説明

ブランド検索価格決定方法およびそのシステム

【課題】本発明は、ブランド検索価格決定方法およびシステムを提供する。
【解決手段】本発明は、ブランド検索を定められた領域に反映するステップと、ブランド検索によるディスプレイ広告売り上げを算出するステップと、ブランド検索による検索広告売り上げの損失を算出するステップと、ディスプレイ広告売り上げに検索広告売り上げの損失を加算してブランド検索に対する価格を決定するステップとを含むブランド検索価格決定方法を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブランド検索価格決定方法およびそのシステムに関し、より詳細には、ブランド検索の位置を全面上端に許容し、ブランド検索に対する適正価格を決定する方法およびそのシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
本格的な通信情報産業時代に入り、情報資源の大部分をインターネットなどのようなネットワークによって得るようになり、巨大な購買潜在力を有するネットワークに対する商業化も急速に進められている。このようなネットワークの商業化に便乗し、ネットワーク上の商品広告は、企業のブランド広報のための重要な手段として用いられている実情にある。
【0003】
特に、インターネットユーザの要請に応答して特定の情報資源を探し、これを加工処理してインターネットユーザに情報提供する検索エンジンは、多くの期待購買者を容易に確保することができ、これによってブランド広告の波及効果を大きくすることができ、重要な広告媒体として浮上している。
【0004】
一方、不法商標権利者による広告行為を未然に防ぐことによって市場秩序の撹乱を抑制することができる新しい概念の広告コンテンツ登録方法および広告コンテンツ登録システムが出現している。同時に、広告コンテンツが露出される検索語の選定および広告コンテンツの表示位置を広告主が能動的に制御できるようにし、広告主の多様な広告広報戦略を十分に反映することができる広告コンテンツ提供モデルが提示されている。
【0005】
このような広告コンテンツ提供モデルとして、ブランド検索とは、各種ポータルサイトなどのような検索エンジンで提供される統合検索結果において最上端に露出されるコンテンツ検索型キーワード広告に該当する商標権を所有した本社、子会社、または関連会社を対象に販売されるブランド名キーワード広告サービスを意味する。
【0006】
従来のブランド検索は、検索広告とディスプレイ広告との間の商品位置による広告売り上げの衝突が発生することによって選択的上端反映で運用されるため、広告執行過程においてブランドキーワード属性の決定によるコミュニケーション費用と執行不可能なキーワードが存在するという問題点がある。すなわち、従来のブランド検索は、統合検索最上端に位置するコンテンツ検索であるため、同じ位置の検索広告商品と衝突する。
【0007】
また、従来のブランド検索は、キーワード検索広告の売り上げが大きい場合、利害が相衝することによって執行が不可能となったり、執行時に検索広告が下端に押されて検索広告の売り上げが下落するという問題点が発生する。すなわち、従来のブランド検索を執行する場合は検索広告の売り上げが下落し、ブランド検索執行が不可能な場合はディスプレイ広告の売り上げが下落する。
【0008】
したがって、従来のブランド検索を執行することによって発生する検索広告とディスプレイ広告との間の衝突または売り上げ下落問題を解決することができる方案が切に求められている実情にある。
【0009】
一方、従来のブランド検索に対する価格算定方法は、照会数別に区間が分けられるため、区間の間の価格急上昇効果が発生する。一例として、照会数が40,001〜50,000回である区間の価格が700,000ウォンであり、照会数が50,001〜100,000回である区間の価格が1,000,000ウォンの場合、従来のブランド検索に対する価格算定方法は、広告主のブランド検索に対する照会数が50,000回である場合にはブランド検索に対する価格が700,000ウォンであり、広告主のブランド検索に対する照会数が50,001回である場合にはブランド検索に対する価格が1,000,000ウォンであるため、1回の照会数の差によって価格に300,000ウォンの差が発生するようになるという問題点がある。また、従来のブランド検索に対する価格算定方法は、照会数区間あたりのCPM(Cost Per Millennium)過程の根拠が一律的でないという問題点がある。さらに、従来のブランド検索は、ブランドによってブランド検索に対応する広告が配置される位置が選択的に反映されることにより、広告効果に差が生じるという問題点もある。
【0010】
したがって、従来のブランド検索を執行することによって発生する区間の間の価格急上昇発生および区間あたりのCPM過程の根拠が一律的でないという問題点を解決する方案が切に求められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は、上述した問題点を解決するために案出されたものであって、従来のブランド検索の露出位置を選択的上端反映によって発生する各種問題点を解決するためにブランド検索の位置を全面上端に許容し、ブランド検索に対する適正価格を決定する方法およびそのシステムを提供することを目的とする。
【0012】
