説明

プロフィールサーバ、管理システム、及びプロフィール情報管理方法

【課題】ユーザ端末からの最新プロフィールの取得要求に対して要求元ユーザを待たせることなく、迅速に応答可能なプロフィールサーバを提供すること。
【解決手段】取得要求受信部(111)と、取得要求に要求元ユーザとの間でつながり関係が構築されていない相手ユーザが含まれている場合、応答までに要する時間が所定時間を超えるか否かを判定する判定部(112)と、判定部(112)において応答までに要する時間が所定時間を超えると判定された場合、つながり関係が構築されていない相手ユーザを除く相手ユーザの最新プロフィール情報を要求元ユーザのユーザ端末へ送信する応答送信部(115)と、取得要求に含まれているつながり関係が構築されていない相手ユーザに関する最新プロフィール情報が未取得であることを示す情報を要求元ユーザのユーザ端末に通知する通知部(116)と、を備えたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のユーザのプロフィール情報を関連付けて管理するプロフィールサーバ、管理システム、及びプロフィール情報管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
複数の携帯電話機の利用者に関する氏名・名称、電話番号又はメールアドレスを含む電話帳データを、通信ネットワークを通じて集積し、集積された電話帳データを用いて利用者間の関係性をソーシャルラインとして管理する電話帳管理システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この電話帳管理システムでは、例えば、電話帳データに設定されたソーシャルラインを辿ることでソーシャルラインにより関連付けられた他の利用者のプロファイルを検索することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−4229号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、プロフィール情報と電話帳データとを突合させてユーザ間のつながり関係を構築し、この構築されたつながり関係を前提として相手ユーザの最新プロフィール情報を取得する最新プロフィール取得サービスが考えられる。しかしながら、ユーザ端末の電話帳データに登録されている全相手ユーザの最新プロフィール情報を取得しようとすると、ユーザ端末の電話帳データの更新がつながり関係構築とは非同期で行われる可能性があり、このような状況の場合には相手ユーザの最新プロフィール取得までに要求元ユーザを長時間待たせる可能性があった。
【0005】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、ユーザ端末からの最新プロフィールの取得要求に対して要求元ユーザを待たせることなく、迅速に応答可能なプロフィールサーバ、プロフィール情報管理システム、及びプロフィール情報管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のプロフィールサーバは、要求元ユーザのユーザ端末から当該ユーザ端末に登録された相手ユーザの最新プロフィール情報に関する取得要求を受信する取得要求受信部と、前記取得要求に前記要求元ユーザとの間でつながり関係が構築されていない相手ユーザが含まれている場合、前記取得要求に対する応答までに要する時間が所定時間を超えるか否かを判定する判定部と、前記判定部において前記応答送信までに要する時間が所定時間を超えると判定された場合、前記つながり関係が構築されていない相手ユーザを除く相手ユーザの最新プロフィール情報を要求元ユーザの前記ユーザ端末へ送信する応答送信部と、前記取得要求に含まれているつながり関係が構築されていない相手ユーザに関する最新プロフィール情報が未取得であることを示す情報を前記要求元ユーザのユーザ端末に通知する通知部と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
この構成によれば、つながり関係が構築されていない相手ユーザが取得要求に含まれていても、取得要求に対する応答までに要する時間が所定時間を超えるか否かを判定し、応答送信までに要する時間が所定時間を超えると判定された場合、つながり関係が構築されていない相手ユーザを除く相手ユーザの最新プロフィール情報を要求元ユーザの前記ユーザ端末へ送信するので、要求元ユーザを待たせることなく1回目の最新プロフィール応答を完了することができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ユーザ端末からの最新プロフィールの取得要求に対して要求元ユーザを待たせることなく、迅速に応答可能なプロフィールサーバ、管理システム、及びプロフィール情報管理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本実施の形態に係るソーシャル電話帳管理システムを含むシステムの概略構成図である。
