説明

プリンタ

【課題】印字におけるラベルのスリップを防止して、高精度の印字が可能なプリンタを提供する。
【解決手段】印字ロールから印字用紙Lを巻き出して下流に搬送する搬送部30と、搬送部30から送り出された印字用紙Lに印字を行う印字部30とを備えたプリンタに関する。印字部30は、印字用紙Lに対向する印字ヘッド51と、印字ヘッド51との間で印字用紙Lを挟むと共に印字用紙Lを下流に送り出すプラテンローラ52とを備え、搬送部30は、回転駆動する駆動プーリ33と、駆動プーリ33の回転に伴って回転する従動プーリ34と、両プーリ33,34に巻回された搬送ベルト31と、両プーリ33,34の間において搬送ベルト31の外周面との間で印字用紙Lを挟む押さえローラ35とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転駆動するプラテンローラに印字用紙を介して印字ヘッドが圧接するプリンタに関する。
【背景技術】
【0002】
印字ヘッドに圧接するプラテンローラは、印字ヘッドによる印字を可能とするだけでなく、印字用紙の搬送を行う。しかし、プラテンローラは用紙に線接触するので、プラテンローラで用紙を送る場合、プラテンローラが印字用紙に対してスリップする場合がある。そのため、印字開始位置及び印字長さにバラツキが発生し、印字位置の精度が低下する。特に、大型で高速のプリンタの場合、ラベル幅が大きく、かつ、印字ロールの慣性が大きいからスリップし易い。
【0003】
そこで、一対のゴムローラにより2箇所において用紙に搬送力を付与する方法も採用されている。しかし、安定した搬送力を得るには至っていない。
【0004】
なお、プリンタの先行技術としては、下記の特許文献1〜3が知られている。
【特許文献1】実開昭64−16336号(フロントページ)
【特許文献2】特開2000−255534号(要約)
【特許文献3】特開2000−137467号(要約)
【0005】
前記特許文献1の発明は、駆動ベルトにヘッドの膨出部を当接させて、ヘッドにラベル用紙を密着させる。
前記特許文献2の発明は、プラテンローラと補助回転軸との間に平ベルトを巻回して、ラベル用紙の糊面が各部材に貼り付くのを防止する。
前記特許文献3の発明は、主動ローラと従動ローラとの間に巻回したベルトにヘッドの発熱体を圧接して、印字ヘッドとローラとの間の面倒な位置調整を不要としている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって、本発明の目的は、ラベルの搬送速度が高速化しても、印字部におけるラベルの不用意なスリップを防止でき、高精度の印字が可能なプリンタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するために、本発明のプリンタは、印字ロールから印字用紙を巻き出して下流に搬送する搬送部と、前記搬送部から送り出された印字用紙に印字を行う印字部とを備えたプリンタであって、前記印字部は、前記印字用紙に対向する印字ヘッドと、前記印字ヘッドとの間で前記印字用紙を挟むと共に印字用紙を下流に送り出すプラテンローラとを備え、前記搬送部は、回転駆動する駆動プーリと、前記駆動プーリの回転に伴って回転する従動プーリと、前記両プーリに巻回された搬送ベルトと、前記両プーリの間において前記搬送ベルトの外周面との間で前記印字用紙を挟む押さえローラとを備えている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、搬送部から印字部に印字用紙を駆動力により送り出すので、印字部における不用意なスリップが生じにくい。特に、押さえローラが印字用紙を介して両プーリの間において搬送ベルトの外周面に接触するので、搬送ベルトと印字用紙とが広い面で接触するから、大径の印字ロールの場合に慣性が大きくても、印字用紙を印字部に確実に送り出すことができる。したがって、前記不用意なスリップを確実に防止することができる。その結果、高速印字を行っても高精度の印字が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明においては、前記押さえローラと伴に回転する補助ローラと、前記押さえローラと補助ローラとに巻回され、前記搬送ベルトとの間で前記印字用紙を挟む押さえベルトとを更に備えているのが好ましい。
