説明

プラント帳票作成システム

【課題】プラントの運転状態を容易に判断できる良好な帳票作成が、汎用表計算ソフトウエアを使用せずに簡単に行える。
【解決手段】発電所などのプラント用の帳票を作成する際に、帳票レイアウトを動的に作成・編集および出力し、プラントデータの表示位置や属性情報から構成される定義情報を有する帳票コマンドファイルを作成するための作成処理部102と、汎用の表計算ソフトウエアでは実現が困難な帳票表示手段を有する帳票処理部103を設け、所定の操作で表示種類と表示位置と表示領域サイズを設定して、定義情報を更新できるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、発電所などのプラントシステムにおける各種帳票の作成・編集および出力を行うプラント帳票作成システムに関する。
【背景技術】
【0002】
発電所などのプラントシステムの運用においては、帳票の作成が必要である。この帳票作成および表示に関する従来技術としては、例えば、特許文献1に記載された技術が知られている。この従来技術は、罫線、文字等で記載されている帳票の情報をコンピュータ装置で読み取り、その帳票情報を変換し、汎用の表計算ソフトウエア上の縦・横マトリクス状に広がったセル群に展開し帳票とするものである。
【0003】
また、プラント帳票作成処理システムの全体構成に関する従来技術としては、例えば、特許文献2に記載のものが知られている。この従来技術は、同一オンライン制御バス上に、プラントからのデータの収集、編集を行うデータサーバ装置と、各種帳票の作成や出力を行う帳票処理装置と、運転員からの帳票表示要求を受け付ける監視制御装置を備えたプラント帳票作成処理システムである。
【0004】
さらに、プラント帳票作成処理のより具体的な例として、特許文献3に記載のものが知られている。この特許文献3に記載のものは、プラントの状態を収集して、必要なログ(報告書)を計算機を用いて作成し、その作成時の処理として、ログフォーマットテーブル及びログデータ編集テーブルの作成及び変更処理を行えるようにして、プラントごとに必要なデータを収集するようにした点についての開示がある。
【特許文献1】特開2002−7953号公報
【特許文献2】特開平10−320038号公報
【特許文献3】特開平8−255012号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のプラント帳票作成システムは前記背景技術記載のように構成され、帳票の作成や表示を行う手段として汎用表計算ソフトウエアを使用していた。そのため、以下に述べる様な使用上の改善事項があった。
【0006】
第一に、帳票のレイアウトを作成する段階で、表計算ソフトウエア上のどのセル位置にプラントデータを表示すべきかを決定すると同時に、大量にあるすべてのプラントデータについての表示セル位置情報を詳細に把握し管理する必要があった。
第二に、プラントデータの表示位置や並び順などレイアウトに変更が生じた場合、その変更部分におけるプラントデータそれぞれに対応する表示セル位置情報をすべて手直しし、再作成する必要があった。
第三に、表示すべきプラントデータの配置バランスや桁数が原案通りに正しく表示されるかを完成形のイメージとして確認するためには、実際にプラントデータが表示される位置にダミーデータを表示させることが必要であり、それを実現させるためには、ユーザ自身がダミーデータを作り込み、表示位置に入れ込む必要があったため、作業量の膨大化を引き起こしていた。
第四に、汎用の表計算ソフトウエアを使用した場合、その表計算ソフトウエアの能力で表示態様が決まり、例えば表示上の制限として、表示すべきプラントデータの表示桁数が増加し、セル領域に収まりきれず、データが途切れて表示されるような現象が発生した場合、表計算ソフトウエアを実行し、対象となるセルの幅や高さを広げ、レイアウト全体の再編を行うか、もしくはフォントサイズを小さくし、セル領域に収まるように書式を変更し直すといった作業が必要であった。
【0007】
先に示した特許文献3では、報告書(ログ)を図2に示したように、データ項目リストや、1日単位のデータの平均又は積算のリストのように、細かく個別に作成して、上述した問題を回避するようにした技術が記載されている。しかしながら、このような細かく別れて作成された帳票では、プラントの運転状態を判断するために、複数の報告書を見る必要があり、使い勝手のよい帳票が作成されているとは言えない問題があった。
【0008】
本発明の目的は、かかる問題を解決したプラントの運転状態を容易に判断できる良好な帳票作成が、汎用表計算ソフトウエアを使用せずに簡単に行えることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、帳票レイアウトを動的に作成・編集および出力し、プラントデータの表示位置や属性情報から構成される定義情報を有する帳票コマンドファイルを作成するための作成処理部と、汎用の表計算ソフトウエアでは実現が困難な帳票表示手段を有する帳票処理部を設け、所定の操作で定義情報を更新するものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によると、従来、プラントの帳票の作成や表示の手段として用いていた汎用の表計算ソフトウエアを使用せずに、描画コマンドファイル作成処理部、帳票処理部および帳票出力処理部を用いることにより、表計算ソフトウエアと同等の機能に加え、従来よりも自由度の高いプラント帳票作成システムを構築できる。例えば1つの報告書として、多数の表示種類の情報を、任意の配置で任意のサイズで、表示又は印字できるようになり、報告書として必要な項目を見やすい形式で配置して作成できるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の一実施の形態の例を、添付図面を参照して説明する。
