説明

プログラム、印刷装置の制御装置、印刷装置

【目的】 バーコードを印刷する記録紙の光の反射率にかかわらず、バーコード読取装置によってバーコードの白バー及び黒バーの線幅を常に安定して認識して読み取れるバーコードを印刷できるようにする。
【構成】 コンピュータ30のバーコードデータ作成部32がバーコード情報を含む画像データに基づいてバーコードの印刷データを作成した後、記録紙反射率検知部34がバーコードの印刷先の記録紙の光の反射率を検知し、ドット補正部35がその印刷データの黒バーのドット数及び白バーのドット数を上記検知した印刷先の記録紙の光の反射率に応じて可変させて補正するドット補正処理を行い、その補正後の印刷データをプリンタ20へ送って記録紙にバーコードを印刷させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、バーコード印刷データを作成するプログラム、バーコード印刷を行う印刷装置を制御する印刷装置の制御装置、バーコード印刷を行う印刷装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子写真装置又はインクジェット装置等の印刷装置は、文字、図形等をドットと言われる点の集合で描画して印刷している。その点の大きさが小さい程、文字等を構成するドット数が増して精密な印刷が可能になる。
そして、その点の大きさを一般に解像度として表現している。
印刷装置の種類にもよるが、通常は、ドットの密度が100dpiから2400dpi程度の印刷装置が用途に応じて市販されている。
パソコン等に接続される印刷装置の多くは600dpiであり、中には1200dpiを超えるものもある。
それらの印刷装置でバーコードの印刷を行う場合には、各バーコードの規格に合致するドット構成で印刷を行う。
【0003】
例えば、コンビニエンスストア料金代理収納システムにて用いられているバーコード規格であるEAN−128バーコード(European Article Number128:国際EAN協会が標準化したバーコード)は、両側のクワイエットゾーンを含めたバーコードの全長が60mm以内とする必要があり、4種類の太さの線で構成される。
そのようなバーコードを解像度600dpiで印刷する場合、バーコードを構成するドット構成は、白の線(以下「白バー」という)と黒の線(以下「黒バー」という)ともに、4ドット(0.169mm)、8ドット、12ドット、16ドットで行い、1200dpでは白バーと黒バーがともに9ドット(0.190mm)、18ドット、27ドット、36ドットで行うのが一般的であり、線幅は非常に細く高密度になってきているために印刷が困難になっている。
【0004】
そこで従来、所定のバーコード幅に記録する情報量が増大したとき、線幅の条件によって読取率が低くなってしまわないように、バーコードの黒バーの太りがないように黒バー及び白バーの線幅を適切な幅に設定したバーコードフォントテーブルを用意することでバーコードの読取率低下を解決している印刷装置(例えば、特許文献1参照)があった。
【特許文献1】特開2004−17399号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した印刷装置では、記録紙に印刷するバーコードの黒バー幅や白バー幅が印刷枚数が増えるに従って太くなったり、また細くなったりするものがあり、常に安定した太さを維持できずに印刷してしまい、そのようにして記録紙に印刷されたバーコードを、バーコード読取装置(バーコードリーダー)によって読み取ったときの読取率の低下をまねいてしまうという問題があった。また、同様に温度や湿度といった周囲の環境によっても黒バー幅や白バー幅が変動して読取率が低下するという問題があった。
そこで、バーコードの印刷枚数や印刷時の環境に応じて、バーコードの黒バーと白バーのドット数を可変させて太さの変動を抑えてバーコードを印刷する印刷装置が提案されている。
【0006】
しかしながら、そのような印刷装置でも、バーコードを印刷する記録紙(「用紙」「転写材」ともいう)の光の反射率による読取率の変動に関しては対応することができなかった。
