ブロックの成形方法と成形型枠と成形装置
【課題】簡単な構造でブロックの突部や凹部に欠損の発生を防止することのできるブロックの成形方法等を提供する。
【解決手段】一側面に長手方向に沿って延びた凸部を、他側面に長手方向に沿って延びた凹部を有するブロックを成形するブロックの成形方法であって、前記ブロックを成形する成形型枠30を、ブロックの上部を成形するモールド本体32と、ブロックの下部を成形する仕切部材33およびスライダ34とに分け、仕切部材33およびスライダ34で前記凸部および凹部を成形し、前記成形型枠30内にブロック材料を充填してこのブロック材料を固めてブロックに成形し、この後、前記スライダ34を成形型枠30から外し、この後、前記ブロックを成形型枠30から脱型する。
【解決手段】一側面に長手方向に沿って延びた凸部を、他側面に長手方向に沿って延びた凹部を有するブロックを成形するブロックの成形方法であって、前記ブロックを成形する成形型枠30を、ブロックの上部を成形するモールド本体32と、ブロックの下部を成形する仕切部材33およびスライダ34とに分け、仕切部材33およびスライダ34で前記凸部および凹部を成形し、前記成形型枠30内にブロック材料を充填してこのブロック材料を固めてブロックに成形し、この後、前記スライダ34を成形型枠30から外し、この後、前記ブロックを成形型枠30から脱型する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば舗装用に使用されるブロックの成形方法と成形型枠と成形装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、一側面に凸部を有し、他側面に凹部を有する舗装用ブロックの成形装置が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
かかる成形装置は、ブロックの側面の凸部および凹部を成形する相対向した一対の変形型と、この変形型の外側に配置されるとともに変形型に取り付けられたスライダと、スライダの外側に配置された昇降部材等とを有し、スライダには外側へ行くにしたがって高さが低くなる傾斜面が形成され、この傾斜面に昇降部材の傾斜面が当接している。そして、昇降部材が上昇するとバネの付勢力によりスライダが傾斜面に案内されて外方へスライド移動し、このスライド移動により変形型も外方へスライド移動する。
【0004】
この変形型の外方へのスライド移動により、成形したブロックの脱型を行えるようにしたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−38488号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、このような成形装置にあっては、スライダや昇降部材やスプリングなどを用いるため構造が複雑であり、しかも変形型は図15に示すブロック1の側面から矢印P,Q方向へ離間していくため、ブロック1の凸部2や凹部3の一部2a,3aが変形型(図示せず)に付着すると、その一部2a,3aがそのまま剥離されていく状態となり、その凸部2や凹部3の一部が欠損するという問題がある。また、変形型にブロック材が付着してしまうと、スライダの移動に支障をきたすなどの多くの問題がある。
【0007】
この発明の目的は、簡単な構造でブロックの凸部や凹部に欠損の発生を防止することのできるブロックの成形方法と成形型枠と成形装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の発明は、 一側面に長手方向に沿って延びた凸部を、他側面に長手方向に沿って延びた凹部を有するブロックを成形するブロックの成形方法であって、
前記ブロックを成形する成形型枠を、ブロックの上部を成形する上型枠部と、ブロックの下部を成形する下型枠部とに分け、
前記上型枠部と下型枠部のいずれか一方の型枠部で前記凸部および凹部を成形し、
前記上型枠部内および下型枠部内にブロック材料を充填してこのブロック材料を固めてブロックに成形し、
この後、前記凸部および凹部を成形する前記一方の型枠部の相対向する2つの壁部を前記凸部および凹部の延びる方向に移動させて型枠部から外し、
この後、前記ブロックを前記上型枠部および下型枠部から脱型することを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明は、一側面に長手方向に沿って延びた凸部を、他側面に長手方向に沿って延びた凹部を有するブロックを成形するブロックの成形型枠であって、
ブロックの上部を成形する上型枠部と、ブロックの下部を成形する下型枠部とを有し、
いずれか一方の型枠部の相対向する2つの壁部に、前記凸部および凹部を成形する溝部および突状部を形成し、
前記2つの壁部を前記凸部および凹部の延びる方向に移動可能な2つのスライダでそれぞれ構成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
この発明によれば、成形型枠を簡単な構造にすることができ、しかも成形するブロックの凸部や凹部に欠損が発生してしまうことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】(a),(b)とも舗装用のブロックを示した斜視図である。
