説明

プレキャスト杭頭接合体と杭頭部の施工方法

【課題】本発明は、杭頭部の施工方法に関し、施工工数を削減することが課題であって、それを解決することである。
【解決手段】場所打ちコンクリート杭の杭頭部の施工方法であって、掘削孔に設置する鉄筋籠4と、主筋と補助主筋及び前記鉄筋籠の上部との接合を図るダボ筋とをコンクリート体でこれらの一部を一体に固定してなるプレキャスト杭頭接合体1とを予め形成し、前記掘削孔内に前記鉄筋籠4を設置し、前記プレキャスト杭頭接合体1を前記鉄筋籠上部に設置し、前記プレキャスト杭頭接合体に設けられた上下方向に貫通するトレミー管挿入孔にトレミー管を差し込んで該トレミー管によりコンクリートを前記掘削孔に打設し前記プレキャスト杭頭接合体1のコンクリート体6の上部を越えて余盛りし、前記打設されたコンクリート9が硬化した後に余盛部9aを除去する杭頭部の施工方法とするものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建物の基礎における杭頭部のプレキャスト杭頭接合体と、杭頭部の施工方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、現場打ちで構築する杭基礎は、地盤にアースドリル等で孔を掘削して鉄筋籠を当該掘削孔に建込み、その孔にトレミー管を入れて、孔底処理を行った後、前記トレミー管からコンクリートを打ち込んで、杭体を形成する。その後、杭頂部において所要深さ分だけ、汚泥の含まれたコンクリート打ち継ぎに適さない部分を除去する。そして、杭頭部に柱用の主筋を配筋して、前記杭頭部と柱・基礎梁との接合部にコンクリートを打設する、という施工法が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−232908号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の杭頭部の施工方法においては、例えば、コンクリートの打設回数が多くなり、図9に示すように施工工数が多く、施工期間が長くなるという課題がある。また、従来では、基礎杭と上部構造体との接合部における杭主筋と籠鉄筋との継手方式が、地震時の曲げモーメントとせん断力とに対して杭主筋が両方の力に抵抗していて、杭頭部のコンクリートにひびわれが多数生じるおそれがあった。本発明に係る杭頭部の接合構造とその施工方法は、このような課題を解決するために提案されたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る杭頭部の施工方法の上記課題を解決して目的を達成するための要旨は、 場所打ちコンクリート杭の杭頭部の施工方法であって、掘削孔に設置する鉄筋籠と、主筋と補助主筋及び前記鉄筋籠の上部との接合を図るダボ筋とをコンクリート体でこれらの一部を一体に固定してなるプレキャスト杭頭接合体とを予め形成し、前記掘削孔内に前記鉄筋籠を設置し、前記プレキャスト杭頭接合体を前記鉄筋籠上部に設置し、前記プレキャスト杭頭接合体に設けられた上下方向に貫通するトレミー管挿入孔にトレミー管を差し込んで該トレミー管によりコンクリートを前記掘削孔に打設し前記プレキャスト杭頭接合体のコンクリート体の上部を越えて余盛りし、前記打設されたコンクリートが硬化した後に余盛部を除去することである。
【0006】
更に、場所打ちコンクリート杭の杭頭部の施工方法であって、掘削孔に設置する鉄筋籠と、主筋と補助主筋及び前記鉄筋籠の上部との接合を図るダボ筋とをコンクリート体でこれらの一部を一体に固定してなるプレキャスト杭頭接合体とを予め形成し、前記掘削孔内に前記鉄筋籠を設置し、前記掘削孔内にトレミー管によりコンクリートを打設し、前記プレキャスト杭頭接合体を全打設され未硬化のコンクリート中に埋設し、前記鉄筋籠の上部に前記プレキャスト杭頭接合体を設置し、前記打設されたコンクリートが硬化した後に余盛部を除去することである。
【0007】
