説明

プロセスカートリッジおよび画像形成装置

【課題】グリッドと感光体の距離を正確に位置出しすることにより、感光体への帯電性能の向上を図ることができるプロセスカートリッジを提供する。
【解決手段】本発明のプロセスカートリッジ100は、帯電装置5および感光体ドラム3を備える。
帯電装置5は、高電圧を印加することで放電する放電電極110と、放電電極110の放電電圧を制御するグリッド122と、を有する。感光体ドラム3は、帯電装置5によって表面が所定電位に帯電される。
グリッド122は、プロセスカートリッジ100の筐体に位置決め固定される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成ユニットを一体化したプロセスカートリッジおよびこのプロセスカートリッジを備える画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、電子写真方式を用いた画像形成装置においては、感光体を一様に帯電させるための帯電装置、感光体等に形成されるトナー像を記録用紙等に静電的に転写させるための転写装置、感光体等に静電的に接触する記録用紙等を剥離させるための剥離装置等に、コロナ放電方式の帯電装置がよく用いられている。
【0003】
このようなコロナ放電方式の帯電装置としては、一般に、感光体や記録用紙等の被帯電物に対向する開口部を有するシールドケースと、このシールドケース内部に張設される線状あるいは鋸歯状の放電電極と、を備え、放電電極に高電圧を印加することでコロナ放電を発生させて被帯電物を一様に帯電させるいわゆるコロトロンや、放電電極と被帯電物との間にグリッドを設け、このグリッドに所望の電圧を印加することで被帯電物を一様に帯電させるいわゆるスコロトロン等が用いられている。
【0004】
ここで、図を用いて従来の帯電装置について説明する。
【0005】
図1は、従来の技術に係るコロナ放電方式の帯電装置の帯電メカニズムを模式的に示した図である。
【0006】
コロナ放電方式の帯電装置5Aは、針状の放電電極110とグリッド120等の対向電極とを備える。帯電装置5Aは、感光体ドラム3に近接した位置に配置される。
【0007】
曲率半径の小さい放電電極110と感光体ドラム3の下地電極との間に高電圧を印加することで、この2つの電極間に不平等電界を形成し、放電電極110近傍に生じる強電界による局所的な電離作用により電子の放出を行い(電子なだれによる放電)、被帯電物である感光体ドラム3やトナー像140等を帯電させるようになっている。また、グリッド120等の対向電極は、感光体ドラム3等の被帯電物に向かう電子の量を制御するためのものであり、このグリッド120に対しても、電子の放出が行われ、グリッド120に印加する電圧を所定の電圧に設定することで、感光体ドラム3表面の帯電電位を所望の値に制御することができる。
【0008】
図2は、従来の技術に係るコロナ放電方式の帯電装置の構造を模式的に示した図である。
【0009】
放電電極110は、先端を三角形状とした鋸歯型をしており、シールドケース114内部に張設されている。この放電電極110に高電圧を印加することで、先端部に不平等電界を形成してその先端から感光体ドラム3に向けて放電を行い、感光体ドラム3を所定電位に帯電させる。
【0010】
特許文献1では、放電電極およびグリッドを取り付けた帯電装置をプロセスカートリッジに取り付けることを開示している。
【特許文献1】特開平05−216301号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかし、特許文献1では、グリッドが帯電装置内に固定され、さらにその帯電装置を感光体を取り付けたプロセスカートリッジに固定した場合、グリッドと感光体との距離を正確に位置出しすることができない。
【0012】
そこで本願は、上記課題に鑑み、グリッドと感光体の距離を正確に位置出しすることにより、感光体への帯電性能の向上を図ることができるプロセスカートリッジを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明のプロセスカートリッジは、帯電装置および感光体を備える。
【0014】
帯電装置は、高電圧を印加することで放電する放電電極と、前記放電電極の放電電圧を制御するグリッドと、を有する。感光体は、前記帯電装置によって表面が所定電位に帯電される。
【0015】
本発明のプロセスカートリッジにおけるグリッドは、プロセスカートリッジの筐体に位置決め固定される。
【0016】
この構成では、グリッドが直接プロセスカートリッジの筐体に固定されることにより、グリッドと感光体との距離を精度よく規定することができ、感光体の帯電性能を向上することができる。
【0017】
この構成において、前記グリッドは、短手方向において前記感光体の表面と平行になるようプロセスカートリッジの筐体に湾曲して取り付けられていると好ましい。
【0018】
この構成では、グリッドを感光体と略同じ曲率になるように取り付けることで、感光体の幅広い領域を均一に帯電することが可能となる。
【0019】
また、前記グリッドは、長手方向と平行なメッシュパターンを形成すると好ましい。
【0020】
この構成では、グリッドにテンションがかかる方向(長手方向)に平行なメッシュパターンを形成することで、よじれることなく所定の曲率で、プロセスカートリッジに固定することができる。
【0021】
さらに、前記放電電極は、複数の先鋭状突起部を有する鋸歯状であると好ましい。
【0022】
