説明

プリント基板保持装置

【課題】薄型化が可能なプリント基板保持装置を提供することを課題とする。
【解決手段】プリント基板保持装置は、底部、前記底部に設けられた側壁部を含む凹部を有したベース部材と、前記凹部内に保持され剛性を有したプリント基板と、を備え、前記側壁部は、前記プリント基板の第1面を押える押え部を有し、前記底部は、前記プリント基板の第2面を支持する支持部を有し、前記プリント基板は、前記底部に対してスライドさせることにより前記支持部と前記押え部との間に挿入されて前記凹部に保持される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリント基板保持装置に関する。
【背景技術】
【0002】
プリント基板を保持する装置が知られている。このような装置は、例えば、プリント基板を支持するベース部材と、ベース部材に設けられプリント基板をベース部材に押さえつけるための爪部とを備えている。このような爪部は弾性変形する。プリント基板をベース部材に組み付ける際には、作業者はプリント基板をベース部材に対して押し付けることにより、プリント基板の縁に爪部が当接して爪部が弾性変形して組み付けられる。特許文献1には、このような装置に関連する装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平8−107286号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような装置を薄型化する場合、爪部の長さを短くすることが考えられる。しかしながら、爪部の長さが短いと、プリント基板に当接して弾性変形する際に、爪部が大きく湾曲する。これにより、爪部は、弾性変形の限界を超えて破断
するおそれがある。従って、このような装置の薄型化には限界があった。
【0005】
そこで本発明は、薄型化が可能なプリント基板保持装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的は、底部、前記底部に設けられた側壁部を含む凹部を有したベース部材と、前記凹部内に保持され剛性を有したプリント基板と、を備え、前記側壁部は、前記プリント基板の第1面を押える押え部を有し、前記底部は、前記プリント基板の第2面を支持する支持部を有し、前記プリント基板は、前記底部に対してスライドさせることにより前記支持部と前記押え部との間に挿入されて前記凹部に保持される、プリント基板保持装置によって達成できる。このようにしてプリント基板は凹部に保持される。このため、爪部によりプリント基板をベース部材に保持させる場合と比較して、プリント基板保持装置の薄型化を図ることできる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、薄型化が可能なプリント基板保持装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】図1は、プリント基板保持装置の分解斜視図である。
【図2】図2は、プリント基板が保持されているプリント基板保持装置の斜視図である。
【図3】図3は、プリント基板が保持されているプリント基板保持装置の正面図である。
【図4】図4A、4Bは、プリント基板を凹部に組み付ける際の説明図である。
【図5】図5は、プリント基板が組み付けられた状態のベース部材の部分断面図を示している。
【図6】図6A、6Bは、本実施例のプリント基板保持装置とは異なる構造のプリント基板保持装置にプリント基板を組み付ける場合の説明図である。
【図7】図7は、本実施例の変形例であるプリント基板保持装置の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、プリント基板保持装置1の分解斜視図である。プリント基板保持装置1は、ベース部材10、70を有している。ベース部材10、70は、ベース部材の一例である。ベース部材10は、第1ベース部材の一例である。ベース部材70は、第2ベース部材の一例である。ベース部材10、70は、合成樹脂製である。ベース部材10、70は、それそれ、係合部19、係合爪79が形成されている。係合部19、係合爪79が係合することにより、ベース部材10、70は互いに組み付けられる。
【0010】
