説明

プッシュスイッチ

【課題】不所望方向の外力から操作部を効果的に保護することができて製造コストに悪影響を及ぼす虞もないホリゾンタルタイプのプッシュスイッチを提供すること。
【解決手段】接点収納部2aを覆うように板金製の蓋体6がハウジング2に取り付けられていると共に、横向きに押し込み操作される操作レバー7の操作部9がハウジング2の手前側へ突出して配置されているプッシュスイッチ1において、操作部9の上面に段丘部9bを突設することによって切欠き部9aを形成し、かつ蓋体6に手前側へ突出して切欠き部9a内に常時挿入される舌片6aを形成する。非操作時には舌片6cの先端部が切欠き部9a内に挿入されており、操作部9が押し込み操作されると、相対的に舌片6cが切欠き部9a内へ深く挿入されていく。また、切欠き部9a内において舌片6cは段丘部9bと隣接しており、舌片6cの側面と段丘部9bの側面とが近接状態で対向している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハウジングが配線基板の縁部に実装されて操作レバーの操作部が横向き(配線基板と略平行な向き)に押し込み操作されるホリゾンタルタイプのプッシュスイッチに係り、特に、配線基板の縁部の外側に配置される操作部を不所望方向の外力から保護するための対策に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的にこの種のプッシュスイッチは、固定接点やドーム状の可動接点が配設されているハウジングの接点収納部を覆うように、板金製の蓋体がハウジングに取り付けられており、この蓋体に設けられた傾斜壁部を操作レバーの駆動部の摺動面となしている。この駆動部は片持ち梁状に突設されて弾性変形可能なため、操作レバーの操作部が押し込み操作されると、駆動部は弾性変形しながら傾斜壁部に沿って摺動して可動接点を押圧駆動する。その結果、可動接点の中央部が反転して固定接点に接触するためスイッチオフからオン状態に切り替わると共に、クリック感が生起されるようになっている。また、この状態で操作部に対する押し込み操作力が取り除かれると、可動接点が元のドーム形状に復帰するため、可動接点と固定接点との導通が解除されてスイッチオフ状態に戻ると共に、可動接点に押し上げられた駆動部が傾斜壁部に沿って逆向きに摺動し、それに伴い操作部が非操作位置まで押し戻されるようになっている。
【0003】
ところで、このようなホリゾンタルタイプのプッシュスイッチにおいて、操作レバーの操作部はハウジングの手前側へ突出して配線基板の縁部の外側に配置されるため、プッシュスイッチを配線基板上に実装してから電子機器等への組み込みが完了するまでの間に、操作部に何かをぶつけたり引っ掛けたりして破損してしまう危険性がある。特に小型で薄型のプッシュスイッチの場合、操作部の付け根部分を頑強に形成することが困難なため、意図せぬ強い外力が作用したときに、操作部に過大な変形が生じて破損に至る危険性が高まる。
【0004】
そこで従来、意図せぬ強い外力から操作レバーの操作部を保護するための対策として、ハウジングに取り付けられる板金製の蓋体の一部を操作部の上方へ庇状に延ばして保護壁部となし、この保護壁部を操作部の上面と重なり合うようにしたプッシュスイッチが提案されている(例えば、特許文献1参照)。かかる従来のプッシュスイッチによれば、ハウジングの手前側へ突出している操作部の上面が板金製の保護壁部によって広く覆われているため、操作部の上方や下方から作用する強い外力を機械的強度に富む保護壁部で受け止めることができ、それゆえ操作部に過大な変形が生じにくくなって破損事故が防止しやすい。また、蓋体の一部に庇状の保護壁部を延設するだけでよいため部品点数は増加せず、蓋体の形状が複雑化することもない。
