説明

ブラジャー

【課題】左右独立して、いずれの側からでも乳房を固定することが可能なブラジャーを提供する。
【解決手段】ブラジャー10は、図1及び図2に示すように、右カップ11と、左カップ12と、右肩ひも13と、左肩ひも14と、背部15と、アンダーリブ(帯部)16と、右ホール21と、左ホール22と、右止定部23と、右被止定部24と、左止定部25と、左被止定部26と、を備える。アンダーリブ16に左右のホールを設け、アンダーリブ16の一端をホールを通して止定することにより、左右独立して、いずれの側からでも乳房を固定することが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、左右独立して、いずれからでも乳房を固定可能なブラジャーに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のブラジャーは、バック、もしくは特許文献1に記載されているように、フロントにホック等の止定部材を有しアンダーを調節している。また、スポーツブラのようにホックがなく、被るタイプのものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−360126号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、加齢、乳ガンの手術等により、腕の可動範囲が限られてくると、着用者の背面で止定する構成では、腕がまわらず着用が難しいという問題があり、被るように着用する構成も腕が上がらず着用が難しいという問題がある。
【0005】
この点、フロントで止定する構成では、腕を背面にまわす必要はない。しかし、例えば乳ガン等で乳房を切除した場合、左右で乳房の大きさが異なるため、切除した側のカップにシリコンパッド等を入れ、左右の大きさの調整を行うことがある。特に、乳房全部を切除した場合、胸が平らになり、パッドなどを固定することが困難になるという問題がある。また、温存し、一部のみを切除した場合であっても、切除の位置によって、手術後の乳房は様々な形となるという問題がある。このため、左右の乳房を独立して固定できないと、手術をした方のカップにシリコンパッドを安定して固定することが困難であるという問題がある。また、手術により腕が上に上がりにくくなるため、左右いずれからでも着用者が着用しやすい側から着用できることが求められる。
【0006】
これは、乳房を切除した場合に限られず、体調、体型等から、左右の乳房をそれぞれに安定して固定させたい場合にも当てはまる問題である。
【0007】
また、授乳をする際は、授乳をしていない側の乳房が安定して固定されている必要があるため、特に左右の乳房をそれぞれに安定して固定させることが求められ、更には、授乳しやすさは着用者や状況によるため、左右のいずれからでも乳房を固定可能であることが求められる。
【0008】
このように、左右の乳房をそれぞれを安定して固定するため、左右独立して、いずれからでも乳房を固定可能なブラジャーが求められている。
【0009】
本発明は、上述した実情を鑑みてなされたものであり、左右独立して、いずれの側からでも乳房を固定することが可能なブラジャーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るブラジャーは、
右乳房を覆う右カップと、左乳房を覆う左カップと、前記右カップの下部と前記左カップの下部とに接続され、着用者の胴体に巻かれる帯部と、を備え、
前記帯部は、前記帯部の内側の右端に設けられた右止定部と、前記帯部の内側の左端に設けられた左止定部と、前記帯部の外側の着用者の右半身に対応する位置に設けられた右被止定部と、前記帯部の外側の左半身に対応する位置に設けられた左被止定部と、着用者の右半身に対応する位置に設けられた右ホールと、着用者の左半身に対応する位置に設けられた左ホールと、を備え、
前記右止定部は、前記帯部の内側から前記左ホールを通して前記左被止定部に止定され、又は、前記左止定部は、前記帯部の内側から前記右ホールを通して、前記右被止定部に止定されることを特徴とする。
【0011】
前記右止定部が前記帯部の内側から前記左ホールを通して前記左被止定部に止定される場合、前記左止定部は前記右ホールを通さずに前記右被止定部に止定され、
