プライベート通信ポータルにおいてワイヤレス命令を処理するためのシステム,コンピュータ製品及び方法
【課題】ネットワークに接続されたコンピュータ間の容易な接続方法を提供する。
【解決手段】第1のコンピュータに常駐する通信機能,及び,ネットワーク上の第1のコンピュータの現在の位置を探り当てるための探り当て機能を含む第2のコンピュータを含み、第2のコンピュータは、第1のコンピュータとの通信のために第3のコンピュータを認証することによって,及び、第3のコンピュータとの通信のために第1のコンピュータの位置を提供することによって、第1のコンピュータと第3のコンピュータとの間の通信接続を促進する。
【解決手段】第1のコンピュータに常駐する通信機能,及び,ネットワーク上の第1のコンピュータの現在の位置を探り当てるための探り当て機能を含む第2のコンピュータを含み、第2のコンピュータは、第1のコンピュータとの通信のために第3のコンピュータを認証することによって,及び、第3のコンピュータとの通信のために第1のコンピュータの位置を提供することによって、第1のコンピュータと第3のコンピュータとの間の通信接続を促進する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、全般的には、有線(wired)あるいは無線のリモートウェブブラウザを用い、プライベートサーバ(private server)で遠隔的にデータをアクセスするためのシステム,コンピュータ製品(computer product)及び方法に関する。本発明は、有線あるいは無線のリモートウェブブラウザを用い、プライベートサーバで、異なったタイプのメッセージをリモートアクセスして管理するためのシステム,コンピュータ製品及び方法にも関連する。本発明は更に、双方向ページャーネットワークによって処理された命令にリモートでアクセスしたり応答したりすることを可能とするプライベート通信ポータルを実施するための方法に関連する。
【背景技術】
【0002】
今日、個人及びビジネスでは、電子メール(映像や音声アッタチメント(attachment)あるいはAOLTMの“インスタント・メッセージ”を持つ電子メールを含む),紙メッセージ,ファクシミリ(ファックス),及び電子音声メール,文書転送,ファイル転送,及び構造化されたデータ転送を含む種々のメッセージを通じて通信が行われる。
【0003】
多くのケースでこれらのメッセージは、1つより多くのコンピュータプログラムによって管理される。そのようなマルチ・プログラム・ソリューションは面倒である。なぜなら、一般的に、マルチ・プログラム・ソリューションは、1つ以上のプログラムについての相当の習熟を必要とし、更に異なったタイプのメッセージの受け取り(receipt)と発送(dispatch)を管理するための各プログラムへのアクセスを必要とするからである。これは、時間を損失するばかりでなく、ユーザの目標を達成する上で過大に複雑な手段を生じさせていた。
【0004】
遠隔の場所に配置され、ネットワークを通じて電子的にアクセスされるマルチ・ユーザ・サーバが、上記通信を管理することもよくある。マルチ・ユーザ・サーバは複数のユーザに属する個人データ(private data)へのアクセスを制御するだけでなく、一時的な又はかなり永い期間の個人データについてのリポジトリとしても機能する。よって、セキュリティー,スケーラビリティ,信頼性,及びデータへの同時アクセスの問題が重要となる。
【0005】
単一ユーザのプログラムがこのような種々のメッセージを管理することは既知であるが、メッセージ,文書,データファイル,及びコンタクト情報(contact information)の管理に対してインターネットを介した完全リモートアクセスを提供するようにはなっていない。通信スタンダードとして一般的なインターネットプロトコルの使用,インターネットで使用可能となる電子機器の汎用的な利用可能性,及びインターネットを使用する際のコスト削減を含む膨大な理由のために、インターネットを使用することが望ましい。メッセージ,文書,データ,及びコンタクト管理(contact management)のユーザは、複数の場所及び/又は複数の通信装置(例えば、ラップトップ,携帯電話,あるいは手持ちコンピュータ等)から、上記メッセージ,文書,データ,及びコンタクト管理システムへアクセスすることを所望することがあるので、完全なインターネットアクセスが望ましい。完全なリモートアクセスは、アドレスブック,セキュリティー設定,ルール(例えば自動応答),テキスト・ツー・スピーチ機能(text-to-speech functionality)等のメッセージ管理システムの機能へリモートアクセスする通信装置がどこに位置しようとも、メッセージあるいは文書の受け取りを可能とする。
【0006】
先行技術のメッセージシステム、及びSYMANTECのTALK WORKS PROTM, SIEMENSTMのXPRESSIONS470TM, NOKIA/TELEKOLTMのINTEGRAXTM,INTERSISTMのVOIXXTM,KONTACTTMのVEMA2.0TM,及びBLUEJADE.COMTMのTECSTM等のプログラムは、以下に詳説する上記の完全なインターネットアクセスを提供しない。
【0007】
マルチ・ユーザ・サーバの使用を必要としないシステム,コンピュータ製品,及び方法を提供することが望ましい。言い替えれば、ユーザと、ユーザが通信する主体(entity)との間の媒介者として機能するサードパーティのサービスプロバイダが何ら存在しないとき、上述の種々の情報を管理することが“統合(ユニファイド)して”行われることが望ましい。これは、サードパーティサービスプロバイダによって課金されるサービス料金が削減されるという結果をもたらす。柔軟性があるシステム,コンピュータ製品,及び方法を提供することで、パーソナルデータへのアクセスを可能とし、そして、このパーソナルデータにセキュリティー性を提供することが更に望ましい。
【0008】
“マルチ・ユーザ・サーバ”と記載したサーバは、1以上の“ユーザ”によって用いられ、その場合、各ユーザが複数の個々のユーザとともに一つのビジネスを構成し得ることに留意されたい。
【0009】
サードパーティによる仲介(intermediaries)を必要とする先行技術においては、多くの不都合が存在する。第1に、そのような先行技術のシステムは、通常、相当のユーザ料金を支払う必要があり、しかもシステムが使用される限りの支払いとなり得る。第2に、プライベートのユーザシステム(private user system)とコンピュータ製品とによって提供されるサードパーティによる仲介システムは、一般的に、完全な柔軟性,カスタマイズ化,セキュリティ,及び個人データへのアクセスを提供するようなことはしない。第3に、サードパーティによる仲介システムに、柔軟性やカスタマイズ化やセキュリティーやアクセス機能を取り入れることは面倒である。第4に、コンタクトデータ(contact data)のような、サードパーティによる仲介システムと対応付けられたデータは、ユーザの個人(personal)サーバからサードパーティシステムに複製される必要がある。殆どの先行技術システムにおいて、一般的には、必要なデータ転送が安全ベースで(secure basis)生じない点で、あるいはもしセキュリティー条項(security provisions)が作られたとしてもそのようなセキュリティー条項は保証が困難である点で、そのような複製においてリスクが存在する。5番目に、サードパーティによる仲介システムの使用は、そのようなサードパーティにアクセスコードを提供することを意味する。このアクセスコードを用いて、悪党(rogue)が、ユーザの個人データへアクセスしたり、そしてまた、例えば損害を与える電子メールをユーザのコンタクト点(contacts)に送ったりすることができてしまう。一般的に、サードパーティによる仲介がこれらの事案の発生の起こり易さを削減させるための手続を持つ一方、それにもかかわらず、そのような発生は有り得る。
【0010】
それ故、使用が容易で比較的安価なプライベート通信ポータル(private communication portal)を提供するためのシステムが求められる。“プライベート(private)”なる語は、上述のサードパーティによる仲介システムの場合がそうであるように、通信ポータルというのは複数ユーザというよりむしろ、一人のユーザにとって専用であることを意味する。
【0011】
“プライベート通信ポータル(private communication portal)”の意味で、“通信(communication)”がその語の広義の技術的定義に従い用いられることに留意すべきである。特に、本願の目的からみたときの“通信”とは、通信主体(entity)によって理解される所定のプロトコルを用いながら、情報フォーマットを含む情報を交換すること又はアクセスすることを意味する。“通信”が発生するためには、人間であるユーザに対して要求が何ら無いことに留意すべきである。このような意味で、“通信”は、一人以上の人間ユーザの間でなされる通信に関連して理解される“メッセージング(messaging)”と対比される。
【0012】
また、“ポータル”の語は一般的に、ポイントAからBへの通信を容易にするための手段を意味する。1以上の相互接続されたコンピュータあるいはプロセス(process)が、1つの“ポータル”を提供するように協働することができる。例えば、“ポータル”を備える第1のコンピュータあるいはプロセスは、Bの位置を特定する(locate)ための手段を少なくとも一回提供する。その後、AとBの間の通信が、第1のコンピュータあるいはプロセスから独立した第2のコンピュータあるいはプロセスを通じて容易に行われる。
【0013】
本発明が実施される場合、ここに記載するように、メッセージをリモートで管理しアクセスするためのプライベート通信ポータルを提供する。しかし、メッセージは、本発明によって協調しながら通信されるただ1つの様式(form)のデータであることに留意すべきである。本発明は、ビデオモニタリングを含む種々の目的のための通信サーバとしてプライベートサーバを動作させる手段を提供する。例えば、ここに記載したプライベート通信ポータルは、例えば、画像検知の動きを観察ステーションに送信するといったデータにリモートでアクセスし管理するための手段を提供する。
【0014】
そのようなプライベート通信ポータルシステムとコンピュータ製品を提供することは、多くの問題を呈示する。第1に、プライベート通信ポータルが存在するコンピュータは、ウェブブラウザあるいはWAP装置を使用するインターネット上に位置することが要求される。第2に、安全なインターネット接続をユーザの上記コンピュータに提供するシステムが必要とされる。第3に、関連する地点で、システムはユーザを認証し、かつ、非認証アクセスを拒絶する必要がある。第4に、遠隔ユーザと上記コンピュータの間で、メッセージが安全に移転される必要がある。
【0015】
従って、メッセージ,データ文書,及びコンタクト管理機能(contact management functions)への完全なアクセスを、プライベート通信ポータルによって提供するシステム,コンピュータ製品,及び方法が望ましい。サードパーティによる仲介無しに、プライベートの(private)通信ポータルによってメッセージ,データ,文書,及びコンタクト管理を提供するシステム及びコンピュータ製品を提供することが更に望ましい。
【0016】
インターネット・サービス・プロバイダのようなサードパーティによるサービスプロバイダは、一般的に、ユーザが彼ら自身のプライベートインターネットサーバを確立する(establish)ことを許容しないこと、及びもしプライベートインターネットサーバを確立するならば一般的にかなりのコストとなることを理解すべきである。これは、ユーザのインターネット・プロトコル・アドレスが一般的に、時々システムリソース管理上の理由によって変更されるからである。プライベートなインターネット・プロトコル・アドレスを取得することもあるが、一般的に有料オプション(at a premium)である。
【0017】
従って、ユーザのコンピュータのインターネット・プロトコル・アドレスが時々変更されたとしても、管理データをリモートでアクセスし管理するシステム,コンピュータ製品,及び方法に対するニーズもまた存在する。
【0018】
上述のプライベート通信ポータルを提供することの他の面は、同じものを、Glenayreの@ctivelinkTMとRIMのBlackberryTMページャーのような双方向ページャー装置で統合することである。ここで言及されるプライベート通信ポータルは、先行技術のページングネットワークとの接続を可能とする。例えば、プライベート通信ポータルによってメッセージが受け取られる時に、既知のやり方で、通知がページングネットワークに送られる。例えば、この通知は、プライベート通信ポータルにボイスメールを残した呼び出し者の識別に関する情報を含み得る。
このようなページャー装置とページャーネットワークによってプライベート通信ポータルからの応答を顕在化できることが望ましい。例えば、ユーザがページャー装置によって“Xからのボイスメールを受信”と通知される際に、そのようなページャー装置において“ボイスメールを獲得せよ”という機能を行えるようになっていることが望ましい。本機能に応答して、ページャーネットワークが、ユーザの電話番号をコールして、その電話コール内にボイスメールの内容を提供することを要求しているプライベート通信ポータルにメッセージを伝送できることが更に望ましい。同様に、“Yからファクシミリを受信”という場合に、そのようなページャー装置において“ファックス転送”機能を行い、プライベート通信ポータルがユーザによって指定されたファクシミリ番号をコールして、その番号のファクシミリ装置にメッセージを転送するように要求できることが望ましい。
【0019】
本出願で開示される双方向(2-way)ページャーネットワークの議論において、我々は、インターネットサーバから移動可能な受信装置へ、限定された長さのメッセージをブロードキャストするように設計されたワイヤレス・ネットワークに言及する。この場合、移動可能な受信装置は、ページングシステム(paging system)の受信可能範囲のどこに存在してもよい。また、移動可能な装置は、限定された長さのメッセージの発信源となり、当該メッセージをワイヤレスネットワークを介して特定された任意のインターネットサーバに送信することができる。インターネットと移動可能な受信装置は、双方向ページャーネットワークで情報を交換するために“セッション(session)”あるいは“論理的接続(logical connection)”を設定する必要が無い。
【0020】
ページャーネットワークを用いてリモート応答を顕在化するための障害が存在する。ページャーネットワークは一般的に、メールサーバ、より詳細に言うと既知のやり方でページングネットワークの動作に関連するメッセ−ジを通信するためのSMTPサーバのようなページャー命令転送手段を備える。
【0021】
上述の特別な例では、プライベート通信ポータルへの要求は一般的に、SMTPサーバに送信し、次に入替わって、詳細は後述するが、ロケーション機能(Location Facility)によってプライベート通信ポータルに送信する。
【0022】
プライベート通信ポータルは一般的に、プライベート通信ポータルによって受信されたメッセージが即座には提供されず、むしろ時間遅延せざるをえないやり方でインターネットと接続する。特に、最も良く知られているプライベート通信ポータルの実現において、メッセージは、例えばインターネット・サービス・プロバイダのサーバコンピュータを時々ポーリング(polling)することによって収集される。この時間遅延は、ある場合はインターネットアクセスの技術的限界の結果であり、他の場合にはシステムリソースを節約する手続の結果生じている。
【0023】
上述のようなページャーネットワークを用いてリモート応答を提供するに際して、上記時間遅延は、比較的大きな不便さを引き起こし得る。例えば、一例において、もしページャー装置のユーザとプライベート通信ポータルが即座にボイスメールの伝送を要求するならば、その伝送に対する比較的大きな待ちは不便さを生じかねない。
【0024】
それ故、そのような遅れの影響を最小化するプライベートな通信ポータル及びそれを実現する方法に対するニーズが存在する。
【発明の概要】
【0025】
本発明の1つの面によって、プライベート通信ポータルのためのシステム,コンピュータ製品及び方法が提供される。
【0026】
本発明の他の面によって、コンピュータに常駐するデータへの完全なインターネットアクセス、及びそのデータの管理を提供するためのシステム,コンピュータ製品及び方法が提供される。
【0027】
本発明の更に別の面によって、メッセージ及びコンタクト情報のリモートアクセスと管理を提供するためのシステム,コンピュータ製品及び方法が提供される。
【0028】
本発明の更に他の面によって、ユーザが彼等自身のインターネットサーバを確立することを妨げるサードパーティによるサービスプロバイダ制限にも関らず、ユーザのコンピュータ上に常駐するデータへのリモートアクセスのために、ユーザにプライベートサーバを提供するためのシステム,コンピュータ製品及び方法が提供される。
【0029】
