プラットホーム抗体組成物
【課題】新規プラットホーム抗体組成物の提供。
【解決手段】本発明は、キレート剤を含んでなるヒトIgG2抗体の新規な組成物を提供
する。本発明はまた、改良された化学的および/または物理的安定性を示す、新規な抗体
組成物も提供する。また、ヒトIgG2抗体の組成物による、炎症性疾患および新生物障
害を含めた疾病および症状の治療法も提供する。
【解決手段】本発明は、キレート剤を含んでなるヒトIgG2抗体の新規な組成物を提供
する。本発明はまた、改良された化学的および/または物理的安定性を示す、新規な抗体
組成物も提供する。また、ヒトIgG2抗体の組成物による、炎症性疾患および新生物障
害を含めた疾病および症状の治療法も提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
抗MCSF抗体、抗CTLA4抗体および抗MAdCAM抗体からなる群から選択される少なくとも1つの抗体、EDTAである少なくとも1種のキレート化剤、バッファー、界面活性剤、および等張化剤を含む、組成物。
【請求項2】
バッファーがヒスチジンである、請求項1記載の組成物。
【請求項3】
バッファーがヒスチジンであり、界面活性剤がポリソルベート80である、請求項1記載の組成物。
【請求項4】
該組成物が、
0.1mg/mlないし200mg/mlの抗体;
0.001ミリモルないし5.0ミリモルのキレート化剤;および
1mMないし100mMのヒスチジンを含む、請求項1記載の組成物。
【請求項5】
該組成物が、
1mg/mlないし200mg/mlの抗体;
0.01ミリモルないし5.0ミリモルのEDTA;および
1mMないし100mMのヒスチジンを含む、請求項1記載の組成物。
【請求項6】
該組成物が、
1mg/mlないし200mg/mlの抗体;
0.01ミリモルないし1.0ミリモルのキレート化剤;
1mMないし100mMのバッファー;
0.01mg/mlないし10mg/mlの界面活性剤;および
100ミリモルないし400ミリモルの等張化剤を含む、請求項1記載の組成物。
【請求項7】
該組成物が、
1mg/mlないし200mg/mlの抗体;
0.01ミリモルないし1.0ミリモルのEDTA;
1mMないし100mMのバッファー;
0.01mg/mlないし10mg/mlの界面活性剤;および
100ミリモルないし400ミリモルの等張化剤を含む、請求項1記載の組成物。
【請求項8】
該組成物が、
1mg/mlないし200mg/mlの抗体;
0.01ミリモルないし1.0ミリモルのEDTA;
1mMないし100mMのヒスチジン;
0.01mg/mlないし10mg/mlの界面活性剤;および
100ミリモルないし400ミリモルの等張化剤を含む、請求項1記載の組成物。
【請求項9】
該組成物が、
1mg/mlないし200mg/mlの抗体;
0.01ミリモルないし1.0ミリモルのEDTA;
1mMないし100mMのヒスチジン;
0.01mg/mlないし10mg/mlのポリソルベート80;および
100ミリモルないし400ミリモルの等張化剤を含む、請求項1記載の組成物。
【請求項10】
該組成物が、
1mg/mlないし200mg/mlの抗体;
0.01ミリモルないし1.0ミリモルのEDTA;
1mMないし100mMのヒスチジン;
0.01mg/mlないし10mg/mlのポリソルベート80;および
100ミリモルないし400ミリモルのトレハロースを含む、請求項1記載の組成物。
【請求項11】
抗MCSF抗体、抗CTLA4抗体および抗MAdCAM抗体からなる群から選択される少なくとも1つの抗体およびキレート化剤を含有してなる組成物であって、該組成物が40℃の温度で、少なくとも26週間、該組成物を安定化するための十分な量のキレート化剤を含む、組成物。
【請求項12】
抗MCSF抗体、抗CTLA4抗体および抗MAdCAM抗体からなる群から選択される少なくとも1つの抗体および医薬的に許容し得るキレート化剤を含有してなる液状医薬組成物であって、該組成物中の抗体のモル濃度が0.0006ミリモルないし1.35ミリモルの範囲であり、キレート化剤のモル濃度が0.003ミリモルないし50ミリモルの範囲であり、この場合の抗体とキレート化剤のモル比が0.00001ないし2000の範囲である前記組成物。
【請求項13】
抗体とキレート化剤のモル比が0.01ないし500の範囲である、請求項12記載の組成物。
【請求項14】
抗体とキレート化剤のモル比が0.05ないし100の範囲である、請求項12記載の組成物。
【請求項15】
抗体とキレート化剤のモル比が0.1ないし10の範囲である、請求項12記載の組成物。
【請求項16】
抗体とキレート化剤のモル比が0.5ないし4の範囲である、請求項12記載の組成物。
【請求項17】
該組成物がさらに1ミリモルないし100ミリモルの範囲のモル濃度のヒスチジンを含む、請求項12記載の組成物。
【請求項1】
抗MCSF抗体、抗CTLA4抗体および抗MAdCAM抗体からなる群から選択される少なくとも1つの抗体、EDTAである少なくとも1種のキレート化剤、バッファー、界面活性剤、および等張化剤を含む、組成物。
【請求項2】
バッファーがヒスチジンである、請求項1記載の組成物。
【請求項3】
バッファーがヒスチジンであり、界面活性剤がポリソルベート80である、請求項1記載の組成物。
【請求項4】
該組成物が、
0.1mg/mlないし200mg/mlの抗体;
0.001ミリモルないし5.0ミリモルのキレート化剤;および
1mMないし100mMのヒスチジンを含む、請求項1記載の組成物。
【請求項5】
該組成物が、
1mg/mlないし200mg/mlの抗体;