この態様によれば、押さえベルトが印字用紙を介して搬送ベルトに接触することで、搬送ベルトと印字用紙との接触面が更に広くなる。
【0010】
本発明においては、前記搬送ベルトによる搬送速度よりも前記プラテンローラによる搬送速度の方が大きい速度に設定されているのが好ましい。
この態様によれば、プラテンローラと搬送ベルトとの間で印字用紙が弛むのを防止できる。なお、搬送ベルトと押さえローラとで印字用紙を挟む力は、プラテンローラと印字ヘッドとが印字用紙を挟む力よりも大きくすることができるから、前記速度差は前記印字部において印字用紙がスリップすることで許容される。この場合、印字用紙はプラテンローラに対しスリップするが、印字用紙の搬送速度は搬送ベルトの周速度と等しいので、これにより印字用紙の送り速度を所定値に保つことができる。
【0011】
本発明においては、前記駆動プーリにモータで回転駆動される第1の歯付プーリが連設され、前記従動プーリに第2の歯付プーリが連設され、前記一対の歯付プーリに歯付ベルトが巻回されているのが好ましい。
この態様によれば、一対の歯付プーリおよび歯付ベルトを介して駆動力を伝達するから、フィード時とバックフィード時とで搬送量が一致する。したがって、バックフィードを行った後に印字する際の精度が向上する。
【0012】
本発明においては、前記印字用紙はラベルであり、前記印字部と搬送部との間には、前記ラベルの前端および/または後端を検出するラベルセンサを更に備えているのが好ましい。
この態様によれば、ラベルセンサによる検出情報に基づいて印字部が印字を行うことにより、ラベルに対する印字の位置精度を確保することができる。
【実施例1】
【0013】
以下、本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
図1および図2は実施例1を示す。
【0014】
概略構成:
図1(a)に示すように、ラベルプリンタ1は、印字ロールLr、ダンパ20、搬送部30、ラベルセンサ40、印字部50およびリボン供給部60を備えている。
【0015】
前記印字ロールLrは、たとえば、紙管Lcに帯状の印字用紙Lが巻回されてなる。図1(b)に示すように、印字用紙Lは、裏面に粘着剤の塗布された多数のラベルL1と、当該ラベルL1が仮貼着された帯状の台紙L2からなる。隣り合うラベルL1は、互いに若干の間隔Δを空けて台紙L2に仮貼着されている。
【0016】
図1(a)に示すように、印字ロールLrは、ラベルプリンタ1の板状フレーム70に対して回転自在に設けられたボビン10の外周に前記紙管Lcが嵌め込まれて、ラベルプリンタ1に装填される。
【0017】
印字ロールLrから巻き出された印字用紙Lは、ダンパ20を介して搬送部30に導かれる。搬送部30は、印字用紙Lを印字部50に送り出す。
【0018】
搬送部30と印字部50との間には、ラベルセンサ40が設けられている。ラベルセンサ40は、たとえば、光センサ等により構成されており、図1(b)に示すラベルL1の前端Lfおよび後端Lbの検出を行う。
【0019】
図2においてラベルセンサ40は、投光部41および受光部42を備えている。投光部41から出射された光は印字用紙Lを透過し受光部42によって検出される。ラベルセンサ40は、受光部42によって検出された透過光の光量の変化に基づき、図1(b)に示すラベルL1の端部Lf,Lbの検出を行う。
【0020】
図1(a)に示す印字部50は、印字ヘッド51とプラテンローラ52とを備え、前記印字用紙Lは、印字ヘッド51とプラテンローラ52との間に供給される。印字用紙Lは、印字部50において、図示しないモータによって回転駆動されるプラテンローラ52により所定の速度で搬送される。
【0021】
一方、図1(a)に示す印字ヘッド51の上方には、インクリボン62を供給するリボン供給部60が設けられている。リボン供給部60はリボンロール61が装填される巻出ローラ63と、巻取ローラ64とを備えている。巻出ローラ63に装填されたリボンロール61からインクリボン62が巻き出され、印字部50に供給される。インクリボン62は、印字部50において、ラベルL1の上面に密着するように供給される。
