説明

ブルセラ属細菌感染の検出方法及び診断キット

【課題】
本発明は、ブルセラ属細菌の感染を迅速、簡便かつ正確に行うことを可能とする検出方法及びブルセラ属細菌感染症の診断キットを提供することをその目的とする。
【解決手段】
上記課題の解決のため、本発明は、ブルセラ属細菌のリゾピン結合タンパク質プリカーサーホモログ(Rhizopine−binding protein precursor homolog)タンパク質をもちいることを特徴とする、ブルセラ属細菌感染の検出方法及びブルセラ属細菌感染症の診断キットを提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はブルセラ属細菌感染の検出方法及び検出用に用いられるキット(診断キット)に関し、より詳しくはブルセラ属細菌のリゾピン結合タンパク質プリカーサーホモログ(Rhizopine−binding protein precursor homolog;以下「ブルセラRBPホモログ」ともいう)を主成分として用いることを特徴とするブルセラ属細菌の検出方法及び診断キットに関する。
【背景技術】
【0002】
ブルセラ属細菌(Brucellaceae)はグラム陰性で細胞内寄生性の短桿菌であり、ヒトや家畜、ペット動物など広く哺乳類に感染することが知られている。病原性の種として、Bullucella abortus,B.melilensis,B.suis,B.canis,B.pinnipedialis,B.cetiが知られ、B.abortus感染に起因するウシの流産、B.suis感染に起因するブタの流産、B.canis感染に起因するイヌの流産などの他、ヒトに感染して重症化すると、中枢神経の炎症や心内膜炎、骨髄炎、波状熱などを起こすことが知られている。このうちイヌブルセラ症はイヌブルセラ菌(B.canis,ブルセラ・カニス)の感染により引き起こされるものであり、感染したイヌは精巣炎(雄)、早産や流産(雌)を引き起こしやすいことから、特にイヌ繁殖業者にとっては極めて大きな問題となっている。
【0003】
イヌブルセラ症に罹患していない、繁殖に適したイヌを選別するために、従来試験管凝集反応を利用した血清学的診断法が用いられている。しかし従来法には判定に時間がかかる(一般に18時間後)という問題があり、更に検査時における検体の不適切な処理により非特異的反応(偽陽性)が多く検出されるという問題が解決されないでいた。これらの問題により、ブルセラ症の簡便な診断法が確立したとは言い難い状況にあり、ペット業界をはじめとする関係機関から迅速、簡便、正確なブルセラ属細菌の検出方法の開発が求められていた。
【0004】
近年、様々な病原性微生物の検出のために、それらの微生物が発現する遺伝子やタンパク質を検出するという分子生物学的手法が用いられるようになってきている。ブルセラ属を含む細菌の検出においても、様々なバクテリアの16s rRNAプローブを含むチップ(特許文献1)、tRNAシンセターゼ遺伝子の配列をプローブとした微生物の検出方法(特許文献2)、31kDaのブルセラ表層抗原をコードした遺伝子のPCRによる検出(非特許文献1)、微生物特異的なTp17−likeポリペプチドを抗体などで検出する方法(特許文献3)、抗ブルセラO−ポリサッカライド抗体を用いた検出(非特許文献2)などが開示されているが、いずれも実用的なレベル、特に臨床の現場で適用可能なレベルには達していないのが現状であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】USPA 20070015151 Analytical chip with an array of immobilized specific recognition elements for the determination of clinically relevant bacteria and analytical method based thereon.
【特許文献2】USPA 20070134700 Method and array for detection and identification of microorganisms present in a sample using the genomic regions coding for different tRNA synthetases
【特許文献3】USPA 20050277181 Compisitions and methods for detecting pathogen infection
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】Baily G.G.et al.1992.J.Tropic.Med.Hygiene 95(4):271−275.