前記左止定部が前記帯部の内側から前記右ホールを通して前記右被止定部に止定される場合、前記右止定部は前記左ホールを通さずに前記左被止定部に止定されてもよい。
【0012】
前記右ホールは、前記右被止定部より着用者の前半身の中央寄りに設けられ、
前記左ホールは、前記左被止定部より着用者の前半身の中央寄りに設けられてもよい。
【0013】
前記帯部は伸縮性を有する生地から形成されており、
前記帯部は、前記帯部と比較して低い伸縮性を有する低伸縮部を更に備えてもよい。
【0014】
前記低伸縮部は、帯部の着用者の後半身の中央近傍に対応する位置、又は両脇近傍に対応する位置に設けられてもよい。
【0015】
前記右カップと前記左カップの着用者の前中心側の縁には、前記帯部と一体に形成されたパイピングが設けられてもよい。
【0016】
前記右カップ及び前記左カップの内側には、それぞれポケットが設けられてもよい。
【発明の効果】
【0017】
本発明では、カップ部下のアンダーリブにホールを設けることにより、左右独立して、いずれの側からでも乳房を固定することが可能なブラジャーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】実施形態に係るブラジャーの正面図である。
【図2】実施形態に係るブラジャーを開いた状態を示す図である。
【図3】(a)は実施形態に係るブラジャーの側面図であり、(b)は止定部分を拡大して示す図である。
【図4】実施形態に係るブラジャーの背面図である。
【図5】内ポケットを説明する図である。
【図6】実施形態に係るブラジャーを説明する図である。
【図7】(a)及び(b)は、ブラジャーの着用方法を示す図である。
【図8】(a)及び(b)は止定方法を示す図である。
【図9】ホールの変形例を示す図である。
【図10】(a)及び(b)はパイピングの変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明の実施形態に係るブラジャーについて、図面を用いて説明する。
【0020】
図1は、実施形態に係るブラジャー10の正面図であり、図2は、ブラジャー10を開いた状態を示す図である。また、図3(a)はブラジャー10の側面図であり、図3(b)は止定部分を拡大して示す図である。図4は、ブラジャー10の背面図である。
【0021】
ブラジャー10は、図1及び図2に示すように、右カップ11と、左カップ12と、右肩ひも13と、左肩ひも14と、背部15と、アンダーリブ(帯部)16と、右ホール21と、左ホール22と、右止定部23と、右被止定部24と、左止定部25と、左被止定部26と、を備える。
【0022】
右カップ11は、着用者の右乳房を覆う大きさに形成される。右カップ11の上部には右肩ひも13が設けられ、右カップ11の脇(着用者の右側面に対応)は、背部15に縫合されている。右カップ11の下部にはアンダーリブ16が設けられる。左カップ12は、右カップ11と同様であり、着用者の左乳房を覆う大きさに形成され、左カップ12の上部には左肩ひも14が設けられ、左カップ12の脇(着用者の左側面に対応)は、背部15に縫合されている。左カップ12の下部にはアンダーリブ16が設けられる。
【0023】
また、本実施形態の右カップ11、左カップ12の双方の内側(着用者の身体側)には、それぞれ図2に示すように、内ポケット31,32を設けてもよい。内ポケットは、各カップより狭い面積であり、この内ポケット31,32には、図5に示すように左右の乳房の大きさを調整するためのパッド(シリコンパッド、オイルパッド等)40、母乳用のパッド等を入れることができる。
【0024】
右肩ひも13は、右カップ11の上部と背部15との間に設けられる。また、左肩ひも14は、左カップ12の上部と背部15との間に設けられる。右肩ひも13及び左肩ひも14の幅は、所定程度の幅、例えば一方の肩の1/3〜1/4程度の幅に設けられると安定感が増すため、好ましいが、これより狭い幅としてもよい。
【0025】
背部15は、右肩ひも13及び左肩ひも14と、アンダーリブ16との間に設けられる。本実施形態では、着用の安定感を増すため、図2に示すように背部は、着用者の背中を所定程度覆う広さに形成される。
【0026】