【図2】成形装置の構成を概略的に示した説明図である。
【図3】成形型枠およびスライド装置を下方から見た説明図である。
【図4】スライド装置を除いた成形装置の構成を概略的に示した説明図である。
【図5】成形型枠のモールド本体と仕切材とを示した斜視図である。
【図6】成形型枠の構成を示した斜視図である。
【図7】スライダの構成を示した斜視図である。
【図8】成形型枠内にブロック材を充填した状態を示した成形装置の説明図である。
【図9】図8に示す成形型枠からスライダを抜いた状態を示した説明図である。
【図10】脱型を行う状態を示した説明図である。
【図11】脱型が完了した状態を示した説明図である。
【図12】成形されたブロックとスライダ装置を示した平面図である。
【図13】貫通孔や底面に凹部を設けた種々のブロックを示した説明図である。
【図14】図13に示すブロックを二層構造にした説明図である。
【図15】従来のブロックの成形方法の問題点を説明するための説明図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、この発明に係るブロックの成形方法を実施する成形装置の実施の形態である実施例を図面に基づいて説明する。
【実施例】
【0013】
図1の(a),(b)は、舗装用のブロック10を示す。このブロック10は、一側面10Aには長手方向(水平方向)に延びた凸部11が形成され、その他側面10Bには長手方向に延びた凹部12が形成されている。また、一側面10Aの突出部11の上には突出量が僅かな突起13が上下方向方向に沿って形成され、他側面10Bの凹部12の上には突出量が僅かな突起14が上下方向に沿って形成されている。
【0014】
また、ブロック10の側面10C,10Dには突出量の僅かな突起15,16(16は図示せず)が上下方向に沿って形成されている。各突起13〜16は、敷設したブロック10とブロック10との間に目地砂を入れる隙間を設けるためのものである。
【0015】
そして、ブロック10の凸部11を他のブロック10の凹部12に係合させていくことにより、多数のブロック10を歩道上などに敷設していくものである。
【0016】
図2ないし図4にブロック10を成形する成形装置20を示す。この成形装置20は、成形型枠30と、この成形型枠30内のブロック材を支持する支持装置21と、成形型枠30内のブロック材を上から押圧する押圧装置50と、成形型枠30のスライダ(後述する)を左右方向に移動させるスライド装置60とを有している。
【0017】
[成形型枠]
成形型枠30は図4に示すように保持部材27に保持されている。この成形型枠30は、図5および図6に示すように、ブロック10の上部を成形する平板状のモールド本体(上型枠部)32と、ブロック10の下部を成形する下型枠部である複数の直方形の仕切部材33および複数のスライダ(壁部)34とを有している。
【0018】
モールド本体32には、ブロック10の上部を成形するための平面視が四角形状の成形穴31が複数形成されている。成形穴31の壁面にはブロック10の各突起13,14を形成する凹部(図示せず)と、ブロック10の突起15,16の上部を形成する凹部(図示せず)が形成されている。
【0019】
モールド本体32の下面(図5においては上面)には、図5に示すX方向の成形穴31の縁に沿って仕切部材33がボルト35によって着脱可能に装着されている。
【0020】
仕切部材33の長さ(Y方向の長さ)は、成形穴31のY方向の長さと同一に設定されており、仕切部材33の幅(X方向の幅)は、X方向における成形穴31と成形穴31との間の幅と同一に設定されている。
【0021】
仕切部材33の内壁面には、ブロック10の突起15,16の下部を形成する凹部(図示せず)が形成されている。
【0022】
また、各仕切部材33の一端には凹部33aが形成され、各仕切部材33の他端には突部33bが形成されている。
【0023】
スライダ34は、図7に示すように、角柱状に形成されているとともにX方向(図6参照)に沿って延びており、その一端が図3に示すようにスライド装置60のトランスファーフレーム63の前壁部63Aに着脱可能に固定されている。
【0024】
スライダ34の一側面(内側面)34Aには、図7に示すように仕切部材33の凹部33aに係合するとともにブロック10の凹部12を形成する突条部34aが長手方向に沿って先端から後端に亘って形成されている。また、スライダ34の他側面34Bには、仕切部材33の突部33bに係合するとともにブロック10の凸部11を形成する溝34bが長手方向に沿って先端から後端に亘って形成されている。
【0025】
スライダ34の幅(Y方向の幅)は、Y方向における成形穴31と成形穴31との間の幅と同一に設定されている。
【0026】
[支持装置]
支持装置21は、シリンダ22のロッド23の伸縮によって上下動するテーブル24を有し、このテーブル24の上にはパレット25が載置されている。パレット25はブロック10の下面を成形するためのものである。
【0027】
[押圧装置]
押圧装置50は、図2および図4に示すように保持プレート51を上下動させるシリンダ52と、保持プレート51に取り付けられた複数のプランジャ53と、各プランジャ53の下部に取り付けられたシューズ54等とを有している。シューズ54の下面54aはブロック10の上面を成形するものであり、この下面54aには必要に応じてブロック10の上面に模様を施す凹凸が設けられている。
