説明

プリンタおよびプリンタの印字制御方法

【課題】一つの電源で2つ以上の印字部に電力供給を行い、各印字部が同時に駆動するために必要な最大の電力量の合計よりも小さい電源を用いて、各印字部で同時に印字ができるプリンタを提供する。
【解決手段】複数の印字部と、前記複数の印字部に電力供給する一つの電源と、前記複数の印字部が同時に印字を行うときには、少なくとも一つの印字部の印字速度を当該印字部の最速の印字速度よりも遅い印字速度で印字する印字制御手段とを有するプリンタとした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、プリンタおよびプリンタの印字制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
たとえば、一つの制御部で2つ以上の印字部を制御するものが知られている。このような装置において、一つの電源から電力供給を受けて2つ以上の印字部を駆動するものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開平02−15366号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、一つの電源で2つ以上の印字部に電力供給を行う場合は、それぞれの印字部が同時に駆動するために必要な電力を供給できる電源を備えている。しかしながら、電源の値段はその容量にほぼ比例するため、容量の大きな電源は高価であり製品コストに反映してしまう。
【0005】
そこで、この実施の形態では、一つの電源で2つ以上の印字部に電力供給を行い、各印字部が同時に駆動するために必要な最大の電力量の合計よりも小さい電源を用いて、各印字部で同時に印字ができるプリンタを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本実施例では、複数の印字部と、前記複数の印字部に電力供給する一つの電源と、前記複数の印字部が同時に印字を行うときには、少なくとも一つの印字部の印字速度を当該印字部の最速の印字速度よりも遅い印字速度で印字する印字制御手段とを有するプリンタとした。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】この実施の形態のハードウェアブロック図。
【図2】この実施の形態のプリンタの印字開始時の処理を示すフローチャート。
【図3】このプリンタの印字終了時の処理を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図1ないし図3を用いて、プリンタの実施の形態を説明する。
【0009】
図1はこの実施の形態のプリンタ1のハードウェアブロック図、図2はこの実施の形態のプリンタ1の印字開始時の処理を示すフローチャート、図3はこのプリンタ1の印字終了時の処理を示すフローチャートである。
【0010】
このプリンタ1は、商用電源から電源供給を受ける電源装置2により、第1印字部3、第2印字部4および制御部5に電力供給ライン2aで電力を供給する。また、第1印字部3および第2印字部4は、それぞれサーマルヘッド3a、4aで用紙に印字するものである。なお、第1印字部3、第2印字部4および制御部5のそれぞれに必要な電圧値が異なる場合は、電源装置2で複数の電圧値を形成して出力するか、電源装置2をいずれかに適した電圧にして、他の部分に対しては電源装置の電圧を変換する電圧変換部を設けて供給する。
【0011】
制御部5は、主に第1印字部3、第2印字部4を制御するためのものであり、CPU(Central Processing Unit)6にバスライン7を介して、ROM(Read Only Memory)8、RAM(Random Access Memory)9、第1印字制御回路10、第2印字制御回路11、表示部12、キーボード13および通信部14が接続される。CPU6は、ROMに記憶したプログラムによって動作して、各部を制御する。ROM8は、例えば後述するフローチャートのプログラムなどの固定的なデータを記憶する。RAM9は、詳細は後述する領域15が設けられ、さらに、CPU6が動作するために必要なワークエリアや、印字情報を一時的に記憶する印字バッファや通信部14を介して受診した情報を一時的に記憶する通信バッファなどとして動作する。
【0012】
RAM9の領域15には、第1印字部3が印字中か否かを記憶する第1印字フラグ15a、第1印字部3の印字速度を設定する第1速度領域15b、第2印字部4が印字中か否かを記憶する第2印字フラグ15c、第2印字部4の印字速度を設定する第2速度領域15dが設けられている。第1印字部3は第1速度領域15bで設定された印字速度で印字を行い、第2印字部4は第2速度領域15dで設定された印字速度で印字を行う。なお、印字速度とは用紙の搬送速度のことである。
【0013】
