説明

ブルトン型チロシンキナーゼの阻害剤

本出願は、Btkを阻害する、一般式(A)[式中、変数Zは本明細書で記載のとおりに定義される]の化合物を開示する。本明細書に開示される化合物は、Btkの活性を調節し、過剰なBtk活性に関連する疾患を処置するのに有用である。本化合物は更に、関節リウマチなどの、異常B細胞増殖に関連する炎症性及び自己免疫性疾患を処置するのに有用である。更に開示されているのは、式(A)の化合物及び少なくとも1つの担体、希釈剤又は賦形剤を含有する組成物である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式A:
【化310】


[式中、
Rは、H、−R、−R−R−R、−R−R、又は−R−Rであり;
は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキル(各々は、1個以上の低級アルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシ低級アルキル、低級アルコキシ、ハロ、ニトロ、アミノ、アミド、シアノ、オキソ、又はハロ−低級アルキルで場合により置換されている)であり;
は、−C(=O)、−C(=O)O、−C(=O)NR2’、−NHC(=O)O、−C(R2’、−C(=NH)NR2’、−S(=O)、−O、−C(R2’C(=O)、−C(R2’C(=O)NR2’、−C(R2’N(R2’)C(=O)、−OC(R2’、−C(R2’NR2’又は−C(=NH)であり;
各R2’は、独立して、H、低級アルキル、又は低級ハロアルキルであり;
は、H又はRであり;
は、低級アルキル、低級アルコキシ、アミノ、低級アルキルアミノ、低級ジアルキルアミノ、アリール、アリールアルキル、アルキルアリール、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、アルキルシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、アルキルヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、二環式シクロアルキル、二環式ヘテロシクロアルキル、スピロシクロアルキル、又はスピロヘテロシクロアルキル(各々は、1個以上の低級アルキル、低級アルキルアミノ、低級ジアルキルアミノ、ヒドロキシ、ヒドロキシ低級アルキル、低級アルコキシ、ハロ、ニトロ、アミノ、アミド、アシル、シアノ、オキソ、グアニジノ、ヒドロキシルアミノ、カルボキシ、カルバモイル、カルバマート、ハロ低級アルコキシ、又はハロ低級アルキル(ここで、2個の低級アルキル基は一緒になって環を形成してもよい)で場合により置換されている)であり;
Xは、CH又はNであり;
X’は、CH又はN(但し、XがNの場合、X’はCHである)であり;
は、H、低級アルキル、又は低級ハロアルキルであり;
2’及び各Yは、独立して、ハロゲン、オキシム、又は低級アルキル(ここで、低級アルキルは、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級ハロアルコキシ、低級ハロアルキル、カルボキシ、アミノ、及びハロゲンからなる群より選択される1個以上の置換基で場合により置換されている)であり;
nは、0、1、又は2であり;そして
は、以下:
【化311】


[式中、
Qは、C(Y)又はNであり;
各Yは、独立して、H、ハロゲン、又は低級アルキル(ここで、低級アルキルは、ヒドロキシ、低級アルコキシ、アミノ、及びハロゲンからなる群より選択される1個以上の置換基で場合により置換されている)であり;
mは、0又は1であり;
は、Y4a、Y4b、Y4c、又はY4dであり;
4aは、H又はハロゲンであり;
4bは、低級アルキル(ハロアルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、及び低級アルコキシからなる群より選択される1個以上の置換基で場合により置換されている)であり;
4cは、低級シクロアルキル(低級アルキル、低級ハロアルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、ヒドロキシ低級アルキル、アミノ、シアノ、及び低級アルコキシからなる群より選択される1個以上の置換基で場合により置換されている)であり;
4dは、アミノ(1個以上の低級アルキル、アルコキシ低級アルキル、又はヒドロキシ低級アルキルで場合により置換されている)であり;そして
は、ハロゲン、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、低級ヒドロキシアルキル、シアノ、又は低級ハロアルキルである]からなる群より選択される]で示される化合物、
又はその薬学的に許容しうる塩。
【請求項2】
式I:
【化312】


[式中、
Rは、H、−R、−R−R−R、−R−R、又は−R−Rであり;
は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキル(各々は、1個以上の低級アルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシ低級アルキル、低級アルコキシ、ハロ、ニトロ、アミノ、アミド、シアノ、オキソ、又はハロ−低級アルキルで場合により置換されている)であり;
は、−C(=O)、−C(=O)O、−C(=O)NR2’、−NHC(=O)O、−C(R2’、−C(=NH)NR2’、又は−S(=O)であり;
各R2’は、独立して、H又は低級アルキルであり;
は、H又はRであり;
は、低級アルキル、低級アルコキシ、アミノ、低級アルキルアミノ、低級ジアルキルアミノ、アリール、アリールアルキル、アルキルアリール、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、アルキルシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、アルキルヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、二環式シクロアルキル、二環式ヘテロシクロアルキル、スピロシクロアルキル、又はスピロヘテロシクロアルキル(各々は、1個以上の低級アルキル、低級アルキルアミノ、低級ジアルキルアミノ、ヒドロキシ、ヒドロキシ低級アルキル、低級アルコキシ、ハロ、ニトロ、アミノ、アミド、アシル、シアノ、オキソ、グアニジノ、ヒドロキシルアミノ、カルボキシ、カルバモイル、カルバマート、ハロ低級アルコキシ、又はハロ低級アルキル(ここで、2個の低級アルキル基は一緒になって環を形成してもよい)で場合により置換されている)であり;
Xは、CH又はNであり;
X’は、CH又はN(但し、XがNの場合、X’はCHである)であり;
は、H、低級アルキル、又は低級ハロアルキルであり;
2’及び各Yは、独立して、ハロゲン、オキシム、又は低級アルキル(ここで、低級アルキルは、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級ハロアルコキシ、低級ハロアルキル、カルボキシ、アミノ、及びハロゲンからなる群より選択される1個以上の置換基で場合により置換されている)であり;
nは、0、1、又は2であり;
各Yは、独立して、ハロゲン、又は低級アルキル(ここで、低級アルキルは、ヒドロキシ、低級アルコキシ、アミノ、及びハロゲンからなる群より選択される1個以上の置換基で場合により置換されている)であり;
mは、0又は1であり;
は、Y4a、Y4b、Y4c、又はY4dであり;
4aは、H又はハロゲンであり;
4bは、低級アルキル(低級ハロアルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、及び低級アルコキシからなる群より選択される1個以上の置換基で場合により置換されている)であり;
4cは、低級シクロアルキル(低級アルキル、低級ハロアルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、及び低級アルコキシからなる群より選択される1個以上の置換基で場合により置換されている)であり;
4dは、アミノ(1個以上の低級アルキル、アルコキシ低級アルキル、又はヒドロキシ低級アルキルで場合により置換されている)であり;そして
は、ハロゲン、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、低級ヒドロキシアルキル、シアノ、又は低級ハロアルキルである]で示される、請求項1に記載の化合物、
又はその薬学的に許容しうる塩。
【請求項3】
式II:
【化313】