本発明は、任意の数のラップトップコンピュータ,携帯電話,あるいはWAP可能なハンドヘルドコンピュータを含む電子装置を介して、メッセージ及びコンタクト情報等のデータへ便利にリモートアクセスするという多くの利点を持つ。特に、本発明は全てのタイプのメッセージが読まれるだけでなく、リモート応答されることも可能にしている。本発明は、一般的にメッセージのリモートアクセスと関連する使用料の課金を削減するという付加的な利点を持つ。
【0030】
本発明の他の重要な利点は、現在の電子メール,ファックス番号,あるいは電話番号を使用することができることであって、上述のサードパーティのサービスプロバイダが一般的に要求するような新たなものを取得するものではないことである。例えば新規の電子メールアドレスへの移行は一般的に、ユーザから電子メールを通常に受信する者が、その情報を更新することを要求する。この結果、一般的に移行の管理(コンタクト情報の変更,古い電子メールアドレスからのポインタの生成)において時間のロスをもたらし、潜在的に、通信のロスあるいは遅延という結果を生じさせる。
【0031】
本発明においてユーザは、セキュリティとアクセスを決定する。これは、例えばメッセージのリモート転送を可能にすることによって、より大きな柔軟性とデータのより大きな制御を提供する。
【0032】
また、マルチユーザのシステムにおいて、いかなる所定の時刻においても、サードパーティシステムにアクセスするユーザの数に依存して、マルチユーザ・メッセージングシステムの動作は否定的に(negatively)影響され得る。ここに記載される本発明は、ユーザのメッセージングシステムの最適な動作を保証するための手段を提供する。
【0033】
システムリソース管理上の理由によって、上記サードパーティシステムは一般的に、メッセージやコンタクト情報のようなデータ記憶の目的のために、各個人のユーザに割り当てられるディスク空間の総量に制限が設定されることもまた理解されるべきである。これは、そのようなデータを保存(archiving)するための適切な手段を提供するに際して問題を呈する。データ保存はサードパーティシステムによって提供されない。この場合、もしサードパーティシステムによって許諾されるなら、データはユーザのシステムあるいは他のシステムにエクスポートされる必要がある。これは、不便さ及び/又は時間ロスを生じさせる。あるいはまた、データ保存は、サードパーティシステムによる仲介によって提供され得るが、一般的に有料オプションである。
【0034】
更に当業者によって即座に理解されるように、本発明は、ユーザのコンピュータが、ユーザの要求に従って構成される“プライベートサーバ”として動作することを可能とする。
【0035】
本発明のシステムの更なる他の面において、最小の時間遅延もたらすページングネットワークとの接続を可能とするプライベート通信ポータルのためのコンピュータ製品と方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の好ましい実施例によるシステムリソースフローチャートである。
【図2】システムからワイヤレスネットワークへの接続を示す、本発明の好ましい実施例のシステムリソースフローチャートである。
【図3】本発明のサーバコンピュータのリソースを示すシステムリソースフローチャートである。
【図4】本発明のプライベートサーバのリソースを説明するシステムリソースフローチャートである。
【図5】本発明の機能を更に示す図である。
【図6】本発明のファックス/音声/データ通信インターフェースの動作を示すプログラム機能チャートである。
【図7】本発明の電子メール通信インターフェースの動作を示すプログラム機能チャートである。
【図8】遠隔メッセージ管理機能と関連する、本発明の電子メールメッセージ機能の動作を示すプログラム機能チャートである。
【図9】遠隔メッセージ管理機能と関連する、本発明の音声メッセージ機能の動作を示すプログラム機能チャートである。
【図10】遠隔メッセージ管理機能と関連する、本発明のファックスメッセージ機能の動作を示すプログラム機能チャートである。
【図11】本発明のコンタクト情報機能の動作を示すプログラム機能チャート。
【図12】本発明の遠隔メッセージ管理機能のオペレーションを示すプログラム機能チャートである。
【図13】システムのページングネットワークへの接続を説明する、本発明の好ましい実施例によるシステムリソースフローチャートである。
【図14】ページングネットワークに接続されたプライベートサーバに常駐する本発明のコンピュータプロダクトのリソースを説明するプログラムリソースフローチャートである。
【図15】双方向ページャーネットワークに接続された本発明の機能の説明である。
【図16】本発明の移動可能な通信機能の説明である。
【発明を実施するための形態】
【0037】
好ましい実施例の詳細な説明が、以下において、添付の図面を参照して例示としてのみ提供される。図面においては、本発明の好ましい実施例が例示として図示される。記述と図面は理解を助ける目的として示されているに過ぎず、本発明を限定的に定義することを意図していないことが明白に理解されるべきである。
【0038】
図1を参照すると、本発明の好ましい実施例を示したシステムリソースフローチャートが開示されている。特に、図1は、本発明のプライベート通信ポータルあるいは“PCP”10を備えるリソースを示す。PCP10は、レジストレーション及びDNSサーバコンピュータあるいはサーバコンピュータ12,プライベートサーバ14及び“要求装置(Requesting Device)”30を更に備える複数のコンピュータ・アーキテクチャを備える。本開示での“要求装置”は、電話,携帯電話,ラップトップコンピュータ等の任意の電子通信手段も意味する。“要求装置”は特に、双方向ページャーネットワークに接続された“移動可能なクライアント装置”31を含むワイヤレス通信手段をも含み得る。プライベートサーバ14が、ネットワークステーション,パーソナルコンピュータ端末,あるいはサーバを含むことに留意されたい(ただし、そのようなプライベートサーバ14が、ビジネスあるいは個人となり得るプライベートユーザに専属することを条件として)。上記プライベートサーバ14は、図1に最も良く示されるように、メッセージとデータ管理サーバ15をも備え得るし、良く知られるように特定のプライベートサーバを識別するネットワーク名も備え得る。
【0039】
図1に示されるように、プライベートサーバ14に、例えば同軸ケーブル接続あるいは高速のxDSL電話接続等を備える永続的インターネット接続(permanent Internet connection)13を提供することが望ましい。
【0040】
サーバコンピュータ12は、制限されないアクセスによって、インターネット16のようなコンピュータが相互接続されたネットワークと接続される。サーバコンピュータ12は、既知のように一つあるいはそれ以上のコンピュータを備え得る。
【0041】
プライベートサーバ14は、プライベートサーバ14に専用の本発明のコンピュータ製品とともに提供される。本発明の第1の好ましい実施例において、図1に最も良く示されるように、このコンピュータ製品は、インターネットからサーバコンピュータ12というようなコンピュータネットワーク上のプライベートサーバ14のロケーションを通信する手段5及び通信機能3を提供する。上記通信装置3は、当業者に良く知られたやり方で、メッセージング機能(facility),モニタリング機能,データベース機能等のデータを生成する複数の機能17を持つインターフェースを提供する。以下に説明されるように、本発明のコンピュータ製品は、上記データをリモートアクセスするための手段を提供する。
【0042】
本発明のコンピュータ製品の他の面において、移動可能なクライアント装置31から受信した命令を処理することのできるインターネット・メッセージ転送手段100(internet message transfer means)が提供される。本発明のコンピュータ製品は、メッセージとデータを移動可能なクライアント装置31に送ってそれをユーザに表示するために、インターネット・メッセージ移転手段100も使用する。本発明の好ましい実施例では、インターネット・メッセージ転送手段100は、双方向ワイヤレスページャーネットワーク102の仕様に従うSMTP等の電子メールプロトコルをサポートするように構成される。
【0043】
インタ−ネット転送手段100は、プライベートサーバ14と移動可能なクライアント装置31の間で、メッセージ,データ及び命令を通信する機能専用となる。
【0044】
図2に示す本発明のコンピュータ製品の他の面において、上記サーバコンピュータ12には、プライベートサーバ14に専用の上記コンピュータ製品と通信するサーバコンピュータ製品が提供される。上記サーバコンピュータ製品(図1に示される)は、以下に説明するように、上記プライベートサーバ14へのリモートアクセスを提供するために、レジストレーション及びDNS機能6、あるいは、プライベートサーバ14のロケーション通信のための通信手段5に応答する手段を提供する。
【0045】
プライベートメッセージング及びデータ管理機能
図4に示される本発明の好ましい実施例において、上記通信機能3は更に、通信インターフェース7及び通信ソフトウェアプログラム9あるいはプライベートメッセージング及びデータ管理機能(これらは動作的に関連する)を備える。上記プライベートメッセージング及びデ−タ管理機能9は、2つの主要要素、即ち、ユニファイド(統合)メッセージング機能20及びデータ管理機能22を備える。
【0046】
図5に最も良く示されるように、ユニファイド(統合)メッセージング機能20の主要機能は、電子メール,ファクシミリ,電子ボイスメール,画像,映像データ,実行可能なプログラムコード,音声データ,フォーマット化されたデータ,あるいは生の二進データを含む全てのタイプ及び内容のメッセージを受信して処理することである。ユニファイド(統合)メッセージング機能20は、通信インターフェース7と動作可能に対応付けられる。通信インターフェース7の機能は、ファックス/音声/データメッセージについて図6で、電子メールについて図7で説明される。
【0047】
図4に示されるように、ユニファイド(統合)メッセージング機能20は、遠隔メッセージ管理機能29(この機能は以下に説明される)のオペレーションに関連して、電子メールメッセージ検索機能23,ボイス・メッセージ機能25及びファックス・メッセージング機能27(それぞれ図8,9,及び10に説明されている)を更に備える。
【0048】
本発明において、統一されたメッセージング機能20は、通知及びページング機能33を更に備える。この機能は、以下に詳細に説明されるようなやり方で、有効なメッセージ発信者(originator)からのメッセージがプライベートサーバ14で受信されるときのみ起動される。プライベートサーバ14のハードディスクは、通知機能33と協働した“通知リスト”のコピーを記憶する。“通知リスト”は、有効なメッセージ発信者の電子メールアドレス,ファックス識別子,及び/又は,発呼者識別子を含む。ここに記載される双方向ワイヤレスページャーネットワークによる本発明の統合化において、本発明の好ましい実施例におけるメッセージ受信イベントの“通知”は、インターネット16及び双方向ワイヤレスページャーネットワーク102を介して、移動可能なクライアント装置31に送出される。
【0049】
データ管理機能22の主要な機能は、名称,アドレス,会社情報,個人情報,コンタクトヒストリー等のデータベース情報を入力して検索し、ユーザへの提示にとってより適切であるフォーマットに文書を提供(rendering)することを含む文書検索及び文書表示をし、監視カメラによって捕捉されたビデオイメージ等のモニタリング情報を検索及び表示することである。
【0050】
更に、図5に最も良く説明されるように、本発明のシステムと協働した統一メッセージング機能20及びデータ管理機能22は、遠隔メッセージ管理機能29も提供する。遠隔メッセージ管理機能29の特別な機能は、図11に最も良く説明される。
【0051】
インターネット登録(registration)及びロケーション(location)
上記サーバコンピュータ12は、インターネットのような相互接続されたコンピュータのネットワークと既知の方法で接続され、そして特に、インターネット要求を受け入れ、これらの要求を上記サーバコンピュータ12とプライベートサーバ14との間のひとつのコネクション(a connection)になる(translate)ように構成される。
【0052】
図3に最も良く示されるように、ここに記載されるシステムは、ディレクトリサービスプログラム28を備える。ここに示される特定の実施例において、上記ディレクトリサービスプログラム28は、サーバコンピュータ12と動作可能に接続される。明確さのために、上記ディレクトリサービスプログラム28は、上記サーバコンピュータ12、又は上記サーバコンピュータ12から遠隔であるがそこからアクセス可能な場所のいずれかに常駐し得る。ディレクトリサービスプログラム28は、ディレクトリサービスプログラム28のディレクトリ内容(directory content)をダイナミックに修正することのできるドメインネームサーバ(DNS)6等のプロトコルを用いて提供されるダイナミック・ディレクトリを備える。ディレクトリ情報の更新あるいは変更の目的のために、本発明のユーザのみに、ディレクトリサービスプログラム28へのアクセスが与えられることが望ましい。そのようなアクセスは、以下に説明するように登録機能19と関連して提供される。
【0053】
図3に説明されるように、プライベートメッセージング及びデータ管理機能9は、インターネット16からメッセージを受け取るためにプライベートサーバ14が利用可能であることを指示する(indicating)ための登録ルーチン21を備える。多くの理由から、そのような登録ルーチン21が組み込まれる(engaged)ことが望ましい。第1に、プライベートサーバ14のインターネットあるいはサーバ接続がアクティブであることを確認することが望ましい。第2に、プライベートサーバ14が本発明の機能を提供するように構成される時に、サーバコンピュータ12での登録が明らかに要求される。第3に、ディレクトリサービスプログラム28を更新して、プライベートサーバのインターネットプロトコルアドレスに起こり得る変更を処理する(address)ために、登録ルーチン21が周期的に従事する(engaged)ことが要求される。第4に、システムリソース管理の観点から、アクティブなユーザのみのために、サーバコンピュータ12へのアクセスを制限することが望ましいかもしれない(この場合には、プリセットされたパラメータによって、非アクティブ(inactive)と判断されたユーザは、一定時間後に自動的に登録抹消される)。5番目に、幾人かのユーザは、彼等のアクセスコードを時々変更することを希望するかもしれない。6番目に例えばプライベートコンピュータ14でのバックアップ・ルーチンの動作中に、サーバコンピュータ12からの通信の受信を遮るために、幾人かのユーザは一時的に、サーバコンピュータ12から登録抹消することを希望するかもしれない。7番目に、登録ルーチン21は、サーバコンピュータ12で提供されたセキュリティ設定を良く知られたやり方で変更することが要求され得る。
【0054】
本発明は、登録ルーチン21のオペレーションパラメータが当業者に良く知られたやり方で設定できること、そして、それは、必要に応じてユーザ又はサーバコンピュータ12のシステムオペレータのいずれかによって行われることが理解されるべきである。
【0055】
プライベートサーバ14のメッセージ等の通信を受け取る可能性は、ディレクトリサービスプログラム28で、名前列(name string)あるいは数字列(digit string)を登録することによって登録ルーチン21により通信されるが、上記名前列あるいは数字列は、ディレクトリサービスプログラム28に関連するダイナミック・ディレクトリ内のいかなる他の類似の名称とも衝突してはならない。この通信には、上述のように時々変更されるプライベートサーバ14の現在のインターネットプロトコルアドレスが含まれる。しかし、サーバコンピュータ12のインターネットプロトコルアドレスは不変であり、ここに記載されるシステムに既知である。
【0056】
上述のようなやり方で、プライベートサーバ14の現在のインターネットプロトコルアドレスが時々提供され、ディレクトリサービスプログラム28にダイナミックに記憶される。
【0057】
図1に示されるウェブブラウザや、図2に示される移動可能なブラウザ等の要求装置(Requesting Device)30がプライベートサーバ14への接続を要求する時、要求装置30は良く知られるやり方でサーバコンピュータ12にまず接続し、要求装置30が接続を希望するプライベートサーバ14の名称を指示(indicates)する。
【0058】
サーバコンピュータ12は、プライベートサーバ14に接続するための要求を確認(validate)し、ディレクトリサービスプログラム28に関連するディレクトリ内を探索してプライベートサーバ14の現在のインターネットプロトコルアドレス及びプライベートサーバ14のメッセージサーバ15のポート番号を獲得する。サーバコンピュータ12はそれによって、要求装置30とプライベートサーバ14との間のひとつのコネクション(a connection)が設立(set up)されることを可能とするように従事する(engaged)。
