説明

プロジェクターおよび制御方法

【課題】 リモコン等の操作手段を用いることなく遠隔制御を行うことが可能なプロジェクター等を提供すること。
【解決手段】 プロジェクター100が、制御装置から第1の画像を示す第1の画像情報が入力される入力部110と、画像情報の入力元を示すソース設定内容に関わらず、入力部110に入力された第1の画像情報に、操作画像を示す操作画像情報が含まれているかどうかを判定するとともに、操作画像情報に基づき、制御操作が行われたかどうかを判定する判定部130と、制御操作に応じた制御を行う制御部140を含んで構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プロジェクターおよび制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザーがプロジェクターを用いて画像を投写する場合、例えば、特開2009−3318号公報等に記載されているように、リモコン(リモートコントローラー)やプロジェクター本体に設けられた操作ボタンを操作して画像の非表示(画像ミュート)等の制御を行う方式(方式1)が一般的である。
【0003】
また、リモコン等を用いない方式として、特開2005−141151号公報に記載されているように、機能設定用のアイコン画像が表示された投写画像を撮像し、撮像画像を用いてユーザーの機能設定操作を判定する方式(方式2)も提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−3318号公報
【特許文献2】特開2005−141151号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、方式2の場合、カメラ等を用いる必要がある上、投写画像にアイコン画像を表示する必要があり、視聴の妨げとなってしまう。また、方式2は、プロジェクターが機能設定情報を生成し、投写画像におけるユーザーの動作を検出する方式であるため、遠隔地からプロジェクターを制御することはできない。
【0006】
本発明にかかるいくつかの態様は、上記課題を解決することにより、リモコン等の操作手段を用いることなく遠隔制御を行うことが可能なプロジェクターおよび制御方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の態様の1つであるプロジェクターは、制御装置から第1の画像を示す第1の画像情報が入力される入力部と、画像情報の入力元を示すソース設定内容に関わらず、前記入力部に入力された前記第1の画像情報に、操作画像を示す操作画像情報が含まれているかどうかを判定するとともに、前記操作画像情報に基づき、制御操作が行われたかどうかを判定する判定部と、前記制御操作に応じた制御を行う制御部と、を含むことを特徴とする。
【0008】
また、本発明の態様の1つである制御方法は、制御装置から第1の画像を示す第1の画像情報が入力される入力部を有するプロジェクターにおける制御方法であって、前記プロジェクターは、画像情報の入力元を示すソース設定内容に関わらず、前記入力部に入力された前記第1の画像情報に、操作画像を示す操作画像情報が含まれているかどうかを判定し、前記第1の画像情報に前記操作画像情報が含まれている場合、前記操作画像情報に基づき、制御操作が行われたかどうかを判定し、前記制御操作に応じた制御を行うことを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、プロジェクターは、画像情報の入力元の指定に関わらず、制御装置からの第1の画像情報に含まれる操作画像情報に基づく制御を行うことができるため、ユーザーは、リモコン等の操作手段を用いることなく遠隔制御を行うことができる。
【0010】
また、前記プロジェクターは、前記第1の画像情報に基づき、前記操作画像を含まない前記第1の画像を生成する画像生成部を含んでもよい。これによれば、プロジェクターは、操作画像を含まない画像を生成することにより、ユーザーは、通常の画像の投写を妨げることなく、制御を行うことができる。
【0011】
また、前記入力部には、前記ソース設定内容に関わらず、前記第1の画像情報が入力されるとともに、前記ソース設定内容に応じて、画像供給装置から第2の画像を示す第2の画像情報が入力され、前記操作画像は、画像情報の入力元を指定するためのソース切替操作画像を含み、前記判定部は、前記制御操作がソース切替操作であるかどうかを判定するとともに、前記ソース切替操作に応じて前記指定として前記第2の画像を生成させるか、前記第1の画像を生成させるかを決定し、前記画像生成部は、前記指定に応じて、前記第2の画像情報に基づき、前記第2の画像を生成し、あるいは、前記第1の画像情報に基づき、前記操作画像を含まない前記第1の画像を生成してもよい。これによれば、プロジェクターは、ソース切替操作に応じた画像を生成することができる。また、これにより、プロジェクターは、画像供給装置が画像情報の入力元として指定されている場合であっても、画像供給装置からの画像情報に基づく画像を生成しつつ、制御装置からの画像情報に基づく制御を行うことができる。
