ブロック体の据付方法およびブロック体の据付治具
【課題】複数のブロック体を並列した状態で効率よく安全に吊り上げて所定位置に据付できるブロック体の据付方法およびブロック体の据付治具を提供する。
【解決手段】並列した複数のブロック体9の上面に載置される少なくとも2台の支持体2と、これら支持体2に掛け渡されて固定される梁体3とを備えた据付治具1を、その支持体2をブロック体9の上面に載置して、梁体3が並列した複数のブロック体9の上方でこれらブロック体9を横断した状態で、自立させて配置した後、それぞれのブロック体9の上面に設けた係止部と、それぞれの係止部に対応した位置に設けられた梁体3の吊り部4とを吊り手段5で連結し、次いで、この据付治具1を吊り上げることにより、並列した複数のブロック体9を一度に吊り上げて所定位置に移動させて据付ける。
【解決手段】並列した複数のブロック体9の上面に載置される少なくとも2台の支持体2と、これら支持体2に掛け渡されて固定される梁体3とを備えた据付治具1を、その支持体2をブロック体9の上面に載置して、梁体3が並列した複数のブロック体9の上方でこれらブロック体9を横断した状態で、自立させて配置した後、それぞれのブロック体9の上面に設けた係止部と、それぞれの係止部に対応した位置に設けられた梁体3の吊り部4とを吊り手段5で連結し、次いで、この据付治具1を吊り上げることにより、並列した複数のブロック体9を一度に吊り上げて所定位置に移動させて据付ける。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブロック体の据付方法およびブロック体の据付治具に関し、さらに詳しくは、複数のブロック体を並列した状態で効率よく安全に吊り上げて所定位置に据付けることができるブロック体の据付方法およびブロック体の据付治具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、海岸の侵食を防止する様々な方法が試みられている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、消波用異形ブロック等を海中に設置して、波によって運ばれる砂礫をブロックの前後に堆積させる方法が提案されている。このようなブロック体は並列させて海中に多数設置しなければならない。それ故、クレーンを用いて一度に数多くのブロック体を吊り上げて所定の位置に据付けることができれば効率的である。しかしながら、複数のブロック体を並列させた状態で吊り上げて所定の場所に据付けるには、安定性を確保して一連の作業を安全に行なう必要があるため容易ではない。そのため、ブロック体を1個ずつ吊り上げて海中に設置しなければならず、作業効率を向上させることは困難であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−2737号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、複数のブロック体を並列した状態で効率よく安全に吊り上げて所定位置に据付けることができるブロック体の据付方法およびブロック体の据付治具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため本発明のブロック体の据付方法は、並列した複数のブロック体を一度に吊り上げて所定位置に移動させて据付けるブロック体の据付方法において、前記ブロック体の上面に載置される少なくとも2台の支持体と、これら支持体に掛け渡されて固定される梁体とを備えた据付治具を、その支持体をブロック体の上面に載置して、梁体が並列した複数のブロック体の上方でこれらブロック体を横断する状態にして、自立させて配置した後、それぞれのブロック体の上面に設けた係止部と、それぞれの係止部に対応した位置に設けられた前記梁体の吊り部とを吊り手段で連結し、次いで、この据付治具を吊り上げることにより、並列した複数のブロック体を一度に吊り上げて所定位置に移動させて据付けることを特徴とする。
【0006】
ここで、前記並列したブロック体に連通手段を横断させて連通させた後に、ブロック体を吊り上げることもできる。前記据付治具を、それぞれの梁体が平行になるように複数配置し、隣り合う梁体どうしを連結部材により連結した複数の据付治具により、並列したブロック体を複数平行に配置した状態で、一度に吊り上げて所定位置に移動させて据付けることもできる。前記ブロック体の下に予め防砂シートを取り付けた状態にしておき、ブロック体と防砂シートを一体的に吊り上げて所定位置に移動させて据付けることもできる。
【0007】
本発明はブロック体の据付治具は、並列した複数のブロック体を一度に吊り上げて所定位置に移動させて据付けるブロック体の据付治具において、前記ブロック体の上面に載置される少なくとも2台の支持体と、これら支持体に掛け渡されて固定される梁体とを備え、前記支持体をブロック体の上面に載置した際に、前記梁体が並列した複数のブロック体の上方でこれらブロック体を横断する状態になって、自立するとともに、それぞれのブロック体の上面に設けた係止部に対応する位置に、梁体が吊り手段を有することを特徴とする。
【0008】