【非特許文献2】Nielsen K.et al.1996.J.Immunol.Methods 195(1−2):161−168.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記の現状に鑑み、本発明は、ブルセラ属細菌を迅速、簡便、正確に検出する方法及び診断キットを提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題の解決のため、本発明者は、ブルセラ属細菌、特にイヌブルセラ症菌を特異的に検出可能なマーカーの検討を進め、その中で、根粒菌(Rhizobium)で発見されたABCトランスポータータンパク質の一種であるRBP(Rhizopine−binding protein)のブルセラ属細菌におけるホモログ(Rhizopine−binding protein precursorホモログ;以下「ブルセラRBPホモログ」という)が、ブルセラの感染初期或いは回復期の被感染動物の血清に対して高い抗原性を持って存在すること、及びブルセラが感染した哺乳動物の血清中に抗ブルセラRBPホモログ抗体が産生されることを見出した。本発明者が以前に見いだした、ブルセラ属細菌のスーパーオキシドディスムターゼ(以下「ブルセラSOD」ともいう)に比べ、ブルセラRBPホモログが高い抗原性を有すること、これらのタンパク質を感染検査のターゲットとして用いることで、抗体力価が低くてもブルセラ属細菌を検出可能であることを確認して、本発明を完成させた。
【0009】
すなわち本発明の第1の態様は、哺乳動物におけるブルセラ属細菌感染の検出方法であって、検出対象であるブルセラ属細菌のリゾピン結合タンパク質プリカーサーホモログ(Rhizopine−binding protein precursor homolog;以下「ブルセラRBPホモログ」ともいう)タンパク質を用いることを特徴とする、ブルセラ属細菌感染の検出方法を提供する。
【0010】
本発明の第2の態様は、補助成分としてブルセラスーパーオキシドディスムターゼを用いる、第1の態様に記載のブルセラ属細菌感染の検出方法を提供する。
【0011】
本発明の第3の態様は、ブルセラRBPホモログが配列番号1に記載のアミノ酸配列を有するタンパク質、または配列番号1に記載のアミノ酸配列と85%以上の相同性を有するタンパク質である、第1または第2の態様に記載のブルセラ属細菌感染の検出方法を提供する。
【0012】
本発明の第4の態様は、哺乳動物の血中に含まれる抗ブルセラRBPホモログ抗体を検出する、第1から第3の態様のうちいずれか1つに記載のブルセラ属細菌感染の検出方法を提供する。
【0013】
本発明の第5の態様は、検出対象がブルセラ・カニス(Bullucella canis)である、第4の態様に記載のブルセラ属細菌感染の検出方法を提供する。
【0014】
本発明の第6の態様は、哺乳動物がイヌである、第5の態様に記載のブルセラ属細菌感染の検出方法を提供する。
【0015】
本発明の第7の態様は、ブルセラRBPホモログ及び抗イヌIgG抗体を含む、ブルセラ属細菌感染症の診断キットを提供する。
【発明の効果】
【0016】
本発明の提供する検出方法または診断キットを利用することにより、哺乳動物、特にイヌのブルセラ感染を迅速、簡便、正確に診断することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】ウェスタンブロッティングによる抗原の反応性の検討結果を示す。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下に本発明を実施するための形態を示す。本発明の第1の態様は、哺乳動物におけるブルセラ属細菌感染の検出方法であって、検出対象であるブルセラ属細菌のブルセラRBPホモログタンパク質を用いることを特徴とする、ブルセラ属細菌感染の検出方法である。ブルセラ属細菌は複数の種が知られるが、そのいずれもが哺乳動物に感染するため、本発明の提供する検出方法は広く哺乳動物のブルセラ感染の検出方法、またはブルセラ症感染の診断方法として利用可能である。
本発明におけるブルセラRBPホモログとは、根粒菌で発見された膜タンパク質の一種リゾピン結合タンパク質プリカーサー(RBP)のブルセラ属細菌におけるホモログであり、好適には配列番号1に記載のアミノ酸配列を有するタンパク質、または配列番号1に記載のアミノ酸配列と85%以上、より好ましくは95%以上の相同性を有するタンパク質であり、遺伝子としては配列番号2に記載の塩基配列または配列番号2に記載の塩基配列と85%以上の相同性を有する塩基配列である。前記の条件を満たす配列を有しているタンパク質であれば、ブルセラRBPホモログタンパク質は必ずしもブルセラ属細菌に直に由来する必要は無く、他種の細胞、好適には大腸菌等が生産するリコンビナントタンパク質でも良い。
ブルセラ属細菌は哺乳動物に広く感染し様々な疾患を引き起こすこと、また、ブルセラRBPホモログは特定の種のみに存在するのではなく、ブルセラ属細菌に広く存在すると考えられることから、本発明は特定の種にのみ限定されるものでは無いが、ヒトの他、ペット動物や家畜として感染例の報告のあるイヌ、ヒツジ、ヤギ、ウシ、ブタなどに対するものが好ましく、この中でも特に下記実施例で示すとおりイヌブルセラ症原因菌であるB.canis(ブルセラ・カニス)が好適である。
