説明

プリンタ装置

【課題】プラテンローラを脱着する際に、サーマルヘッドに応力が加わらないため、耐久性が高く信頼性の高いプリンタ装置を提供する。
【解決手段】記録紙に印字をするプリントヘッドと、フレームに対しアーム回転軸を中心に回転し可動するよう支持されている開閉アームと、前記フレームと前記開閉アームとに接し保持されているプラテンローラと、前記フレームと前記プリントヘッドとの間に設けられており、前記プリントヘッドを前記プラテンローラの側に加圧する第1の付勢バネと、前記フレームと前記開閉アームとに接しており、前記プラテンローラを前記プリントヘッドの側に回動する第2の付勢バネと、を有することを特徴とするプリンタ装置を提供することにより上記課題を解決する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
レシート等を発行するプリンタは、商店等のレジスタ、銀行等におけるATM(Automated Teller Machine)やCD(Cash dispenser)等の用途に幅広く用いられている。このようなレシート等を発行するプリンタにおいては、通常、記録紙となる感熱紙を搬送しながら、サーマルヘッド等により記録紙の所定の位置に印字等が行なわれる。
【0003】
サーマルヘッド等により記録紙に印字等を行なうプリンタにおいては、記録紙をサーマルヘッドとプラテンローラとの間に介在させて印字等を行なうが、サーマルヘッドとプラテンローラとの間に、記録紙を容易に介在させることができるよう、プラテンローラを脱離させることができるような構造となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第3734753号公報
【特許文献2】特許第3599595号公報
【特許文献3】特開2000−318260号公報
【特許文献4】特開2008−68551号公報
【特許文献5】特開2000−94767号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、通常のサーマルヘッド等により記録紙に印字等を行なうプリンタにおいては、サーマルヘッドがプラテンローラの設けられている側に押されることにより、記録紙がサーマルヘッドとプラテンローラにより挟まれ、この状態で記録紙に印字等が行なわれる。
【0006】
このため、通常は、サーマルヘッドの背後には、付勢部材としてコイルバネ等が設けられており、コイルバネ等の一方の端部はサーマルヘッドに接しており、他方の端部は背面支持板に接している。よって、コイルバネ等の復元力により、背面支持板を介して、サーマルヘッドがプラテンローラの設けられている側に押されるように力が加えられている。
【0007】
特許文献2においては、プラテンローラの軸受けを支持するロックアームは、サーマルヘッドを押圧する加圧バネの付勢力を利用してプラテンローラの位置決めをするものが開示されており、特許文献4においては、ロックアームとサーマルヘッドとの間に配置され、プラテンローラをサーマルヘッドに向かう方向に付勢する第1のスプリングと、サーマルヘッドと本体フレームとの間に配置され、サーマルヘッドをプラテンローラに密着させる方向に付勢する第2のスプリングを備えたものが開示されている。
【0008】
しかしながら、このような構造のプリンタでは、プラテンローラを脱着する際に、サーマルヘッドに強い応力が加わるため、プラテンローラの脱着回数が増えたり、操作の状況等により、サーマルヘッド等が変形したり破損が生じたりする。これにより、プリンタ装置の寿命が短くなり、信頼性が低下してしまう。
【0009】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、プラテンローラを脱着する際に、サーマルヘッドに強い応力が加わらない構造であって、寿命が長く信頼性の高いプリンタ装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、記録紙に印字をするプリントヘッドと、フレームに対しアーム回転軸を中心に回転し可動するよう支持されている開閉アームと、前記フレームと前記開閉アームとに接し保持されているプラテンローラと、前記フレームと前記プリントヘッドとの間に設けられており、前記プリントヘッドを前記プラテンローラの側に加圧する第1の付勢バネと、前記フレームと前記開閉アームとに接しており、前記プラテンローラを前記プリントヘッドの側に回動する第2の付勢バネと、を有することを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、前記第1の付勢バネは、コイルバネであって、前記第2の付勢バネは、ねじりコイルバネであることを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、前記第2の付勢バネの一方の端部は前記フレームと接続されており、他方の端部は前記開閉アームと接しており、前記アーム回転軸から前記第1の付勢バネまでの距離よりも、前記アーム回転軸から前記他方の端部において前記第2の付勢バネが前記開閉アームと接している位置までの距離の方が長いことを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、前記開閉アームには、前記プラテンローラにおけるプラテン軸受が入る開閉アーム開口部が設けられており、前記フレームには、前記プラテン軸受が入るフレーム開口部が設けられており、前記プラテン軸受は、前記開閉アームとは、前記開閉アーム開口部における接触部において接触しており、前記接触部は、前記第1の付勢バネの力が働く方向に垂直であって、前記プラテン軸受の中心を通る線に対し、前記第1の付勢バネが設けられている側とは反対側に存在していることを特徴とする。