ここで、前記並列したブロック体を横断して連通する連通手段を設けた仕様にすることもできる。前記少なくとも2台の支持体に掛け渡されて固定されるとともに、前記吊り手段を設けた前記梁体を複数備え、この複数の梁体を平行に配置して、隣り合う梁体どうしを連結部材により連結した仕様にすることもできる。
【発明の効果】
【0009】
本発明のブロック体の据付方法によれば、ブロック体の上面に載置される少なくとも2台の支持体と、これら支持体に掛け渡されて固定される梁体とを備えた据付治具を、その支持体をブロック体の上面に載置して、梁体が並列した複数のブロック体の上方でこれらブロック体を横断する状態にして、自立させて配置するので、据付治具を安定してブロック体の列の上に配置することができる。このように据付治具を配置した後、それぞれのブロック体の上面に設けた係止部と、それぞれの係止部に対応した位置に設けられた梁体の吊り部とを吊り手段で連結するので、安全に連結作業を行なうことができる。次いで、この据付治具を吊り上げることにより、並列した複数のブロック体を一度に吊り上げるので、ブロック体の列を安定して所定位置に移動させて、効率的に据付作業を行なうことができる。
【0010】
本発明のブロック体の据付治具によれば、ブロック体の上面に載置される少なくとも2台の支持体と、これら支持体に掛け渡されて固定される梁体とを備え、支持体をブロック体の上面に載置した際に、前記梁体が並列した複数のブロック体の上方でこれらブロック体を横断する状態になって、自立するので、据付治具を安定してブロック体の列の上に配置することができる。このように据付治具を配置した際には、それぞれのブロック体の上面に設けた係止部に対応する位置に、梁体が吊り手段を有するので、それぞれの係止部に、それぞれの係止部に対応する吊り手段を安全に連結することができる。その後、この据付治具を吊り上げることにより、並列した複数のブロック体が一度に吊り上がるので、ブロック体の列を安定して所定位置に移動させて、効率的に据付作業を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の据付治具を例示する正面図である。
【図2】図1の据付治具の平面図である。
【図3】図1の据付治具の側面図である。
【図4】ブロック体を例示する平面図である。
【図5】図4のブロック体の側面図である。
【図6】防砂シートの上で並列したブロック体を例示する平面図である。
【図7】並列したブロック体に据付治具を取り付ける工程を例示する平面図である。
【図8】図7の工程を例示する側面図である。
【図9】図7の工程を例示する正面図である。
【図10】並列したブロック体を吊り上げる工程を例示する側面図である。
【図11】図10の工程を例示する正面図である。
【図12】吊り上げた並列したブロック体を所定の位置に据え付ける工程を例示する側面図である。
【図13】ブロック体を据付ける水底領域を例示する平面図である。
【図14】据付治具の別の実施形態を例示する平面図である。
【図15】並列したブロック体に図14の据付治具を取り付ける工程を例示する平面図である。
【図16】図15の工程を例示する側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明のブロック体の据付方法および据付治具を図に示した実施形態に基づいて説明する。
【0013】
図1〜図3に例示するように本発明の据付治具1は、2台の支持体2と、これら支持体2に掛け渡されて固定される梁体3とを備えている。支持体2は、少なくとも2台であればよく、3台以上設けることもできる。
【0014】
この実施形態では、支持体2がベース部2aとベース部2aの長手方向両端から上方に立設された立設部2bとベース部2aの前端から下方に延びる前端係合部2cとで構成されている。ベース部2aと2本の立設部2bとは、側面視で三角形状に連結されている。立設部2bの上端どうしが連結した部分に梁体3が固定されている。
【0015】
梁体3は、長手方向に所定間隔で吊り部4を有していて、それぞれの吊り部4には、吊りチェーンや吊りワイヤ等の吊り手段5が取り付けられている。梁体3の上面には吊りワイヤ係止部3aが設けられている。吊りワイヤ係止部3aには、クレーンからの吊りワイヤ8が係止される。
【0016】
梁体3としてはH形鋼等を用いることができる。支持体2もH形鋼等を用いて構成することができる。
【0017】
この据付治具1を用いて海底等の所定位置に据付けられるのは、図4、図5に例示するブロック体9である。同仕様(同形状で同サイズ)の複数のブロック体9が、幅方向端面どうしを隣接させて並列した状態で一度に吊り上げられて所定位置に据付けられることになる。
【0018】
それぞれのブロック体9の上面にはアンカー等の係止部9aが設けられている。係止部9aは上面から突出しないものが好ましい。係止部9aは、平面視でブロック体9の重心位置に設けられている。
【0019】
また、ブロック体9の幅方向一端面から他端面に貫通して、ブロック体9の内部を幅方向に貫通する貫通穴9bが形成されている。貫通穴9bには繊維ロープ等の連通手段7が挿通される。
【0020】
