プラント監視制御装置
【課題】設計段階で監視対象設備の画面に関連設備の画面が登録されていない場合でも、別画面の展開操作をすることなく、関連設備の画面を監視することができるプラント監視制御装置を得る。
【解決手段】プラント監視制御装置は、プラント制御バスを介してプラント情報処理装置から、プラントの監視対象設備のデータを得て、画面に監視画面として表示し、この監視画面の内、マウスで選択した範囲をウインドウに形成するウインドウ化機能を有するもので、この形成されたウインドウ13を関連する別の監視画面に表示して、別の監視画面上でウインドウ13も同時に監視できるようにした。
【解決手段】プラント監視制御装置は、プラント制御バスを介してプラント情報処理装置から、プラントの監視対象設備のデータを得て、画面に監視画面として表示し、この監視画面の内、マウスで選択した範囲をウインドウに形成するウインドウ化機能を有するもので、この形成されたウインドウ13を関連する別の監視画面に表示して、別の監視画面上でウインドウ13も同時に監視できるようにした。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、プラントの監視対象設備を監視制御するために監視画面を表示するプラント監視制御装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のプラント監視制御装置において、監視対象設備の画面を表示中に、別画面に表示されている関連設備の状態を同時に監視するとき、画面を設計する段階で同一画面上に登録されていなければ、設備の状態を同時に監視することができなかった。
そのため、あらかじめ、登録していない関連設備の状態を監視したいときは、その都度、別画面の展開操作が必要であった。
また、特許文献1には、プラント異常発生時にカメラより取得した画像データとプラントデータを融合して系統図表示画面に表示するものが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−132336号公報(第9〜11、22頁、図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のプラント監視制御装置は、以上のように構成されており、設計段階で監視対象設備の画面に関連設備の画面が登録されていない場合、別画面を交互に監視するなどといったムダ作業が発生していた。
また、特許文献1のものでは、プラント異常発生時にカメラより取得した画像データとプラントデータを融合して系統図表示画面に表示するようになっているものの、設計段階で監視対象設備の画面に関連設備の画面が登録されていない場合にも、関連設備の画面を簡単に参照できるようにはなっていなかった。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、設計段階で監視対象設備の画面に関連設備の画面が登録されていない場合でも、別画面の展開操作をすることなく、関連設備の画面を監視することができるプラント監視制御装置を得ることを目的にする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係わるプラント監視制御装置においては、プラントの監視対象設備を監視制御するために監視画面を表示するプラント監視制御装置であって、監視対象設備を監視するための第一の監視画面の内、マウスで選択した範囲をウインドウに形成する手段を備え、形成されたウインドウ内に状態値がある場合には、状態値はリアルタイムで表示されるものである。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、プラントの監視対象設備を監視制御するために監視画面を表示するプラント監視制御装置であって、監視対象設備を監視するための第一の監視画面の内、マウスで選択した範囲をウインドウに形成する手段を備え、形成されたウインドウ内に状態値がある場合には、状態値はリアルタイムで表示されるので、第一の監視画面上で選択した範囲からウインドウを形成でき、このウインドウを関連する監視画面上に表示して、関連する監視画面上で、ウインドウを監視することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】この発明の実施の形態1によるプラント監視制御装置を示すシステム構成図である。
【図2】この発明の実施の形態1によるプラント監視制御装置を示す詳細構成図である。
【図3】この発明の実施の形態1によるプラント監視制御装置のグラフィック画面のウインドウ化機能を示す図である。
【図4】この発明の実施の形態1によるプラント監視制御装置のグラフィック画面のウインドウ化機能の処理を示すフローチャートである。
【図5】この発明の実施の形態2によるプラント監視制御装置のウインドウ化した画面を別画面に表示する機能の手順1を示す図である。
【図6】この発明の実施の形態2によるプラント監視制御装置のウインドウ化した画面を別画面に表示する機能の手順2を示す図である。
【図7】この発明の実施の形態2によるプラント監視制御装置のウインドウ化した画面を別画面に表示する処理を示すフローチャートである。
【0009】
【図8】この発明の実施の形態3によるプラント監視制御装置のウインドウタイトルの設定を示す図である。
【図9】この発明の実態の形態3によるプラント監視制御装置のウインドウタイトル設定の処理を示すフローチャートである。
【図10】この発明の実施の形態3によるプラント監視制御装置のウインドウの移動を示す図である。
【図11】この発明の実態の形態3によるプラント監視制御装置のウインドウの移動の処理を示すフローチャートである。
【図12】この発明の実施の形態3によるプラント監視制御装置のウインドウサイズの変更を示す図である。
【図13】この発明の実態の形態3によるプラント監視制御装置のウインドウサイズの変更処理を示すフローチャートである。
【図14】この発明の実施の形態3によるプラント監視制御装置のウインドウの位置固定を示す図である。
【図15】この発明の実態の形態3によるプラント監視制御装置のウインドウの位置固定処理を示すフローチャートである。
【図16】この発明の実施の形態4によるプラント監視制御装置のウインドウの取得元画面への移動機能を示す図である。
【図17】この発明の実態の形態4によるプラント監視制御装置のウインドウの取得元画面への移動処理を示すフローチャートである。
【0010】
【図18】この発明の実施の形態5によるプラント監視制御装置のウインドウの薄消し機能の手順1を示す図である。
【図19】この発明の実施の形態5によるプラント監視制御装置のウインドウの薄消し機能の手順2を示す図である。
【図20】この発明の実態の形態5によるプラント監視制御装置のウインドウの薄消し処理を示すフローチャートである。
【図21】この発明の実施の形態6によるプラント監視制御装置のウインドウタイトルのみ表示する機能の手順1を示す図である。
【図22】この発明の実施の形態6によるプラント監視制御装置のウインドウタイトルのみ表示する機能の手順2を示す図である。
【図23】この発明の実態の形態6によるプラント監視制御装置のウインドウタイトルのみ表示する処理を示すフローチャートである。
【図24】この発明の実施の形態7によるプラント監視制御装置のウインドウ表示非表示ボタンの設置機能の手順1を示す図である。
【図25】この発明の実施の形態7によるプラント監視制御装置のウインドウ表示非表示ボタンの設置機能の手順2を示す図である。
【図26】この発明の実態の形態7によるプラント監視制御装置のウインドウ表示非表示ボタンの設置処理を示すフローチャートである。
【0011】
【図27】この発明の実施の形態8によるプラント監視制御装置のウインドウの削除機能を示す図である。
【図28】この発明の実態の形態8によるプラント監視制御装置のウインドウの削除処理を示すフローチャートである。
【図29】この発明の実施の形態9によるプラント監視制御装置のウインドウ位置情報の登録と呼出し機能を示す図である。
【図30】この発明の実態の形態9によるプラント監視制御装置のウインドウ位置情報の登録と呼出し処理を示すフローチャートである。
【図31】この発明の実施の形態11によるプラント監視制御装置のスクロール操作と共にウインドウを移動させる機能の手順1を示す図である。
【図32】この発明の実施の形態11によるプラント監視制御装置のスクロール操作と共にウインドウを移動させる機能の手順2を示す図である。
【図33】この発明の実態の形態11によるプラント監視制御装置のスクロール操作と共にウインドウを移動させる処理を示すフローチャートである。
【0012】
【図34】この発明の実施の形態12によるプラント監視制御装置のスクロール操作と共にウインドウを移動させない機能の手順1を示す図である。
【図35】この発明の実施の形態12によるプラント監視制御装置のスクロール操作と共にウインドウを移動させない機能の手順2を示す図である。
【図36】この発明の実態の形態12によるプラント監視制御装置のスクロール操作と共にウインドウを移動させない処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1によるプラント監視制御装置を示すシステム構成図である。
図1において、プラント監視システムは、次のように構成されている。
被監視制御機器であるプラント機器は、モータ、ポンプ、弁、計装機器などである。画面1は、プラント機器の状態を表示する。プラント監視制御装置2は、プラント機器の状態を監視及び制御する。プラント情報処理装置100は、このプラント機器のデータを収集し、プラント監視制御装置2に送信すると共に、プラント監視制御装置2からの制御指令に基づいて、プラント機器を制御する。プラント制御バス3は、プラント情報処理装置100とプラント監視制御装置2との双方向で情報及び制御指令の伝達を実現する。
【0014】
図2は、この発明の実施の形態1によるプラント監視制御装置を示す詳細構成図である。
図2において、1〜3、100は図1におけるものと同一のものである。プラント監視制御装置2は、画面1によるプラント状態の表示を制御する表示制御部2aと、プラント機器にて計測したデータの処理や表示制御部2aからの指令を処理するデータ処理部2bと、プラント機器から収集したデータを格納するデータ格納部2cとを有している。なお、データ格納部2cは記憶装置に形成される。
【0015】
図3は、この発明の実施の形態1によるプラント監視制御装置のグラフィック画面のウインドウ化機能を示す図である。
図3において、グラフィク画面選択範囲4は、マウスで選択した範囲である。マウスカーソル位置5でのマウスの右クリックにより表示されるメニューに「ウインドウ化」6がある。「ウインドウ化」6を選択することにより、ウインドウ7が表示される。
【0016】
次に、グラフィック画面のウインドウ化機能(ウインドウを形成する手段)の処理について、図4のフローチャートに基づいて、図3を参照して説明する。