【図2】プロフィールデータベースに登録されるプロフィールデータの具体例について示す図である。
【図3】電話帳データベースの具体例について示す図である。
【図4】つながり関係データベースの具体例について示す図である。
【図5】本実施の形態におけるプロフィールサーバの機能構成を示す図である。
【図6】ユーザ端末の電話帳データと電話帳データベースの状態を示す図である。
【図7】管理システムの動作を説明するシーケンス図である。
【図8】最新プロフィール情報の取得の際のソーシャル電話帳管理システムの動作を説明するフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0011】
図1は、本実施の形態に係るソーシャル電話帳管理システムを含んだネットワーク構成図である。ソーシャル電話帳管理システム1は、ユーザ間の関係性(つながり関係)を示すつながり関係情報を管理する。ソーシャル電話帳管理システム1には、インターネット2を介して複数のソーシャルネットワークサービス(SNS)提供用サーバ(以下、単にSNSサーバという)3a〜3cが接続され、通信事業者が運営するコアネットワーク4及び無線基地局5を介してユーザ端末6a〜6dが接続される。
【0012】
ソーシャル電話帳管理システム1は、ユーザ間のつながり関係情報を管理して最新プロフィール情報を提供するプロフィールサーバ11と、各ユーザ端末6a〜6dからアップロードされる各利用ユーザのプロフィール情報が登録されるプロフィールデータベース(プロフィールDB)12と、各ユーザ端末6a〜6dからアップロードされる電話帳データが登録される電話帳データベース(電話帳DB)13と、ユーザ間のつながり関係情報が登録されるつながり関係データベース(つながり関係DB)14とを含む。プロフィールサーバ11は、ユーザ端末6a〜6dからの要求に応じて、ユーザ端末6a〜6dからアップロードされた各ユーザのプロフィール情報をプロフィールDB12に登録し、ユーザ端末6a〜6dからアップロードされる電話帳データを電話帳DB13に登録する。ユーザ端末6a〜6dでは、各ユーザの電話帳データが保存されていて、適宜にユーザ端末上で立ち上げられたアプリケーションによって相手ユーザの電話番号、メールアドレス等の情報が更新(追加、変更、削除)される。また、プロフィールサーバ11は、プロフィール情報及び電話帳データからつながり関係情報を生成してつながり関係DB14に登録する。
【0013】
ソーシャル電話帳管理システム1は、ユーザ端末6a〜6dから相手ユーザの最新プロフィール情報に関する取得要求(以下、最新プロフィール要求という)があった場合、ユーザ端末6a〜6dに対して相手ユーザの最新プロフィール情報を送信できるよう構成されている。具体的には、ソーシャル電話帳管理システム1は、つながり関係DB14を参照して、最新プロフィール要求を発行した要求元ユーザと、最新プロフィール要求に含まれていた相手ユーザとの間につながり関係が構築されていることを条件に、相手ユーザの最新プロフィール情報を取得して要求元のユーザ端末6a〜6dに送信する。
【0014】
ユーザ端末6a〜6dは、携帯電話機などの無線通信可能な端末装置であり、ソーシャル電話帳管理システム1に対してプロフィール情報及び電話帳データをアップロード可能に構成されている。また、本実施の形態は、ユーザ端末6a〜6dに保存されている電話帳データに登録された全相手ユーザを、最新プロフィール情報の取得対象とする。そのため、ユーザ端末6a〜6dは、ソーシャル電話帳管理システム1に対し、自端末に保存されている電話帳データを送信することで、自端末の電話帳データに登録された相手ユーザに関する最新プロフィール要求を行う。また、ユーザ端末6a〜6dは、音声通話、電子メール、SMS(Short Message Service)などの機能を備えており、これらの機能によって他のユーザ端末6a〜6dと通信を行うことができるようになっている。なお、本実施の形態では、ユーザ端末6a〜6dとして無線通信可能な端末装置を例示しているが、ユーザ端末6a〜6dは、ソーシャル電話帳管理システム1などと有線で通信を行う端末装置であっても良い。
【0015】