【0059】
ここに説明される本発明の実施例において、説明のために特に、要求装置30とプライベートサーバ14との間の3つの接続方法が提供される。第1に、“https”のような安全なウェブプロトコルを用いた良く知られるやり方で直接的な接続が提供される。
【0060】
この方法において、一旦サーバコンピュータ12が要求装置30によって提供された接続要求を確認(validate)すると、良く知られた方法で単純にプライベートサーバ14に転送される。その後全ての相互作用が、通信セッション中に要求装置30とプライベートサーバ14の間で直接行われる。
【0061】
第2に、サーバコンピュータ12がプライベートサーバ14へのネットワークアクセスを持つが、プライベートサーバ14がインターネット16からアクセス不可能で、ローカルエリアネットワークのようなネットワーク内でのみ有効なネットワークアドレスを持ち得る場合に、要求装置30あるいは移動可能クライアント装置31とプライベートサーバ14との間のコネクション(the connection)を提供するためにこれもまた良く知られたやり方でプロキシサーバ(図示せず)が用いられる。
【0062】
プライベートサーバ14が双方向ワイヤレスページャーネットワーク102と統合される(integrated)本発明の他の面において、移動可能なクライアント装置31がデータを双方向ワイヤレスページャーネットワーク102を介してプライベートサービス14に送ることを要求する時に、既知のSMTPネットワーク構成要素であるメッセージ転送エージェント(Message Transfer Agent)(図示せず)が関係してくる。本発明の1つの好ましい実施例で、メッセージ転送エージェントは、メッセージを、インターネットと双方向ワイヤレスページャーネットワーク102との間で移動させるワイヤレスネットワークゲートウェイ(図示せず)と対応付けられる。移動可能なクライアント装置31は、双方向ワイヤレスページャーネットワーク102を介してメッセージをワイヤレスネットワークゲートウェイに送る。ワイヤレスネットワークゲートウェイは、良く知られたやり方で、メッセージをメッセージ転送エージェントに転送し、メッセージ転送エージェントが電子メールアドレスを調べて、ドメイン名サーバ6あるいはサーバコンピュータ12にプライベートサーバ14のインターネット(IP)アドレスを戻すように依頼する。
【0063】
プライベートサーバ14が、インターネット及び双方向ワイヤレスページャーネットワーク102を介して移動可能なクライアント装置30にデータを送ることを要求する時、プライベートメッセージング及びデータ管理装置9は、良く知られたやり方でメッセージとしてのデータを双方向ワイヤレスページャーネットワーク102と対応付けられたメッセージ転送エージェントに送信する。双方向ワイヤレスページャーネットワーク102はこれもまた良く知られたやり方で、メッセージを移動可能なクライアント装置30に送信する。
【0064】
上述のコネクション(connection)は、3つの種類のデータを転送するための手段を提供する。第1に、静的ページデータ、即ち、当業者に良く知られたやり方で提供されるナビゲーションのためのメニューである。第2に、これもまた良く知られたやり方で提供されるメッセージリストのような情報のリストである。第3に、ストリーム化されたデータ、即ち、それが受け取られているのと“実時間(real time)”で表示され得る音声,ファックス,テキスト,及び映像データのようなメッセージ内容(content)データである。4番目に、プライベートサーバ14によって受信されたメッセージ及びイベント(event)に関する通知データ、及び、プライベートサーバ14によって管理される文書の通知及び他の情報である。5番目に、上記メッセージ,事象,文書,及び他の情報に関連して、プライベートサーバ14によって実行される必要のあるオペレーションに関する命令である。6番目は、本発明のプライベートサーバ14を、双方向ワイヤレスページャーネットワーク102、並びに移動可能なクライアント装置30のユーザに提示される(presented)プライベートサーバ14上にある文書内容及び他の情報と統合(integration)することに関連する。プライベートメッセージング及びデータ管理装置18の機能を提供するためには、上述した全ての種類のデータへのアクセスが必要である。
【0065】
移動可能なクライアント
図13に示される本発明の特定の実施例において、移動可能なクライアント装置31は、移動可能なクライアント装置31とプライベートサーバ14の間の通信機能を具体化する移動可能な通信装置301を備える。移動可能な通信装置301は、双方向ワイヤレスページングネットワーク102とのインターフェーシングに関連する機能を、良く知られたやり方で実行するワイヤレス通信インターフェース302を備える。移動可能な通信装置301は、移動可能なクライアント装置30とプライベートサーバ14の双方に対するユーザ選好(preference)を表示,設定,及び更新するために使用されるオプション機能であるプリファランス管理機能(Preference Management Facility)304を更に備える。移動可能な通信機能301は、移動可能な装置のプライベートメッセージ(Mobile Device Private Message)、及び詳細は後述するが、プライベートサーバ14によって送られた通知及びデータを受信するデータ管理機能303を更に備える。
【0066】
移動可能な装置のプライベートメッセージ及びデータ管理機能303は、3つの機能を提供する。第1にそれは、プライベートサーバ14上に存在するメッセージ,文書,及び他の情報の通知をプライベートサーバ14から受け取り、そのような通知を移動可能なクライアント装置31のユーザに良く知られた方法で表示する通知表示機能306を備える。第2に、移動可能な装置のプライベートメッセージ及びデータ管理機能303は、コマンドオペレーション機能307(これは、ユーザがコマンドをプライベートサーバ14に発行することにより、プライベートサーバ14の管理の下のデータにアクション及びオペレーションを実行し、プライベートサーバ14によって管理された文書をオープンする手段を提供する)を備える。第3に、移動可能な装置のプライベートメッセージ及びデータ管理機能303は、オープンされ、かつ、データ表示機能305を更に備えることで、移動可能なクライアント装置31によってプライベートサーバ14から受け取られたデータを表示する手段を提供する。このデータは、限定するものではないが、テキスト形態のメッセージ情報,文書情報,グラフィカル情報及び画像を含む。
【0067】
セキュリティ
プライベートサーバ14と、要求装置30或いは特定の移動可能なクライアント装置31のいずれかと、プライベートサーバ14との間で安全な通信プロトコルを使用することが望ましい。これらのそれぞれの主体(entity)間のメッセージペイロード(payload)は、良く知られた方法の暗号化技術を用いて暗号化されねばならない。ここに記載されるシステムと関連して、電子装置間の安全な通信を提供する他の手段の使用が、本発明によって考慮されることが理解されるべきである。
【0068】
要求装置30がWAP装置である場合に、認証とプライベートサーバ14への接続が“自動的に”起こり得ることが理解されるべきである。これは、特有の識別子が、製造者によって各WAP装置に割り当てられるからである。上述の登録ルーチン21の一部分として、この特有の識別子はプライベートサーバ14の現在の位置と対応付けられ、これによってWAP装置をプライベートサーバ14に自動的に転送することができる。
【0069】
完全なインターネットアクセス
本発明で提供されるシステムは、上述のように、本発明の遠隔メッセージ管理機能29及びデータ管理機能22のオペレーションによって、特にプライベートメッセージング及びコンタクト機能9の機能への“完全な”インターネットアクセスを可能とする。
【0070】
プライベートサーバ14と対応付けられたメッセージ等のデータに対する“完全な”インターネットアクセスは、動作中の例の図面によって最も良く理解される。
【0071】
ユーザは、本発明のコンピュータ製品に対応付けられたプライベートサーバ14上に記憶されたメッセージのリストにアクセス可能であって、プライベートサーバ14に対して、外部メッセージ記憶装置(message stores)からメッセージを受信するための接続を開始するようにコマンドできる(例えば、インターネットサービスプロバイダが、特定の電子メールアカウントを管理することである)。
【0072】
より重要なことは、ここに開示される本発明は、ユーザが、インターネットに接続された他のコンピュータ上で実行されているウェブブラウザプログラムを介して、プライベートサーバ14上に記憶された(いかなるタイプの)メッセージの上記リストにアクセスし、外部メッセージ記憶装置(external message stores)からのメッセージを受信する接続を開始するようにプライベートサーバに対してコマンドすることを可能とする。
【0073】
本発明はユーザが、適当な電話通信のハードウェア手段によって、サーバコンピュータ12への電話コールを介してメッセージのリストにアクセスし、上記外部メッセージ記憶装置からメッセージを受信するためにプライベートサーバ14に接続を開始するようにコマンドすることも可能とする。
【0074】
同様に本発明はユーザがメッセージの上記リストにアクセスして、ユーザが外部メッセージ記憶装置から移動可能ワイヤレス(WAP)装置を介してメッセージを受信するようにプライベートサーバ14に接続を開始するようコマンドすることを可能とする。
【0075】
ユーザからのコマンドによって本発明は、個人の音声メッセージが再生されること、個人の電子メールメッセージ,ファクシミリメッセージ,映像及び他の画像がコンピュータ,携帯電話(ハードウェアリソースに依存する),あるいはWAPが利用できるハンドヘルドコンピュータの上に表示されること、及び個人の実行可能なメッセージコンテンツがプライベートサーバ14上で実行されることを可能とする(例えば、音声ファイルの実行や音声ストリームのユーザへの転送である)。
【0076】
本発明は、プライベートサーバ14への接続が音声接続である時、電子メールに添付して送られた音声メッセージによってユーザがメッセージ応答することも可能とする。本発明はユーザがテキストメッセージによってメッセージ応答することを更に可能とする。
【0077】
特に、通知機能33によって、本発明は、電話コールによってユーザが指定したワイヤレスページングサービスに、新しく受け取られたメッセージを通知することが可能である。プライベートサーバ14は、電話コールによってユーザが指定した電話番号に新しく受け取ったメッセージを通知し、その後に、音声データストリームとしての音声メッセージを再生することも可能である。プライベートサーバ14は更に、インターネットを介してユーザが指定したワイヤレスページングサービスに送られたメッセージによって、新規に受け取ったメッセージをユーザに通知することが可能である。プライベートサーバ14は更に、インターネットに接続された他のコンピュータ上で実行されているウェブブラウザプログラムを介して、モデムあるいは移動可能なワイヤレス(WAP)装置によってプライベートサーバ14に接続された電話ラインへの音声電話コールを介して、通知機能33によって提供された通知リストへエンティティをリモートで付加,修正,及び削除するための手段を提供することが可能である。
【0078】
図面、特に図8,9,及び10に示されるように、本発明のコンピュータ製品は、ここに記載される電話ラインを持つユーザへの完全なインターネットアクセスを提供するために、テキストから会話への変換(text-to-speech)技術を組み込む。このテキストから会話への変換は、良く知られたやり方で実行される種々の商業的に利用可能な技術を含み得る。
【0079】
図11に示されるように、本発明のデータ管理機能22は、メッセージ及びコンタクト管理への完全なインターネットアクセスを提供することに貢献する。そのような機能によって、本発明は、ユーザがデータ管理機能22に対応付けられたローカルのコンピュータ上のコンタクトデータベースに含まれるデータにアクセスすることを可能とする。より重要な点として、本発明は、ユーザがインターネットに接続された他のコンピュータ上で実行されるウェブブラウザプログラムを介してローカルのコンピュータ上の上記データにアクセスし、本発明のコンピュータ製品に関してプライベートサーバ14に、外部メッセージアドレスからメッセージを受信するために接続を開始するようにコマンドすることも可能とする。更に、本発明は、ユーザが適切な電話ハードウェア装置によってサーバコンピュータ12に接続された電話ラインへの電話コ−ルを介して、あるいは移動可能なワイヤレス(WAP)装置を介して、ローカルのコンピュータ上の上記データにアクセスすることを可能とする。
【0080】
本発明の更なる説明において、本発明のプライベートサーバ14が双方向ワイヤレス・ページャーネットワーク102と統合される場合におけるオペレーション例が提供される。
【0081】
通知機能33によって本発明は、インターネットから双方向ワイヤレスページングネットワーク102上で新規のメッセージ,文書,あるいは他のデータを受け取ったユーザに通知するための手段を提供する。
【0082】
ユーザは、本発明のコンピュータ製品に関連するプライベートサーバ14上に記憶されたメッセージのリストにアクセスすること、及び、外部メッセージ記憶装置からのメッセージを受信するための接続を開始するようにプライベートサーバ14にコマンドすることが可能である(例えばインターネット・サービスプロバイダが特定の電子メールアカウントを管理することである)。
【0083】
コマンドオペレーション機能307及びデータ表示機能305のオペレーションによるユーザからのコマンドに基づいて、本発明は個人の音声メッセージが再生されること,個人の電子メールメッセージが表示されること,電子メール及びファクシミリメッセージがファックス機に転送され外部電子メールアカウントに転送されることを可能とする。本発明は、テキスト電子メールによって、あるいは電子メール添付物として送られた生成された音声メッセージとして(テキストから会話への変換機能を用いて)、ユーザがメッセージに応答することも可能とする。
【0084】
本発明及び、特に移動可能な装置の個人メッセージ及びデータの管理機能303は、ユーザがプライベートサーバ14上に記憶された文書及びファイルのリストにアクセスすること、及びリストをユーザに表示することを可能とする。本発明は更に、ユーザが文書を電子メールあるいはファクシミリメッセージとして転送すること、あるいは、それが移動可能なクライアント装置30上でデータ表示機能305と協働して見られるように文書をオープンすることを可能とする。
【0085】
本発明はユーザが、適当な電話通信のハードウェアによってサーバコンピュータ12への電話コールを介してメッセージの上記リストにアクセスすること、及び、上記外部メッセージ記憶装置からメッセージを受信するようにプライベートサーバ14に接続を開始するようにコマンドすることをも可能とする。
【0086】
図面、特に図8,9,及び10に図示されるように、本発明のコンピュータ製品は、ここに記載された完全なインターネットアクセスを電話ラインを持つユーザに提供するためにテキストから会話への変換技術を取りこむ。このテキストから会話への変換は、周知のやり方で実行される種々の商業的に利用可能な技術を備える。
【0087】
本発明の他のバリエーション及び修正が可能である。特に、本発明では、複数のコンピュータプログラム機能が、発明の説明の目的のために別個の機能として記載される。しかし、そのような機能は、本発明を備える他の機能と結合され得るか、あるいは、そのような機能は、別個の機能に再分割され得ことを理解されたい。追加の手段が情報をリモートアクセスして管理してコンタクトするような種々の他の特徴あるいは機能が本発明の範疇から離れること無しに本発明に追加され得ることもまた理解されたい。更に、プライベート通信ポータルは、ここに記載されるやり方でデータにリモートアクセスすることが望まれる際に、有用なデータを生成して、そのようなデータを管理するためのいかなる手段にも対応付けられ得ることを理解されたい。更に、許可されたユーザ以外に対して本発明のプライベート通信ポータルにアクセスすることを制限するための種々の手段が利用されることが考慮される。本発明のプライベートサーバが、本発明のコンピュータ製品の一以上のコピーを備え得ることもまた理解されるべきである。ネットワーク接続を生成するための種々の手段がここで示されてきた。しかし、説明された本発明に関連して用いられる上記接続を生成するための他の手段もまた、本発明の範囲内にある。全ての修正あるいはバリエーションが、ここに添付される特許請求の範囲によって規定される本発明の範囲と視野内にあると考えられる。
【技術分野】
【0001】
