説明

プライバシー・スクリーンを備えた無線装置

ユーザの医療または健康状態を監視する医療装置を含む携帯電話が提供される。この携帯電話は、第1のディスプレイおよびキーパッドが露出される第1の位置から、第1のディスプレイおよびキーパッドが露出される第2の位置に移動可能なキーパッドを備える。第1の位置では、携帯電話は従来の携帯電話方式で動作する。第2の位置では、携帯電話は医療装置として動作する。キーパッドが第1の位置にある場合、第2のディスプレイおよび/またはキーパッドは世間の目から隠される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願の技術は一般に無線装置に関し、特にプライバシー・スクリーンを提供するために移動可能なキーボードを有する無線装置に関する。
【背景技術】
【0002】
多くの人々が複数の電子装置を携行する。これらの装置には、例えば、リサーチ・イン・モーション社からのBLACKBERRY(登録商標)および無数の他の電子装置のような、携帯電話、無線ラップトップコンピュータ、ページャ、無線ハンドヘルドコンピュータ、PDA、ハンドヘルド電子メールユニットがある。
【0003】
幾つかの電子装置は組み合わせ可能である。BLACKBERRY(登録商標)は、携帯電話に無線電子メールユニットの機能を組み合わせた電子装置の例である。しかしながら、いくつかの電子装置は例えば健康情報のような個人情報に関係がある。個人情報用の電子装置(electronics)は他の電子装置と組み合わせることができるが、その情報の表示は一般に比較的開放されており人目に触れることは周知である。例えば、無線電話は、例えば糖尿病患者によって使用可能である血糖監視装置(blood glucose monitor)と組み合わせることができる。しかしながら、その携帯電話のディスプレイおよびキーボードは、所有者/ユーザが糖尿病であることをすぐに公に示すだろう。その電話の所有者/ユーザは個人情報を保護したいと思うかもしれない。
【0004】
したがって、この分野では、例えば健康情報のようなユーザが秘密にしておくことを望む情報に対するアクセスを許可するために、ディスプレイおよび/またはキーボードを含むプライバシー・スクリーンを有するハンドセットまたは無線装置に対する必要性がある。
【発明の概要】
【0005】
本明細書に開示された実施形態は、ディスプレイおよび/またはキーボードのためのプライバシー・スクリーンを有するハンドセットを提供することにより、上述の必要性に対処する。本出願の一つの局面は、筐体を備えた電子装置を含む。前記筐体は第1のディスプレイおよび第1の部品(first component)を含む。前記第1の部品は、前記第1の部品が第1の位置および第2の位置を有するように移動可能に前記筐体に接続される。さらに第2のディスプレイと第2の部品(second component)も、前記第1の部品が第1の位置にある場合は前記第2のディスプレイおよび部品が隠され、前記第1の部品が第2の位置にある場合は前記第2のディスプレイおよび部品が露出されるように、前記筐体に含まれる。
【0006】
本出願の別の局面では、電子装置を配置(arrange)する方法が提供される。この方法は、電子装置に関連づけられた第2のプライベートディスプレイにアクセスためのステップそれぞれを含んでいる。最初に、第1の形態(first configuration)の状態である電子装置が用意(provide)される。前記電子装置は、第1の形態において第1の入力と第1の開放ディスプレイとを有する。次に、第1の入力は、第2のプライベートディスプレイを露出するために第1の形態から第2の形態(second configuration)に移動される。
【0007】
本出願のさらに別の局面では、個人医療監視装置(personal medical monitoring device)を内蔵する無線装置が提供される。この無線装置は、ユーザの生活統計(vital statistics)を監視するために携帯電話と医療装置とを含んでいてもよく、医療装置および携帯電話の動作のための電子回路を含む筐体を含む。携帯電話に関連する第1の入力部品は、第1の位置から第2の位置へ移動可能に前記筐体に接続される。前記筐体に含まれ、前記第1の入力部品が第1の位置にある場合は携帯電話に関連づけられる第1の開放ディスプレイと、前記筐体に含まれ前記第1の入力部品が第2の位置にある場合に医療装置に関連づけられる第2のプライベートディスプレイとが提供される。
【0008】