前記プレキャスト杭頭接合体におけるコンクリート体の下部は、コンクリート打設時に盛り上がってくるコンクリートの上部分が当該コンクリート体の下面に滞留せず左右に振り分けられて上昇するように、下方向に向かって尖塔状に形成されていること、若しくは、前記プレキャスト杭頭接合体におけるコンクリート体は、そのコンクリート体の下部に下方向に向かって尖塔状部が設けられていて、コンクリート中へ埋設する際の貫入抵抗低減手段となっていること、更に、コンクリート体の中央部に、コンクリート中への埋設時の上下方向に沿って貫通孔が設けられることを含むものである。
【0008】
前記プレキャスト杭頭接合体における主筋は、一体化のためにコンクリート体中に埋設される埋設部分が直接このコンクリート体と付着しないように被覆部材が被せられて、アンボンドタイプにされていることを含むものである。
【0009】
本発明に係るプレキャスト杭頭接合体の上記課題を解決して目的を達成するための要旨は、場所打ち杭における上部構造体との接合部に用いられるもので、主筋と補助主筋及び鉄筋籠の上部との接合を図るダボ筋とがコンクリート体でこれらの一部を一体に固定されていることである。
また、前記コンクリート体は、その下部が尖塔状に突出して形成されていること、更に、主筋においては、一体化のためにコンクリート体中に埋設される前記主筋における埋設部分が、直接このコンクリート体と付着しないように被覆部材が被せられて、アンボンドタイプにされていることである。また、コンクリート体の中央部に、コンクリート中への埋設時の上下方向に沿って貫通孔が設けられることを含むものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明の杭頭部の施工方法とそれに使用されるプレキャスト杭頭接合体によれば、プレキャスト杭頭接合体を形成することで、杭頭接合部の施工において、コンクリートの打設が1回分減り、工期短縮となってコスト低減となる。更に、プレキャスト杭頭接合体のコンクリート体が存在することで、現場打ちコンクリートによる余盛部が大きく削減されるので、余盛部除去の工事量が削減されて工期の大幅な削減となる。主筋のアンボンド対策として予め被覆部材を被せてあるので、現場での施工が省かれて工期短縮となる。
【0011】
また、前記プレキャスト杭頭接合体におけるコンクリート体の下部が、尖塔状に形成されていることで、コンクリート打設時に盛り上がってくるコンクリートの上部分で汚泥が含まれコンクリート接続に適さない部分が、前記尖塔状の形状に沿ってスムーズに上昇する。よって、コンクリート体の下面に汚泥などが溜まることがない。これにより、プレキャスト杭頭接合体のコンクリート体と打設したコンクリートとの付着に悪影響を与えることがない。
更に、そのコンクリート体の下部に下方向に向かって尖塔状部が設けられることで、更にプレキャスト杭頭接合体の中央部にコンクリート中への埋設時の上下方向に沿って貫通孔が設けられることで、コンクリート中へこのプレキャスト杭頭接合体を埋設する際には、貫入抵抗が低減され施工が容易になる。
【0012】
更に、プレキャスト杭頭接合体における主筋がアンボンドタイプにされているので、杭頭部のヒンジ領域では、地震時において、当該主筋が曲げモーメントに抵抗し、一方、せん断力に対してはプレキャスト杭頭接合体における補助主筋とせん断補強筋、およびコンクリート体と打設・硬化したコンクリートが抵抗するようになって、外部力に対する負担が分離される。これにより、前記主筋がその被覆部材が被せられた部分で塑性化して、曲げモーメントのエネルギーを吸収し、この被覆部分の曲げ戻し効果によりコンクリートの損傷が低減される。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明に係るプレキャスト杭頭接合体1の正面図(A),平面図(B),主筋2の一部を拡大した正面図(C)である。
【図2】同本発明の他の実施例にかかるプレキャスト杭頭接合体1aの正面図である。