【0014】
また、本発明は、前記開閉アームには、前記プラテンローラにおけるプラテン軸受が入る開閉アーム開口部が設けられており、前記フレームには、前記プラテン軸受が入るフレーム開口部が設けられており、前記プラテン軸受は、前記開閉アームとは、前記開閉アーム開口部における接触部において接触しており、前記接触部は、前記アーム回転軸の中心と前記プラテン軸受の中心とを結ぶ延長線上に存在していることを特徴とする。
【0015】
また、本発明は、前記接触部は、前記アーム回転軸の中心を中心とする円弧の一部となる形状で形成されていることを特徴とする。
【0016】
また、本発明は、前記接触部は、前記開閉アームにおけるロック部に形成されており、前記ロック部は、前記アーム回転軸の中心と前記プラテン軸受の中心とを結ぶ延長線よりも第1の付勢バネが設けられている側に入り込んでいることを特徴とする。
【0017】
また、本発明は、前記接触部は、前記開閉アームにおけるロック部に形成されており、前記ロック部は、前記アーム回転軸の中心と前記プラテン軸受の中心とを結ぶ延長線よりも第1の付勢バネが設けられている側に入り込んではいないことを特徴とする。
【0018】
また、本発明は、前記開閉アームには、前記アーム回転軸を中心に回転させた際、前記プラテン軸受を前記開閉アーム開口部より外に突き出す突出し部が設けられていることを特徴とする。
【0019】
また、本発明は、前記開閉アームは、前記開閉アーム開口部が設けられている2つの開閉アーム側面部と、前記2つの開閉アーム側面部を連結する開閉アーム背面部と、を有し、2つの前記アーム側面部と前記開閉アーム背面部とは一体で形成されていることを特徴とする。
【0020】
また、本発明は、前記開閉アーム側面部には、前記プリントヘッド、または、前記プリントヘッドを支持するための支持部を設置するための開口部が設けられていることを特徴とする。
【0021】
また、本発明は、開閉アーム背面部近傍には、前記開閉アームが可動状態を検出するセンサが設けられていることを特徴とする。
【0022】
また、本発明は、前記フレーム開口部は、前記プラテン軸受の外形の一部と略同じ形状となる縁を有していることを特徴とする。
【0023】
また、本発明は、前記プラテン軸受と前記フレーム開口部とは、前記第1の付勢バネの力が働く方向に垂直であって、前記プラテン軸受の中心を通る線に対し、前記第1の付勢バネが設けられている側において接触していることを特徴とする。
【0024】
また、本発明は、前記第1の付勢バネの力が働く方向に垂直であって、前記プラテン軸受の中心を通る線に対し、前記第1の付勢バネが設けられている側においては、前記プラテン軸受に対し、前記フレーム開口部の縁は、前記接触部を除き前記開閉アーム開口部の縁よりも近い位置に存在していることを特徴とする。
【0025】
また、本発明は、前記フレーム開口部は、前記フレーム開口部の両端近傍に、上部開口縁部と下部開口縁部が形成されており、前記上部開口縁部は、前記第1の付勢バネの力が働く方向に垂直であって、前記プラテン軸受の中心を通る線と、前記第1の付勢バネの力が働く方向に垂直であって、前記第1の付勢バネが設けられている側において、前記プラテン軸受と接する線との間となるように形成されていることを特徴とする。
【0026】
また、本発明は、前記フレーム開口部は、前記フレーム開口部の両端近傍に、上部開口縁部と下部開口縁部が形成されており、前記下側開口縁部は、前記第1の付勢バネの力が働く方向に平行であって、前記アーム回転軸が設けられている側において、前記プラテン軸受と接する線と、前記アーム回転軸の中心と前記プラテン軸受の中心とを結ぶ延長線との間となるように形成されていることを特徴とする。
【0027】
また、本発明は、前記開閉アームには、突起部が設けられており、前記アーム回転軸を中心に回転させた際、前記突起部が前記フレームのフレーム底面部と接触することにより、所定の位置において回転が停止するものであることを特徴とする。
【0028】
また、本発明は、記録紙を前記プリントヘッドが設けられている側に導くための記録紙ガイドを有しており、前記プリントヘッドに沿った前記記録紙ガイドの両端には、前記プリントヘッドが設けられている方向に延びる導入部が設けられていることを特徴とする。
【0029】
また、本発明は、記録紙を前記プリントヘッドが設けられている側に導くための記録紙ガイドを有しており、前記記録紙が導かれる面とは反対側の面には、前記プリントヘッドまたは前記プリントヘッドと接続されているヘッド支持板を支持するための支持部が設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0030】