この装置およびシステムの上述のおよび他の特徴、実用性、局面および利点は添付の図面の中で例証されるような発明の好ましい実施形態の以下のより詳細な説明から明らかになろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1は、本出願に関連した技術を組み込んだ無線装置の前面上部の斜視図である。
【図2】図2は、図1の無線装置の別の前面上部斜視図である。
【図3】図3は、図1に関連したピボットの断面図である。
【図4】図4は、図1に関連したピボットの別の断面図である。
【図5】図5は、図1に関連したピボットの別の断面図である。
【図6】図6は、図1の電子装置を操作する1つの方法を例証するフローチャートである。
【図7】図7は本出願に関連した技術を組み込んだシステムである。
【図8】図8は、本出願に関連した技術を組み込んだ無線装置の斜視図である。
【図9】図9は図8の無線装置の別の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本技術を図1−9を参照して説明する。以下のアプリケーションは血糖監視装置と携帯電話(cellular telephone)の機能性とを組み合わせることに特に関係しているが、本開示を読むことにより当業者は他の種類の電子装置を組み合わせ得ることを理解するだろう。例えば、他の電子装置には、ハンドヘルドコンピュータ、PDA、ページャ、酸素監視装置(oxygen monitors)、パルス・オキシ監視装置(pulse-ox monitors)、血圧監視装置(blood pressure monitors)、心拍数監視装置(heart rate monitors)、個人金融装置(personal financial devices)などがある。したがって、この特定の実施形態は、典型的で且つ制限されないと考えられるべきである。本明細書における用語「典型的」は「例、実例、又は例証を提供する」ことを意味するように用いられる。本明細書において「典型的」として説明された任意の実施形態は、必ずしも他の実施形態に対して好適又は有利であるとは解釈されない。
【0011】
今、図1を参照すると、携帯型の電子装置100が提供される。電子装置100は第1の形態Aの状態で示されており、この形態は、時折、公開のまたは開放の形態(public or open configuration)として参照されるかもしれない。上述したように、この例における電子装置100は携帯電話であるが、PDA、ハンドヘルドコンピュータなどのような他の任意の電子装置であってもよい。装置100は、その電子装置の機能を実行するために、必要な電子部品(electronic component)・ソフトウェアモジュール、などを含む筐体102を含んでいる。無線装置100については、アンテナ104が装置100に対して内部的にまたは外部的に設けられていてもよい。装置100は第1の入力部品106および第1の開放ディスプレイ108を含む。携帯電話については、第1の入力部品106は従来の携帯電話に関連したアルファベット数字式のキーパッドである。第1の入力部品106はメニュー制御ボタン106b、スピーカーおよびボリューム・コントロール106cおよびその他同種のものに加え、数値入力106aも含んでいる。もし電子装置が例えばハンドヘルドコンピュータであるならば、第1の入力部品106は従来のコンピューター・キーボード入力とより密接に配列されていてもよい。
【0012】
第1の開放ディスプレイ108は、携帯電話表示パネル(cellular display panel)に関連したアイコン110を含んでいる。第1の開放ディスプレイ108はグラフィカルユーザインターフェースを含み得る。例えば、第1の開放ディスプレイ108は、無線周波数信号強度110a、呼び出し音ボリューム110b、時刻110cおよび日付110d等に関連したアイコン110を含んでいる。他のアイコンももちろん可能であり、アイコン選択は、大部分は設計上の選択、機能的な項目、ユーザ要望などの問題である。オプションとしては、装置100は、使用されない時に第1の開放ディスプレイおよび第1の入力部品105をカバーおよび/または保護するためのカバーパネル(特に示されていないが、当分野では一般に理解される)を有していてもよい。第1の入力部品106上の1つの入力あるいは他の入力は、ユーザが電源オンおよび電源オフするためのパワーボタン106dを含むかもしれない。もしカバーパネルが使用されるならば、カバーパネルは、電力を節約するためにそのカバーパネルが閉じられた時にその装置のある態様(certain aspects of the unit)をシャット・ダウンするために電源とのインターフェースをしてもよい。
