プラットホーム抗体組成物
【課題】新規プラットホーム抗体組成物の提供。
【解決手段】本発明は、キレート剤を含んでなるヒトIgG2抗体の新規な組成物を提供する。本発明はまた、改良された化学的および/または物理的安定性を示す、新規な抗体組成物も提供する。また、ヒトIgG2抗体の組成物による、炎症性疾患および新生物障害を含めた疾病および症状の治療法も提供する。
【解決手段】本発明は、キレート剤を含んでなるヒトIgG2抗体の新規な組成物を提供する。本発明はまた、改良された化学的および/または物理的安定性を示す、新規な抗体組成物も提供する。また、ヒトIgG2抗体の組成物による、炎症性疾患および新生物障害を含めた疾病および症状の治療法も提供する。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1種のヒトIgG2抗体およびキレート化剤を含む組成物。
【請求項2】
該組成物が液状医薬組成物であり、該抗体がシグナル配列を含まない、請求項1記載の組成物。
【請求項3】
該組成物がEDTAである少なくとも1種のキレート化剤を含む、請求項1記載の組成物。
【請求項4】
該組成物がさらにバッファーを含む、請求項1記載の組成物。
【請求項5】
該組成物がEDTAである少なくとも1種のキレート化剤を含み、さらにヒスチジンである少なくとも1種のバッファーを含む、請求項1記載の組成物。
【請求項6】
該組成物がさらにバッファーおよび界面活性剤を含む、請求項1記載の組成物。
【請求項7】
該組成物がさらにバッファー、界面活性剤、および等調化剤を含む、請求項1記載の組成物。
【請求項8】
該組成物がEDTAである少なくとも1種のキレート化剤を含み、さらにバッファー、界面活性剤、および等調化剤を含む、請求項1記載の組成物。
【請求項9】
該組成物がEDTAである少なくとも1種のキレート化剤を含み、さらにヒスチジン、界面活性剤、および等調化剤を含む、請求項1記載の組成物。
【請求項10】
該組成物がEDTAである少なくとも1種のキレート化剤を含み、さらにヒスチジン、ポリソルベート80、および等調化剤を含む、請求項1記載の組成物。
【請求項11】
該組成物が、
約0.1mg/mlないし約200mg/mlの抗体;
約0.001ミリモルないし約5.0ミリモルのキレート化剤;および
約1mMないし約100mMのヒスチジンを含む、請求項1記載の組成物。
【請求項12】
該組成物が、
約1mg/mlないし約200mg/mlの抗体;
約0.01ミリモルないし約5.0ミリモルのEDTA;および
約1mMないし約100mMのヒスチジンを含む、請求項1記載の組成物。
【請求項13】
該組成物が、
約1mg/mlないし約200mg/mlの抗体;
約0.01ミリモルないし約1.0ミリモルのキレート化剤;
約1mMないし約100mMのバッファー;
約0.01mg/mlないし約10mg/mlの界面活性剤;および
約100ミリモルないし約400ミリモルの等調化剤を含む、請求項1記載の組成物。
【請求項14】
該組成物が、
約1mg/mlないし約200mg/mlの抗体;
約0.01ミリモルないし約1.0ミリモルのEDTA;
約1mMないし約100mMのバッファー;
約0.01mg/mlないし約10mg/mlの界面活性剤;および
約100ミリモルないし約400ミリモルの等調化剤を含む、請求項1記載の組成物。
【請求項15】
該組成物が、
約1mg/mlないし約200mg/mlの抗体;
約0.01ミリモルないし約1.0ミリモルのEDTA;
約1mMないし約100mMのヒスチジン;
約0.01mg/mlないし約10mg/mlの界面活性剤;および
約100ミリモルないし約400ミリモルの等調化剤を含む、請求項1記載の組成物。
【請求項16】
該組成物が、
約1mg/mlないし約200mg/mlの抗体;
約0.01ミリモルないし約1.0ミリモルのEDTA;
約1mMないし約100mMのヒスチジン;
約0.01mg/mlないし約10mg/mlのポリソルベート80;および
約100ミリモルないし約400ミリモルの等調化剤を含む、請求項1記載の組成物。
【請求項17】
該組成物が、
約1mg/mlないし約200mg/mlの抗体;
約0.01ミリモルないし約1.0ミリモルのEDTA;
約1mMないし約100mMのヒスチジン;
約0.01mg/mlないし約10mg/mlのポリソルベート80;および
約100ミリモルないし約400ミリモルのトレハロースを含む、請求項1記載の組成物。