図1は本例のプラント帳票作成システムの全体構成例を示すブロック図である。本例のプラント帳票作成システムは、パーソナルコンピュータ装置と、そのコンピュータ装置に接続された周辺機器とで構成させてあり、図1はコンピュータ装置に実装して実現される帳票作成機能の処理上から見た機能ブロック図である。
【0012】
図1において、101は帳票原案作成部であり、その帳票原案作成部101からの指示で、描画コマンドファイル作成処理部102で、描画コマンドファイル作成し、後述する描画コマンドファイル107として格納される。
【0013】
そして、描画コマンドファイル作成処理部102からの指示で、プラントデータマッピング処理部103で、プラントデータのデータベース108を使用して、帳票の作成処理が行われ、作成された帳票のデータが帳票出力処理部104に接続されたプリンタ105から印刷されると共に、表示手段としてのCRT106で表示される。
【0014】
プラントデータマッピング処理部103では、固定データやプラントデータを定義付けされた位置に配置し帳票を作成するプラントデータマッピング処理が行われる。描画コマンドファイル107は、表示すべき帳票レイアウト枠線や固定表示データおよび可変プラントデータ毎に定義付けされた表示位置、表示領域サイズおよび属性などの個別情報を集約した、例えばCSV形式の描画コマンドファイルである。プラントデータのデータベース108には、帳票を作成するプラント(例えば発電所)の運転状況に関するデータが外部から随時供給されて格納される。
【0015】
次に、本例のプラント帳票作成システムで帳票を作成する際の処理例と、作成される帳票の例について説明する。まず、帳票原案作成部101において、帳票レイアウトの原案を作成する。次に、描画コマンドファイル作成処理部102において、帳票原案に基づき帳票レイアウトを作成すると同時に、表示すべき帳票レイアウト枠線や固定データおよびプラントデータ毎の表示位置、表示領域および属性(表示するデータの書式等)を定義した個別情報の集約として描画コマンドファイル107を作成する。
【0016】
図2は、図1の描画コマンドファイル作成処理部102における処理例のフローチャートを示している。ここでの処理手順としては、まず初めに、ステップ201において描画コマンドファイルを新規に作成するのか、既存の描画コマンドファイルの編集を行うかを選択する。前者の場合は、新規にファイルを作成し、後者の場合には、既存の描画コマンドファイルの中から編集したいファイルを選択し、ファイルの読込みを行う(ステップ202)。次に、ステップ203において、レイアウト枠線や固定データおよびプラントデータの表示位置や表示領域およびその他表示に関する書式(フォント・桁数・文字色等)を、原案に基づいて作成し、ステップ204において登録することで前記各データの個別情報を集約した描画コマンドファイルを作成する。また、帳票の最終的な完成形を帳票イメージで確認したい場合や、データの表示形式や桁数が適切に表示されるかを確認したい場合は、プラントデータ表示箇所にダミーデータを付加し、ステップ205において印刷出力することができる。
【0017】
描画コマンドファイル107における各データの個別情報は、例えば図3に示す描画コマンドファイル構成301として示される構成であり、具体的な構成内容302としては、そのデータがレイアウト枠線なのか固定データなのかプラントデータなのかを示すデータ種別と、各データの表示位置座標や表示領域サイズと、データの書式に関わるフォントと、表示領域内でのレイアウトと、文字情報と、出力形式と、出力桁と、実際に表示するプラントデータとの結び付けを管理するためのマッピング番号およびダミーデータである。
【0018】
本例の場合、描画コマンドファイル作成処理部102は、GUI(グラフィカル・ユーザ・インターフェース)の支援により、帳票に関して深い知識がない初心者であっても、簡単なマウス操作とキーボード入力により描画コマンドファイルを動的に作成・編集することができる構成としてある。例えば、従来、表計算ソフトウエアを用いて帳票レイアウトを作成していた場合、ユーザは表示すべき各データの配置をセル情報として管理する必要があったため、表計算ソフトウエアの仕組みを理解していることが前提であり、また、レイアウトを編集する場合、大量にある各データのセル情報をひとつひとつ手作業により作成する必要性があった。
【0019】