このブロック体9は側面視の上面形状が、海底に形成される砂れんをSINカーブを近似した形状になっている。ブロック体9の前端部の下面には円弧状の凹部が形成され、後端部には上方に突出する円弧状の突出部が形成されている。この凹部と突出部は互いに嵌合する形状になっている。
【0021】
この実施形態では、海岸の侵食を防止するために、このような特殊形状のブロック体9を据付けるが、本発明は、その他のブロック体9の据付に適用することができる。例えば、方塊ブロックや根固めブロック等の据付に適用できる。
【0022】
この据付治具1を用いて、ブロック体9を所定位置に据付ける方法を以下に説明する。
【0023】
まず、図6に例示するように、複数のブロック体9を並列した状態にする。この実施形態では、防砂シート10の上にブロック体9が並列した状態になっている。防砂シート10とブロック体9とは、両面テープ等の接着部材11によって接合される。防砂シート10の前端部のみが、ブロック体9の下方に配置されて、防砂シート10の後端部側はブロック体9の後方側に露出した状態になっている。
【0024】
図7〜図9に例示するように、吊りワイヤ8により据付治具1を吊り上げて、並列したブロック体9の上に移動させる。次いで、支持体2を並列したブロック体9の上面に載置する。ベース部2aがブロック体9の上面に当接し、前端係合部2cがブロック体9の前端に当接することにより、支持体2は、ガタつかず安定してブロック体9の上面に載置され、据付治具1はブロック体9の上に自立する。
【0025】
このように据付治具1を自立させて配置するので、据付治具1を安定してブロック体9の列の上に配置することができる。支持体2は、据付けるブロック体9の上面形状に応じて据付治具1が自立できる形状に設定して、載置した際の安定性を確保する。
【0026】
並列したブロック体9の上面に支持体2を載置した際には、梁体3が並列した複数のブロック体9の上方で並列したブロック体9を横断する状態になる。並列したブロック体9の予め設定された所定位置に据付治具1を配置すると、それぞれのブロック体9の上面に設けた係止部9aに対応する位置(係止部9aの真上)に、吊り部4(吊り手段5)が配置されるようになっている。
【0027】
この状態の吊り部4と係止部9aとの直線距離よりも、吊り手段5の長さの方が長くなるように設定しておく。次いで、それぞれ対応する吊り部4と係止部9aとを吊り手段5により連結する。また、並列したそれぞれのブロック体9の貫通穴9bに連通手段7を挿通させて、並列したブロック体9に連通手段7を横断させる。横断させた連通手段7の両端にはストッパ7aを取り付ける。
【0028】
据付治具1が自立してブロック体9の上面に安定して載置されているので、連結手段5の連結作業を安全に行なうことができる。
【0029】
次いで、図10、図11に例示するように、この据付治具1を吊りワイヤ8により吊り上げることにより、吊り手段5が緊張し、並列した複数のブロック体9は一度に吊り上げられる。係止部9aがブロック体9の重心位置に設けられているので、ブロック体9を安定して吊り上げるには有利になっている。また、並列したブロック体9を横断するように連通手段7を連通させているので、ブロック体9を安定して吊り上げて移動させるには、益々有利になっている。
【0030】
この実施形態では、ブロック体9に防砂シート10が取り付けられているので、防砂シート10がブロック体9と一体的に吊り上げられる。そこで、防砂シート10が邪魔にならないように、防砂シート10を折り返して後端側をブロック体9の上面に載せるようにするとよい。尚、ブロック体9に比して防砂シート10の重量は非常に軽いため、防砂シート10を取り付けても、吊り上げた際のブロック体9のバランスに実質的な悪影響が生じることはなく、安定した状態を維持することができる。
【0031】
吊り上げて移動させたブロック体9の列は、図12に例示するように、水底の所定位置に据付けられる。ブロック体9は、既に据付けられているブロック体9の後端部の突出部に、自身の凹部を嵌合させるように据付けられる。このようにして、既に水底に据付けられている防砂シート10の上に、新たなブロック体9が載置されることになる。この据付作業を繰り返して、必要な水底領域にブロック体9を据付ける。
【0032】
例えば、図13に示すように、必要な水底領域Aに対して、沖側から岸側に向かって順次、ブロック体9の列を据付ける。ブロック体9は後端部の突出部が岸側になるように配置される。ブロック体9を据付けた部分には、その外周側に根固めブロック12等を配置して砂地盤の洗掘を防止する。
【0033】
このようにして、並列した複数のブロック体9を、並列した状態のまま、一度に吊り上げて所定位置に移動させて据付けることができるので、据付作業の効率を大幅に向上させることが可能になる。
【0034】
さらに、この実施形態では、ブロック体9の下に防砂シート10が敷設されているので、砂地盤の砂の吸い出しを一段と確実に防止することができる。それ故、ブロック体9を据付けた状態を長期間安定して維持することができる。
【0035】
また、並列したブロック体9を横断するように連通手段7を連通させているので、ブロック体9を据付けた状態を長期間安定して維持するには、より有利になっている。並列したブロック体9の列どうしの間のブロック体9の目地は、幅方向にずらすように据付けることが好ましい。このようにブロック体9の目地をずらすことも、ブロック体9を据付けた状態を長期間安定して維持するには寄与する。