また、本実施形態では、図2に示すように右カップ11、右肩ひも13、背部15とから、着用者の右腕を通すアームホールが形成される。同様に、左カップ12、左肩ひも14、背部15とから、着用者の左腕を通すアームホールが形成される。
【0027】
なお、右カップ11、右肩ひも13、背部15と、それぞれの外側の縁(図2に点線で示す位置に対応)に、一体のパイピングを施すことにより、右カップ11、右肩ひも13、背部15と、の一体性が増し、乳房の固定を更に高めることができる。左カップ12、左肩ひも14についても同様である。なお、アームホールを構成する左右のカップ、左右の肩ひも、背部の縁部分についても同様に一体のパイピングを施すとよい。
【0028】
また、図10(a)に示すように、右カップ11と左カップ12、右肩ひも13、左肩ひも14の着用者の前中心側の縁と、アンダーリブ16のうち左右のカップ及び背部15に縫合されていない部分とに、一体且つ連続するパイピング16bを形成すると、図10(a)で矢印で示すように、アンダーリブ16を止定する際に生ずるテンションを利用することができる。これにより、右カップ11及び左カップ12の縁でも、パイピング16bが収縮しようとする力が発生し、ブラジャー10のカップを乳房に更に密着させ、乳房をより安定して固定することができるため、好ましい。更に、図10(b)に示すように、右カップ11と左カップ12、右肩ひも13、左肩ひも14の着用者の前中心側の縁に、アンダーリブ16と一体且つ連続に形成されたパイピング16cを設けてもよい。パイピング16cは、図10(b)に示すように、左右のカップの下端でアンダーリブ16と分岐するような形で形成される。図10(b)でも同様に、パイピング16cが収縮しようとする力が発生し、ブラジャー10のカップを乳房に更に密着させ、乳房をより安定して固定することができる。なお、左右の肩ひもを省略する場合、又は、左右の肩ひもを取り外し可能な肩ひもとする場合、又は肩ひもとカップとを一体に形成しない場合等は、左右のカップの着用者の前中心側の縁にのみパイピング16b又は16cを設けてもよい。
【0029】
アンダーリブ(帯部)16は、右カップ11、左カップ12、及び背部15の下に設けられ、帯状に形成される。アンダーリブ16は伸縮性を有する材料から形成され、ブラジャー10の着用者の胴体に巻きつけられる。本実施形態では、図6に示すように、アンダーリブ16の有する胴体の周方向の伸縮性を利用することにより、ブラジャー10が胴体に密着し、乳房を安定して固定することができる。また、アンダーリブ16の内側(着用者の身体側)の右端には、図2に示すように右止定部23が設けられ、左端には左止定部25が設けられる。左止定部25は、図3(a)及び(b)に示すように、アンダーリブ16の内側から右ホール21を通して、アンダーリブ16の外側(着用者の身体の反対側)に設けられた右被止定部24に止定される。左止定部25を、アンダーリブ16の内側から、右ホール21を通して、アンダーリブ16の外側に設けられた右被止定部24に止定した場合は、右止定部23は、左ホール22を用いずに、アンダーリブ16の外側に設けられた左被止定部26に止定される。逆に、右止定部23を左ホール22を通して止定した場合、左止定部25は、右ホール21を用いずに、アンダーリブ16の外側に設けられた右被止定部24に止定される。
【0030】
また、本実施形態ではアンダーリブ16は、帯状に形成されており、右止定部23と、右被止定部24と、左止定部25と、左被止定部26とによって止定されるため、アンダーリブ16の長さは、着用者の胴囲よりも長い。また、例えば1箇所でアンダーリブを止定する構成と比較し、アンダーリブ16自体の長さが長くなるため、ブラジャー10のアンダー部分の長さを調節することが可能な範囲を広くすることができる。更に、本実施形態では、図4に示すように、アンダーリブ16の背中心近傍に、伸縮性を有しない又はアンダーリブ16と比較し伸縮性が低い生地を用いた低伸縮部16aを設けることにより、アンダーリブ16の右端を引っ張った際に、アンダーリブ16の左側半分が引っ張られないようにすることができる。このような低伸縮部16aを設けることにより、左右のいずれか一方を固定する際に、他方が引っ張られて、ずれることを防ぐことができる。なお、この低伸縮部16aは、背中心の近傍に設けられる場合に限られず、左右の脇近傍に設けることも可能である。また、後右半身、後左半身に対応する位置に設けてもよい。