また、本発明は、ブランド検索の露出位置を全面上端に許容することによって発生する検索広告に対する売り上げ損失を補償することができるブランド検索価格を決定する方法およびそのシステムを提供することを他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上述した目的を達成するために、本発明の一実施形態に係るブランド検索価格決定方法は、ブランド検索を定められた領域に反映するステップと、前記ブランド検索によるディスプレイ広告売り上げを算出するステップと、前記ブランド検索による検索広告売り上げの損失を算出するステップと、前記ディスプレイ広告売り上げに前記検索広告売り上げの損失を加算して前記ブランド検索に対する価格を決定するステップとを含む。
【0014】
本発明の一実施形態に係るブランド検索価格決定システムは、ブランド検索を定められた領域に反映するブランド検索反映部と、前記ブランド検索によるディスプレイ広告売り上げを算出するディスプレイ広告売り上げ算出部と、前記ブランド検索による検索広告売り上げの損失を算出する検索広告売り上げ損失算出部と、前記ディスプレイ広告売り上げに前記検索広告売り上げの損失を加算して前記ブランド検索に対する価格を決定するブランド検索価格決定部とを備える。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、ブランド検索の位置を全面上端に許容し、ブランド検索に対する適正価格を決定する方法およびそのシステムを提供することで、従来のブランド検索の露出位置を選択的上端反映によって発生する広告売り上げの減少を解消することができる。
【0016】
また、本発明によれば、ブランド検索の露出位置を全面上端に許容することによって発生する検索広告に対する売り上げ損失を補償することができるブランド検索価格を決定する方法およびそのシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明に係るブランド検索価格決定システム、広告主端末機、または広告端末機の間の連動関係を示す図である。
【図2】本発明に係るブランド検索に対応する広告が反映された検索結果提供画面の一例を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るブランド検索価格決定システムの構成を示す図である。
【図4】本発明に係るブランド広告によるディスプレイ広告売り上げおよび検索広告売り上げの損失に対する一例を示す図である。
【図5】本発明に係るブランド広告に用いられたキーワードによるCPC広告売り上げ損失、CPM広告売り上げ損失、および検索広告売り上げ損失の間の関係に対する一例を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態に係るブランド検索価格決定方法の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、添付の図面を参照しながら、ブランド検索価格決定システムおよび方法について詳細に説明する。
【0019】
図1は、本発明に係るブランド検索価格決定システム、広告主端末機、または広告端末機の間の連動関係を示す図である。
【0020】
図1を参照すれば、ブランド検索価格決定システム100は、ネットワーク110を介して広告主端末機120−1〜120−nから広告主がブランド検索によって広告しようとする広告コンテンツが登録される。
【0021】
一例として、広告主が「ABC」というブランド名の商標権者である場合、ブランド検索価格決定システム100は、ネットワーク110を介して広告主端末機120−1〜120−nから広告主がブランド検索によって広告しようとする「ABC」というブランドと関連した広告コンテンツが登録される。広告コンテンツは、所定のブランドの名称情報に関する名称コンテンツ、ブランド写真情報に関するイメージコンテンツ、ブランドの詳細情報に関するテキストコンテンツ、広告動画情報に関する動画コンテンツ、ブランド関連情報サイトのネットワークアドレスに関するリンクコンテンツ、イベント案内コンテンツなどを含むことができる。名称コンテンツは、広告対象となるブランドを代表するものであり、ブランド名称またはカテゴリ名称に関する情報を含むことができる。例えば、ブランド名称はそれぞれ「SM5」と「ディオス」であり、カテゴリ名称はそれぞれ「自動車、ルノーサムスン自動車、サムスン」と「冷蔵庫、LG電子、LG」であり得る。
【0022】
ブランド検索価格決定システム100は、ネットワーク110を介して広告端末機130−1〜130−nからブランド検索に対応するブランド名称が検索キーワードとして入力される。一例として、ブランド検索価格決定システム100は、ネットワーク110を介して広告端末機130−1〜130−nから「ABC」というブランド検索に対応するブランド名称が検索キーワードとして入力されるようになる。
【0023】
ブランド検索価格決定システム100は、検索エンジンを介して入力された検索キーワードに対応する統合検索結果を広告端末機130−1〜130−nに提供するとき、入力された検索キーワードに対応するブランド検索結果を定められた領域に反映する。
【0024】
一例として、検索エンジンを介してユーザによって入力された検索キーワードが「ABC」である場合、ブランド検索価格決定システム100は、図2に示すように、検索エンジンを介して入力された検索キーワードに対応する統合検索結果を広告端末機130−1〜130−nに提供する。このとき、入力された検索キーワードである「ABC」に対応する統合検索結果提供画面において、ブランド検索に対応する広告を統合検索結果提供画面の全面最上端領域に反映することができる。
【0025】
図2は、本発明に係るブランド検索に対応する広告が反映された検索結果提供画面の一例を示す図である。
【0026】
図2を参照すれば、検索結果提供画面200は、検索キーワード入力領域210、ブランド検索領域220、CPC広告領域1、2(230、240)、CPM広告領域250、サイト検索結果領域260、ブログ検索結果領域270、または辞書検索結果領域280などを含む。