マウスでグラフィック画面上の監視対象設備、または設備の状態値を選択する(Step1)。表示制御部2aは、図3のグラフィク画面選択範囲4の座標値(ドラッグの開始点、終了点)を取得する(Step2)。
表示制御部2aは、取得した座標値からグラフィック画面選択範囲4内に設備または状態値が存在するかどうかを判断する(Step3)。存在しない場合は処理を終了する。
存在する場合は、監視対象設備を選択した状態で、マウスの右クリックを押下し、「ウインドウ化」6を選択する(Step4)。
【0017】
表示制御部2aは、選択した画面表示内容に状態値が含まれているかどうかを判断する(Step5)。状態値が含まれていない場合、処理を終了する。状態値が含まれている場合はデータ処理部2bを介し、データ格納部2cからリアルタイムに状態値を取得し、ウインドウ7に値を表示する(Step6)。
【0018】
実施の形態1によれば、グラフィック画面上で選択した範囲内の監視対象設備及び状態値を、画面から切り離してウインドウ化することができる。
【0019】
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2によるプラント監視制御装置のウインドウ化した画面を別画面に表示する機能の手順1を示す図である。
図5において、7は図3におけるものと同一のものである。マウスカーソル位置8でのマウスの右クリックにより表示されるメニューに「ウインドウの切取り」9がある。画面を選択するための画面一覧ボタン10が表示されている。
【0020】
図6は、この発明の実施の形態2によるプラント監視制御装置のウインドウ化した画面を別画面に表示する機能の手順2を示す図である。
図6において、マウスカーソル位置11でのマウスの右クリックにより表示されるメニューに「ウインドウの表示」12がある。「ウインドウの表示」12を選択することにより、ウインドウ13が表示される。
【0021】
実施の形態1では、任意の監視設備、状態値を画面から切り離してウインドウ化する機能を述べた。実施の形態2は、ウインドウ化した画面を別画面に表示する機能についてのものである。
【0022】
次に、ウインドウを別画面に表示する機能(第二の監視画面上に表示する手段)の処理について、図5、図6を参照し、図7のフローチャートに基づいて説明する。
図5のように、ウインドウ7を選択した状態で、マウスの右クリックを押下する(Step11)。表示制御部2aは、マウスカーソル位置8の座標を取得する(Step12)。
表示制御部2aは、マウスカーソル位置8の座標がウインドウ7内に含まれているかどうかを判断する(Step13)。含まれていない場合は処理を終了する。含まれている場合は「ウインドウの切取り」9を選択し、表示制御部2aは、ウインドウ7を切取る(Step14)。
【0023】
ユーザは画面一覧ボタン10を押下し、任意の画面を選択する(Step15)。
データ処理部2bは、データ格納部2cからグラフィク画面情報を取得し、表示制御部2aを介して、選択されたグラフィック画面を出力する(Step16)。
次に、図6のように、マウスカーソル位置11で、マウスの右クリックを行い、「ウインドウの表示」12を選択し、ウインドウ13を、別画面の、選択されたグラフィック画面に表示する(Step17)。
【0024】
実施の形態2によれば、実施の形態1でウインドウ化された画面を任意の画面に貼り付け、表示することができる。
これにより、同一画面上で監視対象画面と関連画面を監視することが可能となり、別画面を交互に監視するといったムダ作業がなくなることによる、プラント監視効率の向上を図ることができる。
また、これまでは設計段階で監視対象設備の画面を表示設定していたが、製品が出荷された後もユーザの判断で、グラフィク画面中の監視対象設備、状態値の表示を自由に別画面に表示するという、カスタマイズができるようになる。
【0025】
実施の形態3.
図8は、この発明の実施の形態3によるプラント監視制御装置のウインドウタイトルの設定を示す図である。
図8において、ウインドウ13は図6におけるものと同一のものである。マウスカーソル位置14でマウスの右クリックにより表示されるメニューに「ウインドウタイトルの設定」15がある。「ウインドウタイトルの設定」15を選択することにより、ウインドウタイトル16が設定される。
【0026】
図10は、この発明の実施の形態3によるプラント監視制御装置のウインドウの移動を示す図である。
図10において、ウインドウ13は図6におけるものと同一のものである。マウスカーソル位置17から、ウインドウ13をドラッグして移動する。
【0027】
図12は、この発明の実施の形態3によるプラント監視制御装置のウインドウサイズの変更を示す図である。
図12において、ウインドウ13は図6におけるものと同一のものである。マウスカーソル位置18を移動させて、サイズを変更したウインドウ19を得る。
【0028】
図14は、この発明の実施の形態3によるプラント監視制御装置のウインドウの位置固定を示す図である。
図14において、ウインドウ13は図6におけるものと同一のものである。マウスカーソル位置20で、マウスの右クリックにより表示されるメニューに「ウインドウを固定」21がある。「ウインドウを固定」21を選択することにより、ウインドウ13を固定する。
【0029】
実施の形態1、2では、任意の監視設備、状態値を画面から切り離してウインドウ化し、別画面に表示するという機能について述べた。実施の形態3は、ウインドウのタイトル設定機能、ウインドウの移動機能、ウインドウサイズの変更機能、ウインドウの位置固定機能について説明する。
【0030】
まず、ウインドウのタイトル設定機能(ウインドウにタイトルを付ける手段)の処理について、図8を参照し、図9のフローチャートに基づいて説明する。
ウインドウ13を選択した状態で、図8のように、マウスの右クリックを押下する(Step21)。表示制御部2aは、マウスカーソル位置14の座標を取得する(Step22)。
表示制御部2aは、マウスカーソル位置14の座標がウインドウ13内に含まれているかどうかを判断する(Step23)。含まれていない場合は処理を終了する。含まれている場合は「ウインドウタイトルの設定」15を選択する(Step24)。
ユーザは、ウインドウのタイトルバーにキーボードからウインドウのタイトルを入力する(Step25)。表示制御部2aは、入力されたタイトルを、画面上のウインドウタイトル16の位置に反映する(Step26)。
表示制御部2aは、ウインドウ13外でマウスのクリックが押下されたと判断すると、ウインドウタイトルを決定する(Step27)。
【0031】
次に、ウインドウの移動機能(ウインドウをマウスのドラッグにより移動させる手段)の処理について、図10を参照し、図11のフローチャートに基づいて説明する。
ウインドウ13を選択した状態で、図10のマウスカーソル位置17でマウスの左クリックを押下する(Step31)。表示制御部2aは、マウスカーソル位置17の座標を取得する(Step32)。
表示制御部2aは、マウスカーソル位置17の座標がウインドウ13内に含まれているかどうかを判断する(Step33)。含まれていない場合は処理を終了する。
含まれている場合、ウインドウ13をドラッグする(Step34)。表示制御部2aは、ドラッグしている間、ウインドウ13の中心座標を取得し、その座標位置にウインドウ13を表示する(Step35)。
【0032】
次に、ウインドウサイズ変更機能(ウインドウのサイズを変更する手段)の処理について、図12を参照し、図13のフローチャートに基づいて説明する。
図12のマウスカーソル位置18で、マウスの左クリックを押下する(Step41)。表示制御部2aは、マウスカーソル位置18の座標を取得する(Step42)。左クリックを押下した位置がウインドウフレーム上の座標位置と一致するかどうかを判断する(Step43)。一致しない場合は処理を終了する。
一致する場合は、マウスカーソルを移動させて、ウインドウサイズを変更する(Step44)。表示制御部2aは、マウスで指定されたサイズのウインドウ19を画面上に表示する(Step45)。
【0033】
次に、ウインドウの位置固定機能(ウインドウの表示位置を固定する手段)の処理について、図14を参照し、図15のフローチャートに基づいて説明する。
図14のウインドウ13を選択した状態で、マウスの右クリックを押下する(Step51)。表示制御部2aは、マウスカーソル位置20の座標を取得する(Step52)。
表示制御部2aは、マウスカーソル位置20の座標がウインドウ13内に含まれているかどうかを判断する(Step53)。含まれていない場合は処理を終了する。
含まれている場合、「ウインドウ固定」21を選択する(Step54)。表示制御部2aは、ウインドウ13を画面に固定する(Step55)。
なお、この機能によりウインドウ13を固定すれば、マウス操作でウインドウを移動することができなくなる。
【0034】
実施の形態3によれば、別画面に表示されたウインドウをより快適に使用することができる。
【0035】
実施の形態4.
図16は、この発明の実施の形態4によるプラント監視制御装置のウインドウの取得元画面への移動機能を示す図である。
図16において、ウインドウ13は図6におけるものと同一のものである。マウスカーソル位置22で、マウスの右クリックにより表示されるメニューに「取得元の画面に移動」23がある。「取得元の画面に移動」23を選択することにより、ウインドウ13の内容を取得したときの取得元の画面に移動する。
【0036】
実施の形態4は、ウインドウ13の内容を取得した取得元の画面に移動する機能についてのものである。
ウインドウ13の内容を取得した取得元の画面に移動する機能(第二の監視画面から第一の監視画面に切替える手段)の処理について、図16を参照し、図17のフローチャートに基づいて説明する。
図16のウインドウ13を選択した状態で、マウスの右クリックを押下する(Step61)。表示制御部2aは、マウスカーソル位置22の座標を取得する(Step62)。
表示制御部2aは、マウスカーソル位置22の座標が、ウインドウ13内に含まれているかどうかを判断する(Step63)。含まれていない場合は処理を終了する。
含まれている場合、「取得元の画面に移動」23を選択する(Step64)。データ処理部2bは、ウインドウ13の内容を取得した元の画面データをデータ格納部2cから取得する(Step65)。表示制御部2aは、データ処理部2bから元の画面データを取得して、表示する(Step66)。
【0037】
実施の形態4によれば、これまでは、ウインドウ内容の取得元の画面に移動する場合、ユーザ自身が元の画面を記憶しておく必要があったが、この機能によりシステムがウインドウ内容の取得元の画面の呼出しを行うため、ユーザへの負担がなくなる。
【0038】
実施の形態5.