【0012】
また、前記判定部は、第1の時点で前記入力部に入力された第1の操作画像情報と、前記第1の時点とは異なる第2の時点で前記入力部に入力された第2の操作画像情報とを比較することにより、前記制御操作が行われたかどうかを判定してもよい。これによれば、プロジェクターは、操作画像の変化に応じて制御操作が行われたかどうかを判定することができ、ユーザーは、操作画像を変化させることによって所望の制御を行うことができる。
【0013】
また、前記操作画像は、それぞれが異なる制御内容を示す複数のボタン画像を含み、前記判定部は、前記ボタン画像と前記制御内容とが関連付けられた判定用データに基づき、前記制御内容を決定し、前記制御部は、当該決定に応じて前記制御を行ってもよい。これによれば、プロジェクターは、判定用データを用いることにより、多様な制御を行うことができる。
【0014】
また、前記操作画像は、誤判定防止用の識別画像を含み、前記判定部は、前記第1の画像情報に前記識別画像を示す情報が含まれていない場合、前記操作画像情報が含まれていないと判定し、前記制御部は、前記判定部によって前記操作画像情報が含まれていないと判定された場合、前記制御を行わなくてもよい。これによれば、プロジェクターは、操作画像の一部が別の画像によって隠れている状態等における誤判定を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】第1の実施例における投写システムの一例を示す図である。
【図2】第1の実施例におけるプロジェクターの機能ブロック図である。
【図3】第1の実施例における画像の投写手順を示すフローチャートである。
【図4】第1の実施例におけるPCの画像の一例を示す図である。
【図5】第1の実施例におけるPCの画像の他の一例を示す図である。
【図6】第1の実施例におけるDVDプレーヤーの画像の一例を示す図である。
【図7】第2の実施例におけるプロジェクターの機能ブロック図である。
【図8】第2の実施例におけるPCの画像の投写手順を示すフローチャートである。
【図9】第2の実施例におけるPCの画像の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明をプロジェクターに適用した実施例について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下に示す実施例は、特許請求の範囲に記載された発明の内容を何ら限定するものではない。また、以下の実施例に示す構成のすべてが、特許請求の範囲に記載された発明の解決手段として必須であるとは限らない。
【0017】
(第1の実施例)
図1は、第1の実施例における投写システムの一例を示す図である。投写システムは、制御装置の一種であるPC200と、画像供給装置の一種であるDVDプレ−ヤー300と、プロジェクター100を含んで構成されている。プロジェクター100は、D−Sub端子を介してPC200から第1の画像を示す第1の画像情報が入力され、HDMI端子を介してDVDプレ−ヤー300から第2の画像を示す第2の画像情報が入力される。
【0018】
プロジェクター100は、ソース切替操作等による指示に応じて第1の画像または第2の画像を投写する。本実施例では、第1の画像情報に制御用の複数のボタン画像を含む操作画像を示す操作画像情報が含まれ、プロジェクター100は、操作画像情報の変化に応じてソース切替等の制御を行う機能を有している。
【0019】
次に、このような機能を有するプロジェクター100の機能ブロックについて説明する。図2は、第1の実施例におけるプロジェクター100の機能ブロック図である。プロジェクター100は、画像情報の入力元の指定に関わらず、制御装置から第1の画像を示す第1の画像情報が入力され、指定に応じて画像供給装置から第2の画像を示す第2の画像情報が入力される入力部110と、データを記憶する記憶部120と、画像情報の変化の判定を行う判定部130と、制御操作に応じた制御を行う制御部140と、画像を生成する画像生成部150と、画像生成部150によって生成された画像をスクリーン等に投写する投写部190を含んで構成されている。また、記憶部120は、操作画像におけるボタン画像と制御内容とが関連付けられた判定用データ122、DVDプレ−ヤー300からの画像情報である第2の画像情報126、PC200からの画像情報である第1の画像情報124等を記憶している。
【0020】
なお、プロジェクター100は、以下のハードウェアを用いてこれらの各部として機能してもよい。例えば、プロジェクター100は、入力部110はHDMI端子、D−Sub端子、コンバーター等、記憶部120はRAM等、判定部130、制御部140はCPU等、画像生成部150は画像処理回路等、投写部190はランプ、液晶パネル、液晶駆動回路、レンズ等を用いてもよい。
【0021】