【0019】
本発明の提供するブルセラ属細菌の検出方法において、その主な成分はブルセラRBPホモログであるが、補助成分として、本発明者らが以前にブルセラ属細菌の感染マーカーとして発見したスーパーオキシドディスムターゼ(SOD)を用いても良い。SODは活性酸素種の過酸化水素(H)を水と酸素に分解する酵素であるが、ブルセラ属細菌の感染においては抗原として機能する(感染した宿主細胞がブルセラSODに対して抗体を作る)ため、上記のブルセラRBPホモログと同様、ブルセラSODを検出用の成分とすることも可能である。本発明者らによって、SODは血清学的診断に有効なものの、感染初期あるいは回復期の血清に反応しない場合が認められることが判明したため(Tsogtbaatar G.et al.2008.J.Veterinary Medical Sci.70:1387−1389)、主成分ではなくRBPホモログと組み合わせた補助成分として用いるのが望ましい。本発明におけるブルセラSODは、好適には配列番号3に記載のアミノ酸配列を有するタンパク質、または配列番号3に記載のアミノ酸配列と85%以上、より好ましくは95%以上の相同性を有するタンパク質であり、ブルセラ属細菌に直に由来するものでも他種の細胞が合成するリコンビナントタンパク質でも良い。
【0020】
本発明の提供するブルセラ属細菌の検出方法は、ブルセラRBPホモログを主成分として用いるが、これは臨床検査の際、感染が疑われる対象の哺乳動物、好ましくはイヌの血清を採取し、予め準備したブルセラRBPホモログと前記血清とを反応させることで、血清中に含まれる抗ブルセラRBPホモログ抗体(IgG)とブルセラRBPホモログタンパク質とを交差反応させ、最終的にこれを検出するというものである。反応した抗体は別の試薬で認識させて感染の有無を検出するという手法が好適である。
このため、本発明の実施の際には、前記交差反応でブルセラRBPホモログタンパク質と結合した、対象哺乳動物由来の抗体を検出可能な試薬が含まれることが望ましく、その最も好適な例はラベルされた抗IgG抗体(二次抗体)である。抗IgG抗体については、検査対象となる哺乳動物由来の抗体に対する特異性があれば良く、抗ヒトIgG抗体、抗イヌIgG抗体、抗ヤギIgG抗体、抗ヒツジIgG抗体、抗ウシIgG抗体、抗ブタIgG抗体などの中から適宜選択可能である。一方で抗体産生細胞については全くその由来を問わず、ヤギ、ウサギ、ラット、マウス、ヒツジ由来のものの中から適宜選択可能で、また非哺乳動物由来の二次抗体、例えば鳥類や大腸菌由来の抗体も利用可能である。二次抗体はモノクローナルであっても、ポリクローナルであっても良い。二次抗体のラベルについても特段の限定は無いが、発光、発色または特定波長の吸光等に適用可能なものとしてHRP(Horse raddish peroxidase)、AChE(Acetylcholine esterase)、アルカリホスファターゼまたはビオチン−ストレプトアビジン系が好適である。下記実施例に示すとおり、抗イヌIgG抗体を用いた検出で良好な結果が得られていることから、イヌブルセラ菌(B.canis)由来のRBPホモログタンパク質、及び抗イヌIgG抗体を含む検出方法は、獣医師が臨床で検査可能な好適な事例である。
【0021】
本発明の検出方法を実施するためのブルセラ感染診断キットもまた、本発明に含まれるものである。キットの構成としては、主成分であるブルセラRBPホモログタンパク質、必要に応じ補助成分としてブルセラSODタンパク質、これらのタンパク質を適当な方法により基盤上に結合させたいわゆるプロテインチップ(このチップ上で血清と反応させる)、検出用の二次抗体、検出操作用の各種バッファーを含み、獣医師が臨床現場で迅速にブルセラ感染の診断を行えるような内容であれば良いが、チップの素材等はプロテインチップ用に従来用いられている種々の素材から適宜選択すれば良く、検出用の基質としてはpNPP、TMB、NADPH、Luminolなどが好ましい。以下に本発明の実施例を示すが、本発明は実施例にのみ限定されるものではない。
【実施例1】
【0022】
(ブルセラRBPホモログのリコンビナントタンパク質の作製)配列番号2に記載のブルセラRBPホモログ遺伝子の塩基配列を用い、本発明の主成分としてのブルセラRBPホモログタンパク質を作製した。イヌブルセラ菌(世界的に標準株として使用されているQE−13株)のゲノムDNAを鋳型に、PCR法にて増幅したブルセラRBPホモログ遺伝子をpCold TFベクター(タカラバイオ)にクローニングし、大腸菌DH5α細胞(タカラバイオ)に導入して、トリガー因子(Trigger factor;TF)及びC末端側に6個のヒスチジンからなるHisタグを有するリコンビナントタンパク質(以下、RBP−TFともいう)を作製した。
遺伝子導入したDH5α細胞を用法に従い大量培養し、培養液中に溶出したRBP−TFをNi−NTAカラム(Qiagen社製)を用いて精製した。精製は用法に従った。
【0023】
(ウェスタンブロッティング及び検出)精製したRBP−TFを10%SDS−PAGEにより分離し、続いてImmobilon−Pメンブレン(ミリポア社製)に転写した。転写後のメンブレンを200倍に希釈したブルセラ感染犬由来のイヌ血清と室温にて1時間、反応させた。
