説明

フレキシブル吸着ハンドとフレキシブル吸着方法

【課題】構造が単純で、重量、サイズが小さく、様々な形状のワークに適用できるフレキシブル吸着ハンドとフレキシブル吸着方法を提供する。
【解決手段】搬送ロボットのハンド取付部11に取付けられワークの外面に沿って変形可能なフレキシブル支持部材13と、フレキシブル支持部材13に互いに間隔を隔てて取付けられワークを真空吸着する複数の真空吸着パッド14と、各真空吸着パッド14に連通されその内部を減圧しワーク1の外面に沿って変形可能な真空減圧チューブ15と、各真空吸着パッド14又は各真空減圧チューブ15に取付けられた複数の落下防止弁16とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワークを把持し搬送するためのフレキシブル吸着ハンドとフレキシブル吸着方法に関する。
【背景技術】
【0002】
物品を把持・移送するために用いられる吸着パッド利用のシステムにおいて、図1の従来技術に示すように、吸着パッド101は金属パイプなどからなるフレーム102等に設けられていることが一般的である。しかしながら、吸着パッド101はワークの平面部へ当接させる必要があるため、ワーク面の様々な凹凸部や傾斜に対応するためには、その都度ワークの形状に適した配置の吸着パッドを有する搬送装置に交換しなければならなかった。
【0003】
そこで、この問題を解決するために、例えば特許文献1が既に提案されている。
【0004】
図2は、特許文献1の吸着盤201を取り付けた搬送装置の模式図である。この図において、201は吸着盤、202は保持フレーム、203はワークである。
特許文献1は、吸着盤201が保持フレーム202に複数設けられており、上述した様々な形状のワーク203を吸着盤201で吸着し搬送できるように、搬送装置の吸着盤201の位置や傾きを変更できるようになっている。
【0005】
また、別の解決策として、例えば特許文献2が既に提案されている。
【0006】
図3は、特許文献2の吸着盤を取り付けた搬送装置の模式図である。この図において、301はエンドエフェクタ、302は真空パッド、303は吸着パッド、304はワーク、305が流量調節弁である。
特許文献2は、ロボットやホイストなどに取り付けられているエンドエフェクタにおいて、吸着パッド303が上下に自由に動くことができる真空パッド302の先端部に取り付けられており、その真空パッド302に首振り機構が備えられ、任意所望の方向に首振りすることができるため、様々な形状のワーク304を吸着パッド303で吸着し搬送できるように構成されている。また、真空パッド302に流量調節弁305が設けられているため、複数の吸着パッド303のうち一部の吸着パッド303がワークに吸着できなかったとしてもエアーが流入して他の吸着している真空パッド302の吸着力が低下することを防ぐことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平7−206211号公報
【特許文献2】特開平9−285986号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、特許文献1の吸着盤を取り付けた搬送装置では、ワークがいびつで凹凸がかなりある場合には吸着盤が備えられている保持フレームとワークが接触してしまい、ワークをうまく吸着することができないため使用することができない。
【0009】
また、特許文献2のエンドフェスタでは、真空パッドの長さをワークの形状に合わせて調節することができるため、大きな凹凸や傾斜があっても様々な形状のワークに対して使用することができるが、エンドフェスタの構造が複雑になり、重量やサイズが大きくなってしまう。
【0010】
本発明は上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち本発明の目的は、構造が単純で、重量、サイズが小さく、様々な形状のワークに適用できるフレキシブル吸着ハンドとフレキシブル吸着方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明によれば、ワークを把持し搬送するためのフレキシブル吸着ハンドであって、
搬送ロボットのハンド取付部に取付けられワークの外面に沿って変形可能なフレキシブル支持部材と、
該フレキシブル支持部材に互いに間隔を隔てて取付けられワークを真空吸着する複数の真空吸着パッドと、
該各真空吸着パッドに連通されその内部を減圧しワークの外面に沿って変形可能な真空減圧チューブと、
該各真空吸着パッド又は各真空減圧チューブに取付けられた複数の落下防止弁と、を備えたことを特徴とするフレキシブル吸着ハンドが提供される。
【0012】
本発明の実施形態によれば、前記フレキシブル支持部材は、可撓性のひも状部材、又は平面状の枠内に取付けられた網状支持部材である。