【0036】
このブロック体9の列を必要な水底領域Aに据付けることで、波によって運ばれる砂礫の移動方向が岸側に向かうように制御される。したがって、沖側に流失する砂が少なくなる一方で岸側に砂が堆積するようになり、海岸の侵食が防止されることになる。
【0037】
図14に据付治具1の別の実施形態を例示する。この実施形態は先の実施形態の少なくとも2台の支持体2に掛け渡されて固定されるとともに、吊り手段5を設けた梁体3を2本備えている。そして2本の梁体3を平行に配置して、隣り合う梁体3どうしを連結部材6により連結したものである。
【0038】
連結部材6は、梁体3と溶接等で連結することもできるが、ボルト締結等によって着脱自在にすることもできる。連結部材6として、H形鋼等を使用することができる。
【0039】
それぞれの梁体3に固設されている支持体2の取り付け位置は異なっている。そして、梁体3どうしは、互いの支持体2が干渉しないように長手方向にオフセットされて連結されている。この実施形態では、支持体2の取り付け位置が異なる2種類の梁体3を用いているが、互いの支持体2が干渉しなければ、1種類の梁体3どうしを連結することも可能である。また、連結する梁体3の数は2本に限定されるものではない。
【0040】
この据付治具1を使用してブロック体9を所定位置に据付ける方法は、基本的に先の実施形態と同じである。この実施形態では、並列したブロック体9の2つの列を予め前後に組付けて配置しておく。
【0041】
そして、図15、図16に例示するように、それぞれの梁体3の支持体2を、対応するブロック体9の列のブロック体9の上面に載置する。尚、図15では、防砂シート10を省略して図示している。それぞれの梁体3が、並列した複数のブロック体9の上方でこれらブロック体9を横断する状態になるようにして、据付治具1を自立させて配置する。その後、それぞれのブロック体9の上面に設けた係止部9aと、それぞれの係止部9aに対応した位置に設けられた梁体3の吊り部4とを吊り手段5で連結する。次いで、この据付治具1を吊り上げることにより、並列したブロック体9の2列を一度に吊り上げて所定位置に移動させて据付ける。
【0042】
この実施形態によれば、より多数のブロック体9を一度に所定位置に据付けることが可能になる。
【符号の説明】
【0043】
1 据付治具
2 支持体
2a ベース部
2b 立設部
2c 前端係合部
3 梁体
3a 吊りワイヤ係止部
4 吊り部
5 吊り手段
6 連結部材
7 連通手段
7a ストッパ
8 吊りワイヤ
9 ブロック体
9a 係止部
9b 貫通穴
10 防砂シート
11 接着部材
12 根固めブロック
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブロック体の据付方法およびブロック体の据付治具に関し、さらに詳しくは、複数のブロック体を並列した状態で効率よく安全に吊り上げて所定位置に据付けることができるブロック体の据付方法およびブロック体の据付治具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、海岸の侵食を防止する様々な方法が試みられている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、消波用異形ブロック等を海中に設置して、波によって運ばれる砂礫をブロックの前後に堆積させる方法が提案されている。このようなブロック体は並列させて海中に多数設置しなければならない。それ故、クレーンを用いて一度に数多くのブロック体を吊り上げて所定の位置に据付けることができれば効率的である。しかしながら、複数のブロック体を並列させた状態で吊り上げて所定の場所に据付けるには、安定性を確保して一連の作業を安全に行なう必要があるため容易ではない。そのため、ブロック体を1個ずつ吊り上げて海中に設置しなければならず、作業効率を向上させることは困難であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−2737号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、複数のブロック体を並列した状態で効率よく安全に吊り上げて所定位置に据付けることができるブロック体の据付方法およびブロック体の据付治具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため本発明のブロック体の据付方法は、並列した複数のブロック体を一度に吊り上げて所定位置に移動させて据付けるブロック体の据付方法において、前記ブロック体の上面に載置される少なくとも2台の支持体と、これら支持体に掛け渡されて固定される梁体とを備えた据付治具を、その支持体をブロック体の上面に載置して、梁体が並列した複数のブロック体の上方でこれらブロック体を横断する状態にして、自立させて配置した後、それぞれのブロック体の上面に設けた係止部と、それぞれの係止部に対応した位置に設けられた前記梁体の吊り部とを吊り手段で連結し、次いで、この据付治具を吊り上げることにより、並列した複数のブロック体を一度に吊り上げて所定位置に移動させて据付けることを特徴とする。
