説明

プロテアーゼ阻害剤としての化合物の調製及び使用

【課題】アスパルチルプロテアーゼを阻害し、特に、循環器疾患、認知症及び神経変性疾患を治療する薬剤組成物の提供。
【解決手段】下記に代表される化合物又はその立体異性体、互変異性体、薬剤として許容される塩若しくは溶媒和化合物を含む薬剤組成物。




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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の構造式を有する化合物、又はその立体異性体、互変異性体、薬剤として許容される塩若しくは溶媒和化合物。
【化1】

(式中、
Qは、結合又は−N(R)−であり、
Tは、結合、−O−、−C(O)−;−S−、−N(R)−、−S(O)−、−S(O)−又は−C(R6’7’)−であり、
Uは、結合又は−C(R)(R)−であり、
YはC又はNであり、
ZはC又はNであり、
環Aは、変数Y及びZを含めて、O、S、N及び−N(R)−からなる群から独立に選択される0から7個、好ましくは0から4個のヘテロ原子を有する、3から9員のシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル(heterocylcyl)、ヘテロシクレニル、アリール及びヘテロアリール環であって、環Aがシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル又はヘテロシクレニルであるときには、環Aは、非置換であり、又は1から5個の独立に選択されたR部分及び/又はオキソで置換されており、
(式中、
Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリールシクロアルキル、−OR15、−C(O)R、−C(O)OR、−S(O)R10、−S(O)10、−C(O)N(R11)(R12)、−S(O)N(R11)(R12)及び−S(O)N(R11)(R12)からなる群から独立に選択され、
は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ハロ、−CN、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−S(O)0−215、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)1−2−N(R15)(R16)、S(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16、−P(O)(OR15)(OR16)、−N(R15)(R16)、−N(R15)C(O)R16、−N(R15)S(O)R16、−N(R15)S(O)16、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)及び−N(R15)C(O)OR16からなる群から独立に選択され、
場合によっては、
i)環Aが同じ炭素原子上の2個のR基で二置換されているときには、2個のR基は、環炭素原子と一緒に、O、N、S又は−N(R)−からなる群から独立に選択される0から4個、好ましくは0から2個のヘテロ原子を有する、3から7員のシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル又はヘテロシクレニル環を形成していてもよく、該環は1から5個のR14基で置換されていてもよく、
ii)環Aが、a)2個のR基で、又はb)R基とR基で、二置換されているときには、2個のR基又はR基とR基は、これらが結合している環A原子と一緒に、O、N、S又は−N(R)−からなる群から独立に選択される0から4個、好ましくは0から2個のヘテロ原子を有する、3から7員のシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、アリール又はヘテロアリール環を形成していてもよく、該環は1から5個のR14基で置換されていてもよい。)
は、H、アルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールシクロアルキルアルキル、ヘテロアリールシクロアルキルアルキル、アリールヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリールヘテロシクロアルキルアルキル、シクロアルキル、アリールシクロアルキル、ヘテロアリールシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールヘテロシクロアルキル、アルケニル、アリールアルケニル、シクロアルケニル、アリールシクロアルケニル、ヘテロアリールシクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、アリールヘテロシクロアルケニル、ヘテロアリールヘテロシクロアルケニル、アルキニル、アリールアルキニル、アリール、シクロアルキルアリール、ヘテロシクロアルキルアリール、ヘテロシクロアルケニルアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルヘテロアリール、ヘテロシクロアルキルヘテロアリール、シクロアルケニルアリール、ヘテロシクロアルケニルアリール、−OR15、−CN、−C(O)R、−C(O)OR、−S(O)R10、−S(O)10、−C(O)N(R11)(R12)、−S(O)N(R11)(R12)、−S(O)N(R11)(R12)、−NO、−N=C(R及び−N(Rからなる群から独立に選択され、
、R、R及びRは、H、アルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールシクロアルキルアルキル、ヘテロアリールシクロアルキルアルキル、アリールヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリールヘテロシクロアルキルアルキル、シクロアルキル、アリールシクロアルキル、ヘテロアリールシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールヘテロシクロアルキル、アルケニル、アリールアルケニル、シクロアルケニル、アリールシクロアルケニル、ヘテロアリールシクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、アリールヘテロシクロアルケニル、ヘテロアリールヘテロシクロアルケニル、アルキニル、アリールアルキニル、アリール、シクロアルキルアリール、ヘテロシクロアルキルアリール、ヘテロシクロアルケニルアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルヘテロアリール、ヘテロシクロアルキルヘテロアリール、シクロアルケニルアリール、ヘテロシクロアルケニルアリール、ハロ、−CH−O−Si(R)(R10)(R19)、−SH、−CN、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)N(R11)(R12)、−SR19、−S(O)N(R11)(R12)、−S(O)N(R11)(R12)、−N(R11)(R12)、−N(R11)C(O)R、−N(R11)S(O)R10、−N(R11)S(O)10−、−N(R11)C(O)N(R12)(R13)、−N(R11)C(O)OR及び−C(=NOH)Rからなる群から独立に選択され、
場合によっては、
(i)RとRは、これらが結合している炭素と一緒に、O、N、S及び−N(R)−からなる群から独立に選択される0から3個のヘテロ原子を有する、3から8員のシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、アリール又はヘテロアリール環を形成していてもよく、前記環がシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル又はヘテロシクレニル環であるときには、1から5個のR14基及び/又はオキソで置換されていてもよく、
(ii)RとRは、これらが結合している炭素と一緒に、O、N、S又は−N(R)−からなる群から独立に選択される0から3個のヘテロ原子を有する、3から8員のシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、アリール又はヘテロアリール環を形成していてもよく、前記環がシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル又はヘテロシクレニル環であるときには、1から5個のR14基及び/又はオキソで置換されていてもよく、
(iii)Uが−C(R)(R)−であるときには、RとRは、これらが結合している炭素原子と一緒に、O、N、S又は−N(R)−からなる群から独立に選択される0から4個、好ましくは0から2個のヘテロ原子を有する、3から7員のシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、アリール又はヘテロアリール環を形成していてもよく、前記環がシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル又はヘテロシクレニル環であるときには、1から5個のR14基及び/又はオキソで置換されていてもよく、
(iv)Tが−C(R6’)(R7’)−であるときには、RとR6’は、これらが結合している炭素原子と一緒に、O、N、S又は−N(R)−からなる群から独立に選択される0から4個、好ましくは0から2個のヘテロ原子を有する、3から7員のシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、アリール又はヘテロアリール環を形成していてもよく、前記環がシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル又はヘテロシクレニル環であるときには、1から5個のR14基及び/又はオキソで置換されていてもよく、
(v)Tが−N(R)−であるときには、RとRは、これらが結合している原子と一緒に、O、N、S又は−N(R)−からなる群から独立に選択される1から4個、好ましくは1から2個のヘテロ原子を有する、3から7員のヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、ヘテロアリール環を形成していてもよく、前記環がヘテロシクリル又はヘテロシクレニル環であるときには、1から5個のR14基及び/又はオキソで置換されていてもよく、
(vi)a)RとRは、これらが結合している炭素と一緒に、又はb)RとRは、これらが結合している炭素と一緒に、以下の多環式(multicyclic)基の1つを形成していてもよく、
【化2】

