説明

プライマー組成物及び化粧材

【課題】 珪酸カルシウム板の表面に化粧層を設けるに当たり、良好な浸透性を有するプライマー組成物を得る。
【解決手段】 低分子量ポリオールを用いたウレタンプレポリマー(A)と、高分子量ポリオールを用いたウレタンプレポリマー(B)とからなるプライマー組成物。前記低分子量ポリオールの分子量が50〜750、前記高分子量ポリオールの分子量が750〜3000とし、前記低分子量ポリオールとしてポリオキシアルキレンポリオール、前記高分子量ポリオールとしてポリオキシアルキレンポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオールからなる群から選ばれる少なくとも1種または2種以上を用いる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はプライマー組成物と化粧材に関し、より詳しくは珪酸カルシウム基材やMDF、パーティクルボード等の木質系基材の表面にプライマー層を介して化粧層が形成された化粧材に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、珪酸カルシウム板やMDF、パーティクルボード等木質系基材を基材とし表面に、紙、フィルム、塗装等により化粧層を形成する際、珪酸カルシウム板やMDF、パーティクルボード等木質系基材との密着性を確保するためウレタン系等のシーラー処理を施している。
【特許文献1】特開平9−2355139号公報
【特許文献2】特開平9−194715号公報
【特許文献3】特開平9−241606号公報
【特許文献4】特開2003−082320号公報
【特許文献5】特開2006−206708号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、珪酸カルシウム板の材質により、プライマーの粘度が高く、速く硬い皮膜となり、良好な浸透を得る事は難しかった。またMDF、パーティクルボード等木質系基材においては特に粘着剤付きフィルムを化粧材として用いる場合にプライマーが使用され、同様の問題が発生していた。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明はかかる状況に鑑み検討されたもので、低分子量ポリオールを用いたウレタンプレポリマー(A)と、高分子量ポリオールを用いたウレタンプレポリマー(B)とからなるプライマー組成物、また、前記低分子量ポリオールの分子量が50〜750であり、前記高分子量ポリオールの分子量が750〜3000であることを特徴とし、更にこのプライマー組成物を用いた化粧材である。
【発明の効果】
【0005】
ウレタンプレポリマー(A)とウレタンプレポリマー(B)を併用することにより、化粧層との密着性が良く、作業性が低下することもなく基材も強化される。しかも重ね塗りを必要とせず、揮発性溶剤を使用しない事も相まって塗布量も低減できるため乾燥時間を短縮できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明のプライマー組成物は低分子量のポリオールを用いたウレタンプレポリマー(A)と、高分子量のポリオールを用いたウレタンプレポリマー(B)とからなり、低分子量のポリオール分子量は、50以上750未満が好ましく、高分子量のポリオール分子量は、750以上3000未満が好ましい。ウレタンプレポリマー(A)のみでは粘度が高くなり塗布性に問題があるとともに得られる塗膜が硬く脆い。またウレタンプレポリマー(B)のみでは乾燥が遅く、得られる塗膜は極めて軟らかい、そこで請求項1に記載のプライマー組成物を用いる。
【0007】
前記のウレタンプレポリマー(A)、(B)は、ポリオールとイソシアネートを適当な溶媒の存在下に窒素ガスなどの不活性ガス雰囲気下に温度50〜95℃程度で反応させることにより得られる。この際、反応を促進するために、公知のウレタン化触媒、例えば、有機錫系ウレタン触媒、アミン系触媒、N−メチルモルホリンなどの触媒を使用してもよい。有機錫系ウレタン触媒としては、ウレタン化反応に一般に使用されるものであればよく、例えば、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジアルキルマレート、ステアリン酸錫、オクチル酸錫などが挙げられる。これらウレタン化触媒の使用量は特に制限されるものではないが、0.001〜0.1重量%の範囲内で用いるのが適当である。下限に満たないとウレタン反応が十分に進行せず、また上限を超えるとウレタン反応時の発熱により反応制御が困難となる。
【0008】