ソーシャル電話帳管理システム1及びユーザ端末6a〜6dは、通信インタフェース、プロセッサ、メモリ、送受信回路、ディスプレイ、操作キー、タッチパネルなどを含むハードウェアを有しており、メモリには、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールが記憶されている。後述する機能構成は、上述のハードウェアによって実現されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実現されてもよいし、両者の組み合わせによって実現されてもよい。
【0016】
上述したプロフィール情報は、ユーザ端末6a〜6dの電話番号、メールアドレス、ユーザ端末6a〜6dの利用者であるユーザの氏名や住所、ユーザが参加するSNSの識別情報(SNSサーバ3a〜3cにおけるユーザIDやSNSで使用するメールアドレスなど)などを含んで構成することができる。なお、プロフィール情報には、ソーシャルネットワークサービス以外の外部サービスの識別情報などが含まれていても良い。
【0017】
プロフィールサーバ11がユーザ端末6a〜6dからの要求に応じて各ユーザ端末6a〜6dのプロフィール情報をプロフィールDB12に登録する際に、各プロフィール情報にはソーシャル電話帳管理システム1で提供されるソーシャル電話帳サービス上で固有に付与されるユーザ識別番号(以下、SABIDという)が付与される。これにより、プロフィールDB12において、プロフィール情報を構成する複数の情報がSABIDにより相互に関連付けられてユーザ毎(ユーザ端末毎)に管理されるようになっている。
【0018】
図2は、プロフィールDB12に登録されるプロフィールデータの具体例について示す図である。図2では、図1に示されるユーザ端末6a〜6dに対応する4人のユーザ(ユーザA〜D)の主なプロフィール情報に関する部分を示している。ただし、プロフィールDB12の具体的構成は図2に示されるものに限定されない。プロフィールDB12は、ソーシャル電話帳サービスに参加する複数のユーザのプロフィール情報が登録されるように構成されていれば良い。プロフィールDB12は、SABIDに紐づけて、4人のユーザA〜Dの氏名、ユーザが契約しているユーザ端末6a〜6dに払いだされた電話番号、メールアドレスがキー情報として登録されている。例えば、SABID「1001」によって、ユーザ端末6aを利用するユーザAのプロフィール情報が一元管理されている。なお、本実施の形態ではSABIDを4桁の数字列で表現しているが、SABIDの構成については特に限定されない。ソーシャル電話帳サービスに参加する全ユーザ(全ユーザ端末)を識別可能なSABIDを付与できればよい。
【0019】
ユーザ端末6a〜6dには、それぞれ電話帳データが保存されている。電話帳データは、ユーザが登録した相手ユーザの氏名、電話番号、メールアドレスなどのユーザ情報が、ユーザ毎に付与された登録番号(CID)に対応づけて記憶されている。なお、本実施の形態ではユーザ端末上でユーザ情報を特定するCIDを4桁の数字列で表現しているが、CIDの構成については特に限定されない。
【0020】
プロフィールサーバ11がユーザ端末6a〜6dから受ける最新プロフィールの取得要求には、ユーザ端末6a〜6dに保存されている電話帳データにおいてユーザ情報に紐づけられたCIDが含まれる。
【0021】
図3は、電話帳DB13の具体例について示す図である。電話帳DB13には、ユーザ端末6a〜6dからアップロードされた各電話帳データが登録されている。電話帳DB13に記憶された複数ユーザの電話帳データはSABIDで管理されている。例えば、SABID「1001」が付与された電話帳データ(図3において太線で囲まれる部分)は、ユーザAが利用するユーザ端末6aに保存されていてアップロードされた電話帳データに相当する。
【0022】
また、電話帳DB13に記憶されている電話帳データは、電話帳データのアップロード時に当該電話帳データに登録されていたCIDが付与されている。例えば、SABID「1001」で管理される電話帳データでは、ユーザCに関するユーザ情報にCID「0001」が付与され、ユーザBに関するユーザ情報にCID「0002」が付与されている。
【0023】
なお、CIDは各ユーザ端末6a〜6dにおいて独自に付与する番号であるから、SABIDが異なればCIDが同一であっても関連付けられる情報は異なる。例えば、SABID「1001」で管理される電話帳データ(つまり、ユーザ端末6aの電話帳データ)において、CID「0001」にてユーザCに関するユーザ情報が関連付けられているが、SABID「2002」で管理される電話帳データ(つまり、ユーザ端末6bの電話帳データ)において、CID「0001」にてユーザDに関するユーザ情報が関連付けられている。このため、電話帳DB13の電話帳データに登録されているユーザは、SABIDとCIDとの組によって特定される。
