説明

ブラカップ用パット

【課題】使用時に胸の窮屈感(圧迫感)及び蒸れを効果的に低減できるブラカップ用パットの提供を目的とする。
【解決手段】片面に凹凸17の形成されたポリウレタンフォーム11が前記凹凸を内面側としてカップ状に賦形されたブラカップ用パット10であって、カップ状賦形前の接触面積率と、ブラカップ用パットにおける隣り合う凸部の頂部における垂線間の角度とを用いる式により得られるカップ状賦形後の換算接触面積率が80%未満であり、前記ポリウレタンフォームの反発弾性が20〜60%、硬さが120〜180Nである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、使用時のフィット感を向上させ、蒸れを低減できるブラカップ用パットに関する。
【背景技術】
【0002】
ブラカップ(ブラジャーのカップ)用パットは、ブラジャーのカップの中芯を構成し、両面が布等の表面材で覆われてブラジャーのカップとなる。
ブラカップ用パットとして、ポリウレタンフォームをカップ状(お椀状)にしたものがある。また、胸の形状に対する追従性を高め、蒸れを低減させるため、パットの胸側の表面を凹凸形状としたものがある。
【0003】
しかしながら、従来の凹凸形状を有するブラカップ用パットは、胸の形状に対する追従性を高めるため、胸のサイズに合わせて胸(乳房の表面)に添った形状となっている。そのため、凸部同士が近付きすぎたり、パッドが柔軟すぎて凸部が潰れたり、また、凸部のピッチが広く凹凸の山谷差が小さすぎたりした場合には、空間が確保できずに、胸の窮屈感(圧迫感)や蒸れを十分に抑えられない問題がある。また、胸の窮屈感(圧迫感)を抑えるため、ブラカップ用パットの内面と胸(乳房の表面)との接触を弱く(緩く)すると、不快感を生じ、しかも胸の形状を補正する作用が劣るようになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実開平1−14110号公報
【特許文献2】特開平8−127905号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は前記の点に鑑みなされたものであって、胸の窮屈感(圧迫感)が無いフィット感の良好な、かつ蒸れを効果的に低減できるブラカップ用パットの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の発明は、片面に凹凸の形成されたポリウレタンフォームが前記凹凸を内面側としてカップ状に賦形されたブラカップ用パットにおいて、前記ポリウレタンフォームの反発弾性が20〜60%、硬さが120〜180Nであり、カップ状に賦形された状態において、前記凹凸の凸部間に空隙を有することを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1において、カップ状に賦形前の前記凹凸を片面に有するカップ状賦形前ポリウレタンフォームに対し、平板状の加圧体により0.5N/cmの荷重を前記凹凸側に加えた際における前記加圧体への前記カップ状賦形前ポリウレタンフォームの接触面積をs、前記接触面積sを測定したカップ状賦形前ポリウレタンフォームの前記凹凸を無くした場合における前記加圧体との接触面積をs1とし、前記s及びs1を用いる式(A1)で得られるカップ状賦形前の接触面積率x%と、前記ブラカップ用パットにおける隣り合う凸部の頂部における垂線間の角度2θとを用いる式(A2)により得られるカップ状賦形後の換算接触面積率y%が80%未満であることを特徴とする。
【数1】