【特許文献1】特開2006−331661号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前述したように蓋体に延設した庇状の保護壁部で操作レバーの操作部を保護している従来のプッシュスイッチでは、操作部に対して側方から意図せぬ強い外力が作用したときに、その外力を保護壁部が受け止めることができないため、操作部に過大な変形が生じて破損する虞があった。なお、特許文献1には、蓋体に逆U字状の保護壁部を設ければ意図せぬ側方からの外力に対しても操作部が保護できる旨の記載がなされているが、このようにすると蓋体の曲げ加工が複雑になるため部品コストの上昇を余儀なくされる。
【0006】
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、不所望方向の外力から操作部を効果的に保護することができて製造コストに悪影響を及ぼす虞もないホリゾンタルタイプのプッシュスイッチを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明では、接点収納部を有するハウジングと、前記接点収納部に固設された固定接点と、前記接点収納部に収納されて前記固定接点に接離可能な可動接点と、傾斜壁部を有し前記接点収納部を覆うように前記ハウジングに取り付けられた板金製の蓋体と、前記ハウジングの内部に配置された駆動部ならびに該ハウジングの手前側へ突出する操作部を有し、この操作部の突出量を減じる向きに押し込み操作可能な操作レバーとを備え、前記ハウジングを配線基板の縁部に固定して該縁部の外側に前記操作部を配置させた状態で実装されると共に、前記押し込み操作時に前記駆動部が前記傾斜壁部に沿って摺動して前記可動接点を押圧駆動するプッシュスイッチにおいて、前記操作部の上面に段丘部を突設することによって、該上面に前記段丘部に連続する切欠き部を形成すると共に、前記蓋体に手前側へ突出して前記切欠き部内に常時挿入される舌片を形成し、この舌片を前記段丘部に隣接させるという構成にした。
【0008】
このように構成されたプッシュスイッチは、ハウジングの手前側へ突出して配置される操作部の上面に形成された切欠き部内に、機械的強度に富む蓋体の舌片が常時挿入されているため、操作部に上方や下方から不所望な外力が作用したときには、舌片の上面や下面が受け面となって操作部を該外力から保護することができる。また、操作部に側方から不所望な外力が作用したときには、切欠き部に連続する段丘部の側面が舌片の側面に当接するため、舌片で段丘部を位置規制することによって側方からの外力に対しても操作部を保護することができる。また、操作部を段丘部付きの形状にしたり蓋体を舌片付きの形状にしても、部品コストに悪影響を及ぼす虞はない。
【0009】
上記の構成において、操作部の上面の幅方向中央部に凹溝状の切欠き部を形成し、この切欠き部を介して一対の段丘部の側面どうしが対向するようにしてあると、蓋体の1個所に小さな舌片を突設するだけで、不所望方向の外力や衝撃から操作部を効果的に保護することができる。ただし、操作部の上面の幅方向中央部に段丘部を突設することによって、該上面の幅方向両端部にそれぞれ切欠き部を形成してもよく、この場合は舌片を二股形状に形成しておけばよい。
【0010】
また、上記の構成において、段丘部の側面が押し込み操作方向に沿って延びていると共に、舌片が段丘部と係合可能な略長方形状に形成されていると、押し込み操作時に舌片の側面に沿って段丘部を摺動させることができるため、舌片のガイド機能によって操作部を直線状に往復動させやすくなる。
【発明の効果】
【0011】
本発明のプッシュスイッチは、ハウジングの手前側へ突出して配置される操作部の上面に段丘部を突設することによって切欠き部を形成し、この切欠き部内にハウジングに取り付けられた板金製の蓋体の舌片を常時挿入させているため、操作部に上方や下方から不所望な外力が作用したときには、舌片の上面や下面が該外力に対する受け面として機能し、かつ操作部に側方から不所望な外力が作用したときには、段丘部の側面が舌片の側面に当接するため、舌片で段丘部を位置規制することによって側方からの外力に抗することができる。それゆえ、このプッシュスイッチは、不所望方向の外力から操作部を効果的に保護することができて、操作部が破損しにくい構造になっている。また、操作部を段丘部付きの形状にしたり蓋体を舌片付きの形状にしても部品コストには影響しないため、このプッシュスイッチは、操作部が破損しにくい構造に改良してあるにも拘らずコストアップの虞がない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
