説明

フレーム型キッチンおよびその製造方法

【課題】収納スペースのさらなる確保を実現し、メンテナンスが容易であり、デザイン自由度の高い、外観と機能性に優れたフレーム型キッチンおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】本体を構成するフレーム1の上面に天板としてのカウンター2を一体に設け、このカウンター2に加熱調理機器3とシンク4とを備え、ガスの供給元であるガス供給元配管3bと加熱調理器3にガスを供給するガス供給配管5aとの取合いである継手5cを、シンク下部スペース4aにシンク4に接続されるシンク周り配管類と近接するように設け、一端を継手5cに接続したガス供給配管5aをカウンター2の下面に沿わせて延設し、ガス供給配管5aの他端を加熱調理器3のガス供給口と接続したことを特徴とするフレーム型キッチン10である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フレームの上面に天板としてのカウンターを備えたカウンターに加熱調理器とシンクとが設置されて構成されたフレーム型キッチンおよびその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
通常システムキッチンとは、天板をなすカウンターにシンクと加熱調理器とを備え、このカウンターの下部スペースに各種物品の収納スペースとしての引出しタイプや開き戸タイプのキャビネットが設けられ、これらがフレーム枠組み内に一体的に構成され、さらにそれらの最下部にケコミ部が設けられて、設置面に設置される。
【0003】
加熱調理器には、設備配管であるガス供給配管または電気供給配線が接続され、一方シンクには、シンク周り配管である給水配管、給湯配管、排水配管が接続される。加熱調理器に接続される設備配管であるガス供給配管または電気供給配管は、従来、加熱調理器の近傍、特に加熱調理器の下部スペースにガス供給元配管または電気供給元配管を立ち上げて取合い(接続部)が設けられ、この取合いに供給配管が接続されてガスまたは電気が加熱調理器に供給される構造とされてきた。
【0004】
一方、シンク周り配管類もまた、シンクの下部に取合いが設けられていた。こうしたシンクおよび加熱調理器の取合いの立上り配管は、キッチン奥側に仕切板により隠しスペースである幅100mm程度の配管スペースが設けられ、キャビネット側からは、配管が見えなくするように構成されていた。この構成により、キッチン奥側の幅100mmほどの空間は、収納スペースとして利用不能であった。
【0005】
一方、近年、システムキッチンに求められる機能として、さらなる収納スペースの確保が追求されている。こうした事情を背景として、例えば、上記の配管スペースのような、収納として利用できない箇所の削減が模索されている。
【0006】
システムキッチンの収納スペースの確保に着目したシステムキッチンも従来開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2003−102568号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上述したように、加熱調理器の下部スペースには、電気供給配管やガス供給配管等の取合いが設置されているという事情があり、従来のシステムキッチンにおいて、加熱調理器において使用する調理具を十分に収納可能な収納スペースが確保されていなかった。つまり、加熱調理器下部スペースに供給元配管の立上り配管があると、収納スペースの奥行きは、その立上り配管の手前までに限定されるため、十分な収納スペースの奥行きが確保できなかった。
【0008】
そのため、加熱調理器において使用するフライパンや加熱鍋等の調理具は、システムキッチンの使いやすさを考慮すると、なるべく加熱調理器周りに収納可能であることが好ましいが、こうした大型の調理具は、加熱調理器と離れた収納スペースに収納せざるを得ないケースが多く、不便であった。
【0009】
一方で、キッチンを自由にデザインして、使い勝手や好みに合わせてカスタマイズするという使用者のニーズが高まっている。特に収納スペースに対しては、使用方法に好みや個人差があるため、自由度の高いデザインを実現する構造に対する要求が増していた。
【0010】