【0031】
右止定部23、右被止定部24、左止定部25、左被止定部26としては、アンダーリブ16を着脱可能に止定することが可能部材、例えば面ファスナー、スナップ、フック等を用いる。例えば、面ファスナーを用いる場合、左右の止定部としてはオス型の面ファスナーを用い、左右の被止定部として、メス型のファスナーを用いる。更に、被止定部、例えばメス型のファスナーを止定に必要な程度よりも長く設けることにより、止定部を止定する場所を調節することができ、アンダーリブ16の伸縮性に加えて、更にアンダーリブ16による締め付け具合を調節することができ好ましい。また、スナップ、フック等を用いる場合は、被止定部として用いる複数個の部材を並べて設けるとよい。なお、止定部としてスライダーを用い、被止定部としてはレールを用いることにより、止定位置の調整を行ってもよい。
【0032】
右ホール21は、右被止定部24よりも前半身の中心側に設けられている。同様に左ホール22は、左被止定部26よりも前半身の中心側に設けられている。右ホール21及び、左ホール22は、アンダーリブ16にアンダーリブ16の右又は左端を通すことが可能な大きさの穴であり、ホールの縁にはボタンホールのようにステッチがかけられている。なお、右ホール21、左ホール22としては、金属のハトメや輪などを使用してもよいし、図9に示すように、布を重ね合わせることにより形成したホールであってもよい。
【0033】
なお、本実施形態では、図3(a)に示すように止定位置を着用者の左右の側面に設ける構成を例に挙げて説明しているが、右ホール21、右被止定部24を設ける位置は、着用者の右半身に対応する位置であれば、図3(a)に示すよりも着用者の前半身中央に寄っていても、後半身中央に寄っていてもよい。左ホール22、左被止定部26についても同様である。
【0034】
次に、本実施形態のブラジャー10の着用方法を図7(a)及び(b)、図8(a)及び(b)に示す。
【0035】
まず、アームホールに腕を通し、左右の肩ひもをそれぞれの肩にかけ、背部15を背にあてる。
【0036】
次に、左右、いずれか一方のカップを乳房にあてる。ここで、パッド等を用いる場合は、内ポケットに入れておく。なお、図7(a)では右カップ11を右の乳房を覆うようにあてている。続いて、図7(a)に示すように、アンダーリブ16の右端を、アンダーリブ16の内側(着用者の身体側)から、左ホール22を通し、左被止定部26に留める。これにより、アンダーリブ16を胴体に巻き、右の乳房を固定する。
【0037】
次に、他方のカップを乳房にあてる。図7(b)では、左カップ12を左の乳房を覆うようにあてている。続いて、アンダーリブ16の左端を、アンダーリブ16の外側(着用者の身体とは反対側)から、右被止定部24に留める。これにより、アンダーリブ16を胴体に巻き、左の乳房を固定する。
以上から、ブラジャー10を着用する。
【0038】
なお、本実施形態では、先に留める端のみをホールを通して止定位置に留め、後で留める方は、ホールを用いずに被止定部に留める。具体的には、図8(a)及び(b)に示すように、左止定部25を先に右ホール21を用いて止定した場合、図8(a)に示すように、左ホール22は用いず、アンダーリブ16の外側から左被止定部26に右止定部23を留める。
【0039】
このように、本実施形態では、 アンダーリブ16に左右のホールを設け、アンダーリブ16の一端をホールを通して止定することにより、左右独立して、いずれの側からでも乳房を固定することが可能なブラジャーを提供することができる。特に本実施形態では、タスキがけのようにブラジャーを着用するので、腕を上げる必要が無く、腕の可動範囲が限られる場合であっても、容易に脱着することが可能である。
【0040】
また、アンダーリブ16の右端、又は左端のうち、先に止定する方をホールを用いてアンダーリブ16の内側から被止定部に止定することが出来るため、左右で着用の順番が決まらず、左右いずれからでも、着用者にとって着用が容易な側から止定することができる。また、左右がそれぞれ別々に止定され、左右独立してバストの固定の程度を調節することができるため、パッド等を入れた場合であっても安定して乳房を固定することができる。
【0041】