本発明によれば、プラテンローラを脱着する際に、サーマルヘッドに強い応力が加わらないため、寿命が長く信頼性の高いプリンタ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】従来のプリンタ装置の構造図(1)
【図2】従来のプリンタ装置の構造図(2)
【図3】本実施の形態におけるプリンタ装置の説明図(1)
【図4】本実施の形態におけるプリンタ装置の説明図(2)
【図5】本実施の形態におけるプリンタ装置の説明図(3)
【図6】本実施の形態におけるプリンタ装置の説明図(4)
【図7】本実施の形態におけるプリンタ装置の説明図(5)
【図8】本実施の形態におけるプリンタ装置の説明図(6)
【図9】本実施の形態におけるプリンタ装置の説明図(7)
【図10】本実施の形態におけるプリンタ装置の説明図(8)
【図11】図9の要部拡大図
【図12】図10の要部拡大図
【図13】開閉アームの説明図(1)
【図14】開閉アームの説明図(2)
【図15】開閉アームの説明図(3)
【図16】第2の付勢バネの説明図(1)
【図17】第2の付勢バネの説明図(2)
【図18】第2の付勢バネの説明図(3)
【図19】開閉アームの説明図(4)
【図20】フレームの説明図(1)
【図21】図19の要部拡大図
【図22】開閉アームの説明図(5)
【図23】開閉アームの説明図(6)
【図24】開閉アームの説明図(7)
【図25】開閉アームの説明図(8)
【図26】開閉アームの説明図(9)
【図27】開閉アームの説明図(10)
【図28】開閉アームの説明図(11)
【図29】開閉アームの説明図(12)
【図30】図28の要部拡大図
【図31】図29の要部拡大図
【図32】フレームの説明図(2)
【図33】フレームの説明図(3)
【図34】プラテン軸受と開閉アームとフレームとの関係の説明図(1)
【図35】図34の要部拡大図
【図36】プラテン軸受と開閉アームとフレームとの関係の説明図(2)
【図37】図35の要部拡大図
【図38】プラテン軸受と開閉アームとフレームとの関係の説明図(3)
【図39】フレームの説明図(4)
【図40】プラテンの取り出しの説明図(1)
【図41】プラテンの取り出しの説明図(2)
【図42】開閉アームのスイッチの説明図(1)
【図43】開閉アームのスイッチの説明図(2)
【図44】用紙ガイドの説明図(1)
【図45】用紙ガイドの説明図(2)
【図46】用紙ガイドの説明図(3)
【発明を実施するための形態】
【0032】
本発明を実施するための形態について、以下に説明する。尚、同じ部材等については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0033】
最初に、背面支持板を有する構造のサーマルヘッドを用いたプリンタについて説明する。図1に示すプリンタ装置は、ヒートシンクを有するサーマルヘッド910、プラテンローラ920、開閉アーム930、コイルバネ950を有しており、フレーム960に設置されている。開閉アーム930には、背面支持板940が設けられており、開閉アーム930により、プラテンローラ920が支持されている。
【0034】
この構造のプリンタ装置では、背面支持板940とサーマルヘッド910との間に設けられたコイルバネ950により、サーマルヘッド910にはプラテンローラ920が設けられている側に力が加えられている。尚、記録紙に印字等を行なう場合には、サーマルヘッド910とプラテンローラ920との間に不図示の記録紙を介在させて、記録紙に印字等を行なう。また、記録紙を設置するため、図2に示すように、プラテンローラ920は、開閉アーム930を動かすことにより取り外すことができる。このプリンタ装置では、プラテンローラ920を脱着する際に、開閉アーム930が矢印に示す方向に動くため、背面支持板940とサーマルヘッド910との間に設けられたコイルバネ950が縮む。このため、このコイルバネ950には強い復元力が生じ、この力が応力としてヒートシンクを介しサーマルヘッド910の背後に強く加わるため、サーマルヘッド910が変形したり破壊が生じたりする。これにより、プリンタの寿命が短くなってしまう。尚、図1及び図2においては、フレーム960の位置を一点鎖線により示している。
【0035】
(プリンタ装置)
次に、本実施の形態におけるプリンタ装置について説明する。本実施の形態におけるプリンタ装置は、図3〜図12に示すように、プリントヘッドとなるサーマルヘッド110、プラテンローラ120、開閉アーム130、第1の付勢バネ140、第2の付勢バネ150を有しており、フレーム160に設置されている。
【0036】
プラテンローラ120におけるプラテン軸受121は、回転可能な状態で、開閉アーム130及びフレーム160におけるフレーム側面部161において保持されている。フレーム160には、プラテンローラ120を回転させるためのモータ170が設けられており、モータ170を回転させることによりギア部180を介してプラテンローラ120を回転させることができる。
【0037】
