を保護するための耐性を付加するためと、市場での消費者の購買意欲を高めるため、美粧性・装飾性をもたせるために表面加工を施すのが一般的である。
【0067】
例えば、印刷OP二ス、UVハイグロス水性コート、プレスコート、塩化ビニル樹脂やポリプロピレン樹脂などからなるフィルムを使用したフィルム貼り、ホットスタンプ箔を使用したホットスタンプなどを行なうことができる。
【0068】
本発明の切り取り線や切り込みを設けるに際して、一般的に使用されている抜型は、雄型と雌型から構成されており、雄型はベニヤ合板に函の形状に合せて、レーザー切断装置で溝を切り込み、紙に押し筋による折り目線をつける罫線刃と紙を切断する切刃を植え込んであるものが使用される。
【0069】
本発明のフランジ付き容器や成形トレーとしては、熱可塑性樹脂を成形加工して作成することができる。一般的には、射出成形法が用いられる。
【0070】
射出成形法のプロセスとしては、先ず、成形用の金型を閉じ、射出成形機のホッパーに供給した成形樹脂である熱可塑性樹脂をスクリューの回転によって計量するとともに混練し、スクリューの先端の射出口に該樹脂が達すると油圧装置からの押圧により、高温で溶解した成形樹脂を射出し、成形時の圧と熱により、樹脂成形品を形成するプロセスである。
【0071】
本発明に使用できる熱可塑性樹脂としては、汎用樹脂、汎用エンジニアリング樹脂、スーパーエンジニアリング樹脂などの熱可塑性樹脂が使用できるものである。
【0072】
例えば、汎用樹脂としては、ポリプロピレン樹脂(PP)、ポリスチレン樹脂(PS)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体樹脂(ABS)、アクリル樹脂などが使用できる。
【0073】
また、汎用エンジニアリング樹脂としては、ポリアミド樹脂(PA)、ポリアセタール樹脂(POM)、ポリカーボネート樹脂(PC)、変性ポリフェニレンエーテル樹脂(m−PPE)、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT)、GF強化ポリエチレンテレフタレート樹脂(GF−PET)、超高分子量ポリエチレン樹脂(UHPE)などが使用できる。
【0074】
更に、スーパーエンジニアリング樹脂としては、ポリフェニレンスルフィド樹脂(PPS)、ポリイミド樹脂(PI)、ポリエーテルイミド樹脂(PEI)、ポリアリレート樹脂(PAR)、ポリスルホン樹脂(PSF)、ポリエーテルスルホン樹脂(PES)、ポリエーテルエーテルケトン樹脂(PEEK)、液晶ポリマー樹脂(LCP)、ポリテトラフルオロエチレン樹脂(PTFE)などが使用できる。
【0075】
このような熱可塑性樹脂は、樹脂の融点が非常に高い性質があるが、電気絶縁性、成形性が非常に良く、低比重のため軽量であり、二次加工性の利便性によるコストダウンが図れるなどの特徴がある。
【0076】
これらの樹脂を用いて、本発明のフランジ(7)付き容器(6)やトレーの身部分や蓋を作成することができるものである。
【符号の説明】
【0077】
1、外装カートン
2、切り取り線
3、内容物
4、切り込み
5、表示部分
6、フランジ付き容器
7、フランジ
10、ブランク
20、表示パネル付き易開封性カートン
21、切り取り部
22、側面
23、底部
24、天部
25、側パネル
26、後パネル
27、側パネル
28、前パネル
29、補助パネル
30、表示パネル
31、天パネル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フランジ付き容器を、少なくとも二つ以上収納する外装カートンであって、前記外装カートンの表面に、レシピや取り扱い説明文が記載されてなる表示部を設け、
前記表示部の周囲に切り取り可能な切り取り線を設け、
前記表示部内に、少なくとも一対以上の切り込みを設け、
前記表示部を切り離し、
前記表示部の切り込みを、前記フランジ付き容器のフランジ部に差し込み、装着できることを特徴とするフランジ付き容器を収納する外装カートン。

【図1】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−112373(P2013−112373A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−260114(P2011−260114)
【出願日】平成23年11月29日(2011.11.29)
【出願人】(000003193)凸版印刷株式会社 (10,630)
【Fターム(参考)】