次に、本実施例における画像の投写手順について説明する。図3は、第1の実施例における画像の投写手順を示すフローチャートである。PC200は、PC200の画面にアプリケーション画像等を表示し、ユーザーの指示に応じて操作画像を表示する。
【0022】
図4は、第1の実施例におけるPCの画像400の一例を示す図である。また、図5は、第1の実施例におけるPCの画像401の他の一例を示す図である。操作画像500の表示指示が行われた画像400は、アプリケーション画像410と操作画像500を含む。操作画像500は、左上に「S」を示す識別画像520が配置され、右下に「E」を示す識別画像521が配置され、ソース(画像情報の入力元)をPC200に切り替えるためのボタン画像510、ソースをDVDプレ−ヤー300に切り替えるためのボタン画像511、画像のミュートを行う(一時的に非表示にする)ためのボタン画像512を含む。また、操作画像500は、例えば、OSD(On Screen Display)画像等であってもよい。
【0023】
例えば、ユーザーは、マウスポインターをボタン画像511の位置に移動させ、マウスを用いてボタン画像511をクリックする。これにより、ボタン画像511の色が変化した操作画像501を含む画像401が表示される。
【0024】
PC200は、プロジェクター100と接続されている間、画像(第1の画像)400、401を示す第1の画像情報124をプロジェクター100に出力する。入力部110は、PC200からの第1の画像情報124が入力され、記憶部120に記憶する(ステップS1)。
【0025】
判定部130は、第1の画像情報124に識別画像520、521を示す識別画像情報が含まれているかどうかを判定する(ステップS2)。識別画像520、521が含まれている場合、判定部130は、t時点の第1の画像情報124とt+1時点(例えば、t時点よりも1フレーム後)の第1の画像情報124を比較する(ステップS3)。
【0026】
これにより、判定部130は、操作画像500、501の変化があったかどうかを判定する(ステップS4)。例えば、図4の操作画像500と図5の操作画像501が比較された場合、ボタン画像511に変化があったことが決定される。
【0027】
操作画像500、501の変化があった場合、判定部130は、判定用データ122を参照し、変化があったボタン画像511に対応する制御内容を決定する(ステップS5)。例えば、ボタン画像511に変化があった場合、制御内容はHDMI端子にソース切替する制御である。また、例えば、ボタン画像512に変化があった場合、制御内容はミュートを有効にする制御であり、ボタン画像512が元に戻った場合、制御内容はミュートを無効にする制御である。制御部140は、決定された制御がソース切替に関する制御であるかどうかを判定し(ステップS6)、ソース切替に関する制御である場合、ソース切替制御を行う(ステップS7)。一方、ソース切替に関する制御でない場合、制御部140は、ミュート制御を行う(ステップS8)。
【0028】
判定部130は、現在のソースがHDMI端子であるかどうかを判定する(ステップS7)。現在のソースがHDMI端子である場合、画像生成部150は、DVDプレ−ヤー300から入力される第2の画像情報126に基づき、画像を生成し、投写部190は、当該画像を投写する(ステップS8)。
【0029】
図6は、第1の実施例におけるDVDプレーヤーの画像600の一例を示す図である。例えば、画像600は、風景等を示す画像である。画像生成部150は、第2の画像情報126に基づき、操作画像500、501等を含まない第2の画像である画像600を生成し、投写部190は、画像600を投写する。
【0030】
一方、現在のソースがHDMI端子でない場合、すなわち、ソースがD−Sub端子である場合、画像生成部150は、PC200から入力される第1の画像情報124に基づき、画像400、401を生成し、投写部190は、当該画像400、401を投写する(ステップS9)。
【0031】
プロジェクター100は、終了指示があったかどうかを判定し(ステップS10)、終了指示があるまで上述した、第1の画像情報に基づく一連の処理(ステップS1〜S10)を繰り返し実行する。
【0032】
以上のように、本実施例によれば、プロジェクター100は、画像情報の入力元の指定等に関わらず、PC200からの第1の画像情報124に含まれる操作画像情報に基づく制御を行うことができるため、ユーザーは、リモコン等の操作手段を用いることなく遠隔制御を行うことができる。
【0033】
また、本実施例によれば、プロジェクター100は、ソース切替操作に応じた画像を生成することができる。また、これにより、プロジェクター100は、DVDプレ−ヤー300が画像情報の入力元として指定されている場合であっても、DVDプレ−ヤー300からの画像情報に基づく画像を生成しつつ、PC200からの画像情報に基づく制御を行うことができる。
【0034】
また、本実施例によれば、プロジェクター100は、操作画像500、501の変化に応じて制御操作が行われたかどうかを判定することができ、ユーザーは、操作画像500、501を変化させることによって所望の制御を行うことができる。また、本実施例によれば、プロジェクター100は、判定用データ122を用いることにより、多様な制御を行うことができる。