【0013】
第1の入力部品106は、ピボット114で筐体102に枢動接続される。ピボット114は図3の中の断面図で示されている。ピボット114は筐体102内の凹所116を含んでいる。凹所116はその両側に壁118を有しており、それら壁118を接続する軸120を備えている。第1の入力部品は軸120が通って延びる軸穴122を有しており、筐体102と第1の入力部品106との間の回動可能または枢動可能な接続を形成する。ピボット114は筐体102の名目上の底124上に示されているが、ピボット114は、第1の入力部品106が下方向、上方向、左方向、右方向に、または、たとえば、第1の入力部品106が窓シャッターのように開く第1半体106’と第2半体106”を含むように2つのピボットを設けることによって左右方向のような、それらの組み合わせの方向に枢動および展開することを許可し得る。凹所116を横切って延びる軸120を設ける代わりに、軸120は、図4に示されるような突部126として形作ることもできるかもしれない。この場合、軸穴122は、貫通軸穴(through bore)の代わりに、移動止め128または押し込みと同種のものになり得る。さらに、図5に示されるように、ピボット接続は、逆に、第1の入力部品106から筐体102上の移動止め132に延びる突部130にしてもよい。
【0014】
今図2を参照すると、電子装置100は、プライベートなまたは閉塞の形態(private or closed configuration)として時々参照される第2の形態Bの状態で示されている。第2の形態Bでは、第1の入力部品106をピボット114を中心に枢動することによって、第2の入力部品202が露出される。図示のように、第2の入力部品202は第1の入力部品106の背面上に設けられている。しかし、アプリケーションによっては、第2の入力部品202は不必要であるかもしれない。さらに、第2の形態Bにおいては、第2のプライベートディスプレイ204が提供される。第2のプライベートディスプレイ204は、第1の形態Aの状態である時には第1の入力部品106によって隠されていた。第1の開放ディスプレイ108および第2のプライベートディスプレイ204は、図示のような複合ディスプレイ(combined display)206を形成するために接触することができる。あるいは、第2のプライベートディスプレイ204は、図9のように、独立したディスプレイでもよい。ディスプレイ204あるいは複合ディスプレイ206は、装置100に含まれる第2の電子装置の機能性と関係するアイコン208を含み得る。示されるように、電子装置100は血糖監視グラフィカルユーザインターフェース210を備える。第2の入力部品202は同様に適切な機能性に関連するキー212を含む。本装置100は血糖監視装置の機能性を兼ねているので、本装置は、危険な病状が検知されたことを救急医療スタッフに対して警告するために緊急インターロック214を有していてもよい。示されたインターロック214は押しボタンとして設けられているが、他のタイプのインターロックも可能である。
【0015】
装置100と共同して、筐体102は、例えば、生体学的試料を受けるための入力ポート216を有し得る。この場合、血一滴は入力ポート216に入るサンプル・タブ218を使用して挿入されてもよい。電子装置100は生体学的試料を読み、第2のプライベートディスプレイ204上に適切な表示を提供してもよい。他のスタイルの入力ポートは、物理的な入力の代わりに電気的な入力を受領(accept)することができるかもしれない。例えば、入力ポート216は、心拍数監視装置、パルス・オキシ(pulse-ox)監視装置、血圧監視装置などからの測定値(reading)を受領してもよい。
【0016】
第2のプライベートディスプレイ204に表示される情報は潜在的に個人情報であり、第2のプライベートディスプレイ204がなんらかの情報を表示することを許可するのに先だってパスワード保護を行うことが可能である。あるいは、ピボット114はパスワードでインターロック(interlock)されるか、あるいはロック302へ挿入することができる鍵300を有していてもよい。
【0017】
