説明

プリンタ装置

【課題】作り分けが容易なユニット化されたプリンタ装置を提供する。
【解決手段】ロール状の記録紙に印字するプリンタ装置において、前記記録紙が通る開口部13が設けられた正面部11を有するメインフレーム10と、メインフレーム10と接続される記録紙ガイドユニット30と、メインフレーム10と接続されるプリンタメカユニット20と、メインフレーム10と接続される制御基板ユニット40と、メインフレーム10と一方の側で接続されるアームユニット50と、アームユニット50の他方の側に接続される給紙軸ユニット70と、を有し、前記記録紙は給紙軸ユニット70により保持されるものであって、前記記録紙は、記録紙ガイドユニット30より正面部11に設けられた開口部13を通り、プリンタメカユニット20に供給される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
レシート等を発行するプリンタは、商店等のレジスタ、銀行等におけるATM(Automated Teller Machine)やCD(Cash dispenser)等の用途に幅広く用いられている。
【0003】
このようなレシート等を発行するプリンタは、記録紙となる感熱紙がロール状に巻かれており、記録紙を搬送しながらサーマルヘッド等により記録紙に印字等を行ない、所定の長さまで記録紙を搬送した後、カッターで所定の長さで記録紙を切断するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−19845号公報
【特許文献2】特開2007−130842号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、このようなプリンタは、複数の部品により形成されているが、用途に応じて必要な部品等が異なるため、用途に適したプリンタを用途に応じて作り分ける必要がある。このように用途に対応してプリンタを作り分けることは、製造の際に混乱を招きやすく、製造工程も複雑となるため、製造の際に負担となっていた。また、プリンタにおいて、故障等が生じた場合、故障等の生じている部分のみを容易に交換することができれば、メンテナンスも容易となり、修理の時間等を短くすることができる。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、製造の際に負担となることなく、用途に応じて容易に作り分けることが可能なプリンタ装置、故障等が生じている際にもメンテナンスが容易な構造のプリンタ装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、ロール状の記録紙に印字するプリンタ装置において、前記記録紙が通る開口部が設けられた正面部を有するメインフレームと、前記正面部の一方の面の側において、前記メインフレームと接続される記録紙ガイドユニットと、前記記録紙に印字するための前記正面部の他方の面の側において、前記メインフレームと接続されるプリンタメカユニットと、前記記録紙への印字及び搬送を制御する前記正面部の一方の面の側において、前記メインフレームと接続される制御基板ユニットと、前記メインフレームと一方の側で接続されるアームユニットと、前記アームユニットの他方の側に接続される給紙軸ユニットと、を有し、前記記録紙は前記給紙軸ユニットにより保持されるものであって、前記記録紙は、前記記録紙ガイドユニットより前記正面部に設けられた前記開口部を通り、前記プリンタメカユニットに供給されるものであることを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、前記メインフレームは、前記正面部の一方の面の側に、前記正面部に対し略垂直となる側面部を有しており、前記アームユニットの一方の側は、前記側面部と接続されていることを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、前記アームユニットを2つ有しており、前記メインフレームには、前記正面部に略垂直に設けられた側面部を前記正面部の両側に2つ有しており、一方の前記アームユニットは、一方の前記側面部に接続されており、他方の前記アームユニットは、他方の前記側面部に接続されていることを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、前記アームユニットには、前記記録紙の残量を検出するニアエンド検出ユニットを有していることを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、前記メインフレームには、前記正面部の一方の面の側に、前記正面部及び前記側面部と接続される底面部を有しており、前記記録紙ガイドユニットは前記底面部に接続されるものであることを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、前記プリンタメカユニットは、前記記録紙に印字を行なうプリンタユニットと、前記記録紙を切断するカッターユニットとを有しており、前記プリンタユニットと前記カッターユニットとは分離することができるものであることを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、前記記録紙は感熱紙であって、前記プリンタユニットはサーマルヘッドを有していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、製造の際に負担となることなく、用途に応じてプリンタを容易に作り分けることが可能なプリンタ装置、故障等が生じている際にもメンテナンスが容易な構造のプリンタ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】第1の実施の形態におけるプリンタ装置を構成するユニットの説明図
【図2】メインフレームの斜視図
【図3】メインフレームに記録紙ガイドユニットが接続されているものの斜視図
【図4】メインフレームに記録紙ガイドユニット及び制御基板ユニットが接続されているものの斜視図
【図5】記録紙ガイドユニットにおける制御基板ユニットが接続される部分の拡大図
【図6】メインフレームに記録紙ガイドユニット及び制御基板ユニットが接続されているものの上面図
【図7】メインフレームに記録紙ガイドユニット及び制御基板ユニットが接続されているものの上面斜視図
【図8】第1の実施の形態におけるプリンタ装置の構造図
【図9】第1の実施の形態におけるプリンタ装置の斜視図(1)
【図10】第1の実施の形態におけるプリンタ装置の斜視図(2)
【図11】第1の実施の形態におけるカッターユニットが取り外された状態のプリンタ装置の斜視図
【図12】ニアエンド検出ユニットの説明図(1)
【図13】図12の要部拡大図
【図14】ニアエンド検出ユニットの説明図(2)
【図15】図14の要部拡大図
【図16】第2の実施の形態におけるプリンタ装置の斜視図(1)
【図17】第2の実施の形態におけるプリンタ装置の斜視図(2)
【図18】図16の要部拡大図
【図19】図17の要部拡大図
【図20】プリンタ装置における記録紙の弛みの説明図
【図21】第3の実施の形態におけるプリンタ装置の記録紙の弛みの説明図
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明を実施するための形態について、以下に説明する。尚、同じ部材等については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0017】
〔第1の実施の形態〕
(プリンタ装置の構造)
第1の実施の形態におけるプリンタ装置について説明する。本実施の形態におけるプリンタ装置は、プリンタ装置を複数のユニットにより構成したものであり、各々のユニットを交換等することにより、所望の用途に容易に作りかえることができる構造のものである。即ち、通常、プリンタ装置は、複数の部品により構成されているが、用途によって必要な部品が異なるため、プリンタ装置を作り分けることは、製造工程が複雑なものとなり、製造の際に混乱を招きやすい。
【0018】
本実施の形態におけるプリンタ装置は、機能ごとにユニット化されており、これらのユニットを組み合わせ組み立てることにより、所望のプリンタ装置を作製することができる。即ち、用途に応じて必要となるユニットを取り付けることにより、用途に応じたプリンタ装置を容易に作り分けることができる。また、このように複数のユニットを組み合わせることによりプリンタ装置が構成されているため、故障等が生じた場合においても、故障等の生じているユニットをユニットごと交換することにより、修理等のメンテナンス時間を短くすることができる。これにより、故障等によりプリンタ装置が使用のできない時間を短くすることができ、プリンタ装置の稼働率の低下をできるだけ抑えることができる。
【0019】
図1に基づき、本実施の形態におけるプリンタ装置について説明する。本実施の形態におけるプリンタ装置は、メインフレーム10、プリンタメカユニット20、記録紙ガイドユニット30、制御基板ユニット40、アームユニット50、ニアエンド検出ユニット60、給紙軸ユニット70、カバー80を有している。
【0020】
メインフレーム10は、金属等の強度を有する材料により形成されており、記録紙が排紙される正面部11と、正面部11に対し略垂直に曲げられることにより形成された側面部12とを有している。正面部11には、排出される記録紙が通ることのできる開口部13が設けられており、記録紙が排紙される際には、正面部11の一方の面の側から他方の面の側に向かって記録紙が開口部13内を通る。
【0021】
プリンタメカユニット20は、プリンタユニット21とカッターユニット22を有しており、カッターユニット22とプリンタユニット21とを分離し、容易に取り外すことができる。本実施の形態におけるプリンタ装置では、記録紙としてロール状に巻かれた感熱紙が用いられており、プリンタユニット21は、記録紙に印字等するための不図示のサーマルヘッド、記録紙を搬送するモータ及びプラテンローラ等を有している。また、カッターユニット22は、プリンタユニット21において印字等された記録紙を所定の長さに切断するものであり、不図示の固定刃と可動刃を有しており、可動刃が可動することにより記録紙が切断される。