ベース部材10には、プリント基板90を保持する凹部R1が設けられている。凹部R1は、ベース部材10全体の略半分を占めている。ベース部材70には、プリント基板90に電気的に接続されるアクチュエータ(不図示)を収納するための収納部R2、アクチュエータからの動力が伝達されるギアG1、G2を収納するための収納部R3、が設けられている。尚、図示はされていないが、ベース部材10側にもアクチュエータを収納する凹状の収納部が形成されている。ベース部材10、70は、協働でアクチュエータを収納する。ベース部材70には、ギアG1、G2の何れかに連結される出力軸が貫通する軸孔75が形成されている。ベース部材70には、ベース部材70に対してベース部材10を位置決めするためのピン76が設けられている。
【0011】
プリント基板90は、剛性を有している。プリント基板90には複数のパターンPが形成されている。プリント基板90は、略矩形状である。プリント基板90は、パターンPが形成されている第1面91、第1面91の裏面に相当する第2面92、短辺側の縁93、94、長辺側の縁95、96を有している。パターンPには、例えば、配線が半田などにより接続される。
【0012】
凹部R1は、プリント基板90を保持する。凹部R1は、底部20、側壁部30、40、段部50、を含む。側壁部30、40は互いに対向する。段部50は、側壁部30、40とは直交して延びている。段部50の高さは、側壁部30、40の高さよりも低い。底部20は、逃げ部21、案内部22、支持部23、24、配線支持部26等を有する。
【0013】
支持部23、24は、プリント基板90の第2面92に当接してプリント基板90を支持する。逃げ部21は、支持部23、24よりも低い位置に形成されている。支持部23はプリント基板90の縁95側の第2面92を支持し、支持部24は、プリント基板90の縁96側の第2面92を支持する。逃げ部21は、支持部23と支持部24との間に位置している。逃げ部21と支持部23との間には案内部22が設けられている。案内部22は、逃げ部21、支持部23に対して傾斜している。配線支持部26は、支持部23、24よりも高い位置に形成されている。配線支持部26には、切欠部27が形成されている。
【0014】
側壁部30には、押え部31、当接部33、スリット37が形成されている。側壁部40も側壁部30と同様に、押え部41、当接部43、スリット47が形成されている。押え部31は、半円柱状である。スリット37は、底部20の逃げ部21に向かって延びている。側壁部30、40は、それぞれ、凹部R1に保持されたプリント基板90の縁93、94と対向する。
【0015】
段部50は、凹部R1の前方側に位置している。段部50は、凹部R1に保持されたプリント基板90の縁95に対向する。段部50には当接部55が形成されている。当接部55は、半円柱状である。
【0016】
配線支持部26は、凹部R1に保持されたプリント基板90のパターンPに接続された配線を支持する。ベース部材10の縁には配線保持部60が形成されている。配線保持部60は、プリント基板90のパターンPに接続された配線を保持する。配線保持部60は、凹部R1に保持されたプリント基板90から離れた位置に形成されている。
【0017】
図2は、プリント基板90が保持されているプリント基板保持装置1の斜視図である。図3は、プリント基板90が保持されているプリント基板保持装置1の正面図である。押え部31、41は、プリント基板90の第1面91を押える。当接部33、43、55は、それぞれプリント基板90の縁93、94、95に当接している。プリント基板90の第2面92は、支持部23、24により支持されている。また、支持部24と配線支持部26とにより画定される段差部分は、プリント基板90の縁96に当接している。配線支持部26は、凹部R1に保持されたプリント基板90の第1面91と略同一の高さとなる。
【0018】
凹部R1からプリント基板90を取外す際には、作業者は切欠部27を介してピンセット等によりプリント基板90を挟んでプリント基板90を段部50から離れる方向に引き抜くことにより、プリント基板90を凹部R1から取外すことができる。
【0019】
プリント基板保持装置1の組み立て順について間単に説明する。まず、ベース部材10の一方の面側の凹部R1にプリント基板90を組み付ける。次に、ベース部材10を図3においてプリント基板が裏面を向くように反転させ、不図示の収納部にアクチュエータとギアG1、G2を所定の位置に配置する。次に、ベース部材10に係合部19と係合爪79が係合するように、ベース部材10の他方の面側からベース部材70を組み付ける。これにより、プリント基板保持装置1が組み立てられる。