【数2】

【0008】
請求項3の発明は、請求項2において、前記θが45°未満の場合、前記カップ状賦形前ポリウレタンフォームにおける凸部の高さhと凸部の間隔pの関係が、p/h=1〜4であることを特徴とする。
【0009】
請求項4の発明は、請求項2において、前記θが45°以上の場合、前記カップ状賦形前ポリウレタンフォームにおける凸部の高さhと凸部の間隔pの関係が、p/h=3〜4であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1の発明によれば、前記ポリウレタンフォームの反発弾性が20〜60%、硬さが120〜180Nであるため、蒸れを生じ難くでき、しかも胸に対する窮屈感(圧迫感)を抑えてフィット感を良好にできる。なお、ポリウレタンフォームの反発弾性が20%未満になると、使用時にブラカップが胸に密着しすぎて蒸れやすくなり、一方、反発弾性が60%を超えると使用時の反発が大きくなってフィット感が損なわれるようになる。また、硬さが120N未満になると、形状保持性が低くなって胸の補正作用が低くなり、一方、180Nを超えると使用時に硬さを感じてフィット感が損なわれるようになる。
【0011】
請求項2の発明によれば、前記式(A1)および前記式(A2)から得られるカップ状賦形後の換算接触面積率y%が80%未満であるため、蒸れを生じ難くできる。なお、カップ状賦形後の換算接触面積率が80%以上になると、使用時にブラカップが胸に密着しすぎて蒸れやすくなる。
【0012】
請求項3の発明によれば、θが45°未満の場合、前記カップ状に賦形前の賦形前ポリウレタンフォームにおける凸部の高さhと凸部の間隔pの関係が、p/h=1〜4であることにより、カップサイズがA〜Bの場合に、より蒸れを生じ難くできる。
【0013】
請求項4の発明によれば、θが45°以上の場合、前記カップ状に賦形前の賦形前ポリウレタンフォームにおける凸部の高さhと凸部の間隔pの関係が、p/h=3〜4であることにより、カップサイズがC〜Eの場合に、より蒸れを生じ難くできる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施形態に係るブラカップ用パットの平面図である。
【図2】図1の2−2断面図である。
【図3】図2の一部を拡大して示す断面図である。
【図4】賦形前ポリウレタンフォームの一部を拡大して示す断面図である。
【図5】賦形前ポリウレタンフォームの斜視図である。
【図6】平板状のカップ状賦形前ポリウレタンフォームの加圧を示す図である。
【図7】凹凸の無い平板状ポリウレタンフォームの加圧を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1及び図2に示すブラカップ用パット10は、右胸用のものであり、内面に凹凸17が賦形されてカップ状(お椀状)に賦形されたポリウレタンフォーム11からなる。符号13は前記凹凸17を構成する凸部(山部)、15は凹部(谷部)である。なお、反対側の外面12は前記凸部13及び凹部15のない平滑面になっている。前記ブラカップ用パット10は、両面が布等の表面材で覆われてブラジャーのカップにされる。
【0016】
前記ポリウレタンフォーム11は、反発弾性が20〜60%(JIS K6400−3準拠)、硬さが120〜180N(JIS K−6400−2 6.7 D法準拠)のものが用いられる。ポリウレタンフォーム11の反発弾性が20%未満になると、使用時にブラカップが胸に密着しすぎて蒸れやすくなり、一方、反発弾性が60%を超えると使用時の反発が大きくなってフィット感が損なわれるようになる。また、ポリウレタンフォーム11の硬さが120N未満になると、ブラカップの形状保持性が低くなって胸に対する補正作用が小さくなり、一方、180Nを超えると使用時に硬さを感じて胸に対する窮屈感(圧迫感)が大きくなり、フィット感が損なわれるようになる。特に好ましくは130〜150Nである。前記ポリウレタンフォーム11の厚み(凸部13の頂部と外面12との距離)は、7〜15mmが好ましい。薄すぎると、胸に対する補正作用が小さくなり、一方、厚過ぎると、蒸れやすくなったり、邪魔に感じたりするようになる。