こうした要求に対応するため、従来のキャビネット型システムキッチンに対して、主に方材等の構造部材によりフレームを構成して加熱調理器およびシンクを設置し、収納スペースについては、使用者が選択して組み合わせることにより、キッチンデザインの自由度を飛躍的に向上させたキッチンがあり、このようなタイプのシステムキッチンをフレーム型キッチンと呼ぶ。このフレーム型キッチンは、構造材に補強材と脚部を一体に設けて枠状に組み合わされたスケルトンタイプのフレームが構成され、このフレームに、天板であるカウンターを取り付けてシステムキッチンを構成したものであり、従来、収納スペースとしてキャビネットが設けられていたカウンターの下部スペースがオープンスペースとなっている。
【0011】
しかしながら、フレーム型キッチンは、構造上、上述したような設備配管やシンク周り配管類が目に付きやすい点が指摘されている。また、上述のように、加熱調理器に接続されるガス配管や電気供給配管を設置するためのスペースが必要であり、加熱調理器下部スペースの収納スペースとしての活用が十分でなく、特に、加熱調理器にて使用する大型調理具等の収納スペースの確保が求められていた。
【0012】
本発明は、上述したような事情を考慮してなされたものであり、収納スペースのさらなる確保を実現し、メンテナンスが容易であり、デザイン自由度の高い、外観と機能性に優れたフレーム型キッチンおよびその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明のフレーム型キッチンは、上述した課題を解決するために、システムキッチンの本体を構成するフレームの上面に天板としてのカウンターを備え、このカウンターにシンクと加熱調理器とを備えたフレーム型キッチンにおいて、前記カウンターの下面側に外部の供給元配管へ接続される前記加熱調理器の設備配管が敷設される配管敷設部を備えたことを特徴とするものである。
【0014】
また、本発明のフレーム型キッチンは、前記カウンターを構成する部材に、前記配管敷設部としての前記設備配管挿通用の孔部または隙間部が形成されたことを特徴とするものである。
【0015】
さらに、本発明のフレーム型キッチンは、前記加熱調理器に接続された前記設備配管が前記配管敷設部を介してシンク下部スペースに延設され、前記シンク下部スペースでフレーム型キッチンの設置面に向けて延設されたことを特徴とするものである。
【0016】
また、本発明のフレーム型キッチンは、前記設備配管と前記供給元配管との接続部をシンク下部スペースに設けたことを特徴とするものである。
【0017】
また、本発明のフレーム型キッチンは、前記設備配管が、ガス供給配管であることを特徴とするものである。
【0018】
さらに、本発明のフレーム型キッチンは、前記設備配管が、電気供給配管であることを特徴とするものである。
【0019】
また、本発明のフレーム型キッチンは、前記カウンターの下部スペースに出し入れ自在な収納ユニットを設置したことを特徴とするものである。
【0020】
一方、本発明のフレーム型キッチンは、前記下部スペースが加熱調理器下部スペースであることを特徴とするものである。
【0021】
さらに、本発明のフレーム型キッチンの製造方法は、システムキッチンの本体を構成するフレームの上面に天板としてのカウンターを備え、このカウンターにシンクと加熱調理器とを備えたフレーム型キッチンの製造方法において、設備配管の一端を前記加熱調理器に接続し、前記カウンターの下面側に設けられた配管敷設部に前記設備配管を敷設して、この設備配管の他端をシンク下部スペースで外部供給元配管と接続することを特徴とする方法である。
【発明の効果】
【0022】
本発明のフレーム型キッチンおよびその製造方法によれば、加熱調理器下に十分な奥行きと高さを有するスペースを確保することが可能であるため、収納スペースとしての利用価値が高まり、調理器具等を十分収納することが可能で、外観および機能性に優れたフレーム型キッチンを提供することが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
本発明者らは、システムキッチンにおける収納スペースや、外観、使いやすさ、メンテナンスの容易さを追求し、特に加熱調理器下部のスペースを確保して有効利用する方法について研究した。その結果、以下に示すようなフレーム型キッチンの有効な構成を見出して、本発明を完成させたものである。
【0024】