また、反応段階、或いは、反応終了後に有機溶媒を添加してもよく、例えば、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶剤、ペンタン、ヘキサン、オクタン等の脂肪族炭化水素系溶剤、シクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂環族炭化水素系溶剤、アセトン、メチルエチルケトン、メチルブチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチルケトン、シクロヘキサノン、メチルシクロヘキサノン等のケトン系溶剤、ジエチルエーテル、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶剤、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート等のセロソルブ系溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチル等の一塩基酸エステル系溶剤、アジピン酸ジメチル、コハク酸ジメチル、フタル酸ジオクチル導管の二塩基酸エステル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等が挙げられる。
【0009】
また、イソシアネート基末端プレポリマーを調製する際に、必要に応じて、鎖伸長剤を用いてもよい。鎖伸長剤は、アミノ基、水酸基などのイソシアネート基と反応しうる活性水素を2個以上有する化合物であり、例えば、ジアミン化合物、ジヒドラジド化合物、グリコール類が挙げられる。
【0010】
ジアミン化合物としては、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、イソホロンジアミン、ジシクロヘキシルメタン−4,4‘−ジアミン、ポリオキシエチレンジアミノプロピルエーテルなどが挙げられる。
【0011】
その他、N−2−ヒドキシエチルエチレンジアミン、N−3−ヒドロキシプロピルエチレンジアミン等の水酸基を有するジアミン類およびダイマー酸のカルボキシル基をアミノ基に転化したダイマージアミン等も挙げられる。
【0012】
更に、グルタミン、アスパラギン、リジン、ジアミノプロピオン酸、オルニチン、ジアミノ安息香酸、ジアミノベンゼンスルホン酸等のジアミン型アミノ酸類が挙げられる。
ジヒドラジド化合物としては、シュウ酸ジヒドラジド、マロン酸ジヒドラジド、コハク酸ジヒドラジド、グルタル酸ジヒドラジド、アジピン酸ジヒドラジド、セバシン酸ジヒドラジドなどの2〜18個の炭素原子を有する飽和脂肪族カルボン酸ジヒドラジド、マレイン酸ジヒドラジド、フマル酸ジヒドラジド、イタコン酸ジヒドラジド、フタル酸ジヒドラジドなどのモノオレフィン性不飽和ジカルボン酸ジヒドラジド、炭酸ジヒドラジド、カルボジヒドラジド、チオカルボジヒドラジドなどが挙げられる。
【0013】
グリコール類としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ペンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、オクタンジオール、1,4−ブチレンジオール、ジプロピレングリコールなどの飽和または不飽和の各種公知の低分子ジオール類およびダイマー酸のカルボキシル基を水酸基に転化したダイマージオールが挙げられる。これらの鎖伸長剤は、1種又は2種以上を混合して使用することができる。
【0014】
ポリオールとしては、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカ−ボネ−トポリオール、ポリブタジエンポリオール、ポリエステルアミドポリオール、ポリアセタールポリオール、ポリチオエーテルポリオール、ポリオキシアルキレンポリオール等が挙げられ、単独或いは二種類以上を組み合わせて用いる事ができる。
【0015】
ポリエーテルポリオールとしては環状酸化物、例えば、エチレンオキシド、プロピレンオキシド又はテトラピドロフランの重合により、或いは多官能性開始剤、例えば、水、エチレングリコール、プロピンレングリコール、ジエチレングリコール、シクロヘキサンジメタノール、グリセロール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール又はビスフェノールAに前記の酸化物の1種又は2種以上を添加することによって得られる生成物が挙げられる。
【0016】
ポリエステルポリオールとしては、例えば、ポリエチレンアジペートジオール、ポリエチレンプロピレンアジペートジオール、ポリブチレンアジペートジオール、ポリエチレンブチレンアジペートジオール、ポリヘキサメチレンアジペートジオール、ポリ(エチレンオキシエチレン)アジペートジオール、ポリエチレンテレフタレートジオール、ポリエチレンイソフタレートジオール、ポリヘキサメチレンイソフタレートアジペートジオール、ポリエチレンサクシネートジオール、ポリブチレンサクシネートジオール、ポリエチレンセバケートジオール、ポリブチレンセバケートジオール、ポリ−ε−カプロラクトンジオール、ポリ(3−メチルペンタメチレンアジペート)ジオールなどを挙げることができる。