発明の実施の形態を図面を参照して説明すると、図1は本発明の第1実施形態例に係るプッシュスイッチの斜視図、図2は該プッシュスイッチの正面図、図3は該プッシュスイッチの上面図、図4は図3のA−A線に沿う断面図、図5は該プッシュスイッチの側面図、図6は該プッシュスイッチの押し込み操作時の上面図である。
【0013】
これらの図に示すプッシュスイッチ1は、接点収納部2aを有するハウジング2と、接点収納部2aの内底部に配設された中央固定接点3や外側固定接点(図示せず)と、ハウジング1に貼着されて接点収納部2aを蓋閉する防塵用の可撓性シート4と、接点収納部2aに収納されて中央固定接点3と接離可能なドーム状の可動接点5と、傾斜壁部6aを有して接点収納部2aを覆うようにハウジング2に取り付けられた板金製の蓋体6と、可動接点5を押圧駆動するための駆動部8やハウジング2の外方へ突出する操作部9等を有する操作レバー7とによって主に構成されている。このプッシュスイッチ1は、図4に示すように配線基板20の縁部に実装されて、操作部9が横向き(配線基板20と略平行な向き)に押し込み操作されるというホリゾンタルタイプのものである。
【0014】
ハウジング2は絶縁性樹脂からなる成形品であり、接点収納部2aの上方に傾斜壁部6aや駆動部8等が配置される収納空間2bが設けられた有底箱状に形成されている。中央固定接点3と前記外側固定接点はインサート成形加工によってハウジング2に一体化されており、各固定接点から導出された複数の端子10がハウジング2の外部に配設されている。これらの端子10は、実装時に配線基板20に設けられた図示せぬランドに半田接合される。
【0015】
可動接点5は良導電性の金属薄板をドーム状にフォーミングしてなる公知のものである。可動接点5の周縁部は前記外側固定接点上に搭載されて常時接触しており、可動接点5の中央部は中央固定接点3の真上に位置して接離可能である。この可動接点5上で接点収納部2aの開口端が可撓性シート4に蓋閉されているため、接点収納部2aの内部へ塵埃等の異物が侵入して導通不良や短絡事故を引き起こす虞はない。
【0016】
蓋体6は機械的強度に富む金属板を打ち抜いて曲げ加工を施したものである。この蓋体6には、駆動部8の摺動面となる傾斜壁部6aと、外方へ突出する折曲片からなりハウジング2の外壁に係止される複数の係止片6bと、一側縁から手前側へ突出する舌片6cとが形成されている。舌片6cは基端側が先端側よりも幅広な台形状の突出片である。この舌片6cは操作部9の上面の切欠き部9a内に常時挿入される。
【0017】
操作レバー7は絶縁性樹脂からなる成形品であり、操作部9を除く大部分がハウジング2の内部(収納空間2b)に配置されている。操作部9はハウジング2の手前側へ突出しており、この操作部9の突出量を減じる向きに操作レバー7はハウジング2に対して押し込み操作可能である。駆動部8は片持ち梁状に形成されているため弾性変形可能であり、操作部9が押し込み操作されると、駆動部8が弾性変形して蓋体6の傾斜壁部6aに沿って摺動するため、駆動部8の先端部が可動接点5の中央部を押圧駆動するようになっている。
【0018】
操作部9の上面には幅方向両端部に段丘部9bが突設されており、これら一対の段丘部9bによって該上面の幅方向中央部に凹溝状の切欠き部9aが形成されている。すなわち、図1から明らかなように、操作部9の上端部分は凹溝状の切欠き部9aを介して一対の段丘部9bの側面どうしが対向する形状になっており、切欠き部9aと段丘部9bとは連続している。そして、非操作時には蓋体6の舌片6cの先端部が切欠き部9a内に挿入されており、操作部9が押し込み操作されると相対的に舌片6cが切欠き部9a内へ深く挿入されるようになっている。また、切欠き部9a内において舌片6cは各段丘部9bと隣接しており、舌片6cの側面と各段丘部9bの側面とが近接状態で対向している。