図18は、この発明の実施の形態5によるプラント監視制御装置のウインドウの薄消し機能の手順1を示す図である。
図18において、ウインドウ13は図6におけるものと同一のものである。マウスカーソル位置24で、マウスの右クリックにより表示されるメニューに「ウインドウの表示方法」25があり、それを選択すると、「ウインドウ薄消し」26のメニューが表示される。「ウインドウ薄消し」26を選択することにより、ウインドウ13を薄消し状態にする(図19の薄消しウインドウ27参照)。
【0039】
図19は、この発明の実施の形態5によるプラント監視制御装置のウインドウの薄消し機能の手順2を示す図である。
図19において、マウスの右クリックにより表示されるメニューに「ウインドウの表示方法」25があり、それを選択すると、「ウインドウ薄消し解除」28のメニューが表示される。「ウインドウ薄消し解除」28を選択することにより、薄消しウインドウ27を通常の状態にする。
【0040】
実施の形態5は、ウインドウ13を薄消しする機能についてのものである。
このウインドウ13を薄消しする機能(ウインドウを薄消しにする手段)の処理について、図18、図19を参照し、図20のフローチャートに基づいて説明する。
図18のウインドウ13を選択した状態で、マウスの右クリックを押下する(Step71)。表示制御部2aは、マウスカーソル位置24の座標を取得する(Step72)。
表示制御部2aは、マウスカーソル位置24の座標がウインドウ13内に含まれているかどうかを判断する(Step73)。含まれていない場合は処理を終了する。
含まれている場合で、かつ、ウインドウ13が薄消し表示になっていないかどうか判断し(Step74)、薄消し表示になっていない場合、「ウインドウの表示方法」25を選択し、さらに、「ウインドウ薄消し」26を選択する(Step75)。表示制御部2aは、ウインドウ13を薄消し表示とし、図19に示すような、薄消しウインドウ27とする(Step76)。
【0041】
また、Step74で、薄消しウインドウ27になっている場合、図19の薄消しウインドウ27を選択した状態で、マウスの右クリックを押下する。これにより、Step71〜Step73と同様の内部処理が行われる。次に、「ウインドウの表示方法」25を選択し、さらに「ウインドウ薄消し解除」28を選択する(Step77)。表示制御部2aは、ウインドウの薄消しを解除し、元のウインドウ13を表示する(Step78)。
【0042】
実施の形態5によれば、ウインドウを薄消し表示の状態とし、また元の表示状態に戻すことが可能になる。
【0043】
実施の形態6.
図21は、この発明の実施の形態6によるプラント監視制御装置のウインドウタイトルのみ表示する機能の手順1を示す図である。
図21において、ウインドウ13は図6におけるものと同一のものである。マウスカーソル位置24で、マウスの右クリックにより表示されるメニューに「ウインドウの表示方法」25があり、それを選択すると、「タイトルのみ表示」29のメニューが表示される。「タイトルのみ表示」29を選択することにより、ウインドウ13はタイトルのみ表示される(図22のウインドウタイトル30参照)。
【0044】
図22は、この発明の実施の形態6によるプラント監視制御装置のウインドウタイトルのみ表示する機能の手順2を示す図である。
図22において、マウスカーソル位置24で、マウスの右クリックにより表示されるメニューに「ウインドウの表示方法」25があり、それを選択すると、「タイトルのみ表示解除」31のメニューが表示される。「タイトルのみ表示解除」31を選択することにより、ウインドウタイトル30の表示は解除されて、元のウインドウ13が表示される。
【0045】
実施の形態6は、ウインドウのタイトルのみを表示する機能についてのものである。
このウインドウのタイトルのみ表示する機能(ウインドウをタイトルのみの表示とする手段)の処理について、図21、図22を参照し、図23のフローチャートに基づいて説明する。
図21のウインドウ13を選択した状態で、マウスの右クリックを押下する(Step81)。表示制御部2aは、マウスカーソル位置24の座標を取得する(Step82)。
表示制御部2aは、マウスカーソル位置24の座標がウインドウ13内に含まれているかどうかを判断する(Step83)。含まれていない場合は処理を終了する。
含まれている場合は、ウインドウがタイトルのみの表示になっているかどうかを判断し(Step84)、ウインドウ13がタイトルのみの表示になっていない場合、「ウインドウの表示方法」25を選択し、さらに「タイトルのみ表示」29を選択する(Step85)。表示制御部2aは、図22に示すウインドウタイトル30のみを表示する(Step86)。
【0046】
Step84で、ウインドウ13がタイトルのみの表示になっている場合、図22のウインドウタイトル30を選択した状態で、マウスの右クリックを押下する。Step81〜Step83と同様の内部処理を行う。次いで、「ウインドウの表示方法」25を選択し、さらに、「タイトルのみ表示解除」31を選択する(Step87)。表示制御部2aは、ウインドウタイトルのみの表示を解除し、元のウインドウ13を表示する(Step88)。
【0047】
実施の形態6によれば、ウインドウをタイトルのみの表示状態とし、また元のウインドウの表示状態に戻すことが可能になる。
【0048】
実施の形態7.
図24は、この発明の実施の形態7によるプラント監視制御装置のウインドウ表示非表示ボタンの設置機能の手順1を示す図である。
図24において、ウインドウ13は図6におけるものと同一のものである。マウスカーソル位置24で、マウスの右クリックにより表示されるメニューに「ウインドウの表示方法」25があり、それを選択すると、「ボタン表示」32のメニューが表示される。「ボタン表示」32を選択することにより、ボタン33が表示される。(図25のボタン33参照)。
【0049】
図25は、この発明の実施の形態7によるプラント監視制御装置のウインドウ表示非表示ボタンの設置機能の手順2を示す図である。
図25において、ボタン32は、ウインドウ13の表示と非表示を切り替える。ウインドウ13が非表示になっている場合、マウスカーソルをボタン32上に合わせると、ウインドウタイトル30が、吹き出しで表示される。
【0050】
実施の形態7は、ウインドウの表示、非表示を行うボタン機能についてのものである。
このウインドウの表示、非表示を行う機能(ウインドウの表示または非表示を切替えるためのボタンを表示させる手段)の処理について、図24、図25を参照し、図26のフローチャートに基づいて説明する。
図24のウインドウ13を選択した状態で、マウスの右クリックを押下する(Step91)。表示制御部2aは、マウスカーソル位置24の座標を取得する(Step92)。
表示制御部2aは、マウスカーソル位置24の座標がウインドウ13内に含まれているかどうかを判断する(Step93)。含まれていない場合は処理を終了する。
含まれている場合、「ウインドウの表示方法」25を選択し、さらに「ボタン表示」32を選択する(Step94)。表示制御部2aは、ウインドウ13を非表示にし、図25に示す、ウインドウ13の表示、非表示を行うボタン33を表示する処理を行う(Step95)。
【0051】
ボタン33を押下する(Step96)。表示制御部2aは、ウインドウが表示されているかどうかを判断する(Step97)。表示されている場合、表示制御部2aはウインドウ13を非表示にし(Step98)、ウインドウ13が非表示になっている場合、表示制御部2aはウインドウ13を表示する(Step99)。
なお、ウインドウ13が非表示になっている場合、マウスカーソルをボタン32上に合わせると、ウインドウタイトル30が吹き出しで表示される。
【0052】
実施の形態7によれば、ウインドウの表示と非表示を切り替えるボタンを表示するようにしたので、ウインドウの表示と非表示を簡単に切り替えることができる。
【0053】
これまでは、複数のウインドウを画面に表示した状態で、必要なウインドウだけ監視する場合でも、不必要なウインドウは表示した状態のままであったが、実施の形態5〜実施の形態7により、監視に不必要なウインドウは薄消し、必要なウインドウのみの表示、あるいはボタンによる表示または非表示を行うことで、必要なウインドウと不必要なウインドウを視覚的に区別しやすくなる。
これにより、ウインドウの見間違といったミスを軽減することができる。
【0054】
実施の形態8.
図27は、この発明の実施の形態8によるプラント監視制御装置のウインドウの削除機能を示す図である。
図27において、ウインドウ13は図6におけるものと同一のものである。マウスカーソル位置34で、マウスの右クリックにより表示されるメニューに「ウインドウの削除」35があり、それを選択すると、ウインドウ13が削除される。
【0055】
実施の形態8ではウインドウの削除機能についてのものである。
このウインドウを削除する機能(ウインドウを削除する手段)の処理について、図27を参照し、図28のフローチャートに基づいて説明する。
図27のウインドウ13を選択した状態で、マウスの右クリックを押下する(Step101)。表示制御部2aは、マウスカーソル位置34の座標を取得する(Step102)。
表示制御部2aは、マウスカーソル位置34の座標がウインドウ13内に含まれているかどうかを判断する(Step103)。含まれていない場合は処理を終了する。
含まれている場合、「ウインドウの削除」35を選択する(Step104)。表示制御部2aは、Step101で選択されたウインドウ13を画面上から削除する(Step105)。
【0056】
実施の形態8によれば、ウインドウを削除することができるので、実施の形態1、2で別画面に表示したウインドウをより快適に使用することができる。
【0057】
実施の形態9.