今図6を参照すると、フローチャート600には電子装置100を操作する潜在的な方法が図示されている。フローチャート600は一連のステップを備えているが、これらのステップは、この電子装置の使用の範囲から逸脱すること無しで相互に入れ替えまたは代用することができる。さらに、これらステップは便宜上個別のものとして示しているが、単一のステップに結合してもよい。さらに、単一のステップは一連の2つ以上のステップに分けても良い。最初に、ステップ602で、第1の形態Aの状態である電子装置が用意される。第1の形態Aでは、第1の入力部品は露出されており使用可能である。さらに、第1の公開ディスプレイは観察可能である。次に、ステップ604で、第1の公開ディスプレイおよび/または第1の入力部品が使用できなくなる装置100の特徴にアクセスする決定がなされる。オプションとしては、ステップ606で、第2の入力部品および/または第2のプライベートディスプレイへのアクセスを防止するためのロックがディスエーブルされる。このロックは、例えば、電子インターロックまたは機械式ロックであり得る。このロックは、パスワード、(指紋、網膜スキャン、声紋、などのような)バイオメトリック署名、鍵、または鍵カードなどによってディスエーブルし得る。次に、ステップ608で、第1の入力部品は第2の入力部品が露出されるように移動される。実質的に同時に、第2のプライベートディスプレイも同様に露出される。この結果、電子装置100は第2の形態Bの状態で提供される。
【0018】
正当に評価できるように、携帯電話としての電子装置100は、個人医療装置によって得られる健康に関連するデータを中央管理機関(central repository)に送信するメカニズムを提供する。HIPAAの妨害を回避するために制御はレポジトリ・サーバ(repository server)上で確立されることが必要であるが、携帯電話伝送プロトコル(cellular telephone transmission protocols)は、データを送信するために、HIPAAあるいは他の法規制準拠のメカニズムを提供する。今図7を参照すると、電子装置100のユーザ700が示されている。この例においては、装置100によって検出された医療情報は、携帯電話網(cellular network)702を通じて中央管理機関(central repository)704に送信されよう。中央管理機関704は、単一の設備あるいはネットワーク接続された一連の設備7041−nでありえる。携帯電話プロトコルを使用して医療情報を送信する携帯電話として示したが、有線ネットワークおよび無線ネットワークの双方を含む他のネットワーク接続伝送が可能である。ユーザ700に医学指示または健康の秘訣を提供するために、医療スタッフ706はスケジュールされた方式またはランダムの方式で中央管理機関704で医療情報を調査することができる。さらに、中央管理機関704におけるアラーム状態(alarm conditions)はユーザ700にとっての潜在的な健康の危険を医療スタッフ706に対し警告することができよう。このことは医療スタッフ706がより迅速なやり方で行動することを可能にするだろう。このような救急サービスは、ローカル「911」サービスなどと連絡をとることを含み得る。
【0019】
図1〜7は、ピボット若しくはクラムシェルスタイルの無線装置に関連した技術の典型的な実施形態について説明した。しかしながら、この開示を読む当業者は、例えば、スライダまたはラップラウンド装置のような他のスタイルの無線装置が可能であることを理解するだろう。特に、図8および9を参照すると、スライダースタイルの無線装置800が典型的な実施形態として提供される。無線装置800は携帯電話として示されているが、少し例を挙げれば、例えば、ハンドヘルドコンピュータ、デジタル音楽プレーヤ、あるいはPDAでもよい。図8の無線装置800は第1の形態Aの状態で示されている。装置800は、筐体802、アンテナ804、第1の入力部品806および第1の開放ディスプレイ808を含む。第1の入力部品806は、装置800の特徴にアクセスし使用することを可能にするためにキー816を含んでいる。装置800は、分離したカバー(図示されていないが、スライダースタイル、クラムシェルスタイル、ラップラウンドスタイルなどになり得る)を備え得る。装置800は、さらに、例えばメニューボタン812、選択制御ボタン814などのような幾つかの専用ボタン810を持っていてもよい。さらに、ディスプレイ808は装置800の計画された使用と一致するアイコンそれぞれを含んでいてもよい。
【0020】