本発明は、全般的には、有線(wired)あるいは無線のリモートウェブブラウザを用い、プライベートサーバ(private server)で遠隔的にデータをアクセスするためのシステム,コンピュータ製品(computer product)及び方法に関する。本発明は、有線あるいは無線のリモートウェブブラウザを用い、プライベートサーバで、異なったタイプのメッセージをリモートアクセスして管理するためのシステム,コンピュータ製品及び方法にも関連する。本発明は更に、双方向ページャーネットワークによって処理された命令にリモートでアクセスしたり応答したりすることを可能とするプライベート通信ポータルを実施するための方法に関連する。
【背景技術】
【0002】
今日、個人及びビジネスでは、電子メール(映像や音声アッタチメント(attachment)あるいはAOLTMの“インスタント・メッセージ”を持つ電子メールを含む),紙メッセージ,ファクシミリ(ファックス),及び電子音声メール,文書転送,ファイル転送,及び構造化されたデータ転送を含む種々のメッセージを通じて通信が行われる。
【0003】
多くのケースでこれらのメッセージは、1つより多くのコンピュータプログラムによって管理される。そのようなマルチ・プログラム・ソリューションは面倒である。なぜなら、一般的に、マルチ・プログラム・ソリューションは、1つ以上のプログラムについての相当の習熟を必要とし、更に異なったタイプのメッセージの受け取り(receipt)と発送(dispatch)を管理するための各プログラムへのアクセスを必要とするからである。これは、時間を損失するばかりでなく、ユーザの目標を達成する上で過大に複雑な手段を生じさせていた。
【0004】
遠隔の場所に配置され、ネットワークを通じて電子的にアクセスされるマルチ・ユーザ・サーバが、上記通信を管理することもよくある。マルチ・ユーザ・サーバは複数のユーザに属する個人データ(private data)へのアクセスを制御するだけでなく、一時的な又はかなり永い期間の個人データについてのリポジトリとしても機能する。よって、セキュリティー,スケーラビリティ,信頼性,及びデータへの同時アクセスの問題が重要となる。
【0005】
単一ユーザのプログラムがこのような種々のメッセージを管理することは既知であるが、メッセージ,文書,データファイル,及びコンタクト情報(contact information)の管理に対してインターネットを介した完全リモートアクセスを提供するようにはなっていない。通信スタンダードとして一般的なインターネットプロトコルの使用,インターネットで使用可能となる電子機器の汎用的な利用可能性,及びインターネットを使用する際のコスト削減を含む膨大な理由のために、インターネットを使用することが望ましい。メッセージ,文書,データ,及びコンタクト管理(contact management)のユーザは、複数の場所及び/又は複数の通信装置(例えば、ラップトップ,携帯電話,あるいは手持ちコンピュータ等)から、上記メッセージ,文書,データ,及びコンタクト管理システムへアクセスすることを所望することがあるので、完全なインターネットアクセスが望ましい。完全なリモートアクセスは、アドレスブック,セキュリティー設定,ルール(例えば自動応答),テキスト・ツー・スピーチ機能(text-to-speech functionality)等のメッセージ管理システムの機能へリモートアクセスする通信装置がどこに位置しようとも、メッセージあるいは文書の受け取りを可能とする。
【0006】
先行技術のメッセージシステム、及びSYMANTECのTALK WORKS PROTM, SIEMENSTMのXPRESSIONS470TM, NOKIA/TELEKOLTMのINTEGRAXTM,INTERSISTMのVOIXXTM,KONTACTTMのVEMA2.0TM,及びBLUEJADE.COMTMのTECSTM等のプログラムは、以下に詳説する上記の完全なインターネットアクセスを提供しない。
【0007】
マルチ・ユーザ・サーバの使用を必要としないシステム,コンピュータ製品,及び方法を提供することが望ましい。言い替えれば、ユーザと、ユーザが通信する主体(entity)との間の媒介者として機能するサードパーティのサービスプロバイダが何ら存在しないとき、上述の種々の情報を管理することが“統合(ユニファイド)して”行われることが望ましい。これは、サードパーティサービスプロバイダによって課金されるサービス料金が削減されるという結果をもたらす。柔軟性があるシステム,コンピュータ製品,及び方法を提供することで、パーソナルデータへのアクセスを可能とし、そして、このパーソナルデータにセキュリティー性を提供することが更に望ましい。
【0008】
“マルチ・ユーザ・サーバ”と記載したサーバは、1以上の“ユーザ”によって用いられ、その場合、各ユーザが複数の個々のユーザとともに一つのビジネスを構成し得ることに留意されたい。
【0009】
サードパーティによる仲介(intermediaries)を必要とする先行技術においては、多くの不都合が存在する。第1に、そのような先行技術のシステムは、通常、相当のユーザ料金を支払う必要があり、しかもシステムが使用される限りの支払いとなり得る。第2に、プライベートのユーザシステム(private user system)とコンピュータ製品とによって提供されるサードパーティによる仲介システムは、一般的に、完全な柔軟性,カスタマイズ化,セキュリティ,及び個人データへのアクセスを提供するようなことはしない。第3に、サードパーティによる仲介システムに、柔軟性やカスタマイズ化やセキュリティーやアクセス機能を取り入れることは面倒である。第4に、コンタクトデータ(contact data)のような、サードパーティによる仲介システムと対応付けられたデータは、ユーザの個人(personal)サーバからサードパーティシステムに複製される必要がある。殆どの先行技術システムにおいて、一般的には、必要なデータ転送が安全ベースで(secure basis)生じない点で、あるいはもしセキュリティー条項(security provisions)が作られたとしてもそのようなセキュリティー条項は保証が困難である点で、そのような複製においてリスクが存在する。5番目に、サードパーティによる仲介システムの使用は、そのようなサードパーティにアクセスコードを提供することを意味する。このアクセスコードを用いて、悪党(rogue)が、ユーザの個人データへアクセスしたり、そしてまた、例えば損害を与える電子メールをユーザのコンタクト点(contacts)に送ったりすることができてしまう。一般的に、サードパーティによる仲介がこれらの事案の発生の起こり易さを削減させるための手続を持つ一方、それにもかかわらず、そのような発生は有り得る。
【0010】
それ故、使用が容易で比較的安価なプライベート通信ポータル(private communication portal)を提供するためのシステムが求められる。“プライベート(private)”なる語は、上述のサードパーティによる仲介システムの場合がそうであるように、通信ポータルというのは複数ユーザというよりむしろ、一人のユーザにとって専用であることを意味する。
【0011】
“プライベート通信ポータル(private communication portal)”の意味で、“通信(communication)”がその語の広義の技術的定義に従い用いられることに留意すべきである。特に、本願の目的からみたときの“通信”とは、通信主体(entity)によって理解される所定のプロトコルを用いながら、情報フォーマットを含む情報を交換すること又はアクセスすることを意味する。“通信”が発生するためには、人間であるユーザに対して要求が何ら無いことに留意すべきである。このような意味で、“通信”は、一人以上の人間ユーザの間でなされる通信に関連して理解される“メッセージング(messaging)”と対比される。
【0012】
また、“ポータル”の語は一般的に、ポイントAからBへの通信を容易にするための手段を意味する。1以上の相互接続されたコンピュータあるいはプロセス(process)が、1つの“ポータル”を提供するように協働することができる。例えば、“ポータル”を備える第1のコンピュータあるいはプロセスは、Bの位置を特定する(locate)ための手段を少なくとも一回提供する。その後、AとBの間の通信が、第1のコンピュータあるいはプロセスから独立した第2のコンピュータあるいはプロセスを通じて容易に行われる。
【0013】
本発明が実施される場合、ここに記載するように、メッセージをリモートで管理しアクセスするためのプライベート通信ポータルを提供する。しかし、メッセージは、本発明によって協調しながら通信されるただ1つの様式(form)のデータであることに留意すべきである。本発明は、ビデオモニタリングを含む種々の目的のための通信サーバとしてプライベートサーバを動作させる手段を提供する。例えば、ここに記載したプライベート通信ポータルは、例えば、画像検知の動きを観察ステーションに送信するといったデータにリモートでアクセスし管理するための手段を提供する。
【0014】
そのようなプライベート通信ポータルシステムとコンピュータ製品を提供することは、多くの問題を呈示する。第1に、プライベート通信ポータルが存在するコンピュータは、ウェブブラウザあるいはWAP装置を使用するインターネット上に位置することが要求される。第2に、安全なインターネット接続をユーザの上記コンピュータに提供するシステムが必要とされる。第3に、関連する地点で、システムはユーザを認証し、かつ、非認証アクセスを拒絶する必要がある。第4に、遠隔ユーザと上記コンピュータの間で、メッセージが安全に移転される必要がある。
【0015】
従って、メッセージ,データ文書,及びコンタクト管理機能(contact management functions)への完全なアクセスを、プライベート通信ポータルによって提供するシステム,コンピュータ製品,及び方法が望ましい。サードパーティによる仲介無しに、プライベートの(private)通信ポータルによってメッセージ,データ,文書,及びコンタクト管理を提供するシステム及びコンピュータ製品を提供することが更に望ましい。
【0016】
インターネット・サービス・プロバイダのようなサードパーティによるサービスプロバイダは、一般的に、ユーザが彼ら自身のプライベートインターネットサーバを確立する(establish)ことを許容しないこと、及びもしプライベートインターネットサーバを確立するならば一般的にかなりのコストとなることを理解すべきである。これは、ユーザのインターネット・プロトコル・アドレスが一般的に、時々システムリソース管理上の理由によって変更されるからである。プライベートなインターネット・プロトコル・アドレスを取得することもあるが、一般的に有料オプション(at a premium)である。
【0017】
従って、ユーザのコンピュータのインターネット・プロトコル・アドレスが時々変更されたとしても、管理データをリモートでアクセスし管理するシステム,コンピュータ製品,及び方法に対するニーズもまた存在する。
【0018】
上述のプライベート通信ポータルを提供することの他の面は、同じものを、Glenayreの@ctivelinkTMとRIMのBlackberryTMページャーのような双方向ページャー装置で統合することである。ここで言及されるプライベート通信ポータルは、先行技術のページングネットワークとの接続を可能とする。例えば、プライベート通信ポータルによってメッセージが受け取られる時に、既知のやり方で、通知がページングネットワークに送られる。例えば、この通知は、プライベート通信ポータルにボイスメールを残した呼び出し者の識別に関する情報を含み得る。
このようなページャー装置とページャーネットワークによってプライベート通信ポータルからの応答を顕在化できることが望ましい。例えば、ユーザがページャー装置によって“Xからのボイスメールを受信”と通知される際に、そのようなページャー装置において“ボイスメールを獲得せよ”という機能を行えるようになっていることが望ましい。本機能に応答して、ページャーネットワークが、ユーザの電話番号をコールして、その電話コール内にボイスメールの内容を提供することを要求しているプライベート通信ポータルにメッセージを伝送できることが更に望ましい。同様に、“Yからファクシミリを受信”という場合に、そのようなページャー装置において“ファックス転送”機能を行い、プライベート通信ポータルがユーザによって指定されたファクシミリ番号をコールして、その番号のファクシミリ装置にメッセージを転送するように要求できることが望ましい。
【0019】
本出願で開示される双方向(2-way)ページャーネットワークの議論において、我々は、インターネットサーバから移動可能な受信装置へ、限定された長さのメッセージをブロードキャストするように設計されたワイヤレス・ネットワークに言及する。この場合、移動可能な受信装置は、ページングシステム(paging system)の受信可能範囲のどこに存在してもよい。また、移動可能な装置は、限定された長さのメッセージの発信源となり、当該メッセージをワイヤレスネットワークを介して特定された任意のインターネットサーバに送信することができる。インターネットと移動可能な受信装置は、双方向ページャーネットワークで情報を交換するために“セッション(session)”あるいは“論理的接続(logical connection)”を設定する必要が無い。
【0020】
ページャーネットワークを用いてリモート応答を顕在化するための障害が存在する。ページャーネットワークは一般的に、メールサーバ、より詳細に言うと既知のやり方でページングネットワークの動作に関連するメッセ−ジを通信するためのSMTPサーバのようなページャー命令転送手段を備える。
【0021】
上述の特別な例では、プライベート通信ポータルへの要求は一般的に、SMTPサーバに送信し、次に入替わって、詳細は後述するが、ロケーション機能(Location Facility)によってプライベート通信ポータルに送信する。
【0022】
プライベート通信ポータルは一般的に、プライベート通信ポータルによって受信されたメッセージが即座には提供されず、むしろ時間遅延せざるをえないやり方でインターネットと接続する。特に、最も良く知られているプライベート通信ポータルの実現において、メッセージは、例えばインターネット・サービス・プロバイダのサーバコンピュータを時々ポーリング(polling)することによって収集される。この時間遅延は、ある場合はインターネットアクセスの技術的限界の結果であり、他の場合にはシステムリソースを節約する手続の結果生じている。
【0023】
上述のようなページャーネットワークを用いてリモート応答を提供するに際して、上記時間遅延は、比較的大きな不便さを引き起こし得る。例えば、一例において、もしページャー装置のユーザとプライベート通信ポータルが即座にボイスメールの伝送を要求するならば、その伝送に対する比較的大きな待ちは不便さを生じかねない。
【0024】
それ故、そのような遅れの影響を最小化するプライベートな通信ポータル及びそれを実現する方法に対するニーズが存在する。
【発明の概要】
【0025】
本発明の1つの面によって、プライベート通信ポータルのためのシステム,コンピュータ製品及び方法が提供される。
【0026】
本発明の他の面によって、コンピュータに常駐するデータへの完全なインターネットアクセス、及びそのデータの管理を提供するためのシステム,コンピュータ製品及び方法が提供される。
【0027】
本発明の更に別の面によって、メッセージ及びコンタクト情報のリモートアクセスと管理を提供するためのシステム,コンピュータ製品及び方法が提供される。
【0028】
本発明の更に他の面によって、ユーザが彼等自身のインターネットサーバを確立することを妨げるサードパーティによるサービスプロバイダ制限にも関らず、ユーザのコンピュータ上に常駐するデータへのリモートアクセスのために、ユーザにプライベートサーバを提供するためのシステム,コンピュータ製品及び方法が提供される。
【0029】
本発明は、任意の数のラップトップコンピュータ,携帯電話,あるいはWAP可能なハンドヘルドコンピュータを含む電子装置を介して、メッセージ及びコンタクト情報等のデータへ便利にリモートアクセスするという多くの利点を持つ。特に、本発明は全てのタイプのメッセージが読まれるだけでなく、リモート応答されることも可能にしている。本発明は、一般的にメッセージのリモートアクセスと関連する使用料の課金を削減するという付加的な利点を持つ。
【0030】
本発明の他の重要な利点は、現在の電子メール,ファックス番号,あるいは電話番号を使用することができることであって、上述のサードパーティのサービスプロバイダが一般的に要求するような新たなものを取得するものではないことである。例えば新規の電子メールアドレスへの移行は一般的に、ユーザから電子メールを通常に受信する者が、その情報を更新することを要求する。この結果、一般的に移行の管理(コンタクト情報の変更,古い電子メールアドレスからのポインタの生成)において時間のロスをもたらし、潜在的に、通信のロスあるいは遅延という結果を生じさせる。
【0031】
本発明においてユーザは、セキュリティとアクセスを決定する。これは、例えばメッセージのリモート転送を可能にすることによって、より大きな柔軟性とデータのより大きな制御を提供する。
【0032】