【0013】
また、前記落下防止弁は、ワークが真空吸着パッドに接触時に真空減圧用の流路を開き、ワークが真空吸着パッドから離脱時に前記流路を閉じるようになっている。
【0014】
また、本発明によれば、ワークを把持し搬送するためのフレキシブル吸着方法であって、
搬送ロボットのハンド取付部に取付けられた変形可能なフレキシブル支持部材を、ワークの外面に沿って倣わせ、
該フレキシブル支持部材に互いに間隔を隔てて取付けられた複数の真空吸着パッドをそれぞれ真空減圧チューブと落下防止弁を介して減圧し、
各落下防止弁を、ワークが真空吸着パッドに接触時に真空減圧用の流路を開き、ワークが真空吸着パッドから離脱時に前記流路を閉じることにより、真空吸着パッドによりワークを真空吸着する、ことを特徴とするフレキシブル吸着方法が提供される。
【発明の効果】
【0015】
上記本発明の装置及び方法によれば、真空吸着パッドが取り付けられているフレキシブル支持部材と、真空吸着パッドに連通しその内部を減圧する真空減圧チューブがワークの外面に沿って変形可能であるため、大きな凹凸や傾斜があるような様々な形状のワークにも対応することができる。
【0016】
さらに、上記本発明の装置及び方法によれば、フレキシブル吸着ハンドは構造が単純であるため、サイズが小さくかつ軽量なハンドとすることができる。
【0017】
また、本発明の実施形態によれば、フレキシブル支持部材が可撓性のひも状部材であるため、複雑な倣い機構が必要なく、様々なワークに適用可能である。また、フレキシブル支持部材が平面状の枠内に取り付けられた網状支持部材であるため、傾斜のある平面をもつワークに対しても適用することができる。
【0018】
また、各真空吸着パッド又は各真空減圧チューブに複数の落下防止弁が取付けられており、その落下防止弁は、ワークが真空吸着パッドに接触時に真空減圧用の流路を開き、ワークが真空吸着パッドから離脱時に前記流路を閉じるようになっているので、複数の真空吸着パッドのうち一部の真空吸着パッドがワークに吸着できなかったとしてもエアーが流入して他の吸着している真空パッドの吸着力が低下することを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】従来技術を説明する図である。
【図2】特許文献1の従来技術を説明する図である。
【図3】特許文献2の従来技術を説明する図である。
【図4】本願発明の全体構成図である。
【図5】本願発明のフレキシブル吸着ハンドの第1実施形態である。
【図6】本願発明のフレキシブル吸着ハンドの第2実施形態における斜視図である。
【図7】本願発明のフレキシブル吸着ハンドの第2実施形態を下から見た図である。
【図8】本願発明のフレキシブル吸着ハンドの第3実施形態における斜視図(A)とA−Aにおける断面図(B)である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の好ましい実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0021】
図4は、本発明のフレキシブル吸着ハンドを備えたワーク搬送装置の全体構成図である。
この図において、1はワーク、2は搬送ロボット、4はハンド制御部、5はロボット制御部、6は総括処理部、7はロボット制御装置、10は本発明の真空吸着ハンド、11はハンド取付部である。
ロボット制御装置7はロボット制御部5と総括処理部6からなる。
【0022】
ワーク1は、軽量の被搬送物である。ワーク1の表面は凹凸があっても傾斜があってもよい。また、ワーク1は、単品でも複数でもよい。
この図において、ワーク1は、搬送ロボット2と同じ高さの床の上に置かれているが、所定の台の上に載せてもよい。なお、台上のワーク1は、単品に限定されず、隣接して複数をバラ積みしてもよい。台は、固定されている必要はなく、例えばコンベア装置等であってもよい。
【0023】
搬送ロボット2は、例えば多関節3次元ロボットであり、フレキシブル吸着ハンド10を所定のワーキングエリア内で6自由度の位置及び姿勢を制御できるようになっている。なお、搬送ロボット2は、多関節3次元ロボットに限定されず、その他のロボットであってもよい。
フレキシブル吸着ハンド10は、搬送ロボット2のハンド取付部11に取り付けられており、搬送するワーク1の外面を吸着して、1つずつ持ち上げ、別の位置まで搬送するようになっている。
【0024】
ハンド制御部4は、総括処理部6から受信する把持指令9aに応じてフレキシブル吸着ハンド10に制御信号を出力し、フレキシブル吸着ハンド10から作動状態を示す作動信号を受信してこれを総括処理部6へ送信する。
なおハンド制御部4は必須ではなくこれを省略し、その機能を総括処理部6に含ませてもよい。
【0025】
