説明

プリント配線板

【課題】従来はプリント配線板上の所定の位置に、発光ダイオードに専用固定器具を用いて実装する必要があり、発光ダイオードを固定器具に取り付け後プリント配線板へ実装をおこなっていたため、ほかの電子部品と同時に実装できない課題があった。
【解決手段】分割用基板4に配置された発光ダイオード7と、主平面基板1と前記分割用基板4とを電気的に接続するリード部14とを備え、主平面基板1と分割用基板4とに配置された少なくとも発光ダイオード7とリード部14とに対して半田実装を行った後に、分割用基板4を主平面基板1から分割部3で分割させると共に、主平面基板1に対してリード部14を介して所定の角度に固定する。これによって、主平面基板に配された電子部品と、分割用基板に配された発光ダイオードとを同時に半田実装することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、発光ダイオードを搭載したプリント配線板にかかるものである。
【背景技術】
【0002】
従来、プリント配線板上に発光ダイオードを実装する際、発光ダイオードを所定の位置に固定するために、樹脂材等により形成した固定器具を用いていた(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図6は、従来のプリント配線板を示す斜視図である。図6に示すように、発光ダイオードは固定器具10の上部10aと下部10bとに挟持されている。プリント配線板11には固定用孔部12とリード用孔部13が形成されている。固定器具10の脚部が固定用孔部に挿入されると共に、発光ダイオード7のリード部14がリード用孔部13に挿入され、それぞれプリント配線板11に固定される。
【特許文献1】実開平5−18047号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来技術では、発光ダイオードを固定器具に取り付け後、プリント配線板へ実装をおこなっていたため、ほかの電子部品と同時に実装できないことから、電子部品の実装時間に発光ダイオード実装の時間が余分に必要となるという課題があった。
【0005】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、発光ダイオードだけの実装時間を特別に設ける必要がない、他の電子部品と同時に実装することが可能なプリント配線板を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記従来の課題を解決するために、本発明のプリント配線板は、電子部品が配される主平面基板と、前記主平面基板に一体に設けられ前記主平面基板に対して分割部で分割可能な分割用基板とを有するプリント配線板であって、前記分割用基板に配置された発光ダイオードと、前記主平面基板にレジスト加工未処理のパターンを備え、これによって、主平面基板に配された電子部品と、分割用基板に配された発光ダイオードとを同時に半田実装を行う。
【発明の効果】
【0007】
本発明のプリント配線板は、主平面基板に配された電子部品と、分割用基板に配された発光ダイオードとを同時に半田実装することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
第1の発明は、電子部品が配される主平面基板と、前記主平面基板に一体に設けられ前記主平面基板に対して分割部で分割可能な分割用基板とを有するプリント配線板において、発光ダイオードを配された前記分割用基板に、前記主平面基板に配置された穴に前記分割用基板とに配置された凸部を挿入して、所定の角度に固定するものである。これによって、主平面基板に配された電子部品と、分割用基板に配された発光ダイオードとを同時に半田実装を行う。
【0009】
第2の発明は、前記第1の発明で記載した主平面基板と、分割用基板を電気的に接続するためにレジスト未処理のパターンを設ける形態となる。
【0010】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0011】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるプリント配線板の構成を示す斜視図である。図2、図3は、本発明の実施の形態1におけるプリント配線板の使用状況を示す模式図である。
【0012】
図1において、1は電子部品が配され、さらに基板上に凹穴2を設けた主平面基板であり、4は主平面基板1に一体に設けられ主平面基板1に対して分割部3で分割可能な分割用基板である。6は主平面基板1と分割用基板4、凸部5とを有するプリント配線板である。分割部3はスリットおよびミシン目から構成されている。図2において、7は分割用基板4に配置された発光ダイオードであり、1に配置された電子部品と同時に発光ダイオード7も半田実装されるものである。また、図3では、図1で示した分割部3で主平面基板1と分割基板4で、主平面基板1の凹穴2に凸部5を挿入したことを示す。これにより、分割用基板4および発光ダイオード7を主平面基板1に対して所定の角度に固定するものである。
【0013】
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2におけるプリント配線板の構成を示す斜視図であり、図5は、本発明の実施の形態2におけるプリント配線板の使用状況を示す模式図である。
【0014】
図4においては、凹凸形状分割部8から構成された主平面基板1と、分割用基板4を有するプリント配線板6を示す。凹凸形状に分割した主平面基板1と分割用基板4を嵌合させている。これにより、分割用基板4および発光ダイオード7を主平面板1に対して所定の角度に固定するものである。
【0015】
さらに図5において、主平面基板1と分割用基板4をレジスト未処理のパターン9を介して電気的接続が可能となり、専用の固定器具を装着する必要がないため、固定器具が不要となる。
【0016】
以上のように、本実施の形態によると、発光ダイオード7に固定器具を装着する必要がないため、主平面基板に実装された電子部品と同時に半田実装を行うことが可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0017】
以上のように、本発明にかかるプリント配線板は、主平面基板に配された電子部品と、分割用基板に配された発光ダイオードとを同時に半田実装することが可能となるので、発光ダイオードを搭載したプリント配線板を装着可能な電子機器に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の実施の形態1におけるプリント配線板を示す斜視図
【図2】本発明の実施の形態1におけるプリント配線板の使用状況を示す模式図
【図3】本発明の実施の形態1におけるプリント配線板の使用状況を示す他の模式図
【図4】本発明の実施の形態2におけるプリント配線板を示す斜視図
【図5】本発明の実施の形態2におけるプリント配線板の使用状況を示す模式図
【図6】従来のプリント配線板を示す斜視図
【符号の説明】
【0019】
1 主平面基板
2 凹穴
3 分割部
4 分割用基板
5 凸部
6 プリント配線板
7 発光ダイオード
8 凹凸形状スリット
9 レジスト未処理パターン
10 固定器具
10a 固定器具上部
10b 固定器具下部
11 プリント配線板
12 固定用孔部
13 リード用孔部
14 リード部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子部品が配される主平面基板と、前記主平面基板に一体に設けられ、前記主平面基板に対して分割部で分割可能な分割用基板とを有するプリント配線板であって、前記主平面基板に穴を設け、前記分割用基板の凸部を前記主平面基板の穴に挿入し、前記分割用基板に配置された発光ダイオードを、前記主平面基板と所定の角度に固定することを特徴とする、プリント配線板。
【請求項2】
主平面基板と分割基板にレジスト処理をしていないパターンを備え、前記パターンを介して前記主平面基板と前記分割基板を電気的に接続することを特徴とする、請求項1記載のプリント配線板。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−108213(P2006−108213A)
【公開日】平成18年4月20日(2006.4.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−289762(P2004−289762)
【出願日】平成16年10月1日(2004.10.1)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】