【請求項18】
少なくとも1種のモノクローナルヒトIgG2抗体およびキレート化剤を含有してなる組成物であって、該組成物が約40℃の温度で、少なくとも約26週間、該組成物を安定化するための十分な量のキレート化剤を含む、組成物。
【請求項19】
少なくとも1種のヒトIgG2モノクローナル抗体および医薬的に許容し得るキレート化剤を含有してなる液状医薬組成物であって、該組成物中の抗体のモル濃度が約0.0006ミリモルないし約1.35ミリモルの範囲であり、キレート化剤のモル濃度が約0.003ミリモルないし約50ミリモルの範囲であり、この場合の抗体とキレート化剤のモル比が約0.00001ないし約2000の範囲である前記組成物。
【請求項20】
抗体とキレート化剤のモル比が約0.01ないし約500の範囲である、請求項19記載の組成物。
【請求項21】
抗体とキレート化剤のモル比が約0.05ないし約100の範囲である、請求項19記載の組成物。
【請求項22】
抗体とキレート化剤のモル比が約0.1ないし約10の範囲である、請求項19記載の組成物。
【請求項23】
抗体とキレート化剤のモル比が約0.5ないし約4の範囲である、請求項19記載の組成物。
【請求項24】
該組成物がさらに約1ミリモルないし約100ミリモルの範囲のモル濃度のヒスチジンを含む、請求項19記載の組成物。
【請求項25】
少なくとも1種のヒトIgG2抗体溶液と、少なくとも1種のキレート化剤とを混合することを特徴とする液状ヒトIgG2医薬組成物の製造方法。
【請求項1】
少なくとも1種のヒトIgG2抗体およびキレート化剤を含む組成物。
【請求項2】
該組成物が液状医薬組成物であり、該抗体がシグナル配列を含まない、請求項1記載の組成物。
【請求項3】
該組成物がEDTAである少なくとも1種のキレート化剤を含む、請求項1記載の組成物。
【請求項4】
該組成物がさらにバッファーを含む、請求項1記載の組成物。
【請求項5】
該組成物がEDTAである少なくとも1種のキレート化剤を含み、さらにヒスチジンである少なくとも1種のバッファーを含む、請求項1記載の組成物。
【請求項6】
該組成物がさらにバッファーおよび界面活性剤を含む、請求項1記載の組成物。
【請求項7】
該組成物がさらにバッファー、界面活性剤、および等調化剤を含む、請求項1記載の組成物。
【請求項8】
該組成物がEDTAである少なくとも1種のキレート化剤を含み、さらにバッファー、界面活性剤、および等調化剤を含む、請求項1記載の組成物。
【請求項9】
該組成物がEDTAである少なくとも1種のキレート化剤を含み、さらにヒスチジン、界面活性剤、および等調化剤を含む、請求項1記載の組成物。
【請求項10】
該組成物がEDTAである少なくとも1種のキレート化剤を含み、さらにヒスチジン、ポリソルベート80、および等調化剤を含む、請求項1記載の組成物。
【請求項11】
該組成物が、
約0.1mg/mlないし約200mg/mlの抗体;
約0.001ミリモルないし約5.0ミリモルのキレート化剤;および
約1mMないし約100mMのヒスチジンを含む、請求項1記載の組成物。
【請求項12】
該組成物が、
約1mg/mlないし約200mg/mlの抗体;
約0.01ミリモルないし約5.0ミリモルのEDTA;および
約1mMないし約100mMのヒスチジンを含む、請求項1記載の組成物。
【請求項13】
該組成物が、
約1mg/mlないし約200mg/mlの抗体;
約0.01ミリモルないし約1.0ミリモルのキレート化剤;
約1mMないし約100mMのバッファー;
約0.01mg/mlないし約10mg/mlの界面活性剤;および
約100ミリモルないし約400ミリモルの等調化剤を含む、請求項1記載の組成物。
【請求項14】
該組成物が、
約1mg/mlないし約200mg/mlの抗体;
約0.01ミリモルないし約1.0ミリモルのEDTA;
約1mMないし約100mMのバッファー;
約0.01mg/mlないし約10mg/mlの界面活性剤;および
約100ミリモルないし約400ミリモルの等調化剤を含む、請求項1記載の組成物。
【請求項15】
該組成物が、
約1mg/mlないし約200mg/mlの抗体;
約0.01ミリモルないし約1.0ミリモルのEDTA;
約1mMないし約100mMのヒスチジン;
約0.01mg/mlないし約10mg/mlの界面活性剤;および
約100ミリモルないし約400ミリモルの等調化剤を含む、請求項1記載の組成物。