【0027】
検索キーワード入力領域210は、広告端末機130−1〜130−nからユーザが検索しようとする検索キーワードが入力される領域であり、検索メニュー211は、入力された検索キーワードに対する検索を要請するメニューである。一例として、検索キーワード入力領域210は、広告端末機130−1〜130−nを介してユーザから「ABC」という検索キーワードが入力され、検索メニュー211は、広告端末機130−1〜130−nを介してユーザから入力された検索キーワードに対する検索が要請されるようになる。
【0028】
ブランド検索領域220は、ユーザによって入力された検索キーワードが登録されたブランド名称である場合、このブランド名称に対応するブランド検索広告が掲載される領域である。すなわち、ブランド検索領域220は、検索結果提供画面200において、ユーザによって入力された検索キーワードに対応する検索結果提供領域のうちの定められた位置に検索キーワードに対応するブランド検索結果が反映される領域である。また、ブランド検索領域220は、ブランド広告動画、ブランド情報、ブランドコンテンツを含むブランド情報領域221、およびブランド製品を紹介するためのブランド製品紹介領域222を含む。
【0029】
一例として、ユーザによって入力された検索キーワードが「ABC」である場合、ブランド情報領域220にはABC広告動画、ABC情報、ABCコンテンツが提供され、ブランド製品紹介領域222にはABC製品と関連した写真などのような各種情報が提供されるようになる。
【0030】
CPC広告領域1、2(230、240)は、広告が露出される間、この広告に対するクリック回数に応じて広告費用を支払うCPC(Cost Per Click)方式の広告が掲載される広告領域である。
【0031】
一例として、CPC広告領域1(230)は、オーバーチュアのような広告登録サイトに1度だけ登録すれば、各種ポータル検索サイトの上端に同時に露出される広告領域であるスポンサーリンクであり得る。スポンサーリンクは、各種ポータル検索サイトで提供するクリックチョイスコンテクスト広告商品が露出される領域である。クリックチョイスは、統合検索結果ページに露出されるクリックチョイスキーワード広告と、多様なポータル検索サイトのコンテンツページに露出されて該当ページのコンテンツと関連度が高い商品やサービスに対する広告を提供するクリックチョイスコンテクスト広告とに分けることができる。
【0032】
一例として、CPC広告領域2(240)は、キーワード別に順位指数が高い順に定められた個数だけ広告が露出される広告領域であるパワーリンクであり得る。
【0033】
CPM広告領域250は、ユーザによって入力された検索キーワードに対応する広告が露出される回数に応じて広告費を支払うCPM方式の広告が掲載される広告領域である。
【0034】
一例として、CPM広告領域250は、イメージと共に露出されてユーザの注目度を高めることができる広告領域であるプラスプロであり得るし、一定の期間内に固定した費用を支払う定額制方式のキーワード広告方式であり得る。
【0035】
サイト検索結果領域260は、ユーザによって入力された検索キーワードに対応するサイト検索結果が提供される領域である。
【0036】
一例として、ユーザによって入力された検索キーワードが「ABC」である場合、サイト検索結果領域260には、検索キーワードである「ABC」と関連した各種ウェブサイトに対する検索結果が提供される。
【0037】
ブログ検索結果領域270は、ユーザによって入力された検索キーワードに対応するブログ検索結果が提供される領域である。
【0038】
一例として、ユーザによって入力された検索キーワードが「ABC」である場合、ブログ検索結果領域270には、検索キーワードである「ABC」と関連した各種ブログに対する検索結果が提供される。
【0039】
辞書検索結果領域280は、ユーザによって入力された検索キーワードに対応する辞書検索結果が提供される領域である。
【0040】
一例として、ユーザによって入力された検索キーワードが「ABC」である場合、辞書検索結果領域280には、検索キーワードである「ABC」と関連した単語に対する国語辞書、英語辞典、日本語辞書、漢字辞典、百科事典などのような各種辞書検索結果が提供される。
【0041】
なお、図に示してはいないが、検索結果提供画面200には、ユーザによって入力された検索キーワードに対応するグループ検索結果、記事検索結果、専門資料検索結果、またはウェブ文章検索結果などのような各種検索結果の提供が可能である。
【0042】
このように、本発明に係るブランド検索価格決定システム100は、広告端末機130−1〜130−nに提供される検索結果提供画面200において、ユーザによって入力されたキーワードに対応する検索結果のうちブランド検索結果を全面最上端に反映することで、ブランド検索を用いた広告効果を増大させることができる。
【0043】
また、ブランド検索価格決定システム100は、検索結果提供画面200においてブランド検索領域220を全面上端に反映した広告対価として、最上端露出プレミアムを照会数別に従量制で決定し、ブランド検索領域220が検索結果提供画面200の全面上端に位置することによる検索広告に対する売り上げの損失を反映してブランド検索価格を決定する。
【0044】
ブランド検索価格決定システム100は、ブランド検索によるディスプレイ広告売り上げを算出する。すなわち、ブランド検索結果価格決定システム100は、ブランド検索によって検索結果提供画面200においてブランド検索領域220が全面上端に反映され、ブランド検索に対応するディスプレイ広告が露出されることによって発生する広告売り上げを算出する。