システムキッチンにおいてシンク周り配管類(給水配管、給湯配管、排水管)は、水周り配管であるため、その位置を自由に移動させることが困難である。従って、シンク側接続の配管類の設置スペースは、シンク下部やその周辺に限定される。一方、加熱調理器に接続するガス供給配管や電気供給配管は、比較的設置の自由度が高い。また、シンクは、洗い場スペースとして一定の深さを必要とし、排水トラップの設置も必要とするので、シンク下部のスペースは、加熱調理器下部と比較して十分なスペースが確保しにくい。
【0025】
そこで、本発明のフレーム型キッチンは、加熱調理器に接続する設備配管とシンク周り配管類を全てシンク下部スペースに集約することにより、加熱調理器側の下部スペースをより広い収納スペースとして確保する。すなわち、シンクに接続されるシンク周り配管類の設置スペースに、加熱調理器の設備配管であるガス供給元配管や電気供給配管の供給元配管も合わせて立ち上げて取合いを設け、この取合いとガス供給配管または電気供給配管とを接続する。
【0026】
このような構成とすることにより、従来のシステムキッチンにおいて加熱調理器の下部スペースに設けられていた、加熱調理器にガスまたは電気を供給するためのガス供給元配管または電気供給元配管の立ち上りによって生じていた収納として利用不能なスペースが解消され、加熱調理器下部のスペースを全面的に収納スペースとして利用することが可能となる。
【実施例1】
【0027】
本発明のフレーム型キッチンの好ましい実施例について、図を参照して以下に詳細に説明する。
【0028】
図1に、実施例1のフレーム型キッチンの正面図を示す。このフレーム型キッチン10は、フレーム1の上面にカウンター2が設けられ、このカウンター2に加熱調理器3およびシンク4が設置される。加熱調理器3には、設備配管としてのガス供給配管5aが接続される。加熱調理器3に接続されたガス供給配管5は、カウンター2下面側の配管敷設部を介してシンク下部スペース4aに延設されており、シンク下部スペース4aでフレーム型キッチンの設置面Eに向けて延設される。このガス供給配管5aとガス供給元配管5bとが、例えばバルブ等の適切な継手5cを接続部として接続されている。一方、シンク4には、給水配管6aと、給湯配管7aと、排水管8aとが接続され、それぞれ給水元配管6b、給湯元配管7b、排水主管8bと、継手6c、継手7c、継手8cによって接続される。ここで、供給配管と供給元配管とは、キッチン側と供給源側とで便宜的に名称に差異を設けているものであり、同一の流体が流通される。また、給湯配管6aと給湯配管7aの先端には、水栓金具11が取り付けられる。フレーム型キッチン10は、フレーム1の脚部12によって、設置面Eに固定されて設置される。
【0029】
図2に、実施例1のフレーム型キッチンの斜視図を示す。このフレーム型キッチン10は、図2においてカウンター2の裏面に構造材を組み合わせて、さらに、脚部12と補強材13が一体に設けられて枠状のフレーム1が構成される。このフレーム1の上部に天板であるカウンター2が設置される。構造材および脚部12の材質としては、主にアルミニウム材が用いられる。一方、カウンター2の材料としては、アルミニウムの板材の他、例えばステンレス材、人工大理石の板材等も用いられる。
【0030】
図1に示すように、本実施例のフレーム型キッチン10においては、シンク周り配管類と近接してガス供給元配管5bの立上り配管が設けられる。すなわち、この図1の正面図に示すように、本実施例のフレーム型キッチン10は、加熱調理器のガス供給配管5aを、従来のような加熱調理器3直下の立上り配管での取合いとせず、取合いをシンク周り配管類の取合いの近傍に配設したものである。
【0031】
ガス供給配管5aは、ガス供給元配管5bの立上り配管の取合いからシンク4の裏側を這わせるようにして敷設され、加熱調理器3の後部のガス供給部まで延設されて接続される。
【0032】
このように設けた本実施例のフレーム型キッチン10は、加熱調理器3下部スペース3aが、従来のシステムキッチンに比較して収納スペースとして十分に利用可能である。
【0033】
なお、このフレーム型キッチンは、フレーム1の脚部12に設けられた調節機構15によって、使用者に合わせて高さを調整することが可能である。すなわち、フレーム型キッチンの設置工事時に、脚部の調節機構を高さ調整する。具体的な高さとしては、カウンター高さで81cm〜91cm程度の高さに調整が可能である。
【0034】
