説明

プロスタグランジン受容体リガンドとしてのピラゾール化合物

本発明は、式(I):


[式中、Z、R、R2a、R2b、R10、R11およびRは明細書の記載と同意義である]
で示される化合物またはその医薬上許容される誘導体、その製造方法、かかる化合物を含む医薬組成物、および医薬におけるかかる化合物の使用に関する。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

[式中:
Zは、O、S、SOまたはSOであり;
は、置換されていてもよいC2−10アルキル、置換されていてもよいC2−10アルケニル、置換されていてもよいC2−10アルキニル、置換されていてもよいCQ−ヘテロサイクリル、置換されていてもよいCQ−二環式ヘテロサイクリル、または置換されていてもよいCQ−アリールであり;
は、CONR、NRCO、NRCOR、OCONR、テトラゾリル、オキサゾリン−2−イル、オキサゾール−2−イル、ベンゾキサゾール−2−イル、ピロリジノニル、イソインドールジオニル、ジヒドロイソインドロニル、または置換されていてもよいSONHCOアリールであるか;あるいはRは、置換されていてもよいイミダゾリルまたは置換されていてもよい1,2,4−トリアゾリルであり、イミダゾールまたは1,2,4−トリアゾール環は縮合して、置換されていてもよい二環系または三環系を形成してもよく;
あるいはRは、
【化2】

であり;
2aおよびR2bは、独立して、水素、ハロ、CN、SOアルキル、SR、NO、置換されていてもよいアルキル、および置換されていてもよいアルコキシから選択され;
は、水素またはC1−4アルキルであり;
は、水素、OH、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロサイクリル、置換されていてもよい二環式ヘテロサイクリル、置換されていてもよいCQアリール、置換されていてもよいCQヘテロサイクリル、置換されていてもよいCQ二環式ヘテロサイクリル、またはSOであり;
は、SiMe、SO1−4アルキル、OC1−4アルキル、N(C1−4アルキル)、CO1−4アルキル、またはCFにより置換されていてもよいC1−4アルキル;CHNHC1−4アルキル、CHピロリジニル、CHモルホリニルまたはCHピペリジニルにより置換されていてもよいシクロヘキシル;フェニル;CQフェニル;CQピリジル;CQチエニル;CQテトラヒドロフリル;CQフリル;C1−4アルキルにより置換されていてもよいCQピペリジニル;CHCHピロリジノニル;CQCHモルホリニル;テトラヒドロピラニル;テトラヒドロフリル;2−ピロリジノン−4−イル;テトラヒドロチエニル−1,1−ジオキシド;CO1−4アルキルにより1位で置換されていてもよいピペリジン−4−イル;またはジヒドロインデニルであり;
は、アルキル、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロサイクリル、置換されていてもよい二環式ヘテロサイクリル、置換されていてもよいCQ−Y−アリール、置換されていてもよいCQ−Y−ヘテロサイクリルまたは置換されていてもよいCQ−Y−二環式ヘテロサイクリルであり;
は、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアルケニル、置換されていてもよいアリール、または置換されていてもよいCQアリールであり;
は、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアリールまたは置換されていてもよいヘテロサイクリルであり;
は、OH、CN、OC1−3アルキル、CONH、CONHC1−4アルキル、またはSOフェニルにより置換されていてもよいアルキル;アルケニル;置換されていてもよいCQ−Y−アリール;置換されていてもよいCQ−Y−ヘテロサイクリル;または置換されていてもよいCQ−Y−二環式ヘテロサイクリルであり;
10およびR11は、独立して、水素、フッ素およびアルキルから選択されるか;あるいは、R10およびR11は、それらが結合している炭素と一緒になって、O、S、NHまたはN−アルキルから選択される1個までのヘテロ原子を含有していてもよいシクロアルキル環を形成し;
Yは、CHまたは結合であり;
およびQは、各々独立して、水素、CHおよびフッ素から選択され;
およびQは、各々独立して、水素、CHおよびフッ素から選択される:
ただし:
は、置換されていてもよいCHフランまたは置換されていてもよいCHイミダゾール以外であり;
が2−メチルプロピルである場合、Rは1−メチルエチル以外であり;
が置換されていてもよいCHシクロプロピルである場合、Rは、2−メチルプロピル、CHシクロプロピル、CHシクロブチル、CHCHOCHまたはCHCHOH以外であり;
がCHテトラヒドロピラニルまたはCHCHN(CHである場合、Rは2−メチルプロピル以外であり;
がベンズイミダゾリルである場合、これは1位で非置換であり;
がベンズイミダゾールである場合、4または7位の任意の置換基は、CHOHまたはCOHから選択される]
で示される化合物またはその誘導体。
【請求項2】
ZがOであり;R2aが水素であり;R2bがClまたはBrであり、Z置換基に対して1,4位にあり;ピラゾール基に対して1,3位にあり;R10およびR11が各々水素である、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
実施例1〜496の化合物から選択される請求項1記載の化合物またはその誘導体。
【請求項4】
請求項1〜3いずれか1項記載の化合物またはその医薬上許容される誘導体を、医薬担体および/または賦形剤と一緒に含む医薬組成物。
【請求項5】
活性治療物質として用いるための請求項1〜3いずれか1項記載の化合物またはその医薬上許容される誘導体。
【請求項6】
EP受容体とPGEの作用により介在される症状の治療において用いるための請求項1〜3いずれか1項記載の化合物またはその医薬上許容される誘導体。
【請求項7】
EP受容体とPGEの作用により介在される症状を患っているヒトまたは動物対象の治療方法であって、該対象に有効量の請求項1〜3いずれか1項記載の化合物またはその医薬上許容される誘導体を投与することを含む方法。
【請求項8】
痛みまたは炎症、免疫障害、骨障害、神経変性障害または腎臓障害を患っているヒトまたは動物対象の治療方法であって、該対象に有効量の請求項1〜3いずれか1項記載の化合物またはその医薬上許容される誘導体を投与することを含む方法。
【請求項9】
炎症性の痛み、神経障害性の痛みまたは内臓痛を患っているヒトまたは動物対象の治療方法であって、該対象に有効量の請求項1〜3いずれか1項記載の化合物またはその医薬上許容される誘導体を投与することを含む方法。
【請求項10】
EP受容体とPGEの作用により介在される症状の治療用の医薬の製造における請求項1〜3いずれか1項記載の化合物またはその医薬上許容される誘導体の使用。
【請求項11】
痛みまたは炎症、免疫障害、骨障害、神経変性障害または腎臓障害のような症状の治療または予防用の医薬の製造における、請求項1〜3いずれか1項記載の化合物またはその医薬上許容される誘導体の使用。
【請求項12】
炎症性の痛み、神経障害性の痛みまたは内臓痛のような症状の治療または予防用の医薬の製造における、請求項1〜3いずれか1項記載の化合物またはその医薬上許容される誘導体の使用。

【公表番号】特表2008−539185(P2008−539185A)
【公表日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−508157(P2008−508157)
【出願日】平成18年4月24日(2006.4.24)
【国際出願番号】PCT/EP2006/003919
【国際公開番号】WO2006/114313
【国際公開日】平成18年11月2日(2006.11.2)
【出願人】(397009934)グラクソ グループ リミテッド (832)
【氏名又は名称原語表記】GLAXO GROUP LIMITED
【住所又は居所原語表記】Glaxo Wellcome House,Berkeley Avenue Greenford,Middlesex UB6 0NN,Great Britain
【Fターム(参考)】