【0017】
なお、前記ポリウレタンフォーム11は、所定の反発弾性と硬度を有すれば、除膜処理等の後処理を付与しても問題ない。除膜処理をすることにより、より通気性および洗濯時の排水性の改善が期待されるが、工程が増えることによるコストアップや、除膜処理を行うことでセル膜がなくなるため、耐洗濯性については低下するというデメリットがある。本発明では前記除膜処理を施されていないものでも、前記ポリウレタンフォームの反発弾性が20〜60%、硬さが120〜180Nであるため、蒸れを生じ難くでき、しかも胸に対する窮屈感(圧迫感)を抑えてフィット感を良好にできる。
【0018】
前記ブラカップ用パット10の賦形は、図5に示すように、片側に凹凸17Aが形成され、反対側12Aが平面とされた板状のポリウレタンフォーム10Aを、カップの外面形状の型面を有する雌型(図示せず)と、カップの内面形状の型面を有する雄型(図示せず)との間に、前記凹凸17Aが雄型の型面を向くようにして配置し、前記雄型と雌型を接近させてポリウレタンフォーム10Aを熱プレスすることによって行うことができ、前記板状のポリウレタンフォーム10Aは、図4に示す平板状から図3に示す湾曲したカップ状のブラカップ用パット10になる。符号13Aは板状のポリウレタンフォーム10Aにおける凹凸17Aの凸部、15Aは凹部である。前記雌型と雄型には、ヒータ等の加熱手段が配設され、熱プレス時の型面温度は、ポリウレタンフォームの賦形可能な温度、例えば140〜200℃とされる。
【0019】
前記プラカップ用パット10は、カップ状賦形後の換算接触面積率y%が80%未満とされている。特に好ましくは50%未満、16%以上である。前記カップ状賦形後の換算接触面積率y%は、次のようにして求められる。
まず、図6の(6−1)及び(6−2)のように、前記凹凸17Aを片面に有する所定寸法からなる平板状のカップ状賦形前ポリウレタンフォーム10Aに対し、平板状の加圧体31により0.5N/cmの荷重を前記凹凸17A側に加え、その際における前記加圧体31への前記賦形前ポリウレタンフォーム10Aの接触面積をsとする。符号32はポリウレタンフォームの載置台である。なお、0.5N/cmの荷重は、実際にブラジャーが着用された際に、ブラジャーに加わる衣服の重さと重力を考慮して定めた。
一方、前記接触面積sを測定した賦形前ポリウレタンフォーム10Aにおいて前記凹凸17Aを無くした表面が平面の平板状ポリウレタンフォームに対し、すなわち図7の(7−1)及び(7−2)に示す凹凸の無い平板状ポリウレタンフォーム10Bに対し、前記平板状の加圧体31により0.5N/cmの荷重を加えた際における前記加圧体31への凹凸の無い平板状ポリウレタンフォーム10Bの接触面積をs1とする。なお、前記凹凸の無い平板状ポリウレタンフォーム10Bは、前記接触面積sを測定した賦形前ポリウレタンフォーム10Aと同一の平面寸法からなる。
次に、前記s及びs1を用いる以下の式(A1)で得られるカップ状賦形前の接触面積率x%と、図3に示す前記ブラカップ用パット10における隣り合う凸部131、132の頂部における垂線m、n間の角度2θとを用いる以下の式(A2)によりカップ状賦形後の換算接触面積率y%が得られる。なお、図3は図2の一部を拡大したものである。
【0020】
【数1】