【0022】
前記印字ヘッド51の発熱によって、前記インクリボン62の所定部分がラベルL1の印字面Lsに熱転写されることにより、ラベルL1の印字面Lsに印字が施される。前記印字面Lsへの印字位置は、前記ラベルセンサ40によって検出されたラベルL1の前端Lfを基準に決定される。
【0023】
印字済の印字用紙Lは、ラベルプリンタ1から、該ラベルプリンタ1の外方に排出される。一方、印字済のインクリボン62は巻取ローラ64に巻き取られる。
【0024】
つぎに、本発明の要部について説明する。
搬送部30:
図2に示すように、搬送部30は、印字用紙Lの下面に密着する搬送ベルト31と、該印字用紙Lの上面に密着する押さえベルト32とを備えている。両ベルト31,32は、それぞれ無端状の平ベルトからなり、印字用紙Lは両ベルト31,32に挟まれて搬送方向Xに搬送される。
【0025】
前記搬送ベルト31は、印字用紙Lの搬送方向Xに沿って下流側に設けられた駆動プーリ(駆動ベルト車)33と、上流側に設けられた従動プーリ(従動ベルト車)34との間に巻回されている。駆動プーリ33は、図示しない前記モータによって回転駆動される。従動プーリ34は、図1(a)の板状フレーム70に対して回転自在に設けられている。
【0026】
一方、図2の押さえベルト32は、印字用紙Lの搬送方向Xに沿って上流側に設けられた押さえローラ35と、下流側に設けられた補助ローラ36との間に巻回されている。押さえローラ35および補助ローラ36は、板状フレーム70(図1(a))に対して回転自在に設けられている。図2に示すように、前記押さえローラ35は、前記駆動プーリ33と従動プーリ34との間に設けられていると共に、一対のベルト31,32および印字用紙Lを介して従動プーリ34に外接している。
【0027】
駆動プーリ33が前記モータによって図2の矢印で示す正転方向に回転駆動されると、搬送ベルト31の印字用紙Lとの接触面が搬送方向Xに向って移動すると共に、押さえベルト32のラベルL1側の接触面が搬送方向Xに移動し、印字用紙Lが印字部50に向って送り出される。
【0028】
このように、搬送部30から印字部50に印字用紙Lを駆動力により送り出すので、印字部50におけるスリップが生じにくい。特に、押さえローラ35が印字用紙Lを介して両プーリ33,34の間において搬送ベルト31の外周面に接触するので、搬送ベルト31と印字用紙Lとが広い面で接触するから、大径の印字ロールLrの場合に慣性が大きくても、印字用紙Lを印字部50に確実に送り出すことができる。したがって、前記スリップを確実に防止することができる。その結果、高速印字を行っても高精度の印字が可能となる。
【0029】
搬送速度;
ここで、印字部50のプラテンローラ52と、前記駆動プーリ33とは、同一の前記モータによって回転駆動されている。前記モータに減速手段(図示せず)を取り付けることにより、駆動プーリ33の回転の周速度は、プラテンローラ52の回転の周速度よりも小さな値に設定されている。すなわち、印字用紙Lの搬送速度は、搬送ベルト31によるそれよりも、プラテンローラ52による搬送速度の方が大きい速度に設定されている。
【0030】
このように、下流のプラテンローラ52による印字用紙Lの搬送速度(プラテンローラ52の周速度)の方が、上流のベルト31,32のそれ(ベルト31,32の周速度)よりも大きく設定されているので、当該速度差により、印字部50と搬送部30との間で印字用紙Lが弛むのを防止することができる。特に、搬送部30と印字部50との間において、ラベルセンサ40によってラベルL1の端部Lf,Lbが検出されるので、印字用紙Lの弛みを防止することにより、ラベルL1に対する印字位置の精度等を確保することができる。
【0031】
なお、搬送ベルト31と押さえベルト32とで印字用紙Lを挟む力は、プラテンローラ52と印字ヘッド51とが印字用紙Lを挟む力よりも大きい値に設定されている。そのため、搬送部30と印字部50との速度差により、印字用紙Lの弛みを防止できると共に、印字部50において印字用紙Lがプラテンローラ52とサーマルヘッド51との間で予め想定したスリップが生じることにより、搬送部30と印字部50との間において、印字用紙Lに不必要に大きな力が加わることがない。