図29は、この発明の実施の形態9によるプラント監視制御装置のウインドウ位置情報の登録と呼出し機能を示す図である。
図29において、ウインドウ13は図6におけるものと同一のものである。マウスカーソル位置36で、マウスの右クリックにより表示されるメニューに「ウインドウの登録」37があり、それを選択すると、ウインドウ13が登録される。
「登録ウインドウ」ボタン38を押下すれば、登録ウインドウ一覧39が表示され、その内の一つのウインドウタイトルを選択すれば、選択されたウインドウが表示される。
【0058】
実施の形態8のウインドウの削除機能を使って、他画面の全ウインドウを削除し、再び画面をウインドウ化するという場合の手間を省くために、実施の形態9は、任意のウインドウを登録、呼出しする機能を設けたものである。
このウインドウを登録、呼出しする機能(ウインドウを登録すると共に、登録したウインドウを呼び出す手段)の処理について、図29を参照し、図30のフローチャートに基づいて説明する。
図29のウインドウ13を選択した状態で、マウスの右クリックを押下する(Step111)。表示制御部2aは、マウスカーソル位置36の座標を取得する(Step112)。
表示制御部2aは、マウスカーソル位置36の座標がウインドウ13内に含まれているかどうかを判断する(Step113)。含まれていない場合は処理を終了する。
含まれている場合、「ウインドウの登録」37を選択する(Step114)。データ格納部2cは、データ処理部2bを介し、登録対象のウインドウ13の中心座標を格納する(Step115)。実施の形態8の操作を行い、ウインドウ13を削除する(Step116)。
【0059】
登録されたウインドウを表示する場合には、「登録ウインドウ」ボタン38を押下する(Step117)。登録ウインドウ一覧39から、登録したウインドウタイトル40を選択する(Step118)。
データ処理部2bは、ウインドウタイトル40が選択されたウインドウのデータをデータ格納部2cから取得し、表示制御部2aに渡す(Step119)。表示制御部2aは、取得したウインドウデータを登録された画面上の位置に出力する(Step120)。
【0060】
実施の形態9によれば、任意のウインドウを登録及び呼出しすることができる。
これまでは、ウインドウを削除した場合、再びウインドウ化を行わなければならなかったが、ウインドウの登録機能により、一度削除したウインドウも簡単に呼び出すことができるようになり、ユーザへの負担も軽減される。
【0061】
実施の形態10.
実施の形態10は、実施の形態9の操作を行い、登録したウインドウを他のプラント監視端末(他のプラント監視制御装置)で呼び出す機能についてのものである。
この他のプラント監視端末でも登録したウインドウを呼び出す機能(登録されたウインドウを他のプラント監視制御装置で呼び出す手段)について説明する。
他のプラント監視端末のデータ格納部2cにウインドウデータを移した後、実施の形態9と同様の操作を行うことによって、他のプラント監視端末でも登録したウインドウを呼び出すようにしている。
【0062】
実施の形態10によれば、他のプラント監視端末でも、実施の形態9により登録したウインドウを呼び出すことができる。
【0063】
実施の形態11.
図31は、この発明の実施の形態11によるプラント監視制御装置のスクロール操作と共にウインドウを移動させる機能の手順1を示す図である。
図31において、ウインドウ13は図6におけるものと同一のものである。マウスカーソル位置41で、マウスの右クリックにより表示されるメニューに「スクロールと共にウインドウ移動」42があり、それを選択して、スクロールバー43を右側にドラッグする。
【0064】
図32は、この発明の実施の形態11によるプラント監視制御装置のスクロール操作と共にウインドウを移動させる機能の手順2を示す図である。
図32において、ウインドウ13は図6におけるものと同一のものである。「スクロールと共にウインドウ移動」42を選択し、スクロールバー43を右側にドラッグすると、スクロールバー43の移動量44だけウインドウ13が移動する。
【0065】
実施の形態11は、スクロールバーが存在する画面に対し、スクロール操作を実施する際に、ウインドウもスクロールに併せて移動する機能についてのものである。
このウインドウをスクロール操作と共に移動させる機能(ウインドウをスクロールと共に移動させる手段)の処理について、図31、図32を参照し、図33のフローチャートに基づいて説明する。
図31のウインドウ13を選択した状態で、マウスの右クリックを押下する(Step121)。表示制御部2aは、マウスカーソル位置41の座標を取得する(Step122)。
表示制御部2aは、マウスカーソル位置41の座標がウインドウ13内に含まれているかどうかを判断する(Step123)。含まれていない場合は処理を終了する。
【0066】
含まれている場合、「スクロールと共にウインドウを移動」42を選択する(Step124)。表示制御部2aは、ウインドウ13の座標値とスクロールバー43の座標値を取得する(Step125)。スクロールバー43を右側にドラッグする(Step126)。表示制御部2aは、スクロールバー43の移動量44に併せてウインドウ13の座標位置を変更する(Step127)。表示制御部2aは、取得した座標位置にウインドウ13を表示する(Step128)。
【0067】
実施の形態11によれば、スクロールバーの移動に合わせてウインドウを移動することができる。
【0068】
実施の形態12.
図34は、この発明の実施の形態12によるプラント監視制御装置のスクロール操作と共にウインドウを移動させない機能の手順1を示す図である。
図34において、ウインドウ13は図6におけるものと同一のものである。スクロールバー43を右側にドラッグする。
【0069】
図35は、この発明の実施の形態12によるプラント監視制御装置のスクロール操作と共にウインドウを移動させない機能の手順2を示す図である。
図35において、ウインドウ13は図6におけるものと同一のものである。スクロールバー43を右側に移動量44だけドラッグしても、ウインドウ13は移動しない。
【0070】
実施の形態12は、スクロールバーが存在する画面に対し、スクロール操作を実施した際に、ウインドウもスクロールに合わせて移動しない機能についてのものである。
このウインドウをスクロール操作と共に移動させない機能(ウインドウをスクロール操作と共に移動させないようにする手段)の処理について、図34、図35を参照し、図36のフローチャートに基づいて説明する。
図33のStep124が設定されていないかどうかを判断し(Step131)、設定されている場合は、実施の形態11のスクロール操作と共に移動させる処理に移る。
設定されていない場合、表示制御部2aは、ウインドウ13の座標値とスクロールバー43の座標値を取得する(Step132)。スクロールバー43を右側にドラッグする(Step133)。表示制御部2aは、スクロールバー43の移動量44に対して、ウインドウ13の座標位置を変更させない(Step134)。表示制御部2aは、取得した座標位置にウインドウ13を表示する(Step135)。
【0071】
実施の形態12によれば、スクロールバーをドラッグしてもウインドウを移動させないようにすることができる。
【0072】
これまではスクロールバー操作により、ウインドウを移動するか否かをユーザ側が決定することができなかったが、実施の形態11、12により、ウインドウの移動をユーザ側が決定することができるようになり、ユーザ側の設定自由度が向上する。
【0073】
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
【符号の説明】
【0074】
1 画面
2 プラント監視制御装置
3 プラント制御バス
4 グラフィック画面選択範囲
7 ウインドウ
10 画面一覧ボタン
13 ウインドウ
27 薄消しウインドウ
30 ウインドウタイトル
38 登録ウインドウボタン
39 登録ウインドウ一覧
43 スクロールバー
44 スクロールバーの移動量
100 プラント情報処理装置
【技術分野】
【0001】
この発明は、プラントの監視対象設備を監視制御するために監視画面を表示するプラント監視制御装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のプラント監視制御装置において、監視対象設備の画面を表示中に、別画面に表示されている関連設備の状態を同時に監視するとき、画面を設計する段階で同一画面上に登録されていなければ、設備の状態を同時に監視することができなかった。
そのため、あらかじめ、登録していない関連設備の状態を監視したいときは、その都度、別画面の展開操作が必要であった。
また、特許文献1には、プラント異常発生時にカメラより取得した画像データとプラントデータを融合して系統図表示画面に表示するものが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−132336号公報(第9〜11、22頁、図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のプラント監視制御装置は、以上のように構成されており、設計段階で監視対象設備の画面に関連設備の画面が登録されていない場合、別画面を交互に監視するなどといったムダ作業が発生していた。
また、特許文献1のものでは、プラント異常発生時にカメラより取得した画像データとプラントデータを融合して系統図表示画面に表示するようになっているものの、設計段階で監視対象設備の画面に関連設備の画面が登録されていない場合にも、関連設備の画面を簡単に参照できるようにはなっていなかった。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、設計段階で監視対象設備の画面に関連設備の画面が登録されていない場合でも、別画面の展開操作をすることなく、関連設備の画面を監視することができるプラント監視制御装置を得ることを目的にする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係わるプラント監視制御装置においては、プラントの監視対象設備を監視制御するために監視画面を表示するプラント監視制御装置であって、監視対象設備を監視するための第一の監視画面の内、マウスで選択した範囲をウインドウに形成する手段を備え、形成されたウインドウ内に状態値がある場合には、状態値はリアルタイムで表示されるものである。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、プラントの監視対象設備を監視制御するために監視画面を表示するプラント監視制御装置であって、監視対象設備を監視するための第一の監視画面の内、マウスで選択した範囲をウインドウに形成する手段を備え、形成されたウインドウ内に状態値がある場合には、状態値はリアルタイムで表示されるので、第一の監視画面上で選択した範囲からウインドウを形成でき、このウインドウを関連する監視画面上に表示して、関連する監視画面上で、ウインドウを監視することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】この発明の実施の形態1によるプラント監視制御装置を示すシステム構成図である。