【0028】
[スライド装置]
スライド装置60は、図2および図3に示すように、シリンダ61と、このシリンダ61のロッド62の先端部が取り付けられたトランスファーフレーム63等とを有している。
【0029】
トランスファーフレーム63の後部壁63Bの両側には、右方向(図3において)に延びた取付部64が形成され、この取付部64にはガイド孔65aを有する直方形のガイド部材65が固定されている。ガイド部材65のガイド孔65aにはガイドバー66が相対的に移動可能に挿通され、このガイドバー66はロッド62と平行に配設されているとともに図示しないベースに固定されている。
【0030】
このガイドバー66により、スライダ34はトランスファーフレーム63とともにシリンダ61のロッド62の伸縮に応じて、ブロック10の凸部11および凹部12の延びる方向である左右方向(図3において)にスライド移動する。
【0031】
[成形方法]
次に、上記実施例のように構成される成形装置20によって行う成形方法について説明する。
[初期設定]
先ず、図2に示すように、スライド装置60のシリンダ61のロッド62を伸長させて、スライダ34を図6の矢印R方向に挿入させていき、図3に示すようにセットする。
【0032】
また、支持装置21のシリンダ22のロッド23を伸長させてテーブル24の上にパレット25を載置し、このパレット25上に成形型枠30を載置した状態にする。すなわち、成形型枠30を保持部材27,27から少し浮かした状態にする。
【0033】
なお、成形型枠30は、モールド本体32を上にし仕切部材33を下にしてパレット25上に載置するものである。
[第1工程]
次に、モールド本体32の各成形穴31内にブロック材Sを供給装置(図示せず)により充填していく。このとき、図示しない加振装置によりテーブル24を振動させて成形穴31内のブロック材Sを均一に充填させていく。
[第2工程]
ブロック材Sの充填が図2および図4に示すように完了したら、押圧装置50のシリンダ52を駆動させてロッド55を伸長させる。これにより、図8に示すように保持プレート51を下降させて、プランジャ53のシューズ54の下面54aを成形穴31内のブロック材Sの上面に押し当てていき、ブロック材Sに圧力を加えてブロック材Sを圧縮させて固める。
[第3工程]
ブロック材Sが固められたら、図9に示すようにスライド装置60のシリンダ61を駆動してロッド62を後退させ、これによりスライダ34を成形型枠30から抜き出す(外す)。
【0034】
このとき、スライダ34の抜き出し方向は、ブロック10の凸部11および凹部12の延びる方向であり、スライダ34の内壁面には溝34bのみが形成されているので、そのスライダ34の移動方向に支障を来すことはない。また、スライダ34は固められたブロック材Sに当接しながら抜き出されていくので、ブロック10の凸部11や凹部12を形成するブロック材Sの一部分11a,12a(図1参照)がスライダ34に付着してスライダ34とともに抜き出されることはない。
【0035】
すなわち、ブロック10の凸部11や凹部12の一部が欠損してしまうことは防止されることになる。また、スライダ34がブロック材Sの側面を摺接移動していくとき、ブロック材S内に含まれ水がその側面からにじみ出て、表面がセメントペースト状となって覆われる。このため、ブロック材Sの側面が密となり、なめらかに仕上げられることになる。
[第4工程]
次に、図10に示すように支持装置21のシリンダ22のロッド23を後退させていく。このロッド23の後退により、テーブル24およびパレット25が下降していく。モールド本体32の成形穴31内のブロック材Sの上面が押圧装置50のプランジャ53のシューズ54によって押圧されていることにより、テーブル24およびパレット25の下降とともに、モールド本体32の成形穴31内のブロック材Sは、その成形穴31から押し出されていく。
【0036】
この際、ブロック10の各突起13〜16を形成する部分が上下方向に延びているので、ブロック材Sの成形穴31からの押し出しに支障を来すことはない。
【0037】
そして、図11および図12に示す位置へテーブル24およびパレット25が下降されると、モールド本体32の成形穴31内のブロック材Sは完全に脱型してブロック10に成形されることになる。
【0038】
ブロック10が載ったパレット25を所定の場所に移動させて、ブロック10を養生させる。
【0039】
上記の初期設定および第1工程〜第4工程を繰り返し行うことにより多数のブロック10を成形していくものである。
【0040】
ところで、成形型枠30は、モールド本体32と仕切部材33とスライダ34とで構成したものであるからその構造は簡単なものであり、このため安価な成形型枠30を提供することができ、ブロック10の成形コストを低減させることができる。
【0041】
また、上述のように、スライダ34をブロック材Sの側面に沿って摺接しながら抜き出していくので、ブロック10の側面を密に且つなめらかに形成することができ、このため、ブロック10の凸部11と、他のブロック10の凹部12との噛み合いの強度を増すことができる。
【0042】