この構成では、放電電極によってコロナ放電が引き起こされ、コロナ放電によって発生した電子を感光体に導いて感光体表面を帯電させることができる。
【0023】
本発明の画像形成装置は、本発明のプロセスカートリッジを備える。
【0024】
この構成では、本発明のプロセスカートリッジを画像形成装置に適用することにより、従来のプロセスカートリッジを用いた場合よりも感光体表面が均一に帯電し、良質な画像を形成することができる。
【発明の効果】
【0025】
本発明におけるプロセスカートリッジは、グリッドと感光体の距離を正確に位置出しすることにより、感光体への帯電性能の向上を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、本発明の最良の実施形態に係るプロセスカートリッジおよびこのプロセスカートリッジを備える画像形成装置を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0027】
図3は、本発明の実施形態に係るプロセスカートリッジを備える画像形成装置の構成を示す図である。
【0028】
画像形成装置200は、外部から伝達された画像データに応じて、所定のシートに対して多色および単色の画像を形成するもので、装置本体210と、自動原稿処理装置220とから構成されている。装置本体210は、露光装置1、現像装置2、感光体ドラム3、クリーニング装置4、帯電装置5、中間転写ベルトユニット6、定着装置7、給紙カセット81および排紙トレイ91等を有して構成されている。
【0029】
装置本体210の上部には、画像読取装置が配置されており、原稿が載置される透明ガラスからなる原稿載置台92が設けられ、原稿載置台92の上側には自動原稿処理装置220が取り付けられている。自動原稿処理装置220は、原稿載置台92の上に自動で原稿を搬送する。また、原稿処理装置220は、矢印M方向に回動自在に構成され、原稿載置台92の上を開放することにより、原稿を手置きで置くことができるようになっている。
【0030】
画像形成装置200において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。したがって、現像装置2、感光体ドラム3、クリーニング装置4および帯電装置5は、各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれブラック、シアン、マゼンタ、イエローに設定され、これらによって4つの画像ステーションが構成されている。
【0031】
帯電装置5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段であり、図1、図2に示すようなチャージャ型の他、接触型のローラ型やブラシ型の帯電装置が用いられることもある。
【0032】
露光装置1は、レーザ出射部および反射ミラー等を備えたレーザスキャニングユニット(LSU)として構成される。また、露光装置1は、レーザビームを走査するポリゴンミラーと、ポリゴンミラーによって反射されたレーザ光を感光体ドラム3に導くためのレンズやミラー等の光学要素が配置されている。さらに、露光装置1としては、この他発光素子をアレイ状に並べた例えばELやLED書込みヘッドを用いる手法も採用できる。
【0033】
露光装置1は、帯電された感光体ドラム3を入力された画像データに応じて露光することにより、その表面に、画像データに応じた静電潜像を形成する機能を有する。現像装置2は、それぞれの感光体ドラム3上に形成された静電潜像を4色(YMCK)のトナーにより顕像化するものである。また、クリーニング装置4は、現像・画像転写後における感光体ドラム3上の表面に残留したトナーを除去・回収する。
【0034】
感光体ドラム3の上方に配置されている中間転写ベルトユニット6は、中間転写ベルト61、中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、中間転写ローラ64および中間転写ベルトクリーニングユニット65を備えている。中間転写ローラ64は、YMCK用の各色に対応して4本設けられている。
【0035】
中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63および中間転写ローラ64は、中間転写ベルト61を張架して回転駆動させる。また、各中間転写ローラ64は、感光体ドラム3のトナー像を、中間転写ベルト61上に転写するための転写バイアスを与える。
【0036】
中間転写ベルト61は、各感光体ドラム3に接触するように設けられている。そして、感光体ドラム3に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト61に順次的に重ねて転写することによって、中間転写ベルト61上にカラーのトナー像(多色トナー像)を形成する機能を有している。中間転写ベルト61は、例えば、厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端状に形成されている。
【0037】
感光体ドラム3から中間転写ベルト61へのトナー像の転写は、中間転写ベルト61の裏側に接触している中間転写ローラ64によって行われる。中間転写ローラ64には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。中間転写ローラ64は、直径8mm〜10mmの金属(例えばステンレス)軸をベースとし、その表面が導電性の弾性材(例えばEPDM、発泡ウレタン等)により覆われているローラである。この導電性の弾性材により、中間転写ベルト61に対して均一に高電圧を印加することができる。本実施形態では、転写電極としてローラ形状を使用しているが、それ以外にブラシ等も用いることが可能である。