【0020】
図4A、4Bは、プリント基板90を凹部R1に組み付ける際の説明図である。作業者は、図4Aに示すように、底部20に沿ってプリント基板90を段部50側にスライドさせて押え部31と底部20との間に挿入する。図4Aから更にプリント基板90をスライドさせると、プリント基板90の縁95と第2面92との間の角部が案内部22に沿ってスライドする。案内部22は、逃げ部21と支持部23とを繋ぐようにして傾斜している。これにより、プリント基板90の先端部は支持部23へ案内される。
【0021】
ここで、ベース部材10の側壁部30、40にはそれぞれスリット37、47が形成されている。このスリット37、47が広がるようにベース部材10は弾性変形が容易な構成となっている。具体的には、ベース部材10の他方の面側である底面部18の両端部が図4Aの矢印Aの方向に撓むように、ベース部材10は弾性変形が容易である。矢印Aの方向とは、ベース部材70の方向である。換言すれば、ベース部材10は、底面部18の稜線が凹状になるように弾性変形し得る。このように、ベース部材10が弾性変形することにより、プリント基板90は、支持部23、24、押え部31により保持される状態、すなわち、プリント基板90が組み付けられた状態となることが可能である。したがって、ベース部材10は、部品単体においてはプリント基板90の組み付けを許容されている。
【0022】
図5は、プリント基板90が組み付けられた状態のベース部材10の部分断面図を示している。尚、図5は、ベース部材70に組み付けられる前のベース部材10を示している。第1面91は押え部31に押さえつけられる。逃げ部21は第2面92から離間している。ここで、プリント基板90の厚さと、支持部23、24、押え部31により画定されるプリント基板90の厚さ方向の収納スペースはほぼ同等に設定されている。しかしながら、ベース部材10とプリント基板90の寸法のバラツキによって、プリント基板90の厚さが、上記の収納スペースより厚い場合も薄い場合も生じる。プリント基板90の厚さが、上記の収納スペースより厚い場合は、図5に示すように、逃げ部21があるため、プリント基板90はある程度変形して弾性復元力によってガタツキなく保持される。プリント基板90の厚さが、上記の収納スペースより薄い場合は、当接部33、43、55により支障のないガタツキ量に規制され、プリント基板90が凹部R1に保持された状態が維持される。これにより、プリント基板90の凹部R1からの不用意な離脱を防止している。
【0023】
また、プリント基板90が組み付けられたベース部材10は、プリント基板90の弾性復元力により、プリント基板90が組み付けられる前のベース部材10よりも若干撓むことがある。しかしながら、ベース部材70がベース部材10に組み付けられることによりベース部材10の撓みは元の状態に戻るように矯正される。これは、ベース部材70に対向するベース部材10の底面部18とベース部材70とが接触することにより、ベース部材10が組み付け前の状態に戻ろうとするからである。さらに、ベース部材10にベース部材70を組み付けることにより、ベース部材10は撓みにくくなる。即ち、ベース部材10がベース部材70に組み付けられることにより、ベース部材10の弾性変形が制限される。従って、ベース部材10は組立時に生じたような撓みが起きなくなり、プリント基板90がベース部材10から離脱することが防止される。
【0024】
このように、プリント基板90が撓んだ状態で凹部R1に保持が可能な理由は、逃げ部21はプリント基板90から退避しており逃げ部21とプリント基板90との間のプリント基板90の撓みを許容する空間が形成されているからである。更に、逃げ部21とプリント基板90の第1面91を押える押え部31とが、プリント基板90の第1面91の垂線方向から見て重なる位置に形成されているからである。換言すれば、プリント基板90の第2面92を支持する支持部23、24と、プリント基板90の第1面91を押える押え部31とが、プリント基板90の第1面91の垂線方向から見て重ならない位置に形成されているからである。
【0025】