【図2】この発明の実施の形態1によるプラント監視制御装置を示す詳細構成図である。
【図3】この発明の実施の形態1によるプラント監視制御装置のグラフィック画面のウインドウ化機能を示す図である。
【図4】この発明の実施の形態1によるプラント監視制御装置のグラフィック画面のウインドウ化機能の処理を示すフローチャートである。
【図5】この発明の実施の形態2によるプラント監視制御装置のウインドウ化した画面を別画面に表示する機能の手順1を示す図である。
【図6】この発明の実施の形態2によるプラント監視制御装置のウインドウ化した画面を別画面に表示する機能の手順2を示す図である。
【図7】この発明の実施の形態2によるプラント監視制御装置のウインドウ化した画面を別画面に表示する処理を示すフローチャートである。
【0009】
【図8】この発明の実施の形態3によるプラント監視制御装置のウインドウタイトルの設定を示す図である。
【図9】この発明の実態の形態3によるプラント監視制御装置のウインドウタイトル設定の処理を示すフローチャートである。
【図10】この発明の実施の形態3によるプラント監視制御装置のウインドウの移動を示す図である。
【図11】この発明の実態の形態3によるプラント監視制御装置のウインドウの移動の処理を示すフローチャートである。
【図12】この発明の実施の形態3によるプラント監視制御装置のウインドウサイズの変更を示す図である。
【図13】この発明の実態の形態3によるプラント監視制御装置のウインドウサイズの変更処理を示すフローチャートである。
【図14】この発明の実施の形態3によるプラント監視制御装置のウインドウの位置固定を示す図である。
【図15】この発明の実態の形態3によるプラント監視制御装置のウインドウの位置固定処理を示すフローチャートである。
【図16】この発明の実施の形態4によるプラント監視制御装置のウインドウの取得元画面への移動機能を示す図である。
【図17】この発明の実態の形態4によるプラント監視制御装置のウインドウの取得元画面への移動処理を示すフローチャートである。
【0010】
【図18】この発明の実施の形態5によるプラント監視制御装置のウインドウの薄消し機能の手順1を示す図である。
【図19】この発明の実施の形態5によるプラント監視制御装置のウインドウの薄消し機能の手順2を示す図である。
【図20】この発明の実態の形態5によるプラント監視制御装置のウインドウの薄消し処理を示すフローチャートである。
【図21】この発明の実施の形態6によるプラント監視制御装置のウインドウタイトルのみ表示する機能の手順1を示す図である。
【図22】この発明の実施の形態6によるプラント監視制御装置のウインドウタイトルのみ表示する機能の手順2を示す図である。
【図23】この発明の実態の形態6によるプラント監視制御装置のウインドウタイトルのみ表示する処理を示すフローチャートである。
【図24】この発明の実施の形態7によるプラント監視制御装置のウインドウ表示非表示ボタンの設置機能の手順1を示す図である。
【図25】この発明の実施の形態7によるプラント監視制御装置のウインドウ表示非表示ボタンの設置機能の手順2を示す図である。
【図26】この発明の実態の形態7によるプラント監視制御装置のウインドウ表示非表示ボタンの設置処理を示すフローチャートである。
【0011】
【図27】この発明の実施の形態8によるプラント監視制御装置のウインドウの削除機能を示す図である。
【図28】この発明の実態の形態8によるプラント監視制御装置のウインドウの削除処理を示すフローチャートである。
【図29】この発明の実施の形態9によるプラント監視制御装置のウインドウ位置情報の登録と呼出し機能を示す図である。
【図30】この発明の実態の形態9によるプラント監視制御装置のウインドウ位置情報の登録と呼出し処理を示すフローチャートである。
【図31】この発明の実施の形態11によるプラント監視制御装置のスクロール操作と共にウインドウを移動させる機能の手順1を示す図である。
【図32】この発明の実施の形態11によるプラント監視制御装置のスクロール操作と共にウインドウを移動させる機能の手順2を示す図である。
【図33】この発明の実態の形態11によるプラント監視制御装置のスクロール操作と共にウインドウを移動させる処理を示すフローチャートである。
【0012】
【図34】この発明の実施の形態12によるプラント監視制御装置のスクロール操作と共にウインドウを移動させない機能の手順1を示す図である。
【図35】この発明の実施の形態12によるプラント監視制御装置のスクロール操作と共にウインドウを移動させない機能の手順2を示す図である。
【図36】この発明の実態の形態12によるプラント監視制御装置のスクロール操作と共にウインドウを移動させない処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1によるプラント監視制御装置を示すシステム構成図である。
図1において、プラント監視システムは、次のように構成されている。
被監視制御機器であるプラント機器は、モータ、ポンプ、弁、計装機器などである。画面1は、プラント機器の状態を表示する。プラント監視制御装置2は、プラント機器の状態を監視及び制御する。プラント情報処理装置100は、このプラント機器のデータを収集し、プラント監視制御装置2に送信すると共に、プラント監視制御装置2からの制御指令に基づいて、プラント機器を制御する。プラント制御バス3は、プラント情報処理装置100とプラント監視制御装置2との双方向で情報及び制御指令の伝達を実現する。
【0014】
図2は、この発明の実施の形態1によるプラント監視制御装置を示す詳細構成図である。
図2において、1〜3、100は図1におけるものと同一のものである。プラント監視制御装置2は、画面1によるプラント状態の表示を制御する表示制御部2aと、プラント機器にて計測したデータの処理や表示制御部2aからの指令を処理するデータ処理部2bと、プラント機器から収集したデータを格納するデータ格納部2cとを有している。なお、データ格納部2cは記憶装置に形成される。
【0015】
図3は、この発明の実施の形態1によるプラント監視制御装置のグラフィック画面のウインドウ化機能を示す図である。
図3において、グラフィク画面選択範囲4は、マウスで選択した範囲である。マウスカーソル位置5でのマウスの右クリックにより表示されるメニューに「ウインドウ化」6がある。「ウインドウ化」6を選択することにより、ウインドウ7が表示される。
【0016】
次に、グラフィック画面のウインドウ化機能(ウインドウを形成する手段)の処理について、図4のフローチャートに基づいて、図3を参照して説明する。
マウスでグラフィック画面上の監視対象設備、または設備の状態値を選択する(Step1)。表示制御部2aは、図3のグラフィク画面選択範囲4の座標値(ドラッグの開始点、終了点)を取得する(Step2)。
表示制御部2aは、取得した座標値からグラフィック画面選択範囲4内に設備または状態値が存在するかどうかを判断する(Step3)。存在しない場合は処理を終了する。
存在する場合は、監視対象設備を選択した状態で、マウスの右クリックを押下し、「ウインドウ化」6を選択する(Step4)。
【0017】
表示制御部2aは、選択した画面表示内容に状態値が含まれているかどうかを判断する(Step5)。状態値が含まれていない場合、処理を終了する。状態値が含まれている場合はデータ処理部2bを介し、データ格納部2cからリアルタイムに状態値を取得し、ウインドウ7に値を表示する(Step6)。
【0018】
実施の形態1によれば、グラフィック画面上で選択した範囲内の監視対象設備及び状態値を、画面から切り離してウインドウ化することができる。
【0019】
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2によるプラント監視制御装置のウインドウ化した画面を別画面に表示する機能の手順1を示す図である。
図5において、7は図3におけるものと同一のものである。マウスカーソル位置8でのマウスの右クリックにより表示されるメニューに「ウインドウの切取り」9がある。画面を選択するための画面一覧ボタン10が表示されている。
【0020】
図6は、この発明の実施の形態2によるプラント監視制御装置のウインドウ化した画面を別画面に表示する機能の手順2を示す図である。
図6において、マウスカーソル位置11でのマウスの右クリックにより表示されるメニューに「ウインドウの表示」12がある。「ウインドウの表示」12を選択することにより、ウインドウ13が表示される。
【0021】
実施の形態1では、任意の監視設備、状態値を画面から切り離してウインドウ化する機能を述べた。実施の形態2は、ウインドウ化した画面を別画面に表示する機能についてのものである。
【0022】
次に、ウインドウを別画面に表示する機能(第二の監視画面上に表示する手段)の処理について、図5、図6を参照し、図7のフローチャートに基づいて説明する。
図5のように、ウインドウ7を選択した状態で、マウスの右クリックを押下する(Step11)。表示制御部2aは、マウスカーソル位置8の座標を取得する(Step12)。
表示制御部2aは、マウスカーソル位置8の座標がウインドウ7内に含まれているかどうかを判断する(Step13)。含まれていない場合は処理を終了する。含まれている場合は「ウインドウの切取り」9を選択し、表示制御部2aは、ウインドウ7を切取る(Step14)。
【0023】
ユーザは画面一覧ボタン10を押下し、任意の画面を選択する(Step15)。
データ処理部2bは、データ格納部2cからグラフィク画面情報を取得し、表示制御部2aを介して、選択されたグラフィック画面を出力する(Step16)。
次に、図6のように、マウスカーソル位置11で、マウスの右クリックを行い、「ウインドウの表示」12を選択し、ウインドウ13を、別画面の、選択されたグラフィック画面に表示する(Step17)。
【0024】
実施の形態2によれば、実施の形態1でウインドウ化された画面を任意の画面に貼り付け、表示することができる。
これにより、同一画面上で監視対象画面と関連画面を監視することが可能となり、別画面を交互に監視するといったムダ作業がなくなることによる、プラント監視効率の向上を図ることができる。
また、これまでは設計段階で監視対象設備の画面を表示設定していたが、製品が出荷された後もユーザの判断で、グラフィク画面中の監視対象設備、状態値の表示を自由に別画面に表示するという、カスタマイズができるようになる。
【0025】
実施の形態3.