すなわち、印刷装置が用紙に同じ線の太さでバーコードを印刷しても、その用紙の反射率が低くなるに従い、バーコード読取装置の特性上、白バーを細く、黒バーを太く読んでしまって読取率が低下するという問題があった。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、バーコードを印刷する用紙の光の反射率にかかわらず、バーコード読取装置によってバーコードの白バー及び黒バーの線幅を常に安定して認識して読み取れるバーコードを印刷できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は上記の目的を達成するため、次のプログラム、印刷装置の制御装置、印刷装置を提供する。
(1)コンピュータに、バーコード情報を含む画像データに基づいてバーコードの印刷データを作成する作成手順と、その作成手順によって作成した印刷データを印刷先の記録紙の光の反射率に応じて補正する補正手順と、その補正手順によって補正した印刷データを印刷装置へ出力する出力手順を実行させるためのプログラム。
(2)上記(1)のプログラムにおいて、上記補正手順は、上記印刷データの黒バーのドット数及び白バーのドット数を印刷先の記録紙の光の反射率に応じて可変させて補正する手順であるプログラム。
【0008】
(3)バーコード情報を含む画像データに基づいてバーコードの印刷データを作成する作成手段と、その作成手段によって作成した印刷データを印刷先の記録紙の光の反射率に応じて補正する補正手段と、その補正手段によって補正した印刷データを印刷装置へ出力する出力手段を備えた印刷装置の制御装置。
(4)上記(3)の印刷装置の制御装置において、上記補正手段は、上記印刷データの黒バーのドット数及び白バーのドット数を印刷先の記録紙の光の反射率に応じて可変させて補正する手段である印刷装置の制御装置。
【0009】
(5)バーコード情報を含む画像データに基づいてバーコードの印刷データを作成する作成手段と、その作成手段によって作成した印刷データを印刷先の記録紙の光の反射率に応じて補正する補正手段と、その補正手段によって補正した印刷データに基づいて記録紙にバーコードを印刷する印刷手段を備えた印刷装置。
(6)上記(5)の印刷装置において、上記補正手段は、上記印刷データの黒バーのドット数及び白バーのドット数を印刷先の記録紙の光の反射率に応じて可変させて補正する手段である印刷装置。
【発明の効果】
【0010】
この発明によるプログラム、印刷装置の制御装置、印刷装置は、バーコードを印刷する記録紙の光の反射率にかかわらず、バーコード読取装置によってバーコードの白バー及び黒バーの線幅を常に安定して認識して読み取れるバーコードを印刷することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
〔実施例〕
図2は、この発明の印刷装置の実施例である電子写真プリンタ(以下「プリンタ」という)の構成を示すブロック図である。
同図の(a)プリンタ全体の概略構成図を示し、同図の(b)はプリンタ本体に対して着脱可能に構成されたプロセスカートリッジの構成を示している。
図2において、プリンタ20は画像形成装置であり、潜像担持体としての感光体1の周面は、所定の周速度で回転駆動されながら、帯電装置2によって正又は負の所定電位に一様に帯電せしめられた後、スリット露光やレーザビーム走査露光等の像露光装置3によって画像情報に基づいた走査露光処理がなされて静電潜像が形成される。
【0012】
感光体1上に形成された静電潜像は、現像装置4によって現像されてトナー像となる。
感光体1上に形成されたトナー像は、給紙カセット5からレジストローラ6、搬送ガイド板7上を通過して感光体1と転写ローラ8との間に感光体1の回転と同期して給送された記録紙(転写材)上に、転写ローラ8によって転写される。
このようにして、トナー像が転写された記録紙は、感光体1の周面から分離されて像定着装置9に送り出され、ここでトナー像が定着せしめられた後、複写物(コピー)としてプリンタ20の外に排出される。
【0013】
なお、像転写後の感光体1上の表面は、クリーニング装置10によって転写残トナーが除去されて清浄面化され、図示を省略した公知の除電装置によって除電され、次の画像形成に使用される。
そして、上述した感光体1、帯電装置2、現像装置4、クリーニング装置10の各構成要素は、一体に構成されたプロセスカートリッジ11としてプリンタ20の本体に着脱可能に支持されている。
また、同図では図示を省略したが、CPU、ROM及びRAMからなるマイクロコンピュータによって実現される制御部も備えており、その制御部がプリンタ20の全体の処理の制御を司る。
【0014】
図1は、この発明の実施例である印刷システムの構成を示すブロック図である。