【0006】
ここで、前記並列したブロック体に連通手段を横断させて連通させた後に、ブロック体を吊り上げることもできる。前記据付治具を、それぞれの梁体が平行になるように複数配置し、隣り合う梁体どうしを連結部材により連結した複数の据付治具により、並列したブロック体を複数平行に配置した状態で、一度に吊り上げて所定位置に移動させて据付けることもできる。前記ブロック体の下に予め防砂シートを取り付けた状態にしておき、ブロック体と防砂シートを一体的に吊り上げて所定位置に移動させて据付けることもできる。
【0007】
本発明はブロック体の据付治具は、並列した複数のブロック体を一度に吊り上げて所定位置に移動させて据付けるブロック体の据付治具において、前記ブロック体の上面に載置される少なくとも2台の支持体と、これら支持体に掛け渡されて固定される梁体とを備え、前記支持体をブロック体の上面に載置した際に、前記梁体が並列した複数のブロック体の上方でこれらブロック体を横断する状態になって、自立するとともに、それぞれのブロック体の上面に設けた係止部に対応する位置に、梁体が吊り手段を有することを特徴とする。
【0008】
ここで、前記並列したブロック体を横断して連通する連通手段を設けた仕様にすることもできる。前記少なくとも2台の支持体に掛け渡されて固定されるとともに、前記吊り手段を設けた前記梁体を複数備え、この複数の梁体を平行に配置して、隣り合う梁体どうしを連結部材により連結した仕様にすることもできる。
【発明の効果】
【0009】
本発明のブロック体の据付方法によれば、ブロック体の上面に載置される少なくとも2台の支持体と、これら支持体に掛け渡されて固定される梁体とを備えた据付治具を、その支持体をブロック体の上面に載置して、梁体が並列した複数のブロック体の上方でこれらブロック体を横断する状態にして、自立させて配置するので、据付治具を安定してブロック体の列の上に配置することができる。このように据付治具を配置した後、それぞれのブロック体の上面に設けた係止部と、それぞれの係止部に対応した位置に設けられた梁体の吊り部とを吊り手段で連結するので、安全に連結作業を行なうことができる。次いで、この据付治具を吊り上げることにより、並列した複数のブロック体を一度に吊り上げるので、ブロック体の列を安定して所定位置に移動させて、効率的に据付作業を行なうことができる。
【0010】
本発明のブロック体の据付治具によれば、ブロック体の上面に載置される少なくとも2台の支持体と、これら支持体に掛け渡されて固定される梁体とを備え、支持体をブロック体の上面に載置した際に、前記梁体が並列した複数のブロック体の上方でこれらブロック体を横断する状態になって、自立するので、据付治具を安定してブロック体の列の上に配置することができる。このように据付治具を配置した際には、それぞれのブロック体の上面に設けた係止部に対応する位置に、梁体が吊り手段を有するので、それぞれの係止部に、それぞれの係止部に対応する吊り手段を安全に連結することができる。その後、この据付治具を吊り上げることにより、並列した複数のブロック体が一度に吊り上がるので、ブロック体の列を安定して所定位置に移動させて、効率的に据付作業を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の据付治具を例示する正面図である。
【図2】図1の据付治具の平面図である。
【図3】図1の据付治具の側面図である。
【図4】ブロック体を例示する平面図である。
【図5】図4のブロック体の側面図である。
【図6】防砂シートの上で並列したブロック体を例示する平面図である。
【図7】並列したブロック体に据付治具を取り付ける工程を例示する平面図である。
【図8】図7の工程を例示する側面図である。
【図9】図7の工程を例示する正面図である。
【図10】並列したブロック体を吊り上げる工程を例示する側面図である。
【図11】図10の工程を例示する正面図である。
【図12】吊り上げた並列したブロック体を所定の位置に据え付ける工程を例示する側面図である。
【図13】ブロック体を据付ける水底領域を例示する平面図である。
【図14】据付治具の別の実施形態を例示する平面図である。
【図15】並列したブロック体に図14の据付治具を取り付ける工程を例示する平面図である。
【図16】図15の工程を例示する側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明のブロック体の据付方法および据付治具を図に示した実施形態に基づいて説明する。
【0013】
図1〜図3に例示するように本発明の据付治具1は、2台の支持体2と、これら支持体2に掛け渡されて固定される梁体3とを備えている。支持体2は、少なくとも2台であればよく、3台以上設けることもできる。
【0014】
この実施形態では、支持体2がベース部2aとベース部2aの長手方向両端から上方に立設された立設部2bとベース部2aの前端から下方に延びる前端係合部2cとで構成されている。ベース部2aと2本の立設部2bとは、側面視で三角形状に連結されている。立設部2bの上端どうしが連結した部分に梁体3が固定されている。