【0017】
ポリカーボネートポリオールとしては、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール又はポリテトラメチレングリコール等のようなジオール類と、ジメチルカーボネート等によって代表されるようなジアルキルカーボネート或いはエチレンカーボネート等によって代表されるような環式カーボネートとを反応させることにより得られる生成物等が挙げられる。
【0018】
イソシアネートとしては、例えば、テトラメチレンジイソシアネート、ドデカメチレンジイソシアネート、1,4−ブタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、2−メチルペンタン−1,5−ジイソシアネート、3−メチルペンタン−1,5−ジイソシアネートなどの脂肪族ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネート、4,4′−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、メチルシクロヘキシレンジイソシアネート、1,3−ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサンなどの脂環族ジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、2,2′−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルジメチルメタンジイソシアネート、4,4′−ジベンジルジイソシアネート、1,5−ナフチレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、1,3−フェニレンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネートなどの芳香族ジイソシアネート、ジアルキルジフェニルメタンジイソシアネート、テトラアルキルジフェニルメタンジイソシアネート、α,α,α,α−テトラメチルキシリレンジイソシアネートなどの芳香脂肪族ジイソシアネート等を挙げることができる。これらのポリイソシアネートは、単独或いは二種類以上を組み合わせて用いることができる。中でもコスト、安全性の面からジフェニルメタンジイソシアネートを用いるのが好ましい。
【0019】
ウレタンプレポリマー(A)とウレタンプレポリマー(B)は、重量比で20:80〜80:20の割合で用いられる。ウレタンプレポリマー(A)が上限を越えると、プライマーとしての貯蔵安定性および珪酸カルシウム板への浸透性が低下する。また、ウレタンプレポリマー(A)が下限に満たないと珪酸カルシウム板への浸透性がよくなりすぎて造膜性が低下する。ウレタンプレポリマー(A)、(B)をこの配合で混合して得られるプライマー組成物は、珪酸カルシウム板への塗布量は2〜5g/尺とすることができ、比較例にも示されるように従来に比べて著しく塗布量を低減でき、2〜3回重ね塗りをする必要がなく作業性が向上する。
【0020】
本発明において用いる化粧層としては、コート紙、熱硬化性樹脂、突板などが挙げられる。以下、本発明について実施例、比較例を挙げて詳細に説明する。
【実施例1】
【0021】
ウレタンプレポリマー(A)の合成
ポリエーテルポリオール(商品名、アデカポリエーテルP−400、旭電化工業社製、分子量400)1モルと、クルードMDI(商品名、スミジュール44V−20、住友バイエルウレタン社製)7モルを加え、窒素気流下90℃まで徐々に加温し、その温度で4時間反応させて、残存イソシアネート基が16.0%となった時点で反応を止め、室温まで冷却して、無溶剤のウレタンプレポリマー(A)を得た。
ウレタンプレポリマー(B)の合成
ポリエーテルポリオール(商品名、アデカポリエーテルP−2000、旭電化工業社製、分子量2000)1モルと、ポリエステルポリオール(商品名、アデカポリエーテルFY−1212−29、旭電化工業社製、分子量2000)0.5モルと、クルードMDI(商品名、スミジュール44V−20、住友バイエルウレタン社製)15モルを加え、窒素気流下90℃まで徐々に加温し、その温度で4時間反応させて、残存イソシアネート基が16.0%となった時点で反応を止め、室温まで冷却して、無溶剤のウレタンプレポリマー(B)を得た。
ウレタンプレポリマー(A)を50重量部、ウレタンプレポリマー(B)を50重量部混合してプライマー組成物を得た。
次いで、厚み6mmの珪酸カルシウム板にプライマー組成物を3g/尺塗布して、60g/mのコート紙をエチレン−酢ビ系の接着剤で接着して化粧材を得た。