【0035】
また、操作画像500、501は、誤判定防止用の識別画像520、521を含み、判定部130が第1の画像情報124に識別画像520、521を示す情報が含まれていない場合、操作画像情報が含まれていないと判定し、この場合、制御部140が制御を行わないことにより、操作画像520、521の一部が別の画像によって隠れている状態等における誤判定を防止することができる。
【0036】
(第2の実施例)
第1の実施例では、プロジェクター100は、PC200からの画像情報に基づく第1の画像を投写する場合、操作画像500、501を含む画像400、401を投写しているが、操作画像500、501が第1の画像に含まれている場合であっても、操作画像500、501を含まない画像を投写してもよい。
【0037】
図7は、第2の実施例におけるプロジェクター101の機能ブロック図である。プロジェクター101は、プロジェクター100と同様であるが、画像生成部151が判定部131の判定に応じて投写用画像データ128を生成し、記憶部121に記憶する点でプロジェクター100と異なっている。
【0038】
次に、本実施例における画像のPC200の画像の投写手順について説明する。図8は、第2の実施例におけるPCの画像の投写手順を示すフローチャートである。例えば、上述したステップS9の処理に代え、本実施例では以下の処理が実行される。
【0039】
ソースがD−Sub端子である場合、すなわち、プロジェクター101がPC200からの第1の画像を投写する場合、判定部131は、識別画像520、521で囲まれた領域を示す領域情報を画像生成部151に出力する(ステップS11)。
【0040】
画像生成部151は、当該領域情報、第1の画像情報124に基づき、投写用画像データ128を生成し、記憶部121に記憶し(ステップS12)、投写用画像データ128に基づき、画像を生成し、投写部190は、当該画像を投写する(ステップS13)。
【0041】
図9は、第2の実施例におけるPCの画像402の一例を示す図である。画像402は、アプリケーション画像410を含み、操作画像500、501を含まない画像である。例えば、画像生成部151は、領域情報で示される領域に隣接する画素のRGB値(第1の画像情報124で示される値)を用いて当該領域を埋めることによって投写用画像データ128を生成することが可能である。これにより、画像生成部151は、操作画像500、501を含まない画像402を生成することができ、投写部190は、画像402を投写することができる。
【0042】
以上のように、本実施例によっても、プロジェクター101は、第1の実施例と同様の作用効果を奏する。また、本実施例によれば、プロジェクター100は、操作画像500、501を含まない画像402を生成することにより、ユーザーは、アプリケーション画像410等の通常の画像の投写を妨げることなく、制御を行うことができる。
【0043】
(その他の実施例)
なお、本発明の適用は上述した実施例に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、識別画像520、521は上述した例に限定されない。例えば、識別画像はタイトルバーのように横長の1つの画像であってもよい。また、判定部130、131は、第1の画像情報124にボタン画像510〜512の少なくとも1つを示す画像情報が存在しない場合に制御を行わないことを決定してもよい。
【0044】
また、制御内容は、ソース切り替え、画像のミュートに限定されず、例えば、音声のミュート、プロジェクター100、101の電源のオフ、動画像の再生一時停止、動画像の再生一時停止の解除等であってもよい。
【0045】
また、ボタン画像510〜512の変化は、色の変化に限定されず、例えば、形状の変化、模様の変化、位置の変化等であってもよい。
【0046】
また、制御装置は、PC200に限定されず、例えば、携帯電話、携帯情報端末等の画像情報と制御情報を出力可能な種々の装置を適用可能である。また、画像供給装置は、DVDプレーヤー300に限定されず、例えば、PC、フォトストレージ等の画像情報を出力可能な種々の装置を適用可能である。
【0047】
また、プロジェクター100、101の有するコンピューターは、情報記憶媒体に記憶されたプログラムを読み取って制御部140等として機能してもよい。このような情報記憶媒体としては、例えば、CD−ROM、DVD−ROM、ROM、RAM、HDD等を適用できる。
【0048】
また、プロジェクター100、101は、液晶プロジェクター(透過型、LCOS等の反射型)に限定されず、例えば、デジタルマイクロミラーデバイスを用いたプロジェクター等であってもよい。また、投写部190は、ランプの代わりにLED等の固体光源を含んでもよい。また、プロジェクター100、101の機能を複数の装置(例えば、PCとプロジェクター等)に分散してもよい。
【符号の説明】