【0045】
一例として、ブランド検索価格決定システム100は、ブランド検索による執行キーワードの前月照会数および露出あたりの広告費用を考慮して(用いて)ディスプレイ広告売り上げを算出することができる。
【0046】
このように、ブランド検索価格決定システム100は、ブランド検索が検索結果提供の際に最上端に露出されることによって露出あたりの広告費用を策定することができるディスプレイ広告売り上げとして算出することができる。
【0047】
また、ブランド検索価格決定システム100は、ブランド検索による検索広告売り上げの損失を算出する。すなわち、ブランド検索結果価格決定システム100は、ブランド検索によって検索結果提供画面200においてブランド検索領域220が全面上端に反映されることで、ブランド検索領域220の位置に検索広告が露出されないために発生する検索広告売り上げの損失を算出する。
【0048】
一例として、ブランド検索価格決定システム100は、キーワード別照会数あたりの広告費用支払い方式、キーワード別クリックあたりの広告費用支払い方式、またはキーワード別露出あたりの広告費用支払い方式による検索広告売り上げの損失を算出することができる。
【0049】
また、一例として、ブランド検索価格決定システム100は、ブランド検索によって検索結果提供画面200にスポンサーリンクまたはパワーリンクのようなCPC広告の掲載が中止されたり、クリック数が減少したりすることによって発生する検索広告売り上げの損失を算出することができる。
【0050】
一例として、ブランド検索価格決定システム100は、ブランド検索によって検索結果提供画面200にプラスプロのようなCPM広告が取り消されることによって発生する検索広告売り上げの損失、またはCPM広告が定められた露出回数だけ露出されずに支払わなければならない広告違約金などのような検索広告売り上げの損失を算出することができる。
【0051】
また、ブランド検索価格決定システム100は、ディスプレイ広告売り上げに検索広告売り上げの損失分を加算してブランド検索に対する価格を決定する。
【0052】
一例として、ブランド検索価格決定システム100は、ディスプレイ広告で執行キーワード全体の区間別前月照会数による広告売り上げに、検索広告で執行キーワードクリックあたりの広告費用支払い方式による前月売り上げに対する損失を定められた割合で加算してブランド検索に対する価格を決定することができる。
【0053】
また、一例として、ブランド検索価格決定システム100は、ディスプレイ広告で執行キーワード全体の区間別前月照会数による広告売り上げに、検索広告で執行キーワード露出あたりの広告費用支払い方式による前月売り上げに対する損失を定められた割合で加算してブランド検索に対する価格を決定する。
【0054】
また、ブランド検索価格決定システム100は、ネットワーク110を介してブランド検索に対応する広告を申請した広告主端末機120−1〜120−nに決定されたブランド検索に対する価格を提供する。
【0055】
このように、本発明に係るブランド検索価格決定システム100は、ブランド検索結果の露出位置を検索結果提供画面の全面上端に許容するとともに、ブランド検索に対する適正価格を決定することで、ブランド検索の露出位置が選択的に画面上端反映されることによって発生する検索広告における広告売り上げの減少を解消することができる。
【0056】
図3は、本発明の一実施形態に係るブランド検索価格決定システムの構成を示す図である。
【0057】
図3を参照すれば、ブランド検索価格決定システム100は、データベース310、ブランド検索反映部320、ディスプレイ広告売り上げ算出部330、検索広告売り上げ損失算出部340、およびブランド検索価格決定部350を備える。
【0058】
データベース310は、ブランド検索による各種データを記録して保持する。すなわち、データベース310は、ブランド検索に対応する広告データ、ディスプレイ広告売り上げデータ、検索広告売り上げデータ、検索広告売り上げの損失データ、ブランド検索価格データなどのようなブランド検索と関連した各種データを記録して保持する。
【0059】
図4は、本発明に係るブランド広告によるディスプレイ広告売り上げおよび検索広告売り上げの損失に対する一例を示す図である。
【0060】
図4を参照すれば、ブランド検索は、「ABC」、「いろは」のようなブランド名に対応するブランド検索広告であり、ディスプレイ広告売り上げは、ブランド検索によるディスプレイ広告によって発生する広告売上額であり、検索広告売り上げの損失は、ブランド検索による広告によって発生する検索広告の売り上げ損失額である。
【0061】
図5は、本発明に係るブランド広告に用いられたキーワードによるCPC広告売り上げ損失、CPM広告売り上げ損失、および検索広告売り上げ損失の間の関係に対する一例を示す図である。
【0062】
図5を参照すれば、ブランド広告に用いられたキーワードは、「ABC」、「いろは」のようなブランド名を検索することができる検索キーワードであり、CPC広告売り上げ損失は、ブランド検索によってCPC広告で発生する売り上げ損失額であり、CPM広告売り上げ損失は、ブランド検索によってCPM広告で発生する売り上げ損失額である。検索広告売り上げ損失は、ブランド検索による検索広告売り上げに対する損失であり、一定の割合のCPC広告売り上げ損失と一定の割合のCPM広告売り上げ損失が考慮された金額である。
【0063】
一例として、CPC広告売り上げ損失が10,000ウォンであり、CPM広告売り上げ損失が5,000ウォンであり、CPC広告売り上げ損失とCPM広告売り上げ損失に対する反映の割合が1:2である場合、検索広告売り上げ損失は20,000ウォンになり得る。