このように、プリント基板90は撓んだ状態でも凹部R1に組立てられることを前提としているため、支持部23、24の高さ位置や、逃げ部21からの押え部31の位置等を精度よく設計しなくともよい。また、これらの位置に製造上のバラつきが生じたとしても問題とはならない。
【0026】
また、上述したように、逃げ部21の垂線方向での逃げ部21と押え部31との距離は、プリント基板90の厚みより大きい。従って、図4Aに示したように、押え部31と逃げ部21との間にプリント基板90を挿入することが容易であり、これによりプリント基板90の組付性が向上している。
【0027】
また、プリント基板90の先端側は案内部22により支持部23に案内される。これによってもプリント基板90の組付性が向上している。
【0028】
また、側壁部30、40には、それぞれ底部20に向かって延びたスリット37、47が形成されている。スリット37、47により、側壁部30、40の剛性が低下し、側壁部30、40は撓みやすくなる。従ってベース部材10全体がスリット37、47の巾が変化するように撓みやすくなる。このように、ベース部材10が撓みやすく形成されている理由は、プリント基板90をベース部材10に組付ける際に、ベース部材10がある程度撓みやすい方がプリント基板90を組付けやすいからである。また、ベース部材10をベース部材70に組み付ける際にも、ベース部材10がある程度撓みやすい方が係合部19と係合爪79との係合も容易になるからである。このように、ベース部材10に対するプリント基板90の組付性及びベース部材70へのベース部材10の組付性を考慮してスリット37、47が設けられている。
【0029】
本実施例におけるプリント基板保持装置1において、ベース部材10にベース部材70を組み付けた後の状態では、ベース部材10の他方の面側である底面部18とベース部材70とが、係合部19と係合爪79との係合を介して接触している。このため、プリント基板90の組み付け時に見られる、ベース部材10の弾性変形は規制されている。したがって、プリント基板90がベース部材10から離脱することがない。すなわち、図2に示す、ベース部材10とベース部材70とを組み付けた状態においては、ベース部材10はプリント基板90の離脱を規制する。
【0030】
当接部33、43、55は、プリント基板90が凹部R1に保持された際にプリント基板90が当接して若干潰れる程度の剛性を有している。これにより、プリント基板90の大きさのバラつきやプリント基板保持装置1のバラつきがある場合であっても、プリント基板90が凹部R1内でがたつかずに保持される。
【0031】
次に、本実施例のプリント基板保持装置1とは異なる構造のプリント基板保持装置1xについて説明する。図6A、6Bは、本実施例のプリント基板保持装置1とは異なる構造のプリント基板保持装置1xにプリント基板90を組み付ける場合の説明図である。図6Aに示すように、ベース部材10xには互いに対向する2つの係合爪81xが設けられている。係合爪81xは、ベース部材10x全体の薄型化を考慮して長さHxが比較的短く形成されている。プリント基板90をベース部材10xの底部20xに組み付けるために、プリント基板90を係合爪81xの間に挿入すると、プリント基板90の縁93、94は、それぞれ係合爪81xに当接して係合爪81xは弾性変形する。更に、プリント基板90をベース部材10xに向けて押すと、図6Bに示すように係合爪81xが破損するおそれがある。この理由は、係合爪81xの長さを短くしすぎたために、係合爪81xが弾性変形可能な限度を超えて曲げられたからである。従って、このようなプリント基板保持装置1xにおいては、薄型化には一定の限界があった。
【0032】
上述したように、本実施例のプリント基板保持装置1では、プリント基板90を底部20に沿ってスライドさせることにより、凹部R1に保持される。従って、本実施例のプリント基板保持装置1においては、上述したプリント基板保持装置1xのような問題は生じない。
【0033】
図7は、本実施例の変形例であるプリント基板保持装置1Aの斜視図である。プリント基板保持装置1Aには、プリント基板90Aが保持されている。プリント基板90Aは、パターンPの間に2つの貫通孔Hが形成されている。プリント基板90Aに貫通孔Hが形成されていることにより、プリント基板90Aはプリント基板90よりも剛性が低下して撓みやすい。このため、プリント基板90Aは撓んだ状態でベース部材10に挿入される。挿入後はプリント基板90Aは弾性復元力により元の状態に戻ろうとするため、プリント基板90Aのベース部材10からの離脱が防止される。