【0019】
なお、切欠き部9aは舌片6cと同様に手前側ほど幅狭で、かつ舌片6cよりも幅広な凹溝状に形成されているため、押し込み操作時に段丘部9bの側面が舌片6cに当接することはない。また、図6に示すように、操作部9を最奥位置まで押し込んでも舌片6cの先端が操作部9の手前側へは突出しないように設定されている。
【0020】
このように構成されたプッシュスイッチ1は、操作レバー7の操作部9を押し込み操作すると、操作部9の段丘部9bの側面が舌片6cの側面に次第に近付いていくが、切欠き部9aが舌片6cの逃げ部として機能するため、操作部9の移動が舌片6cによって阻害されることはない(図6参照)。また、操作部9が押し込み操作されると、ハウジング1内で駆動部8が同方向へ押し込まれるため、駆動部8は弾性変形しながら傾斜壁部6aに沿って摺動していき、それに伴い駆動部8の先端部が可撓性シート4を撓ませながら可動接点5の中央部に荷重を加えていく。そして、操作部9が所定ストローク押し込まれた時点で、駆動部8が可動接点5の中央部を押圧駆動して反転させるため、可動接点5の中央部が中央固定接点3に当接し、この中央固定接点3と図示せぬ外側固定接点とが可動接点5を介して導通されて、プッシュスイッチ1はスイッチオフからオン状態に切り替わる。また、可動接点5の反転動作に伴いクリック感が生起されるため、操作者はプッシュスイッチ1がオン動作したことを手指で感得することができる。
【0021】
また、かかるスイッチオン状態で操作部9に対する押し込み操作力が取り除かれると、可動接点5が元のドーム形状に復帰するため、可動接点5と中央固定接点3との導通が解除されてスイッチオフ状態に戻ると共に、可動接点5に押し上げられた駆動部8が傾斜壁部6aに沿って逆向きに摺動し、それに伴い操作部9が図1や図3に示す非操作位置まで押し戻される。この過程で、操作部9の段丘部9bの側面は舌片6cの側面から次第に離れていく。
【0022】
以上説明したように本実施形態例に係るプッシュスイッチ1は、ハウジング1の手前側へ突出して配置される操作部9の上面に一対の段丘部9bを突設することによって切欠き部9aを形成し、この切欠き部9a内に、ハウジング1に取り付けられた板金製の蓋体6の舌片6cを常時挿入させているため、操作部9に上方や下方から不所望な外力が作用したときには、舌片6cの上面や下面が受け面となって操作部9を該外力から保護することができる。また、操作部9に側方から不所望な外力が作用したときには、段丘部9bの側面が舌片6cの側面に当接するため、舌片6cで段丘部9bを位置規制することによって側方からの外力に対しても操作部9を保護することができる。それゆえ、このプッシュスイッチ1は、不所望方向の外力から操作部9を効果的に保護することができて、操作部9が破損しにくい構造になっている。
【0023】
なお、切欠き部9a内に配置される舌片6cは、その基端部が幅広な形状に形成されているので、この舌片6cに所要の機械的強度を確保することは容易である。また、操作部9を上面に段丘部9bを有する形状にしても部品コストには影響せず、同様に蓋体6を小さな舌片6c付きの形状にしても部品コストには影響しない。それゆえ、本実施形態例に係るプッシュスイッチ1は、操作部9が破損しにくい構造に改良してあるにも拘らずコストアップの虞がない。
【0024】
図7は本発明の第2実施形態例に係るプッシュスイッチの上面図であって、図3と対応する部分には同一符号が付してあるため、重複する説明は省略する。
【0025】
第2実施形態例に係るプッシュスイッチ12は、操作部9の上面に押し込み操作方向に沿って延びる凹溝状の切欠き部9aを形成し、この切欠き部9a内に段丘部9bの側面と係合可能な略長方形状の舌片6cを配置させた点が、前述した第1実施形態例(プッシュスイッチ1)と異なっている。このように構成された第2実施形態例では、操作部9の押し込み操作時に舌片6cの側面に沿って段丘部9bを摺動させることができるため、舌片6cのガイド機能によって操作部9を直線状に往復動させやすくなる。