【図3】本発明に係る杭頭部の施工方法を手順に示す説明断面図(A)〜(D)である。
【図4】同本発明に係る杭頭部の施工方法のフローを示す図である。
【図5】プレキャスト杭頭接合体1による主筋2がアンボンドタイプにして、地震等の外力による曲げモーメントとせん断力に対して分離して抵抗することを概念的に示す説明図(A),(B),(A)+(B)とした(C)である。
【図6】他の実施例に係るプレキャスト杭頭接合体1bの正面図(A)、平面図(B)である。
【図7】本発明の他の実施例に係る杭頭部の施工方法を手順に示す説明断面図(A)〜(D)である。
【図8】同本発明の他の実施例に係る杭頭部の施工方法のフローを示す図である。
【図9】従来例に係る施工方法のフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明に係る杭頭部の施工方法とそれに使用されるプレキャスト杭頭接合体は、図1(A),(B)に示すように、予めプレキャスト杭頭接合体1をプレキャスト化および主筋の非付着分離化をして形成しておくものである。
【実施例1】
【0015】
プレキャスト杭頭接合体1は、鉛直方向である上下に沿って、周方向に配列される主筋2と、補助筋3を構成する補助主筋(添え筋ともいう)3aとせん断補強筋3b及び鉄筋籠4(図3参照)の上部との接合を図るダボ筋5とが、コンクリート体6でこれら主筋2,補助主筋3a,ダボ筋5のそれぞれの一部分を一体にして、固定されている。
【0016】
前記主筋2は、基礎杭7(図3(D)参照)と上部の柱等の上部構造体(図示せず)とを繋ぐ、曲げ強度に寄与する主筋となるものである。図1(C)に示すように、前記主筋2における、一体化のために前記コンクリート体6中に埋設される埋設部分2aが、直接このコンクリート体6と付着しないように被覆部材2bが被せられて、アンボンドタイプにされてコンクリート体6に固定されている。前記被覆部材2bとしては、例えば、ポリエチレンシースなどの合成樹脂製鞘管、若しくは、ブチル系ゴム(サンラックシーラー(商標)など)を使用することができるもので、特にこれらに限定するものではない。
【0017】
前記ダボ筋5は、鉄筋籠4との接合を図るものであり、現場での作業効率を考慮して例えば番線などで接続され、コンクリート打設後はプレキャスト杭頭接合体1と基礎杭7を一体に接合する。また、前記コンクリート体6は、図1(B)に示すように、その中央部にトレミー管挿入孔6aが設けられている。
【実施例2】
【0018】
他の実施例に係るプレキャスト杭頭接合体1aとして、図2に示すように、前記コンクリート体6の下部6bが下方向に尖塔状に突出して形成されているものである。この下部の尖塔状の形状に付いては、特に限定するものではなく、直線状の三角形、サインカーブやコサインカーブ、楕円形状などの曲線によるものなど、コンクリートを下に滞留させないで左右に振り分けて上昇させるものであればよい。
【0019】
この尖塔状の下部6bが存在することで、掘削孔8(図3(A)参照)に打設されたコンクリート9(図3(C)参照)が下から盛り上がってくると、そのコンクリート上部が前記下部6bを中心にして左右に振り分けられ、コンクリート上部が滞留することなく上昇する。
【0020】
前記下部6bの形状が載頭状で水平方向に平坦であると、前記コンクリート上部が滞留するおそれがある。その場合、このコンクリート上部は、掘削孔の汚泥を含むものでコンクリート接続には適さない部分なので、打設されたコンクリート9とコンクリート体6との付着強度が低下することがある。前記尖塔状の下部6bに形成することで、そのような不都合が改善されるものである。
【実施例3】
【0021】
前記プレキャスト杭頭接合体1若しくはプレキャスト杭頭接合体1aを使用して、本発明に係る杭頭部の施工方法を、図3乃至図4を参照して説明する。図3(A)に示すように、地盤8aにアースドリルなどで孔8を穿設する。そして、鉄筋籠(杭軸筋ともいう)4をクレーンなどで吊持して前記孔8に設置する。図4のステップ(以下、単にSと表記する)1〜S2である。