この印刷システムは、この発明の印刷装置の一実施例であるプリンタ20と、この発明の印刷装置の制御装置の一実施例であるコンピュータ30とからなる。
コンピュータ30は、CPU、ROM及びRAMからなるマイクロコンピュータによって実現されるメモリ31、バーコードデータ作成部32、記録紙反射率検知部(「転写材反射率検知部」ともいう)34、ドット補正部35を有し、プリンタドライバ33はプリンタ20に印刷させるための制御を行う。
【0015】
すなわち、この発明に係るバーコード印刷をコンピュータ30の制御によって実現する場合、コンピュータ30のRAMにこの発明に係るプログラムを格納し、CPUがそのプログラムを実行することによってバーコードデータ作成部32がこの発明の印刷装置の制御装置に係る作成手段の機能を果たし、記録紙反射率検知部34がバーコードの印刷先の記録紙の光の反射率を検知する検知手段の機能を果たし、ドット補正部35がこの発明の印刷装置の制御装置に係る補正手段と出力手段の機能を果たす。
【0016】
一方、プリンタ20は、図2に示した各部を備えると共に、図2では図示を省略したプリンタ20の全体の制御を司る制御部21を有し、この発明に係るバーコード印刷をプリンタ20で実現する場合、その制御部21が、この発明の印刷装置に係る作成手段、検知手段、補正手段の各手段の機能を果たし、制御部21と図2に示した各部が印刷手段の機能を果たす。また、バーコードを印刷する記録紙の反射率を検出するセンサを含む記録紙反射率検出部も備えている。
【0017】
次に、バーコードの構成について説明する。
図3は、バーコードを構成する4種類の太さの白バーと黒バーの説明図である。
バーコードは、白バー及び黒バー共に、1モジュール幅の最も細いバー40と、バー40の2倍の線幅のバー41と、バー40の3倍の線幅のバー42と、バー40の4倍の線幅のバー43とを組み合わせてなる。その4種類の線幅は同図の(a)に示す白バーと同図の(b)に示す黒バー共にそれぞれ同じ幅である。
1モジュール幅とは、バーコードを構成する4種類の太さのバー40〜43のうち、最も細いバー40のことである。
【0018】
図4は、バーコード読取装置における記録紙の反射率とバーコードの1モジュール幅の黒バー及び白バーを読み取ったときの幅との関係を示す図である。
バーコード読取装置においては、同図に示すように、記録紙の反射率が低くなるほど、白バーの1モジュール線幅は印刷された太さよりも細く認識し、黒バーの1モジュール線幅は印刷された太さよりも太く認識する傾向にある。
すなわち、記録紙の反射率に応じてバーコードの白バー及び黒バーの認識する線幅が変動し、記録紙の反射率が低くなるほど白バーは線幅を細く、黒バーは線幅を太く認識する傾向にある。
【0019】
上述した記録紙の光の反射率が低くなるほど黒バーの線幅を太く読み取るようになってしまうのは、バーコード読取装置はバーコードの白バーと黒バーの線幅を白黒それぞれの反射率で測定しており、記録紙の反射率が低く、白バーと黒バーとの反射率との差が少なくなると、バーのエッジ認識が鈍くなることにより黒バーが太く読み取られることが原因である。
【0020】
その問題を解決するために、この印刷システムは、バーコード情報を含む画像データに基づいてバーコードの印刷データを作成した後、バーコードの印刷先の記録紙の光の反射率を検出し、その検出した反射率を検知し、その印刷データの黒バーのドット数及び白バーのドット数を上記検知した印刷先の記録紙の光の反射率に応じて可変させて補正するドット補正処理を行い、その補正後の印刷データで記録紙にバーコードを印刷する。
【0021】
図5は、記録紙の光の反射率毎に1モジュール幅のドット数の補正数の一例を示す図である。
例えば、予め同図に示す記録紙の光の反射率毎に1モジュール幅のドット数の補正数の一覧を格納したテーブルを記憶しておき、ドット補正部35が記録紙反射率検知部34によって検知した記録紙の光の反射率X(%)に基づいて上記テーブルを参照し、バーコードを印刷する記録紙の反射率Xが80%未満のときには、1モジュール幅の黒バーについてはバーの幅のドット数を「−2」にし、白バーについてはバーの幅のドット数を「+2」にする。また、反射率Xが80%以上90%未満のときには、1モジュール幅の黒バーについてはバーの幅のドット数を「−1」にし、白バーについてはバーの幅のドット数を「+1」にする。そして、反射率Xが90%以上のときには、黒バー及び白バーのバー幅のドット数の補正を行わない。すなわち、反射率Xが90%以上でのドットの補正数0とは、白バーと黒バーともに初期値のドット数のままであることを意味する。