それに対し、本例の描画コマンドファイル作成処理部では、図4に示すように、例えば、Bデータ(403a)を401aで示す位置から、401bで示す位置に変更したい場合、Bデータ(403a)の表示領域をマウス操作により囲み、ドラッグ操作を行い、401bに示す位置に移動させることで簡単にデータ情報を修正できる。この際、上述した移動操作により、各データの情報が定義された描画コマンドファイル405aに示されたBデータの座標情報は、405bに示された座標情報の形に自動的に修正される。これは、ユーザが各データの位置情報を意識することなく、帳票をイメージとしてとらえながら作業を行うことができることを意味している。また、その他の操作の一例として、データ表示位置の(一括)移動、データの(一括)コピーおよび(一括)削除も可能としてある。
【0020】
次に、図1で示すプラントデータマッピング処理部103での処理について、図5を参照して説明する。まず、プラントデータマッピング処理部103において、データベース化されたプラントデータ108から表示に必要な分のデータを取得し、構造体として用意してあるマッピングデータテーブル501に格納する。このマッピングデータテーブルに、描画コマンドファイル107で定義されたマッピング番号(表示すべき位置情報)と対をなす形でプラントデータ108を格納することにより、プラントデータと表示すべき位置とのリンケージを図る。
【0021】
例えば、帳票出力処理部104に示すような配置でプラントデータの表示を実現させるためには、描画コマンドファイル107に、プラントデータの表示位置情報としてマッピング番号(1〜n番)を定義し、マッピングデータテーブル501において、描画コマンドファイル107で定義されたマッピング番号に一対一で対応するような配列(503a〜503z)から成る構造体を用意し、対応するテーブル番号箇所にプラントデータ108を格納することで、表示すべきプラントデータと表示位置との結び付けを確定する。
【0022】
次に、プラントデータマッピング処理部103内部の汎用関数502において、描画コマンドファイル107の読込みを行い、データ毎に定義されている情報を解析し、マッピングデータテーブル501に格納されている各プラントデータと表示位置を対応させ、然るべき表示形式に変換した後、帳票出力処理部104により帳票として表示を行う。
【0023】
汎用関数502の主な処理としては、マッピングデータテーブルからデータを取得する処理と、描画コマンドファイルの解析処理と、解析した結果に基づき、取得したデータを表示すべき形式に変換し表示位置に割り付ける処理と、帳票の表示処理およびプリンタへの出力処理である。プラントデータの表示すべき形式としては、文字型、数値型およびバーグラフ型があり、文字型で表示する場合には文字列に、数値型で表示する場合には整数・実数・指数および桁数の指定を考慮した数値に、バーグラフ型であればデータの最大値に対する実データの割合を算出し、算出した結果を元にグラフの形態に、それぞれ変換して表示する。
【0024】
また、帳票出力処理部104において、表示すべきプラントデータを文字型に変換した場合の文字列長さと、そのプラントデータの表示領域を比較解析し、表示領域よりも文字列長さの方が大きいと判定した場合、表示領域内に収まりかつ最大サイズで表示されるよう計算を行い自動調整する。また、表示文字が極端に小さくなり見えにくくなってしまうような場合には、ユーザに表示文字が小さい箇所が存在することを告知する。調整の手段としては、プラントデータが表示領域内に収まるように表示領域を拡大するか、あるいはプラントデータの表示サイズを縮小化し表示領域内に収まる形態にするかが考えられる。ここで、前者の表示処理を行った場合、対象となる表示領域を拡大することで、隣接する表示領域や帳票レイアウト全体にまで影響が及んでしまうため、プラントデータの表示サイズを縮小化し表示領域内に収まる形態にすることが好ましい。
【0025】
図6は、本例のシステムによりプラント(発電所)の運転状態の帳票を作成するために、表示させた例を示したものである。この例では、画面の外枠に、帳票を選ぶファイルの選択処理用のボタン表示(新規作成、開く、名前を付けて保存、上書き保存など)があり、帳票としての表を作成するための描画用のボタン(直線、矩形、文字、図形選択、回復、リンクなど)が用意してある。さらに、データの属性、拡大及び縮小、表示設定、印刷終了の各指示を行うボタンについても用意されている。
【0026】
そして、画面内に作成される帳票としては、例えば「××××発電所 ××月報」としてのタイトルと、年月の項目がある。帳票の内容としては、横軸に、その発電所が備える複数の運転系について、それぞれの帳票で示したい項目が配置され、縦軸に、1日から31日までの欄が並び、それぞれの項目が1日ごとに1ヶ月分示される。系の数や、各系の中に配置する項目については、上述したように、簡単なマウス操作とキーボード入力で自由に選択でき、選択操作を行うことで、図1に示した描画コマンドファイル107などが更新されるものである。帳票の構成について一度設定を行うと、以後はその設定された構成で帳票が自動的に作成されて、表示や印刷が行われる。
【0027】
なお、図6の例では、1ヶ月単位の帳票の例としたが、例えば1日を1時間ごとに示した帳票や、数ヶ月間の帳票などの種々の形態が設定できる。いずれの形態の帳票でも、簡単なユーザ操作で作成ができ、一度作成すると、以後はその設定での帳票が自動的に作成できるようになる。このようにして帳票が作成されることで、汎用の表計算ソフトウエアを使用する必要がなく、操作を行うユーザが特定のコンピュータ用表計算ソフトウエアに熟練する必要がなく、だれでも簡単な操作で、所望の形式の帳票を作成できる。しかも、図6に示したように、複数の項目を自由な配列で見やすい形式やサイズに並べた帳票とすることができ、非常に使い勝手のよい帳票が作成できる。