【0022】
図3(B)に示すように、本発明に係るプレキャスト杭頭接合体1若しくはプレキャスト杭頭接合体1aを前記鉄筋籠4の上部に設置する。前記ダボ筋5の端部と鉄筋籠4の上部とを番線で結束する。図4のS3である。この後、トレミー管(図示せず)を用意して、その下端部を前記プレキャスト杭頭接合体1のトレミー管挿入孔6aに挿通させて貫通させ、図3(C)に示すように、掘削した孔8の底部から、コンクリート9を前記トレミー管を介して打設する。図4のS4である。打設したコンクリート9の上部は、コンクリート体6を通過して上位置まで余盛りする。図3(C)において示す9aが余盛部である。
【0023】
図3(D)に示すように、前記打設したコンクリート9が硬化した後、前記余盛部9aを除去する。図4のS5である。この余盛り部9aを除去するには、例えば、コンクリート硬化前であればバキュームにより除去する方法があり、コンクリート硬化後であれば、余盛り部に撤去用の装置を取り付けておき、一度に撤去できる工法や、膨張剤による静的破壊法、発破による破砕方法などがある。
このように施工することで、コンクリート打設回数が低減される。また、この施工により完成した基礎杭7は、図5(C)に示すように、主筋2が、コンクリート体6と非付着化されたアンボンドタイプなので、地震時において、当該主筋2が曲げモーメントに抵抗し塑性化する。一方、せん断力に対しては補助主筋3aとせん断補強筋3bとの補助筋3およびコンクリート9が抵抗するようになって、外部力に対する負担が分離される。
【実施例4】
【0024】
他の実施例に係るプレキャスト杭頭接合体1bは、図6に示すように、コンクリート体6にトレミー管用の挿通孔がない。これを用いて、図7乃至図8に示す杭頭部の施工方法に係る他の実施例を行う。これには、図7(A)に示すように、地盤8aにアースドリルなどで孔8を穿設する。そして、鉄筋籠(杭軸筋)4をクレーンなどで吊持して前記孔8に設置する。図8のS1〜S2である。前施工方法の実施例とここまでは同様である。
【0025】
そして、前記掘削孔8にトレミー管でコックリート9を打設する。図8のS3である。その後、プレキャスト杭頭接合体1bをクレーンなどで吊持して、未硬化状態の前記コンクリート9中に埋設させる。図8のS4である。
【0026】
その後、コンクリート9が硬化した後、余盛部9aを除去するものである。この施工方法によっても、コンクリートの打設回数を減らすことができる。なお、このプレキャスト杭頭接合体1bにおいては、コンクリート9に埋設させるときの、貫入抵抗を減じるために、コンクリート体6の下部を、尖塔状にしたり、更に、付け加えて、中央部に貫通孔(トレミー管用ではなく、抵抗減少用なので、径の大きさは適宜)を設けたりすることが好ましいものである。
【産業上の利用可能性】
【0027】
本発明のプレキャスト杭頭接合体とそれを使用した杭頭部の施工方法は、杭頭接合部の接続処理における現場施工をプレキャスト化するもので汎用性があり、コンクリート接合部に応用できる。
【符号の説明】
【0028】
1,1a,1b プレキャスト杭頭接合体、
2 主筋、 2a 埋設部分、
2b 被覆部材、
3 補助筋、 3a 補助主筋(添え筋)、
3b せん断補助筋、
4 鉄筋籠(杭軸筋)、
5 ダボ筋、
6 コンクリート体、 6a トレミー管挿通孔、
6b 下部、
7 基礎杭、
8 孔、 8a 地盤、
9 打設したコンクリート、 9a 余盛部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
場所打ちコンクリート杭の杭頭部の施工方法であって、
掘削孔に設置する鉄筋籠と、主筋と補助主筋及び前記鉄筋籠の上部との接合を図るダボ筋とをコンクリート体でこれらの一部を一体に固定してなるプレキャスト杭頭接合体とを予め形成し、
前記掘削孔内に前記鉄筋籠を設置し、
前記プレキャスト杭頭接合体を前記鉄筋籠上部に設置し、