図3(A),図3(B)は、図2に示す実施例1のフレーム型キッチン10のIII−III線に沿う断面図であるが、本実施例のフレーム型キッチン10は、この図3(A)に示すように、カウンター2を構成する部材に加熱調理器3のガス供給配管5aを導入する配管敷設部である孔部21を設けてあり、ガス供給配管5aは、カウンター2を構成する部材の設置スペースに収容されることになるので、さらに収納スペースを広く確保することが可能な構成とされる。また、図3(B)に示すようにカウンター2を構成する部材の裏面に分割タイプの構造板材22と構造板材23とを貼付けて、この構造材同士の隙間部25を配管敷設部として、この隙間部25にガス供給配管5aを挿通させる構成としても良い。なお、図1に示すように、カウンター2の裏面に沿ってガス供給配管5aを敷設することも可能である。
【0035】
このような構成とした本実施例のフレーム型キッチン10は、加熱調理器3のガス供給口であるガス供給部と、ガス供給元配管5bとの取合いである継手5cとの距離が、加熱調理器下部スペース3aでの取合いとするタイプのシステムキッチンに比較して長い距離となるため、取合いから加熱調理器までのガス供給配管5aとして、可撓性を有するフレキシブルチューブを使用することが好ましい。フレキシブルチューブを用いることにより、接続の自由度が高くなるので、据付け作業が容易であり、また強度も保持される。
【0036】
なお、本実施例においてシンク下部スペース4aとは、従来加熱調理器の設備配管が施工されていた加熱調理器下部スペース3aに対してシンク4側の下部スペース全体を指して称するもので、必ずしもシンク4直下である必要はない。
【0037】
また、図1に示す本実施例のフレーム型キッチン10において、ガス供給配管5aの取合いを本図におけるシンク下部スペース4aの右端に設ける構成としたが、この取合いは、例えば、シンク4の左側に設置しても良く、また、図1に示す構成よりシンク周り配管類ともっと近接していても良い。すなわち、加熱調理器下部スペース3c以外のカウンターの下部スペースであれば、設置場所を限定されない。
【0038】
一方、図2に図示したように、ガス式のグリルの替わりに電気式加熱調理器を備えたフレーム型キッチン10もある。この場合、加熱調理器3には、ガス供給配管5aの替わりに電気供給配管が接続されるが、この電気供給配管も、図1に示すフレーム型キッチン10のように、電気供給元配管との接続をシンク下部スペース4aに設けることにより、加熱調理器下部スペース3aを収納スペースとして確保することが可能である。
【0039】
なお、このフレーム型キッチン10は、図4に示すような壁面Wから離間して設置するアイランドタイプとしてもよいし、図5に示すような壁面Wに接して設置する壁付けタイプとしてもよい。いずれの設置タイプにても、加熱調理器3とシンク4の各配管の取合いを近接して設けることが可能である。なお、壁付けタイプの場合、密着させた壁面W側から供給元配管の取合いを設けても良いが、本実施例のように取合いを近接して設けたフレーム型キッチン10は、各配管が集積して設置されているので、メンテナンス時の保守点検作業が容易であるという利点がある。
【0040】
本発明のフレーム型キッチンの施工手順について、以下に示す。
【0041】
まず、フレーム型キッチンの施工前に、設備配管(ガス供給配管または電気供給配管)とシンク周り配管(給水配管、給湯配管、排水管)のそれぞれの元配管および主管を施工図に記載の所定の位置の設置面を貫通させて配管を立ち上げ、取合いを設けておく。
【0042】
また、フレーム型キッチンは、キッチン施工後に設置面・壁面が露出する構成となるため、キッチン施工前に設置面および壁面を仕上げ加工しておく。
【0043】
次に、以下の工程に従ってキッチン部材の組み立てを行う。
1.フレーム部の組み立て
2.カウンターの設置
3.加熱調理器の設置
4.水栓金具・排水金具の設置
5.加熱調理器、水栓金具、排水金具と設備配管との接続
【0044】
上記工程により組み立てられた本実施例のフレーム型キッチンは、図1の斜視図のような構成を有し、カウンター下に十分な収納スペースが確保される。この収納スペースに、利用者の選択による各種の収納が設置され、より自由度の高いシステムキッチンが実現する。特に、加熱調理器下部スペース3aが従来のシステムキッチンに比較して広く利用可能であり、加熱調理器で使用される大型の調理具等を十分収納可能な収納スペースを確保することが可能である。
【0045】
