説明

フード方向指示具

【課題】 衣類のフード着用時に、左右および後方視界確保の目的で、フードと頭部の動きを連動させる、フード方向指示具を提供する。
【解決手段】 U字状のバーの先端に、耳に掛ける湾曲を設け、湾曲部の先より更にまっすぐ延長し、その先にフックを設け、衣類のフード部分の縁にフックを掛けることにより、頭部とフードの動きに連動性を持たせ、首の左右回旋時の視界を確保することを特徴とするフード方向指示具。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、衣類のフード着用時に、左右および後方視界確保のため、フードと頭部の動きを連動させる、フード方向指示具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、衣類のフード着用時は、首の左右回旋時に、頭部とフードが連動せず、左右及び後方の視界が不良となる。
視界不良を改善のために指などでフードを引っ張っていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのために、次のような問題点があった。
(イ)指などを使うために、両手が塞がっている時は、体ごとその方向を向かなければならなかった。
(ロ)片手を使用するため、フードを多用する雨天での自転車やバイクの運転時に、片手運転などを強いられ、危険であった。
(ハ)野球帽のひさしなどを利用することなどがあるが、帽子自体が頭部で回転し、視界確保の確実性を欠いた。
本発明は以上の問題点を解決しようとするものである。
【問題を解決するための手段】
【0004】
後頭部を通り、両耳に引っ掛ける湾曲を持たせたバーで、頭部とバーに連動性を持たせる。
そのバーに、更に直線のフック支持棒、またはクリップ支持棒を取り付け、その先にフックまたはクリップを設ける。
そのフックまたはクリップをフードの左右の縁に引っ掛け、あるいは挟み、固定し、U字バーとフードの連動性を持たせる。
以上を特徴とする、フード方向指示具である。
【発明の効果】
【0005】
本発明は、衣類フード着用時に、頭部とフードの動きを連動させ、左右及び後方視界を確保するため、フードによる視界制限が無い。
したがって、ただでさえ視界不良な雨天時などに交通上の危険を減らす効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ)後頭部に沿うU字状バー(1)の両端に、耳に引っ掛けるための湾曲(2)を設ける。
(ロ)湾曲(2)の先に直線のフック、クリップ支持棒(3)を取り付け、先端(4)にフック(5)またはクリップ(6)をU字状バー(1)と逆の向き(7)につける。
本発明は以上の構成よりなっている。
本発明を使用するときは上記のフード方向指示具を後頭部廻りに廻し、湾曲(2)を両耳に装着する。
フードの縁に紐が入っているタイプや厚手の生地の時には、衣類のフード(8)をかぶり、フードの左右の縁(9)に、フック(5)を掛ける。
フード自体が薄手の生地のときには、衣類のフード(8)をかぶり、フードの左右の縁(9)を、クリップ(5)で挟む。
この結果、頭部とU字状バー(1)、U字状バー(1)とフード(8)に連動性が生まれ、フード(8)による視界制限を防ぐ。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の斜視図
【図2】本発明の分解斜視図
【図3】本発明の装着状態を示した斜視図
【図4】本発明の使用状態を示した斜視図
【符号の説明】
【0008】
1 U字状バー
2 湾曲
3 フック、クリップ支持棒
4 先端
5 フック
6 クリップ
7 逆の向き
8 フード
9 フードの左右の縁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
U字状のバーの先端に、耳に掛ける湾曲を設け、湾曲部の先より更にまっすぐ延長し、その先にフックを設け、衣類のフード部分の縁にフックを掛けることにより、頭部とフードの動きに連動性を持たせ、首の左右回旋時の視界を確保することを特徴とするフード方向指示具。
【請求項2】
U字状のバーの先端に、耳に掛ける湾曲を設け、湾曲部の先より更にまっすぐ延長し、その先にクリップを設け、衣類のフード部分の縁をクリップで挟む事により、頭部とフードの動きに連動性を持たせ、首の左右回旋時の視界を確保することを特徴とするフード方向指示具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−284851(P2007−284851A)
【公開日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−135756(P2006−135756)
【出願日】平成18年4月13日(2006.4.13)
【出願人】(506163087)
【Fターム(参考)】