図9は、装置800が形態Bである状態を示している。形態Bでは、第1の入力部品806は摺動接続部(slide connection)902に沿って移動したところであり、その摺動接続部902は筐体802上の溝906内にある第1の部品806上のレール904から成る。形態Bへ第1の入力部品806を移動させることは、第2の入力部品908および第2のプライベートディスプレイ910を露出する。分離された第2のプライベートディスプレイ910の代わりであるが、形態Bへ第1の入力部品806を移動させることが、第1の開放ディスプレイ808を第2のプライベート形態に切り替えるためにインターロックを提供してもよい。さらに、第1の入力部品は、第1の入力部品806の背面側914上に存在する第3の入力部品912を露出するために枢動してもよい。装置100と同様に、装置800は、その装置のプライベートな部分それぞれに対するアクセスを防止するインターロック、緊急連絡または非常ボタン214などを有していてももい。
【0021】
開示された実施形態における上記記載は、当業者が本願の技術の製造又は使用することを可能とするために提供される。これら実施形態への様々な変形例は、当業者には明らかであり、本明細書で定義された一般原理は、本発明の精神又は範囲から逸脱することなく他の実施形態にも適用されうる。従って本発明は、本明細書に示された実施形態に限定することは意図されておらず、本明細書に開示された原理及び新規特徴と整合が取れた最も広い範囲と一致するように意図されている。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体と、
前記筐体に含まれる第1のディスプレイと、
前記筐体に含まれる第1の部品であって、前記第1の部品が第1の位置および第2の位置を有するように前記筐体に移動可能に接続される第1の部品と、
前記筐体に含まれる第2のディスプレイと、
前記筐体に含まれる第2の部品とを具備し、
前記第2のディスプレイおよび前記第2の部品は、前記第1の部品が前記第1の位置にある場合は隠され、前記第1の部品が前記第2の位置にある場合は露出される電子装置。
【請求項2】
前記第1の部品が前記第1の位置にある場合、携帯電話として使用可能である請求項1に記載の電子装置。
【請求項3】
前記第1の部品が第2の位置にある場合に、ユーザの病状を監視するために使用可能である請求項1記載の電子装置。
【請求項4】
前記第1の部品は前記筐体に枢動接続される請求項1記載の電子装置。
【請求項5】
前記第1の部品は前記筐体に摺動可能に接続される請求項1記載の電子装置。
【請求項6】
前記第1の部品は第3の部品を露出するために枢動可能である請求項5記載の電子装置。
【請求項7】
前記第2のディスプレイへのアクセスにはロックをディスエーブルすることが要求される請求項1に記載の電子装置。
【請求項8】
前記ロックは前記第2のディスプレイにアクセスするためにパスワードを要求する請求項7記載の電子装置。
【請求項9】
前記ロックは前記第2のディスプレイにアクセスするためにバイオメトリックを要求する請求項7記載の電子装置。
【請求項10】
前記ロックは鍵を要求する請求項7記載の電子装置。
【請求項11】
生体学的試料を受けるために前記筐体に含まれる入力ポートをさらに具備する請求項3記載の電子装置。
【請求項12】
前記電子装置は携帯電話である請求項1記載の電子装置。
【請求項13】
前記電子装置は医療機器である請求項1記載の電子装置。
【請求項14】
前記電子装置はさらに医療機器である請求項12記載の電子装置。
【請求項15】
前記医療機器は、血糖監視装置、心拍数監視装置、可変心拍数監視装置、血圧監視装置、酸素監視装置、パルス・オキシ装置あるいは温度監視装置を含む医療機器のグループから選択される請求項13記載の電子装置。
【請求項16】
前記第2の部品は、前記第1の部品の背面上に存在する請求項1記載の電子装置。
【請求項17】
前記第1の部品は、第1の入力部品である請求項1記載の電子装置。
【請求項18】
前記第2の部品は、第1の入力部品である請求項17記載の電子装置。
【請求項19】
電子装置上の第2のプライベートディスプレイをアクセスするための方法であって、
少なくとも第1の入力部品と第1の開放ディスプレイとを有する第1の形態の状態である電子装置を用意するステップと、
前記第1の入力部品を第2のプライベートディスプレイが露出される第2の形態に移動するステップと
を具備する方法。
【請求項20】
前記第1の入力部品を移動するステップは、前記電子装置に対して前記第1の入力部品を枢動することを含む請求項19記載の方法。
【請求項21】