【実施例2】
【0032】
図3は実施例2を示す。
印字用紙Lの搬送量の不一致;
ここで、正転方向X1に搬送する場合、図3(a)の二点鎖線で示す搬送ベルト31は、一対のプーリ33,34のうち、下流側の駆動プーリ33によって駆動されている。印字用紙Lを正転方向X1に搬送するフィード時には、駆動プーリ33が、印字用紙Lに接触している搬送ベルト31のベルト面31cを下流側X1に向って引っ張るように回転する。一方、印字用紙Lを正転方向X1とは逆方向X2に搬送するバックフィード時には、駆動プーリ33が搬送ベルト31のベルト面31cを上流側X2に向って押し出すように逆回転するため、何ら手段を講じないと搬送ベルト31に弛みが発生するおそれがある。そのため、フィード時とバックフィード時では、印字用紙Lに接触する搬送ベルト31のベルト面31cのテンションが一致しなくなる。したがって、該フィード時とバックフィード時では印字用紙Lの搬送量が一致しなくなるため、バックフィードを行った後に、印字を再開すると、印字位置の精度が低下する。
【0033】
そこで、実施例2では、以下のような構成を用いてフィード時とバックフィード時の印字用紙Lの搬送量を一致させている。
図3(a)に示すように、前記板状フレーム70(図1(a))の裏面側には、第1の歯付プーリ33aおよび第2の歯付プーリ34aが設けられている。第1および第2の歯付プーリ33a,34aは、駆動プーリ33および従動プーリ34にそれぞれ連設されている。すなわち、第1の歯付プーリ33aおよび駆動プーリ33は、第1回転軸33sの同軸上にそれぞれ固定されている。一方、第2の歯付プーリ34aおよび従動プーリ34は、第2回転軸34sの同軸上にそれぞれ固定されている。
【0034】
図3(b)に示すように、第1の歯付プーリ33aと第2の歯付プーリ34aとの間には、両歯付プーリ33a,34aの凹凸に噛み合う無端状の歯付ベルト31aが巻回されている。
【0035】
図3(a)に示す駆動モータMにより減速手段39を介して第1の歯付プーリ33aが回転駆動されると、歯付ベルト31aを介して第2の歯付プーリ34aが連動されて回転される。歯付ベルト31aによる噛み合い伝動により、第1の歯付プーリ33aの正逆回転に拘わらず、第2の歯付プーリ34aが第1の歯付プーリ33aに連動して回転駆動される。
【0036】
駆動プーリ33および従動プーリ34は、第1の歯付プーリ33aおよび第2の歯付プーリ34aにそれぞれ連設されているので、フィード時、バックフィード時に拘わらず搬送ベルト31のテンションが一定となる。したがって、該搬送ベルト31に弛みの発生が防止されることにより、印字位置の精度の低下を防止することができる。
【0037】
その他の構成は、実施例1と同様であり、同一部分または相当部分に同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【実施例3】
【0038】
図4は実施例3を示す。
図4に示すように、本実施例3のプリンタでは、印字用紙Lを介して搬送ベルト31に接する押さえローラ35Aが設けられている。押さえローラ35Aは、駆動プーリ33および従動プーリ34の間に設けられており、搬送ベルト31の外周面との間で印字用紙Lを挟んでいる。
その他の構成は、実施例1と同様であり、同一部分または相当部分に同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【実施例4】
【0039】
ところで、印字を行う際に、図1(b)に示すラベルL1の印字面Lsに埃等の汚れが付着していると、当該埃の付着した部分に印字が出来ないため、印字不良の原因となる。
そこで、本実施例のラベルプリンタでは、図1の押さえベルト32を、台紙L2に貼着されたラベルL1が剥がれない程度の粘着性のある材料で構成している。したがって、埃等を押さえベルト32に付着させて、印字前のラベルL1の印字面Lsの汚れを除去することで、良好な印字品質を保つことができる。
一方、図4に示す実施例3では、押さえローラ35Aとして、たとえばゴム製のローラを採用することによりラベルL1の表面の汚れを除去することができる。