【0064】
ブランド検索反映部320は、ネットワーク110を介して広告端末機130−1〜130−nからブランド検索に対応するブランド名称が検索キーワードとして入力された場合に、データベース310から検索キーワードとして入力されたブランド名称の広告データを抽出し、ブランド検索結果を検索結果提供画面の定められた領域に反映する。一例として、ブランド検索反映部320は、図2に示すように、ブランド検索結果を検索結果提供画面200の全面上端領域に反映することができる。
【0065】
ディスプレイ広告売り上げ算出部330は、ブランド検索によるディスプレイ広告売り上げを算出する。すなわち、ディスプレイ広告売り上げ算出部330は、ブランド検索が検索結果を提供するときに最上端に露出されることによって露出あたりの広告費用を策定することができるディスプレイ広告売り上げとして算出することができる。一例として、ディスプレイ広告売り上げ算出部330は、ブランド検索による執行キーワードの前月照会数および露出あたりの広告費用を考慮して(用いて)ディスプレイ広告売り上げを算出することができる。例えば、予め当該ブランド名称での照会数に応じたブランド検索結果の1露出当りの広告費用を設定し、ブランド検索結果の1露出当りの広告費用に前月の照会数を乗じてディスプレイ広告売り上げ額を算出することができる。
【0066】
検索広告売り上げ損失算出部340は、ブランド検索による検索広告売り上げの損失を算出する。すなわち、検索広告売り上げ損失算出部340は、ブランド検索によるキーワード別照会数あたりの広告費用支払い方式、キーワード別クリックあたりの広告費用支払い方式、またはキーワード別露出あたりの広告費用支払い方式による検索広告売り上げの損失を算出することができる。
【0067】
一例として、検索広告売り上げ損失算出部340は、検索結果提供画面の定められた領域にブランド検索が反映されることによって、検索広告の露出回数が下落することによる検索広告売り上げの損失を算出することができる。例えば、検索広告の露出回数が30回下落した場合、キーワード別照会数あたりの広告費用支払い方式では、当該下落した露出回数30回に相当する広告費用を徴収することができない。そこで、露出されなかった回数分の広告費用を、このキーワード別照会数あたりの広告費用支払い方式の検索広告に対する売り上げ損失額として算出することができる。
【0068】
また、他の一例としては、検索広告売り上げ損失算出部340は、検索結果提供画面の定められた領域にブランド検索が反映されるによって、検索広告のクリック率下落による検索広告売り上げの損失を算出することができる。すなわち、検索広告売り上げ損失算出部340は、ブランド検索が最上端領域に反映されることによって下端領域に押された(押しのけられた)検索広告に対して検索サービスを用いるユーザによる検索広告に対するクリック率が下落する。このため、クリック率下落による検索広告に対する広告費用の売り上げ下落額を検索広告売り上げの損失額として算出することができる。例えば、前月比でクリック率が10%下落した場合、10%分のクリックされなかったキーワード別クリックあたりの広告費用を、キーワード別クリックあたりの広告費用支払い方式の検索広告に対する売り上げ損失額として算出することができる。
【0069】
また、他の一例としては、検索広告売り上げ損失算出部340は、定められた領域にブランド検索が反映されることによって、検索広告の検索結果提供画面における露出位置の下落による検索広告売り上げの損失を算出することができる。すなわち、検索広告売り上げ損失算出部340は、ブランド検索が最上端領域に反映されることによって検索結果提供画面の下端領域に押された(押しのけられた)検索広告に対して検索サービスを用いるユーザから注目度が下落する。このため、検索結果提供画面の下端領域に押しのけられたことによる注目度の下落に対する検索広告の売り上げ下落を検索広告売り上げの損失として算出することができる。例えば、検索結果提供画面における広告の露出位置、すなわち、露出ランキングが上位の場合は、注目度が高いためキーワード別露出あたりの広告費用は高く設定されるので、この露出位置の上端領域及び下端領域におけるキーワード別露出あたりの広告費用を用いて、ブランド検索結果が反映されることによって検索結果提供画面の下端領域に押しのけられた際の注目度の下落に対する検索広告の売り上げ下落額を、検索広告売り上げの損失額として算出することができる。
【0070】
また、検索広告売り上げ損失算出部340は、検索結果提供画面の定められた領域にブランド検索が反映されることによって、検索広告を申請した広告主から検索広告に対する中止または払い戻し要請による検索広告売り上げの損失を算出することができる。つまり、キーワード別照会数あたりの広告費用支払い方式、キーワード別クリックあたりの広告費用支払い方式、またはキーワード別露出あたりの広告費用支払い方式に基づいて算出される検索広告売り上げの損失額に加えて、ブランド検索が反映されることによって検索広告自体を中止したり、検索広告の広告効率低下に伴う広告主からの払い戻し要請に伴う損失を、検索広告売り上げの損失額として算出し、実際の検索広告における広告効率の低下に対する損失額と、検索広告自体の中止及び払い戻し要請等に対する損失額とを、その検索広告売り上げの損失額として算出することができる。なお、上述のよう全体の損失額は、各損失額を一定の割合(比率)合算することにより算出することができる(図5参照)。
【0071】