第1印字制御回路10は、第1印字部3を制御する。第2印字制御回路11は、第2印字部4を制御する。表示部12は、キーボード13と一体的に形成されたタッチパネルとなっていて、各種情報を表示する。キーボード13は、テンキーや各種のキーを備え、第1印字部3あるいは第2印字部4へ印字の指示を行うことができる。通信部14は、外部のコンピュータにLAN(Local Area Network)回線などで接続され、外部のコンピュータから例えば印字情報を受け取る。
【0014】
このプリンタは、図2に示す処理を一定時間ごとに実行する。図2は、第1印字部3あるいは第2印字部4で印字を開始するときの処理を示すものである。まず、第1印字部3で印字するための印字データ1を通信部14で受信したか否かを判断し(Act1)、印字データ1を受信していなければキーボード13から第1印字部3への印字要求1を受けたか否かを判断する(Act2)。次に、第1印字部3への印字要求1を受けていないと判断した場合、第2印字部4で印字するための印字データ2を通信部14で受信したか否かを判断し(Act3)、印字データ2を受信していなければキーボード13から第2印字部4への印字要求2を受けたか否かを判断する(Act4)。
【0015】
Act1で印字データ1を受信しない、Act2で印字1要求が無い、Act3で印字データ2を受信しない、Act4で印字2要求が無い、と判断したときには、この処理を終了する。
【0016】
Act1で印字データ1を受信したとき、あるいはAct2でキーボード13からの印字要求1があったときには、第2印字部4が印字中であるか否かを第2印字フラグ15cが設定されているか否かで判断し(Act5)、第2印字部4で印字中では無ければ、第1印字部3の印字速度をこの第1印字部3で印字できる最速の印字速度1にするために、第1速度領域15bに印字速度1を設定する(Act6)。Act5で第2印字フラグ15cが設定されていたなら、第2印字部4が印字中であるので、第1速度領域15bに印字速度2に設定し(Act7)、第2印字部4の印字速度を第2印字部4で最速である印字速度3から印字速度3よりも遅い印字速度4に変更するために、第2速度領域15dに印字速度4を設定する(Act8)。第1印字部3と第2印字部4の印字速度が設定されたら、第1印字部3の印字を開始して(Act9)、第1印字部3が印字中であることを示すために第1印字フラグ15aを設定し(Act10)、この処理を終了する。
【0017】
Act3で印字データ2を受信したと判断したとき、あるいはAct4で印字要求2があったと判断したときには、第1印字部3が印字中であるか否かを第1印字フラグ15aが設定されているか否かで判断し(Act11)、第1印字部3で印字中では無ければ、第2速度領域15dに印字速度3を設定する(Act12)。Act11で第1印字フラグ15aが設定されていたなら、第1印字部3で印字中であるので、第1印字部3の印字速度を印字速度1から印字速度2に変更するために第1速度領域15bに印字速度2を設定し(Act13)、第2速度領域15dを印字速度4に設定する(Act14)。第1印字部3と第2印字部4の印字速度が設定されたら、第2印字部4の印字を開始して(Act15)、第2印字フラグ15c設定し(Act16)、この処理を終了する。
【0018】
ここで、Act9の第1印字部3の印字開始の処理と、Act15の第2印字部4の印字開始の処理は、それぞれの印字部に印字をスタートさせる処理である。また、このフローチャートには記載してないが、Act1の印字データ1の受信とAct2でのキー入力のいずれかで印字1の要求があったならば、第1印字部3で印字するための情報をRAM9の描画バッファに描画し、Act3の印字データ2の受信とAct4でのキー入力のいずれかから印字2の要求があったならば、第2印字部4で印字するための情報をRAM9の描画バッファに描画する。描画バッファに記憶した描画バッファに記憶したデータは、第1印字制御部10あるいは第2印字制御部11のいずれかから、第1印字部3または第2印字部4のいずれかに供給される。
【0019】
図3に示す処理は、CPU6が一定時間ごとに実行するもので、印字部の終了に関するものである。第1印字部3の印字が終了したかを判断し(Act20)、第1印字部3が印字終了していなければ、第2印字部4の印字が終了したかを判断する(Act21)。第2印字部4の印字終了が無ければ、この処理を終える。
【0020】
Act20で第1印字部3の印字が終了したならば、第1印字フラグ15aの設定を解除し(Act22)、第2印字フラグ15cが設定されているか否かを判断する(Act23)。第2印字フラグ15cが設定されていなければ、第2印字部4が印字中でないのでこの処理を終了し、第2印字フラグ15cが設定されていれば第2印字部4の印字速度を速くするために、第2速度領域15dに印字速度3に設定し(Act24)、この処理を終了する。なお、Act20の第1印字部3で印字が終了したか否かの判断は、第1印字部3から出力される終了信号を第1印字部10が受け取ることで判断ができる。第1印字部3は、例えば印字情報を印字し終わり、排紙が終わったならば終了信号を出力する。
