ブタ生殖器および呼吸器症候群ウイルス(PRRSV)のポリ核酸によってコードされるタンパク質
【課題】ブタを呼吸器症候群ウイルス(PRRSV)から保護し、PRRSVに感染したブタを治療し、ブタにおいてPRRSVを検出する方法の提供。
【解決手段】ブタ生殖器および呼吸器症候群ウイルス(PRRSV)のアイオワ株の1個以上のオープンリーディングフレーム(ORF)によってコードされるタンパク質、これらのタンパク質の抗原性領域であって、長さが少なくとも5アミノ酸でありかつ次のPRRSV単離体によるチャレンジに対してブタ宿主を効果的に保護する抗原性領域、およびそれらの組合せであって、抗原性に対して本質的でないアミノ酸を保存的に置換することができるものからなる群から選択される少なくとも1個のポリペプチド、及びこのようなタンパク質の有効量を含んでなるワクチン、このようなタンパク質に特異的に結合する抗体。
【解決手段】ブタ生殖器および呼吸器症候群ウイルス(PRRSV)のアイオワ株の1個以上のオープンリーディングフレーム(ORF)によってコードされるタンパク質、これらのタンパク質の抗原性領域であって、長さが少なくとも5アミノ酸でありかつ次のPRRSV単離体によるチャレンジに対してブタ宿主を効果的に保護する抗原性領域、およびそれらの組合せであって、抗原性に対して本質的でないアミノ酸を保存的に置換することができるものからなる群から選択される少なくとも1個のポリペプチド、及びこのようなタンパク質の有効量を含んでなるワクチン、このようなタンパク質に特異的に結合する抗体。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
配列番号: (ISU−12)からなるブタ生殖器および呼吸器症候群ウイルス(PRRSV)をコードするDNA配列。
【請求項2】
配列番号: のヌクレオチド191〜7387(ORF1a)、
配列番号: のヌクレオチド7375〜11757(ORF1b)、
配列番号: のヌクレオチド11762〜12529(ORF2)、
配列番号: のヌクレオチド12385〜13116(ORF3)、
配列番号: のヌクレオチド12930〜13463(ORF4)、
配列番号: のヌクレオチド13477〜14076(ORF5)、
配列番号: のヌクレオチド14064〜14585(ORF6)、および
配列番号: のヌクレオチド14578〜14946(ORF7)からなる群から選択される請求項1に記載のPRRSVのオープンリーディングフレームをコードするDNA配列。
【請求項3】
請求項2に記載のDNA配列によってコードされるポリペプチド。
【請求項4】
請求項2に記載のDNA配列によってコードされる1個以上のポリペプチドを含んでなるPRRSVに対する抗体を誘導するための組成物。
【請求項5】
配列番号: (ISU−55)からなるPRRSVをコードするDNA配列。
【請求項6】
配列番号: のヌクレオチド191〜7699(ORF1a)、
配列番号: のヌクレオチド7687〜12069(ORF1b)、
配列番号: のヌクレオチド12074〜12841(ORF2)、
配列番号: のヌクレオチド12692〜13458(ORF3)、
配列番号: のヌクレオチド13212〜13775ORF4)、
配列番号: のヌクレオチド13789〜14388(ORF5)、
配列番号: のヌクレオチド14376〜14592(ORF6)、および
配列番号: のヌクレオチド14890〜15258(ORF7)からなる群から選択される請求項5に記載のPRRSVのオープンリーディングフレームをコードするDNA配列。
【請求項7】
請求項6に記載のDNA配列によってコードされるポリペプチド。
【請求項8】
ブタにおいて抗体を誘導するのに有効な配列番号: (ISU−55)によってコードされるPRRSVの一定量および生理学的に許容可能なキャリヤーを含んでなる、PRRSVに対する抗体を誘導するための組成物。
【請求項9】
請求項6に記載のDNA配列によってコードされる1個以上のポリペプチドを含んでなる、PRRSVに対する抗体を誘発するための組成物。
【請求項10】
上記の5週齢の初乳を欠失したカエサリアン(caesarean)由来のブタの肺の病変を統計学的に有意な量だけ減少させ、この量が接種していない5週齢の初乳を欠失したカエサリアン(caesarean)由来のブタの肺の病変と比較して有意であり、すなわちp値が0.01未満である、請求項8に記載の組成物。
【請求項11】
上記の5週齢の初乳を欠失したカエサリアン(caesarean)由来のブタの肺の病変を統計学的に有意な量だけ減少させ、この量が接種していない5週齢の初乳を欠失したカエサリアン(caesarean)由来のブタの肺の病変と比較して有意であり、すなわちp値が0.01未満である、請求項9に記載の組成物。
【請求項12】
更にアジュバントを含んでなる、請求項8に記載の組成物。
【請求項13】
更にアジュバントを含んでなる、請求項9に記載の組成物。
【請求項14】
ブタ生殖器および呼吸器疾患からブタを保護する方法であって、請求項8に記載の組成物の有効量をこの疾患から保護する必要があるブタに投与することを含んでなる、方法。
【請求項15】
上記ワクチンを経口または非経口投与する、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
上記ワクチンを筋肉内、皮内、静脈内、腹腔内、皮下または鼻内投与する、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
ブタ生殖器および呼吸器疾患からブタを保護する方法であって、請求項9に記載の組成物の有効量をこの疾患から保護する必要があるブタに投与することを含んでなる、方法。