【0015】
梁体3は、長手方向に所定間隔で吊り部4を有していて、それぞれの吊り部4には、吊りチェーンや吊りワイヤ等の吊り手段5が取り付けられている。梁体3の上面には吊りワイヤ係止部3aが設けられている。吊りワイヤ係止部3aには、クレーンからの吊りワイヤ8が係止される。
【0016】
梁体3としてはH形鋼等を用いることができる。支持体2もH形鋼等を用いて構成することができる。
【0017】
この据付治具1を用いて海底等の所定位置に据付けられるのは、図4、図5に例示するブロック体9である。同仕様(同形状で同サイズ)の複数のブロック体9が、幅方向端面どうしを隣接させて並列した状態で一度に吊り上げられて所定位置に据付けられることになる。
【0018】
それぞれのブロック体9の上面にはアンカー等の係止部9aが設けられている。係止部9aは上面から突出しないものが好ましい。係止部9aは、平面視でブロック体9の重心位置に設けられている。
【0019】
また、ブロック体9の幅方向一端面から他端面に貫通して、ブロック体9の内部を幅方向に貫通する貫通穴9bが形成されている。貫通穴9bには繊維ロープ等の連通手段7が挿通される。
【0020】
このブロック体9は側面視の上面形状が、海底に形成される砂れんをSINカーブを近似した形状になっている。ブロック体9の前端部の下面には円弧状の凹部が形成され、後端部には上方に突出する円弧状の突出部が形成されている。この凹部と突出部は互いに嵌合する形状になっている。
【0021】
この実施形態では、海岸の侵食を防止するために、このような特殊形状のブロック体9を据付けるが、本発明は、その他のブロック体9の据付に適用することができる。例えば、方塊ブロックや根固めブロック等の据付に適用できる。
【0022】
この据付治具1を用いて、ブロック体9を所定位置に据付ける方法を以下に説明する。
【0023】
まず、図6に例示するように、複数のブロック体9を並列した状態にする。この実施形態では、防砂シート10の上にブロック体9が並列した状態になっている。防砂シート10とブロック体9とは、両面テープ等の接着部材11によって接合される。防砂シート10の前端部のみが、ブロック体9の下方に配置されて、防砂シート10の後端部側はブロック体9の後方側に露出した状態になっている。
【0024】
図7〜図9に例示するように、吊りワイヤ8により据付治具1を吊り上げて、並列したブロック体9の上に移動させる。次いで、支持体2を並列したブロック体9の上面に載置する。ベース部2aがブロック体9の上面に当接し、前端係合部2cがブロック体9の前端に当接することにより、支持体2は、ガタつかず安定してブロック体9の上面に載置され、据付治具1はブロック体9の上に自立する。
【0025】
このように据付治具1を自立させて配置するので、据付治具1を安定してブロック体9の列の上に配置することができる。支持体2は、据付けるブロック体9の上面形状に応じて据付治具1が自立できる形状に設定して、載置した際の安定性を確保する。
【0026】
並列したブロック体9の上面に支持体2を載置した際には、梁体3が並列した複数のブロック体9の上方で並列したブロック体9を横断する状態になる。並列したブロック体9の予め設定された所定位置に据付治具1を配置すると、それぞれのブロック体9の上面に設けた係止部9aに対応する位置(係止部9aの真上)に、吊り部4(吊り手段5)が配置されるようになっている。
【0027】
この状態の吊り部4と係止部9aとの直線距離よりも、吊り手段5の長さの方が長くなるように設定しておく。次いで、それぞれ対応する吊り部4と係止部9aとを吊り手段5により連結する。また、並列したそれぞれのブロック体9の貫通穴9bに連通手段7を挿通させて、並列したブロック体9に連通手段7を横断させる。横断させた連通手段7の両端にはストッパ7aを取り付ける。
【0028】
据付治具1が自立してブロック体9の上面に安定して載置されているので、連結手段5の連結作業を安全に行なうことができる。
【0029】
次いで、図10、図11に例示するように、この据付治具1を吊りワイヤ8により吊り上げることにより、吊り手段5が緊張し、並列した複数のブロック体9は一度に吊り上げられる。係止部9aがブロック体9の重心位置に設けられているので、ブロック体9を安定して吊り上げるには有利になっている。また、並列したブロック体9を横断するように連通手段7を連通させているので、ブロック体9を安定して吊り上げて移動させるには、益々有利になっている。
【0030】
この実施形態では、ブロック体9に防砂シート10が取り付けられているので、防砂シート10がブロック体9と一体的に吊り上げられる。そこで、防砂シート10が邪魔にならないように、防砂シート10を折り返して後端側をブロック体9の上面に載せるようにするとよい。尚、ブロック体9に比して防砂シート10の重量は非常に軽いため、防砂シート10を取り付けても、吊り上げた際のブロック体9のバランスに実質的な悪影響が生じることはなく、安定した状態を維持することができる。
【0031】