サーマルヘッド110の背面には、ヘッド支持板となるヒートシンク111が設けられており、フレーム160にはヒートシンク111に対向するようにフレーム背面部162が形成されている。ヒートシンク111とフレーム背面部162との間には、コイルバネ等の第1の付勢バネ140が設けられており、第1の付勢バネ140の復元力により、ヒートシンク111を介し、サーマルヘッド110はプラテンローラ120が設けられている側に押されている。
【0038】
また、開閉アーム130は、フレーム側面部161においてアーム回転軸131を中心に回転させ可動させることができるように支持されており、図7、9、11等に示されるように、開閉アーム130とフレーム側面部161との間には、ねじりコイルバネ(トーションバネ)等の第2の付勢バネ150が設けられている。具体的には、第2の付勢バネ150の一方の端部151は、フレーム側面部161に接続されており、他方の端部152は開閉アーム130の開閉アーム背面部132の一部に接している。このため、第2の付勢バネ150の復元力により、開閉アーム130には、開閉アーム背面部132が、サーマルヘッド110の設けられている側より離れる方向に力が加えられている。
【0039】
尚、図3、図4は、本実施の形態におけるプリンタ装置の要部を示す斜視図であり、図3は前方からの斜視図、図4は後方からの斜視図である。図5、図6は、プラテンローラ120を取り外した状態を示す斜視図であり、図5は前方からの斜視図、図6は後方からの斜視図である。図7、図8は、モータ170及びギア部180を取り外した状態を示す斜視図であり、図7は前方からの斜視図、図8は後方からの斜視図である。図9、図10は、プラテンローラ120、モータ170及びギア部180を取り外した状態を示す斜視図であり、図9は前方からの斜視図、図10は後方からの斜視図である。また、図11は、図9の要部拡大図であり、図12は、図10の要部拡大図である。
【0040】
図13から図15に示されるように、開閉アーム130は、プラテンローラ120の両端の側に各々設けられた開閉アーム側面部133が開閉アーム背面部132により接続されて一体となっており、コの字状の形状となるように形成されている。この開閉アーム背面部132は、プラテンローラ120の延びる方向及び図13等には不図示のサーマルヘッド110の延びる方向と略平行となるように形成されている。開閉アーム130には、アーム回転軸131を中心に可動させるための操作を行なう開閉アーム操作部134が設けられており、開閉アーム操作部134を押すことにより、アーム回転軸131を中心に回転し、フレーム160等に対して開閉アーム130が可動する。尚、図13は、開閉アーム背面部132を説明するための斜視図であり、図14は、モータ170及びフレーム160等を取り除いた状態を示す斜視図であり、図15は、側面から見た説明図である。
【0041】
また、本実施の形態におけるプリンタ装置では、図8、図10、図13、図14に示されるように、ヒートシンク111の両端には突起部111aが設けられており、フレーム160のフレーム側面部161に設けられた開口部161aに嵌め込まれることにより固定されるように形成されている。これによりヒートシンク111及びヒートシンク111に接続されているサーマルヘッド110を所望の位置に設置することができる。
【0042】
(第2の付勢バネ)
次に、第2の付勢バネ150について説明する。図16に示すように、第2の付勢バネ150は、ねじりコイルバネ(トーションバネ)等であり、一方の端部151と他方の端部152とを有している。前述したように、第2の付勢バネ150は、アーム回転軸131の中心が略中心となるように巻かれており、第2の付勢バネ150における一方の端部151は図16には図示しないフレーム側面部161と接続されており、他方の端部152は開閉アーム130における開閉アーム背面部132と接している。第2の付勢バネ150の復元力により、図16において矢印Aに示す方向に力が加わるため、開閉アーム操作部134を矢印Aに示す方向と反対方向に押して、アーム回転軸131を軸に回転させ開閉アーム130を可動させた場合においても、開閉アーム130に加えられている力を外すことにより、第2の付勢バネ150による復元力により、矢印Aに示す方向に力が働き、もとの状態に戻る。
【0043】
また、図17に示すように、アーム回転軸131から第1の付勢バネ140により、図17には図示しないフレーム背面部162に力が加えられる位置までの距離よりも、アーム回転軸131から第2の付勢バネ150の他方の端部152と開閉アーム背面部132とが接触している位置までの距離の方が長くなるように形成してある。一般的に第1の付勢バネ140に比べて第2の付勢バネ150は復元力が弱いため、このような構造とすることによりトルクを稼ぐことができる。
【0044】
また、図18に示すように、開閉アーム130におけるアーム回転軸231を図面において上側に設け、アーム回転軸231を略中心として巻かれている第2の付勢バネ250を設け、第2の付勢バネ250における一方の端部251は図18には図示しないフレーム側面部161と接続させ、他方の端部252は開閉アーム130における開閉アーム背面部132と接触させてもよい。
【0045】
(開閉アーム)