また、マルチユーザのシステムにおいて、いかなる所定の時刻においても、サードパーティシステムにアクセスするユーザの数に依存して、マルチユーザ・メッセージングシステムの動作は否定的に(negatively)影響され得る。ここに記載される本発明は、ユーザのメッセージングシステムの最適な動作を保証するための手段を提供する。
【0033】
システムリソース管理上の理由によって、上記サードパーティシステムは一般的に、メッセージやコンタクト情報のようなデータ記憶の目的のために、各個人のユーザに割り当てられるディスク空間の総量に制限が設定されることもまた理解されるべきである。これは、そのようなデータを保存(archiving)するための適切な手段を提供するに際して問題を呈する。データ保存はサードパーティシステムによって提供されない。この場合、もしサードパーティシステムによって許諾されるなら、データはユーザのシステムあるいは他のシステムにエクスポートされる必要がある。これは、不便さ及び/又は時間ロスを生じさせる。あるいはまた、データ保存は、サードパーティシステムによる仲介によって提供され得るが、一般的に有料オプションである。
【0034】
更に当業者によって即座に理解されるように、本発明は、ユーザのコンピュータが、ユーザの要求に従って構成される“プライベートサーバ”として動作することを可能とする。
【0035】
本発明のシステムの更なる他の面において、最小の時間遅延もたらすページングネットワークとの接続を可能とするプライベート通信ポータルのためのコンピュータ製品と方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の好ましい実施例によるシステムリソースフローチャートである。
【図2】システムからワイヤレスネットワークへの接続を示す、本発明の好ましい実施例のシステムリソースフローチャートである。
【図3】本発明のサーバコンピュータのリソースを示すシステムリソースフローチャートである。
【図4】本発明のプライベートサーバのリソースを説明するシステムリソースフローチャートである。
【図5】本発明の機能を更に示す図である。
【図6】本発明のファックス/音声/データ通信インターフェースの動作を示すプログラム機能チャートである。
【図7】本発明の電子メール通信インターフェースの動作を示すプログラム機能チャートである。
【図8】遠隔メッセージ管理機能と関連する、本発明の電子メールメッセージ機能の動作を示すプログラム機能チャートである。
【図9】遠隔メッセージ管理機能と関連する、本発明の音声メッセージ機能の動作を示すプログラム機能チャートである。
【図10】遠隔メッセージ管理機能と関連する、本発明のファックスメッセージ機能の動作を示すプログラム機能チャートである。
【図11】本発明のコンタクト情報機能の動作を示すプログラム機能チャート。
【図12】本発明の遠隔メッセージ管理機能のオペレーションを示すプログラム機能チャートである。
【図13】システムのページングネットワークへの接続を説明する、本発明の好ましい実施例によるシステムリソースフローチャートである。
【図14】ページングネットワークに接続されたプライベートサーバに常駐する本発明のコンピュータプロダクトのリソースを説明するプログラムリソースフローチャートである。
【図15】双方向ページャーネットワークに接続された本発明の機能の説明である。
【図16】本発明の移動可能な通信機能の説明である。
【発明を実施するための形態】
【0037】
好ましい実施例の詳細な説明が、以下において、添付の図面を参照して例示としてのみ提供される。図面においては、本発明の好ましい実施例が例示として図示される。記述と図面は理解を助ける目的として示されているに過ぎず、本発明を限定的に定義することを意図していないことが明白に理解されるべきである。
【0038】
図1を参照すると、本発明の好ましい実施例を示したシステムリソースフローチャートが開示されている。特に、図1は、本発明のプライベート通信ポータルあるいは“PCP”10を備えるリソースを示す。PCP10は、レジストレーション及びDNSサーバコンピュータあるいはサーバコンピュータ12,プライベートサーバ14及び“要求装置(Requesting Device)”30を更に備える複数のコンピュータ・アーキテクチャを備える。本開示での“要求装置”は、電話,携帯電話,ラップトップコンピュータ等の任意の電子通信手段も意味する。“要求装置”は特に、双方向ページャーネットワークに接続された“移動可能なクライアント装置”31を含むワイヤレス通信手段をも含み得る。プライベートサーバ14が、ネットワークステーション,パーソナルコンピュータ端末,あるいはサーバを含むことに留意されたい(ただし、そのようなプライベートサーバ14が、ビジネスあるいは個人となり得るプライベートユーザに専属することを条件として)。上記プライベートサーバ14は、図1に最も良く示されるように、メッセージとデータ管理サーバ15をも備え得るし、良く知られるように特定のプライベートサーバを識別するネットワーク名も備え得る。
【0039】
図1に示されるように、プライベートサーバ14に、例えば同軸ケーブル接続あるいは高速のxDSL電話接続等を備える永続的インターネット接続(permanent Internet connection)13を提供することが望ましい。
【0040】
サーバコンピュータ12は、制限されないアクセスによって、インターネット16のようなコンピュータが相互接続されたネットワークと接続される。サーバコンピュータ12は、既知のように一つあるいはそれ以上のコンピュータを備え得る。
【0041】
プライベートサーバ14は、プライベートサーバ14に専用の本発明のコンピュータ製品とともに提供される。本発明の第1の好ましい実施例において、図1に最も良く示されるように、このコンピュータ製品は、インターネットからサーバコンピュータ12というようなコンピュータネットワーク上のプライベートサーバ14のロケーションを通信する手段5及び通信機能3を提供する。上記通信装置3は、当業者に良く知られたやり方で、メッセージング機能(facility),モニタリング機能,データベース機能等のデータを生成する複数の機能17を持つインターフェースを提供する。以下に説明されるように、本発明のコンピュータ製品は、上記データをリモートアクセスするための手段を提供する。
【0042】
本発明のコンピュータ製品の他の面において、移動可能なクライアント装置31から受信した命令を処理することのできるインターネット・メッセージ転送手段100(internet message transfer means)が提供される。本発明のコンピュータ製品は、メッセージとデータを移動可能なクライアント装置31に送ってそれをユーザに表示するために、インターネット・メッセージ移転手段100も使用する。本発明の好ましい実施例では、インターネット・メッセージ転送手段100は、双方向ワイヤレスページャーネットワーク102の仕様に従うSMTP等の電子メールプロトコルをサポートするように構成される。
【0043】
インタ−ネット転送手段100は、プライベートサーバ14と移動可能なクライアント装置31の間で、メッセージ,データ及び命令を通信する機能専用となる。
【0044】
図2に示す本発明のコンピュータ製品の他の面において、上記サーバコンピュータ12には、プライベートサーバ14に専用の上記コンピュータ製品と通信するサーバコンピュータ製品が提供される。上記サーバコンピュータ製品(図1に示される)は、以下に説明するように、上記プライベートサーバ14へのリモートアクセスを提供するために、レジストレーション及びDNS機能6、あるいは、プライベートサーバ14のロケーション通信のための通信手段5に応答する手段を提供する。
【0045】
プライベートメッセージング及びデータ管理機能
図4に示される本発明の好ましい実施例において、上記通信機能3は更に、通信インターフェース7及び通信ソフトウェアプログラム9あるいはプライベートメッセージング及びデータ管理機能(これらは動作的に関連する)を備える。上記プライベートメッセージング及びデ−タ管理機能9は、2つの主要要素、即ち、ユニファイド(統合)メッセージング機能20及びデータ管理機能22を備える。
【0046】
図5に最も良く示されるように、ユニファイド(統合)メッセージング機能20の主要機能は、電子メール,ファクシミリ,電子ボイスメール,画像,映像データ,実行可能なプログラムコード,音声データ,フォーマット化されたデータ,あるいは生の二進データを含む全てのタイプ及び内容のメッセージを受信して処理することである。ユニファイド(統合)メッセージング機能20は、通信インターフェース7と動作可能に対応付けられる。通信インターフェース7の機能は、ファックス/音声/データメッセージについて図6で、電子メールについて図7で説明される。
【0047】
図4に示されるように、ユニファイド(統合)メッセージング機能20は、遠隔メッセージ管理機能29(この機能は以下に説明される)のオペレーションに関連して、電子メールメッセージ検索機能23,ボイス・メッセージ機能25及びファックス・メッセージング機能27(それぞれ図8,9,及び10に説明されている)を更に備える。
【0048】
本発明において、統一されたメッセージング機能20は、通知及びページング機能33を更に備える。この機能は、以下に詳細に説明されるようなやり方で、有効なメッセージ発信者(originator)からのメッセージがプライベートサーバ14で受信されるときのみ起動される。プライベートサーバ14のハードディスクは、通知機能33と協働した“通知リスト”のコピーを記憶する。“通知リスト”は、有効なメッセージ発信者の電子メールアドレス,ファックス識別子,及び/又は,発呼者識別子を含む。ここに記載される双方向ワイヤレスページャーネットワークによる本発明の統合化において、本発明の好ましい実施例におけるメッセージ受信イベントの“通知”は、インターネット16及び双方向ワイヤレスページャーネットワーク102を介して、移動可能なクライアント装置31に送出される。
【0049】
データ管理機能22の主要な機能は、名称,アドレス,会社情報,個人情報,コンタクトヒストリー等のデータベース情報を入力して検索し、ユーザへの提示にとってより適切であるフォーマットに文書を提供(rendering)することを含む文書検索及び文書表示をし、監視カメラによって捕捉されたビデオイメージ等のモニタリング情報を検索及び表示することである。
【0050】
更に、図5に最も良く説明されるように、本発明のシステムと協働した統一メッセージング機能20及びデータ管理機能22は、遠隔メッセージ管理機能29も提供する。遠隔メッセージ管理機能29の特別な機能は、図11に最も良く説明される。
【0051】
インターネット登録(registration)及びロケーション(location)
上記サーバコンピュータ12は、インターネットのような相互接続されたコンピュータのネットワークと既知の方法で接続され、そして特に、インターネット要求を受け入れ、これらの要求を上記サーバコンピュータ12とプライベートサーバ14との間のひとつのコネクション(a connection)になる(translate)ように構成される。
【0052】
図3に最も良く示されるように、ここに記載されるシステムは、ディレクトリサービスプログラム28を備える。ここに示される特定の実施例において、上記ディレクトリサービスプログラム28は、サーバコンピュータ12と動作可能に接続される。明確さのために、上記ディレクトリサービスプログラム28は、上記サーバコンピュータ12、又は上記サーバコンピュータ12から遠隔であるがそこからアクセス可能な場所のいずれかに常駐し得る。ディレクトリサービスプログラム28は、ディレクトリサービスプログラム28のディレクトリ内容(directory content)をダイナミックに修正することのできるドメインネームサーバ(DNS)6等のプロトコルを用いて提供されるダイナミック・ディレクトリを備える。ディレクトリ情報の更新あるいは変更の目的のために、本発明のユーザのみに、ディレクトリサービスプログラム28へのアクセスが与えられることが望ましい。そのようなアクセスは、以下に説明するように登録機能19と関連して提供される。
【0053】
図3に説明されるように、プライベートメッセージング及びデータ管理機能9は、インターネット16からメッセージを受け取るためにプライベートサーバ14が利用可能であることを指示する(indicating)ための登録ルーチン21を備える。多くの理由から、そのような登録ルーチン21が組み込まれる(engaged)ことが望ましい。第1に、プライベートサーバ14のインターネットあるいはサーバ接続がアクティブであることを確認することが望ましい。第2に、プライベートサーバ14が本発明の機能を提供するように構成される時に、サーバコンピュータ12での登録が明らかに要求される。第3に、ディレクトリサービスプログラム28を更新して、プライベートサーバのインターネットプロトコルアドレスに起こり得る変更を処理する(address)ために、登録ルーチン21が周期的に従事する(engaged)ことが要求される。第4に、システムリソース管理の観点から、アクティブなユーザのみのために、サーバコンピュータ12へのアクセスを制限することが望ましいかもしれない(この場合には、プリセットされたパラメータによって、非アクティブ(inactive)と判断されたユーザは、一定時間後に自動的に登録抹消される)。5番目に、幾人かのユーザは、彼等のアクセスコードを時々変更することを希望するかもしれない。6番目に例えばプライベートコンピュータ14でのバックアップ・ルーチンの動作中に、サーバコンピュータ12からの通信の受信を遮るために、幾人かのユーザは一時的に、サーバコンピュータ12から登録抹消することを希望するかもしれない。7番目に、登録ルーチン21は、サーバコンピュータ12で提供されたセキュリティ設定を良く知られたやり方で変更することが要求され得る。
【0054】
本発明は、登録ルーチン21のオペレーションパラメータが当業者に良く知られたやり方で設定できること、そして、それは、必要に応じてユーザ又はサーバコンピュータ12のシステムオペレータのいずれかによって行われることが理解されるべきである。
【0055】
プライベートサーバ14のメッセージ等の通信を受け取る可能性は、ディレクトリサービスプログラム28で、名前列(name string)あるいは数字列(digit string)を登録することによって登録ルーチン21により通信されるが、上記名前列あるいは数字列は、ディレクトリサービスプログラム28に関連するダイナミック・ディレクトリ内のいかなる他の類似の名称とも衝突してはならない。この通信には、上述のように時々変更されるプライベートサーバ14の現在のインターネットプロトコルアドレスが含まれる。しかし、サーバコンピュータ12のインターネットプロトコルアドレスは不変であり、ここに記載されるシステムに既知である。
【0056】
上述のようなやり方で、プライベートサーバ14の現在のインターネットプロトコルアドレスが時々提供され、ディレクトリサービスプログラム28にダイナミックに記憶される。
【0057】
図1に示されるウェブブラウザや、図2に示される移動可能なブラウザ等の要求装置(Requesting Device)30がプライベートサーバ14への接続を要求する時、要求装置30は良く知られるやり方でサーバコンピュータ12にまず接続し、要求装置30が接続を希望するプライベートサーバ14の名称を指示(indicates)する。
【0058】
サーバコンピュータ12は、プライベートサーバ14に接続するための要求を確認(validate)し、ディレクトリサービスプログラム28に関連するディレクトリ内を探索してプライベートサーバ14の現在のインターネットプロトコルアドレス及びプライベートサーバ14のメッセージサーバ15のポート番号を獲得する。サーバコンピュータ12はそれによって、要求装置30とプライベートサーバ14との間のひとつのコネクション(a connection)が設立(set up)されることを可能とするように従事する(engaged)。
【0059】
ここに説明される本発明の実施例において、説明のために特に、要求装置30とプライベートサーバ14との間の3つの接続方法が提供される。第1に、“https”のような安全なウェブプロトコルを用いた良く知られるやり方で直接的な接続が提供される。
【0060】
この方法において、一旦サーバコンピュータ12が要求装置30によって提供された接続要求を確認(validate)すると、良く知られた方法で単純にプライベートサーバ14に転送される。その後全ての相互作用が、通信セッション中に要求装置30とプライベートサーバ14の間で直接行われる。
【0061】
第2に、サーバコンピュータ12がプライベートサーバ14へのネットワークアクセスを持つが、プライベートサーバ14がインターネット16からアクセス不可能で、ローカルエリアネットワークのようなネットワーク内でのみ有効なネットワークアドレスを持ち得る場合に、要求装置30あるいは移動可能クライアント装置31とプライベートサーバ14との間のコネクション(the connection)を提供するためにこれもまた良く知られたやり方でプロキシサーバ(図示せず)が用いられる。
【0062】