【請求項18】
上記ワクチンを経口または非経口投与する、請求項14に記載の方法。
【請求項19】
上記ワクチンを筋肉内、皮内、静脈内、腹腔内、皮下または鼻内投与する、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
PRRSV ISU−55株をPRRSVの他の株から識別する方法であって、
(a) 下記の2種類のプライマー
55F 5′−CGTACGGCGATAGGGACACC−3′、および
3RFLP 5′−GGCATATATCATCACTGGCG−3′
を用いてPRRSVのDNA配列を増幅し、
(b) 段階(a)の増幅した配列をDraIで消化し、
(c) 626bp、187bpおよび135bpの3種類の制限断片をPRRSV ISU−55株と相関させる
ことを特徴とする、方法。
【請求項1】
配列番号: (ISU−12)からなるブタ生殖器および呼吸器症候群ウイルス(PRRSV)をコードするDNA配列。
【請求項2】
配列番号: のヌクレオチド191〜7387(ORF1a)、
配列番号: のヌクレオチド7375〜11757(ORF1b)、
配列番号: のヌクレオチド11762〜12529(ORF2)、
配列番号: のヌクレオチド12385〜13116(ORF3)、
配列番号: のヌクレオチド12930〜13463(ORF4)、
配列番号: のヌクレオチド13477〜14076(ORF5)、
配列番号: のヌクレオチド14064〜14585(ORF6)、および
配列番号: のヌクレオチド14578〜14946(ORF7)からなる群から選択される請求項1に記載のPRRSVのオープンリーディングフレームをコードするDNA配列。
【請求項3】
請求項2に記載のDNA配列によってコードされるポリペプチド。
【請求項4】
請求項2に記載のDNA配列によってコードされる1個以上のポリペプチドを含んでなるPRRSVに対する抗体を誘導するための組成物。
【請求項5】
配列番号: (ISU−55)からなるPRRSVをコードするDNA配列。
【請求項6】
配列番号: のヌクレオチド191〜7699(ORF1a)、
配列番号: のヌクレオチド7687〜12069(ORF1b)、
配列番号: のヌクレオチド12074〜12841(ORF2)、
配列番号: のヌクレオチド12692〜13458(ORF3)、
配列番号: のヌクレオチド13212〜13775ORF4)、
配列番号: のヌクレオチド13789〜14388(ORF5)、
配列番号: のヌクレオチド14376〜14592(ORF6)、および
配列番号: のヌクレオチド14890〜15258(ORF7)からなる群から選択される請求項5に記載のPRRSVのオープンリーディングフレームをコードするDNA配列。
【請求項7】
請求項6に記載のDNA配列によってコードされるポリペプチド。
【請求項8】
ブタにおいて抗体を誘導するのに有効な配列番号: (ISU−55)によってコードされるPRRSVの一定量および生理学的に許容可能なキャリヤーを含んでなる、PRRSVに対する抗体を誘導するための組成物。
【請求項9】
請求項6に記載のDNA配列によってコードされる1個以上のポリペプチドを含んでなる、PRRSVに対する抗体を誘発するための組成物。
【請求項10】
上記の5週齢の初乳を欠失したカエサリアン(caesarean)由来のブタの肺の病変を統計学的に有意な量だけ減少させ、この量が接種していない5週齢の初乳を欠失したカエサリアン(caesarean)由来のブタの肺の病変と比較して有意であり、すなわちp値が0.01未満である、請求項8に記載の組成物。
【請求項11】
上記の5週齢の初乳を欠失したカエサリアン(caesarean)由来のブタの肺の病変を統計学的に有意な量だけ減少させ、この量が接種していない5週齢の初乳を欠失したカエサリアン(caesarean)由来のブタの肺の病変と比較して有意であり、すなわちp値が0.01未満である、請求項9に記載の組成物。
【請求項12】
更にアジュバントを含んでなる、請求項8に記載の組成物。
【請求項13】
更にアジュバントを含んでなる、請求項9に記載の組成物。
【請求項14】
ブタ生殖器および呼吸器疾患からブタを保護する方法であって、請求項8に記載の組成物の有効量をこの疾患から保護する必要があるブタに投与することを含んでなる、方法。
【請求項15】
上記ワクチンを経口または非経口投与する、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
上記ワクチンを筋肉内、皮内、静脈内、腹腔内、皮下または鼻内投与する、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
ブタ生殖器および呼吸器疾患からブタを保護する方法であって、請求項9に記載の組成物の有効量をこの疾患から保護する必要があるブタに投与することを含んでなる、方法。
【請求項18】
上記ワクチンを経口または非経口投与する、請求項14に記載の方法。
【請求項19】
上記ワクチンを筋肉内、皮内、静脈内、腹腔内、皮下または鼻内投与する、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
PRRSV ISU−55株をPRRSVの他の株から識別する方法であって、
(a) 下記の2種類のプライマー
55F 5′−CGTACGGCGATAGGGACACC−3′、および
3RFLP 5′−GGCATATATCATCACTGGCG−3′
を用いてPRRSVのDNA配列を増幅し、
(b) 段階(a)の増幅した配列をDraIで消化し、
(c) 626bp、187bpおよび135bpの3種類の制限断片をPRRSV ISU−55株と相関させる