[式中、
Rは、H、−R、−R−R−R、−R−R、又は−R−Rであり;
は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキル(各々は、1個以上の低級アルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシ低級アルキル、低級アルコキシ、ハロ、ニトロ、アミノ、アミド、シアノ、オキソ、又はハロ−低級アルキルで場合により置換されている)であり;
は、−C(=O)、−C(=O)O、−C(=O)NR2’、−C(R2’、又は−S(=O)であり;
各R2’は、独立して、H又は低級アルキルであり;
は、H又はRであり;
は、低級アルキル、低級アルコキシ、アミノ、低級アルキルアミノ、低級ジアルキルアミノ、アリール、アリールアルキル、アルキルアリール、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、アルキルシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、アルキルヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、二環式シクロアルキル、二環式ヘテロシクロアルキル、スピロシクロアルキル、又はスピロヘテロシクロアルキル(各々は、1個以上の低級アルキル、低級アルキルアミノ、低級ジアルキルアミノ、ヒドロキシ、ヒドロキシ低級アルキル、低級アルコキシ、ハロ、ニトロ、アミノ、アミド、アシル、シアノ、オキソ、グアニジノ、ヒドロキシルアミノ、カルボキシ、カルバモイル、カルバマート、ハロ低級アルコキシ、又はハロ低級アルキル(ここで、2個の低級アルキル基は一緒になって環を形成してもよい)で場合により置換されている)であり;
Xは、CH又はNであり;
X’は、CH又はN(但し、XがNの場合、X’はCHである)であり;
は、H、低級アルキル、又は低級ハロアルキルであり;
2’及び各Yは、独立して、ハロゲン、オキシム、又は低級アルキル(ここで、低級アルキルは、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級ハロアルコキシ、低級ハロアルキル、カルボキシ、アミノ、及びハロゲンからなる群より選択される1個以上の置換基で場合により置換されている)であり;
nは、0、1、又は2であり;
各Yは、独立して、H、ハロゲン、又は低級アルキル(ここで、低級アルキルは、ヒドロキシ、低級アルコキシ、アミノ、及びハロゲンからなる群より選択される1個以上の置換基で場合により置換されている)であり;
mは、0又は1であり;
は、Y4a、Y4b、Y4c、又はY4dであり;
4aは、H又はハロゲンであり;
4bは、低級アルキル(低級ハロアルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、及び低級アルコキシからなる群より選択される1個以上の置換基で場合により置換されている)であり;
4cは、低級シクロアルキル(低級アルキル、低級ハロアルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、及び低級アルコキシからなる群より選択される1個以上の置換基で場合により置換されている)であり;
4dは、アミノ(1個以上の低級アルキル、アルコキシ低級アルキル、又はヒドロキシ低級アルキルで場合により置換されている)であり;そして
は、ハロゲン、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、低級ヒドロキシアルキル、シアノ、又は低級ハロアルキルである]で示される請求項1に記載の化合物、
又はその薬学的に許容しうる塩。
【請求項4】
式III:
【化314】