プライベートサーバ14が双方向ワイヤレスページャーネットワーク102と統合される(integrated)本発明の他の面において、移動可能なクライアント装置31がデータを双方向ワイヤレスページャーネットワーク102を介してプライベートサービス14に送ることを要求する時に、既知のSMTPネットワーク構成要素であるメッセージ転送エージェント(Message Transfer Agent)(図示せず)が関係してくる。本発明の1つの好ましい実施例で、メッセージ転送エージェントは、メッセージを、インターネットと双方向ワイヤレスページャーネットワーク102との間で移動させるワイヤレスネットワークゲートウェイ(図示せず)と対応付けられる。移動可能なクライアント装置31は、双方向ワイヤレスページャーネットワーク102を介してメッセージをワイヤレスネットワークゲートウェイに送る。ワイヤレスネットワークゲートウェイは、良く知られたやり方で、メッセージをメッセージ転送エージェントに転送し、メッセージ転送エージェントが電子メールアドレスを調べて、ドメイン名サーバ6あるいはサーバコンピュータ12にプライベートサーバ14のインターネット(IP)アドレスを戻すように依頼する。
【0063】
プライベートサーバ14が、インターネット及び双方向ワイヤレスページャーネットワーク102を介して移動可能なクライアント装置30にデータを送ることを要求する時、プライベートメッセージング及びデータ管理装置9は、良く知られたやり方でメッセージとしてのデータを双方向ワイヤレスページャーネットワーク102と対応付けられたメッセージ転送エージェントに送信する。双方向ワイヤレスページャーネットワーク102はこれもまた良く知られたやり方で、メッセージを移動可能なクライアント装置30に送信する。
【0064】
上述のコネクション(connection)は、3つの種類のデータを転送するための手段を提供する。第1に、静的ページデータ、即ち、当業者に良く知られたやり方で提供されるナビゲーションのためのメニューである。第2に、これもまた良く知られたやり方で提供されるメッセージリストのような情報のリストである。第3に、ストリーム化されたデータ、即ち、それが受け取られているのと“実時間(real time)”で表示され得る音声,ファックス,テキスト,及び映像データのようなメッセージ内容(content)データである。4番目に、プライベートサーバ14によって受信されたメッセージ及びイベント(event)に関する通知データ、及び、プライベートサーバ14によって管理される文書の通知及び他の情報である。5番目に、上記メッセージ,事象,文書,及び他の情報に関連して、プライベートサーバ14によって実行される必要のあるオペレーションに関する命令である。6番目は、本発明のプライベートサーバ14を、双方向ワイヤレスページャーネットワーク102、並びに移動可能なクライアント装置30のユーザに提示される(presented)プライベートサーバ14上にある文書内容及び他の情報と統合(integration)することに関連する。プライベートメッセージング及びデータ管理装置18の機能を提供するためには、上述した全ての種類のデータへのアクセスが必要である。
【0065】
移動可能なクライアント
図13に示される本発明の特定の実施例において、移動可能なクライアント装置31は、移動可能なクライアント装置31とプライベートサーバ14の間の通信機能を具体化する移動可能な通信装置301を備える。移動可能な通信装置301は、双方向ワイヤレスページングネットワーク102とのインターフェーシングに関連する機能を、良く知られたやり方で実行するワイヤレス通信インターフェース302を備える。移動可能な通信装置301は、移動可能なクライアント装置30とプライベートサーバ14の双方に対するユーザ選好(preference)を表示,設定,及び更新するために使用されるオプション機能であるプリファランス管理機能(Preference Management Facility)304を更に備える。移動可能な通信機能301は、移動可能な装置のプライベートメッセージ(Mobile Device Private Message)、及び詳細は後述するが、プライベートサーバ14によって送られた通知及びデータを受信するデータ管理機能303を更に備える。
【0066】
移動可能な装置のプライベートメッセージ及びデータ管理機能303は、3つの機能を提供する。第1にそれは、プライベートサーバ14上に存在するメッセージ,文書,及び他の情報の通知をプライベートサーバ14から受け取り、そのような通知を移動可能なクライアント装置31のユーザに良く知られた方法で表示する通知表示機能306を備える。第2に、移動可能な装置のプライベートメッセージ及びデータ管理機能303は、コマンドオペレーション機能307(これは、ユーザがコマンドをプライベートサーバ14に発行することにより、プライベートサーバ14の管理の下のデータにアクション及びオペレーションを実行し、プライベートサーバ14によって管理された文書をオープンする手段を提供する)を備える。第3に、移動可能な装置のプライベートメッセージ及びデータ管理機能303は、オープンされ、かつ、データ表示機能305を更に備えることで、移動可能なクライアント装置31によってプライベートサーバ14から受け取られたデータを表示する手段を提供する。このデータは、限定するものではないが、テキスト形態のメッセージ情報,文書情報,グラフィカル情報及び画像を含む。
【0067】
セキュリティ
プライベートサーバ14と、要求装置30或いは特定の移動可能なクライアント装置31のいずれかと、プライベートサーバ14との間で安全な通信プロトコルを使用することが望ましい。これらのそれぞれの主体(entity)間のメッセージペイロード(payload)は、良く知られた方法の暗号化技術を用いて暗号化されねばならない。ここに記載されるシステムと関連して、電子装置間の安全な通信を提供する他の手段の使用が、本発明によって考慮されることが理解されるべきである。
【0068】
要求装置30がWAP装置である場合に、認証とプライベートサーバ14への接続が“自動的に”起こり得ることが理解されるべきである。これは、特有の識別子が、製造者によって各WAP装置に割り当てられるからである。上述の登録ルーチン21の一部分として、この特有の識別子はプライベートサーバ14の現在の位置と対応付けられ、これによってWAP装置をプライベートサーバ14に自動的に転送することができる。
【0069】
完全なインターネットアクセス
本発明で提供されるシステムは、上述のように、本発明の遠隔メッセージ管理機能29及びデータ管理機能22のオペレーションによって、特にプライベートメッセージング及びコンタクト機能9の機能への“完全な”インターネットアクセスを可能とする。
【0070】
プライベートサーバ14と対応付けられたメッセージ等のデータに対する“完全な”インターネットアクセスは、動作中の例の図面によって最も良く理解される。
【0071】
ユーザは、本発明のコンピュータ製品に対応付けられたプライベートサーバ14上に記憶されたメッセージのリストにアクセス可能であって、プライベートサーバ14に対して、外部メッセージ記憶装置(message stores)からメッセージを受信するための接続を開始するようにコマンドできる(例えば、インターネットサービスプロバイダが、特定の電子メールアカウントを管理することである)。
【0072】
より重要なことは、ここに開示される本発明は、ユーザが、インターネットに接続された他のコンピュータ上で実行されているウェブブラウザプログラムを介して、プライベートサーバ14上に記憶された(いかなるタイプの)メッセージの上記リストにアクセスし、外部メッセージ記憶装置(external message stores)からのメッセージを受信する接続を開始するようにプライベートサーバに対してコマンドすることを可能とする。
【0073】
本発明はユーザが、適当な電話通信のハードウェア手段によって、サーバコンピュータ12への電話コールを介してメッセージのリストにアクセスし、上記外部メッセージ記憶装置からメッセージを受信するためにプライベートサーバ14に接続を開始するようにコマンドすることも可能とする。
【0074】
同様に本発明はユーザがメッセージの上記リストにアクセスして、ユーザが外部メッセージ記憶装置から移動可能ワイヤレス(WAP)装置を介してメッセージを受信するようにプライベートサーバ14に接続を開始するようコマンドすることを可能とする。
【0075】
ユーザからのコマンドによって本発明は、個人の音声メッセージが再生されること、個人の電子メールメッセージ,ファクシミリメッセージ,映像及び他の画像がコンピュータ,携帯電話(ハードウェアリソースに依存する),あるいはWAPが利用できるハンドヘルドコンピュータの上に表示されること、及び個人の実行可能なメッセージコンテンツがプライベートサーバ14上で実行されることを可能とする(例えば、音声ファイルの実行や音声ストリームのユーザへの転送である)。
【0076】
本発明は、プライベートサーバ14への接続が音声接続である時、電子メールに添付して送られた音声メッセージによってユーザがメッセージ応答することも可能とする。本発明はユーザがテキストメッセージによってメッセージ応答することを更に可能とする。
【0077】
特に、通知機能33によって、本発明は、電話コールによってユーザが指定したワイヤレスページングサービスに、新しく受け取られたメッセージを通知することが可能である。プライベートサーバ14は、電話コールによってユーザが指定した電話番号に新しく受け取ったメッセージを通知し、その後に、音声データストリームとしての音声メッセージを再生することも可能である。プライベートサーバ14は更に、インターネットを介してユーザが指定したワイヤレスページングサービスに送られたメッセージによって、新規に受け取ったメッセージをユーザに通知することが可能である。プライベートサーバ14は更に、インターネットに接続された他のコンピュータ上で実行されているウェブブラウザプログラムを介して、モデムあるいは移動可能なワイヤレス(WAP)装置によってプライベートサーバ14に接続された電話ラインへの音声電話コールを介して、通知機能33によって提供された通知リストへエンティティをリモートで付加,修正,及び削除するための手段を提供することが可能である。
【0078】
図面、特に図8,9,及び10に示されるように、本発明のコンピュータ製品は、ここに記載される電話ラインを持つユーザへの完全なインターネットアクセスを提供するために、テキストから会話への変換(text-to-speech)技術を組み込む。このテキストから会話への変換は、良く知られたやり方で実行される種々の商業的に利用可能な技術を含み得る。
【0079】
図11に示されるように、本発明のデータ管理機能22は、メッセージ及びコンタクト管理への完全なインターネットアクセスを提供することに貢献する。そのような機能によって、本発明は、ユーザがデータ管理機能22に対応付けられたローカルのコンピュータ上のコンタクトデータベースに含まれるデータにアクセスすることを可能とする。より重要な点として、本発明は、ユーザがインターネットに接続された他のコンピュータ上で実行されるウェブブラウザプログラムを介してローカルのコンピュータ上の上記データにアクセスし、本発明のコンピュータ製品に関してプライベートサーバ14に、外部メッセージアドレスからメッセージを受信するために接続を開始するようにコマンドすることも可能とする。更に、本発明は、ユーザが適切な電話ハードウェア装置によってサーバコンピュータ12に接続された電話ラインへの電話コ−ルを介して、あるいは移動可能なワイヤレス(WAP)装置を介して、ローカルのコンピュータ上の上記データにアクセスすることを可能とする。
【0080】
本発明の更なる説明において、本発明のプライベートサーバ14が双方向ワイヤレス・ページャーネットワーク102と統合される場合におけるオペレーション例が提供される。
【0081】
通知機能33によって本発明は、インターネットから双方向ワイヤレスページングネットワーク102上で新規のメッセージ,文書,あるいは他のデータを受け取ったユーザに通知するための手段を提供する。
【0082】
ユーザは、本発明のコンピュータ製品に関連するプライベートサーバ14上に記憶されたメッセージのリストにアクセスすること、及び、外部メッセージ記憶装置からのメッセージを受信するための接続を開始するようにプライベートサーバ14にコマンドすることが可能である(例えばインターネット・サービスプロバイダが特定の電子メールアカウントを管理することである)。
【0083】
コマンドオペレーション機能307及びデータ表示機能305のオペレーションによるユーザからのコマンドに基づいて、本発明は個人の音声メッセージが再生されること,個人の電子メールメッセージが表示されること,電子メール及びファクシミリメッセージがファックス機に転送され外部電子メールアカウントに転送されることを可能とする。本発明は、テキスト電子メールによって、あるいは電子メール添付物として送られた生成された音声メッセージとして(テキストから会話への変換機能を用いて)、ユーザがメッセージに応答することも可能とする。
【0084】
本発明及び、特に移動可能な装置の個人メッセージ及びデータの管理機能303は、ユーザがプライベートサーバ14上に記憶された文書及びファイルのリストにアクセスすること、及びリストをユーザに表示することを可能とする。本発明は更に、ユーザが文書を電子メールあるいはファクシミリメッセージとして転送すること、あるいは、それが移動可能なクライアント装置30上でデータ表示機能305と協働して見られるように文書をオープンすることを可能とする。
【0085】
本発明はユーザが、適当な電話通信のハードウェアによってサーバコンピュータ12への電話コールを介してメッセージの上記リストにアクセスすること、及び、上記外部メッセージ記憶装置からメッセージを受信するようにプライベートサーバ14に接続を開始するようにコマンドすることをも可能とする。
【0086】
図面、特に図8,9,及び10に図示されるように、本発明のコンピュータ製品は、ここに記載された完全なインターネットアクセスを電話ラインを持つユーザに提供するためにテキストから会話への変換技術を取りこむ。このテキストから会話への変換は、周知のやり方で実行される種々の商業的に利用可能な技術を備える。
【0087】
本発明の他のバリエーション及び修正が可能である。特に、本発明では、複数のコンピュータプログラム機能が、発明の説明の目的のために別個の機能として記載される。しかし、そのような機能は、本発明を備える他の機能と結合され得るか、あるいは、そのような機能は、別個の機能に再分割され得ことを理解されたい。追加の手段が情報をリモートアクセスして管理してコンタクトするような種々の他の特徴あるいは機能が本発明の範疇から離れること無しに本発明に追加され得ることもまた理解されたい。更に、プライベート通信ポータルは、ここに記載されるやり方でデータにリモートアクセスすることが望まれる際に、有用なデータを生成して、そのようなデータを管理するためのいかなる手段にも対応付けられ得ることを理解されたい。更に、許可されたユーザ以外に対して本発明のプライベート通信ポータルにアクセスすることを制限するための種々の手段が利用されることが考慮される。本発明のプライベートサーバが、本発明のコンピュータ製品の一以上のコピーを備え得ることもまた理解されるべきである。ネットワーク接続を生成するための種々の手段がここで示されてきた。しかし、説明された本発明に関連して用いられる上記接続を生成するための他の手段もまた、本発明の範囲内にある。全ての修正あるいはバリエーションが、ここに添付される特許請求の範囲によって規定される本発明の範囲と視野内にあると考えられる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
a)通信機能を備える第1のコンピュータであって、当該第1のコンピュータがコンピュータのネットワークと接続される第1のコンピュータ、及び、
b)上記第1のコンピュータを探り当てるための探り当て機能を備える第2のコンピュータであって、当該第2のコンピュータが上記ネットワークと接続される第2のコンピュータ、を備え、
上記探り当て機能が、上記第1のコンピュータと第3のコンピュータとの間の通信のために上記第1のコンピュータを探り当てるために当該第3のコンピュータに応答し、
上記専用通信ポータルが、上記第1のコンピュータにおいて専用サーバを提供する、ユーザのための専用通信ポータルを提供するためのシステム。
【請求項2】
上記第1のコンピュータが更にデータベースを備え、上記システムが遠隔的に当該データベースにアクセスするための手段を提供する、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
上記通信機能が更に、上記通信機能の通信設定を設定するための手段を提供し、上記システムが当該通信設定を遠隔的に設定するための手段を提供する、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
上記探り当て機能が、上記第1のコンピュータの現在の位置を上記第2のコンピュータに知らせるための手段を備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
上記探り当て機能が、
a)上記通信機能によって提供された上記第1のコンピュータの上記現在の位置を通信するための手段、及び、