ことを特徴とする、方法。
【図1A】
【図1B】
【図1C】
【図1D】
【図1E】
【図1F】
【図1G】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図2D】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図7A】
【図7B】
【図8A】
【図8B】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図9D】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25A1】
【図25A2】
【図25A3】
【図25A4】
【図25A5】
【図25A6】
【図25B1】
【図25B2】
【図25B3】
【図25B4】
【図25B5】
【図25C1】
【図25C2】
【図25C3】
【図25C4】
【図25C5】
【図25C6】
【図25C7】
【図26】
【図27A】
【図27B】
【図27C】
【図27D】
【図27E】
【図27F】
【図27G】
【図27H】
【図28A】
【図28B】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32A】
【図32B】
【図32C】
【図32D】
【図32E】
【図32F】
【図33A】
【図33B】
【図33C】
【図33D】
【図33E】
【図33F】
【図34A】
【図34B】
【図34C】
【図34D】
【図34E】
【図34F】
【図34G】
【図34H】
【図34I】
【図34J】
【図34K】
【図34L】
【図34M】
【図34N】
【図34O】
【図34P】
【図34Q】
【図34R】
【図34S】
【図34T】
【図34U】
【図34V】
【図34W】
【図34X】
【図34Y】
【図34Z】
【図1B】
【図1C】
【図1D】
【図1E】
【図1F】
【図1G】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図2D】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図7A】
【図7B】
【図8A】
【図8B】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図9D】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25A1】
【図25A2】
【図25A3】
【図25A4】
【図25A5】
【図25A6】
【図25B1】
【図25B2】
【図25B3】
【図25B4】
【図25B5】
【図25C1】
【図25C2】
【図25C3】
【図25C4】
【図25C5】
【図25C6】
【図25C7】
【図26】
【図27A】
【図27B】
【図27C】
【図27D】
【図27E】
【図27F】
【図27G】
【図27H】
【図28A】
【図28B】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32A】
【図32B】
【図32C】
【図32D】
【図32E】
【図32F】
【図33A】
【図33B】
【図33C】
【図33D】
【図33E】
【図33F】
【図34A】
【図34B】
【図34C】
【図34D】
【図34E】
【図34F】
【図34G】
【図34H】
【図34I】
【図34J】
【図34K】
【図34L】
【図34M】
【図34N】
【図34O】
【図34P】
【図34Q】
【図34R】
【図34S】
【図34T】
【図34U】
【図34V】
【図34W】
【図34X】
【図34Y】
【図34Z】
【公開番号】特開2011−103883(P2011−103883A)
【公開日】平成23年6月2日(2011.6.2)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2010−256079(P2010−256079)
【出願日】平成22年11月16日(2010.11.16)
【分割の表示】特願2000−530103(P2000−530103)の分割
【原出願日】平成11年2月8日(1999.2.8)
【出願人】(500365339)アイオワ、ステイト、ユニバーシティー、リサーチ、ファウンデーション、インコーポレイテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】IOWA STATE UNIVERSITY RESEARCH FOUNDATION,INC.
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年6月2日(2011.6.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−256079(P2010−256079)
【出願日】平成22年11月16日(2010.11.16)
【分割の表示】特願2000−530103(P2000−530103)の分割
【原出願日】平成11年2月8日(1999.2.8)
【出願人】(500365339)アイオワ、ステイト、ユニバーシティー、リサーチ、ファウンデーション、インコーポレイテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】IOWA STATE UNIVERSITY RESEARCH FOUNDATION,INC.
【Fターム(参考)】
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