次に、開閉アーム130について説明する。図19に示すように、開閉アーム130はアーム回転軸131を中心として回転し可動するが、開閉アーム側面部133には、プラテンローラ120のプラテン軸受121が入る開閉アーム開口部135が設けられており、開閉アーム開口部135の縁であって、最もアーム回転軸131から離れた位置にロック部136が設けられている。
【0046】
また、図20に示すように、フレーム160におけるフレーム側面部161には、プラテン軸受121が入るフレーム開口部163が設けられている。本実施の形態では、プラテンローラ120のプラテン軸受121は、フレーム160におけるフレーム側面部161と開閉アーム130における開閉アーム側面部133とにより、回転可能な状態で接し保持されている。具体的には、プラテンローラ120のプラテン軸受121は、フレーム側面部161におけるフレーム開口部163の縁と接しており、また、開閉アーム側面部133における開閉アーム開口部135の縁であるロック部136において接している。
【0047】
図19及び図21に示されるように、プラテン軸受121は、開閉アーム開口部135の縁となるロック部136と、アーム回転軸131の中心131aとプラテン軸受121の中心121aとを結ぶ延長線L1上における接触部136aにおいて接している。また、接触部136aにおける形状は、アーム回転軸131の中心131aを中心とする円弧K1の一部となるような形状で形成されている。尚、図21は、図19の要部拡大図である。
【0048】
本実施の形態では、図19に示すように、ロック部136が、アーム回転軸131の中心131aとプラテン軸受121の中心121aとを結ぶ延長線L1よりも上に入り込むように、即ち、この延長線L1よりも第1の付勢バネ140の設けられている側に入り込むように形成されている。尚、図22に示すように、ロック部136は、アーム回転軸131の中心131aとプラテン軸受121の中心121aとを結ぶ延長線L1を越えることなく下になるように、即ち、この延長線L1よりも第1の付勢バネ140の設けられている側に入り込まないように形成してもよい。図19に示すように形成することによりプラテン軸受121をより強く保持することができる。
【0049】
また、図23及び図24に示すように、開閉アーム130のロック部136の外側の縁には、プラテン軸受121を開閉アーム開口部135に入れる際に、プラテン軸受121と接触する外側接触部137が設けられている。外側接触部137は、第1の外側接触部137aと第2の外側接触部137bとを有している。
【0050】
図23に示すように、矢印Bに示す方向、即ち、プラテンローラ120を第1の付勢バネ140の力の働く方向に対し、略垂直方向より入れる場合には、プラテン軸受121は第1の外側接触部137aに接触し、アーム回転軸131を中心に開閉アーム130を可動させ開閉アーム開口部135内に入れることができる。このため、第1の外側接触部137aには、プラテン軸受121の表面と第1の外側接触部137aの表面の接線とのなす角が鋭角となるように傾斜が設けられている。
【0051】
また、図24に示すように、矢印Cに示す方向、即ち、プラテンローラ120を第1の付勢バネ140の力の働く方向に対し、略平行方向より入れる場合には、プラテン軸受121は第2の外側接触部137bに接触し、アーム回転軸131を中心に開閉アーム130を可動させ開閉アーム開口部135に入れることができる。このため、第2の外側接触部137bには、プラテン軸受121の表面と第2の外側接触部137bの表面とのなす角が鋭角となるような傾斜が設けられている。この場合、開閉アーム操作部134は、プラテンローラ120の侵入方向において邪魔にならぬように、下側に設けてもよい。
【0052】
また、図18に示すように、第2の付勢バネ250を上側に設けた場合も同様であり、この場合において、図23に対応する構造のものを図25に示し、図24に対応する構造のものを図26に示す。
【0053】
また、図27に示すように、開閉アーム130における開閉アーム側面部133には、開閉アーム130がアーム回転軸131を中心に可動させた際に、所定の位置で可動が停止するように突起部138が設けられている。具体的には、開閉アーム130がアーム回転軸131を中心に可動させた際、フレーム160におけるフレーム底面部164と突起部138とが接触することにより、開閉アーム130の可動が停止するように形成されている。これにより、開閉アーム130を必要以上に可動させることを防ぐことができる。
【0054】
また、図28及び図29に示すように、開閉アーム130における開閉アーム側面部133には、開閉アーム操作部134を押し開閉アーム130がアーム回転軸131を中心に可動させた際に、プラテン軸受121に接触して、開閉アーム開口部135及びフレーム開口部163内より、プラテン軸受121を外に出すためのプラテン突出部139が設けられている。具体的には、開閉アーム操作部134を押すことにより、プラテン突出部139がプラテン軸受121に接触して、第1の付勢バネ140の力が働く方向の成分を有する方向に、プラテン軸受121を突き動かし、開閉アーム開口部135及びフレーム開口部163内より、プラテン軸受121を外に出す。これにより、容易にプラテンローラ120を取り外すことができる。尚、図28は、開閉アーム操作部134を押す前の状態を示しており、図29は、開閉アーム操作部134を押している状態を示している。尚、図30は、図28の要部拡大図であり、図31は、図29の要部拡大図である。また、図29に示す破線は図28に示す状態を示すものであり、図31に示す破線は図30に示す状態を示すものである。