【0022】
次に、バーコード印刷の際のバーの幅のドットの補正数について説明する。
図6は、400dpi、600dpi、1200dpiの各解像度でのバーコードの1モジュール幅の黒バー及び白バーを印刷するときのドット数を示した図である。
同図に示すように、解像度によって黒バー及び白バーの1モジュール幅を形成するドット数が異なる事がわかる。
ここで、解像度1200dpiでの初期の1モジュール幅のドット数は黒バー、白バー共に9ドットであり、その1ドットは約0.021mmである。
例えば、解像度1200dpiでバーコード印刷を行う場合、上記ドット補正処理を、検知した記録紙の反射率が低くなるに従って印刷データの黒バーのドット数を減らして白バーのドット数を増やすというドット数を可変する補正を行う。
【0023】
図7は、図5に示す補正数に基づいて記録紙の反射率Xが80%未満の場合と90%以上の場合の解像度1200dpiにおける黒バー及び白バーの線幅のドット数の一例を示す図である。
記録紙の反射率Xが80%未満の場合、上述したドット補正処理により、同図の(a)に示すように、黒バーについては、1モジュール幅のドット数を7、2モジュール幅のドット数を16、3モジュール幅のドット数を25、4モジュール幅のドット数を34にする。また、白バー(「白スペース」ともいう)については、1モジュール幅のドット数を11、2モジュール幅のドット数を20、3モジュール幅のドット数を29、4モジュール幅のドット数を38にする。
【0024】
また、記録紙の反射率Xが90%以上の場合、上述したドット補正処理を行わず、同図の(b)に示すように、黒バーについては、1モジュール幅のドット数が9、2モジュール幅のドット数が18、3モジュール幅のドット数が27、4モジュール幅のドット数が36のままにする。また、白バーについては、1モジュール幅のドット数が9、2モジュール幅のドット数が18、3モジュール幅のドット数が27、4モジュール幅のドット数が36のままにする。
このドット数を可変するドット補正処理では、黒バーと白バーのドット数を足した値は変えずに、白バーと黒バーのそれぞれの幅のドット数の割合だけを可変するものである。
【0025】
次に、図8によって、コンピュータ30側でドット補正処理を施した印刷データに基づくバーコード印刷の処理について説明する。
まず、ステップ(図中「S」で示す)1でコンピュータの制御部からプリンタへ記録紙の反射率のデータを要求する。
ステップ2でプリンタの本体エンジンの制御部がコンピュータからの記録紙の反射率のデータの要求を受信すると、ステップ3で記録紙反射率検出部で検出した記録紙の反射率のデータをコンピュータへ返信する。
【0026】
ステップ4で、コンピュータの制御部がプリンタからの記録紙の反射率のデータを受信すると記録紙反射率検知部によって検知し、ステップ5でバーコードデータ作成部がバーコード情報を含む画像データに基づいてプリンタのエンジンの解像度に合わせたバーコードの印刷データを作成し、ステップ6でその印刷データに上記検知した記録紙の反射率のデータによる上述したドット補正処理を施し、ステップ7でドット補正処理後の印刷データをプリンタの本体エンジンの制御部へ送信(コンピュータからプリンタへ出力)する。
ステップ8でプリンタの本体エンジンの制御部がコンピュータからの印刷データを受信すると、ステップ9でその印刷データに基づいて記録紙にバーコードを印刷して、この処理を終了する。
【0027】
また、プリンタ20側でドット補正処理を施した印刷データに基づくバーコード印刷を行う場合の処理は、プリンタ20の制御部21が、外部装置であるコンピュータ30から与えられたバーコード情報を含む画像データを内部メモリ上に展開した上でバーコードの印刷データを作成し、その作成した印刷データに上述と同様なドット補正処理を施し、その補正した印刷データに基づいてエンジン部によって記録紙にバーコードを印刷する。
【0028】
図9は、バーコード読取装置における記録紙の反射率とドット補正処理を施して印刷したバーコードの1モジュール幅の黒バー及び白バーを読み取ったときの幅との関係を示す図である。
同図は、記録紙の反射率に応じてドット補正を行った後の印刷データに基づいて印刷したバーコードの1モジュール幅のバーをバーコード読取装置によって読み取ったときの1モジュール幅の平均値の推移を示しており、このように、記録紙の反射率に関わらず、黒バーの1モジュール幅の平均値が、バーコード読取装置の読み取りランクが良好である160〜190μmで安定した値を維持している。