b)上記第2のコンピュータによって提供された上記第1のコンピュータの上記現在の位置を通信するための手段に応答する手段、
を備える、請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
上記第2のコンピュータが更に、上記探り当て機能と対応付けられたダイナミックな位置ディレクトリを備え、
当該ダイナミックな位置ディレクトリが、上記ネットワーク上の上記第1のコンピュータの位置を提供するための手段、及び、当該位置を更新して、上記ネットワーク上の上記第1のコンピュータの現在の位置を上記第3のコンピュータに提供するための手段を提供する、請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
上記探り当て機能が、上記現在の位置を周期的に更新する、請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
上記システムが更に、上記通信機能へのアクセスを、上記ユーザのみに制限するためのセキュリティー機能を備える、請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
上記通信機能が更に、データ通信を送り及び受け取るための通信インターフェースを備える、請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
上記通信機能がデータ生成機能とインターフェースして、上記第3のコンピュータにおいて上記データ生成機能によって生成されたデータを提供する、請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
上記通信機能が更に、上記通信インターフェースと協働して、メッセージを処理及び管理するための統合されたメッセージング機能を備える、請求項9に記載のシステム。
【請求項12】
上記通信機能が更に、コンタクト情報機能を備える、請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
上記通信機能が更に、遠隔メッセージ管理機能を備える、請求項12に記載のシステム。
【請求項14】
上記遠隔メッセージ管理機能が、上記メッセージを遠隔的に、読み,応答し,及び管理するための手段を提供する、請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
上記遠隔メッセージ管理機能が、上記統合されたメッセージング機能及びコンタクト情報機能が協働することによって提供される、請求項14に記載のシステム。
【請求項16】
上記メッセージが、電子メール,ファクシミリ,あるいは音声メールを含む、請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
上記システムが、存在する電話及びファックスの番号及び電子メールアドレスを用いて、上記統合されたメッセージング機能の使用を可能とする、請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
上記統合されたメッセージング機能が、電子メールメッセージ機能を備える、請求項16に記載のシステム。
【請求項19】
上記統合されたメッセージング機能が、ファックスメッセージ機能を更に備える、請求項18に記載のシステム。
【請求項20】
上記統合されたメッセージング機能が更に、音声メッセージ機能を備える、請求項19に記載のシステム。
【請求項21】
a)コンピュータのネットワークと接続された第1のコンピュータであって、
i)マイクロプロセッサ、
ii)通信インターフェース、及び、
iii)上記マイクロプロセッサと動作可能に対応付けられるコンピュータプログラムであって、当該コンピュータプログラムが、
(1)通信機能、及び、
(2)上記第1のコンピュータの現在の位置を、上記通信インターフェースと協働して通信するための手段を備える、当該コンピュータプログラム、
を備える第1のコンピュータ、
b)第2のコンピュータであって、
i)マイクロプロセッサ、
ii)通信インターフェース、及び、
iii)上記ネットワーク上の上記第1のコンピュータを探り当てるための、上記通信インターフェース及びマイクロップロセッサと対応付けられた探り当て機能であって、当該探り当て機能が上記第1のコンピュータの現在の位置を通信するための上記手段に応答する探り当て機能、を備える永続的ネットワークアドレスによって上記ネットワークと接続される第2のコンピュータを備え、
上記第1のコンピュータを探り当てるために上記探り当て機能が第3のコンピュータに応答し、上記第2のコンピュータが上記探り当てされた第1のコンピュータの上記通信機能と第3のコンピュータとの間の通信セッションを促進し、
そして、上記専用通信ポータルが、上記第1のコンピュータにおいて専用サーバを提供する、ユーザための専用通信ポータルを提供するためのシステム。
【請求項22】
上記専用サーバが更に、データベースを備え、そして、上記システムが遠隔的に上記データベースにアクセスするための手段を提供する、請求項21に記載のシステム。
【請求項23】
上記通信機能が上記通信機能のための通信設定を設定するための手段を提供し、そして、上記システムが、上記通信設定を遠隔的に設定するための手段を提供する、請求項22に記載のシステム。
【請求項24】
上記第2のコンピュータが更に、上記探り当て機能と対応付けるダイナミックな位置ディレクトリを備え、上記ダイナミックな位置ディレクトリが、上記専用サーバの位置を提供するための手段,及び上記ネットワーク上の上記専用サーバの現在の位置を提供するために上記位置を更新するための手段を提供する、請求項23に記載のシステム。
【請求項25】
マイクロプロセッサ及び通信インターフェースを含む第1のコンピュータにおいて専用メッセージングポータルを提供するためのコンピュータ製品において、当該第1のコンピュータがコンピュータのネットワークに接続されるコンピュータ製品であって、
a)通信機能、及び、
b)第3のコンピュータとの通信のために上記ネットワーク上の上記第1のコンピュータを探り当てるように、上記ネットワーク上の上記第1のコンピュータの位置を、上記通信インターフェース及び通信機能と協働して、永続的ネットワークアドレスにおける上記ネットワークに接続された第2のコンピュータに通信するための手段、を備え、
一旦上記第1のコンピュータの上記位置が上記第2のコンピュータに提供されるときに、上記第3のコンピュータとの通信セッションを確立するために上記通信機能が上記第2のコンピュータに応答し、上記第1のコンピュータにおいて上記専用通信ポータルが専用サーバを提供する、コンピュータ製品。
【請求項26】
上記第1のコンピュータが更にデータベースを備え、上記コンピュータ製品が上記データベースを遠隔的にアクセスするための手段を提供する、請求項25に記載のコンピュータ製品。
【請求項27】
上記通信機能が更に、上記通信機能の通信設定を設定するための手段を提供し、上記コンピュータ製品が、上記マイクロプロセッサ及び通信インターフェースと協働して、上記通信設定を遠隔的に設定するための手段を提供する、請求項26に記載のコンピュータ製品。
【請求項28】
上記探り当て機能が、上記第1のコンピュータの上記現在の位置を上記第2のコンピュータに知らせるための手段を含む、請求項27に記載のコンピュータ製品。
【請求項29】
上記探り当て機能が、
a)上記通信機能によって提供された上記第1のコンピュータの上記現在の位置を通信するための手段、及び、
b)上記第2のコンピュータと協働して提供された上記第1のコンピュータの上記現在の位置を通信するための手段に応答する手段を含む、請求項28に記載のコンピュータ製品。
【請求項30】
上記コンピュータ製品が上記第2のコンピュータにおいて上記探り当て機能と対応付けられたダイナミックな位置ディレクトリを提供し、上記ダイナミックな位置ディレクトリが、上記ネットワーク上の上記第1のコンピュータの位置を提供するための手段,及び,上記ネットワーク上の上記第1のコンピュータの上記現在の位置を上記第3のコンピュータに提供するために上記位置を更新するための手段を提供する、請求項29に記載のコンピュータ製品。
【請求項31】
上記探り当て機能が上記現在の位置を定期的に更新する、請求項30に記載のコンピュータ製品。
【請求項32】
上記コンピュータ製品が更に、上記第2のコンピュータと協働して、上記通信機能へのアクセスを上記ユーザにのみ制限するためのセキュリティー機能を含む、請求項31に記載のコンピュータ製品。
【請求項33】
上記通信機能が更に、データ通信を送り、及び受け取るための通信インターフェースを含む、請求項32に記載のコンピュータ製品。
【請求項34】
上記通信機能が、データ生成機能とインターフェースして、上記データ生成機能によって遠隔的に生成されるデータを提供する、請求項33に記載のコンピュータ製品。
【請求項35】
上記通信機能が更に、上記通信インターフェースと協働して、メッセージを処理及び管理するための統合されたメッセージング機能を含む、請求項33に記載のコンピュータ製品。
【請求項36】
上記通信機能が更に、コンタクト情報機能を含む、請求項35に記載のコンピュータ製品。
【請求項37】
上記通信機能が更に、遠隔メッセージ管理機能を含む、請求項36に記載のコンピュータ製品。
【請求項38】
上記遠隔メッセージ管理機能が、上記メッセージを遠隔的に、読み,応答し,及び管理するための手段を提供する、請求項37に記載のコンピュータ製品。
【請求項39】
上記遠隔メッセージ管理機能が、上記統合されたメッセージング機能及びコンタクト情報機能の協働によって提供される、請求項38に記載のコンピュータ製品。
【請求項40】
上記メッセージが電子メール,ファクシミリ,あるいはボイスメールを含む、請求項39に記載のコンピュータ製品。
【請求項41】
上記コンピュータ製品が、存在する電話及びファックス番号及び電子メールアドレスを用いて、上記統合されたメッセージング機能の使用を可能とする、請求項40に記載のコンピュータ製品。
【請求項42】
上記統合されたメッセージング機能が、電子メールメッセージ機能を含む、請求項40に記載のコンピュータ製品。
【請求項43】
上記統合されたメッセージング機能が更に、ファックスメッセージ機能を含む、請求項42に記載のコンピュータ製品。
【請求項44】
上記統合されたメッセージング機能が更に、ボイスメッセージ機能を含む、請求項43に記載のコンピュータ製品。
【請求項45】
遠隔コンピュータ専用の専用メッセージングポータルを促進するためにサーバコンピュータと協働して使用するためのコンピュータ製品であって、
上記サーバコンピュータ及び遠隔コンピュータがコンピュータのネットワークに接続され、
a)通信インターフェース、
b)許可機能、
c)上記遠隔コンピュータの上記現在の位置を受け取り、上記現在の位置を第2のコンピュータにおいてディレクトリに記憶するために、上記通信インターフェースと関連付けられた探り当て機能を備え、
上記遠隔コンピュータとの通信のために、上記通信インターフェースが、第3者のコンピュータから要求を受け取り、
上記許可機能が、上記第3者のコンピュータが、上記遠隔コンピュータとの通信をすることを許可されたか否かを判断し、
上記通信インターフェースが、上記遠隔コンピュータと、上記遠隔コンピュータとの通信が許可された第3者のコンピュータとの間の通信セッションを開始し、
そして、上記コンピュータ製品が、上記専用通信ポータルと協働して、上記遠隔コンピュータにおいて専用サーバを提供する、コンピュータ製品。
【請求項46】
第1のコンピュータにおいて専用通信ポータルを提供する方法において、上記第1のコンピュータがコンピュータのネットワークと接続される当該方法であって、
a)上記第1のコンピュータに通信機能を提供し、当該通信機能は上記第1のコンピュータの現在の位置を上記ネットワークと接続されるサーバコンピュータに通信するための手段を提供するものであり、
b)上記サーバコンピュータに、上記第1のコンピュータを探り当てるための探り当て機能を提供し、上記探り当て機能は第1のコンピュータの現在の位置を通信するための上記手段に応答するものであり、
c)上記現在の位置を、上記探り当て機能と対応付けられたディレクトリ内に記憶し、
d)上記第1のコンピュータとの通信のために上記第3のコンピュータを認証することにより、及び上記第1のコンピュータを探り当てることにより、及び上記第1のコンピュータと上記第3のコンピュータとの間の通信セッションを確立することにより、上記探り当て機能によって上記第1のコンピュータと第3のコンピュータとの間の通信を促進する、ステップを含む方法。
【請求項47】
上記探り当て機能によって上記現在の位置を周期的に更新するステップを更に含む、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
上記通信機能によって、上記データ生成機能により生成されたデータへの遠隔アクセスを提供するように、上記通信機能とデータ生成機能との間にインターフェースを提供するステップを更に含む、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
上記第1のコンピュータに統合されたメッセージング機能が提供され、上記統合されたメッセージング機能に遠隔的にアクセスするステップを更に含む、請求項47に記載の方法。
【請求項50】
上記第1のコンピュータにコンタクト情報機能をもが提供され、上記コンタクト情報機能に遠隔的にアクセスするステップを更に含む、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
上記統合されたメッセージング機能及びコンタクト情報機能を用いて、ボイスメール,ファックスメッセージ,及び電子メールメッセージを、遠隔的にアクセス及び管理するステップを更に含む、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
上記統合されたメッセージング機能の通信設定を遠隔的に設定するステップを更に含む、請求項50に記載の方法。
【請求項53】
a)通信機能を備え、コンピュータのネットワークと接続された第1のコンピュータ、
b)上記第1のコンピュータを探り当てるための探り当て機能を備え、コンピュータの上記ネットワークと接続された第2のコンピュータ、及び、
c)上記第1のコンピュータに位置し、ページャーネットワークからの命令の受信及び処理のために上記通信機能に接続されるインターネット・メッセージ移転手段を備え、
上記第1のコンピュータと第3のコンピュータとの間の通信のために、上記第1のコンピュータを探り当てるために、上記探り当て機能が第3のコンピュータに応答し、
上記専用通信ポータルが、上記第1のコンピュータにおいて専用サーバを提供し、
ページャー・ネットワークからの上記命令に応答して、上記インターネット・メッセージ移転手段が、上記通信機能の遠隔的な起動を可能とするようにされる、ユーザのための専用通信ポータルを提供するためのシステム。
【請求項54】
a)通信機能を備える第1のコンピュータを提供し、
b)上記第1のコンピュータに、ページャーネットワークからの命令の受信と処理のための、インターネット・メッセージ移転手段を提供し、
c)上記第1のコンピュータにコンピュータのネットワークを接続し、
d)上記第1のコンピュータを探り当てるための探り当て機能を備え、上記コンピュータのネットワークと接続された、第2のコンピュータを提供し、そして、
e)上記ページャーネットワークからの上記受信及び処理命令を処理して、上記ページャーネットワークからの上記命令に応答して、上記通信機能を遠隔的に起動するステップを備える、専用通信ポータルを具現化する方法。
【請求項1】
a)通信機能を備える第1のコンピュータであって、当該第1のコンピュータがコンピュータのネットワークと接続される第1のコンピュータ、及び、
b)上記第1のコンピュータを探り当てるための探り当て機能を備える第2のコンピュータであって、当該第2のコンピュータが上記ネットワークと接続される第2のコンピュータ、を備え、
上記探り当て機能が、上記第1のコンピュータと第3のコンピュータとの間の通信のために上記第1のコンピュータを探り当てるために当該第3のコンピュータに応答し、
上記専用通信ポータルが、上記第1のコンピュータにおいて専用サーバを提供する、ユーザのための専用通信ポータルを提供するためのシステム。
【請求項2】
上記第1のコンピュータが更にデータベースを備え、上記システムが遠隔的に当該データベースにアクセスするための手段を提供する、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
上記通信機能が更に、上記通信機能の通信設定を設定するための手段を提供し、上記システムが当該通信設定を遠隔的に設定するための手段を提供する、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
上記探り当て機能が、上記第1のコンピュータの現在の位置を上記第2のコンピュータに知らせるための手段を備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
上記探り当て機能が、