【0055】
本実施の形態におけるプリンタ装置では、プラテンローラ120の脱着の際には、第2の付勢バネ150のみが伸縮し、第1の付勢バネ140は伸縮することはない。従って、プラテンローラ120を脱着する際に、サーマルヘッド110に特に強い応力が加わることはないため、サーマルヘッド110が変形したり、破壊等が生じたりすることがない。よって、寿命が長く信頼性が高くプリンタ装置を得ることができる。
【0056】
(フレーム)
次に、フレーム160について説明する。本実施の形態におけるプリンタ装置では、図32に示すように、フレーム側面部161には、プラテン軸受121が入るフレーム開口部163が設けられている。図20に示すように、第1の付勢バネ140の力が働く方向に対する垂線であって、プラテン軸受121の中心121aを通る線L2よりも第1の付勢バネ140が設けられている側においては、フレーム開口部163は、プラテン軸受121の外径と略同じ径となる形状により形成されている。尚、図33に示すように、フレーム開口部163は、プラテン軸受121の外径よりも若干大きな径となるように形成してもよい。
【0057】
よって、図20に示す場合では、図34、図35に示すように、プラテン軸受121は、フレーム160におけるフレーム側面部161とは、第1の付勢バネ140の力が働く方向に対する垂線であって、プラテン軸受121の中心121aを通る線L2よりも第1の付勢バネ140が設けられている側においては、フレーム160におけるフレーム開口部163と接触している。また、プラテン軸受121は、開閉アーム130における開閉アーム側面部133とは、第1の付勢バネ140が設けられている側とは反対側において、アーム回転軸131の中心131aとプラテン軸受121の中心121aとを結ぶ延長線L1上に存在しているロック部136における接触部136aと接触している。尚、接触部136aは、原則的には点である。
【0058】
尚、図33に示す場合では、図36、図37に示すように、プラテン軸受121は、フレーム160におけるフレーム側面部161とは、第1の付勢バネ140の力が働く方向に対する垂線とフレーム開口部163との縁とが交差する近傍の接触点163aにおいて接触している。また、プラテン軸受121は、開閉アーム130における開閉アーム側面部133とは、第1の付勢バネ140が設けられている側とは反対側において、アーム回転軸131の中心131aとプラテン軸受121の中心121aとを結ぶ延長線L1上において、ロック部136における接触部136aと接触している。
【0059】
図38に示すように、本実施の形態におけるプリンタ装置では、第1の付勢バネ140の力が働く方向に対する垂線であって、プラテン軸受121の中心121aを通る線L2よりも第1の付勢バネ140が設けられている側においては、フレーム160におけるフレーム側面部161が開閉アーム130における開閉アーム側面部133によりも、プラテン軸受121に近い位置となるように形成されている。また、線L2に対し第1の付勢バネ140が設けられている側と反対側においては、プラテン軸受121と開閉アーム130のロック部136における接触部136aとが接触している。
【0060】
また、図39に示すように、フレーム160におけるフレーム開口部163には、上側開口縁部163bと下側開口縁部163cが設けられている。上側開口縁部163bは、第1の付勢バネ140の力が働く方向に対する垂線であって、プラテン軸受121の中心121aを通る線L2と、この線L2に略平行であって、プラテン軸受121と接する第1の付勢バネ140が設けられている側の線L3との間に位置するように形成されている。また、下側開口縁部163cは、第1の付勢バネ140の力が働く方向に略平行であって、アーム回転軸131が設けられている側においてプラテン軸受121と接する線L4と、アーム回転軸131の中心131aとプラテン軸受121の中心121aとを結ぶ延長線L1と平行であって、アーム回転軸131が設けられている側においてプラテン軸受121と接する線L5との間に位置するように形成されている。
【0061】
また、図40に示すように、開閉アーム130における開閉アーム側面部133とフレーム160におけるフレーム側面部161とにより、プラテンローラ120が保持されている状態では、プラテン軸受121の直径をDとした場合、フレーム160のフレーム側面部161における上側開口縁部163bと開閉アーム130におけるロック部136の先端部136bとの間隔P1は、Dよりも短くなるように、即ち、P1<Dとなるように形成されている。また、図41に示されるように、開閉アーム操作部134を下に押した状態では、フレーム160のフレーム側面部161における上側開口縁部163bと開閉アーム130におけるロック部136の先端部136bとの間隔P2はDよりも広くなり、プラテンローラ120が取り外すことができる。
【0062】
(開閉アームの位置検出センサ)