【0022】
記録紙ガイドユニット30は、ロール状の記録紙を挟み込み、メインフレーム10の開口部13を通し、プリンタメカユニット20の印刷ユニット21に導くためのものである。
【0023】
制御基板40は、プリント基板等に電子部品が搭載されているものであり、プリンタメカユニット20等における記録紙への印字、記録紙の搬送、記録紙の切断等の制御を行なう。
【0024】
アームユニット50は、後述する給紙軸ユニット70に取り付けられたロール状の記録紙を保持するためのものであり、一方向に長く形成されている。長く形成されたアームユニット50の一方は、メインフレーム10の側面部12に接続されており、他方には給紙軸ユニット70が接続されている。
【0025】
ニアエンド検出ユニット60は、ロール状の記録紙の残量を検出するためのものであり、アームユニット50と給紙軸ユニット70の間、または、アームユニット50において、給紙軸ユニット70と接続される側に接続されている。
【0026】
給紙軸ユニット70は、記録紙を保持するためのものであり、ロール状に巻かれた記録紙の中央の開口部分に給紙軸ユニット70を貫通させて記録紙を保持する。給紙軸ユニット70は、アームユニット50に面に対し、給紙軸ユニット70が略垂直となるように接続されている。
【0027】
カバー80は、メインフレーム10の上部を覆うように設置されるものである。
【0028】
(メインフレーム)
次に、図2に基づき本実施の形態におけるプリンタ装置のメインフレーム10について説明する。本実施の形態におけるメインフレーム10は、上述したように、開口部13が設けられた正面部11、側面部12、側面部14、底面部15を有している。側面部14は正面部11と接しており、側面部12が設けられている側とは反対側に設けられており、正面部11に対し略垂直に曲げることにより形成されている。従って、側面部12と側面部14とは略平行となる。底面部15は、側面部12、14及び正面部11と接している。本実施の形態では、底面部15と正面部11とは略垂直となっており、底面部15と側面部12、14とは、各々略垂直となっている。このようにして、側面部12、14及び底面部15は、正面部11の一方の面の側に設けられている。
【0029】
このようなメインフレーム10では、直方体の形状を構成している6面のうち4面に、正面部11、側面部12及び14、底面部15が形成されているため、残りの2面より各々ユニットをメインフレーム10等に接続することができる。このため、正面部11、側面部12、14及び底面部15には、他のユニットを接続するためのネジ穴等が設けられている。
【0030】
(製造方法)
本実施の形態におけるプリンタ装置は、メインフレーム10に各々のユニットを接続することにより製造することができる。
【0031】
最初に、図3に示すように、メインフレーム10の底面部15に記録紙ガイドユニット30を接続する。記録紙ガイドユニット30は、底面部15にネジ留めすることにより接続されており、記録紙が記録紙ガイドユニット30の上部ガイド部31と下部ガイド部36との間より入り、更には、メインフレーム10の一方の面の側の開口部13に入るように接続される。
【0032】
次に、図4に示すように、制御基板ユニット40を記録紙ガイドユニット30に接続する。具体的には、図5に示すように、記録紙ガイドユニット30の上部には、制御基板ユニット40を設置するための凹状の制御基板固定部47a、47bと凸状の制御基板押え部47cが設けられている。従って、制御基板ユニット40を取り付ける際には、制御基板ユニット40を凹状の制御基板固定部47a、47bに嵌め込み、制御基板押え部47cにより制御基板ユニット40の傾きを押えて、ネジ48aによりメインフレーム10の側面部14に設けられた接続部48bに固定し接続する。尚、接続部48bは、側面部14に対し略直角に曲げられており、ネジ48aに対応する形状のネジ穴48cが設けられている。
【0033】
このように形成されたものの上面図を図6に示し、上方向から見た斜視図を図7に示す。図6に示されるように、記録紙ガイドユニット30は、メインフレーム10の底面部15にネジ19a及び19bによりネジ留めされることにより接続されている。
【0034】
次に、図8に示すように、メインフレーム10の側面部12にアームユニット50を接続する。アームユニット50は、図1等に示されるように、メインフレーム10の側面部12に、アームユニット50の一方の側をネジ58a及び58bによりネジ留めすることにより固定され接続される。また、アームユニット50の他方の側には、給紙軸ユニット70がネジ58cにより、回転可能な状態で接続される。尚、アームユニット50と給紙軸ユニット70との間には、ニアエンド検出ユニット60が設置されている。
【0035】