[式中、
Qは、C(Y)又はNであり;
Rは、H、−R、−R−R−R、−R−R、又は−R−Rであり;
は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキル(各々は、1個以上の低級アルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシ低級アルキル、低級アルコキシ、ハロ、ニトロ、アミノ、アミド、シアノ、オキソ、又はハロ−低級アルキルで場合により置換されている)であり;
は、−C(=O)、−O、−C(=O)O、−C(=O)NR2’、−C(R2’、−C(R2’C(=O)、−C(R2’C(=O)NR2’、C(R2’N(R2’)C(=O)、−OC(R2’、−C(=NH)、−C(R2’NR2’、又は−S(=O)であり;
各R2’は、独立して、H又は低級アルキルであり;
は、H又はRであり;
は、低級アルキル、低級アルコキシ、アミノ、低級アルキルアミノ、低級ジアルキルアミノ、アリール、アリールアルキル、アルキルアリール、ヘテロアリール、アルキルヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、アルキルシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、アルキルヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、二環式シクロアルキル、二環式ヘテロシクロアルキル、スピロシクロアルキル、又はスピロヘテロシクロアルキル(各々は、1個以上の低級アルキル、低級アルキルアミノ、低級ジアルキルアミノ、ヒドロキシ、ヒドロキシ低級アルキル、低級アルコキシ、ハロ、ニトロ、アミノ、アミド、アシル、シアノ、オキソ、グアニジノ、ヒドロキシルアミノ、カルボキシ、カルバモイル、カルバマート、ハロ低級アルコキシ、又はハロ低級アルキル(ここで、2個の低級アルキル基は一緒になって環を形成してもよい)で場合により置換されている)であり;
Xは、CH又はNであり;
X’は、CH又はN(但し、XがNの場合、X’はCHである)であり;
は、H、低級アルキル、又は低級ハロアルキルであり;
2’及び各Yは、独立して、ハロゲン、オキシム、又は低級アルキル(ここで、低級アルキルは、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級ハロアルコキシ、低級ハロアルキル、カルボキシ、アミノ、及びハロゲンからなる群より選択される1個以上の置換基で場合により置換されている)であり;
nは、0、1、又は2であり;
各Yは、独立して、H、ハロゲン、又は低級アルキル(ここで、低級アルキルは、ヒドロキシ、低級アルコキシ、アミノ、及びハロゲンからなる群より選択される1個以上の置換基で場合により置換されている)であり;
mは、0又は1であり;
は、Y4a、Y4b、Y4c、又はY4dであり;
4aは、H又はハロゲンであり;
4bは、低級アルキル(ハロアルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、及び低級アルコキシからなる群より選択される1個以上の置換基で場合により置換されている)であり;
4cは、低級シクロアルキル(低級アルキル、低級ハロアルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、ヒドロキシ低級アルキル、アミノ、シアノ、及び低級アルコキシからなる群より選択される1個以上の置換基で場合により置換されている)であり;
4dは、アミノ(1個以上の低級アルキル、アルコキシ低級アルキル、又はヒドロキシ低級アルキルで場合により置換されている)であり;そして
は、ハロゲン、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、低級ヒドロキシアルキル、シアノ、又は低級ハロアルキルである]で示される請求項1に記載の化合物、
又はその薬学的に許容しうる塩。
【請求項5】
がメチルであり、Yがハロゲンである、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
XがCHであり、X’がCHである、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
がFであり、nが0であり、mが0である、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
2’がヒドロキシメチルである、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
QがCHである、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
QがNである、請求項8に記載の化合物。
【請求項11】
がtert−ブチルである、請求項9に記載の化合物。
【請求項12】
がtert−ブチルである、請求項10に記載の化合物。
【請求項13】
がイソプロピルである、請求項9に記載の化合物。
【請求項14】
がイソプロピルである、請求項10に記載の化合物。
【請求項15】
Rが−R−Rであり;Rがピリジルであり;RがRであり;Rが1個以上の低級アルキルで置換されているヘテロシクロアルキルである、請求項11に記載の化合物。
【請求項16】
Rが−R−Rであり;Rがピリジルであり;RがRであり;Rが低級アルキルで場合により置換されているヘテロシクリルである、請求項12に記載の化合物。
【請求項17】
Rが−R−Rであり;Rがピリジルであり;RがRであり;Rが低級アルキルで場合により置換されているヘテロシクリルである、請求項13に記載の化合物。
【請求項18】
Rが−R−Rであり;Rがピリジルであり;RがRであり;Rが低級アルキルで場合により置換されているヘテロシクリルである、請求項14に記載の化合物。
【請求項19】
Rが−R−R−Rであり;Rがピリジルであり;Rが−C(CHであり;RがRであり;Rが低級アルキルアミノ、低級ジアルキルアミノ、又はヘテロシクロアルキル(1個以上の低級アルキルで場合により置換されている)である、請求項11に記載の化合物。
【請求項20】
Rが−R−R−Rであり;Rがピリジルであり;Rが−C(CHであり;RがRであり;Rが低級アルキルアミノ、低級ジアルキルアミノ、又はヘテロシクロアルキル(1個以上の低級アルキルで場合により置換されている)である、請求項12に記載の化合物。
【請求項21】
Rが−R−R−Rであり;Rがピリジルであり;Rが−C(CHであり;RがRであり;Rが低級アルキルアミノ、低級ジアルキルアミノ、又はヘテロシクロアルキル(1個以上の低級アルキルで場合により置換されている)である、請求項13に記載の化合物。
【請求項22】
Rが−R−R−Rであり;Rがピリジルであり;Rが−C(CHであり;RがRであり;Rが低級アルキルアミノ、低級ジアルキルアミノ、又はヘテロシクロアルキル(1個以上の低級アルキルで場合により置換されている)である、請求項14に記載の化合物。
【請求項23】
それを必要とする患者に、治療有効量の請求項1〜22のいずれか一項に記載のBtk阻害剤化合物を投与することを含む、炎症性及び/又は自己免疫性病態の処置方法。
【請求項24】
少なくとも1つの薬学的に許容しうる担体、賦形剤又は希釈剤と混合した請求項1〜22のいずれか一項に記載のBtk阻害剤化合物を含む、医薬組成物。
【請求項25】
炎症性及び/又は自己免疫性病態の処置に使用するための、請求項1〜22のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項26】
【化315】