ブランド検索価格決定部350は、ディスプレイ広告売り上げに検索広告売り上げの損失を加算してブランド検索に対する価格を決定する。すなわち、ブランド検索価格決定部350は、ディスプレイ広告売り上げ算出部330によって算出されたディスプレイ広告売り上げ、および検索広告売り上げ損失算出部340によって算出された検索広告売り上げの損失を一定の割合で加算してブランド検索に対する価格を決定する。
【0072】
一例として、ディスプレイ広告売り上げが100,000ウォンであり、検索広告売り上げの損失が20,000ウォンである場合、ブランド検索価格決定部350は、ディスプレイ広告売り上げに検索広告売り上げの損失を加算し、ブランド検索に対する価格を120,000ウォンとして決定することができる。
【0073】
具体的には、ブランド検索価格決定部350は、ディスプレイ広告で執行キーワード全体の区間別前月照会数による広告売り上げに、検索広告で執行キーワードクリックあたりの広告費用支払い方式による前月売り上げに対する損失を定められた割合で加算してブランド検索に対する価格を決定することができる。
【0074】
また、ブランド検索価格決定部350は、ディスプレイ広告で執行キーワード全体の区間別前月照会数による広告売り上げに、検索広告で執行キーワードの露出あたりの広告費用支払い方式による前月売り上げに対する損失を定められた割合で加算してブランド検索に対する価格を決定することができる。
【0075】
また、ブランド検索価格決定部350は、ブランド検索によるディスプレイ広告で執行キーワード前月照会数総合に適正な照会数あたりの価格を乗算して算出し、照会数が上昇するようにCPMがログ分布を描きながら下落するため、適切な価格分布を決定することができる。すなわち、ブランド検索価格決定部350は、ブランド検索によるディスプレイ広告で執行キーワード前月照会数合計にCPMを乗算して算出するときに、自然ログと価格加重値を反映してブランド検索に対する価格を決定することができる。
【0076】
一例として、ブランド検索価格決定部350は、ブランド検索執行前へのキーワード執行日前CPC(例えば、オーバーチュア+パワーリンク)の1ヶ月の売り上げの合計の一定割合とCPM(例えば、プラスプロ)の1ヶ月の売り上げの一定割合で加算した結果をブランド検索によるディスプレイ広告売上高に加算してブランド検索に対する価格を決定することができる。一定割合は、CPC方式の広告売上高またはCPM方式の広告売り上げに応じて調整されるように構成することができる。
【0077】
したがって、本発明に係るブランド検索価格決定システム100は、ブランド検索の位置が定められた位置に露出されることによるディスプレイ広告売り上げとブランド検索の位置に露出することができなかった検索広告売り上げの損失分を補償できるようにブランド検索に対する価格を決定することができる。
【0078】
図6は、本発明の一実施形態に係るブランド検索価格決定方法の流れを示すフローチャートである。
【0079】
図1および図6を参照すれば、ステップS610で、ブランド検索価格決定システム100は、ブランド検索結果を検索結果提供画面の定められた領域に反映する。すなわち、ステップS610で、ブランド検索価格決定システム100は、ネットワーク110を介して広告端末機130−1〜130−nのユーザから入力された検索キーワードに応じ、定められた領域にブランド検索を反映した検索結果提供画面を広告端末機130−1〜130−nに提供する。
【0080】
一例として、ステップS610で、ブランド検索価格決定システム100は、図2に示すように、ブランド検索を統合検索結果画面の全面上端領域に反映することができる。
【0081】
ステップS620で、ブランド検索価格決定システム100は、ブランド検索によるディスプレイ広告売り上げを算出する。すなわち、ステップS620で、ブランド検索価格決定システム100は、ブランド検索が検索結果の提供の際に最上端に露出されることによって露出あたりの広告費用を策定することができるディスプレイ広告売り上げとして算出することができる。
【0082】
一例として、ステップS620で、ブランド検索価格決定システム100は、ブランド検索による執行キーワードの前月照会数および露出あたりの広告費用を考慮してディスプレイ広告売り上げを算出することができる。
【0083】
ステップS630で、ブランド検索価格決定システム100は、ブランド検索による検索広告売り上げの損失を算出する。すなわち、ステップS630で、ブランド検索価格決定システム100は、ブランド検索による広告が定められた領域に露出されることによって検索広告が露出されずに発生する検索広告売り上げの損失を算出する。
【0084】
一例として、ステップS630で、ブランド検索価格決定システム100は、ブランド検索によるキーワード別照会数あたりの広告費用支払い方式、キーワード別クリックあたりの広告費用支払い方式、またはキーワード別露出あたりの広告費用支払い方式による検索広告売り上げの損失を算出することができる。
【0085】
例えば、ステップS630で、ブランド検索価格決定システム100は、定められた領域にブランド検索が反映されることによって、検索広告の露出位置下落による検索広告売り上げの損失を算出することができる。
【0086】
また、ステップS630で、ブランド検索価格決定システム100は、定められた領域にブランド検索が反映されることによって、検索広告のクリック率下落による検索広告売り上げの損失を算出することができる。
【0087】
また、ステップS630で、ブランド検索価格決定システム100は、定められた領域にブランド検索が反映されることによって、検索広告の露出回数下落による検索広告売り上げの損失を算出することができる。
【0088】
また、ステップS630で、ブランド検索価格決定システム100は、定められた領域にブランド検索が反映されることによって、検索広告を申請した広告主から検索広告に対する中止または払い戻し要請による検索広告売り上げの損失を算出することができる。
【0089】
ステップS640で、ブランド検索価格決定システム100は、ブランド検索によるディスプレイ広告売り上げに検索広告売り上げの損失を加算してブランド検索に対する価格を決定する。すなわち、ステップS640で、ブランド検索価格決定システム100は、ブランド検索によるディスプレイ広告売り上げおよび検索広告売り上げの損失を用いてブランド検索に対する価格を決定する。
【0090】
また、ステップS640で、ブランド検索価格決定システム100は、ディスプレイ広告で執行キーワード全体の区間別前月照会数による広告売り上げに、検索広告で執行キーワードクリックあたりの広告費用支払い方式による前月売り上げに対する損失を定められた割合で加算してブランド検索に対する価格を決定することができる。
【0091】
また、ステップS640で、ブランド検索価格決定システム100は、ディスプレイ広告で執行キーワード全体の区間別前月照会数による広告売り上げに、検索広告で執行キーワード露出あたりの広告費用支払い方式による前月売り上げに対する損失を定められた割合で加算してブランド検索に対する価格を決定することができる。
【0092】
また、ステップS640で、ブランド検索価格決定システム100は、定められたブランド検索に対する価格情報をネットワーク110を介してブランド検索に対応する広告を申請した広告主端末機120−1〜120−nに提供することができる。
【0093】
このように、本発明に係るブランド検索価格決定方法は、ブランド検索の露出位置を全面上端に許容することによって発生する検索広告に対する売り上げ損失を補償することができるブランド検索価格を決定することができる。
【0094】
なお、本発明に係るブランド検索価格決定方法は、コンピュータにより実現される多様な動作を実行するためのプログラム命令を含むコンピュータ読取可能な記録媒体を含む。当該記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独または組み合わせて含むこともでき、記録媒体およびプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計されて構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知であり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読取可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスクのような磁気−光媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。また、記録媒体は、プログラム命令、データ構造などを保存する信号を送信する搬送波を含む光または金属線、導波管などの送信媒体でもある。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行され得る高級言語コードを含む。前記したハードウェア要素は、本発明の動作を実行するために一以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成することができ、その逆もできる。
【0095】
上述したように、本発明の好ましい実施形態を参照して説明したが、該当の技術分野において熟練した当業者にとっては、特許請求の範囲に記載された本発明の思想および領域から逸脱しない範囲内で、本発明を多様に修正および変更させることができることを理解することができるであろう。すなわち、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲に基づいて定められ、発明を実施するための最良の形態により制限されるものではない。
【符号の説明】
【0096】
100:ブランド検索価格決定システム
110:ネットワーク
120−1〜120−n:広告主端末機
130−1〜130−n:広告端末機
310:データベース
320:ブランド検索反映部
330:ディスプレイ広告売り上げ算出部
340:検索広告売り上げ損失算出部
350:ブランド検索価格決定部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ブランド検索を定められた領域に反映するステップと、
前記ブランド検索によるディスプレイ広告売り上げを算出するステップと、
前記ブランド検索による検索広告売り上げの損失を算出するステップと、
前記ディスプレイ広告売り上げに前記検索広告売り上げの損失を加算して前記ブランド検索に対する価格を決定するステップと、
を含むことを特徴とするブランド検索価格決定方法。
【請求項2】
ブランド検索を定められた領域に反映するステップは、
前記ブランド検索を統合検索結果画面の全面上端領域に反映することを特徴とする請求項1に記載のブランド検索価格決定方法。
【請求項3】
前記ブランド検索によるディスプレイ広告売り上げを算出するステップは、
前記ブランド検索による執行キーワードの前月照会数および露出あたりの広告費用を考慮して前記ディスプレイ広告売り上げを算出することを特徴とする請求項1に記載のブランド検索価格決定方法。
【請求項4】
前記ブランド検索による検索広告売り上げの損失を算出するステップは、
前記ブランド検索によるキーワード別照会数あたりの広告費用支払い方式、キーワード別クリックあたりの広告費用支払い方式、またはキーワード別露出あたりの広告費用支払い方式による検索広告売り上げの損失を算出することを特徴とする請求項1に記載のブランド検索価格決定方法。