さらに、成形型枠30のスライダ34をスライド装置60でY方向に移動させるようにしたものであるから、成型型枠30内でスライダ34の占めるスペースは小さくて済み、このため、所定の大きさのモールド本体32に対して多くの成形穴31を形成することができる。このため、生産性の向上を図ることができる。
【0043】
また、モールド本体32に仕切部材33を着脱可能に取り付けているので、仕切部材33やスライダ34を形状の異なる仕切部材やスライダに変更することにより、ブロック10の側面10C,10Dの形状や、凸部11や凹部12の形状を変えることができる。すなわち、下型枠部である仕切部材33やスライダ34を交換するだけで、ブロック10の凸部11や凹部12の形状を任意に変更することができる。同様に、成型型枠30の高さ、すなわちブロック10の高さも変更することができる。
【0044】
さらに、ブロック10を下方に脱型するため、ブロック10の上面に例えば年輪などの模様を成形することが可能となる。
【0045】
さらに、スライド装置60のトランスファーフレーム63に円柱状のスライダや半円形状のスライダを取り付けることにより、図13および図14に示すように、貫通孔Kや凹部U,Vを形成した各種のブロック100〜108、200〜208を成形することができる。なお、図13および図14では凸部11や凹部12は省略してある。
【0046】
そして、ブロック100〜108、200〜208のブロック材Sを透水性や保水性を持つように配合すれば、各ブロック100〜108、200〜208の貫通孔Kや凹部U,Vを貯留空間にすることができる。また、貫通孔Kに配管を通してこの配管に水や湯水を流せば打ち水効果や融雪効果を持たせることができる。
【0047】
また、図14に示すように、ブロック200〜208を二層構造200A〜208A,200B〜208Bにすると、例えば上層部を色や艶の見栄えの良い材質で形成し、下層部を必要な強度を有する安価な材質で形成すれば安価なブロックを提供することができ、経済的なものとなる。また、例えば透水性や保水性や防水性などの材質で上層部や下層部を形成したり、あるいは三層構造にして上層部を透水性の材質で形成し、中間層を保水性のある材質で形成し、下層部を防水性の材質で形成するなど、性質の異なる材質を選択し、これらを組み合わせることにより多種多様なブロックを提供することができる。
【0048】
上記実施例では、モールド本体32と仕切部材33とは別体であるが一体であってもよい。また、モールド本体32に複数の成形穴31を設けているが1つの成形穴31であってもよい。この場合、スライダ34は2つでよいことになる。また、成形型枠30はモールド本体32を上にし仕切部材33を下にして成形を行うがこの逆であってもよい。
【0049】
また、上記実施例では、舗装用のブロック10の成形方法について説明したが、これに限らず例えば建築用のブロックにも適用できる。この場合、ブロックの両側面には鉄筋を通す凹部を設ける。
【0050】
この発明は、上記実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
【符号の説明】
【0051】
10 ブロック
11 凸部
12 凹部
30 成形型枠
32 モールド本体(上型枠部)
33 仕切部材(下型枠部)
34 スライダ(下型枠部)
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば舗装用に使用されるブロックの成形方法と成形型枠と成形装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、一側面に凸部を有し、他側面に凹部を有する舗装用ブロックの成形装置が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
かかる成形装置は、ブロックの側面の凸部および凹部を成形する相対向した一対の変形型と、この変形型の外側に配置されるとともに変形型に取り付けられたスライダと、スライダの外側に配置された昇降部材等とを有し、スライダには外側へ行くにしたがって高さが低くなる傾斜面が形成され、この傾斜面に昇降部材の傾斜面が当接している。そして、昇降部材が上昇するとバネの付勢力によりスライダが傾斜面に案内されて外方へスライド移動し、このスライド移動により変形型も外方へスライド移動する。
【0004】
この変形型の外方へのスライド移動により、成形したブロックの脱型を行えるようにしたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−38488号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、このような成形装置にあっては、スライダや昇降部材やスプリングなどを用いるため構造が複雑であり、しかも変形型は図15に示すブロック1の側面から矢印P,Q方向へ離間していくため、ブロック1の凸部2や凹部3の一部2a,3aが変形型(図示せず)に付着すると、その一部2a,3aがそのまま剥離されていく状態となり、その凸部2や凹部3の一部が欠損するという問題がある。また、変形型にブロック材が付着してしまうと、スライダの移動に支障をきたすなどの多くの問題がある。
【0007】