反応後のメンブレンを0.05%Tween20を含むTris buffered saline(TBS−T)で3回洗浄し、5000倍希釈したHRP標識抗イヌIgG抗体(2次抗体、Chenicon社製)と室温にて30分間反応させた。
2次抗体反応後のメンブレンをTBS−Tで3回洗浄し、ECL発色試薬(GEヘルスケア社製)で反応させ、抗体との反応性をLAS−4000(GEヘルスケア)を用いて検出した。
本発明の検査試薬の副成分として、SODについても上記と同様の方法により検出をおこなった。SODのリコンビナントタンパク質は配列番号4に記載の塩基配列に基づき作製した。
【0024】
(結果)図1に、ウェスタンブロッティングによる抗原の反応性の検討結果を示す。図中レーンMは分子量マーカーを、レーンRBPはブルセラRBPホモログのリコンビナントタンパク質を、レーンSODはブルセラSODのリコンビナントタンパク質をそれぞれ表し、抗体価1280倍(高い)、抗体価160倍(低い)、陰性対照(ブルセラ非感染犬)の3つのウェスタンブロッティングの結果を比較して示している。本明細書において抗体価とは、全菌体抗原を用いた試験管凝集反応による血清希釈倍率と定義され、この希釈倍率が高い程、血清中に含まれる抗ブルセラ抗体の量が多いと考えられる数値である。
抗体価が高い1280倍(左)では、RBP(下向き矢印)、SOD(上向き矢印)の両方の抗原がブルセラ感染犬由来の血清と反応していることが示された。一方抗体価が低い160倍では、RBPのみに反応が見られ、SODでは反応が認められなかった。このことから、RBPの方がSODより血清との反応性が高く、イヌブルセラ症感染の診断としては低い抗体価でも測定可能であり、測定感度が高いこと、また本発明者が以前に発見したSODでは検出されないブルセラ属細菌の感染が本発明の方法により検出可能であること、一般的に抗体価が低いと考えられる感染初期でも検出が可能であることを示した。
【実施例2】
【0025】
(有用性の検証)臨床での有用性を確認するため、以下に示すとおり合計23頭のイヌ血清(ブルセラ感染犬17頭、ブルセラ非感染犬6頭)を用いて本発明の検討を行った。試料の調整から検出までの方法については、実施例1に従った。
抗体価80倍以下(陰性対照):6検体
160倍:6検体
320倍:5検体
640倍:3検体
1280倍:3検体
【0026】
(結果)下記表1に、上記検討の結果をまとめて示した。表中凝集法力価は抗体価を示し、反応性は+または−で表している。RBPはブルセラRBPホモログのリコンビナントタンパク質を、SODはブルセラSODのリコンビナントタンパク質をそれぞれ表す。
陰性対照(80以下)では、RBP、SODとも反応は見られなかった。一方160以上の抗体力価において、RBPは全ての検体で反応性が見られた。SODでは、160で反応が見られず、また320でも5検体中3検体は反応が見られたものの2検体では反応しなかった。SODの反応性は、力価640以上で有効であった。
【0027】
【表1】

【産業上の利用可能性】
【0028】
本発明の提供するブルセラ属細菌感染の検出方法は、臨床診断分野、特に獣医臨床診断分野において、ブルセラ感染症の迅速、簡便、正確な診断や等の形で利用可能である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
哺乳動物におけるブルセラ属細菌感染の検出方法であって、検出対象であるブルセラ属細菌のリゾピン結合タンパク質プリカーサーホモログ(Rhizopine−binding protein precursor homolog;以下「ブルセラRBPホモログ」ともいう)タンパク質を用いることを特徴とする、ブルセラ属細菌感染の検出方法。
【請求項2】
補助成分としてブルセラスーパーオキシドディスムターゼを用いる、請求項1に記載のブルセラ属細菌感染の検出方法。
【請求項3】
ブルセラRBPホモログが配列番号1に記載のアミノ酸配列を有するタンパク質、または配列番号1に記載のアミノ酸配列と85%以上の相同性を有するタンパク質である、請求項1または請求項2に記載のブルセラ属細菌感染の検出方法。
【請求項4】
哺乳動物の血中に含まれる抗ブルセラRBPホモログ抗体を検出する、請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載のブルセラ属細菌感染の検出方法。
【請求項5】
検出対象がブルセラ・カニス(Bullucella canis)である、請求項4に記載のブルセラ属細菌感染の検出方法。
【請求項6】
哺乳動物がイヌである、請求項5に記載のブルセラ属細菌感染の検出方法。
【請求項7】
ブルセラRBPホモログ及び抗イヌIgG抗体を含む、ブルセラ属細菌感染症の診断キット。



【図1】
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【公開番号】特開2011−163768(P2011−163768A)
【公開日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−23093(P2010−23093)
【出願日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【出願人】(304020177)国立大学法人山口大学 (579)
【Fターム(参考)】