0.01ミリモルないし5.0ミリモルのEDTA;および
1mMないし100mMのヒスチジンを含む、請求項1記載の組成物。
【請求項6】
該組成物が、
1mg/mlないし200mg/mlの抗体;
0.01ミリモルないし1.0ミリモルのキレート化剤;
1mMないし100mMのバッファー;
0.01mg/mlないし10mg/mlの界面活性剤;および
100ミリモルないし400ミリモルの等張化剤を含む、請求項1記載の組成物。
【請求項7】
該組成物が、
1mg/mlないし200mg/mlの抗体;
0.01ミリモルないし1.0ミリモルのEDTA;
1mMないし100mMのバッファー;
0.01mg/mlないし10mg/mlの界面活性剤;および
100ミリモルないし400ミリモルの等張化剤を含む、請求項1記載の組成物。
【請求項8】
該組成物が、
1mg/mlないし200mg/mlの抗体;
0.01ミリモルないし1.0ミリモルのEDTA;
1mMないし100mMのヒスチジン;
0.01mg/mlないし10mg/mlの界面活性剤;および
100ミリモルないし400ミリモルの等張化剤を含む、請求項1記載の組成物。
【請求項9】
該組成物が、
1mg/mlないし200mg/mlの抗体;
0.01ミリモルないし1.0ミリモルのEDTA;
1mMないし100mMのヒスチジン;
0.01mg/mlないし10mg/mlのポリソルベート80;および
100ミリモルないし400ミリモルの等張化剤を含む、請求項1記載の組成物。
【請求項10】
該組成物が、
1mg/mlないし200mg/mlの抗体;
0.01ミリモルないし1.0ミリモルのEDTA;
1mMないし100mMのヒスチジン;
0.01mg/mlないし10mg/mlのポリソルベート80;および
100ミリモルないし400ミリモルのトレハロースを含む、請求項1記載の組成物。
【請求項11】
抗MCSF抗体、抗CTLA4抗体および抗MAdCAM抗体からなる群から選択される少なくとも1つの抗体およびキレート化剤を含有してなる組成物であって、該組成物が40℃の温度で、少なくとも26週間、該組成物を安定化するための十分な量のキレート化剤を含む、組成物。
【請求項12】
抗MCSF抗体、抗CTLA4抗体および抗MAdCAM抗体からなる群から選択される少なくとも1つの抗体および医薬的に許容し得るキレート化剤を含有してなる液状医薬組成物であって、該組成物中の抗体のモル濃度が0.0006ミリモルないし1.35ミリモルの範囲であり、キレート化剤のモル濃度が0.003ミリモルないし50ミリモルの範囲であり、この場合の抗体とキレート化剤のモル比が0.00001ないし2000の範囲である前記組成物。
【請求項13】
抗体とキレート化剤のモル比が0.01ないし500の範囲である、請求項12記載の組成物。
【請求項14】
抗体とキレート化剤のモル比が0.05ないし100の範囲である、請求項12記載の組成物。
【請求項15】
抗体とキレート化剤のモル比が0.1ないし10の範囲である、請求項12記載の組成物。
【請求項16】
抗体とキレート化剤のモル比が0.5ないし4の範囲である、請求項12記載の組成物。
【請求項17】
該組成物がさらに1ミリモルないし100ミリモルの範囲のモル濃度のヒスチジンを含む、請求項12記載の組成物。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12−1】
【図12−2】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23−1】
【図23−2】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30−1】
【図30−2】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12−1】
【図12−2】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23−1】
【図23−2】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30−1】
【図30−2】
【公開番号】特開2013−32387(P2013−32387A)
【公開日】平成25年2月14日(2013.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−240979(P2012−240979)
【出願日】平成24年10月31日(2012.10.31)
【分割の表示】特願2006−56870(P2006−56870)の分割
【原出願日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【出願人】(504396379)ファルマシア・アンド・アップジョン・カンパニー・エルエルシー (130)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年2月14日(2013.2.14)
【国際特許分類】
【出願日】平成24年10月31日(2012.10.31)
【分割の表示】特願2006−56870(P2006−56870)の分割
【原出願日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【出願人】(504396379)ファルマシア・アンド・アップジョン・カンパニー・エルエルシー (130)
【Fターム(参考)】
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