この発明の目的は、簡単な構造でブロックの凸部や凹部に欠損の発生を防止することのできるブロックの成形方法と成形型枠と成形装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の発明は、 一側面に長手方向に沿って延びた凸部を、他側面に長手方向に沿って延びた凹部を有するブロックを成形するブロックの成形方法であって、
前記ブロックを成形する成形型枠を、ブロックの上部を成形する上型枠部と、ブロックの下部を成形する下型枠部とに分け、
前記上型枠部と下型枠部のいずれか一方の型枠部で前記凸部および凹部を成形し、
前記上型枠部内および下型枠部内にブロック材料を充填してこのブロック材料を固めてブロックに成形し、
この後、前記凸部および凹部を成形する前記一方の型枠部の相対向する2つの壁部を前記凸部および凹部の延びる方向に移動させて型枠部から外し、
この後、前記ブロックを前記上型枠部および下型枠部から脱型することを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明は、一側面に長手方向に沿って延びた凸部を、他側面に長手方向に沿って延びた凹部を有するブロックを成形するブロックの成形型枠であって、
ブロックの上部を成形する上型枠部と、ブロックの下部を成形する下型枠部とを有し、
いずれか一方の型枠部の相対向する2つの壁部に、前記凸部および凹部を成形する溝部および突状部を形成し、
前記2つの壁部を前記凸部および凹部の延びる方向に移動可能な2つのスライダでそれぞれ構成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
この発明によれば、成形型枠を簡単な構造にすることができ、しかも成形するブロックの凸部や凹部に欠損が発生してしまうことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】(a),(b)とも舗装用のブロックを示した斜視図である。
【図2】成形装置の構成を概略的に示した説明図である。
【図3】成形型枠およびスライド装置を下方から見た説明図である。
【図4】スライド装置を除いた成形装置の構成を概略的に示した説明図である。
【図5】成形型枠のモールド本体と仕切材とを示した斜視図である。
【図6】成形型枠の構成を示した斜視図である。
【図7】スライダの構成を示した斜視図である。
【図8】成形型枠内にブロック材を充填した状態を示した成形装置の説明図である。
【図9】図8に示す成形型枠からスライダを抜いた状態を示した説明図である。
【図10】脱型を行う状態を示した説明図である。
【図11】脱型が完了した状態を示した説明図である。
【図12】成形されたブロックとスライダ装置を示した平面図である。
【図13】貫通孔や底面に凹部を設けた種々のブロックを示した説明図である。
【図14】図13に示すブロックを二層構造にした説明図である。
【図15】従来のブロックの成形方法の問題点を説明するための説明図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、この発明に係るブロックの成形方法を実施する成形装置の実施の形態である実施例を図面に基づいて説明する。
【実施例】
【0013】
図1の(a),(b)は、舗装用のブロック10を示す。このブロック10は、一側面10Aには長手方向(水平方向)に延びた凸部11が形成され、その他側面10Bには長手方向に延びた凹部12が形成されている。また、一側面10Aの突出部11の上には突出量が僅かな突起13が上下方向方向に沿って形成され、他側面10Bの凹部12の上には突出量が僅かな突起14が上下方向に沿って形成されている。
【0014】
また、ブロック10の側面10C,10Dには突出量の僅かな突起15,16(16は図示せず)が上下方向に沿って形成されている。各突起13〜16は、敷設したブロック10とブロック10との間に目地砂を入れる隙間を設けるためのものである。
【0015】
そして、ブロック10の凸部11を他のブロック10の凹部12に係合させていくことにより、多数のブロック10を歩道上などに敷設していくものである。
【0016】
図2ないし図4にブロック10を成形する成形装置20を示す。この成形装置20は、成形型枠30と、この成形型枠30内のブロック材を支持する支持装置21と、成形型枠30内のブロック材を上から押圧する押圧装置50と、成形型枠30のスライダ(後述する)を左右方向に移動させるスライド装置60とを有している。
【0017】
[成形型枠]
成形型枠30は図4に示すように保持部材27に保持されている。この成形型枠30は、図5および図6に示すように、ブロック10の上部を成形する平板状のモールド本体(上型枠部)32と、ブロック10の下部を成形する下型枠部である複数の直方形の仕切部材33および複数のスライダ(壁部)34とを有している。
【0018】
モールド本体32には、ブロック10の上部を成形するための平面視が四角形状の成形穴31が複数形成されている。成形穴31の壁面にはブロック10の各突起13,14を形成する凹部(図示せず)と、ブロック10の突起15,16の上部を形成する凹部(図示せず)が形成されている。
【0019】
モールド本体32の下面(図5においては上面)には、図5に示すX方向の成形穴31の縁に沿って仕切部材33がボルト35によって着脱可能に装着されている。