ロボット制御部5は、総括処理部6から受信したワーク1の位置と姿勢に基づき、搬送ロボット2を制御し、フレキシブル吸着ハンド10によりワーク1の外面を吸着して、1つずつ持ち上げ、別の位置まで保持して搬送する。
【0026】
総括処理部6は、本発明の箱状ワーク認識装置10から受信したワークの作動信号をロボット制御部5に送信する。
ロボット制御部5と総括処理部6は、この例ではPC(コンピュータ)である。なお、ロボット制御部5と総括処理部6を同一のPCで構成しても、それぞれ独立のPCで構成してもよい。
【0027】
図5は本願発明のフレキシブル吸着ハンドの第1実施形態の構成図である。この図において、本発明のフレキシブル吸着ハンド10は、搬送ロボット2のハンド取付部11に取付けられており、ロボット取付フランジ12、フレキシブル支持部材13、真空吸着パッド14、真空減圧チューブ15、落下防止弁16からなる。
【0028】
ロボット取付フランジ12は、搬送ロボット2のハンド取付部11に取り付けられ、搬送ロボット2により所定のワーキングエリア内で6自由度の位置及び姿勢が制御される。
【0029】
フレキシブル支持部材13は、ロボット取付フランジ12に取付けられており、ワーク1の外面に沿って変形可能なひも状支持部材からできている。ひも状支持部材は、可撓性のひも状部材であればどんなものでもよい。例えば、チェーン、ホース、ワイヤ等が使用できる。
【0030】
真空吸着パッド14はフレキシブル支持部材13に互いに間隔を隔てて取付けられており、ワーク1の外面を真空吸着する。真空吸着パッド14は単数でもよいが、複数あったほうがワークを吸着できる効率も上がり、力も分散されるため、望ましい。
【0031】
真空減圧チューブ15はワーク1外面に沿って変形可能なチューブ状部材から出来ており、複数の真空減圧チューブ分岐枝15aを通して各真空吸着パッド14に連通され、その内部を減圧している。真空減圧チューブ15は単数でも複数でもよい。また、真空減圧チューブ15はロボット取付フランジ12に取り付けられており、フレキシブル支持部材13に沿って可撓性に変形することができる。
【0032】
落下防止弁16は各真空吸着パッド14又は各真空減圧チューブ15に取付けられており、ワーク1が真空吸着パッド14に接触時に真空減圧用の流路を開き、ワーク1が真空吸着パッド14から離脱時に前記流路を閉じるようになっている。これにより、ワーク1が真空吸着パッド14から一部離脱しても、落下防止弁16が真空系を閉じるため、離脱した真空吸着パッド14からエアーが漏れることはない。それにより、一部の真空吸着パッド14がワーク1に吸着できなくても、吸着していない真空吸着パッドからエアーが流入して真空排気系が増圧し、他の吸着している真空吸着パッド14の吸着力が弱まるという事態を防ぐことができる。
【0033】
図6は本願発明のフレキシブル吸着ハンドの第2実施形態における斜視図である。また、図7は本願発明のフレキシブル吸着ハンドの第2実施形態を下から見た図である。
【0034】
本願発明の第2実施形態は、これらの図において、本発明のフレキシブル吸着ハンド10は、搬送ロボット2のハンド取付部11に取付けられており、ロボット取付フランジ12、フレキシブル支持部材13、真空吸着パッド14、真空減圧チューブ15、落下防止弁16、吊り部材17、枠18からなる。
【0035】
フレキシブル支持部材13は、平面状の枠8内に取付けられ、ワーク1の外面に沿って変形可能な網状支持部材であり、可撓性のある柔軟な網状支持部材であればどんなものでもよい。例えば、チェーン、ゴム、ワイヤ等が使用できる。
【0036】
真空吸着パッド14はフレキシブル支持部材13に互いに間隔を隔てて取付けられており、ワーク1の外面を真空吸着する。真空吸着パッド14は、複数が望ましい。
【0037】
真空減圧チューブ15は平面状の枠18内に取付けられ、ワーク1の外面に沿って変形可能な網状支持部材であり、複数の真空減圧チューブ分岐枝15aを通して各真空吸着パッド14に連通され、その内部を減圧している。可撓性のある柔軟な網状支持部材であればどんなものでもよい。例えば、チェーン、ゴム、ワイヤ等が使用できる。また、真空減圧連絡チューブ15bは一端がロボット取付フランジ12に、他端が枠18に取り付けられており、枠8と真空減圧チューブ15を通じて真空吸着パッドに至る真空系を減圧することができる。
【0038】
なお、ロボット取付フランジ12、および落下防止弁16は第1実施形態と同様である。
【0039】
図8は本願発明のフレキシブル吸着ハンドの第3実施形態における斜視図(A)とA−Aにおける断面図(B)である。
【0040】
本願発明の第3実施形態は、この図において、本発明のフレキシブル吸着ハンド10は、搬送ロボット2のハンド取付部11に取付けられており、ロボット取付フランジ12、フレキシブル支持部材13、真空吸着パッド14、真空減圧チューブ15、落下防止弁16、枠18、フレーム19からなる。