【0021】
【数2】

【0022】
なお、カップ状賦形後の換算接触面積率y%は、カップ状賦形後のポリウレタンフォーム(すなわちブラカップ用パット)における使用時における胸との接触面積が、凹凸の無い場合における接触面積に対して何%になるかを示す値である。また、カップ状賦形後の換算接触面積率y%は、前記カップ状賦形後のポリウレタンフォームを実際に加圧板で加圧するのに代えて、カップ状賦形後の凹凸の有るポリウレタンフォームの接触面積が、凹凸を片面に有する平板状のカップ状賦形前ポリウレタンフォームを加圧した場合の接触面積sと同様になると仮定して得られた値である。
【0023】
なお、前記賦形前ポリウレタンフォーム10Aの接触面積sは、前記賦形前ポリウレタンフォーム10Aを所定平面寸法とし、平板状の加圧体31により0.5N/cmの荷重を前記凹凸17A側に加えて、直交する2側面より凸部の接触距離を測り、接触面が円であることから換算することにより得られる。一方、前記板状ポリウレタンフォーム10Bの接触面積s1は、前記板状ポリウレタンフォーム10Bを、前記接触面積sの測定に用いた賦形前ポリウレタンフォーム10Aと同一の平面寸法として加圧される面の面積を計算し、得られた面積である。
【0024】
以下、前記カップ状賦形後の換算接触面積率y%の計算根拠について説明する。
図3に示す前記ブラカップ用パット10における隣り合う凸部131、132の頂部間距離(直線距離)aは、前記凸部131、132の頂部間における曲率半径rと、隣り合う凸部131、132の頂部における垂線間の角度2θとにより、次の式で得られる。なお、本願発明の説明において、「凸部の頂部間距離」は「凸部間隔」と同じであり、「凸部間隔」の基準となる凸部の位置を明確にした表現である。
a=2r・sinθ
また、前記ブラカップ用パット10における凸部131、132の頂部を通る仮想曲面Q上での凸部131、132の頂部間距離p1は、図4に示した前記カップ状賦形前ポリウレタンフォーム10Aにおける隣り合う凸部131A、132Aの頂部間距離pと同じであり、次の式で得られる。なお前記仮想曲面Qは、図4に示す前記カップ状賦形前の凹凸を有する平板における凸部の頂部を通る仮想平面Q1が、前記平板をカップ状に賦形することにより湾曲して形成される曲面に相当する。なお、凸部間隔は、凹部最深部(谷のピーク)を挟んで両側に配置される2つの凸部の頂部(山のピーク)間の距離で、前記凹部最深部と2つの凸部の頂部は一平面上に配置される。
p1=p=2πr×2θ/360
従って、前記平板状ポリウレタンフォーム10Aがカップ状に賦形されることによる、隣り合う凸部間の直線距離短縮率a/p1=a/pは、次の式で得られる。
a/p=2r・sinθ/(2πr×2θ/360)=180・sinθ/(πθ)
【0025】
前記平板状ポリウレタンフォーム10Aがカップ状に賦形されることにより、隣り合う凸部間付近の面積減少率eは、前記直線距離短縮率の二乗となり、次の式で得られる。
e=(a/p)=[180・sinθ/(πθ)]
従って、前記ブラカップの使用時における胸に対する換算接触面積率y(%)は次の式で得られる。
【数3】

【0026】
また、前記ブラカップ用パット10は、胸の大きさに合わせてカップ状に賦形されるため、胸が大きくなるとブラカップ用パット10の曲率が小さく(前記θが大きく)なる。前記2θの値は、ブラカップのカップがAサイズの場合には60°(θ=30°)、Cサイズの場合には90°(θ=45°)、Eカップの場合には120°(θ=60°)である。前記ブラカップのサイズが大きい(前記θが大きい)場合に凸部の高さが高いと、凸部の頂部間がより接近して蒸れやすくなる。また、凸部の間隔が狭くなると凸部の頂部間がより接近して蒸れやすくなる。そのため、前記θが45°未満の場合には、前記カップ状賦形前ポリウレタンフォーム10Aにおける凸部の高さhと凸部の間隔p(p1)の関係が、p/h=1〜4であるのが好ましく、一方、前記θが45°以上の場合には、前記カップ状賦形前ポリウレタンフォームにおける凸部の高さhと凸部の間隔pの関係が、p/h=3〜4であるのが好ましい。
【実施例】
【0027】
表1〜表9におけるポリウタンフォーム物性欄に示す硬度(JIS K−6400−2 6.7 D法準拠)と反発弾性のポリウレタンフォームを用いて、実施例及び比較例のブラカップ用パットを製造した。表におけるカット形状はカップ形状に賦形する前の平板状のものであり、山高さは凸部の高さ、谷厚みは凹部位置での厚み、総厚みはポリウレタンフォームの厚み、ピッチは凸部の間隔、p/hは(凸部の間隔/凸部の高さ)である。
【0028】
【表1】