【0020】
仕切部材33の長さ(Y方向の長さ)は、成形穴31のY方向の長さと同一に設定されており、仕切部材33の幅(X方向の幅)は、X方向における成形穴31と成形穴31との間の幅と同一に設定されている。
【0021】
仕切部材33の内壁面には、ブロック10の突起15,16の下部を形成する凹部(図示せず)が形成されている。
【0022】
また、各仕切部材33の一端には凹部33aが形成され、各仕切部材33の他端には突部33bが形成されている。
【0023】
スライダ34は、図7に示すように、角柱状に形成されているとともにX方向(図6参照)に沿って延びており、その一端が図3に示すようにスライド装置60のトランスファーフレーム63の前壁部63Aに着脱可能に固定されている。
【0024】
スライダ34の一側面(内側面)34Aには、図7に示すように仕切部材33の凹部33aに係合するとともにブロック10の凹部12を形成する突条部34aが長手方向に沿って先端から後端に亘って形成されている。また、スライダ34の他側面34Bには、仕切部材33の突部33bに係合するとともにブロック10の凸部11を形成する溝34bが長手方向に沿って先端から後端に亘って形成されている。
【0025】
スライダ34の幅(Y方向の幅)は、Y方向における成形穴31と成形穴31との間の幅と同一に設定されている。
【0026】
[支持装置]
支持装置21は、シリンダ22のロッド23の伸縮によって上下動するテーブル24を有し、このテーブル24の上にはパレット25が載置されている。パレット25はブロック10の下面を成形するためのものである。
【0027】
[押圧装置]
押圧装置50は、図2および図4に示すように保持プレート51を上下動させるシリンダ52と、保持プレート51に取り付けられた複数のプランジャ53と、各プランジャ53の下部に取り付けられたシューズ54等とを有している。シューズ54の下面54aはブロック10の上面を成形するものであり、この下面54aには必要に応じてブロック10の上面に模様を施す凹凸が設けられている。
【0028】
[スライド装置]
スライド装置60は、図2および図3に示すように、シリンダ61と、このシリンダ61のロッド62の先端部が取り付けられたトランスファーフレーム63等とを有している。
【0029】
トランスファーフレーム63の後部壁63Bの両側には、右方向(図3において)に延びた取付部64が形成され、この取付部64にはガイド孔65aを有する直方形のガイド部材65が固定されている。ガイド部材65のガイド孔65aにはガイドバー66が相対的に移動可能に挿通され、このガイドバー66はロッド62と平行に配設されているとともに図示しないベースに固定されている。
【0030】
このガイドバー66により、スライダ34はトランスファーフレーム63とともにシリンダ61のロッド62の伸縮に応じて、ブロック10の凸部11および凹部12の延びる方向である左右方向(図3において)にスライド移動する。
【0031】
[成形方法]
次に、上記実施例のように構成される成形装置20によって行う成形方法について説明する。
[初期設定]
先ず、図2に示すように、スライド装置60のシリンダ61のロッド62を伸長させて、スライダ34を図6の矢印R方向に挿入させていき、図3に示すようにセットする。
【0032】
また、支持装置21のシリンダ22のロッド23を伸長させてテーブル24の上にパレット25を載置し、このパレット25上に成形型枠30を載置した状態にする。すなわち、成形型枠30を保持部材27,27から少し浮かした状態にする。
【0033】
なお、成形型枠30は、モールド本体32を上にし仕切部材33を下にしてパレット25上に載置するものである。
[第1工程]
次に、モールド本体32の各成形穴31内にブロック材Sを供給装置(図示せず)により充填していく。このとき、図示しない加振装置によりテーブル24を振動させて成形穴31内のブロック材Sを均一に充填させていく。
[第2工程]
ブロック材Sの充填が図2および図4に示すように完了したら、押圧装置50のシリンダ52を駆動させてロッド55を伸長させる。これにより、図8に示すように保持プレート51を下降させて、プランジャ53のシューズ54の下面54aを成形穴31内のブロック材Sの上面に押し当てていき、ブロック材Sに圧力を加えてブロック材Sを圧縮させて固める。
[第3工程]
ブロック材Sが固められたら、図9に示すようにスライド装置60のシリンダ61を駆動してロッド62を後退させ、これによりスライダ34を成形型枠30から抜き出す(外す)。
【0034】
このとき、スライダ34の抜き出し方向は、ブロック10の凸部11および凹部12の延びる方向であり、スライダ34の内壁面には溝34bのみが形成されているので、そのスライダ34の移動方向に支障を来すことはない。また、スライダ34は固められたブロック材Sに当接しながら抜き出されていくので、ブロック10の凸部11や凹部12を形成するブロック材Sの一部分11a,12a(図1参照)がスライダ34に付着してスライダ34とともに抜き出されることはない。
【0035】