【実施例2】
【0022】
実施例1において、ウレタンプレポリマー(A)を20重量部、ウレタンプレポリマー(B)を80重量部混合した以外は同様に実施した。
【実施例3】
【0023】
実施例1において、ウレタンプレポリマー(A)を30重量部、ウレタンプレポリマー(B)を70重量部混合した以外は同様に実施した。
【実施例4】
【0024】
実施例1において、ウレタンプレポリマー(A)を70重量部、ウレタンプレポリマー(B)を30重量部混合した以外は同様に実施した。
【実施例5】
【0025】
実施例1において、ウレタンプレポリマー(A)を80重量部、ウレタンプレポリマー(B)を20重量部混合した以外は同様に実施した。
【実施例6】
【0026】
実施例1において、基材にMDFを用い、接着剤に酢ビ系の接着剤を用いた以外は同様に実施した。
【実施例7】
【0027】
実施例1において、基材にパーティクルボードを用い、接着剤に酢ビ系の接着剤を用いた以外は同様に実施した。
【実施例8】
【0028】
実施例1において、コート紙の代わりに塩化ビニルシートを用い、接着剤にアクリルエマルジョン系の接着剤を用いた以外は同様に実施した。
【実施例9】
【0029】
実施例1において、コート紙の代わりに化粧紙をエチレン−酢ビ系の接着剤で接着し、化粧紙の表面をフィルム成形法により不飽和ポリエステル樹脂で被覆した以外は同様に実施した。
【実施例10】
【0030】
実施例1において、コート紙の代わりに人工突板を用いた以外は同様に実施した。
【0031】
比較例1(ウレタンプレポリマー(A)が下限未満の場合)
実施例1において、ウレタンプレポリマー(A)を15重量部、ウレタンプレポリマー(B)を85重量部混合したプライマーを用いた以外は同様に実施したが、粘度が高過ぎ塗布作業性に問題があった。また表面化粧の密着も悪かった。
【0032】
比較例2(ウレタンプレポリマー(A)が上限を越える場合)
実施例1において、ウレタンプレポリマー(A)を85重量部、ウレタンプレポリマー(B)を15重量部混合したプライマーを用いた以外は同様に実施したが、乾きが遅く生産性が悪かった。
【0033】
比較例3
実施例1において、ウレタンプレポリマー(A)を用いず、ウレタンプレポリマー(B)を100重量部用いた以外は同様に実施したが、乾きが遅く生産性が悪かった。
【0034】
比較例4
実施例1において、ウレタンプレポリマー(B)を用いず、ウレタンプレポリマー(A)を100重量部混合したプライマーを用いた以外は同様に実施したが、粘度が高く塗布作業性に問題があった。また表面化粧の密着も悪かった。
【0035】
評価結果を表1に示す。
【表1】

【0036】
評価結果は以下の通りとした。
(1)密着性
JIS K 5400に準じ、碁盤目試験により、密着性の評価を行った。
具体的には、表面に2mm角の碁盤目を100個作り、この上にセロハンテープを張り付け、90度の角度で素早く剥がし、残った碁盤目を数え、95/100〜100/100を○、95/100未満を×とした。
(2)作業性
スプレッダーロールによる塗布適正、プライマー塗布後の乾燥性を確認した。具体的には、スプレッダーロールを用い、1回あたりのプライマー塗布量の上限下限の巾が3g/尺以上に設定できるかどうかを確認した。また、乾燥性については、プライマーを塗布した基材が乾燥炉を通してから堆積するまでに、基材表面にプライマーが残っているかどうか目視および指触にて確認した。



【特許請求の範囲】
【請求項1】
低分子量ポリオールを用いたウレタンプレポリマー(A)と、高分子量ポリオールを用いたウレタンプレポリマー(B)とからなるプライマー組成物。
【請求項2】
前記低分子量ポリオールの分子量が50〜750であり、前記高分子量ポリオールの分子量が750〜3000であることを特徴とする請求項1記載のプライマー組成物。
【請求項3】
前記低分子量ポリオールがポリオキシアルキレンポリオール、前記高分子量ポリオールがポリオキシアルキレンポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオールからなる群から選ばれる少なくとも1種または2種以上であることを特徴とする請求項1記載のプライマー組成物。
【請求項4】
珪酸カルシウム基材の表面に請求項1〜3のプライマー組成物を介して化粧層が形成されてなることを特徴とする化粧材。


【公開番号】特開2011−52112(P2011−52112A)
【公開日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−202139(P2009−202139)
【出願日】平成21年9月2日(2009.9.2)
【出願人】(000100698)アイカ工業株式会社 (566)
【Fターム(参考)】