【0029】
【表2】

【0030】
【表3】

【0031】
【表4】

【0032】
【表5】

【0033】
【表6】

【0034】
【表7】

【0035】
【表8】

【0036】
【表9】

【0037】
実施例及び比較例について、前記カップ状賦形前の接触面積率x(%)とカップ状賦形後の換算接触面積率y(%)を前記の式(A1)と(A2)により計算し、表1〜9における接触面積率欄に示した。換算接触面積率欄における平板(%)は、カップ状賦形前の接触面積率x(%)、一方、カップ状換算(%)は、カップ状賦形後の換算接触面積率y(%)である。
【0038】
また、実施例及び比較例のブラカップ用パットについて、胸の垂れなどの他の因子が入り難い年齢である20代の女性(ブラカップのサイズがA、C、Eの女性)に実際に着用してもらい、フィット感及び蒸れについて調べた。その際、ブラカップ用パットは、両面を不織布で覆ってパット形状にして、2時間着用してもらった。なお、フィット感及び蒸れは、硬度140N、反発弾性40%、厚み10mmからなる凹凸の無い平面状ポリウレタンフォームから形成したブラカップ用パットを基準例として、実施例及び比較例の場合と同様に着用し、その際の感覚を数値2として実施例及び比較例を相対評価した。すなわち、フィット感については、1:フィットしない、2:凹凸の無い場合と同等、3:良好なフィット感、4:より良好なフィット感、という順序で良好になる。一方、蒸れについては、1:蒸れる、2:凹凸の無い場合と同等、3:蒸れない、4:さらに蒸れない、という順序で良好になる。結果は表の官能評価欄に示した。
【0039】
表1〜表9に示すように、実施例のブラカップ用パットは、カップサイズ(カップ数)が異なっていてもフィット感が良好であり、蒸れにくいものであった。それに対して比較例のブラカップ用パットは、フィット感及び蒸れの少なくとも一方が凹凸の無い場合と同等以下であった。
【符号の説明】
【0040】
10 ブラカップ用パット
11 ポリウレタンフォーム
13 凸部(山部)
15 凹部(谷部)
17 凹凸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
片面に凹凸の形成されたポリウレタンフォームが前記凹凸を内面側としてカップ状に賦形されたブラカップ用パットにおいて、
前記ポリウレタンフォームの反発弾性が20〜60%、硬さが120〜180Nであり、
カップ状に賦形された状態において、前記凹凸の凸部間に空隙を有することを特徴とするブラカップ用パット。
【請求項2】
カップ状に賦形前の前記凹凸を片面に有するカップ状賦形前ポリウレタンフォームに対し、平板状の加圧体により0.5N/cmの荷重を前記凹凸側に加えた際における前記加圧体への前記カップ状賦形前ポリウレタンフォームの接触面積をs、前記接触面積sを測定したカップ状賦形前ポリウレタンフォームの前記凹凸を無くした場合における前記加圧体との接触面積をs1とし、前記s及びs1を用いる式(A1)で得られるカップ状賦形前の接触面積率x%と、前記ブラカップ用パットにおける隣り合う凸部の頂部における垂線間の角度2θとを用いる式(A2)により得られるカップ状賦形後の換算接触面積率y%が80%未満であることを特徴とする請求項1に記載のブラカップ用パット。
【数4】

【数5】

【請求項3】
前記θが45°未満の場合、前記カップ状賦形前ポリウレタンフォームにおける凸部の高さhと凸部の間隔pの関係が、p/h=1〜4であることを特徴とする請求項2に記載のブラカップ用パット。
【請求項4】
前記θが45°以上の場合、前記カップ状賦形前ポリウレタンフォームにおける凸部の高さhと凸部の間隔pの関係が、p/h=3〜4であることを特徴とする請求項2に記載のブラカップ用パット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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