更に、メインフレーム10の正面部11の他方の面の側に、プリンタメカユニット20を接続する。プリンタメカユニット20は、メインフレーム10の正面部11の他方の側に、図1等に示されるネジ28a及び28bによりネジ留めすることにより固定され接続される。
【0036】
このように各々のユニットを接続することにより製造された本実施の形態におけるプリンタ装置の斜視図を図9及び図10に示す。尚、図9及び図10は、給紙軸ユニット70に記録紙90が設置されている状態を示すものであり、図9は、前面方向から見た斜視図であり、図10は、背面方向から見た斜視図である。本実施の形態におけるプリンタ装置では、アームユニット50が1つであり、給紙軸ユニット70の両端のうち片方のみがアームユニット50と接続されているものであり、片持ちタイプのプリンタ装置と称されるものである。
【0037】
また、本実施の形態におけるプリンタ装置では、図11に示すように、プリンタメカユニット20において、カッターユニット22とプリンタユニット21とに容易に分離することができる。このためカッターユニット22が接続されていない状態においても、プリンタ装置として使用することが可能である。
【0038】
以上のように、本実施の形態におけるプリンタ装置では、メインフレーム10に各々のユニットを接続することにより作製される。よって、用途等に応じて各々ユニットを取り付けることにより、用途に適したプリンタ装置に容易に作り分けることができる。また、故障等が生じた際にもユニットごと交換することができるため、修理等のメンテナンスを迅速に行なうことができる。即ち、プリンタメカユニット20、記録紙ガイドユニット30、アームユニット50は、メインフレーム10に直接接続されているため、用途に応じたプリンタ装置の作り分けや修理等のメンテナンスを容易に行なうことができる。
【0039】
(ニアエンド検出ユニット)
本実施の形態におけるプリンタ装置では、ニアエンド検出ユニットとして、図12及び図13に示すような光学式のニアエンド検出ユニット60aや、図14及び図15に示すような機械式のニアエンド検出ユニット60bを接続することが可能である。アームユニット50には、光学式のニアエンド検出ユニット60a及び機械式のニアエンド検出ユニット60bとの接続のための接続端子部51が設けられており、接続端子部51との接続により、容易にニアエンド検出ユニットの交換や取り付け等を行なうことができる。尚、図13は、図12の要部拡大図であり、図15は、図14の要部拡大図である。
【0040】
〔第2の実施の形態〕
次に、本実施の形態におけるプリンタ装置について説明する。本実施の形態におけるプリンタ装置は、アームユニットを2つ有する、両持ちタイプとのプリンタ装置と称されるものである。
【0041】
図16から図19に示されるように、本実施の形態におけるプリンタ装置は、第1の実施の形態におけるアームユニット50に代えて、2つのアームユニット55及び56を設けた構造のものであり、これ以外の構造等については第1の実施の形態のプリンタ装置と同様である。
【0042】
本実施の形態におけるプリンタ装置では、メインフレーム10の側面部12にはアームユニット55が接続されており、側面部14にはアームユニット56が接続されている。アームユニット55は、アームユニット55の一方の側でメインフレーム10の側面部12に接続されており、アームユニット56は、アームユニット56の一方の側でメインフレーム10の側面部14に接続されている。アームユニット55の他方の側には凹部55aが設けられており、アームユニット56の他方の側には凹部56aが設けられており、給紙軸ユニット70の両端は、凹部55a及び凹部56aにおいて保持されている。このようにして、給紙軸ユニット70は回転可能な状態で保持されている。尚、図16は、側面部14側から見た斜視図であり、図17は、側面部12側から見た斜視図であり、図18は、図16の要部拡大図であり、図19は図17の要部拡大図である。
【0043】
本実施の形態では、アームユニット50からアームユニット55及び56に変更することができるため、容易に片持ちタイプのプリンタ装置から両持ちタイプのプリンタ装置に変更することができる。また、メインフレーム10にアームユニット50を接続するか、アームユニット55及び56を接続するかにより、片持ちタイプのプリンタ装置と両持ちタイプのプリンタ装置との作り分けを容易に行なうことが可能であり、プリンタ装置の用途に応じた作り分けが容易となる。
【0044】
尚、本実施の形態では、アームユニットについて説明したが、他のユニット、例えば、制御基板ユニットやプリンタメカユニットを取り付ける場合においても同様であり、複数の制御基板ユニットやプリンタメカユニットを用意しておき、所望の仕様にあわせて組み立てることにより、用途に応じたプリンタ装置の作り分けを容易に行なうことができる。
【0045】
〔第3の実施の形態〕
次に、第3の実施の形態について説明する。本実施の形態は、プリンタメカユニット20内に設けられている不図示のモータの制御方法である。このモータの制御は制御基板ユニット40において行なわれる。