図8は、この発明の実施の形態3によるプラント監視制御装置のウインドウタイトルの設定を示す図である。
図8において、ウインドウ13は図6におけるものと同一のものである。マウスカーソル位置14でマウスの右クリックにより表示されるメニューに「ウインドウタイトルの設定」15がある。「ウインドウタイトルの設定」15を選択することにより、ウインドウタイトル16が設定される。
【0026】
図10は、この発明の実施の形態3によるプラント監視制御装置のウインドウの移動を示す図である。
図10において、ウインドウ13は図6におけるものと同一のものである。マウスカーソル位置17から、ウインドウ13をドラッグして移動する。
【0027】
図12は、この発明の実施の形態3によるプラント監視制御装置のウインドウサイズの変更を示す図である。
図12において、ウインドウ13は図6におけるものと同一のものである。マウスカーソル位置18を移動させて、サイズを変更したウインドウ19を得る。
【0028】
図14は、この発明の実施の形態3によるプラント監視制御装置のウインドウの位置固定を示す図である。
図14において、ウインドウ13は図6におけるものと同一のものである。マウスカーソル位置20で、マウスの右クリックにより表示されるメニューに「ウインドウを固定」21がある。「ウインドウを固定」21を選択することにより、ウインドウ13を固定する。
【0029】
実施の形態1、2では、任意の監視設備、状態値を画面から切り離してウインドウ化し、別画面に表示するという機能について述べた。実施の形態3は、ウインドウのタイトル設定機能、ウインドウの移動機能、ウインドウサイズの変更機能、ウインドウの位置固定機能について説明する。
【0030】
まず、ウインドウのタイトル設定機能(ウインドウにタイトルを付ける手段)の処理について、図8を参照し、図9のフローチャートに基づいて説明する。
ウインドウ13を選択した状態で、図8のように、マウスの右クリックを押下する(Step21)。表示制御部2aは、マウスカーソル位置14の座標を取得する(Step22)。
表示制御部2aは、マウスカーソル位置14の座標がウインドウ13内に含まれているかどうかを判断する(Step23)。含まれていない場合は処理を終了する。含まれている場合は「ウインドウタイトルの設定」15を選択する(Step24)。
ユーザは、ウインドウのタイトルバーにキーボードからウインドウのタイトルを入力する(Step25)。表示制御部2aは、入力されたタイトルを、画面上のウインドウタイトル16の位置に反映する(Step26)。
表示制御部2aは、ウインドウ13外でマウスのクリックが押下されたと判断すると、ウインドウタイトルを決定する(Step27)。
【0031】
次に、ウインドウの移動機能(ウインドウをマウスのドラッグにより移動させる手段)の処理について、図10を参照し、図11のフローチャートに基づいて説明する。
ウインドウ13を選択した状態で、図10のマウスカーソル位置17でマウスの左クリックを押下する(Step31)。表示制御部2aは、マウスカーソル位置17の座標を取得する(Step32)。
表示制御部2aは、マウスカーソル位置17の座標がウインドウ13内に含まれているかどうかを判断する(Step33)。含まれていない場合は処理を終了する。
含まれている場合、ウインドウ13をドラッグする(Step34)。表示制御部2aは、ドラッグしている間、ウインドウ13の中心座標を取得し、その座標位置にウインドウ13を表示する(Step35)。
【0032】
次に、ウインドウサイズ変更機能(ウインドウのサイズを変更する手段)の処理について、図12を参照し、図13のフローチャートに基づいて説明する。
図12のマウスカーソル位置18で、マウスの左クリックを押下する(Step41)。表示制御部2aは、マウスカーソル位置18の座標を取得する(Step42)。左クリックを押下した位置がウインドウフレーム上の座標位置と一致するかどうかを判断する(Step43)。一致しない場合は処理を終了する。
一致する場合は、マウスカーソルを移動させて、ウインドウサイズを変更する(Step44)。表示制御部2aは、マウスで指定されたサイズのウインドウ19を画面上に表示する(Step45)。
【0033】
次に、ウインドウの位置固定機能(ウインドウの表示位置を固定する手段)の処理について、図14を参照し、図15のフローチャートに基づいて説明する。
図14のウインドウ13を選択した状態で、マウスの右クリックを押下する(Step51)。表示制御部2aは、マウスカーソル位置20の座標を取得する(Step52)。
表示制御部2aは、マウスカーソル位置20の座標がウインドウ13内に含まれているかどうかを判断する(Step53)。含まれていない場合は処理を終了する。
含まれている場合、「ウインドウ固定」21を選択する(Step54)。表示制御部2aは、ウインドウ13を画面に固定する(Step55)。
なお、この機能によりウインドウ13を固定すれば、マウス操作でウインドウを移動することができなくなる。
【0034】
実施の形態3によれば、別画面に表示されたウインドウをより快適に使用することができる。
【0035】
実施の形態4.
図16は、この発明の実施の形態4によるプラント監視制御装置のウインドウの取得元画面への移動機能を示す図である。
図16において、ウインドウ13は図6におけるものと同一のものである。マウスカーソル位置22で、マウスの右クリックにより表示されるメニューに「取得元の画面に移動」23がある。「取得元の画面に移動」23を選択することにより、ウインドウ13の内容を取得したときの取得元の画面に移動する。
【0036】
実施の形態4は、ウインドウ13の内容を取得した取得元の画面に移動する機能についてのものである。
ウインドウ13の内容を取得した取得元の画面に移動する機能(第二の監視画面から第一の監視画面に切替える手段)の処理について、図16を参照し、図17のフローチャートに基づいて説明する。
図16のウインドウ13を選択した状態で、マウスの右クリックを押下する(Step61)。表示制御部2aは、マウスカーソル位置22の座標を取得する(Step62)。
表示制御部2aは、マウスカーソル位置22の座標が、ウインドウ13内に含まれているかどうかを判断する(Step63)。含まれていない場合は処理を終了する。
含まれている場合、「取得元の画面に移動」23を選択する(Step64)。データ処理部2bは、ウインドウ13の内容を取得した元の画面データをデータ格納部2cから取得する(Step65)。表示制御部2aは、データ処理部2bから元の画面データを取得して、表示する(Step66)。
【0037】
実施の形態4によれば、これまでは、ウインドウ内容の取得元の画面に移動する場合、ユーザ自身が元の画面を記憶しておく必要があったが、この機能によりシステムがウインドウ内容の取得元の画面の呼出しを行うため、ユーザへの負担がなくなる。
【0038】
実施の形態5.
図18は、この発明の実施の形態5によるプラント監視制御装置のウインドウの薄消し機能の手順1を示す図である。
図18において、ウインドウ13は図6におけるものと同一のものである。マウスカーソル位置24で、マウスの右クリックにより表示されるメニューに「ウインドウの表示方法」25があり、それを選択すると、「ウインドウ薄消し」26のメニューが表示される。「ウインドウ薄消し」26を選択することにより、ウインドウ13を薄消し状態にする(図19の薄消しウインドウ27参照)。
【0039】
図19は、この発明の実施の形態5によるプラント監視制御装置のウインドウの薄消し機能の手順2を示す図である。
図19において、マウスの右クリックにより表示されるメニューに「ウインドウの表示方法」25があり、それを選択すると、「ウインドウ薄消し解除」28のメニューが表示される。「ウインドウ薄消し解除」28を選択することにより、薄消しウインドウ27を通常の状態にする。
【0040】
実施の形態5は、ウインドウ13を薄消しする機能についてのものである。
このウインドウ13を薄消しする機能(ウインドウを薄消しにする手段)の処理について、図18、図19を参照し、図20のフローチャートに基づいて説明する。
図18のウインドウ13を選択した状態で、マウスの右クリックを押下する(Step71)。表示制御部2aは、マウスカーソル位置24の座標を取得する(Step72)。
表示制御部2aは、マウスカーソル位置24の座標がウインドウ13内に含まれているかどうかを判断する(Step73)。含まれていない場合は処理を終了する。
含まれている場合で、かつ、ウインドウ13が薄消し表示になっていないかどうか判断し(Step74)、薄消し表示になっていない場合、「ウインドウの表示方法」25を選択し、さらに、「ウインドウ薄消し」26を選択する(Step75)。表示制御部2aは、ウインドウ13を薄消し表示とし、図19に示すような、薄消しウインドウ27とする(Step76)。
【0041】
また、Step74で、薄消しウインドウ27になっている場合、図19の薄消しウインドウ27を選択した状態で、マウスの右クリックを押下する。これにより、Step71〜Step73と同様の内部処理が行われる。次に、「ウインドウの表示方法」25を選択し、さらに「ウインドウ薄消し解除」28を選択する(Step77)。表示制御部2aは、ウインドウの薄消しを解除し、元のウインドウ13を表示する(Step78)。
【0042】
実施の形態5によれば、ウインドウを薄消し表示の状態とし、また元の表示状態に戻すことが可能になる。
【0043】
実施の形態6.