【0028】
なお、ここまでの説明では、帳票を作成するプラントとして発電所を例にして説明したが、その他のプラント用の帳票作成に適用しても良いことは勿論である。また、図6に示した帳票の例についても一例を示したものであり、この例に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の一実施の形態の例によるプラント帳票作成システムを示すブロック図である。
【図2】図1例のシステムにおける、描画コマンドファイル作成処理部での処理例を示すフローチャートである。
【図3】図1例のシステムにおける、描画コマンドファイルの例を示す説明図である。
【図4】図1例のシステムにおける、描画コマンドファイル作成処理部の動作を説明するための説明図である。
【図5】図1例のシステムにおける、プラントデータマッピング処理部および帳票出力処理部の状態の例を示す説明図である。
【図6】図1例のシステムで作成される帳票の例を示す説明図である。
【符号の説明】
【0030】
101…帳票原案作成部、102…描画コマンドファイル作成処理部、103…プラントデータマッピング処理部、104…帳票出力処理部、105…プリンタ、106…CRT、107…描画コマンドファイル、108…データベース(プラントデータ)、201…描画コマンドファイル選択処理、202…描画コマンドファイル読込み処理、203…描画コマンドファイル作成・編集処理、204…描画コマンドファイル登録処理、205…帳票イメージ印刷処理、301…描画コマンドファイル構成、302…描画コマンドファイル構成内容、401a,401b…描画コマンドファイル作成処理部、402a,402b…Aデータ、403a,403b…Bデータ、404a,404b…Cデータ、405a…描画コマンドファイル(変更前)、405b…描画コマンドファイル(変更後)、501…マッピングデータテーブル、502…汎用関数、503a…Aデータ格納位置、503b…Bデータ格納位置、503c…Cデータ格納位置、503d…Dデータ格納位置、503e…Eデータ格納位置、503f…Fデータ格納位置、503z…Zデータ格納位置、504a…Aデータ表示位置、504b…Bデータ表示位置、504c…Cデータ表示位置、504d…Dデータ表示位置、504e…Eデータ表示位置、504f…Fデータ表示位置、504z…Zデータ表示位置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プラントからのデータを表示装置に表示または帳票として印字するプラント帳票作成システムにおいて、
前記表示装置にプラントデータを表示するための表示種類と表示位置と表示領域サイズを示す定義情報を、プラントデータ毎に作成する描画コマンドファイル作成処理部と、
前記描画コマンドファイル作成処理部で作成された前記定義情報を集約した描画コマンドファイル記憶部と、
前記描画コマンドファイル記憶部に記憶された前記定義情報に基づき指定された位置にプラントデータを表示させるマッピング処理部と、
帳票を印字するための帳票出力部を備え、
前記コマンドファイル作成処理部は、所定の操作で前記定義情報を更新することを特徴とするプラント帳票作成システム。
【請求項2】
請求項1記載のプラント帳票作成システムにおいて、
前記描画コマンドファイル作成処理部で、プラントデータが表示される位置にダミーデータを付加させた形態で表示し、前記表示した帳票イメージを印刷または電子化して保存することを特徴とするプラント帳票作成システム。
【請求項3】
請求項1または2記載のプラント帳票作成システムにおいて、
プラントデータを格納するマッピングデータテーブル部を備え、
前記データを表示すべき位置に配置するマッピング処理部と、データベースに保存されているプラントデータのデータ型に依存することなく、前記描画コマンドファイルに定義付けされた通りのデータ形式に変換し、表示または帳票印字する汎用関数処理部よりなることを特徴とするプラント帳票作成システム。
【請求項4】
請求項1記載のプラント帳票作成システムにおいて、
可変なプラントデータの桁数が増加した場合においても表示または帳票印字領域内に収まるよう最適な表示サイズに自動補正を行う処理を有することを特徴とするプラント帳票作成システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−102552(P2007−102552A)
【公開日】平成19年4月19日(2007.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−292575(P2005−292575)
【出願日】平成17年10月5日(2005.10.5)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【出願人】(390023928)日立エンジニアリング株式会社 (134)
【Fターム(参考)】