a)上記通信機能によって提供された上記第1のコンピュータの上記現在の位置を通信するための手段、及び、
b)上記第2のコンピュータによって提供された上記第1のコンピュータの上記現在の位置を通信するための手段に応答する手段、
を備える、請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
上記第2のコンピュータが更に、上記探り当て機能と対応付けられたダイナミックな位置ディレクトリを備え、
当該ダイナミックな位置ディレクトリが、上記ネットワーク上の上記第1のコンピュータの位置を提供するための手段、及び、当該位置を更新して、上記ネットワーク上の上記第1のコンピュータの現在の位置を上記第3のコンピュータに提供するための手段を提供する、請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
上記探り当て機能が、上記現在の位置を周期的に更新する、請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
上記システムが更に、上記通信機能へのアクセスを、上記ユーザのみに制限するためのセキュリティー機能を備える、請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
上記通信機能が更に、データ通信を送り及び受け取るための通信インターフェースを備える、請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
上記通信機能がデータ生成機能とインターフェースして、上記第3のコンピュータにおいて上記データ生成機能によって生成されたデータを提供する、請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
上記通信機能が更に、上記通信インターフェースと協働して、メッセージを処理及び管理するための統合されたメッセージング機能を備える、請求項9に記載のシステム。
【請求項12】
上記通信機能が更に、コンタクト情報機能を備える、請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
上記通信機能が更に、遠隔メッセージ管理機能を備える、請求項12に記載のシステム。
【請求項14】
上記遠隔メッセージ管理機能が、上記メッセージを遠隔的に、読み,応答し,及び管理するための手段を提供する、請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
上記遠隔メッセージ管理機能が、上記統合されたメッセージング機能及びコンタクト情報機能が協働することによって提供される、請求項14に記載のシステム。
【請求項16】
上記メッセージが、電子メール,ファクシミリ,あるいは音声メールを含む、請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
上記システムが、存在する電話及びファックスの番号及び電子メールアドレスを用いて、上記統合されたメッセージング機能の使用を可能とする、請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
上記統合されたメッセージング機能が、電子メールメッセージ機能を備える、請求項16に記載のシステム。
【請求項19】
上記統合されたメッセージング機能が、ファックスメッセージ機能を更に備える、請求項18に記載のシステム。
【請求項20】
上記統合されたメッセージング機能が更に、音声メッセージ機能を備える、請求項19に記載のシステム。
【請求項21】
a)コンピュータのネットワークと接続された第1のコンピュータであって、
i)マイクロプロセッサ、
ii)通信インターフェース、及び、
iii)上記マイクロプロセッサと動作可能に対応付けられるコンピュータプログラムであって、当該コンピュータプログラムが、
(1)通信機能、及び、
(2)上記第1のコンピュータの現在の位置を、上記通信インターフェースと協働して通信するための手段を備える、当該コンピュータプログラム、
を備える第1のコンピュータ、
b)第2のコンピュータであって、
i)マイクロプロセッサ、
ii)通信インターフェース、及び、
iii)上記ネットワーク上の上記第1のコンピュータを探り当てるための、上記通信インターフェース及びマイクロップロセッサと対応付けられた探り当て機能であって、当該探り当て機能が上記第1のコンピュータの現在の位置を通信するための上記手段に応答する探り当て機能、を備える永続的ネットワークアドレスによって上記ネットワークと接続される第2のコンピュータを備え、
上記第1のコンピュータを探り当てるために上記探り当て機能が第3のコンピュータに応答し、上記第2のコンピュータが上記探り当てされた第1のコンピュータの上記通信機能と第3のコンピュータとの間の通信セッションを促進し、
そして、上記専用通信ポータルが、上記第1のコンピュータにおいて専用サーバを提供する、ユーザための専用通信ポータルを提供するためのシステム。
【請求項22】
上記専用サーバが更に、データベースを備え、そして、上記システムが遠隔的に上記データベースにアクセスするための手段を提供する、請求項21に記載のシステム。
【請求項23】
上記通信機能が上記通信機能のための通信設定を設定するための手段を提供し、そして、上記システムが、上記通信設定を遠隔的に設定するための手段を提供する、請求項22に記載のシステム。
【請求項24】
上記第2のコンピュータが更に、上記探り当て機能と対応付けるダイナミックな位置ディレクトリを備え、上記ダイナミックな位置ディレクトリが、上記専用サーバの位置を提供するための手段,及び上記ネットワーク上の上記専用サーバの現在の位置を提供するために上記位置を更新するための手段を提供する、請求項23に記載のシステム。
【請求項25】
マイクロプロセッサ及び通信インターフェースを含む第1のコンピュータにおいて専用メッセージングポータルを提供するためのコンピュータ製品において、当該第1のコンピュータがコンピュータのネットワークに接続されるコンピュータ製品であって、
a)通信機能、及び、
b)第3のコンピュータとの通信のために上記ネットワーク上の上記第1のコンピュータを探り当てるように、上記ネットワーク上の上記第1のコンピュータの位置を、上記通信インターフェース及び通信機能と協働して、永続的ネットワークアドレスにおける上記ネットワークに接続された第2のコンピュータに通信するための手段、を備え、
一旦上記第1のコンピュータの上記位置が上記第2のコンピュータに提供されるときに、上記第3のコンピュータとの通信セッションを確立するために上記通信機能が上記第2のコンピュータに応答し、上記第1のコンピュータにおいて上記専用通信ポータルが専用サーバを提供する、コンピュータ製品。
【請求項26】
上記第1のコンピュータが更にデータベースを備え、上記コンピュータ製品が上記データベースを遠隔的にアクセスするための手段を提供する、請求項25に記載のコンピュータ製品。
【請求項27】
上記通信機能が更に、上記通信機能の通信設定を設定するための手段を提供し、上記コンピュータ製品が、上記マイクロプロセッサ及び通信インターフェースと協働して、上記通信設定を遠隔的に設定するための手段を提供する、請求項26に記載のコンピュータ製品。
【請求項28】
上記探り当て機能が、上記第1のコンピュータの上記現在の位置を上記第2のコンピュータに知らせるための手段を含む、請求項27に記載のコンピュータ製品。
【請求項29】
上記探り当て機能が、
a)上記通信機能によって提供された上記第1のコンピュータの上記現在の位置を通信するための手段、及び、
b)上記第2のコンピュータと協働して提供された上記第1のコンピュータの上記現在の位置を通信するための手段に応答する手段を含む、請求項28に記載のコンピュータ製品。
【請求項30】
上記コンピュータ製品が上記第2のコンピュータにおいて上記探り当て機能と対応付けられたダイナミックな位置ディレクトリを提供し、上記ダイナミックな位置ディレクトリが、上記ネットワーク上の上記第1のコンピュータの位置を提供するための手段,及び,上記ネットワーク上の上記第1のコンピュータの上記現在の位置を上記第3のコンピュータに提供するために上記位置を更新するための手段を提供する、請求項29に記載のコンピュータ製品。
【請求項31】
上記探り当て機能が上記現在の位置を定期的に更新する、請求項30に記載のコンピュータ製品。
【請求項32】
上記コンピュータ製品が更に、上記第2のコンピュータと協働して、上記通信機能へのアクセスを上記ユーザにのみ制限するためのセキュリティー機能を含む、請求項31に記載のコンピュータ製品。
【請求項33】
上記通信機能が更に、データ通信を送り、及び受け取るための通信インターフェースを含む、請求項32に記載のコンピュータ製品。
【請求項34】
上記通信機能が、データ生成機能とインターフェースして、上記データ生成機能によって遠隔的に生成されるデータを提供する、請求項33に記載のコンピュータ製品。
【請求項35】
上記通信機能が更に、上記通信インターフェースと協働して、メッセージを処理及び管理するための統合されたメッセージング機能を含む、請求項33に記載のコンピュータ製品。
【請求項36】
上記通信機能が更に、コンタクト情報機能を含む、請求項35に記載のコンピュータ製品。
【請求項37】
上記通信機能が更に、遠隔メッセージ管理機能を含む、請求項36に記載のコンピュータ製品。
【請求項38】
上記遠隔メッセージ管理機能が、上記メッセージを遠隔的に、読み,応答し,及び管理するための手段を提供する、請求項37に記載のコンピュータ製品。
【請求項39】
上記遠隔メッセージ管理機能が、上記統合されたメッセージング機能及びコンタクト情報機能の協働によって提供される、請求項38に記載のコンピュータ製品。
【請求項40】
上記メッセージが電子メール,ファクシミリ,あるいはボイスメールを含む、請求項39に記載のコンピュータ製品。
【請求項41】
上記コンピュータ製品が、存在する電話及びファックス番号及び電子メールアドレスを用いて、上記統合されたメッセージング機能の使用を可能とする、請求項40に記載のコンピュータ製品。
【請求項42】
上記統合されたメッセージング機能が、電子メールメッセージ機能を含む、請求項40に記載のコンピュータ製品。
【請求項43】
上記統合されたメッセージング機能が更に、ファックスメッセージ機能を含む、請求項42に記載のコンピュータ製品。
【請求項44】
上記統合されたメッセージング機能が更に、ボイスメッセージ機能を含む、請求項43に記載のコンピュータ製品。
【請求項45】
遠隔コンピュータ専用の専用メッセージングポータルを促進するためにサーバコンピュータと協働して使用するためのコンピュータ製品であって、
上記サーバコンピュータ及び遠隔コンピュータがコンピュータのネットワークに接続され、
a)通信インターフェース、
b)許可機能、
c)上記遠隔コンピュータの上記現在の位置を受け取り、上記現在の位置を第2のコンピュータにおいてディレクトリに記憶するために、上記通信インターフェースと関連付けられた探り当て機能を備え、
上記遠隔コンピュータとの通信のために、上記通信インターフェースが、第3者のコンピュータから要求を受け取り、
上記許可機能が、上記第3者のコンピュータが、上記遠隔コンピュータとの通信をすることを許可されたか否かを判断し、
上記通信インターフェースが、上記遠隔コンピュータと、上記遠隔コンピュータとの通信が許可された第3者のコンピュータとの間の通信セッションを開始し、
そして、上記コンピュータ製品が、上記専用通信ポータルと協働して、上記遠隔コンピュータにおいて専用サーバを提供する、コンピュータ製品。
【請求項46】
第1のコンピュータにおいて専用通信ポータルを提供する方法において、上記第1のコンピュータがコンピュータのネットワークと接続される当該方法であって、
a)上記第1のコンピュータに通信機能を提供し、当該通信機能は上記第1のコンピュータの現在の位置を上記ネットワークと接続されるサーバコンピュータに通信するための手段を提供するものであり、
b)上記サーバコンピュータに、上記第1のコンピュータを探り当てるための探り当て機能を提供し、上記探り当て機能は第1のコンピュータの現在の位置を通信するための上記手段に応答するものであり、
c)上記現在の位置を、上記探り当て機能と対応付けられたディレクトリ内に記憶し、
d)上記第1のコンピュータとの通信のために上記第3のコンピュータを認証することにより、及び上記第1のコンピュータを探り当てることにより、及び上記第1のコンピュータと上記第3のコンピュータとの間の通信セッションを確立することにより、上記探り当て機能によって上記第1のコンピュータと第3のコンピュータとの間の通信を促進する、ステップを含む方法。
【請求項47】
上記探り当て機能によって上記現在の位置を周期的に更新するステップを更に含む、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
上記通信機能によって、上記データ生成機能により生成されたデータへの遠隔アクセスを提供するように、上記通信機能とデータ生成機能との間にインターフェースを提供するステップを更に含む、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
上記第1のコンピュータに統合されたメッセージング機能が提供され、上記統合されたメッセージング機能に遠隔的にアクセスするステップを更に含む、請求項47に記載の方法。
【請求項50】
上記第1のコンピュータにコンタクト情報機能をもが提供され、上記コンタクト情報機能に遠隔的にアクセスするステップを更に含む、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
上記統合されたメッセージング機能及びコンタクト情報機能を用いて、ボイスメール,ファックスメッセージ,及び電子メールメッセージを、遠隔的にアクセス及び管理するステップを更に含む、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
上記統合されたメッセージング機能の通信設定を遠隔的に設定するステップを更に含む、請求項50に記載の方法。
【請求項53】
a)通信機能を備え、コンピュータのネットワークと接続された第1のコンピュータ、
b)上記第1のコンピュータを探り当てるための探り当て機能を備え、コンピュータの上記ネットワークと接続された第2のコンピュータ、及び、
c)上記第1のコンピュータに位置し、ページャーネットワークからの命令の受信及び処理のために上記通信機能に接続されるインターネット・メッセージ移転手段を備え、
上記第1のコンピュータと第3のコンピュータとの間の通信のために、上記第1のコンピュータを探り当てるために、上記探り当て機能が第3のコンピュータに応答し、
上記専用通信ポータルが、上記第1のコンピュータにおいて専用サーバを提供し、
ページャー・ネットワークからの上記命令に応答して、上記インターネット・メッセージ移転手段が、上記通信機能の遠隔的な起動を可能とするようにされる、ユーザのための専用通信ポータルを提供するためのシステム。
【請求項54】
a)通信機能を備える第1のコンピュータを提供し、
b)上記第1のコンピュータに、ページャーネットワークからの命令の受信と処理のための、インターネット・メッセージ移転手段を提供し、
c)上記第1のコンピュータにコンピュータのネットワークを接続し、
d)上記第1のコンピュータを探り当てるための探り当て機能を備え、上記コンピュータのネットワークと接続された、第2のコンピュータを提供し、そして、
e)上記ページャーネットワークからの上記受信及び処理命令を処理して、上記ページャーネットワークからの上記命令に応答して、上記通信機能を遠隔的に起動するステップを備える、専用通信ポータルを具現化する方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【公開番号】特開2012−257311(P2012−257311A)
【公開日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−180657(P2012−180657)
【出願日】平成24年7月31日(2012.7.31)
【分割の表示】特願2001−585536(P2001−585536)の分割
【原出願日】平成13年5月24日(2001.5.24)
【出願人】(502423462)01 コミュニーク ラボラトリー インコーポレイテッド (1)
【出願人】(597132849)日立ビジネスソリューション株式会社 (4)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−180657(P2012−180657)
【出願日】平成24年7月31日(2012.7.31)
【分割の表示】特願2001−585536(P2001−585536)の分割
【原出願日】平成13年5月24日(2001.5.24)
【出願人】(502423462)01 コミュニーク ラボラトリー インコーポレイテッド (1)
【出願人】(597132849)日立ビジネスソリューション株式会社 (4)
【Fターム(参考)】
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