【0038】
上述のように、各感光体ドラム3上で各色層に応じて顕像化された静電像は、中間転写ベルト61で積層される。このように、積層された画像情報は、中間転写ベルト61の回転によって、シートと中間転写ベルト61の接触位置に配置される転写ローラ10によってシート上に転写される。
【0039】
このとき、中間転写ベルト61と転写ローラ10は所定ニップで圧接されるとともに、転写ローラ10にはトナーをシートに転写させるための電圧が印加される(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)。さらに、転写ローラ10は上記ニップを定常的に得るために、転写ローラ10もしくは中間転写ベルト駆動ローラ62のいずれか一方には硬質材料(金属等)が用いられ、他方には弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラ、発泡性樹脂ローラ等)が用いられる。
【0040】
また、上記のように、感光体ドラム3に接触することにより中間転写ベルト61に付着したトナー、もしくは転写ローラ10によって用紙上に転写が行われず中間転写ベルト61上に残存したトナーは、次工程でトナーの混色を発生させる原因となるために、中間転写ベルトクリーニングユニット65によって除去・回収されるように設定されている。中間転写ベルトクリーニングユニット65には、中間転写ベルト61に接触する、例えばクリーニング部材としてクリーニングブレードが備えられており、クリーニングブレードが接触する中間転写ベルト61は、裏側から中間転写ベルト従動ローラ63で支持されている。
【0041】
給紙カセット81は、画像形成に使用するシートを蓄積しておくためのトレイであり、装置本体210の露光装置1の下側に設けられている。また、手差し給紙カセット82にも画像形成に使用するシートを置くことができる。さらに、装置本体210の上方に設けられている排紙トレイ91は、印刷済みのシートをフェイスダウンで集積するためのトレイである。
【0042】
装置本体210には、給紙カセット81および手差し給紙カセット82のシートを転写ローラ10や定着装置7を経由させて排紙トレイ91に送るための、略垂直形状の用紙搬送路Sが設けられている。給紙カセット81ないし手差し給紙カセット82から排紙トレイ91までの用紙搬送路Sの近傍には、ピックアップローラ11a、11b、複数の搬送ローラ12a〜12d、レジストローラ13、転写ローラ10、定着装置7等が配されている。
【0043】
搬送ローラ12a〜12dは、シートの搬送を促進・補助するための小型のローラであり、用紙搬送路Sに沿って複数設けられている。また、ピックアップローラ11aは、給紙カセット81の端部近傍に備えられ、給紙カセット81からシートを1枚ずつピックアップして用紙搬送路Sに供給する。同様にピックアップローラ11bは、手差し給紙カセット82の端部近傍に備えられ、手差し給紙カセット82からシートを1枚ずつピックアップして用紙搬送路Sに供給する。
【0044】
図4は、本発明の実施形態に係るプロセスカートリッジの構成を示す図である。
【0045】
プロセスカートリッジ100は、帯電装置5および感光体ドラム3を備える。
【0046】
帯電装置5は、放電電極110、グリッド122およびケース114を有する。放電電極110は、本実施形態では鋸歯状のものを用いている。放電電極110は、ワイヤ状であってもよい。グリッド122は、プロセスカートリッジ100の筐体150に直接固定されている。ケース114は、その内部において放電電極110を張設している。感光体ドラム3は、グリッド122から所定距離をおいて筐体150に軸支されている。
【0047】
図5は、本発明の実施形態に係るプロセスカートリッジにおけるグリッドの取り付け方法を示す図である。
【0048】
図5(A)は、プロセスカートリッジ100の端部を示す図である。図5(A)に示すように、筐体150には、爪部152が設けられている。グリッド122は、その角穴を爪部152に引っ掛けて固定されている。
【0049】
図5(B)は、プロセスカートリッジ100の他方の端部を示す図である。図5(B)に示すように、筐体150には、バネ性の板金154が取り付けられている。グリッド122は、その角穴を板金154に引っ掛けて固定されている。グリッド122は、板金154によってテンションをかけられ、感光体ドラム3との距離を一定に保っている。
【0050】
図6は、従来の技術に係るプロセスカートリッジにおけるグリッドの形状を示す図である。
【0051】
図6は、感光体ドラム3の回転軸方向から見た図である。グリッド120は、平面形状で構成されている。グリッド120は、感光体ドラム3に対して最も近い距離で1mmの距離をあけて配置されている。
【0052】
図7は、本発明の実施形態に係るプロセスカートリッジにおけるグリッドの形状を示す図である。
【0053】
図7は、感光体ドラム3の回転軸方向から見た図である。グリッド122は、感光体ドラム3の表面と平行になるように湾曲して取り付けられている。グリッド122は、その短手方向の全域が、感光体ドラム3に対して1mmの距離をあけて配置されている。
【0054】