本実施形態のブラジャーでは、左右独立して、いずれの側からでも乳房を固定することが可能であるため、特に乳ガン等により乳房の一部又は全部を切除し、左右の乳房の重みが異なる場合であっても、左右の固定具合を適宜調節することができるため、安定して乳房を固定することが可能である。
【0042】
また、本実施形態では左右の乳房を独立して固定できるため、授乳をする際であっても、授乳をしていない側の乳房が安定して固定されている。従って、授乳をしていない側がはだけることにより乳房が露出することもない。また、左右いずれからでも固定が可能であるため、着用者の好み、状況に対応することが可能である。
【0043】
なお、本実施形態では、右カップ11、左カップ12、右肩ひも13、左肩ひも14及び背部15が、一体に形成されているが、右カップ部11と、右肩ひも13とを別々に形成し、縫合等により固定してもよいし、スナップ等の着脱可能な止定部材で接続してもよい。左カップ部12も同様である。また、背部15を省略し、左右の肩ひもを直接背面側のアンダーリブ16に固定、又は着脱可能に固定しても良い。また、背部15だけでなく、左右の肩ひもを省略することも可能であるし、左右の肩ひものみを省略してもよい。
【符号の説明】
【0044】
10 ブラジャー
11 右カップ
12 左カップ
13 右肩ひも
14 左肩ひも
15 背部
16 アンダーリブ
21 右ホール
22 左ホール
23 右止定部
24 右被止定部
25 左止定部
26 左被止定部
31,32 内ポケット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
右乳房を覆う右カップと、左乳房を覆う左カップと、前記右カップの下部と前記左カップの下部とに接続され、着用者の胴体に巻かれる帯部と、を備え、
前記帯部は、前記帯部の内側の右端に設けられた右止定部と、前記帯部の内側の左端に設けられた左止定部と、前記帯部の外側の着用者の右半身に対応する位置に設けられた右被止定部と、前記帯部の外側の左半身に対応する位置に設けられた左被止定部と、着用者の右半身に対応する位置に設けられた右ホールと、着用者の左半身に対応する位置に設けられた左ホールと、を備え、
前記右止定部は、前記帯部の内側から前記左ホールを通して前記左被止定部に止定され、又は、前記左止定部は、前記帯部の内側から前記右ホールを通して、前記右被止定部に止定されることを特徴とするブラジャー。
【請求項2】
前記右止定部が前記帯部の内側から前記左ホールを通して前記左被止定部に止定される場合、前記左止定部は前記右ホールを通さずに前記右被止定部に止定され、
前記左止定部が前記帯部の内側から前記右ホールを通して前記右被止定部に止定される場合、前記右止定部は前記左ホールを通さずに前記左被止定部に止定されることを特徴とする請求項1に記載のブラジャー。
【請求項3】
前記右ホールは、前記右被止定部より着用者の前半身の中央寄りに設けられ、
前記左ホールは、前記左被止定部より着用者の前半身の中央寄りに設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載のブラジャー。
【請求項4】
前記帯部は伸縮性を有する生地から形成されており、
前記帯部は、前記帯部と比較して低い伸縮性を有する低伸縮部を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のブラジャー。
【請求項5】
前記低伸縮部は、帯部の着用者の後半身の中央近傍に対応する位置、又は両脇近傍に対応する位置に設けられることを特徴とする請求項4に記載のブラジャー。
【請求項6】
前記右カップと前記左カップの着用者の前中心側の縁には、前記帯部と一体に形成されたパイピングが設けられることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のブラジャー。
【請求項7】
前記右カップ及び前記左カップの内側には、それぞれポケットが設けられることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のブラジャー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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