吊り上げて移動させたブロック体9の列は、図12に例示するように、水底の所定位置に据付けられる。ブロック体9は、既に据付けられているブロック体9の後端部の突出部に、自身の凹部を嵌合させるように据付けられる。このようにして、既に水底に据付けられている防砂シート10の上に、新たなブロック体9が載置されることになる。この据付作業を繰り返して、必要な水底領域にブロック体9を据付ける。
【0032】
例えば、図13に示すように、必要な水底領域Aに対して、沖側から岸側に向かって順次、ブロック体9の列を据付ける。ブロック体9は後端部の突出部が岸側になるように配置される。ブロック体9を据付けた部分には、その外周側に根固めブロック12等を配置して砂地盤の洗掘を防止する。
【0033】
このようにして、並列した複数のブロック体9を、並列した状態のまま、一度に吊り上げて所定位置に移動させて据付けることができるので、据付作業の効率を大幅に向上させることが可能になる。
【0034】
さらに、この実施形態では、ブロック体9の下に防砂シート10が敷設されているので、砂地盤の砂の吸い出しを一段と確実に防止することができる。それ故、ブロック体9を据付けた状態を長期間安定して維持することができる。
【0035】
また、並列したブロック体9を横断するように連通手段7を連通させているので、ブロック体9を据付けた状態を長期間安定して維持するには、より有利になっている。並列したブロック体9の列どうしの間のブロック体9の目地は、幅方向にずらすように据付けることが好ましい。このようにブロック体9の目地をずらすことも、ブロック体9を据付けた状態を長期間安定して維持するには寄与する。
【0036】
このブロック体9の列を必要な水底領域Aに据付けることで、波によって運ばれる砂礫の移動方向が岸側に向かうように制御される。したがって、沖側に流失する砂が少なくなる一方で岸側に砂が堆積するようになり、海岸の侵食が防止されることになる。
【0037】
図14に据付治具1の別の実施形態を例示する。この実施形態は先の実施形態の少なくとも2台の支持体2に掛け渡されて固定されるとともに、吊り手段5を設けた梁体3を2本備えている。そして2本の梁体3を平行に配置して、隣り合う梁体3どうしを連結部材6により連結したものである。
【0038】
連結部材6は、梁体3と溶接等で連結することもできるが、ボルト締結等によって着脱自在にすることもできる。連結部材6として、H形鋼等を使用することができる。
【0039】
それぞれの梁体3に固設されている支持体2の取り付け位置は異なっている。そして、梁体3どうしは、互いの支持体2が干渉しないように長手方向にオフセットされて連結されている。この実施形態では、支持体2の取り付け位置が異なる2種類の梁体3を用いているが、互いの支持体2が干渉しなければ、1種類の梁体3どうしを連結することも可能である。また、連結する梁体3の数は2本に限定されるものではない。
【0040】
この据付治具1を使用してブロック体9を所定位置に据付ける方法は、基本的に先の実施形態と同じである。この実施形態では、並列したブロック体9の2つの列を予め前後に組付けて配置しておく。
【0041】
そして、図15、図16に例示するように、それぞれの梁体3の支持体2を、対応するブロック体9の列のブロック体9の上面に載置する。尚、図15では、防砂シート10を省略して図示している。それぞれの梁体3が、並列した複数のブロック体9の上方でこれらブロック体9を横断する状態になるようにして、据付治具1を自立させて配置する。その後、それぞれのブロック体9の上面に設けた係止部9aと、それぞれの係止部9aに対応した位置に設けられた梁体3の吊り部4とを吊り手段5で連結する。次いで、この据付治具1を吊り上げることにより、並列したブロック体9の2列を一度に吊り上げて所定位置に移動させて据付ける。
【0042】
この実施形態によれば、より多数のブロック体9を一度に所定位置に据付けることが可能になる。
【符号の説明】
【0043】
1 据付治具
2 支持体
2a ベース部
2b 立設部
2c 前端係合部
3 梁体
3a 吊りワイヤ係止部
4 吊り部
5 吊り手段
6 連結部材
7 連通手段
7a ストッパ
8 吊りワイヤ
9 ブロック体
9a 係止部
9b 貫通穴
10 防砂シート
11 接着部材
12 根固めブロック
【特許請求の範囲】
【請求項1】
並列した複数のブロック体を一度に吊り上げて所定位置に移動させて据付けるブロック体の据付方法において、前記ブロック体の上面に載置される少なくとも2台の支持体と、これら支持体に掛け渡されて固定される梁体とを備えた据付治具を、その支持体をブロック体の上面に載置して、梁体が並列した複数のブロック体の上方でこれらブロック体を横断する状態にして、自立させて配置した後、それぞれのブロック体の上面に設けた係止部と、それぞれの係止部に対応した位置に設けられた前記梁体の吊り部とを吊り手段で連結し、次いで、この据付治具を吊り上げることにより、並列した複数のブロック体を一度に吊り上げて所定位置に移動させて据付けることを特徴とするブロック体の据付方法。
【請求項2】
前記並列したブロック体に連通手段を横断させて連通させた後に、ブロック体を吊り上げる請求項1に記載のブロック体の据付方法。
【請求項3】
前記据付治具を、それぞれの梁体が平行になるように複数配置し、隣り合う梁体どうしを連結部材により連結した複数の据付治具により、並列したブロック体を複数平行に配置した状態で、一度に吊り上げて所定位置に移動させて据付ける請求項1または2に記載のブロック体の据付方法。
【請求項4】
前記ブロック体の下に予め防砂シートを取り付けた状態にしておき、ブロック体と防砂シートを一体的に吊り上げて所定位置に移動させて据付ける請求項1〜3のいずれかに記載のブロック体の据付方法。
【請求項5】
並列した複数のブロック体を一度に吊り上げて所定位置に移動させて据付けるブロック体の据付治具において、前記ブロック体の上面に載置される少なくとも2台の支持体と、これら支持体に掛け渡されて固定される梁体とを備え、前記支持体をブロック体の上面に載置した際に、前記梁体が並列した複数のブロック体の上方でこれらブロック体を横断する状態になって、自立するとともに、それぞれのブロック体の上面に設けた係止部に対応する位置に、梁体が吊り手段を有することを特徴とするブロック体の据付治具。
【請求項6】
前記並列したブロック体を横断して連通する連通手段を設けた請求項5に記載のブロック体の据付治具。
【請求項7】
前記少なくとも2台の支持体に掛け渡されて固定されるとともに、前記吊り手段を設けた前記梁体を複数備え、この複数の梁体を平行に配置して、隣り合う梁体どうしを連結部材により連結した請求項5または6に記載のブロック体の据付治具。
【請求項1】
並列した複数のブロック体を一度に吊り上げて所定位置に移動させて据付けるブロック体の据付方法において、前記ブロック体の上面に載置される少なくとも2台の支持体と、これら支持体に掛け渡されて固定される梁体とを備えた据付治具を、その支持体をブロック体の上面に載置して、梁体が並列した複数のブロック体の上方でこれらブロック体を横断する状態にして、自立させて配置した後、それぞれのブロック体の上面に設けた係止部と、それぞれの係止部に対応した位置に設けられた前記梁体の吊り部とを吊り手段で連結し、次いで、この据付治具を吊り上げることにより、並列した複数のブロック体を一度に吊り上げて所定位置に移動させて据付けることを特徴とするブロック体の据付方法。
【請求項2】
前記並列したブロック体に連通手段を横断させて連通させた後に、ブロック体を吊り上げる請求項1に記載のブロック体の据付方法。
【請求項3】
前記据付治具を、それぞれの梁体が平行になるように複数配置し、隣り合う梁体どうしを連結部材により連結した複数の据付治具により、並列したブロック体を複数平行に配置した状態で、一度に吊り上げて所定位置に移動させて据付ける請求項1または2に記載のブロック体の据付方法。
【請求項4】
前記ブロック体の下に予め防砂シートを取り付けた状態にしておき、ブロック体と防砂シートを一体的に吊り上げて所定位置に移動させて据付ける請求項1〜3のいずれかに記載のブロック体の据付方法。
【請求項5】
並列した複数のブロック体を一度に吊り上げて所定位置に移動させて据付けるブロック体の据付治具において、前記ブロック体の上面に載置される少なくとも2台の支持体と、これら支持体に掛け渡されて固定される梁体とを備え、前記支持体をブロック体の上面に載置した際に、前記梁体が並列した複数のブロック体の上方でこれらブロック体を横断する状態になって、自立するとともに、それぞれのブロック体の上面に設けた係止部に対応する位置に、梁体が吊り手段を有することを特徴とするブロック体の据付治具。
【請求項6】
前記並列したブロック体を横断して連通する連通手段を設けた請求項5に記載のブロック体の据付治具。
【請求項7】
前記少なくとも2台の支持体に掛け渡されて固定されるとともに、前記吊り手段を設けた前記梁体を複数備え、この複数の梁体を平行に配置して、隣り合う梁体どうしを連結部材により連結した請求項5または6に記載のブロック体の据付治具。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【公開番号】特開2011−247048(P2011−247048A)
【公開日】平成23年12月8日(2011.12.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−124037(P2010−124037)
【出願日】平成22年5月31日(2010.5.31)
【出願人】(000219406)東亜建設工業株式会社 (177)
【出願人】(000182030)若築建設株式会社 (39)
【出願人】(391024984)水工技研株式会社 (6)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年12月8日(2011.12.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年5月31日(2010.5.31)
【出願人】(000219406)東亜建設工業株式会社 (177)
【出願人】(000182030)若築建設株式会社 (39)
【出願人】(391024984)水工技研株式会社 (6)
【Fターム(参考)】
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