前記プレキャスト杭頭接合体に設けられた上下方向に貫通するトレミー管挿入孔にトレミー管を差し込んで該トレミー管によりコンクリートを前記掘削孔に打設し前記プレキャスト杭頭接合体のコンクリート体の上部を越えて余盛りし、
前記打設されたコンクリートが硬化した後に余盛部を除去すること、
を特徴とする杭頭部の施工方法。
【請求項2】
場所打ちコンクリート杭の杭頭部の施工方法であって、
掘削孔に設置する鉄筋籠と、主筋と補助主筋及び前記鉄筋籠の上部との接合を図るダボ筋とをコンクリート体でこれらの一部を一体に固定してなるプレキャスト杭頭接合体とを予め形成し、
前記掘削孔内に前記鉄筋籠を設置し、
前記掘削孔内にトレミー管によりコンクリートを打設し、
前記プレキャスト杭頭接合体を全打設され未硬化のコンクリート中に埋設し、
前記鉄筋籠の上部に前記プレキャスト杭頭接合体を設置し、
前記打設されたコンクリートが硬化した後に余盛部を除去すること、
を特徴とする杭頭部の施工方法。
【請求項3】
プレキャスト杭頭接合体におけるコンクリート体の下部は、コンクリート打設時に盛り上がってくるコンクリートの上部分が当該コンクリート体の下面に滞留せず左右に振り分けられて上昇するように、下方向に向かって尖塔状に形成されていること、
を特徴とする請求項1に記載の杭頭部の施工方法。
【請求項4】
プレキャスト杭頭接合体におけるコンクリート体は、そのコンクリート体の下部に下方向に向かって尖塔状部が設けられていて、コンクリート中へ埋設する際の貫入抵抗低減手段となっていること、
を特徴とする請求項2に記載の杭頭部の施工方法。
【請求項5】
コンクリート体の中央部に、コンクリート中への埋設時の上下方向に沿って貫通孔が設けられること、
を特徴とする請求項2または4に記載の杭頭部の施工方法。
【請求項6】
プレキャスト杭頭接合体における主筋は、一体化のためにコンクリート体中に埋設される埋設部分が直接このコンクリート体と付着しないように被覆部材が被せられて、アンボンドタイプにされていること、
を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の杭頭部の施工方法。
【請求項7】
場所打ち杭における上部構造体との接合部に用いられるもので、主筋と補助主筋及び鉄筋籠の上部との接合を図るダボ筋とがコンクリート体でこれらの一部を一体に固定されていること、
を特徴とする特徴とするプレキャスト杭頭接合体。
【請求項8】
コンクリート体は、その下部が尖塔状に突出して形成されていること、
を特徴とする請求項7に記載のプレキャスト杭頭接合体。
【請求項9】
主筋においては、一体化のためにコンクリート体中に埋設される前記主筋における埋設部分が、直接このコンクリート体と付着しないように被覆部材が被せられて、アンボンドタイプにされていること、
を特徴とする請求項8に記載のプレキャスト杭頭接合体。
【請求項10】
コンクリート体の中央部に、コンクリート中への埋設時の上下方向に沿って貫通孔が設けられること、
を特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載のプレキャスト杭頭接合体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−38266(P2011−38266A)
【公開日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−184303(P2009−184303)
【出願日】平成21年8月7日(2009.8.7)
【出願人】(501200837)
【出願人】(504306002)独立行政法人都市再生機構 (8)
【出願人】(000000549)株式会社大林組 (1,758)
【出願人】(000140292)株式会社奥村組 (469)
【出願人】(000166627)五洋建設株式会社 (364)
【出願人】(000166432)戸田建設株式会社 (328)
【Fターム(参考)】