(式中、
Mは、独立に−(CH)−、−S−、−N(R19)−、−O−、−S(O)−、−S(O)−又は−C(O)−であり、
qは0、1又は2であり、
A及びBは、独立にアリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルケニル又はヘテロシクリルであり、
Eはアリール又はヘテロアリールであり、
Fはシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル又はヘテロシクレニルである。)
ただし、環構造中には隣接する酸素及び/又は硫黄原子が存在せず、(a)RとR及び(b)RとRの両方が、同時に結合して前記多環式基、すなわち、
【化3】

を形成することはできず、
は、H、アルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールシクロアルキルアルキル、ヘテロアリールシクロアルキルアルキル、アリールヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリールヘテロシクロアルキルアルキル、シクロアルキル、アリールシクロアルキル、ヘテロアリールシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールヘテロシクロアルキル、アルケニル、アリールアルケニル、シクロアルケニル、アリールシクロアルケニル、ヘテロアリールシクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、アリールヘテロシクロアルケニル、ヘテロアリールヘテロシクロアルケニル、アルキニル、アリールアルキニル、アリール、シクロアルキルアリール、ヘテロシクロアルキルアリール、ヘテロシクロアルケニルアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルヘテロアリール、ヘテロシクロアルキルヘテロアリール、シクロアルケニルアリール、ヘテロシクロアルケニルアリール、−CH−O−Si(R)(R10)(R19)、−CN、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)N(R11)(R12)、−SR19、−S(O)N(R11)(R12)、−S(O)N(R11)(R12)、−N(R11)(R12)、−N(R11)C(O)R、−N(R11)S(O)R10、−N(R11)S(O)10−、−N(R11)C(O)N(R12)(R13)、−N(R11)C(O)OR及び−C(=NOH)Rからなる群から選択され、
6’及びR7’は、H、アルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールシクロアルキルアルキル、ヘテロアリールシクロアルキルアルキル、アリールヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリールヘテロシクロアルキルアルキル、シクロアルキル、アリールシクロアルキル、ヘテロアリールシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールヘテロシクロアルキル、アルケニル、アリールアルケニル、シクロアルケニル、アリールシクロアルケニル、ヘテロアリールシクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、アリールヘテロシクロアルケニル、ヘテロアリールヘテロシクロアルケニル、アルキニル、アリールアルキニル、アリール、シクロアルキルアリール、ヘテロシクロアルキルアリール、ヘテロシクロアルケニルアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルヘテロアリール、ヘテロシクロアルキルヘテロアリール、シクロアルケニルアリール、ヘテロシクロアルケニルアリール、−ハロ、−CH−O−Si(R)(R10)(R19)、−SH、−CN、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)N(R11)(R12)、−SR19、−S(O)N(R11)(R12)、−S(O)N(R11)(R12)、−N(R11)(R12)、−N(R11)C(O)R、−N(R11)S(O)R10、−N(R11)S(O)10−、−N(R11)C(O)N(R12)(R13)、−N(R11)C(O)OR及び−C(=NOH)Rからなる群から独立に選択され、
場合によっては、R6’とR7’は、これらが結合している炭素原子と一緒に、O、N、S及び−N(R)−からなる群から独立に選択される0から3個のヘテロ原子を有する、3から8員のシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、アリール又はヘテロアリール環を形成していてもよく、前記環がシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル又はヘテロシクレニル環であるときには、1から5個のR14基及び/又はオキソで置換されていてもよく、ただし、少なくとも2個のヘテロ原子が存在するときには、環構造中には隣接する酸素及び/又は硫黄原子が存在し得ず、
は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、−OR15、−N(R15)(R16)、−N(R15)C(O)R16、−N(R15)S(O)R16、−N(R15)S(O)16、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)及び−N(R15)C(O)OR16からなる群から独立に選択され、
は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール及びヘテロアリールアルキルからなる群から独立に選択され、
10は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル及び−N(R15)(R16)からなる群から独立に選択され、
11、R12及びR13は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、−C(O)R、−C(O)OR、−S(O)R10、−S(O)10、−C(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)及び−CNからなる群から独立に選択され、
14は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ハロ、−CN、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−SR15、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16、−P(O)(OR15)(OR16)、−N(R15)(R16)、−N(R15)C(O)R16、−N(R15)S(O)R16、−N(R15)S(O)16、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)及び−N(R15)C(O)OR16からなる群から独立に選択される1−5個の置換基であり、
15、R16及びR17は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリールシクロアルキル、アリールヘテロシクロアルキル、R18−アルキル、R18−シクロアルキル、R18−シクロアルキルアルキル、R18−ヘテロシクロアルキル、R18−ヘテロシクロアルキルアルキル、R18−アリール、R18−アリールアルキル、R18−ヘテロアリール及びR18−ヘテロアリールアルキルからなる群から独立に選択され、又は
15、R16及びR17は、
【化4】