式VIの化合物を2−クロロ−6−フルオロベンズアルデヒド及び金属炭酸塩で処理して、式VIIの化合物を形成する工程を含む、請求項8に記載の化合物の調製方法。
【請求項27】
【化316】


式VIIの化合物を還元して、式VIIIの化合物を形成する工程を更に含む、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
a) 2−ジメトキシメチル−6−フルオロ−安息香酸の誘導体をヒドラジン水和物で環化する工程;及び
b) 工程a)の生成物を、2−クロロ−6−フルオロベンズアルデヒド及び炭酸セシウムで処理する工程を含むか、あるいは
【化317】


a) 臭化アリールを、非極低温で、グリニャール試薬及びアルキルリチウムを組み合わせて使用してホルミル化して、式IVの化合物を得る工程;
b) 式IV(式中、Yは低級アルキル又はシクロアルキルである)の化合物をオルトリチオ化する工程;及び
c) 工程b)の生成物をカルボキシル化して、式Vの化合物を形成する工程を含み、場合により更に、
【化318】


d) 式Vの化合物をヒドラジンで環化して、式VI(式中、Yは低級アルキル又はシクロアルキルである)の化合物を形成する工程を含む、請求項10に記載の化合物の調製方法。
【請求項29】
【化319】


a) 式IX(式中、Yはボロン酸又はボロン酸ピナコールである)の化合物を、パラジウム触媒、塩基、及びホスフィンの存在下、約40℃〜150℃に加熱する工程;及び
b) 工程a)の生成物を約20% 1,4−ジオキサン水溶液で処理して、式Xの化合物を形成する工程を含む、請求項10に記載の化合物の調製方法。
【請求項30】
式VI:
【化320】


[式中、
Qは、CH又はNであり;
各Yは、独立して、H、ハロゲン、又は低級アルキル(ここで、低級アルキルは、ヒドロキシ、低級アルコキシ、アミノ、及びハロゲンからなる群より選択される1個以上の置換基で場合により置換されている)であり;
mは、0又は1であり;
は、Y4a又はY4bであり;
4aは、低級アルキル又はシクロアルキル(1個以上のヒドロキシ、低級アルコキシ、又はハロゲンで場合により置換されている)であり;
4bはアミノ、低級アルキルアミノ、又は低級ジアルキルアミノであり;そして
は、ハロゲンである]で示される化合物。
【請求項31】
本明細書に前述の発明。

【公表番号】特表2012−519200(P2012−519200A)
【公表日】平成24年8月23日(2012.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−552393(P2011−552393)
【出願日】平成22年2月25日(2010.2.25)
【国際出願番号】PCT/EP2010/052394
【国際公開番号】WO2010/100070
【国際公開日】平成22年9月10日(2010.9.10)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(591003013)エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー (1,754)
【氏名又は名称原語表記】F. HOFFMANN−LA ROCHE AKTIENGESELLSCHAFT
【Fターム(参考)】