【0021】
Act21で第2印字部4の印字終了と判断すると、第2印字フラグ15cの設定を解除し(Act25)、第1印字部3が印字中か否か、すなわち第1印字フラグ15aが設定されているか否かを判断する(Act26)。第1印字フラグ15aが設定されていなければこの処理を終了し、第1印字フラグ15aが設定されていれば、第1印字部を印字速度1にするために、第1速度領域15bに印字速度1を設定して(Act27)、この処理を終了する。Act21の判断は、Act20の判断と同様に、第2印字部4の終了信号に基づいて判断する。
【0022】
このようなプリンタ1において、電源装置2は、プリンタ1内にある第1印字部3、第2印字部4および制御部5に電力供給を行う。この電源装置2が供給できる電力は、これらの3つの部分それぞれの最大の使用電力量の合計よりも少ない。そこで、第1印字部3と第2印字部4が同時に印字するときにこれら印字部の印字時の使用電力量を減らして、少なめの電力供給能力の電源装置2でも、印字が行えるようにしたことに特徴がある。
【0023】
このために、第1印字部3と第2印字部4は、それぞれ異なる印字速度で印字ができるようになっている。例えば、第1印字部3は最速10インチ/秒の速度で印字が行え、第2印字部4は最速6インチ/秒で印字が行える。第1印字部3と第2印字部4がそれぞれ個別に印字するとき、つまり同時に印字を行わないときには、それぞれの印字部は最速の印字速度で印字が行えるが、同時に印字を行うときには少なくとも一方の印字部の印字速度を落として印字することで2つの印字部での消費電力を減らして、電源容量が少なめの電源装置でも印字できるようにする。印字部で落とす印字速度は最速の印字速度の例えば5割から7割くらいの速度にすることが目安である。例えば最速10インチ/秒の印字速度であれば、5インチ/秒から7インチ/秒程度の印字速度にする。これら印字部の印字速度は、その遅くしたことによる電力消費量の削減量と電源容量によって適宜決定される。
【0024】
このプリンタ1は、通信部14を介して外部のコンピュータから印字データを受信して印字することも、タッチパネルのキーボード13による入力でも印字を行うことができる。そして、このプリンタ1は、一定時間ごとに通信部14で印字データを受信したかあるいはキーボード13から印字指令を受けたかを監視している。印字データ1を受信したならば、あるいは印字要求1が入力されると、第1印字部3の印字を行う印字指令であると判断する。そして、第2印字部4で印字が行われているか否かを第2印字フラグ15cが設定されているか否かで判断し、印字が行われていなければこの第1印字部3のみの印字であり、第1速度領域15bに例えば10インチ/秒の速度1を設定する。第2印字部4が印字中であれば、第1印字部3、第2印字部4で最速の印字を行うと電源装置2の電源容量が足りないために、第1印字部3を例えば5インチ/秒の印字速度2に設定する。また、第2印字部4は、第1印字部3の印字が始まるまでは最速の印字速度3、例えば6インチ/秒で印字されているが、第2速度領域15dに印字速度4例えば3インチ/秒が設定される。そして、第1印字部3の印字を開始するとともに、第1印字フラグ15aに印字中であることを示すフラグを設定する。なお、第2印字部4は、印字途中に第2速度領域に設定されている印字速度が変更されると、変更された印字速度で印字を継続するようになっている。
【0025】
一方、通信部14で印字データ2を受信するか、キーボード13から印字要求2を受けると、第2印字部4での印字となる。まず第1印字部3が印字中か否かを第1印字フラグ15aが設定されているか否かで判断し、設定されてなければ、第2印字部4の最速の印字速度3を第2速度領域15dに設定する。第1印字部3で印字中であれば、第1印字部3の印字速度を遅くするため第1速度領域15bに速度2を設定し、第2速度領域15dに速度4を設定する。第2速度領域15dの設定が終わると第2印字部4に印字を開始し、第2印字部4が印字中であることを示す第2印字フラグ15cを設定して、この処理を終了する。
【0026】
また、このプリンタ1はある一定時間ごとに定期的に次の動作を行う。まず第1印字部3の印字が終了したか否かを判断する。この判断は、第1印字部3から印字が終了したことを示す情報が送られてくることで判断できる。また、同様に第2印字部4で印字が終了したか否かを判断する。第1印字部3の印字が終了したならば、第1印字フラグ15aの設定を解除し、次に第2印字部4で印字中か否かを判断するために、第2印字フラグ15cを見て、第2印字フラグ15cが設定されていなければこの処理を終える。第2印字フラグ15cが設定されていたならば、第2印字部4の印字速度を最速の速度にするため、第2速度領域15dに速度3を設定して、この処理を終了する。
【0027】