前記第1の入力部品を移動するステップは前記電子装置に対して前記第1の入力部品を摺動することを含む請求項19記載の方法。
【請求項22】
前記装置をロック解除するステップをさらに具備する請求項19記載の方法。
【請求項23】
前記ロック解除するステップは、パスワードを入力することを含む請求項22記載の方法。
【請求項24】
前記ロック解除するステップは、バイオメトリックを受けることを含む請求項22記載の方法。
【請求項25】
前記ロック解除するステップは、鍵を挿入することを含む請求項22記載の方法。
【請求項26】
前記第1の入力部品を移動するステップは、第2の入力部品を露出するステップを含む請求項19記載の方法。
【請求項27】
ユーザの生活統計を監視するために少なくとも携帯電話と医療装置とを具備する無線電子装置であって、
筐体であって、前記医療装置および前記携帯電話のための電子回路を含む筐体と、
第1の入力部品であって、前記筐体に移動可能に接続され、第1の位置および第2の位置を有する第1の入力部品と、
前記筐体に含まれ、前記第1の入力部品が前記第1の位置にある場合に前記携帯電話に関連づけられる第1の開放ディスプレイと、
前記筐体に含まれ、前記第1の入力部品が前記第2の位置にある場合に前記医療装置に関連づけられる第2のプライベートディスプレイと
を具備する無線電子装置。
【請求項28】
前記医療装置に関連づけられた第2の入力部品をさらに具備する請求項27記載の無線電子装置。
【請求項29】
前記医療装置は、血糖監視装置、心拍数監視装置、可変心拍数監視装置、血圧監視装置、酸素監視装置、パルス・オキシ装置あるいは温度監視装置を含む医療装置のグループから選択される請求項27記載の無線電子装置。
【請求項30】
試料入力ポートを含む請求項27記載の無線電子装置。
【請求項31】
前記第2の部品は、前記第1の部品の背面上に存在する請求項28記載の無線電子装置。
【請求項32】
前記第2のプライベートディスプレイへのアクセスを禁止するインターロックをさらに具備する請求項27記載の無線電子装置。
【請求項33】
前記インターロックは、前記第1の入力部品を前記第1の位置にロックする請求項32記載の無線電子装置。
【請求項34】
前記インターロックは、バイオメトリックを用いてロック解除される請求項32記載の無線電子装置。
【請求項35】
前記インターロックは、パスワードを用いてロック解除される請求項32記載の無線電子装置。
【請求項36】
前記インターロックは、鍵を用いてロック解除される請求項32記載の無線電子装置。
【請求項37】
緊急信号を送信するために緊急インターロックをさらに具備する請求項27記載の無線電子装置。
【請求項38】
前記第1の開放ディスプレイおよび前記第2のプライベートディスプレイは接触している請求項27記載の無線電子装置。
【請求項39】
ユーザの医療情報に関連づけられるシステムであって、
前記ユーザのモバイル機器と、
中央管理機関と、
前記モバイル機器と前記中央管理機関とを接続するネットワークとを具備し、
前記モバイル機器は、
前記ユーザの医療情報を測定することができる医療装置と、
筐体と、
前記筐体に接続され、第1の位置および第2の位置を有する第1の入力部品と、
前記筐体に含まれる第1の開放ディスプレイと、
前記第1の部品が前記第2の位置に移動される場合に視認可能な第2のプライベートディスプレイであって、前記モバイル機器が前記ユーザの測定された医療情報を前記ネットワークを通じて前記中央管理機関に伝えるように前記医療機器に関連づけられる第2のプライベートディスプレイと
を具備するシステム。
【請求項40】
医療スタッフは医療情報を調査し、前記ネットワークを通じて前記ユーザに情報を伝える請求項39記載のシステム。
【請求項41】
前記中央管理機関は、アラーム状態で救急サービスを提供する請求項39記載のシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2010−520724(P2010−520724A)
【公表日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−552840(P2009−552840)
【出願日】平成20年3月4日(2008.3.4)
【国際出願番号】PCT/US2008/055819
【国際公開番号】WO2008/109615
【国際公開日】平成20年9月12日(2008.9.12)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】