【0026】
図8は本発明の第3実施形態例に係るプッシュスイッチの上面図であって、図3や図7と対応する部分には同一符号が付してあるため、重複する説明は省略する。
【0027】
第3実施形態例に係るプッシュスイッチ13は、操作部9の上面の幅方向中央部に段丘部9bを突設することによって該上面の幅方向両端部に切欠き部9aを形成し、これら一対の切欠き部9a内に二股形状の舌片6cが常時挿入されるようにした点が、前述した第1実施形態例(プッシュスイッチ1)や第2実施形態例(プッシュスイッチ12)と異なっている。このように操作部9の上面の2個所に形成した切欠き部9aにそれぞれ舌片6cが挿入される構成にしてあると、操作部9の上面と舌片6cとの対向面積が増大させやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の第1実施形態例に係るプッシュスイッチの斜視図である。
【図2】該プッシュスイッチの正面図である。
【図3】該プッシュスイッチの上面図である。
【図4】図3のA−A線に沿う断面図である。
【図5】該プッシュスイッチの側面図である。
【図6】該プッシュスイッチの押し込み操作時の上面図である。
【図7】本発明の第2実施形態例に係るプッシュスイッチの上面図である。
【図8】本発明の第3実施形態例に係るプッシュスイッチの上面図である。
【符号の説明】
【0029】
1,12,13 プッシュスイッチ
2 ハウジング
2a 接点収納部
3 固定接点(中央固定接点)
5 可動接点
6 蓋体
6a 傾斜壁部
6c 舌片
7 操作レバー
8 駆動部
9 操作部
9a 切欠き部
9b 段丘部
20 配線基板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
接点収納部を有するハウジングと、前記接点収納部に固設された固定接点と、前記接点収納部に収納されて前記固定接点に接離可能な可動接点と、傾斜壁部を有し前記接点収納部を覆うように前記ハウジングに取り付けられた板金製の蓋体と、前記ハウジングの内部に配置された駆動部ならびに該ハウジングの手前側へ突出する操作部を有し、この操作部の突出量を減じる向きに押し込み操作可能な操作レバーとを備え、前記ハウジングを配線基板の縁部に固定して該縁部の外側に前記操作部を配置させた状態で実装されると共に、前記押し込み操作時に前記駆動部が前記傾斜壁部に沿って摺動して前記可動接点を押圧駆動するプッシュスイッチであって、
前記操作部の上面に段丘部を突設することによって、該上面に前記段丘部に連続する切欠き部を形成すると共に、前記蓋体に手前側へ突出して前記切欠き部内に常時挿入される舌片を形成し、この舌片を前記段丘部に隣接させたことを特徴とするプッシュスイッチ。
【請求項2】
請求項1の記載において、前記操作部の上面の幅方向中央部に凹溝状の前記切欠き部を形成し、この切欠き部を介して一対の前記段丘部の側面どうしが対向するようにしたことを特徴とするプッシュスイッチ。
【請求項3】
請求項1の記載において、前記操作部の上面の幅方向中央部に前記段丘部を突設することによって、該上面の幅方向両端部にそれぞれ前記切欠き部を形成し、かつ前記舌片を二股形状に形成したことを特徴とするプッシュスイッチ。
【請求項4】
請求項1の記載において、前記段丘部の側面が押し込み操作方向に沿って延びていると共に、前記舌片が前記段丘部と係合可能な略長方形状に形成されていることを特徴とするプッシュスイッチ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−146983(P2010−146983A)
【公開日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−326098(P2008−326098)
【出願日】平成20年12月22日(2008.12.22)
【出願人】(000010098)アルプス電気株式会社 (4,263)
【Fターム(参考)】