また、加熱調理器3の設備配管およびシンク周り配管の取合いは、フレーム型キッチン10の設置前に予め供給元配管の立上り配管が施工されるので、キッチン据付け前に配管施工が可能であり、また、取合いが集積して設置されるので、メンテナンススペースの確保がしやすく、保守点検作業が容易である。
【0046】
さらに、このフレーム型キッチンは、従来、加熱調理器下部スペース3aに従来立ち上げられていたガス供給配管が、シンク下部スペース4aに移動してシンク周り配管類と近接して設けられているので、この加熱調理器下部スペース3aをオープンスペースとした場合にも、配管類が目に付くことがなく、外観も優れたフレーム型キッチンとすることができる。
【0047】
また、従来のキャビネット型のシステムキッチンに比較して、ケコミ部を設ける必要がない分、カウンター下のオープンスペースを十分活用できるので、収納スペースとしてより有効に利用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明に係るフレーム型キッチンの一実施例を示す正面図。
【図2】実施例のフレーム型キッチンの斜視図。
【図3】(A)は、図2のフレーム型キッチンのIII−III線に沿う断面図、(B)は、III−III線に沿う断面構造の他の構成例を示す断面図。
【図4】フレーム型キッチンのアイランドタイプの設置例を示す平面図。
【図5】フレーム型キッチンの壁付けタイプの設置例を示す平面図。
【符号の説明】
【0049】
1 フレーム
2 カウンター
3 加熱調理器
3a 加熱調理器下部スペース
4 シンク
4a シンク下部スペース
5a ガス供給配管
5b ガス供給元配管
5c 継手
6a 給水配管
6b 給水元配管
6c 継手
7a 給湯配管
7b 給湯元配管
7c 継手
8a 排水管
8b 排水主管
8c 継手
10 フレーム型キッチン
11 水栓金具
12 脚部
13 横桟
15 調節機構
21 孔部
22 構造板材
23 構造板材
25 隙間部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
システムキッチンの本体を構成するフレームの上面に天板としてのカウンターを備え、このカウンターにシンクと加熱調理器とを備えたフレーム型キッチンにおいて、前記カウンターの下面側に外部の供給元配管へ接続される前記加熱調理器の設備配管が敷設される配管敷設部を備えたことを特徴とするフレーム型キッチン。
【請求項2】
前記カウンターを構成する部材に、前記配管敷設部としての前記設備配管挿通用の孔部または隙間部が形成されたことを特徴とする請求項1記載のフレーム型キッチン。
【請求項3】
前記加熱調理器に接続された前記設備配管が前記配管敷設部を介してシンク下部スペースに延設され、前記シンク下部スペースでフレーム型キッチンの設置面に向けて延設されたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のフレーム型キッチン。
【請求項4】
前記設備配管と前記供給元配管との接続部をシンク下部スペースに設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3いずれかに記載のフレーム型キッチン。
【請求項5】
前記設備配管が、ガス供給配管であることを特徴とする請求項1〜請求項4いずれかに記載のフレーム型キッチン。
【請求項6】
前記設備配管が、電気供給配管であることを特徴とする請求項1〜請求項4いずれかに記載のフレーム型キッチン。
【請求項7】
前記カウンターの下部スペースに出し入れ自在な収納ユニットを設置したことを特徴とする請求項1〜請求項6いずれかに記載のフレーム型キッチン。
【請求項8】
前記下部スペースが加熱調理器下部スペースであることを特徴とする請求項7記載のフレーム型キッチン。
【請求項9】
システムキッチンの本体を構成するフレームの上面に天板としてのカウンターを備え、このカウンターにシンクと加熱調理器とを備えたフレーム型キッチンの製造方法において、設備配管の一端を前記加熱調理器に接続し、前記カウンターの下面側に設けられた配管敷設部に前記設備配管を敷設して、この設備配管の他端をシンク下部スペースで外部供給元配管と接続することを特徴とするフレーム型キッチンの製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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