図8は、従来の技術に係るプロセスカートリッジにおけるグリッドおよび本発明の実施形態に係るプロセスカートリッジにおけるグリッドのそれぞれを用いた場合の感光体へ流れる表面電流値を測定した図である。
【0055】
グリッド120では、グリッド120の短手方向のセンター位置での帯電電位が高く、そのセンター位置から離れるほど帯電電位が下がる。このため、感光体ドラム3を帯電させる場合、感光体ドラム3を回転させることで、感光体ドラム3の回転方向の全領域を均一に帯電させようとしている。しかし、実際は、感光体ドラム3の回転速度(本実施形態では、225mm/sec)に対して帯電が追いつかないため、必ずしも均一に帯電することができない。また、感光体ドラム3の使用頻度が多くなると、放電電極110によってグリッド120が放電焼けを起こし、初期使用時と比較してさらに帯電ムラが発生する。
【0056】
グリッド122においても、グリッド122の短手方向のセンター位置での帯電電位が高く、そのセンター位置から離れるほど帯電電位が下がる。しかし、グリッド122においては、グリッド120の場合よりも、グリッド120の短手方向のセンター位置から幅広い領域においてそのセンター位置と略同じ帯電電位を保っている。したがって、感光体ドラム3を帯電させる場合、グリッド120の場合と比較して感光体ドラム3の回転方向の全領域がより均一に帯電する。
【0057】
図9は、従来の技術に係るプロセスカートリッジにおけるグリッドのメッシュパターンの形状を示す図である。
【0058】
グリッド120では、長手方向において平行に2本のメッシュパターンを、短手方向において斜めに複数のメッシュパターンを形成している。このメッシュパターンは、0.1mmのSUS材をエッチングにより形成している。
【0059】
図10は、本発明の実施形態に係るプロセスカートリッジにおけるグリッドのメッシュパターンの形状を示す図である。
【0060】
グリッド122では、長手方向において平行に複数のメッシュパターンを、短手方向においてメッシュパターンは形成されていない。グリッド120のように短手方向において斜めにメッシュパターンがあると、そのメッシュパターンは強度があるため、短手方向に湾曲させようとした場合、湾曲せずにグリッド全体がよじれ、所定の曲率をもたすことができない。そのため、グリッド122のように長手方向に平行なメッシュパターンを形成し、かつ、短手方向においてメッシュパターンを形成しないことにより、よじれることなく湾曲し、所定の曲率でプロセスカートリッジ100に固定することができる。
【0061】
最後に、上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】従来の技術に係るコロナ放電方式の帯電装置の帯電メカニズムを模式的に示した図である。
【図2】従来の技術に係るコロナ放電方式の帯電装置の構造を模式的に示した図である。
【図3】本発明の実施形態に係るプロセスカートリッジを備える画像形成装置の構成を示す図である。
【図4】本発明の実施形態に係るプロセスカートリッジの構成を示す図である。
【図5】本発明の実施形態に係るプロセスカートリッジにおけるグリッドの取り付け方法を示す図である。
【図6】従来の技術に係るプロセスカートリッジにおけるグリッドの形状を示す図である。
【図7】本発明の実施形態に係るプロセスカートリッジにおけるグリッドの形状を示す図である。
【図8】従来の技術に係るプロセスカートリッジにおけるグリッドおよび本発明の実施形態に係るプロセスカートリッジにおけるグリッドのそれぞれを用いた場合の感光体へ流れる表面電流値を測定した図である。
【図9】従来の技術に係るプロセスカートリッジにおけるグリッドのメッシュパターンの形状を示す図である。
【図10】本発明の実施形態に係るプロセスカートリッジにおけるグリッドのメッシュパターンの形状を示す図である。
【符号の説明】
【0063】
3−感光体ドラム
5−帯電装置
100−プロセスカートリッジ
110−放電電極
122−グリッド
200−画像形成装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
高電圧を印加することで放電する放電電極と、前記放電電極の放電電圧を制御するグリッドと、を有する帯電装置と、
前記帯電装置によって表面が所定電位に帯電される感光体と、
を備えたプロセスカートリッジにおいて、
前記グリッドは、プロセスカートリッジの筐体に位置決め固定されることを特徴とするプロセスカートリッジ。
【請求項2】
前記グリッドは、短手方向において前記感光体の表面と平行になるようプロセスカートリッジの筐体に湾曲して取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
【請求項3】
前記グリッドは、長手方向と平行なメッシュパターンを形成することを特徴とする請求項1または2に記載のプロセスカートリッジ。
【請求項4】
前記放電電極は、複数の先鋭状突起部を有する鋸歯状であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジを備える画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−8733(P2010−8733A)
【公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−168176(P2008−168176)
【出願日】平成20年6月27日(2008.6.27)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】