また、本実施の形態におけるプリンタ装置では、図42及び図43に示すように、開閉アーム130の位置を検出するセンサ310を設けてもよい。図42に示すように、プラテンローラ120が保持されている状態では、開閉アーム130における開閉アーム背面部132によりセンサ310が押されオン状態となる。この状態において、不図示の記録紙を検出するセンサにより記録紙が検出されている場合には、記録紙に正常に印字等を行なう制御がなされ、また、不図示の記録紙を検出するセンサにより記録紙が検出されていない場合には、印字等の動作は行なわれない制御がなされる。一方、図43に示すように、開閉アーム操作部134が押され、プラテンローラ120が取り出されている状態では、開閉アーム130における開閉アーム背面部132とセンサ310との間が離れオフ状態となる。この状態では、印字等の動作は行なわれない制御がなされる。
【0063】
(用紙ガイド)
また、本実施の形態におけるプリンタ装置では、図44及び図45に示すように、フレーム底面部164の上に、用紙ガイド190が設けられている。この用紙ガイド190の両側、即ち、不図示の記録紙の両端には、サーマルヘッド110の方向に延びるよう導入部191が設けられている。このように、導入部191を設けることにより、円滑に不図示の記録紙をサーマルヘッド110が設けられている側に送ることができる。
【0064】
また、この用紙ガイド190は、図46に示すように、サーマルヘッド110またはヒートシンク111を支持するための支持部192を設けたものであってもよい。
【0065】
以上、本発明の実施に係る形態について説明したが、上記内容は、発明の内容を限定するものではない。
【符号の説明】
【0066】
110 サーマルヘッド(プリントヘッド)
111 ヒートシンク(ヘッド支持板)
120 プラテンローラ
121 プラテン軸受
121a プラテン軸受の中心
130 開閉アーム
131 アーム回転軸
131a アーム回転軸の中心
132 開閉アーム背面部
133 開閉アーム側面部
134 開閉アーム操作部
135 開閉アーム開口部
136 ロック部
136a 接触部
136b 先端部
137 外側接触部
137a 第1の外側接触部
137b 第2の外側接触部
138 突起部
139 突出部
140 第1の付勢バネ
150 第2の付勢バネ
151 一方の端部
152 他方の端部
160 フレーム
161 フレーム側面部
161a 開口部
162 フレーム背面部
163 フレーム開口部
163a 接触点
163b 上部開口縁部
163c 下部開口縁部
164 フレーム底面部
170 モータ
180 ギア部
190 用紙ガイド

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録紙に印字をするプリントヘッドと、
フレームに対しアーム回転軸を中心に回転し可動するよう支持されている開閉アームと、
前記フレームと前記開閉アームとに接し保持されているプラテンローラと、
前記フレームと前記プリントヘッドとの間に設けられており、前記プリントヘッドを前記プラテンローラの側に加圧する第1の付勢バネと、
前記フレームと前記開閉アームとに接しており、前記プラテンローラを前記プリントヘッドの側に回動する第2の付勢バネと、
を有することを特徴とするプリンタ装置。
【請求項2】
前記第1の付勢バネは、コイルバネであって、
前記第2の付勢バネは、ねじりコイルバネであることを特徴とする請求項1に記載のプリンタ装置。
【請求項3】
前記第2の付勢バネの一方の端部は前記フレームと接続されており、他方の端部は前記開閉アームと接しており、
前記アーム回転軸から前記第1の付勢バネまでの距離よりも、前記アーム回転軸から前記他方の端部において前記第2の付勢バネが前記開閉アームと接している位置までの距離の方が長いことを特徴とする請求項1または2に記載のプリンタ装置。
【請求項4】
前記開閉アームには、前記プラテンローラにおけるプラテン軸受が入る開閉アーム開口部が設けられており、
前記フレームには、前記プラテン軸受が入るフレーム開口部が設けられており、
前記プラテン軸受は、前記開閉アームとは、前記開閉アーム開口部における接触部において接触しており、
前記接触部は、前記第1の付勢バネの力が働く方向に垂直であって、前記プラテン軸受の中心を通る線に対し、前記第1の付勢バネが設けられている側とは反対側に存在していることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のプリンタ装置。
【請求項5】
前記開閉アームには、前記プラテンローラにおけるプラテン軸受が入る開閉アーム開口部が設けられており、
前記フレームには、前記プラテン軸受が入るフレーム開口部が設けられており、
前記プラテン軸受は、前記開閉アームとは、前記開閉アーム開口部における接触部において接触しており、
前記接触部は、前記アーム回転軸の中心と前記プラテン軸受の中心とを結ぶ延長線上に存在していることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のプリンタ装置。
【請求項6】
前記接触部は、前記アーム回転軸の中心を中心とする円弧の一部となる形状で形成されていることを特徴とする請求項4または5に記載のプリンタ装置。