【請求項16】
該組成物が、
約1mg/mlないし約200mg/mlの抗体;
約0.01ミリモルないし約1.0ミリモルのEDTA;
約1mMないし約100mMのヒスチジン;
約0.01mg/mlないし約10mg/mlのポリソルベート80;および
約100ミリモルないし約400ミリモルの等調化剤を含む、請求項1記載の組成物。
【請求項17】
該組成物が、
約1mg/mlないし約200mg/mlの抗体;
約0.01ミリモルないし約1.0ミリモルのEDTA;
約1mMないし約100mMのヒスチジン;
約0.01mg/mlないし約10mg/mlのポリソルベート80;および
約100ミリモルないし約400ミリモルのトレハロースを含む、請求項1記載の組成物。
【請求項18】
少なくとも1種のモノクローナルヒトIgG2抗体およびキレート化剤を含有してなる組成物であって、該組成物が約40℃の温度で、少なくとも約26週間、該組成物を安定化するための十分な量のキレート化剤を含む、組成物。
【請求項19】
少なくとも1種のヒトIgG2モノクローナル抗体および医薬的に許容し得るキレート化剤を含有してなる液状医薬組成物であって、該組成物中の抗体のモル濃度が約0.0006ミリモルないし約1.35ミリモルの範囲であり、キレート化剤のモル濃度が約0.003ミリモルないし約50ミリモルの範囲であり、この場合の抗体とキレート化剤のモル比が約0.00001ないし約2000の範囲である前記組成物。
【請求項20】
抗体とキレート化剤のモル比が約0.01ないし約500の範囲である、請求項19記載の組成物。
【請求項21】
抗体とキレート化剤のモル比が約0.05ないし約100の範囲である、請求項19記載の組成物。
【請求項22】
抗体とキレート化剤のモル比が約0.1ないし約10の範囲である、請求項19記載の組成物。
【請求項23】
抗体とキレート化剤のモル比が約0.5ないし約4の範囲である、請求項19記載の組成物。
【請求項24】
該組成物がさらに約1ミリモルないし約100ミリモルの範囲のモル濃度のヒスチジンを含む、請求項19記載の組成物。
【請求項25】
少なくとも1種のヒトIgG2抗体溶液と、少なくとも1種のキレート化剤とを混合することを特徴とする液状ヒトIgG2医薬組成物の製造方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12−1】
【図12−2】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23−1】
【図23−2】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30−1】
【図30−2】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12−1】
【図12−2】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23−1】
【図23−2】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30−1】
【図30−2】
【公開番号】特開2006−249085(P2006−249085A)
【公開日】平成18年9月21日(2006.9.21)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2006−56870(P2006−56870)
【出願日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【出願人】(504396379)ファルマシア・アンド・アップジョン・カンパニー・エルエルシー (130)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年9月21日(2006.9.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−56870(P2006−56870)
【出願日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【出願人】(504396379)ファルマシア・アンド・アップジョン・カンパニー・エルエルシー (130)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]