【0046】
プリンタメカユニット20内に設けられている不図示のモータにより、図20(a)に示すように、記録紙の搬送を加速させた後、一定速度で搬送し、記録紙への印字停止とともに、モータによる記録紙の搬送を同時に停止させた場合には、図20(b)に示すように、ロール状に巻かれた記録紙90の外側の部分90aは、大きく弛んだ状態となってしまう。
【0047】
本実施の形態におけるプリンタ装置では、このような記録紙の弛みを減らすことを目的とするものである。具体的には、図21(a)に示すように、記録紙の搬送を加速させた後、一定速度で搬送し、記録紙への印字停止に対応してモータによる記録紙の搬送速度を徐々に減速させながら停止させる。このように、プリンタメカユニット20内に設けられている不図示のモータを制御基板ユニット40により制御することにより、図21(b)に示すように、ロール状に巻かれた記録紙90の外側の部分90bにおける弛みを少なくすることができる。
【0048】
以上、本発明の実施に係る形態について説明したが、上記内容は、発明の内容を限定するものではない。
【符号の説明】
【0049】
10 メインフレーム
11 正面部
12 側面部
13 開口部
14 側面部
15 底面部
20 プリンタメカユニット
21 プリンタユニット
22 カッターユニット
30 記録紙ガイドユニット
40 制御基板ユニット
50 アームユニット
60 ニアエンド検出ユニット
70 給紙軸ユニット
80 カバー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロール状の記録紙に印字するプリンタ装置において、
前記記録紙が通る開口部が設けられた正面部を有するメインフレームと、
前記正面部の一方の面の側において、前記メインフレームと接続される記録紙ガイドユニットと、
前記記録紙に印字するための前記正面部の他方の面の側において、前記メインフレームと接続されるプリンタメカユニットと、
前記記録紙への印字及び搬送を制御する前記正面部の一方の面の側において、前記メインフレームと接続される制御基板ユニットと、
前記メインフレームと一方の側で接続されるアームユニットと、
前記アームユニットの他方の側に接続される給紙軸ユニットと、
を有し、
前記記録紙は前記給紙軸ユニットにより保持されるものであって、
前記記録紙は、前記記録紙ガイドユニットより前記正面部に設けられた前記開口部を通り、前記プリンタメカユニットに供給されるものであることを特徴とするプリンタ装置。
【請求項2】
前記メインフレームは、前記正面部の一方の面の側に、前記正面部に対し略垂直となる側面部を有しており、
前記アームユニットの一方の側は、前記側面部と接続されていることを特徴とする請求項1に記載のプリンタ装置。
【請求項3】
前記アームユニットを2つ有しており、
前記メインフレームには、前記正面部に略垂直に設けられた側面部を前記正面部の両側に2つ有しており、
一方の前記アームユニットは、一方の前記側面部に接続されており、
他方の前記アームユニットは、他方の前記側面部に接続されていることを特徴とする請求項1に記載のプリンタ装置。
【請求項4】
前記アームユニットには、前記記録紙の残量を検出するニアエンド検出ユニットを有していることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のプリンタ装置。
【請求項5】
前記メインフレームには、前記正面部の一方の面の側に、前記正面部及び前記側面部と接続される底面部を有しており、
前記記録紙ガイドユニットは前記底面部に接続されるものであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のプリンタ装置。
【請求項6】
前記プリンタメカユニットは、前記記録紙に印字を行なうプリンタユニットと、前記記録紙を切断するカッターユニットとを有しており、
前記プリンタユニットと前記カッターユニットとは分離することができるものであることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のプリンタ装置。
【請求項7】
前記記録紙は感熱紙であって、前記プリンタユニットはサーマルヘッドを有していることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のプリンタ装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate


【公開番号】特開2013−10269(P2013−10269A)
【公開日】平成25年1月17日(2013.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−144949(P2011−144949)
【出願日】平成23年6月29日(2011.6.29)
【出願人】(501398606)富士通コンポーネント株式会社 (848)
【Fターム(参考)】