(式中、R23は0から5個の置換基であり、mは0から6であり、nは1から5である。)
であり、
18は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル、アリールアルケニル、アリールアルキニル、−NO、ハロ、ヘテロアリール、HO−アルキオキシアルキル(alkyoxyalkyl)、−CF、−CN、アルキル−CN、−C(O)R19、−C(O)OH、−C(O)OR19、−C(O)NHR20、−C(O)NH、−C(O)NH−C(O)N(アルキル)、−C(O)N(アルキル)(アリール)、−C(O)N(アルキル)(ヘテロアリール)、−SR19、−S(O)20、−S(O)NH、−S(O)NH(アルキル)、−S(O)N(アルキル)(アルキル)、−S(O)NH(アリール)、−S(O)NH、−S(O)NHR19、−S(O)NH(ヘテロシクロアルキル)、−S(O)N(アルキル)、−S(O)N(アルキル)(アリール)、−OCF、−OH、−OR20、−O−ヘテロシクロアルキル、−O−シクロアルキルアルキル、−O−ヘテロシクロアルキルアルキル、−NH、−NHR20、−N(アルキル)、−N(アリールアルキル)、−N(アリールアルキル)−(ヘテロアリールアルキル)、−NHC(O)R20、−NHC(O)NH、−NHC(O)NH(アルキル)、−NHC(O)N(アルキル)(アルキル)、−N(アルキル)C(O)NH(アルキル)、−N(アルキル)C(O)N(アルキル)(アルキル)、−NHS(O)20、−NHS(O)NH(アルキル)、−NHS(O)N(アルキル)(アルキル)、−N(アルキル)S(O)NH(アルキル)及び−N(アルキル)S(O)N(アルキル)(アルキル)からなる群から独立に選択される1−5個の置換基であり、
又は、隣接炭素上の2個のR18部分は、結合して
【化5】

を形成し得るものであり、
19は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル又はヘテロアリールアルキルであり、
20は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ハロ置換アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリールアルキルであり、
ここで
i)R、R、R、R、R、R6’、R及びR7’中のアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールシクロアルキルアルキル、ヘテロアリールシクロアルキルアルキル、アリールヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリールヘテロシクロアルキルアルキル、シクロアルキル、アリールシクロアルキル、ヘテロアリールシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールヘテロシクロアルキル、アルケニル、アリールアルケニル、シクロアルケニル、アリールシクロアルケニル、ヘテロアリールシクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、アリールヘテロシクロアルケニル、ヘテロアリールヘテロシクロアルケニル、アルキニル、アリールアルキニル、アリール、シクロアルキルアリール、ヘテロシクロアルキルアリール、シクロアルケニルアリール、ヘテロシクロアルケニルアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルヘテロアリール、ヘテロシクロアルキルヘテロアリール、シクロアルケニルアリール、ヘテロシクロアルケニルアリールの各々、並びに
ii)R、R、R、R、R10、R11、R12、R13及びR14中のアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、アリールシクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルケニル及びアルキニル基の各々は、
独立に非置換であり、又はアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールシクロアルキルアルキル、ヘテロアリールシクロアルキルアルキル、アリールヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリールヘテロシクロアルキルアルキル、シクロアルキル、アリールシクロアルキル、ヘテロアリールシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールヘテロシクロアルキル、アルケニル、アリールアルケニル、シクロアルケニル、アリールシクロアルケニル、ヘテロアリールシクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、アリールヘテロシクロアルケニル、ヘテロアリールヘテロシクロアルケニル、アルキニル、アリールアルキニル、アリール、シクロアルキルアリール、ヘテロシクロアルキルアリール、ヘテロシクロアルケニルアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルヘテロアリール、ヘテロシクロアルキルヘテロアリール、シクロアルケニルアリール、ヘテロシクロアルケニルアリール、ハロ、−CN、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−SR15、−S(O)N(R15)(R16)、−CH(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16、−P(O)(OR15)(OR16)、−N(R15)(R16)、−アルキル−N(R15)(R16)、−N(R15)C(O)R16、−CH−N(R15)C(O)R16、−CH−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH−R15;−CHN(R15)(R16)、−N(R15)S(O)R16、−N(R15)S(O)16、−CH−N(R15)S(O)16、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)OR16、−CH−N(R15)C(O)OR16、−S(O)R15、−N、−NO及び−S(O)15からなる群から独立に選択される1から5個のR21基で置換され、
21中のアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルケニル及びアルキニル基の各々は、独立に非置換であり、又はアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、−CF、−CN、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−アルキル−C(O)OR15、C(O)N(R15)(R16)、−SR15、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16、−P(O)(OR15)(OR16)、−N(R15)(R16)、−アルキル−N(R15)(R16)、−N(R15)C(O)R16、−CH−N(R15)C(O)R16、−N(R15)S(O)R16、−N(R15)S(O)16、−CH−N(R15)S(O)16、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)OR16、−CH−N(R15)C(O)OR16、−N、−NO、−S(O)R15及び−S(O)15からなる群から独立に選択される1から5個のR22基で置換され、
又は、隣接炭素上の2個のR21部分若しくは2個のR22部分は、結合して
【化6】

を形成し得るものであり、
21又はR22が、−C(=NOR15)R16、−N(R15)C(O)R16、−CH−N(R15)C(O)R16、−N(R15)S(O)R16、−N(R15)S(O)16、−CH−N(R15)S(O)16、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)OR16及び−CH−N(R15)C(O)OR16からなる群から選択されるときには、R15とR16は一緒にCからC鎖であり得るものであり、場合によっては、1、2又は3個の環炭素は、−C(O)−又は−N(H)−で置換されていてもよく、R15とR16は、これらが結合している原子と一緒に、R23で置換されていてもよい5から7員の環を形成していてもよく、
23は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ハロ、−CN、−OR24、−C(O)R24、−C(O)OR24、−C(O)N(R24)(R25)、−SR24、−S(O)N(R24)(R25)、−S(O)N(R24)(R25)、−C(=NOR24)R25、−P(O)(OR24)(OR25)、−N(R24)(R25)、−アルキル−N(R24)(R25)、−N(R24)C(O)R25、−CH−N(R24)C(O)R25、−N(R24)S(O)R25、−N(R24)S(O)25、−CH−N(R24)S(O)25、−N(R24)S(O)N(R25)(R26)、−N(R24)S(O)N(R25)(R26)、−N(R24)C(O)N(R25)(R26)、−CH−N(R24)C(O)N(R25)(R26)、−N(R24)C(O)OR25、−CH−N(R24)C(O)OR25、−S(O)R24及び−S(O)24からなる群から独立に選択される1から5個の基であって、R23中のアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルケニル及びアルキニル基の各々は、独立に非置換であり、又はアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、−CF、−CN、−OR24、−C(O)R24、−C(O)OR24、アルキル−C(O)OR24、C(O)N(R24)(R25)、−SR24、−S(O)N(R24)(R25)、−S(O)N(R24)(R25)、−C(=NOR24)R25、−P(O)(OR24)(OR25)、−N(R24)(R25)、−アルキル−N(R24)(R25)、−N(R24)C(O)R25、−CH−N(R24)C(O)R25、−N(R24)S(O)R25、−N(R24)S(O)25、−CH−N(R24)S(O)25、−N(R24)S(O)N(R25)(R26)、−N(R24)S(O)N(R25)(R26)、−N(R24)C(O)N(R25)(R26)、−CH−N(R24)C(O)N(R25)(R26)、−N(R24)C(O)OR25、−CH−N(R24)C(O)OR25、−S(O)R24及び−S(O)24からなる群から独立に選択される1から5個のR27基で置換され、
24、R25及びR26は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリールシクロアルキル、R27−アルキル、R27−シクロアルキル、R27−シクロアルキルアルキル、R27−ヘテロシクロアルキル、R27−ヘテロシクロアルキルアルキル、R27−アリール、R27−アリールアルキル、R27−ヘテロアリール及びR27−ヘテロアリールアルキルからなる群から独立に選択され、
27は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル、−NO、ハロ、−CF、−CN、アルキル−CN、−C(O)R28、−C(O)OH、−C(O)OR28、−C(O)NHR29、−C(O)N(アルキル)、−C(O)N(アルキル)(アリール)、−C(O)N(アルキル)(ヘテロアリール)、−SR28、−S(O)29、−S(O)NH、−S(O)NH(アルキル)、−S(O)N(アルキル)(アルキル)、−S(O)NH(アリール)、−S(O)NH、−S(O)NHR28、−S(O)NH(アリール)、−S(O)NH(ヘテロシクロアルキル)、−S(O)N(アルキル)、−S(O)N(アルキル)(アリール)、−OH、−OR29、−O−ヘテロシクロアルキル、−O−シクロアルキルアルキル、−O−ヘテロシクロアルキルアルキル、−NH、−NHR29、−N(アルキル)、−N(アリールアルキル)、−N(アリールアルキル)(ヘテロアリールアルキル)、−NHC(O)R29、−NHC(O)NH、−NHC(O)NH(アルキル)、−NHC(O)N(アルキル)(アルキル)、−N(アルキル)C(O)NH(アルキル)、−N(アルキル)C(O)N(アルキル)(アルキル)、−NHS(O)29、−NHS(O)NH(アルキル)、−NHS(O)N(アルキル)(アルキル)、−N(アルキル)S(O)NH(アルキル)及び−N(アルキル)S(O)N(アルキル)(アルキル)からなる群から独立に選択される1−5個の置換基であり、
28は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリールアルキル又はヘテロアリールアルキルであり、
29は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリールアルキルであり、
ただし、
i)Uが結合であり、Qが結合であり、YがNであり、ZがCであるときには、Tは−N(R)−ではなく、
ii)Uが−C(R)(R)−であり、Qが結合であり、YがNであり、ZがCであるときには、Tは−N(R)−ではなく、
iii)Qが−N(R)−であり、Uが結合であるときには、Tは結合ではなく、
iv)Qが−N(R)であり、Tが結合であり、ZがNであり、YがCであるときには、Uは結合ではなく、
v)Qが−N(R)であり、ZがNであり、YがCであり、Uが結合であるときには、Tは結合でも、−C(O)−でも、−C(R6’)(R7’)−でもなく、
vi)RとRがどちらもフェニルであるときには、Aは、
【化7】

ではなく、
(式中、
300はH、置換されていてもよいC−Cアルキル基であり、又はR300が結合している炭素及び隣接環炭素原子と一緒に二重結合を形成し、
400は、H若しくは置換されていてもよいC−Cアルキル基であり、又は
300とR400は一緒に、O、N及びSから選択されていてもよい1又は2個のヘテロ原子を含んでいてもよい3から7員環を形成し、
jは0、1、2又は3である。)
vii)QがNRであり、Tが結合又は−CR6’7’であるときには、
【化8】

は、3から7員のシクロアルキルでも、シクロアルキルエーテル環でもない。)
【請求項2】
以下の構造を有する、請求項1に記載の化合物。
【化9】

【請求項3】
が、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ハロ、−CN、−OR15からなる群から独立に選択され、
が、アルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、R21−アルキル、R21−シクロアルキルアルキル、R21−シクロアルキル、R21−アリール、R21−アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、R21−ヘテロアリールアルキル、R21−ヘテロアリール、R21−ヘテロシクロアルキル又はR21−ヘテロシクロアルキルアルキルであり、
が、アルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、R21−アルキル、R21−シクロアルキルアルキル、R21−シクロアルキル、R21−アリール、R21−アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、R21−ヘテロアリールアルキル、R21−ヘテロアリール、R21−ヘテロシクロアルキル又はR21−ヘテロシクロアルキルアルキルであり、
21がフェニルであって、フェニル部分は、アルキルで置換されていてもよく、置換されていてもよいフェニルであり、又は置換されていてもよいヘテロアリールであって、置換されていてもよいフェニル又は置換されていてもよいヘテロアリール上の必須でない置換基は、アルキル、ハロ、CN又は−OR24(式中、R24は、H、アルキル、アリール又はヘテロアリールである。)である、
請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
以下の構造の1つを有する、請求項1に記載の化合物。
【化10】

【請求項5】
以下の構造を有する、請求項1に記載の化合物。
【化11】

【請求項6】
以下の構造の1つを有する、請求項1に記載の化合物。
【化12】

【請求項7】
以下の構造を有する、請求項1に記載の化合物。
【化13】

【請求項8】
以下の式の1つを有する、請求項1に記載の化合物。
【化14】

【請求項9】
環AがY及びZと一緒に、
【化15】

である、請求項1に記載の化合物。
(式中、
R及び水素、低級アルキル、アルコキシ、ハロアルキル、シアノ並びに
は、水素、低級アルキル、ハロゲン、アルコキシ、ハロアルキル、シアノである。)
【請求項10】
環AがY及びZと一緒に、
【化16】

である、請求項1に記載の化合物。
(式中、
R及び水素、低級アルキル、アルコキシ、ハロアルキル、シアノ並びに
は、水素、低級アルキル、ハロゲン、アルコキシ、ハロアルキル、シアノである。)
【請求項11】
【化17】


である、請求項3に記載の化合物。
【請求項12】
Uが結合であり、
Qが結合であり、
Tが−C(R6’)(R7’)−であり、
YがNであり、
ZがCであり、
がHである、
式Iの化合物。
【請求項13】
次式を有する、請求項12に記載の化合物。
【化18】

(式中、
及びRは、独立にH、アルキル、アリール又はヘテロアリールであり、
6’及びR7’はH、アルキル、アリール又はヘテロアリールである。)
【請求項14】
次式を有する、請求項13に記載の化合物。
【化19】

(式中、R21は、H、アルキル、ハロ、CN又は−OR24(式中、R24はH、アルキル、アリール又はヘテロアリールである。)である。)
【請求項15】
【化20】


からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
請求項1に記載の化合物の有効量と、薬剤的に有効な担体とを含む、薬剤組成物。
【請求項17】
請求項1に記載の化合物の有効量を、アスパルチルプロテアーゼを阻害する治療を必要とする患者に投与することを含む、アスパルチルプロテアーゼを阻害する方法。
【請求項18】
請求項1に記載の化合物の有効量を、かかる治療を必要とする患者に投与することを含む、循環器疾患、認知症及び神経変性疾患を治療する方法、並びにヒト免疫不全症ウイルス、プラスメプシン(plasmepins)、カテプシンD及び原虫酵素の阻害方法。
【請求項19】
認知症又は神経変性疾患が治療される、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
アルツハイマー病が治療される、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
請求項1に記載の化合物の有効量と、コリンエステラーゼ阻害薬、ムスカリン性m拮抗物質又はムスカリン性m作動物質の有効量とを、薬剤的に有効な担体中に含む、薬剤組成物。
【請求項22】
請求項1に記載の化合物の有効量を含む薬剤組成物、及び請求項1に記載の化合物の有効量と、ベータセクレターゼ阻害剤、ガンマセクレターゼ阻害剤、HMG−CoA還元酵素阻害剤、非ステロイド性抗炎症薬、N−メチルD−アスパラギン酸受容体拮抗物質、抗アミロイド抗体、ビタミンE、ニコチン性アセチルコリン受容体作動物質、CB1受容体逆作動物質若しくはCB1受容体拮抗物質、抗生物質、成長ホルモン分泌促進物質、ヒスタミンH3拮抗物質、AMPA作動物質、PDE4阻害剤、GABA逆作動物質、アミロイド凝集阻害剤、グリコゲンシンターゼキナーゼベータ阻害剤、アルファセクレターゼ活性のプロモーター、又はコレステロール吸収阻害剤からなる群から選択される少なくとも1種類の第2の薬剤とを含む少なくとも1種類の第2の薬剤組成物。
【請求項23】
請求項1に記載の化合物の有効量を、コリンエステラーゼ阻害薬の有効量と組み合わせて、認知症又は神経変性疾患の治療を必要とする患者に投与することを含む、認知症又は神経変性疾患を治療する方法。
【請求項24】
次式の化合物、又はその立体異性体、互変異性体、薬剤として許容される塩若しくは溶媒和化合物。
【化21】

(式中、
Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリールシクロアルキル、−OR15、−C(O)R、−C(O)OR、−S(O)R10、−S(O)10、−C(O)N(R11)(R12)、−S(O)N(R11)(R12)及び−S(O)N(R11)(R12)からなる群から独立に選択され、
は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ハロ、−CN、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−S(O)0−215、−S(O)N(R15)(R16)、S(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16、−P(O)(OR15)(OR16)、−N(R15)(R16)、−N(R15)C(O)R16、−N(R15)S(O)R16、−N(R15)S(O)16、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)及び−N(R15)C(O)OR16からなる群から独立に選択され、
は、H、アルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールシクロアルキルアルキル、ヘテロアリールシクロアルキルアルキル、アリールヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリールヘテロシクロアルキルアルキル、シクロアルキル、アリールシクロアルキル、ヘテロアリールシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールヘテロシクロアルキル、アルケニル、アリールアルケニル、シクロアルケニル、アリールシクロアルケニル、ヘテロアリールシクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、アリールヘテロシクロアルケニル、ヘテロアリールヘテロシクロアルケニル、アルキニル、アリールアルキニル、アリール、シクロアルキルアリール、ヘテロシクロアルキルアリール、ヘテロシクロアルケニルアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルヘテロアリール、ヘテロシクロアルキルヘテロアリール、シクロアルケニルアリール、ヘテロシクロアルケニルアリール、−OR15、−CN、−C(O)R、−C(O)OR、−S(O)R10、−S(O)10、−C(O)N(R11)(R12)、−S(O)N(R11)(R12)、−S(O)N(R11)(R12)、−NO、−N=C(R及び−N(Rからなる群から独立に選択され、
及びRは、H、アルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールシクロアルキルアルキル、ヘテロアリールシクロアルキルアルキル、アリールヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリールヘテロシクロアルキルアルキル、シクロアルキル、アリールシクロアルキル、ヘテロアリールシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールヘテロシクロアルキル、アルケニル、アリールアルケニル、シクロアルケニル、アリールシクロアルケニル、ヘテロアリールシクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、アリールヘテロシクロアルケニル、ヘテロアリールヘテロシクロアルケニル、アルキニル、アリールアルキニル、アリール、シクロアルキルアリール、ヘテロシクロアルキルアリール、ヘテロシクロアルケニルアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルヘテロアリール、ヘテロシクロアルキルヘテロアリール、シクロアルケニルアリール、ヘテロシクロアルケニルアリール、ハロ、−CH−O−Si(R)(R10)(R19)、−SH、−CN、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)N(R11)(R12)、−SR19、−S(O)N(R11)(R12)、−S(O)N(R11)(R12)、−N(R11)(R12)、−N(R11)C(O)R、−N(R11)S(O)R10、−N(R11)S(O)10−、−N(R11)C(O)N(R12)(R13)、−N(R11)C(O)OR及び−C(=NOH)Rからなる群から独立に選択され、
場合によっては、
(i)RとRは、これらが結合している炭素と一緒に、O、N、S及び−N(R)−からなる群から独立に選択される0から3個のヘテロ原子を有する、3から8員のシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、アリール又はヘテロアリール環を形成していてもよく、前記環がシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル又はヘテロシクレニル環であるときには、1から5個のR14基及び/又はオキソで置換されていてもよく、又は
(ii)a)RとRは、これらが結合している炭素と一緒に、以下の多環式基の1つを形成し、
【化22】

(式中、
Mは、独立に−(CH)−、−S−、−N(R19)−、−O−、−S(O)−、−S(O)−又は−C(O)−であり、
qは0、1又は2であり、
A及びBは、独立にアリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルケニル又はヘテロシクリルであり、
Eはアリール又はヘテロアリールであり、
Fはシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル又はヘテロシクレニルであり、
ただし、環構造中には隣接する酸素及び/又は硫黄原子が存在しない。)
は、H、アルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールシクロアルキルアルキル、ヘテロアリールシクロアルキルアルキル、アリールヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリールヘテロシクロアルキルアルキル、シクロアルキル、アリールシクロアルキル、ヘテロアリールシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールヘテロシクロアルキル、アルケニル、アリールアルケニル、シクロアルケニル、アリールシクロアルケニル、ヘテロアリールシクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、アリールヘテロシクロアルケニル、ヘテロアリールヘテロシクロアルケニル、アルキニル、アリールアルキニル、アリール、シクロアルキルアリール、ヘテロシクロアルキルアリール、ヘテロシクロアルケニルアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルヘテロアリール、ヘテロシクロアルキルヘテロアリール、シクロアルケニルアリール、ヘテロシクロアルケニルアリール、−CH−O−Si(R)(R10)(R19)、−CN、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)N(R11)(R12)、−SR19、−S(O)N(R11)(R12)、−S(O)N(R11)(R12)、−N(R11)(R12)、−N(R11)C(O)R、−N(R11)S(O)R10、−N(R11)S(O)10−、−N(R11)C(O)N(R12)(R13)、−N(R11)C(O)OR及び−C(=NOH)Rからなる群から選択され、
は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、−OR15、−N(R15)(R16)、−N(R15)C(O)R16、−N(R15)S(O)R16、−N(R15)S(O)16、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)及び−N(R15)C(O)OR16からなる群から独立に選択され、
は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール及びヘテロアリールアルキルからなる群から独立に選択され、
10は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル及び−N(R15)(R16)からなる群から独立に選択され、
11、R12及びR13は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、−C(O)R、−C(O)OR、−S(O)R10、−S(O)10、−C(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)及び−CNからなる群から独立に選択され、
14は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ハロ、−CN、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−SR15、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16、−P(O)(OR15)(OR16)、−N(R15)(R16)、−N(R15)C(O)R16、−N(R15)S(O)R16、−N(R15)S(O)16、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)及び−N(R15)C(O)OR16からなる群から独立に選択される1−5個の置換基であり、
15、R16及びR17は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリールシクロアルキル、アリールヘテロシクロアルキル、R18−アルキル、R18−シクロアルキル、R18−シクロアルキルアルキル、R18−ヘテロシクロアルキル、R18−ヘテロシクロアルキルアルキル、R18−アリール、R18−アリールアルキル、R18−ヘテロアリール及びR18−ヘテロアリールアルキルからなる群から独立に選択され、又は
15、R16及びR17は、
【化23】

(式中、R23は0から5個の置換基であり、mは0から6であり、nは1から5である。)
であり、
18は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル、アリールアルケニル、アリールアルキニル、−NO、ハロ、ヘテロアリール、HO−アルキオキシアルキル(alkyoxyalkyl)、−CF、−CN、アルキル−CN、−C(O)R19、−C(O)OH、−C(O)OR19、−C(O)NHR20、−C(O)NH、−C(O)NH−C(O)N(アルキル)、−C(O)N(アルキル)(アリール)、−C(O)N(アルキル)(ヘテロアリール)、−SR19、−S(O)20、−S(O)NH、−S(O)NH(アルキル)、−S(O)N(アルキル)(アルキル)、−S(O)NH(アリール)、−S(O)NH、−S(O)NHR19、−S(O)NH(ヘテロシクロアルキル)、−S(O)N(アルキル)、−S(O)N(アルキル)(アリール)、−OCF、−OH、−OR20、−O−ヘテロシクロアルキル、−O−シクロアルキルアルキル、−O−ヘテロシクロアルキルアルキル、−NH、−NHR20、−N(アルキル)、−N(アリールアルキル)、−N(アリールアルキル)−(ヘテロアリールアルキル)、−NHC(O)R20、−NHC(O)NH、−NHC(O)NH(アルキル)、−NHC(O)N(アルキル)(アルキル)、−N(アルキル)C(O)NH(アルキル)、−N(アルキル)C(O)N(アルキル)(アルキル)、−NHS(O)20、−NHS(O)NH(アルキル)、−NHS(O)N(アルキル)(アルキル)、−N(アルキル)S(O)NH(アルキル)及び−N(アルキル)S(O)N(アルキル)(アルキル)からなる群から独立に選択される1−5個の置換基であり、
又は、隣接炭素上の2個のR18部分は、結合して
【化24】

を形成し得るものであり、
19は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル又はヘテロアリールアルキルであり、
20は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ハロ置換アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリールアルキルであり、
ここで
i)R、R、R及びR中のアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールシクロアルキルアルキル、ヘテロアリールシクロアルキルアルキル、アリールヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリールヘテロシクロアルキルアルキル、シクロアルキル、アリールシクロアルキル、ヘテロアリールシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールヘテロシクロアルキル、アルケニル、アリールアルケニル、シクロアルケニル、アリールシクロアルケニル、ヘテロアリールシクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、アリールヘテロシクロアルケニル、ヘテロアリールヘテロシクロアルケニル、アルキニル、アリールアルキニル、アリール、シクロアルキルアリール、ヘテロシクロアルキルアリール、シクロアルケニルアリール、ヘテロシクロアルケニルアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルヘテロアリール、ヘテロシクロアルキルヘテロアリール、シクロアルケニルアリール、ヘテロシクロアルケニルアリールの各々、並びに
ii)R、R、R、R、R10、R11、R12、R13及びR14中のアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、アリールシクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルケニル及びアルキニル基の各々は、
独立に非置換であり、又はアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールシクロアルキルアルキル、ヘテロアリールシクロアルキルアルキル、アリールヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリールヘテロシクロアルキルアルキル、シクロアルキル、アリールシクロアルキル、ヘテロアリールシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールヘテロシクロアルキル、アルケニル、アリールアルケニル、シクロアルケニル、アリールシクロアルケニル、ヘテロアリールシクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、アリールヘテロシクロアルケニル、ヘテロアリールヘテロシクロアルケニル、アルキニル、アリールアルキニル、アリール、シクロアルキルアリール、ヘテロシクロアルキルアリール、ヘテロシクロアルケニルアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルヘテロアリール、ヘテロシクロアルキルヘテロアリール、シクロアルケニルアリール、ヘテロシクロアルケニルアリール、ハロ、−CN、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−SR15、−S(O)N(R15)(R16)、−CH(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16、−P(O)(OR15)(OR16)、−N(R15)(R16)、−アルキル−N(R15)(R16)、−N(R15)C(O)R16、−CH−N(R15)C(O)R16、−CH−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH−R15;−CHN(R15)(R16)、−N(R15)S(O)R16、−N(R15)S(O)16、−CH−N(R15)S(O)16、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)OR16、−CH−N(R15)C(O)OR16、−S(O)R15、−N、−NO及び−S(O)15からなる群から独立に選択される1から5個のR21基で置換され、
21中のアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルケニル及びアルキニル基の各々は、独立に非置換であり、又はアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、−CF、−CN、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−アルキル−C(O)OR15、C(O)N(R15)(R16)、−SR15、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16、−P(O)(OR15)(OR16)、−N(R15)(R16)、−アルキル−N(R15)(R16)、−N(R15)C(O)R16、−CH−N(R15)C(O)R16、−N(R15)S(O)R16、−N(R15)S(O)16、−CH−N(R15)S(O)16、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)OR16、−CH−N(R15)C(O)OR16、−N、−NO、−S(O)R15及び−S(O)15からなる群から独立に選択される1から5個のR22基で置換され、
又は、隣接炭素上の2個のR21部分若しくは2個のR22部分は、結合して
【化25】

を形成し得るものであり、
21又はR22が、−C(=NOR15)R16、−N(R15)C(O)R16、−CH−N(R15)C(O)R16、−N(R15)S(O)R16、−N(R15)S(O)16、−CH−N(R15)S(O)16、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)OR16及び−CH−N(R15)C(O)OR16からなる群から選択されるときには、R15とR16は一緒にCからC鎖であり得るものであり、場合によっては、1、2又は3個の環炭素は、−C(O)−又は−N(H)−で置換されていてもよく、R15とR16は、これらが結合している原子と一緒に、R23で置換されていてもよい5から7員の環を形成していてもよく、
23は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ハロ、−CN、−OR24、−C(O)R24、−C(O)OR24、−C(O)N(R24)(R25)、−SR24、−S(O)N(R24)(R25)、−S(O)N(R24)(R25)、−C(=NOR24)R25、−P(O)(OR24)(OR25)、−N(R24)(R25)、−アルキル−N(R24)(R25)、−N(R24)C(O)R25、−CH−N(R24)C(O)R25、−N(R24)S(O)R25、−N(R24)S(O)25、−CH−N(R24)S(O)25、−N(R24)S(O)N(R25)(R26)、−N(R24)S(O)N(R25)(R26)、−N(R24)C(O)N(R25)(R26)、−CH−N(R24)C(O)N(R25)(R26)、−N(R24)C(O)OR25、−CH−N(R24)C(O)OR25、−S(O)R24及び−S(O)24からなる群から独立に選択される1から5個の基であって、R23中のアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルケニル及びアルキニル基の各々は、独立に非置換であり、又はアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、−CF、−CN、−OR24、−C(O)R24、−C(O)OR24、アルキル−C(O)OR24、C(O)N(R24)(R25)、−SR24、−S(O)N(R24)(R25)、−S(O)N(R24)(R25)、−C(=NOR24)R25、−P(O)(OR24)(OR25)、−N(R24)(R25)、−アルキル−N(R24)(R25)、−N(R24)C(O)R25、−CH−N(R24)C(O)R25、−N(R24)S(O)R25、−N(R24)S(O)25、−CH−N(R24)S(O)25、−N(R24)S(O)N(R25)(R26)、−N(R24)S(O)N(R25)(R26)、−N(R24)C(O)N(R25)(R26)、−CH−N(R24)C(O)N(R25)(R26)、−N(R24)C(O)OR25、−CH−N(R24)C(O)OR25、−S(O)R24及び−S(O)24からなる群から独立に選択される1から5個のR27基で置換され、
24、R25及びR26は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリールシクロアルキル、R27−アルキル、R27−シクロアルキル、R27−シクロアルキルアルキル、R27−ヘテロシクロアルキル、R27−ヘテロシクロアルキルアルキル、R27−アリール、R27−アリールアルキル、R27−ヘテロアリール及びR27−ヘテロアリールアルキルからなる群から独立に選択され、
27は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル、−NO、ハロ、−CF、−CN、アルキル−CN、−C(O)R28、−C(O)OH、−C(O)OR28、−C(O)NHR29、−C(O)N(アルキル)、−C(O)N(アルキル)(アリール)、−C(O)N(アルキル)(ヘテロアリール)、−SR28、−S(O)29、−S(O)NH、−S(O)NH(アルキル)、−S(O)N(アルキル)(アルキル)、−S(O)NH(アリール)、−S(O)NH、−S(O)NHR28、−S(O)NH(アリール)、−S(O)NH(ヘテロシクロアルキル)、−S(O)N(アルキル)、−S(O)N(アルキル)(アリール)、−OH、−OR29、−O−ヘテロシクロアルキル、−O−シクロアルキルアルキル、−O−ヘテロシクロアルキルアルキル、−NH、−NHR29、−N(アルキル)、−N(アリールアルキル)、−N(アリールアルキル)(ヘテロアリールアルキル)、−NHC(O)R29、−NHC(O)NH、−NHC(O)NH(アルキル)、−NHC(O)N(アルキル)(アルキル)、−N(アルキル)C(O)NH(アルキル)、−N(アルキル)C(O)N(アルキル)(アルキル)、−NHS(O)29、−NHS(O)NH(アルキル)、−NHS(O)N(アルキル)(アルキル)、−N(アルキル)S(O)NH(アルキル)及び−N(アルキル)S(O)N(アルキル)(アルキル)からなる群から独立に選択される1−5個の置換基であり、
28は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリールアルキル又はヘテロアリールアルキルであり、
29は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリールアルキルであり、
iは1、2又は3である。)
【請求項25】
次式を有する、請求項24に記載の化合物。
【化26】

【請求項26】
請求項24に記載の化合物の有効量と、薬剤的に有効な担体とを含む、薬剤組成物。
【請求項27】
請求項24に記載の化合物の有効量を、アスパルチルプロテアーゼを阻害する治療を必要とする患者に投与することを含む、アスパルチルプロテアーゼを阻害する方法。
【請求項28】
請求項24に記載の化合物の有効量を、かかる治療を必要とする患者に投与することを含む、循環器疾患、認知症及び神経変性疾患を治療する方法、並びにヒト免疫不全症ウイルス、プラスメプシン(plasmepins)、カテプシンD及び原虫酵素の阻害方法。
【請求項29】
認知症又は神経変性疾患が治療される、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
アルツハイマー病が治療される、請求項24に記載の方法。
【請求項31】
請求項24に記載の化合物の有効量と、コリンエステラーゼ阻害薬、ムスカリン性m拮抗物質又はムスカリン性m作動物質の有効量とを、薬剤的に有効な担体中に含む、薬剤組成物。
【請求項32】
請求項24に記載の化合物の有効量を含む薬剤組成物、及び請求項24に記載の化合物の有効量と、ベータセクレターゼ阻害剤、ガンマセクレターゼ阻害剤、HMG−CoA還元酵素阻害剤、非ステロイド性抗炎症薬、N−メチルD−アスパラギン酸受容体拮抗物質、抗アミロイド抗体、ビタミンE、ニコチン性アセチルコリン受容体作動物質、CB1受容体逆作動物質若しくはCB1受容体拮抗物質、抗生物質、成長ホルモン分泌促進物質、ヒスタミンH3拮抗物質、AMPA作動物質、PDE4阻害剤、GABA逆作動物質、アミロイド凝集阻害剤、グリコゲンシンターゼキナーゼベータ阻害剤、アルファセクレターゼ活性のプロモーター、又はコレステロール吸収阻害剤からなる群から選択される少なくとも1種類の第2の薬剤とを含む少なくとも1種類の第2の薬剤組成物。
【請求項33】
請求項24に記載の化合物の有効量を、コリンエステラーゼ阻害薬の有効量と組み合わせて、認知症又は神経変性疾患の治療を必要とする患者に投与することを含む、認知症又は神経変性疾患を治療する方法。

【公開番号】特開2011−251978(P2011−251978A)
【公開日】平成23年12月15日(2011.12.15)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−153202(P2011−153202)
【出願日】平成23年7月11日(2011.7.11)
【分割の表示】特願2008−516998(P2008−516998)の分割
【原出願日】平成18年6月12日(2006.6.12)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【出願人】(507408903)フアーマコペイア・インコーポレイテツド (3)
【Fターム(参考)】