図21は、この発明の実施の形態6によるプラント監視制御装置のウインドウタイトルのみ表示する機能の手順1を示す図である。
図21において、ウインドウ13は図6におけるものと同一のものである。マウスカーソル位置24で、マウスの右クリックにより表示されるメニューに「ウインドウの表示方法」25があり、それを選択すると、「タイトルのみ表示」29のメニューが表示される。「タイトルのみ表示」29を選択することにより、ウインドウ13はタイトルのみ表示される(図22のウインドウタイトル30参照)。
【0044】
図22は、この発明の実施の形態6によるプラント監視制御装置のウインドウタイトルのみ表示する機能の手順2を示す図である。
図22において、マウスカーソル位置24で、マウスの右クリックにより表示されるメニューに「ウインドウの表示方法」25があり、それを選択すると、「タイトルのみ表示解除」31のメニューが表示される。「タイトルのみ表示解除」31を選択することにより、ウインドウタイトル30の表示は解除されて、元のウインドウ13が表示される。
【0045】
実施の形態6は、ウインドウのタイトルのみを表示する機能についてのものである。
このウインドウのタイトルのみ表示する機能(ウインドウをタイトルのみの表示とする手段)の処理について、図21、図22を参照し、図23のフローチャートに基づいて説明する。
図21のウインドウ13を選択した状態で、マウスの右クリックを押下する(Step81)。表示制御部2aは、マウスカーソル位置24の座標を取得する(Step82)。
表示制御部2aは、マウスカーソル位置24の座標がウインドウ13内に含まれているかどうかを判断する(Step83)。含まれていない場合は処理を終了する。
含まれている場合は、ウインドウがタイトルのみの表示になっているかどうかを判断し(Step84)、ウインドウ13がタイトルのみの表示になっていない場合、「ウインドウの表示方法」25を選択し、さらに「タイトルのみ表示」29を選択する(Step85)。表示制御部2aは、図22に示すウインドウタイトル30のみを表示する(Step86)。
【0046】
Step84で、ウインドウ13がタイトルのみの表示になっている場合、図22のウインドウタイトル30を選択した状態で、マウスの右クリックを押下する。Step81〜Step83と同様の内部処理を行う。次いで、「ウインドウの表示方法」25を選択し、さらに、「タイトルのみ表示解除」31を選択する(Step87)。表示制御部2aは、ウインドウタイトルのみの表示を解除し、元のウインドウ13を表示する(Step88)。
【0047】
実施の形態6によれば、ウインドウをタイトルのみの表示状態とし、また元のウインドウの表示状態に戻すことが可能になる。
【0048】
実施の形態7.
図24は、この発明の実施の形態7によるプラント監視制御装置のウインドウ表示非表示ボタンの設置機能の手順1を示す図である。
図24において、ウインドウ13は図6におけるものと同一のものである。マウスカーソル位置24で、マウスの右クリックにより表示されるメニューに「ウインドウの表示方法」25があり、それを選択すると、「ボタン表示」32のメニューが表示される。「ボタン表示」32を選択することにより、ボタン33が表示される。(図25のボタン33参照)。
【0049】
図25は、この発明の実施の形態7によるプラント監視制御装置のウインドウ表示非表示ボタンの設置機能の手順2を示す図である。
図25において、ボタン32は、ウインドウ13の表示と非表示を切り替える。ウインドウ13が非表示になっている場合、マウスカーソルをボタン32上に合わせると、ウインドウタイトル30が、吹き出しで表示される。
【0050】
実施の形態7は、ウインドウの表示、非表示を行うボタン機能についてのものである。
このウインドウの表示、非表示を行う機能(ウインドウの表示または非表示を切替えるためのボタンを表示させる手段)の処理について、図24、図25を参照し、図26のフローチャートに基づいて説明する。
図24のウインドウ13を選択した状態で、マウスの右クリックを押下する(Step91)。表示制御部2aは、マウスカーソル位置24の座標を取得する(Step92)。
表示制御部2aは、マウスカーソル位置24の座標がウインドウ13内に含まれているかどうかを判断する(Step93)。含まれていない場合は処理を終了する。
含まれている場合、「ウインドウの表示方法」25を選択し、さらに「ボタン表示」32を選択する(Step94)。表示制御部2aは、ウインドウ13を非表示にし、図25に示す、ウインドウ13の表示、非表示を行うボタン33を表示する処理を行う(Step95)。
【0051】
ボタン33を押下する(Step96)。表示制御部2aは、ウインドウが表示されているかどうかを判断する(Step97)。表示されている場合、表示制御部2aはウインドウ13を非表示にし(Step98)、ウインドウ13が非表示になっている場合、表示制御部2aはウインドウ13を表示する(Step99)。
なお、ウインドウ13が非表示になっている場合、マウスカーソルをボタン32上に合わせると、ウインドウタイトル30が吹き出しで表示される。
【0052】
実施の形態7によれば、ウインドウの表示と非表示を切り替えるボタンを表示するようにしたので、ウインドウの表示と非表示を簡単に切り替えることができる。
【0053】
これまでは、複数のウインドウを画面に表示した状態で、必要なウインドウだけ監視する場合でも、不必要なウインドウは表示した状態のままであったが、実施の形態5〜実施の形態7により、監視に不必要なウインドウは薄消し、必要なウインドウのみの表示、あるいはボタンによる表示または非表示を行うことで、必要なウインドウと不必要なウインドウを視覚的に区別しやすくなる。
これにより、ウインドウの見間違といったミスを軽減することができる。
【0054】
実施の形態8.
図27は、この発明の実施の形態8によるプラント監視制御装置のウインドウの削除機能を示す図である。
図27において、ウインドウ13は図6におけるものと同一のものである。マウスカーソル位置34で、マウスの右クリックにより表示されるメニューに「ウインドウの削除」35があり、それを選択すると、ウインドウ13が削除される。
【0055】
実施の形態8ではウインドウの削除機能についてのものである。
このウインドウを削除する機能(ウインドウを削除する手段)の処理について、図27を参照し、図28のフローチャートに基づいて説明する。
図27のウインドウ13を選択した状態で、マウスの右クリックを押下する(Step101)。表示制御部2aは、マウスカーソル位置34の座標を取得する(Step102)。
表示制御部2aは、マウスカーソル位置34の座標がウインドウ13内に含まれているかどうかを判断する(Step103)。含まれていない場合は処理を終了する。
含まれている場合、「ウインドウの削除」35を選択する(Step104)。表示制御部2aは、Step101で選択されたウインドウ13を画面上から削除する(Step105)。
【0056】
実施の形態8によれば、ウインドウを削除することができるので、実施の形態1、2で別画面に表示したウインドウをより快適に使用することができる。
【0057】
実施の形態9.
図29は、この発明の実施の形態9によるプラント監視制御装置のウインドウ位置情報の登録と呼出し機能を示す図である。
図29において、ウインドウ13は図6におけるものと同一のものである。マウスカーソル位置36で、マウスの右クリックにより表示されるメニューに「ウインドウの登録」37があり、それを選択すると、ウインドウ13が登録される。
「登録ウインドウ」ボタン38を押下すれば、登録ウインドウ一覧39が表示され、その内の一つのウインドウタイトルを選択すれば、選択されたウインドウが表示される。
【0058】
実施の形態8のウインドウの削除機能を使って、他画面の全ウインドウを削除し、再び画面をウインドウ化するという場合の手間を省くために、実施の形態9は、任意のウインドウを登録、呼出しする機能を設けたものである。
このウインドウを登録、呼出しする機能(ウインドウを登録すると共に、登録したウインドウを呼び出す手段)の処理について、図29を参照し、図30のフローチャートに基づいて説明する。
図29のウインドウ13を選択した状態で、マウスの右クリックを押下する(Step111)。表示制御部2aは、マウスカーソル位置36の座標を取得する(Step112)。
表示制御部2aは、マウスカーソル位置36の座標がウインドウ13内に含まれているかどうかを判断する(Step113)。含まれていない場合は処理を終了する。
含まれている場合、「ウインドウの登録」37を選択する(Step114)。データ格納部2cは、データ処理部2bを介し、登録対象のウインドウ13の中心座標を格納する(Step115)。実施の形態8の操作を行い、ウインドウ13を削除する(Step116)。
【0059】
登録されたウインドウを表示する場合には、「登録ウインドウ」ボタン38を押下する(Step117)。登録ウインドウ一覧39から、登録したウインドウタイトル40を選択する(Step118)。
データ処理部2bは、ウインドウタイトル40が選択されたウインドウのデータをデータ格納部2cから取得し、表示制御部2aに渡す(Step119)。表示制御部2aは、取得したウインドウデータを登録された画面上の位置に出力する(Step120)。
【0060】
実施の形態9によれば、任意のウインドウを登録及び呼出しすることができる。
これまでは、ウインドウを削除した場合、再びウインドウ化を行わなければならなかったが、ウインドウの登録機能により、一度削除したウインドウも簡単に呼び出すことができるようになり、ユーザへの負担も軽減される。
【0061】
実施の形態10.
実施の形態10は、実施の形態9の操作を行い、登録したウインドウを他のプラント監視端末(他のプラント監視制御装置)で呼び出す機能についてのものである。
この他のプラント監視端末でも登録したウインドウを呼び出す機能(登録されたウインドウを他のプラント監視制御装置で呼び出す手段)について説明する。
他のプラント監視端末のデータ格納部2cにウインドウデータを移した後、実施の形態9と同様の操作を行うことによって、他のプラント監視端末でも登録したウインドウを呼び出すようにしている。
【0062】
実施の形態10によれば、他のプラント監視端末でも、実施の形態9により登録したウインドウを呼び出すことができる。
【0063】
実施の形態11.