【0041】
フレーム19は、一端がロボット取付フランジ12に、他端が枠8に取付けられており、枠8をロボット取付フランジ12に固定している。フレーム19は枠8が固定できれば、1つでも複数でもよい。また、この図では真空減圧連絡チューブ15bをフレーム内に収めた形状をしているが、フレームの外面に沿わせて固定してもよい。
【0042】
なお、その他の点については第2実施形態と同様である。
【0043】
上述した本発明の装置及び方法によれば、フレキシブル支持部材13が可撓性のある柔軟なひも状支持部材、または網状支持部材から出来ており、ワーク1の外面に沿って変形可能であるため、複雑な倣い機構が必要なく、大きな凹凸や傾斜があるような様々な形状のワークにも対応することができる。
【0044】
また、上記本発明の装置及び方法によれば、フレキシブル吸着ハンド10は構造が単純であるため、サイズが小さくかつ軽量なハンドとすることができる。
【0045】
さらに、上記本発明の装置及び方法によれば、フレキシブル支持部材が平面状の枠内に取り付けられた網状支持部材であるため、傾斜のある平面をもつワークに対しても適用することができる。
【0046】
また、各真空吸着パッド又は各真空減圧チューブに複数の落下防止弁が取付けられており、その落下防止弁は、ワークが真空吸着パッドに接触時に真空減圧用の流路を開き、ワークが真空吸着パッドから離脱時に前記流路を閉じるようになっているので、複数の真空吸着パッドのうち一部の真空吸着パッドがワークに吸着できなかったとしてもエアーが流入して他の吸着している真空パッドの吸着力が低下することを防ぐことができる。
一方、真空減圧用の流路を閉じ、リーク弁を開けることで、ワークから真空吸着パッドを取り外すことができる。
【0047】
なお、上記において、本発明の実施形態について説明を行ったが、上記に開示された本発明の実施の形態は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれら発明の実施の形態に限定されない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
【符号の説明】
【0048】
2 搬送ロボット
10 フレキシブル吸着ハンド
11 ハンド取付部
12 ロボット取付フランジ
13 フレキシブル支持部材
14 真空吸着パッド
15 真空減圧チューブ
15a 真空減圧チューブ分岐枝
15b 真空減圧連絡チューブ
16 落下防止弁
17 吊り部材
18 枠
19 フレーム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワークを把持し搬送するためのフレキシブル吸着ハンドであって、
搬送ロボットのハンド取付部に取付けられワークの外面に沿って変形可能なフレキシブル支持部材と、
該フレキシブル支持部材に互いに間隔を隔てて取付けられワークを真空吸着する複数の真空吸着パッドと、
該各真空吸着パッドに連通されその内部を減圧しワークの外面に沿って変形可能な真空減圧チューブと、
該各真空吸着パッド又は各真空減圧チューブに取付けられた複数の落下防止弁と、を備えたことを特徴とするフレキシブル吸着ハンド。
【請求項2】
前記フレキシブル支持部材は、可撓性のひも状部材、又は平面状の枠内に取付けられた網状支持部材である、ことを特徴とする請求項1に記載のフレキシブル吸着ハンド。
【請求項3】
前記落下防止弁は、ワークが真空吸着パッドに接触時に真空減圧用の流路を開き、ワークが真空吸着パッドから離脱時に前記流路を閉じるようになっている、ことを特徴とする請求項1に記載のフレキシブル吸着ハンド。
【請求項4】
ワークを把持し搬送するためのフレキシブル吸着方法であって、
搬送ロボットのハンド取付部に取付けられた変形可能なフレキシブル支持部材を、ワークの外面に沿って倣わせ、
該フレキシブル支持部材に互いに間隔を隔てて取付けられた複数の真空吸着パッドをそれぞれ真空減圧チューブと落下防止弁を介して減圧し、
各落下防止弁を、ワークが真空吸着パッドに接触時に真空減圧用の流路を開き、ワークが真空吸着パッドから離脱時に前記流路を閉じることにより、真空吸着パッドによりワークを真空吸着する、ことを特徴とするフレキシブル吸着方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−240778(P2010−240778A)
【公開日】平成22年10月28日(2010.10.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−91946(P2009−91946)
【出願日】平成21年4月6日(2009.4.6)
【出願人】(000000099)株式会社IHI (5,014)
【Fターム(参考)】