すなわち、ブロック10の凸部11や凹部12の一部が欠損してしまうことは防止されることになる。また、スライダ34がブロック材Sの側面を摺接移動していくとき、ブロック材S内に含まれ水がその側面からにじみ出て、表面がセメントペースト状となって覆われる。このため、ブロック材Sの側面が密となり、なめらかに仕上げられることになる。
[第4工程]
次に、図10に示すように支持装置21のシリンダ22のロッド23を後退させていく。このロッド23の後退により、テーブル24およびパレット25が下降していく。モールド本体32の成形穴31内のブロック材Sの上面が押圧装置50のプランジャ53のシューズ54によって押圧されていることにより、テーブル24およびパレット25の下降とともに、モールド本体32の成形穴31内のブロック材Sは、その成形穴31から押し出されていく。
【0036】
この際、ブロック10の各突起13〜16を形成する部分が上下方向に延びているので、ブロック材Sの成形穴31からの押し出しに支障を来すことはない。
【0037】
そして、図11および図12に示す位置へテーブル24およびパレット25が下降されると、モールド本体32の成形穴31内のブロック材Sは完全に脱型してブロック10に成形されることになる。
【0038】
ブロック10が載ったパレット25を所定の場所に移動させて、ブロック10を養生させる。
【0039】
上記の初期設定および第1工程〜第4工程を繰り返し行うことにより多数のブロック10を成形していくものである。
【0040】
ところで、成形型枠30は、モールド本体32と仕切部材33とスライダ34とで構成したものであるからその構造は簡単なものであり、このため安価な成形型枠30を提供することができ、ブロック10の成形コストを低減させることができる。
【0041】
また、上述のように、スライダ34をブロック材Sの側面に沿って摺接しながら抜き出していくので、ブロック10の側面を密に且つなめらかに形成することができ、このため、ブロック10の凸部11と、他のブロック10の凹部12との噛み合いの強度を増すことができる。
【0042】
さらに、成形型枠30のスライダ34をスライド装置60でY方向に移動させるようにしたものであるから、成型型枠30内でスライダ34の占めるスペースは小さくて済み、このため、所定の大きさのモールド本体32に対して多くの成形穴31を形成することができる。このため、生産性の向上を図ることができる。
【0043】
また、モールド本体32に仕切部材33を着脱可能に取り付けているので、仕切部材33やスライダ34を形状の異なる仕切部材やスライダに変更することにより、ブロック10の側面10C,10Dの形状や、凸部11や凹部12の形状を変えることができる。すなわち、下型枠部である仕切部材33やスライダ34を交換するだけで、ブロック10の凸部11や凹部12の形状を任意に変更することができる。同様に、成型型枠30の高さ、すなわちブロック10の高さも変更することができる。
【0044】
さらに、ブロック10を下方に脱型するため、ブロック10の上面に例えば年輪などの模様を成形することが可能となる。
【0045】
さらに、スライド装置60のトランスファーフレーム63に円柱状のスライダや半円形状のスライダを取り付けることにより、図13および図14に示すように、貫通孔Kや凹部U,Vを形成した各種のブロック100〜108、200〜208を成形することができる。なお、図13および図14では凸部11や凹部12は省略してある。
【0046】
そして、ブロック100〜108、200〜208のブロック材Sを透水性や保水性を持つように配合すれば、各ブロック100〜108、200〜208の貫通孔Kや凹部U,Vを貯留空間にすることができる。また、貫通孔Kに配管を通してこの配管に水や湯水を流せば打ち水効果や融雪効果を持たせることができる。
【0047】
また、図14に示すように、ブロック200〜208を二層構造200A〜208A,200B〜208Bにすると、例えば上層部を色や艶の見栄えの良い材質で形成し、下層部を必要な強度を有する安価な材質で形成すれば安価なブロックを提供することができ、経済的なものとなる。また、例えば透水性や保水性や防水性などの材質で上層部や下層部を形成したり、あるいは三層構造にして上層部を透水性の材質で形成し、中間層を保水性のある材質で形成し、下層部を防水性の材質で形成するなど、性質の異なる材質を選択し、これらを組み合わせることにより多種多様なブロックを提供することができる。
【0048】
上記実施例では、モールド本体32と仕切部材33とは別体であるが一体であってもよい。また、モールド本体32に複数の成形穴31を設けているが1つの成形穴31であってもよい。この場合、スライダ34は2つでよいことになる。また、成形型枠30はモールド本体32を上にし仕切部材33を下にして成形を行うがこの逆であってもよい。
【0049】
また、上記実施例では、舗装用のブロック10の成形方法について説明したが、これに限らず例えば建築用のブロックにも適用できる。この場合、ブロックの両側面には鉄筋を通す凹部を設ける。
【0050】
この発明は、上記実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
【符号の説明】
【0051】
10 ブロック
11 凸部
12 凹部
30 成形型枠
32 モールド本体(上型枠部)
33 仕切部材(下型枠部)
34 スライダ(下型枠部)