このように、押さえベルト32や押さえローラ35Aによって、ラベルL1の表面の汚れを除去することにより、別途、ラベルL1の表面を清掃する装置を設ける必要がないため、コストの上昇を押さえつつ、良好な印字品質を得ることができる。
【0040】
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施例を説明したが、当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲で種々の変更および修正を容易に想定するであろう。
たとえば、前述の各実施例では、ラベルが外側に向って巻回された印字ロールを例示して説明したが、ラベルが印字ロールの内側に向って巻回されたものを用いてもよい。また、台紙レスの印字用紙であってもよい。
したがって、そのような変更および修正は、請求の範囲から定まる本発明の範囲のものと解釈される。
【産業上の利用可能性】
【0041】
本装置は、印字用紙に印字を行うプリンタに用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】(a)は本発明の実施例1にかかるプリンタを示す概略側面図、(b)は同プリンタに用いる印字用紙の一例を示す概略平面図である。
【図2】同搬送部および印字部近傍を示す概略側面図である。
【図3】(a)は本発明の実施例2にかかる搬送部を示す概略平面断面図、(b)は搬送部および印字部近傍を示す概略側面図である。
【図4】本発明の実施例3にかかる搬送部および印字部近傍を示す概略側面図である。
【符号の説明】
【0043】
1:ラベルプリンタ
30:搬送部
31:搬送ベルト
31a:歯付ベルト
32:押さえベルト
33:駆動プーリ
33a:第1の歯付プーリ
34:従動プーリ
34a:第2の歯付プーリ
35,35A:押さえローラ
36:補助ローラ
40:ラベルセンサ
50:印字部
51:印字ヘッド
52:プラテンローラ
L:印字用紙
L1:ラベル
Lr:印字ロール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
印字ロールから印字用紙を巻き出して下流に搬送する搬送部と、前記搬送部から送り出された印字用紙に印字を行う印字部とを備えたプリンタであって、
前記印字部は、前記印字用紙に対向する印字ヘッドと、前記印字ヘッドとの間で前記印字用紙を挟むと共に印字用紙を下流に送り出すプラテンローラとを備え、
前記搬送部は、回転駆動する駆動プーリと、前記駆動プーリの回転に伴って回転する従動プーリと、前記両プーリに巻回された搬送ベルトと、前記両プーリの間において前記搬送ベルトの外周面との間で前記印字用紙を挟む押さえローラとを備えた、プリンタ。
【請求項2】
請求項1において、前記押さえローラと伴に回転する補助ローラと、前記押さえローラと補助ローラとに巻回され、前記搬送ベルトとの間で前記印字用紙を挟む押さえベルトとを更に備えたプリンタ。
【請求項3】
請求項1もしくは2において、前記搬送ベルトによる搬送速度よりも前記プラテンローラによる搬送速度の方が大きい速度に設定されているプリンタ。
【請求項4】
請求項1,2もしくは3において、前記駆動プーリにモータで回転駆動される第1の歯付プーリが連設され、前記従動プーリに第2の歯付プーリが連設され、前記一対の歯付プーリに歯付ベルトが巻回されているプリンタ。
【請求項5】
請求項1ないし4のいずれか1項において、前記印字用紙はラベルであり、前記印字部と搬送部との間には、前記ラベルの前端および/または後端を検出するラベルセンサを更に備えたプリンタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−301868(P2007−301868A)
【公開日】平成19年11月22日(2007.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−133452(P2006−133452)
【出願日】平成18年5月12日(2006.5.12)
【出願人】(000147833)株式会社イシダ (859)
【Fターム(参考)】