【0034】
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、変形・変更が可能である。
【0035】
本実施例ではベース部材70が保持する電子部品の一例としてアクチュエータを例に説明しが、これ以外の電子部品であっても良い。例えば、電子部品は、プリント基板、撮像素子などであってもよい。
【符号の説明】
【0036】
1、1A プリント基板保持装置
10、70 ベース部材
18 底面部
20 底部
21 逃げ部
22 案内部
23、24 支持部
30、40 側壁部
31、41 押え部
33、43、55 当接部
37、47 スリット
50 段部
90、90A プリント基板
91 第1面
92 第2面
R1 凹部
R2、R3 収納部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
底部、前記底部に設けられた側壁部を含む凹部を有したベース部材と、
前記凹部内に保持され剛性を有したプリント基板と、を備え、
前記側壁部は、前記プリント基板の第1面を押える押え部を有し、
前記底部は、前記プリント基板の第2面を支持する支持部を有し、
前記プリント基板は、前記底部に対してスライドさせることにより前記支持部と前記押え部との間に挿入されて前記凹部に保持される、プリント基板保持装置。
【請求項2】
前記プリント基板は、撓んだ状態で前記凹部に保持される、請求項1のプリント基板保持装置。
【請求項3】
前記底部は、前記プリント基板の前記第2面から退避した逃げ部を有し、
前記逃げ部は、前記プリント基板の前記第1面の垂線の方向から見て前記押え部と重なる位置に設けられている、請求項1又は2のプリント基板保持装置。
【請求項4】
前記底部は、前記逃げ部から前記支持部に向かって延び前記プリント基板を前記支持部に案内する案内部を有している、請求項3のプリント基板保持装置。
【請求項5】
前記側壁部は、前記プリント基板の縁に当接する突部を有している、請求項1乃至4の何れかのプリント基板保持装置。
【請求項6】
前記支持部と前記押え部とは、前記プリント基板の前記第1面の垂線の方向から見て互いに重ならない位置に設けられている、請求項1乃至5の何れかのプリント基板保持装置。
【請求項7】
前記側壁部は、前記底部に向かって延びたスリットが形成されている、請求項1乃至6の何れかのプリント基板保持装置。
【請求項8】
前記ベース部材は、前記プリント基板を保持する第1ベース部材、前記第1ベース部材に組み付け可能な第2ベース部材、を有し、
前記第1及び第2ベース部材が組み付けられる前において、前記スリットにより前記第1ベース部材が弾性変形することにより前記第1ベース部材への前記プリント基板の組み付けが許容され、
前記第1及び第2ベース部材が組み付けられた後において、前記第2ベース部材により前記第1ベース部材の前記弾性変形が制限されて前記第1ベース部材からの前記プリント基板の離脱が規制される、請求項7のプリント基板保持装置。
【請求項9】
前記第2ベース部材は、前記第1ベース部材にスナップフィット係合する、請求項8のプリント基板保持装置。
【請求項10】
前記第1ベース部材の撓みは、前記第2ベース部材と係合することにより矯正される、請求項8又は9のプリント基板保持装置。
【請求項11】
前記第2ベース部材は、前記プリント基板と電気的に接続される電子部品を保持している、請求項8乃至10の何れかのプリント基板保持装置。
【請求項12】
前記プリント基板には、前記プリント基板が撓んだ状態で前記凹部に保持されることを容易にする少なくとも1つの貫通孔を有してしている、請求項1乃至11の何れかのプリント基板保持装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−216604(P2012−216604A)
【公開日】平成24年11月8日(2012.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−79677(P2011−79677)
【出願日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【出願人】(396004981)セイコープレシジョン株式会社 (481)
【Fターム(参考)】