【請求項5】
前記ブランド検索による検索広告売り上げの損失を算出するステップは、
前記定められた領域に前記ブランド検索が反映されることによって、前記検索広告の位置下落による前記検索広告売り上げの損失を算出することを特徴とする請求項1に記載のブランド検索価格決定方法。
【請求項6】
前記ブランド検索による検索広告売り上げの損失を算出するステップは、
前記定められた領域に前記ブランド検索が反映されることによって、前記検索広告のクリック率下落による前記検索広告売り上げの損失を算出することを特徴とする請求項1に記載のブランド検索価格決定方法。
【請求項7】
前記ブランド検索による検索広告売り上げの損失を算出するステップは、
前記定められた領域に前記ブランド検索が反映されることによって、前記検索広告の露出回数下落による前記検索広告売り上げの損失を算出することを特徴とする請求項1に記載のブランド検索価格決定方法。
【請求項8】
前記ブランド検索による検索広告売り上げの損失を算出するステップは、
前記定められた領域に前記ブランド検索が反映されることによって、前記検索広告を申請した広告主から前記検索広告に対する中止または払い戻し要請による前記検索広告売り上げの損失を算出することを特徴とする請求項1に記載のブランド検索価格決定方法。
【請求項9】
前記ディスプレイ広告売り上げに前記検索広告売り上げの損失を加算して前記ブランド検索に対する価格を算出するステップは、
前記ディスプレイ広告で執行キーワード全体の区間別前月照会数による広告売り上げに、前記検索広告で執行キーワードクリックあたりの広告費用支払い方式による前月売り上げに対する損失を定められた割合で加算したり、前記検索広告で執行キーワード露出あたりの広告費用支払い方式による前月売り上げに対する損失を定められた割合で加算したりして前記ブランド検索に対する価格を決定することを特徴とする請求項1に記載のブランド検索価格決定方法。
【請求項10】
請求項1〜9のうちのいずれか一項の方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項11】
ブランド検索を定められた領域に反映するブランド検索反映部と、
前記ブランド検索によるディスプレイ広告売り上げを算出するディスプレイ広告売り上げ算出部と、
前記ブランド検索による検索広告売り上げの損失を算出する検索広告売り上げ損失算出部と、
前記ディスプレイ広告売り上げに前記検索広告売り上げの損失を加算して前記ブランド検索に対する価格を決定するブランド検索価格決定部と、
を備えることを特徴とするブランド検索価格決定システム。
【請求項12】
前記ブランド検索反映部は、
前記ブランド検索を検索結果画面の全面上端領域に反映することを特徴とする請求項11に記載のブランド検索価格決定システム。
【請求項13】
前記ディスプレイ広告売り上げ算出部は、
前記ブランド検索による執行キーワードの前月照会数および露出あたりの広告費用を考慮して前記ディスプレイ広告売り上げを算出することを特徴とする請求項11に記載のブランド検索価格決定システム。
【請求項14】
前記検索広告売り上げ損失算出部は、
キーワード別照会数あたりの広告費用支払い方式、キーワード別クリックあたりの広告費用支払い方式、またはキーワード別露出あたりの広告費用支払い方式による検索広告売り上げの損失を算出することを特徴とする請求項11に記載のブランド検索価格決定システム。
【請求項15】
前記検索広告売り上げ損失算出部は、
前記定められた領域に前記ブランド検索が反映されることによって、前記検索広告の位置下落による前記検索広告売り上げの損失を算出することを特徴とする請求項11に記載のブランド検索価格決定システム。
【請求項16】
前記検索広告売り上げ損失算出部は、
前記定められた領域に前記ブランド検索が反映されることによって、前記検索広告のクリック率下落による前記検索広告売り上げの損失を算出することを特徴とする請求項11に記載のブランド検索価格決定システム。
【請求項17】
前記検索広告売り上げ損失算出部は、
前記定められた領域に前記ブランド検索が反映されることによって、前記検索広告の露出回数下落による前記検索広告売り上げの損失を算出することを特徴とする請求項11に記載のブランド検索価格決定システム。
【請求項18】
前記検索広告売り上げ損失算出部は、
前記定められた領域に前記ブランド検索が反映されることによって、前記検索広告を申請した広告主から前記検索広告に対する中止または払い戻し要請による前記検索広告売り上げの損失を算出することを特徴とする請求項11に記載のブランド検索価格決定システム。
【請求項19】
前記ブランド検索価格決定部は、
前記ディスプレイ広告で執行キーワード全体の区間別前月照会数による広告売り上げに、前記検索広告で執行キーワードのクリックあたりの広告費用算定方式による前月売り上げに対する損失を定められた割合で加算したり、前記検索広告で執行キーワード露出あたりの広告費用算定方式による前月売り上げに対する損失を定められた割合で加算したりして前記ブランド検索に対する価格を算出することを特徴とする請求項11に記載のブランド検索価格決定システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2009−211692(P2009−211692A)
【公開日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−29666(P2009−29666)
【出願日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【出願人】(505205812)エヌエイチエヌ コーポレーション (408)