第2印字部4の印字が終了したのであれば、第2印字フラグ15cの設定を解除し、第1印字フラグ15aを見て第1印字部3で印字中か否かを判断する。第1印字部3において印字中で無ければこの処理を終了し、印字中であれば第1速度領域15bに印字速度1を設定して、この処理を終了する。
【0028】
このように、2つの印字部を備えたプリンタにおいて、2つの印字部で同時に印字するときには、両方の印字部の速度を遅くしている。一般に印字部は、モータの回転力で用紙を搬送するので、印字速度を遅くすることでモータの消費電力を抑えることができる。また、サーマルヘッドでは、抵抗体(発熱体)に通電して電気を熱に変換するため、通電しているときには非常に多くの電流が必要になる。しかし、サーマルヘッドでは、印字速度にかかわらずに1ドットを形成するために抵抗体に通電する時間は基本的には変わらないため、印字速度を遅くすることで、所定時間内に形成するドットの数が少なくなることから、通電する電力量の総和は少なくなる。つまり、印字速度を遅くすることで、ある所定時間に一つの印字部で消費される電力量を少なくすることができる。
【0029】
なお、サーマルヘッドは、上述したように抵抗体に通電することで印字するために、同時に通電する抵抗体の数(以下、「印字率」という)に応じて消費する電力量が変わってくる。また、サーマルヘッド自体の温度や、周囲の温度によって、通電時間が変わってくる。このため、実施の形態の例えば第1印字部3では速度1と速度2との二つの速度で説明したが、印字率やサーマルヘッドや周囲温度に基づいて印字速度を変更すると、より効率よく印字が可能となる。
【0030】
実施の形態では、2つの印字部のそれぞれの印字速度を遅くする例で説明したが、これに限らずに一方のみの印字速度を遅くすることも可能である。この場合に、例えば2つの印字部の中で最速の印字速度が速い方の印字部の印字速度を遅くすることや、2つの印字部の消費電力が大きく異なる場合には、消費電力の大きい方の印字部の印字速度を遅くすることが可能である。また、印字部は2つに限らず3つ以上であって、これらのすべて印字部の印字速度を変更するようにしてもよいし、1つ又は2つの印字部の印字速度を変更するようにしてもよい。また、この実施の形態では、1つの電源装置から2つの印字部と制御部に電力供給をするもので説明したが、印字部に対しては共通の電源から電力供給を行い、制御部に対しては別の電源から電力供給するものであってもよい。
【0031】
このように、上記の実施の形態例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0032】
1・・プリンタ
2・・電源装置
3・・第1印字部
4・・第2印字部
5・・制御部
15b・・第1速度領域
15d・・第2速度領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の印字部と、
前記複数の印字部に電力供給する一つの電源と、
前記複数の印字部が同時に印字を行うときには、少なくとも一つの印字部の印字速度を当該印字部の最速の印字速度よりも遅い印字速度で印字する印字制御手段と
を有するプリンタ。
【請求項2】
前記印字制御手段は、前記複数の印字部が同時に印字を行うときには、前記複数の印字部のすべてをそれぞれの印字部の最速の印字速度よりも遅い印字速度で印字する
請求項1記載のプリンタ。
【請求項3】
前記複数の印字部の最速の印字速度が異なる場合には、前記制御手段は、前記同時に印字を行なう印字部の中で最速の印字速度を有する印字部の印字速度を遅くして印字する
請求項1記載のプリンタ。
【請求項4】
前記複数の印字部はそれぞれサーマルヘッドを有し、これらのサーマルヘッドで印字媒体に熱転写による印字あるいは感熱印字する請求項1記載のプリンタ。
【請求項5】
前記電源から電力供給を受ける制御部をさらに有し、この制御部で前記制御手段の機能を実行する請求項1記載のプリンタ。
【請求項6】
印字部の印字が終了したか否かを検出する検出手段と、
この検出手段で複数のプリンタの一つが印字終了したことを検出したならば、当該プリンタ以外の印字中のプリンタの印字速度を早くする速度回復手段
をさらに有する請求項2記載のプリンタ。
【請求項7】
複数の印字部に対して一つの電源装置から電力を供給し、
前記複数の印字部が同時に印字を行うときに少なくとも一つの印字部の印字速度をその印字部が印字できる最大の印字速度よりも遅くする
プリンタの印字制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−52570(P2013−52570A)
【公開日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−191782(P2011−191782)
【出願日】平成23年9月2日(2011.9.2)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】