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一側面に長手方向に沿って延びた凸部を、他側面に長手方向に沿って延びた凹部を有するブロックを成形するブロックの成形方法であって、
前記ブロックを成形する成形型枠を、ブロックの上部を成形する上型枠部と、ブロックの下部を成形する下型枠部とに分け、
前記上型枠部と下型枠部のいずれか一方の型枠部で前記凸部および凹部を成形し、
前記上型枠部内および下型枠部内にブロック材料を充填してこのブロック材料を固めてブロックに成形し、
この後、前記凸部および凹部を成形する前記一方の型枠部の相対向する2つの壁部を前記凸部および凹部の延びる方向に移動させて型枠部から外し、
この後、前記ブロックを前記上型枠部および下型枠部から脱型することを特徴とするブロックの成型方法。
【請求項2】
一側面に長手方向に沿って延びた凸部を、他側面に長手方向に沿って延びた凹部を有するブロックを成形するブロックの成形型枠であって、
ブロックの上部を成形する上型枠部と、ブロックの下部を成形する下型枠部とを有し、
いずれか一方の型枠部の相対向する2つの壁部に、前記凸部および凹部を成形する溝部および突状部を形成し、
前記2つの壁部を前記凸部および凹部の延びる方向に移動可能な2つのスライダでそれぞれ構成したことを特徴とするブロックの成形型枠。
【請求項3】
前記他方の型枠部は、複数の成形穴を設けたモールド本体であり、
前記各成形穴の周囲に前記一方の型枠部をそれぞれ設け、
各一方の型枠部は、前記スライダを有していることを特徴とする請求項2に記載のブロックの成形型枠。
【請求項4】
前記他方の型枠部に着脱可能に一方の型枠部を取り付けたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載のブロックの成形型枠。
【請求項5】
請求項2ないし請求項4のいずれか1つに記載の成形型枠と、
前記成形型枠内に充填したブロック材に圧力を加える加圧装置と、
前記スライダを移動させるスライド装置とを備えたことを特徴とするブロック成形装置。
【請求項1】
一側面に長手方向に沿って延びた凸部を、他側面に長手方向に沿って延びた凹部を有するブロックを成形するブロックの成形方法であって、
前記ブロックを成形する成形型枠を、ブロックの上部を成形する上型枠部と、ブロックの下部を成形する下型枠部とに分け、
前記上型枠部と下型枠部のいずれか一方の型枠部で前記凸部および凹部を成形し、
前記上型枠部内および下型枠部内にブロック材料を充填してこのブロック材料を固めてブロックに成形し、
この後、前記凸部および凹部を成形する前記一方の型枠部の相対向する2つの壁部を前記凸部および凹部の延びる方向に移動させて型枠部から外し、
この後、前記ブロックを前記上型枠部および下型枠部から脱型することを特徴とするブロックの成型方法。
【請求項2】
一側面に長手方向に沿って延びた凸部を、他側面に長手方向に沿って延びた凹部を有するブロックを成形するブロックの成形型枠であって、
ブロックの上部を成形する上型枠部と、ブロックの下部を成形する下型枠部とを有し、
いずれか一方の型枠部の相対向する2つの壁部に、前記凸部および凹部を成形する溝部および突状部を形成し、
前記2つの壁部を前記凸部および凹部の延びる方向に移動可能な2つのスライダでそれぞれ構成したことを特徴とするブロックの成形型枠。
【請求項3】
前記他方の型枠部は、複数の成形穴を設けたモールド本体であり、
前記各成形穴の周囲に前記一方の型枠部をそれぞれ設け、
各一方の型枠部は、前記スライダを有していることを特徴とする請求項2に記載のブロックの成形型枠。
【請求項4】
前記他方の型枠部に着脱可能に一方の型枠部を取り付けたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載のブロックの成形型枠。
【請求項5】
請求項2ないし請求項4のいずれか1つに記載の成形型枠と、
前記成形型枠内に充填したブロック材に圧力を加える加圧装置と、
前記スライダを移動させるスライド装置とを備えたことを特徴とするブロック成形装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【公開番号】特開2011−173306(P2011−173306A)
【公開日】平成23年9月8日(2011.9.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−38476(P2010−38476)
【出願日】平成22年2月24日(2010.2.24)
【出願人】(591286085)東洋工業株式会社 (17)
【出願人】(000142687)株式会社桂機械製作所 (5)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年9月8日(2011.9.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年2月24日(2010.2.24)
【出願人】(591286085)東洋工業株式会社 (17)
【出願人】(000142687)株式会社桂機械製作所 (5)
【Fターム(参考)】
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