【0049】
100、101 プロジェクター、110 入力部、120 記憶部、122 判定用データ、124 第1の画像情報、126 第2の画像情報、128 投写用画像データ、130、131 判定部、140 制御部、150、151 画像生成部、190 投写部、200 PC(制御装置)、300 DVDプレ−ヤー(画像供給装置)、400〜402 画像(第1の画像)、410 アプリケーション画像、500、501 操作画像、510〜512 ボタン画像、520、521 識別画像、600 画像(第2の画像)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御装置から第1の画像を示す第1の画像情報が入力される入力部と、
画像情報の入力元を示すソース設定内容に関わらず、前記入力部に入力された前記第1の画像情報に、操作画像を示す操作画像情報が含まれているかどうかを判定するとともに、前記操作画像情報に基づき、制御操作が行われたかどうかを判定する判定部と、
前記制御操作に応じた制御を行う制御部と、
を含むプロジェクター。
【請求項2】
請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
前記第1の画像情報に基づき、前記操作画像を含まない前記第1の画像を生成する画像生成部を含むプロジェクター。
【請求項3】
請求項2に記載のプロジェクターにおいて、
前記入力部には、前記ソース設定内容に関わらず、前記第1の画像情報が入力されるとともに、前記ソース設定内容に応じて、画像供給装置から第2の画像を示す第2の画像情報が入力され、
前記操作画像は、画像情報の入力元を指定するためのソース切替操作画像を含み、
前記判定部は、前記制御操作がソース切替操作であるかどうかを判定するとともに、前記ソース切替操作に応じて前記指定として前記第2の画像を生成させるか、前記第1の画像を生成させるかを決定し、
前記画像生成部は、前記指定に応じて、前記第2の画像情報に基づき、前記第2の画像を生成し、あるいは、前記第1の画像情報に基づき、前記操作画像を含まない前記第1の画像を生成する、
プロジェクター。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれかに記載のプロジェクターにおいて、
前記判定部は、第1の時点で前記入力部に入力された第1の操作画像情報と、前記第1の時点とは異なる第2の時点で前記入力部に入力された第2の操作画像情報とを比較することにより、前記制御操作が行われたかどうかを判定する、
プロジェクター。
【請求項5】
請求項4に記載のプロジェクターにおいて、
前記操作画像は、それぞれが異なる制御内容を示す複数のボタン画像を含み、
前記判定部は、前記ボタン画像と前記制御内容とが関連付けられた判定用データに基づき、前記制御内容を決定し、
前記制御部は、当該決定に応じて前記制御を行う、
プロジェクター。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれかに記載のプロジェクターにおいて、
前記操作画像は、誤判定防止用の識別画像を含み、
前記判定部は、前記第1の画像情報に前記識別画像を示す情報が含まれていない場合、前記操作画像情報が含まれていないと判定し、
前記制御部は、前記判定部によって前記操作画像情報が含まれていないと判定された場合、前記制御を行わない、
プロジェクター。
【請求項7】
制御装置から第1の画像を示す第1の画像情報が入力される入力部を有するプロジェクターにおける制御方法であって、
前記プロジェクターは、
画像情報の入力元を示すソース設定内容に関わらず、前記入力部に入力された前記第1の画像情報に、操作画像を示す操作画像情報が含まれているかどうかを判定し、
前記第1の画像情報に前記操作画像情報が含まれている場合、前記操作画像情報に基づき、制御操作が行われたかどうかを判定し、
前記制御操作に応じた制御を行う、
制御方法。

【図2】
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【図3】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図1】
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【図4】
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【図5】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−205522(P2011−205522A)
【公開日】平成23年10月13日(2011.10.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−72420(P2010−72420)
【出願日】平成22年3月26日(2010.3.26)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】