この実施例によれば、記録紙の反射率の違いにおいても、バーコード読取装置がバーコードの白バーと黒バーの線幅を常に安定した幅で認識することができ、バーコード読取装置によるバーコードの認識率を向上させることができる。
【産業上の利用可能性】
【0029】
この発明による印刷装置は、複写装置、ファクシミリ装置においても適用することができる。また、この発明による印刷装置の制御装置は、デスクトップパソコン,ノートブックパソコンにおいても適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】この発明の実施例であるバーコード印刷の印刷装置及びその制御装置であるコンピュータの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すプリンタの全体の概略構成とプロセスカートリッジの概略構成図である。
【図3】バーコードを構成する4種類の太さの白バーと黒バーの説明図である。
【図4】バーコード読取装置における記録紙の反射率とバーコードの1モジュール幅の黒バー及び白バーを読み取ったときの幅との関係を示す図である。
【0031】
【図5】記録紙の光の反射率毎に1モジュール幅のドット数の補正数の一例を示す図である。
【図6】400dpi、600dpi、1200dpiの各解像度でのバーコードの1モジュール幅の黒バー及び白バーを印刷するときのドット数を示した図である。
【図7】図5に示す補正数に基づいて記録紙の反射率Xが80%未満の場合と90%以上の場合の解像度1200dpiにおける黒バー及び白バーの線幅のドット数の一例を示す図である。
【0032】
【図8】図1に示すコンピュータ30側でドット補正処理を施した印刷データに基づくバーコード印刷の処理を示すフローチャート図である。
【図9】バーコード読取装置における記録紙の反射率とドット補正処理を施して印刷したバーコードの1モジュール幅の黒バー及び白バーを読み取ったときの幅との関係を示す図である。
【符号の説明】
【0033】
1:感光体 2:帯電装置 3:像露光装置 4:現像装置 5:給紙カセット 6:レジストローラ 7:搬送ガイド板 8:転写ローラ 9:像定着装置 10:クリーニング装置 11:プロセスカートリッジ 20:プリンタ 21:制御部 30:コンピュータ 31:メモリ 32:バーコードデータ作成部 33:プリンタドライバ 34:記録紙反射率検知部 35:ドット補正部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータに、バーコード情報を含む画像データに基づいてバーコードの印刷データを作成する作成手順と、該作成手順によって作成した印刷データを印刷先の記録紙の光の反射率に応じて補正する補正手順と、該補正手順によって補正した印刷データを印刷装置へ出力する出力手順とを実行させるためのプログラム。
【請求項2】
前記補正手順は、前記印刷データの黒バーのドット数及び白バーのドット数を印刷先の記録紙の光の反射率に応じて可変させて補正する手順である請求項1記載のプログラム。
【請求項3】
バーコード情報を含む画像データに基づいてバーコードの印刷データを作成する作成手段と、該作成手段によって作成した印刷データを印刷先の記録紙の光の反射率に応じて補正する補正手段と、該補正手段によって補正した印刷データを印刷装置へ出力する出力手段とを備えたことを特徴とする印刷装置の制御装置。
【請求項4】
前記補正手段は、前記印刷データの黒バーのドット数及び白バーのドット数を印刷先の記録紙の光の反射率に応じて可変させて補正する手段であることを特徴とする印刷装置の制御装置。
【請求項5】
バーコード情報を含む画像データに基づいてバーコードの印刷データを作成する作成手段と、該作成手段によって作成した印刷データを印刷先の記録紙の光の反射率に応じて補正する補正手段と、該補正手段によって補正した印刷データに基づいて記録紙にバーコードを印刷する印刷手段とを備えたことを特徴とする印刷装置。
【請求項6】
前記補正手段は、前記印刷データの黒バーのドット数及び白バーのドット数を印刷先の記録紙の光の反射率に応じて可変させて補正する手段であることを特徴とする印刷装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate