説明

プロテインキナーゼのインヒビターとして有用な組成物

本発明は、プロテインキナーゼとして有用な化合物に関する。本発明はまた、種々の疾患、状態または障害の処置に有用な、化合物を調製するための方法、この化合物を含む薬学的に受容可能な組成物、およびこれら化合物または組成物を使用する方法に関する。特定の実施形態において、これらの化合物はGSK−3、SYK、Aurora−2、CDK−2、JAK−3、LCK、SRC、およびTecファミリー(例えば、Tec、Btk、Itk/Emt/Tsk、Bmx、Txk/Rlk)のプロテインキナーゼインヒビターとして効果的である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の式I:
【化1】

の化合物、または該化合物の薬学的に受容可能な塩であって、ここで:
Xは、1つまたは2つの非隣接メチレン単位が独立してCO、CONR’、NR’CO、SO、SO、NR’SO、SONR’、O、S、またはNR’により必要に応じて置き換えられた、必要に応じて置換されたC−Cアルキリデン鎖であり;
およびRは、これらと結合する炭素原子と一緒になって、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換された5員または6員のアリール環またはヘテロアリール環を形成し、
ここで、一緒になったRおよびRにより形成される環、ならびにC−Cアルキリデン鎖Xは、各々必要に応じてかつ独立して、1つ以上の炭素原子において、−WRのy個の存在で置換され、ここでyは0〜5であり;そしてここで、該一緒になったRおよびRにより形成される環の置換可能な1つ以上の窒素原子が必要に応じて−Rで置換され;
Wのうちの各々は、独立して、結合であるか、またはC−Cアルキリデン鎖であり、ここでWのうちの2個以下の非隣接メチレン単位は、独立して、必要に応じてCO、CO、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、S、またはNRにより置き換えられ;そしてRの各々の存在は独立して、R’、ハロゲン、NO、もしくはCNから選択されるか、または−WRは=O、=S、もしくは=NR’であり;
TはCHR’、CHCH(R’)、−S(=O)、またはC(=O)であり;
nは0または1であり;
Cyは、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有する3〜7員の飽和単環式環、部分不飽和単環式環、または完全不飽和単環式環であるか、あるいは窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される0〜5個のヘテロ原子を有する8〜10員の飽和二環式環系、部分不飽和二環式環系、または完全不飽和二環式環系であり、ここで該Cyは必要に応じて、1つ以上の炭素原子において−QRのx個の独立した存在で置換され;ここでxは0〜5であり;そして1つ以上の置換可能な窒素原子において−Rで置換され;ここで、Qは結合であるかまたはC−Cアルキリデン鎖であり、ここで、Qのうちの2個以下の非隣接メチレン単位は、独立してCO、CO、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、S、またはNRにより必要に応じて置き換えられ;そして
の各々の存在は、独立して、R’、ハロゲン、NO、CF、もしくはCNから選択されるか、あるいは
−QRは=O、=S、またはNR’であり;
の各々の存在およびRの各々の存在は、独立して、R’、−COR’、−CO(C1−6脂肪族)、−CON(R’)または−SOR’であり;
Rの各々の存在は、独立して、水素、または必要に応じて置換されたC1−6脂肪族基から選択され;そしてR’の各々の存在は、独立して、水素、またはC1−8脂肪族、C6−10アリール、5〜10個の環原子を有するヘテロアリール環、もしくは3〜10個の環原子を有するヘテロシクリル環から選択される必要に応じて置換された基から選択され;ここでRおよびR’はこれらと結合する原子と一緒になるか、またはR’の2つの存在はこれらと結合する原子と一緒になって、窒素、酸素または硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換された3〜8員のシクロアルキル環、ヘテロシクリル環、アリール環、またはヘテロアリール環を形成し;そして
破線の結合は、原子価が許容する単結合または二重結合を表す;
但し:
a)nが0であり、Cyが必要に応じて置換されたアリール基またはヘテロアリール基であり、そしてXが−(C(R)−、−CH−O−、−O−CH−、−S−CH−、CH−S−、−CH−N(R)−、−N(R)−CH−、−CHSO−、−SOCH−であり、ここでRは水素またはC1−4アルキルである場合、RおよびRは、これらと結合する炭素原子と一緒になって、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロ、CONR、COR、縮合フェニル、NOまたはトリフルオロメチルで必要に応じて置換されたフェニル環を形成せず;
b)nが0であり、Cyが3,4,5−トリメトキシフェニルであり、そしてXが−(CH−である場合、RおよびRは、これらと結合する炭素原子と一緒になって、非置換のチエノ環を形成せず;そして
c)Xが−(CH−であり、nが0であり、そしてCyが以下の置換基:−(CHOH、−O(CHOH、−(CHNMe、−O(CHNHEt、−O(CHNEt、−OMeおよび−O(CHOS(O)−p−Tolのうちの1つ以上を有するフェニル基である場合、RおよびRは、これらと結合する炭素原子と一緒になって、メトキシで置換されたピリジル環を形成しない、
化合物、または該化合物の薬学的に受容可能な塩。
【請求項2】
以下の式I:
【化2】

の化合物、または該化合物の薬学的に受容可能な塩であって、ここで:
Xは、1つまたは2つの非隣接メチレン単位が独立してCO、CONR’、NR’CO、SO、SO、NR’SO、SONR’、O、S、またはNR’により必要に応じて置き換えられた、必要に応じて置換されたC−Cアルキリデン鎖であり;
およびRは、これらと結合する炭素原子と一緒になって、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換された5員または6員のアリール環またはヘテロアリール環を形成し;
ここで、一緒になったRおよびRにより形成される環、ならびにC−Cアルキリデン鎖Xは、各々必要に応じかつ独立して、1つ以上の炭素原子において、−WRのy個の存在で置換され、ここでyは0〜5であり;そしてここで、該一緒になったRおよびRにより形成される環の置換可能な1つ以上の窒素原子が必要に応じて−Rで置換され;
Wの各々の存在は、独立して、結合であるか、またはC−Cアルキリデン鎖であり、ここでWのうちの2個以下の非隣接メチレン単位は、独立してCO、CO、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、S、またはNRにより必要に応じて置き換えられ;そしてRの各々の存在は独立して、R’、ハロゲン、NO、もしくはCNから選択されるか、または−WRは=O、=S、もしくは=NR’であり;
TはCHR’、CHCH(R’)、−S(=O)、C(=O)、CHR’CH;CHCHCHまたはCHCHR’CHであり;
nは0または1であり;
Cyは、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有する3〜7員の飽和単環式環、部分不飽和単環式環、または完全不飽和単環式環であるか、あるいは窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される0〜5個のヘテロ原子を有する8〜10員の飽和二環式環系、部分的飽和二環式環系、または完全不飽和二環式環系であり、ここで該Cyは必要に応じて、1つ以上の炭素原子において−QRのx個の独立した存在で置換され;ここでxは0〜5であり;そして1つ以上の置換可能な窒素原子において−Rで置換され;ここでQは結合であるか、またはC−Cアルキリデン鎖であり、ここで該Qのうちの2個以下の非隣接メチレン単位は、独立して、必要に応じてCO、CO、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、S、またはNRにより置き換えられ;そして
の各々の存在は、独立して、R’、ハロゲン、NO、CF、またはCNから選択されるか、あるいは
−QRは=O、=S、またはNR’であり;
の各々の存在およびRの各々の存在は、独立して、R’、−COR’、−CO(C1−6脂肪族)、−CON(R’)または−SOR’であり;
Rの各々の存在は、独立して、水素、または必要に応じて置換されたC1−6脂肪族基から選択され;そしてR’の各々の存在は、独立して、水素、またはC1−8脂肪族、C6−10アリール、5〜10個の環原子を有するヘテロアリール環、もしくは3〜10個の環原子を有するヘテロシクリル環から選択される、必要に応じて置換された基から選択され;ここでRおよびR’は、これらと結合する原子と一緒になるか、またはR’の2個の存在は、これらと結合する原子と一緒になって、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換された3〜8員のシクロアルキル環、ヘテロシクリル環、アリール環、またはヘテロアリール環を形成し;そして
破線の結合は、原子価が許容する単結合または二重結合を表す;
但し:
a)nが0であり、Cyが必要に応じて置換されたアリール基またはヘテロアリール基であり、そしてXが−(C(R)−、−CH−O−、−O−CH−、−S−C(R)−、C(R)−S−、−CH−N(R)−、−N(R)−CH−、−CHSO−、−SOCH−、−N(R)SO−、C=O、−CH−、C=C、−N(R)N(R)−、またはN=Nであり、ここでRが水素またはC1−4アルキルである場合、RおよびRは、これらと結合する炭素原子と一緒になって、−C1−4アルキル、−C1−4アルコキシ、−ハロ、−CONR、−COR、縮合フェニル、−NO、−NR、−N(CO)R、−NSOR、−N(CO)N(R)、−SCH、−SR、−CHOH、−OH、−C(O)H、−OCHPh、−N(CO)OR、2−フリルまたはトリフルオロメチルで必要に応じて置換されたフェニル環を形成せず;
b)nが0であって、そしてCyが3,4,5−トリメトキシフェニルである場合、
i)Xが−(CH−である場合、RおよびRは、これらと結合する炭素原子と一緒になって、非置換のチエノ環を形成せず;そして
ii)Xが−CHCHCH−である場合、RおよびRは、これらと結合する炭素原子と一緒になって、非置換のフェニル環を形成せず;
c)Xが−(CH−であり、nが0であり、そしてCyが以下の置換基:−(CHOH、−O(CHOH、−(CHNMe、−O(CHNHEt、−O(CHNEt、−OMeおよび−O(CHOS(O)−p−Tolのうちの1つ以上を有するフェニル基である場合、RおよびRは、これらと結合する炭素原子と一緒になって、メトキシで置換されたピリジル環を形成せず;そして
d)nが1であり、TがCHであり、そしてXが−OC(H)(OH)−である場合、Cyは必要に応じて置換されたピリジルでない、
化合物、または該化合物の薬学的に受容可能な塩。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の化合物であって、ここで:
a.nが0であり、Cyが必要に応じて置換されたフェニル基、ベンゾトリアゾリル基、ベンゾチアゾリル基、インドリル基、またはピリジル基であり、そしてXが、1つ以上のハロゲン原子またはC1−3アルキル基で必要に応じて置換されたC1−2アルキレン基である場合、RおよびRは、これらと結合する炭素原子と一緒になって、ピリジル基もチエニル基も形成せず、ここで該ピリジル基または該チエニル基は非置換であるか、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有する3〜7員の飽和単環式環、部分不飽和単環式環もしくは完全不飽和単環式環、あるいは窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0〜5個のヘテロ原子を有する8〜10員の飽和二環式環、部分不飽和二環式環もしくは完全不飽和二環式環以外の置換基で置換され;
b.nが0であり、Cyが、必要に応じて置換されたC−C12単環式芳香族基または必要に応じて置換されたC−C12二環式芳香族基であり、そしてXが1つ以上のハロゲン原子またはC1−3アルキル基で必要に応じて置換されたC1−2アルキレン基である場合、RおよびRは、これらと結合する炭素原子と一緒になって、フェニル基を形成せず、ここで該フェニル基は非置換であるか、あるいは窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有する3〜7員の飽和単環式環、部分不飽和単環式環または完全不飽和単環式環、あるいは窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0〜5個のヘテロ原子を有する8〜10員の飽和二環式環、部分不飽和二環式環または完全不飽和二環式環以外の置換基で置換され;
c.nが0であり、Cyが、必要に応じて置換された環式脂肪基またはヘテロ環式脂肪族基の少なくとも1つで置換されたアリール基またはヘテロアリール基であって、ここで該アリール基または該ヘテロアリール基はCyに直接結合されるかまたはアルキリデン鎖を介してCyに結合されており、そしてXは必要に応じて置換されたC1−2アルキレン基である場合、RおよびRは、これらと結合する炭素原子と一緒になって、必要に応じて置換されたフェニル基を形成しない、
化合物。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の化合物であって、ここで、RおよびRは、これらと結合する炭素原子と一緒になって、以下の基:
【化3−1】

【化3−2】

のうちの1つから選択される、必要に応じて置換された5員または6員のアリール環またはヘテロアリール環を形成する、化合物。
【請求項5】
請求項1または請求項2に記載の化合物であって、ここで、RおよびRは、これらと結合する炭素原子と一緒になって、フェニル(i)、ピリジル(ii−1、ii−2、ii−3、ii−4)、ピラゾリル(xiii−1、xiii−2、xiii−3、およびxiii−4)、オキサジアゾリル(xiv)、チオフェニル(iv−1、iv−2、およびxviii)、もしくはチアゾリル(viii−1およびviii−2)から選択される、必要に応じて置換された5員または6員のアリール環またはヘテロアリール環を形成する、化合物。
【請求項6】
請求項1または請求項2に記載の化合物であって、ここでWRの各々の存在は、存在する場合、独立して、ハロゲン、CN、NO、−N(R’)、−CHN(R’)、−OR’、−CHOR’、−SR’、−CHSR’、−COOR’、−NRCOR’、−CON(R’)、もしくは−S(O)N(R’)であるか、またはC1−4アルキル、アリール、ヘテロアリールから選択される必要に応じて置換された基である、化合物。
【請求項7】
請求項1または請求項2に記載の化合物であって、ここで、−WR基は各々独立して、F、Cl、Br、I、Me、Et、−CN、−OMe、−SMe、−NMe、−NEt、−COOMe、−COOH、−OH、−SONH、−CON(CH、−CO(必要に応じて置換されたN−ピペラジニル)、−CO(N−モルホリニル)、−CO(N−ピペリジニル)、−CHN(Me)、−CHN(Et)であるか、またはC1−4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジル、ベンジルオキシ、ピリジル、ピリミジニル、チオフェン、N−モルホリニル、N−ピペリジニル、N−ピペラジニルもしくはフラニルから選択される必要に応じて置換された基である、化合物。
【請求項8】
請求項1または請求項2に記載の化合物であって、ここで、−WR基は各々独立して、CF、F、Cl、Br、I、Me、Et、−CN、−OMe、−SMe、−NMe、−NEt、−COOMe、−COOH、−OH、−SONH、−CON(CH、−CO(必要に応じて置換されたN−ピペラジニル、−CO(N−モルホリニル)、−CO(N−ピペリジニル)、−CO(ピロリジニル)、−CO(N(H)ピロリジニル)、−CHN(Me)、−CHN(Et)であるか、またはC1−4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジル、ベンジルオキシ、ピリジル、ピリミジニル、チオフェン、N−モルホリニル、N−ピペリジニル、N−ピペラジニル、フラニル、ピロリジニルもしくはN(H)ピロリジニルから選択される必要に応じて置換される基である、化合物。
【請求項9】
請求項1または請求項2に記載の化合物であって、ここで、yは1でありそしてWRは必要に応じて置換されたアリール基またはヘテロアリール基であって、ここで該必要に応じて置換されたアリール基もしくはヘテロアリール基に対する置換基は、−VRから独立して選択され;ここでVは結合であるかまたはC−Cアルキリデン鎖であり、ここでVのうち2個以下の非隣接メチレン単位は独立してCO、CO、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、S、もしくはNRにより必要に応じて置き換えられ;そしてRの各々の存在はR’、ハロゲン、NOもしくはCNから独立して選択されるか、または−QRは=O、=Sもしくは=NR’である、化合物。
【請求項10】
yは1であり、WRは−CHN(R’)、−N(R’)、または−CON(R’)である、請求項1または請求項2に記載の化合物。
【請求項11】
T基が、存在する場合、−CH−、−CHCH、−CO−または−SO−である、請求項1または請求項2に記載の化合物。
【請求項12】
T基が、存在する場合、−C(H)(CH)−、−C(H)(CH)CH−、−CHC(H)(CH)−または−CHCHCH−である、請求項1または請求項2に記載の化合物。
【請求項13】
nが0でありかつTが存在しない、請求項1または請求項2に記載の化合物。
【請求項14】
Tが存在しない(n=0)かまたはTが−CO−である、請求項1または請求項2に記載の化合物。
【請求項15】
請求項1または請求項2に記載の化合物であって、ここでCyが以下の基:
【化4−1】

【化4−2】

【化4−3】

のうちの1つから選択される、化合物。
【請求項16】
請求項1または請求項2に記載の化合物であって、ここでCyが以下:
【化5】

から選択される、化合物。
【請求項17】
請求項1または請求項2に記載の化合物であって、ここでCyが以下:
【化6】

から選択される、化合物。
【請求項18】
請求項1または請求項2に記載の化合物であって、ここでCyがフェニル(a)であり、そして該化合物が式I−A:
【化7】

を有する、化合物。
【請求項19】
請求項1または請求項2に記載の化合物であって、ここでQR基は、存在する場合、各々独立して、ハロゲン、CN、NOであるか、またはC1−4アルキル、アリール、アラルキル、−N(R’)、−CHN(R’)、−OR’、−CHOR’、−SR’、−CHSR’、−COOR’、−NRCOR’、−CON(R’)、−SOR’、NR’SOR’、もしくは−S(O)N(R’)から選択される必要に応じて置換された基である、化合物。
【請求項20】
請求項1または請求項2に記載の化合物であって、ここでQR基は、存在する場合、各々独立して、ハロゲン、CN、NOであるか、またはC1−4アルキル、−CF、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、−N(R’)、−CHN(R’)、−OR’、−CHOR’、−SR’、−CHSR’、−COOR’、−NRCOR’、−CON(R’)、−SOR’、NR’SOR’、SON=R’、もしくは−S(O)N(R’)から選択される必要に応じて置換された基である、化合物。
【請求項21】
請求項1または請求項2に記載の化合物であって、ここでQR基は各々独立して、Cl、Br、F、CF、メチル、エチル、イソプロピル、n−プロピル、n−ブチル、tert−ブチル、NO、−OH、−SONH、SOCH、NH、SONHCH、NHSOCHであるか、またはC1−4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジル、もしくはベンジルオキシから選択される必要に応じて置換された基である、化合物。
【請求項22】
請求項1または請求項2に記載の化合物であって、ここでXは必要に応じて置換されたメチレン基であり、そして該化合物は一般式II:
【化8】

を有する、化合物。
【請求項23】
請求項22に記載の化合物であって、ここでCyは必要に応じて置換されたフェニルであり、そして該化合物は式II−A:
【化9】

を有する、化合物。
【請求項24】
請求項22に記載の化合物であって、ここでRおよびRは、これらと結合する炭素原子と一緒になって、フェニル(i)、ピリジル(ii−l、ii−2、ii−3、ii−4)、ピラゾリル(xiii−2)、オキサジアゾリル(xiv)、チオフェニル(iv−1、iv−2、およびxviii)、もしくはチアゾリル(viii−1およびviii−2)から選択される、必要に応じて置換された5員または6員のアリール環またはヘテロアリール環を形成し、そして該化合物がII−B、II−C、II−D、II−E、II−F、II−G、II−H、II−I、II−J、II−K、II−L、またはII−Mの構造:
【化10】

のうちの1つを有する、化合物。
【請求項25】
Cyは、QRの0〜3個の存在で必要に応じて置換されたフェニルである、請求項24に記載の化合物。
【請求項26】
請求項24に記載の化合物であって、ここでnは0であるか、あるいはnは1でありかつTはCH、−CHCH−、−CO−もしくは−SO−であり;xは0〜3であり;そしてQRの各々の存在は、独立して、ハロゲン、CN、NOであるか、またはC1−4アルキル、アリール、アラルキル、−N(R’)、−CHN(R’)、−OR’、−CHOR’、−SR’、−CHSR’、−COOR’、−NRCOR’、−CON(R’)、−SOR’、NR’SOR’、もしくは−S(O)N(R’)から選択される必要に応じて置換された基である、化合物。
【請求項27】
請求項24に記載の化合物であって、ここでxは0〜3であり;そしてQRの各々の存在は、独立して、ハロゲン、CN、NOであるか、またはC1−4アルキル、アリール、アラルキル、−N(R’)、−CHN(R’)、−OR’、−CHOR’、−SR’、−CHSR’、−COOR’、−NRCOR’、−CON(R’)、−SOR’、NR’SOR’、もしくは−SON(R’)から選択される必要に応じて置換された基である、化合物。
【請求項28】
請求項24に記載の化合物であって、ここでyは0〜3であり;そしてWRの各々の存在は、独立して、ハロゲン、CN、NOであるか、またはC1−4アルキル、アリール、ヘテロアリール、−N(R’)、−CHN(R’)、−OR’、−CHOR’、−SR’、−CHSR’、−COOR’、−NRCOR’、−CON(R’)、もしくは−S(O)N(R’)から選択される、必要に応じて置換された基である、化合物。
【請求項29】
yは1であり、そしてWRは必要に応じて置換されたアリール基またはヘテロアリール基である、請求項24に記載の化合物。
【請求項30】
請求項24に記載の化合物であって、ここでyは1であり、そしてWRは、置換されたフェニル基、ピリジル基、ピリミジニル基、チオフェニル基、またはフラニル基であって、必要に応じて−VRの1つ以上の存在で置換されており;ここでVは、結合であるかまたはC−Cアルキリデン鎖であり、ここでVのうちの2個以下の非隣接メチレン単位は、独立してCO、CO、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、S、もしくはNRにより必要に応じて置き換えられ;そしてRの各々の存在は、独立して、R’、ハロゲン、NOもしくはCNから選択されるか、または−QRは=O、=Sもしくは=NR’である、化合物。
【請求項31】
請求項24に記載の化合物であって、ここでWRの1つの存在は必要に応じて置換されたアリール基またはヘテロアリール基であり、以下の式II−H−i:
【化11】

において、Arで表される、化合物。
【請求項32】
請求項31に記載の化合物であって、ここで、Arは、置換されたフェニル基、ピリジル基、ピリミジニル基、チオフェニル基、またはフラニル基であって、−VRの1つ以上の存在により必要に応じて置換され;ここでVは結合であるかまたはC−Cアルキリデン鎖であり、ここでVのうちの2個以下の非隣接メチレン単位は独立してCO、CO、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、S、またはNRにより必要に応じて置き換えられ;そしてRの各々の存在は、独立して、R’、ハロゲン、NOもしくはCNであるか、または−QRは=O、=Sもしくは=NR’である、化合物。
【請求項33】
nは0であるか、またはnは1でありかつTはCH、−CHCH−、−CO−、もしくは−SOである、請求項22〜24のうちの1つに記載の化合物。
【請求項34】
nは0であるか、またはnは1でありかつTは−C(H)(CH)−、−C(H)(CH)CH−、−CHC(H)(CH)−、もしくは−CHCHCH−である、請求項22〜24のうちの1つに記載の化合物。
【請求項35】
nは0であるか、あるいはnは1でありかつTはCH、−CHCH−、−CO−、もしくは−SO2−であり;xは0〜3であり;そしてそしてQRの各々の存在は、独立して、ハロゲン、CN、NOであるか、またはC1−4アルキル、アリール、アラルキル、−N(R’)、−CHN(R’)、−OR’、−CHOR’、−SR’、−CHSR’、−COOR’、−NRCOR’、−CON(R’)、−SOR’、NR’SOR’もしくは−SON(R’)から選択される必要に応じて置換された基である、請求項22〜24のうちの1つに記載の化合物。
【請求項36】
nは0であるか、あるいはnは1でありかつTは−C(H)(CH)−、−C(H)(CH)CH−、−CHC(H)(CH)−、もしくは−CHCHCH−であり;xは0〜3であり;そしてQRの各々の存在は、独立して、ハロゲン、CN、NOであるか、またはC1−4アルキル、アリール、アラルキル、−N(R’)、−CHN(R’)、−OR’、−CHOR’、−SR’、−CHSR’、−COOR’、−NRCOR’、−CON(R’)、−SOR’、NR’SOR’もしくは−SON(R’)から選択される必要に応じて置換された基である、請求項22〜24のうちの1つに記載の化合物。化合物。
【請求項37】
請求項1または請求項2に記載の化合物であって、ここでXは、0個、1個または2個のメチレン単位が、S、Oまたは−SON(R’)−により必要に応じて置き換えられたC−アルキリデン鎖であり、そして該化合物が構造III、IV、V、VI、VII、VIIIまたはIX:
【化12】

のうちの1つを有する、化合物。
【請求項38】
Cyが上記のa〜mm(特定の部分集合のb−i、c−i、b−ii、b−iii、c−ii、c−iii、g−i、ll、o−i、またはmmを含む)のいずれか1つから選択される、請求項35または36に記載の化合物。
【請求項39】
請求項37に記載の化合物であって、ここで、Cyが必要に応じて置換されたフェニルであり、そして該化合物が式III−A〜IX−A:
【化13】

のうちの1つを有する、化合物。
【請求項40】
請求項37に記載の化合物であって、ここでRおよびRは、これらと結合する炭素原子と一緒になって、フェニル(i)、ピリジル(ii−1、ii−2、ii−3、ii−4)、ピラゾリル(xiii−2)、オキサジアゾリル(xiv)およびチオフェニル(iv−1、iv−2、およびxviii)、もしくはチアゾリル(viii−1およびviii−2)から選択される、必要に応じて置換された5員または6員のアリール環またはヘテロアリール環を形成する、化合物。
【請求項41】
請求項37に記載の化合物であって、ここでRおよびRは、これらと結合する炭素原子と一緒になって、フェニル(i)、ピリジル(ii−1、ii−2、ii−3、ii−4)、ピラゾリル(xiii−2)、オキサジアゾリル(xiv)、チオフェニル(iv−1、iv−2、およびxviii)、もしくはチアゾリル(viii−1およびviii−2)から選択される、必要に応じて置換された5員または6員のアリール環またはヘテロアリール環を形成し、そして該化合物が、式III−B、III−C、III−D、III−E、III−F、III−G、III−H、III−I、III−J、III−K、III−L、またはIII−M:
【化14】

のうちの1つを有する、化合物。
【請求項42】
請求項37に記載の化合物であって、ここでRおよびRは、これらと結合する炭素原子と一緒になって、フェニル(i)、ピリジル(ii−1、ii−2、ii−3、ii−4)、ピラゾリル(xiii−2)、オキサジアゾリル(xiv)、チオフェニル(iv−1、iv−2、およびxviii)、もしくはチアゾリル(viii−1およびviii−2)から選択される、必要に応じて置換された5員または6員のアリール環またはヘテロアリール環を形成し、そして該化合物が、式IV−B、IV−C、IV−D、IV−E、IV−F、IV−G、IV−H、IV−I、IV−J、IV−K、IV−L、またはIV−M:
【化15−1】

【化15−2】

のうちの1つを有する、化合物。
【請求項43】
請求項37に記載の化合物であって、ここでRおよびRは、これらと結合する炭素原子と一緒になって、フェニル(i)、ピリジル(ii−1、ii−2、ii−3、ii−4)、ピラゾリル(xiii−2)、オキサジアゾリル(xiv)、チオフェニル(iv−1、iv−2、およびxviii)、もしくはチアゾリル(viii−1およびviii−2)から選択される、必要に応じて置換された5員または6員のアリール環またはヘテロアリール環を形成し、そして該化合物が、式V−B、V−C、V−D、V−E、V−F、V−G、V−H、V−I、V−J、V−K、V−L、またはV−M:
【化16−1】

【化16−2】

のうちの1つを有する、化合物。
【請求項44】
請求項37に記載の化合物であって、ここでRおよびRは、これらと結合する炭素原子と一緒になって、フェニル(i)、ピリジル(ii−1、ii−2、ii−3、ii−4)、ピラゾリル(xiii−2)、オキサジアゾリル(xiv)、チオフェニル(iv−1、iv−2、およびxviii)、もしくはチアゾリル(viii−1およびviii−2)から選択される、必要に応じて置換された5員または6員のアリール環またはヘテロアリール環を形成し、そして該化合物が、式IX−B、IX−C、IX−D、IX−E、IX−F、IX−G、IX−H、IX−I、IX−J、IX−K、IX−L、またはIX−M:
【化17−1】

【化17−2】

のうちの1つを有する、化合物。
【請求項45】
Cyがフェニルであって、QRの0〜3個の存在で必要に応じて置換された、請求項37〜44のうちの1つに記載の化合物。
【請求項46】
請求項37〜45のうちの1つに記載の化合物であって、ここでnは0であるか、あるいはnは1でありかつTはCH、−CHCH−、−CO−、もしくは−SO−であり;xは0〜3であり;そしてQRの各々の存在は、独立して、ハロゲン、CN、NOであるか、またはC1−4アルキル、アリール、アラルキル、−N(R’)、−CHN(R’)、−OR’、−CHOR’、−SR’、−CHSR’、−COOR’、−NRCOR’、−CON(R’)、−SOR’、NR’SOR’、もしくは−SON(R’)から選択される必要に応じて置換された基である、化合物。
【請求項47】
請求項37〜46に記載の化合物であって、ここでyは0〜3であり;そしてWRの各々の存在は、独立して、ハロゲン、CN、NOであるか、またはC1−4アルキル、アリール、ヘテロアリール、−N(R’)、−CHN(R’)、−OR’、−CHOR’、−SR’、−CHSR’、−COOR’、−NRCOR’、−CON(R’)、もしくは−S(O)N(R’)から選択される必要に応じて置換された基である、化合物。
【請求項48】
請求項37〜46に記載の化合物であって、ここで−WR基は、各々独立して、F、Cl、Br、I、Me、Et、−CN、−OMe、−SMe、−NMe、−NEt、−COOMe、−COOH、−OH、−SONH、−CON(CH、−CO(必要に応じて置換されたN−ピペラジニル)、−CO(N−モルホリニル)、−CO(N−ピペリジニル)、−CHN(Me)、−CHN(Et)であるか、またはC1−4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジル、ベンジルオキシ、ピリジル、ピリミジニル、チオフェン、N−モルホリニル、N−ピペリジニル、N−ピペラジニル、もしくはフラニルから選択される必要に応じて置換された基である、化合物。
【請求項49】
請求項37〜46のうちの1つに記載の化合物であって、ここで−WR基は、各々独立して、CF、F、Cl、Br、I、Me、Et、−CN、−OMe、−SMe、−NMe、−NEt、−COOMe、−COOH、−OH、−SONH、−CON(CH、−CO(必要に応じて置換されたN−ピペラジニル)、−CO(N−モルホリニル)、−CO(N−ピペリジニル)、−CO(ピロリジニル)、−CO(N(H)ピロリジニル)、−CHN(Me)、−CHN(Et)であるか、またはC1−4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジル、ベンジルオキシ、ピリジル、ピリミジニル、チオフェン、N−モルホリニル、N−ピペリジニル、N−ピペラジニル、フラニル、ピロリジニル、もしくはN(H)ピロリジニルから選択される必要に応じて置換された基である、化合物。
【請求項50】
請求項47に記載の化合物であって、ここで、WRの1つの存在は必要に応じて置換されたアリール基またはヘテロアリール基であり、以下の式III−H−i、III−L−i、III−M−i、IV−H−i、IV−L−i、IV−M−i、V−H−i、V−L−i、V−M−i、IX−H−i、IX−L−i、またはIX−M−i:
【化18−1】

【化18−2】

のうちの1つにおいて、Arで表され、
ここで、Arは、−VRの1つ以上の存在で必要に応じて置換され;ここでVは、結合であるかまたはC−Cアルキリデン鎖であり、ここでVのうちの2個以下の非隣接メチレン単位は独立してCO、CO、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、SまたはNRにより必要に応じて置き換えられ;そしてRの各々の存在は、独立して、R’、ハロゲン、NO、もしくはCNから選択されるか、または−QRは=O、=S、もしくは=NR’である、
化合物。
【請求項51】
請求項50に記載の化合物であって、ここでyは1であり、そしてArは、−VRの1つ以上の存在で必要に応じて置換されたフェニル基、ピリジル基、ピリミジニル基、チオフェニル基、またはフラニル基であり;ここでVは結合であるかまたはC−Cアルキリデン鎖であり、ここでVのうちの2個以下の非隣接メチレン単位は独立してCO、CO、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、S、またはNRにより必要に応じて置き換えられ;そしてRの各々の存在は、独立して、R’、ハロゲン、NO、もしくはCNから選択されるか、または−QRは=O、=S、もしくは=NR’である、化合物。
【請求項52】
請求項47に記載の化合物であって、ここで1つの存在WRは−CHN(R’)であり、そして該化合物は、以下:
【化19−1】

【化19−2】

の式III−H−ii、III−L−ii、III−M−ii、IV−H−ii、IV−L−ii、IV−M−ii、V−H−ii、V−L−ii、V−M−ii、IX−H−ii、IX−L−ii、またはIX−M−iiのうちの1つを有する、化合物。
【請求項53】
請求項47に記載の化合物であって、ここで、WRの1つの存在は、−N(R’)であり、そして該化合物は、以下の式III−H−iii、III−L−iii、III−M−iii、IV−H−iii、IV−L−iii、IV−M−iii、V−H−iii、V−L−iii、V−M−iii、IX−H−iii、IX−L−iii、またはIX−M−iii:
【化20−1】

【化20−2】

のうちの1つを有する、化合物。
【請求項54】
請求項47に記載の化合物であって、ここでWRの1つの存在は−CON(R’)であり、そして該化合物は、以下の式III−H−iv、III−L−iv、III−M−iv、IV−H−iv、IV−L−iv、IV−M−iv、V−H−iv、V−L−iv、V−M−iv、IX−H−iv、IX−L−iv、またはIX−M−iv:
【化21−1】

【化21−2】

のうちの1つを有する、化合物。
【請求項55】
請求項52、53、または54に記載の化合物であって、ここで−CHN(R’)は、−CHN(CH、−CHN(CHCH、−CH(必要に応じて置換されたN−ピペラジニル)、−CH(必要に応じて置換されたN−ピペリジニル)、または−CH(必要に応じて置換されたN−モルホリニル)であり;−N(R’)は、−N(CH、−N(CHCH、−必要に応じて置換されたN−ピペラジニル、必要に応じて置換されたN−ピペリジニル、または−必要に応じて置換されたN−モルホリニルであり;そして−CON(R’)は、−CON(CH、−CON(CHCH、−CO(必要に応じて置換されたN−ピペラジニル)、−CO(必要に応じて置換されたN−ピペリジニル)、または−CO(必要に応じて置換されたN−モルホリニル)である、化合物。
【請求項56】
請求項52、53、または54に記載の化合物でって、ここで−CHN(R’)は、−CHN(CH、−CHN(CHCH、−CH(必要に応じて置換されたN−ピペラジニル)、−CH(必要に応じて置換されたN−ピペリジニル)、または−CH(必要に応じて置換されたN−モルホリニル)であり;−N(R’)は、−N(CH、−N(CHCH、−必要に応じて置換されたN−ピペラジニル、必要に応じて置換されたN−ピペリジニル、または−必要に応じて置換されたN−モルホリニルであり;そして−CON(R’)は、−CON(CH、−CON(CHCH、−CO(必要に応じて置換されたN−ピペラジニル)、−CO(必要に応じて置換されたN−ピペリジニル)、−CO(必要に応じて置換されたN−モルホリニル)、−CO(必要に応じて置換されたピロリジニル)、−CO(N(H)必要に応じて置換されたピロリジニル)、必要に応じて置換されたピロリジニル、または−N(H)(必要に応じて置換されたピロリジニル)である、化合物。
【請求項57】
nは0であるか、またはnは1であり、かつTはCH、−CHCH−、−CO−、または−SOである、請求項37〜45のうちの1つに記載の化合物。
【請求項58】
nは0であるか、またはnは1であり、かつTは−C(H)(CH)−、−C(H)(CH)CH−、−CHC(H)(CH)−、または−CHCHCH−である、請求項37〜45のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項59】
請求項37〜45のうちの1つに記載される化合物であって、ここでnは0であるか、またはnは1であり、かつTはCH、−CHCH−、−CO−、または−SO−であり;xは0〜3であり;そしてQRの各々の存在は、独立して、ハロゲン、CN、NOであるか、またはC1−4アルキル、アリール、アラルキル、−N(R’)、−CHN(R’)、−OR’、−CHOR’、−SR’、−CHSR’、−COOR’、−NRCOR’、−CON(R’)、−SOR’、NR’SOR’、または−SON(R’)から選択される必要に応じて置換された基である、化合物。
【請求項60】
請求項1または請求項2に記載の化合物であって、ここでXは必要に応じて置換されたCアルキリデン部分であり、そして該化合物は、一般式VII:
【化22】

を有する、化合物。
【請求項61】
Cyは、上記のa〜mm(特定の部分集合b−i、c−i、b−ii、b−iii、c−ii、c−iii、g−i、ll、o−iまたはmmを含む)のうちのいずれか1つから選択される、請求項60に記載の化合物。
【請求項62】
請求項60に記載の化合物であって、ここでCyは必要に応じて置換されたフェニルであり、そして該化合物は、式VII−A:
【化23】

を有する、化合物。
【請求項63】
請求項60に記載の化合物であって、ここでRおよびRは、これらと結合する炭素原子と一緒になって、フェニル(i)、ピリジル(ii−1、ii−2、ii−3、ii−4)、ピラゾリル(xiii−2)、オキサジアゾリル(xiv)、チオフェニル(iv−1、iv−2、およびxviii)、もしくはチアゾリル(viii−1およびviii−2)から選択される、必要に応じて置換された5員または6員のアリール環またはヘテロアリール環を形成し、そして該化合物は、式X−B、X−C、X−D、X−E、X−F、X−G、X−H、X−I、X−J、X−K、X−L、またはX−M:
【化24−1】

【化24−2】

のうちの1つを有する、化合物。
【請求項64】
Cyはフェニルであり、QRの0〜3個の存在で必要に応じて置換された、請求項63に記載の化合物。
【請求項65】
請求項63に記載の化合物であって、ここでnは0であるか、またはnは1であり、かつTは、CH、−CHCH−、−CO−、または−SO−であり;xは0〜3であり;そしてQRの各々の存在は、独立して、ハロゲン、CN、NOであるか、またはC1−4アルキル、アリール、アラルキル、−N(R’)、−CHN(R’)、−OR’、−CHOR’、−SR’、−CHSR’、−COOR’、−NRCOR’、−CON(R’)、−SOR’、NR’SOR’、もしくは−SON(R’)から選択される必要に応じて置換された基である、化合物。
【請求項66】
請求項63に記載の化合物であって、ここでyは0〜3であり;そしてWRの各々の存在は、独立して、ハロゲン、CN、NOであるか、またはC1−4アルキル、アリール、ヘテロアリール、−N(R’)、−CHN(R’)、−OR’、−CHOR’、−SR’、−CHSR’、−COOR’、−NRCOR’、−CON(R’)、または−S(O)N(R’)から選択される必要に応じて置換された基である、化合物。
【請求項67】
請求項63に記載の化合物であって、ここでyは1であり、そしてWRは、−VRの1つ以上の存在で必要に応じて置換されたアリール基またはヘテロアリール基であり;ここでVは、結合であるか、またはC−Cアルキリデン鎖であり、ここでVのうちの2個以下の非隣接メチレン単位は独立してCO、CO、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、SまたはNRにより必要に応じて置き換えられ;そしてRの各々の存在は、独立して、R’、ハロゲン、NO、もしくはCNから選択されるか、または−QRは=O、=S、もしくは=NR’である、化合物。
【請求項68】
請求項63に記載の化合物であり、ここでyは1であり、そしてWRは、−VRの1つ以上の存在で必要に応じて置換されたフェニル基、ピリジル基、ピリミジニル基、チオフェニル基、またはフラニル基であり;ここでVは、結合であるかまたはC−Cアルキリデン鎖であり、ここでVのうちの2個以下の非隣接メチレン単位は独立してCO、CO、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、S、またはNRにより必要に応じて置き換えられ;そしてRの各々の存在は、独立して、R’、ハロゲン、NO、もしくはCNからから選択されるか、または−QRは=O、=S、もしくは=NR’である、化合物。
【請求項69】
請求項63に記載の化合物であって、ここでyは1であり、Wは、−CH−、結合、または−CO−であり、そしてRは−N(R’)であり、そして該化合物は、以下:
【化25】

の式X−H−iiおよびX−L−iiのうちの1つを有する、化合物。
【請求項70】
請求項63に記載の化合物であって、ここでWRの1つの存在は必要に応じて置換されたアリール基またはヘテロアリール基であり、以下の式X−H−iおよびX−L−i:
【化26】

において、Arで表される、化合物。
【請求項71】
請求項70に記載の化合物であって、ここで、Arが、−VRの1つ以上の存在で必要に応じて置換されたフェニル基、ピリジル基、ピリミジニル基、チオフェニル基、またはフラニル基であり;ここで、Vは、結合であるかまたはC−Cアルキリデン鎖であり、ここでVのうち2個以下の非隣接メチレン単位は独立してCO、CO、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、S、またはNRにより必要に応じて置き換えられ;そしてRの各々の存在は、独立して、R’、ハロゲン、NO、もしくはCNから選択されるか、または−QRは=O、=S、もしくは=NR’である、化合物。
【請求項72】
請求項63に記載の化合物であって、ここで、nは0であるか、またはnが1であり、かつTはCH、−CHCH−、−CO−、もしくは−SOである、化合物。
【請求項73】
請求項63に記載の化合物であって、ここでnは0であるか、またはnは1であり、かつTはCH、−CHCH−、−CO−、もしくは−SO−であり;xは0〜3であり;そしてQRの各々の存在は、独立してハロゲン、CN、NO、またはC1−4アルキル、アリール、アラルキル、−N(R’)、−CHN(R’)、−OR’、−CHOR’、−SR’、−CHSR’、−COOR’、−NRCOR’、−CON(R’)、−SOR’、NR’SOR’、もしくは−SON(R’)から選択される必要に応じて置換された基である、化合物。
【請求項74】
Xは−CH=CH−である、請求項1、2、3〜17、31、32、34、39〜41、または49のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項75】
およびRが、これらと結合する炭素原子と一緒になって、必要に応じて置換されたチエノ環を形成する、請求項74に記載の化合物。
【請求項76】
およびRが、これらと結合する炭素原子と一緒になって、必要に応じて置換されたチアゾリル環を形成する、請求項74に記載の化合物。
【請求項77】
請求項1に記載の化合物であって、ここで該化合物が、以下:
【化27−1】

【化27−2】

【化27−3】

【化27−4】

【化27−5】

【化27−6】

【化27−7】

【化27−8】

【化27−9】

【化27−10】

【化27−11】

【化27−12】

【化27−13】

【化27−14】

【化27−15】

【化27−16】

から選択される、化合物。
【請求項78】
請求項1に記載の化合物であって、ここで該化合物が、以下:
【化28−1】

【化28−2】

【化28−3】

【化28−4】

【化28−5】

【化28−6】

【化28−7】

【化28−8】

【化28−9】

【化28−10】

【化28−11】

【化28−12】

【請求項79】
式I:
【化29】

の化合物またはこの薬学的に受容可能な塩、および薬学的に受容可能なキャリア、佐剤またはビヒクルを含む組成物であって、ここで:
Xは、1つまたは2つの非隣接メチレン単位が、独立してCO、CONR’、NR’CO、SO、SO、NR’SO、SONR’、O、S、もしくはNR’により必要に応じて置き換えられた、必要に応じて置換されたC−Cアルキリデン鎖であり;
およびRは、これらと結合する炭素原子と一緒になって、窒素、酸素もしくは硫黄から独立してから選択される0〜3個のへテロ原子を含む、必要に応じて置換された5員もしくは6員のアリール環もしくはヘテロアリール環を形成し、
ここで、一緒になったRおよびRによって形成される環、ならびにC−Cアルキリデン鎖Xは、各々必要に応じてかつ独立して、1つ以上の炭素原子において−WRのy個の存在で置換され、ここでyは0〜5であり;そして該一緒になったRおよびRによって形成される環の1つ以上の置換可能な窒素原子は、必要に応じて−Rで置換され;
Wの各々の存在は、結合であるかまたはC−Cアルキリデン鎖であり、ここでWのうち2個以下の非隣接メチレン単位は独立してCO、CO、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、SまたはNRにより必要に応じて置き換えられ;そして、Rの各々の存在は、独立して、R’、ハロゲン、NO、もしくはCNから選択されるか、または−WRは=O、=S、もしくは=NR’であり;
Tは、CHR’、CHCH(R’)、−S(=O)、またはC(=O)であり;
nは0または1であり;
Cyは、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有する、3〜7員の飽和単環式環、部分不飽和単環式環または完全不飽和単環式環、あるいは窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0〜5個のヘテロ原子を有する8〜10員の飽和二環式環、部分不飽和二環式環または完全不飽和二環式環であって、ここでCyは、1つ以上の炭素原子において−QRのx個の独立した存在で必要に応じて置換され;そして1つ以上の置換可能な窒素原子において−Rで必要に応じて置換され;ここで、xは0〜5であり;ここで、Qは結合であるかまたはC−Cアルキリデン鎖であり、ここでQのうちの2個以下の非隣接メチレン単位は独立してCO、CO、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、SまたはNRにより必要に応じて置き換えられ、そしてRの各々の存在は、独立して、R’、ハロゲン、NO、もしくはCNから選択されるか、または−QRは=O、=Sもしくは=NR’であり;
の各々の存在およびRの各々の存在は、独立して、R’、−COR’、−CO(C1−6脂肪族)、−CON(R’)、もしくは−SOR’であり;
Rの各々の存在は、独立して、水素、または必要に応じて置換されたC1−6脂肪族から選択され;そして各々の存在R’は、独立して、水素、またはC1−8脂肪族、C6−10アリール、5〜10個の環原子を有するヘテロアリール環もしくは3〜10個の環原子を有するヘテロシクリル環から選択される必要に応じて置換される基から独立して選択されるか、あるいはここで、RおよびR’がそれらと結合する原子と一緒になるか、またはR’の2個の存在がそれらと結合する原子と一緒になって、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有する必要に応じて置換された3〜8員のシクロアルキル環、ヘテロシクリル環、アリール環もしくはヘテロアリール環を形成し;そして
破線の結合は、原子価の許容する単結合または二重結合を表す;
但し:
a)nが0であり、かつCyが必要に応じて置換されたアリール基もしくはヘテロアリール基であり、Xが−(C(R)−、−CH−O−、−O−CH−、−S−CH−、CH−S−、−CH−N(R)−、−N(R)−CH−、−CHSO−、−SOCH−であって、ここで、Rが水素またはC1−4アルキルである場合、RおよびRは、これらと結合する炭素原子と一緒になって、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ハロ、CONR、COR、縮合フェニル、NO、またはトリフルオロメチルで必要に応じて置換されたフェニル環を形成せず;
b)nが0であり、かつCyが3,4,5−トリメトキシフェニルである場合で、Xが−(CH−である場合、RおよびRは、これらと結合する炭素原子と一緒になって、非置換のチエノ環を形成せず;そして
c)Xが−(CH−であり、nが0であり、かつCyが1つ以上の以下の置換基:−(CHOH、−O(CHOH、−(CHNMe、−O(CHNHEt、−O(CHNEt、−OMeおよび−O(CHOS(O)−p−Tolを有するフェニル基である場合、RおよびRは、これらと結合する炭素原子と一緒になって、メトキシで置換されたピリジル環を形成しない、
組成物。
【請求項80】
前記化合物が治療有効量で存在する、請求項79に記載の組成物。
【請求項81】
請求項79に記載の組成物であって、ここで該組成物がGSK−3、SYK、Aurora−2、CDK−2、JAK−3、LCK、SRC、および/またはTecファミリー(例えば、Tec、Btk、Itk/Emt/Tsk、Bmx、Txk/Rlk)のプロテインキナーゼ活性を検出可能に阻害する量で存在する、組成物。
【請求項82】
請求項79に記載の組成物であって、化学治療剤もしくは抗増殖剤、抗炎症剤、免疫調節剤もしくは免疫抑制剤、神経栄養因子、および心臓血管疾患を処置するための薬剤、破骨障害を処置するための薬剤、肝臓疾患を処置するための薬剤、抗ウイルス剤、血液障害を処置するための薬剤、糖尿病を処置するための薬剤、または免疫不全障害を処置するための薬剤から選択される、さらなる治療因子をさらに含む、組成物。
【請求項83】
GSK−3、SYK、Aurora−2、CDK−2、JAK−3、LCK、SRC、および/またはTecファミリー(例えば、Tec、Btk、Itk/Emt/Tsk、Bmx、Txk/Rlk)のキナーゼ活性を:
(a)患者;または
(b)生物学的サンプル
において阻害する方法であって;該方法が、式I
【化30】

の化合物またはこの薬学的に受容可能な塩、および薬学的に受容可能なキャリア、佐剤またはビヒクルを、該患者に投与する工程、または該生物学的サンプルと接触させる工程を包含し、ここで:
Xは、1つまたは2つの非隣接メチレン単位が、独立してCO、CONR’、NR’CO、SO、SO、NR’SO、SONR’、O、S、またはNR’により必要に応じて置き換えられた、必要に応じて置換されたC−Cアルキリデン鎖であり;
およびRは、これらと結合する炭素原子と一緒になって、窒素、酸素、硫黄からから独立して選択される0〜3個のへテロ原子を有する、必要に応じて置換された5員または6員のアリール環またはヘテロアリール環を形成し、
ここで、一緒になったRおよびRにより形成される環、およびXのC−Cアルキリデン鎖は、各々必要に応じてかつ独立して、1つ以上の炭素原子において−WRのy個の存在で置換され、ここでyは0〜5であり;そしてここで、一緒になったRおよびRにより形成される環の1つ以上の置換可能な窒素原子は、必要に応じて−Rで置換され;
Wの各々の存在は、独立して、結合であるかまたはC−Cアルキリデン鎖であり、ここでWのうちの2個以下の非隣接メチレン単位は独立してCO、CO、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、S、またはNRにより必要に応じて置き換えられ;そしてRの各々の存在は、独立して、R’、ハロゲン、NOもしくはCNから選択されるか、または−WRは=O、=Sもしくは=NR’であり;
TはCHR’、CHCH(R’)、−S(=O)またはC(=O)であり;
nは0または1であり;
Cyは、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有する、3〜7員の飽和単環式環、部分不飽和単環式環もしくは完全不飽和単環式環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0〜5個のヘテロ原子を有する8〜10員の飽和二環式環、部分不飽和二環式環もしくは完全不飽和二環式環であって、ここで該Cyは、1つ以上の炭素原子において−QRのx個の独立した存在で必要に応じて置換され;そして1つ以上の置換可能な窒素原子において−Rで必要に応じて置換され;ここで、xは0〜5であり;ここで、Qは、結合であるかまたはC−Cアルキリデン鎖であり、ここでQのうちの2個以下の非隣接メチレン単位は独立してCO、CO、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、S、またはNRにより必要に応じて置き換えられ;そしてRの各々の存在は、独立して、R’、ハロゲン、NO、もしくはCNから選択されるか、または−QRは=O、=S、もしくは=NR’であり;
およびRの各々の存在は、独立して、R’、−COR’、−CO(C1−6脂肪族)、−CON(R’)、もしくは−SOR’であり;
Rの各々の存在は、独立して、水素または必要に応じて置換されたC1−6脂肪族から選択され;そしてR’の各々の存在は、独立して、水素、またはC1−8脂肪族、C6−10アリール、5〜10個の環原子を有するヘテロアリール環、もしくは3〜10個の環原子を有するヘテロシクリル環から選択される、必要に応じて置換された基であるか、またはここでRおよびR’がそれらと結合する原子と一緒になるか、もしくはR’の2つの存在がそれらと結合する原子と一緒になって、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換された3〜8員のシクロアルキル環、ヘテロシクリル環、アリール環もしくはヘテロアリール環を形成し;そして
破線の結合は、原子価の許容する単結合または二重結合を表す、
方法。
【請求項84】
前記方法が、Tecファミリー(例えば、Tec、Btk、Itk/Emt/Tsk、Bmx、Txk/Rlk)のキナーゼ活性を阻害する工程を包含する、請求項83に記載の方法。
【請求項85】
前記方法が、Itkの活性を阻害する工程を包含する、請求項83に記載の方法。
【請求項86】
前記方法が、Btkの活性を阻害する工程を包含する、請求項83に記載の方法。
【請求項87】
増殖障害、心臓障害、神経変性障害、自己免疫疾患、臓器移植に関係する状態、炎症性疾患、免疫媒介性疾患、ウイルス疾患、または骨障害から選択される状態の疾患の重篤度を処置するかまたは減少させる方法であって、該方法は、請求項79に記載の組成物を前記患者に投与する工程を包含する、方法。
【請求項88】
請求項87に記載の方法であって、該方法は、化学治療剤もしくは抗増殖剤、抗炎症剤、免疫調節剤もしくは免疫抑制剤、神経栄養因子、および心臓血管疾患を処置するための薬剤、破骨障害を処置するための薬剤、肝臓疾患を処置するための薬剤、抗ウイルス剤、血液疾患を処置するための薬剤、糖尿病を処置するための薬剤、または免疫不全疾患を処置するための薬剤から選択される、さらなる治療剤を前記患者に投与する工程をさらに包含し、ここで:
該さらなる治療剤が処置される疾患に適切であり;そして該さらなる治療剤が、単回の投薬形態として前記組成物と一緒に投与されるかまたは複数の投薬形態の一部として該組成物と別個に投与される、
方法。
【請求項89】
患者におけるTauタンパク質のリン酸化を阻害する方法であって、該方法は、請求項79に記載の組成物の治療有効量を該患者に投与する工程を包含する、方法。
【請求項90】
前記疾患が、癌、アルツハイマー病、再狭窄、新脈管形成、糸球体腎炎、サイトメガロウイルス、HIV、ヘルペス、乾癬、アテローム性動脈硬化症、脱毛症、および慢性関節リウマチのような自己免疫疾患から選択される、請求項88に記載の方法。
【請求項91】
請求項90に記載の方法であって、ここで前記癌が、乳癌、卵巣癌、子宮頚癌、前立腺癌、精巣癌、尿生殖器管癌、食道癌、咽頭癌、多形性グリア芽細胞腫、神経芽細胞腫、胃癌、皮膚癌、角化棘細胞腫、肺癌、類表皮癌、大細胞癌、小細胞癌、肺腺癌、骨の癌、結腸癌、腺腫、膵臓癌、腺癌、甲状腺癌、濾胞状癌、未分化の癌、乳頭状腺癌、セミノーマ、黒色腫、肉腫、膀胱癌、肝臓癌および胆管癌、腎臓癌、骨髄性障害、リンパ球障害、ホジキン、毛様細胞の癌、口腔前庭および咽頭(口腔)の癌、唇の癌、舌の癌、口の癌、咽頭癌、小腸癌、結腸−直腸癌、大腸癌、直腸癌、脳の癌および中枢神経系の癌、ならびに白血病から選択される、方法。
【請求項92】
前記癌が、結腸癌、乳癌、胃癌および卵巣癌から選択される、請求項91に記載の方法。
【請求項93】
前記疾患が造血障害から選択される、請求項88に記載の方法。
【請求項94】
前記疾患が、急性骨髄性白血病(AML)、急性前骨髄球性白血病(APL)、および急性リンパ球性白血病(ALL)から選択される、請求項88に記載の方法。
【請求項95】
請求項88に記載の方法であって、ここで、前記疾患が、自己免疫疾患、炎症性疾患、代謝疾患、神経障害および神経変性障害、循環器病、アレルギー、喘息、糖尿病、アルツハイマー病、ハンチントン病、パーキンソン病、AIDS関連痴呆、筋萎縮性側索硬化症(AML、ルー・ゲーリグ病)、多発性硬化症(MS)、統合失調症、心筋細胞肥大、再灌流障害/虚血、脳卒中、および禿頭症から選択される、方法。
【請求項96】
請求項88に記載の方法であって、ここで前記疾患が、免疫応答(例えば、アレルギー性反応またはI型過敏症反応)、喘息、免疫疾患(例えば、移植拒絶、移植片 対 宿主疾患、慢性関節リウマチ、筋萎縮性側索硬化症、および多発性硬化症)、神経変性障害(例えば、家族性筋萎縮性側索硬化症(FALS))、ならびに固形悪性腫瘍および血液学的悪性腫瘍(例えば、白血病およびリンパ腫)から選択される、方法。
【請求項97】
前記疾患が、自己免疫疾患(例えば、移植拒絶、アレルギー、慢性関節リウマチ、および白血病)から選択される、請求項96に記載の方法。
【請求項98】
前記疾患が、脳卒中、糖尿病、肝腫大、心臓血管疾患(心臓肥大を含む)、アルツハイマー病、嚢胞性線維症、ウイルス性疾患、自己免疫疾患、アテローム性動脈硬化症、再狭窄、乾癬、アレルギー性障害(喘息を含む)、炎症、神経性障害、およびホルモン関連疾患から選択される、請求項88に記載の方法。
【請求項99】
前記疾患が、高カルシウム血症、骨粗鬆症、変形性関節症、癌、骨転移の対症療法、パジェット病から選択される、請求項88に記載の方法。
【請求項100】
前記疾患が、アレルギー性障害から選択される、請求項88に記載の方法。
【請求項101】
前記アレルギー性障害が、喘息である、請求項100に記載の方法。
【請求項102】
請求項88に記載の方法であって、ここで前記疾患が、気道の疾患、鼻粘膜の炎症、骨および関節の疾患、皮膚の疾患および障害、胃腸管の疾患および障害、他の組織および全身性の疾患から選択される、方法。

【公表番号】特表2007−509848(P2007−509848A)
【公表日】平成19年4月19日(2007.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−535620(P2006−535620)
【出願日】平成16年10月14日(2004.10.14)
【国際出願番号】PCT/US2004/033749
【国際公開番号】WO2005/037843
【国際公開日】平成17年4月28日(2005.4.28)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Macintosh
【出願人】(598032106)バーテックス ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド (414)
【氏名又は名称原語表記】VERTEX PHARMACEUTICALS INCORPORATED
【住所又は居所原語表記】130 Waverly Street, Camridge, Massachusetts 02139−4242, U.S.A.
【Fターム(参考)】