図31は、この発明の実施の形態11によるプラント監視制御装置のスクロール操作と共にウインドウを移動させる機能の手順1を示す図である。
図31において、ウインドウ13は図6におけるものと同一のものである。マウスカーソル位置41で、マウスの右クリックにより表示されるメニューに「スクロールと共にウインドウ移動」42があり、それを選択して、スクロールバー43を右側にドラッグする。
【0064】
図32は、この発明の実施の形態11によるプラント監視制御装置のスクロール操作と共にウインドウを移動させる機能の手順2を示す図である。
図32において、ウインドウ13は図6におけるものと同一のものである。「スクロールと共にウインドウ移動」42を選択し、スクロールバー43を右側にドラッグすると、スクロールバー43の移動量44だけウインドウ13が移動する。
【0065】
実施の形態11は、スクロールバーが存在する画面に対し、スクロール操作を実施する際に、ウインドウもスクロールに併せて移動する機能についてのものである。
このウインドウをスクロール操作と共に移動させる機能(ウインドウをスクロールと共に移動させる手段)の処理について、図31、図32を参照し、図33のフローチャートに基づいて説明する。
図31のウインドウ13を選択した状態で、マウスの右クリックを押下する(Step121)。表示制御部2aは、マウスカーソル位置41の座標を取得する(Step122)。
表示制御部2aは、マウスカーソル位置41の座標がウインドウ13内に含まれているかどうかを判断する(Step123)。含まれていない場合は処理を終了する。
【0066】
含まれている場合、「スクロールと共にウインドウを移動」42を選択する(Step124)。表示制御部2aは、ウインドウ13の座標値とスクロールバー43の座標値を取得する(Step125)。スクロールバー43を右側にドラッグする(Step126)。表示制御部2aは、スクロールバー43の移動量44に併せてウインドウ13の座標位置を変更する(Step127)。表示制御部2aは、取得した座標位置にウインドウ13を表示する(Step128)。
【0067】
実施の形態11によれば、スクロールバーの移動に合わせてウインドウを移動することができる。
【0068】
実施の形態12.
図34は、この発明の実施の形態12によるプラント監視制御装置のスクロール操作と共にウインドウを移動させない機能の手順1を示す図である。
図34において、ウインドウ13は図6におけるものと同一のものである。スクロールバー43を右側にドラッグする。
【0069】
図35は、この発明の実施の形態12によるプラント監視制御装置のスクロール操作と共にウインドウを移動させない機能の手順2を示す図である。
図35において、ウインドウ13は図6におけるものと同一のものである。スクロールバー43を右側に移動量44だけドラッグしても、ウインドウ13は移動しない。
【0070】
実施の形態12は、スクロールバーが存在する画面に対し、スクロール操作を実施した際に、ウインドウもスクロールに合わせて移動しない機能についてのものである。
このウインドウをスクロール操作と共に移動させない機能(ウインドウをスクロール操作と共に移動させないようにする手段)の処理について、図34、図35を参照し、図36のフローチャートに基づいて説明する。
図33のStep124が設定されていないかどうかを判断し(Step131)、設定されている場合は、実施の形態11のスクロール操作と共に移動させる処理に移る。
設定されていない場合、表示制御部2aは、ウインドウ13の座標値とスクロールバー43の座標値を取得する(Step132)。スクロールバー43を右側にドラッグする(Step133)。表示制御部2aは、スクロールバー43の移動量44に対して、ウインドウ13の座標位置を変更させない(Step134)。表示制御部2aは、取得した座標位置にウインドウ13を表示する(Step135)。
【0071】
実施の形態12によれば、スクロールバーをドラッグしてもウインドウを移動させないようにすることができる。
【0072】
これまではスクロールバー操作により、ウインドウを移動するか否かをユーザ側が決定することができなかったが、実施の形態11、12により、ウインドウの移動をユーザ側が決定することができるようになり、ユーザ側の設定自由度が向上する。
【0073】
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
【符号の説明】
【0074】
1 画面
2 プラント監視制御装置
3 プラント制御バス
4 グラフィック画面選択範囲
7 ウインドウ
10 画面一覧ボタン
13 ウインドウ
27 薄消しウインドウ
30 ウインドウタイトル
38 登録ウインドウボタン
39 登録ウインドウ一覧
43 スクロールバー
44 スクロールバーの移動量
100 プラント情報処理装置
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プラントの監視対象設備を監視制御するために監視画面を表示するプラント監視制御装置であって、
監視対象設備を監視するための第一の監視画面の内、マウスで選択した範囲をウインドウに形成する手段を備え、
上記形成されたウインドウ内に状態値がある場合には、上記状態値はリアルタイムで表示されることを特徴とするプラント監視制御装置。
【請求項2】
上記形成されたウインドウを第二の監視画面上に表示する手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のプラント監視制御装置。
【請求項3】
上記第二の監視画面上の上記ウインドウにタイトルを付ける手段を備えたことを特徴とする請求項2記載のプラント監視制御装置。
【請求項4】
上記第二の監視画面上の上記ウインドウをマウスのドラッグにより移動させる手段を備えたことを特徴とする請求項2または請求項3記載のプラント監視制御装置。
【請求項5】
上記第二の監視画面上の上記ウインドウのサイズを変更する手段を備えたことを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか一項記載のプラント監視制御装置。
【請求項6】
上記第二の監視画面上の上記ウインドウの表示位置を固定する手段を備えたことを特徴とする請求項2または請求項3記載のプラント監視制御装置。
【請求項7】
上記ウインドウが表示された第二の監視画面から、上記第一の監視画面に切替える手段を備えたことを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれか一項記載のプラント監視制御装置。
【請求項8】
上記第二の監視画面上の上記ウインドウを薄消しにする手段を備えたことを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれか一項記載のプラント監視制御装置。
【請求項9】
上記第二の監視画面上の上記ウインドウをタイトルのみの表示とする手段を備えたことを特徴とする請求項3記載のプラント監視制御装置。
【請求項10】
上記第二の監視画面上の上記ウインドウの表示または非表示を切替えるためのボタンを表示させる手段を備えたことを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれか一項記載のプラント監視制御装置。
【請求項11】
上記第二の監視画面上の上記ウインドウを削除する手段を備えたことを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれか一項記載のプラント監視制御装置。
【請求項12】
上記第二の監視画面上の上記ウインドウを登録すると共に、上記登録したウインドウを呼び出す手段を備えたことを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれか一項記載のプラント監視制御装置。
【請求項13】
上記第二の監視画面上の上記ウインドウを登録すると共に、他のプラント監視制御装置で登録されたウインドウを呼び出す手段を備えたことを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれか一項記載のプラント監視制御装置。
【請求項14】
スクロールバー付きの上記第二の監視画面上で、スクロール操作を行った場合に、上記ウインドウをスクロールと共に移動させる手段を備えたことを特徴とする請求項2〜請求項9のいずれか一項記載のプラント監視制御装置。
【請求項15】
スクロールバー付きの上記第二の監視画面上で、スクロール操作を行った場合に、上記ウインドウをスクロールと共に移動させないようにする手段を備えたことを特徴とする請求項2〜請求項9のいずれか一項記載のプラント監視制御装置。
【請求項1】
プラントの監視対象設備を監視制御するために監視画面を表示するプラント監視制御装置であって、
監視対象設備を監視するための第一の監視画面の内、マウスで選択した範囲をウインドウに形成する手段を備え、
上記形成されたウインドウ内に状態値がある場合には、上記状態値はリアルタイムで表示されることを特徴とするプラント監視制御装置。
【請求項2】
上記形成されたウインドウを第二の監視画面上に表示する手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のプラント監視制御装置。
【請求項3】
上記第二の監視画面上の上記ウインドウにタイトルを付ける手段を備えたことを特徴とする請求項2記載のプラント監視制御装置。
【請求項4】
上記第二の監視画面上の上記ウインドウをマウスのドラッグにより移動させる手段を備えたことを特徴とする請求項2または請求項3記載のプラント監視制御装置。
【請求項5】
上記第二の監視画面上の上記ウインドウのサイズを変更する手段を備えたことを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか一項記載のプラント監視制御装置。
【請求項6】
上記第二の監視画面上の上記ウインドウの表示位置を固定する手段を備えたことを特徴とする請求項2または請求項3記載のプラント監視制御装置。
【請求項7】
上記ウインドウが表示された第二の監視画面から、上記第一の監視画面に切替える手段を備えたことを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれか一項記載のプラント監視制御装置。
【請求項8】
上記第二の監視画面上の上記ウインドウを薄消しにする手段を備えたことを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれか一項記載のプラント監視制御装置。
【請求項9】
上記第二の監視画面上の上記ウインドウをタイトルのみの表示とする手段を備えたことを特徴とする請求項3記載のプラント監視制御装置。
【請求項10】
上記第二の監視画面上の上記ウインドウの表示または非表示を切替えるためのボタンを表示させる手段を備えたことを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれか一項記載のプラント監視制御装置。
【請求項11】
上記第二の監視画面上の上記ウインドウを削除する手段を備えたことを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれか一項記載のプラント監視制御装置。
【請求項12】
上記第二の監視画面上の上記ウインドウを登録すると共に、上記登録したウインドウを呼び出す手段を備えたことを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれか一項記載のプラント監視制御装置。
【請求項13】
上記第二の監視画面上の上記ウインドウを登録すると共に、他のプラント監視制御装置で登録されたウインドウを呼び出す手段を備えたことを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれか一項記載のプラント監視制御装置。
【請求項14】
スクロールバー付きの上記第二の監視画面上で、スクロール操作を行った場合に、上記ウインドウをスクロールと共に移動させる手段を備えたことを特徴とする請求項2〜請求項9のいずれか一項記載のプラント監視制御装置。
【請求項15】
スクロールバー付きの上記第二の監視画面上で、スクロール操作を行った場合に、上記ウインドウをスクロールと共に移動させないようにする手段を備えたことを特徴とする請求項2〜請求項9のいずれか一項記載のプラント監視制御装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図19】
【図2】
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【図7】
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【図11】
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【図18】
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【図21】
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【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図19】
【公開番号】特開2013−109432(P2013−109432A)
【公開日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−252216(P2011−252216)
【出願日】平成23年11月18日(2011.11.18)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年11月18日(2011.11.18)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】
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