【請求項7】
前記接触部は、前記開閉アームにおけるロック部に形成されており、
前記ロック部は、前記アーム回転軸の中心と前記プラテン軸受の中心とを結ぶ延長線よりも第1の付勢バネが設けられている側に入り込んでいることを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載のプリンタ装置。
【請求項8】
前記接触部は、前記開閉アームにおけるロック部に形成されており、
前記ロック部は、前記アーム回転軸の中心と前記プラテン軸受の中心とを結ぶ延長線よりも第1の付勢バネが設けられている側に入り込んではいないことを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載のプリンタ装置。
【請求項9】
前記開閉アームには、前記アーム回転軸を中心に回転させた際、前記プラテン軸受を前記開閉アーム開口部より外に突き出す突出し部が設けられていることを特徴とする請求項4から8のいずれかに記載のプリンタ装置。
【請求項10】
前記開閉アームは、前記開閉アーム開口部が設けられている2つの開閉アーム側面部と、
前記2つの開閉アーム側面部を連結する開閉アーム背面部と、
を有し、2つの前記アーム側面部と前記開閉アーム背面部とは一体で形成されていることを特徴とする請求項4から9のいずれかに記載のプリンタ装置。
【請求項11】
前記開閉アーム側面部には、前記プリントヘッド、または、前記プリントヘッドを支持するための支持部を設置するための開口部が設けられていることを特徴とする請求項10に記載のプリンタ装置。
【請求項12】
開閉アーム背面部近傍には、前記開閉アームが可動状態を検出するセンサが設けられていることを特徴とする請求項10または11に記載のプリンタ装置。
【請求項13】
前記フレーム開口部は、前記プラテン軸受の外形の一部と略同じ形状となる縁を有していることを特徴とする請求項4から12のいずれかに記載のプリンタ装置。
【請求項14】
前記プラテン軸受と前記フレーム開口部とは、前記第1の付勢バネの力が働く方向に垂直であって、前記プラテン軸受の中心を通る線に対し、前記第1の付勢バネが設けられている側において接触していることを特徴とする請求項4から13のいずれかに記載のプリンタ装置。
【請求項15】
前記第1の付勢バネの力が働く方向に垂直であって、前記プラテン軸受の中心を通る線に対し、前記第1の付勢バネが設けられている側においては、
前記プラテン軸受に対し、前記フレーム開口部の縁は、前記接触部を除き前記開閉アーム開口部の縁よりも近い位置に存在していることを特徴とする請求項4から14のいずれかに記載のプリンタ装置。
【請求項16】
前記フレーム開口部は、前記フレーム開口部の両端近傍に、上部開口縁部と下部開口縁部が形成されており、
前記上部開口縁部は、
前記第1の付勢バネの力が働く方向に垂直であって、前記プラテン軸受の中心を通る線と、
前記第1の付勢バネの力が働く方向に垂直であって、前記第1の付勢バネが設けられている側において、前記プラテン軸受と接する線との間となるように形成されていることを特徴とする請求項4から15のいずれかに記載のプリンタ装置。
【請求項17】
前記フレーム開口部は、前記フレーム開口部の両端近傍に、上部開口縁部と下部開口縁部が形成されており、
前記下側開口縁部は、
前記第1の付勢バネの力が働く方向に平行であって、前記アーム回転軸が設けられている側において、前記プラテン軸受と接する線と、
前記アーム回転軸の中心と前記プラテン軸受の中心とを結ぶ延長線との間となるように形成されていることを特徴とする請求項4から16のいずれかに記載のプリンタ装置。
【請求項18】
前記開閉アームには、突起部が設けられており、
前記アーム回転軸を中心に回転させた際、前記突起部が前記フレームのフレーム底面部と接触することにより、所定の位置において回転が停止するものであることを特徴とする請求項1から17のいずれかに記載のプリンタ装置。
【請求項19】
記録紙を前記プリントヘッドが設けられている側に導くための記録紙ガイドを有しており、
前記プリントヘッドに沿った前記記録紙ガイドの両端には、前記プリントヘッドが設けられている方向に延びる導入部が設けられていることを特徴とする請求項1から18のいずれかに記載のプリンタ装置。
【請求項20】
記録紙を前記プリントヘッドが設けられている側に導くための記録紙ガイドを有しており、
前記記録紙が導かれる面とは反対側の面には、前記プリントヘッドまたは前記プリントヘッドと接続されているヘッド支持板を支持するための支持部が設けられていることを特徴とする請求項1から19のいずれかに記載のプリンタ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【公開番号】特開2013−82111(P2013−82111A)
【公開日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−223033(P2011−223033)
【出願日】平成23年10月7日(2011.10.7)
【出願人】(501398606)富士通コンポーネント株式会社 (848)
【Fターム(参考)】