【0024】
つながり関係情報は、各ユーザからアップロードされる電話帳データ、プロフィールデータをユーザ間で突合させて構築されるユーザ間のつながり関係を示す情報である。したがって、つながり関係情報は、ユーザ間のつながり関係を規定する。具体的には、ユーザAのプロフィールに含まれる電話番号又はメールアドレスが他のユーザBのユーザ端末に記憶されている電話帳データにユーザ情報として登録されていれば、つながり関係を構築する。このように、つながり関係情報は、電話帳DB13のSABID及びCIDの組と、プロフィールDB12のSABIDとを関連付けた情報である。このつながり関係情報により、電話帳DB13においてSABID及びCIDで特定されるユーザと、プロフィールDB12においてSABIDで特定されるユーザとが同一人物であることが示さる。これにより、電話帳DB13においてSABIDで特定される電話帳データの利用ユーザと、プロフィールDB12においてSABIDで特定されるユーザとの間につながり関係があることが示される。
【0025】
図4は、つながり関係DB14の具体例について示す図である。図4では、図1に示されるユーザ端末6a〜6dに対応するつながり関係情報に関する部分を示している。ただし、つながり関係DB14の具体的構成は図4に示されるものに限定されない。つながり関係DB14には、電話帳DB13におけるSABID及びCIDの組に対してプロフィールDB12のSABIDを関連付けることで得られるつながり関係情報が登録される。例えば、電話帳DB13ではSABID「1001」、及びCID「0001」によりユーザCが特定される。また、プロフィールDB12ではSABID「3003」によってユーザCが特定される。このため、電話帳DB13のSABID「1001」及びCID「0001」の組と、プロフィールDB12のSABID「3003」とが関連付けられてつながり関係DB14に登録される(図4において太線で囲まれる部分)。この場合、電話帳DB13においてSABID「1001」で特定される電話帳データの利用ユーザであるユーザAと、プロフィールDB12においてSABID「3003」によって特定されるユーザCとの間にはつながり関係がある。
【0026】
図5は、主にプロフィールサーバ11の機能構成を示す図である。図5に示されるように、プロフィールサーバ11は、各ユーザ端末6a〜6dから送信される最新プロフィール要求を受信する取得要求受信部111と、つながり関係情報の更新の要否を判定する更新要否判定部112と、プロフィール情報と電話帳データとのマッチング処理によってつながり関係情報を生成するつながり関係情報生成部113と、つながり関係DB14を参照してプロフィールDB12から最新のプロフィール情報を取得する最新プロフィール情報取得部114と、各ユーザ端末6a〜6dに対してプロフィール取得に関する通知を行う通知部116と、各ユーザ端末6a〜6dに対して最新プロフィール情報取得部114が取得した最新プロフィール情報を含む応答を送信する応答送信部115とを具備する。
【0027】
取得要求受信部111は、各ユーザ端末6a〜6dから最新プロフィール要求を受信し、最新プロフィール要求に含まれた電話帳データに登録されているユーザ情報のCIDを更新要否判定部112に通知する。なお、最新プロフィール要求において、各ユーザ端末6a〜6dは、電話帳データを構成する全ての情報を含んでいなくとも良く、少なくともCIDが含まれていれば良い。
【0028】
更新要否判定部112は、取得要求受信部111から通知されたCIDに対応した相手ユーザがつながり関係DB14においてつながり関係の構築された相手ユーザとして登録されているか否かを判定する。既に要求元ユーザと相手ユーザとのつながり関係が構築されている場合、つながり関係情報の更新は不要と判定する。一方、要求元ユーザと相手ユーザとのつながり関係が構築されていなかった場合、相手ユーザとのつながり関係情報の更新が必要と判定する。
【0029】
例えば、ユーザ端末6aから最新プロフィール要求があった場合、更新要否判定部112は、つながり関係DB14においてユーザ端末6aの電話帳データであることを示すSABID「1001」の項をサーチする。SABID「1001」の項に、ユーザ端末6aから通知されたCIDが存在し、当該CIDと関連付けられたSUBIDが存在する場合、つながり関係は既に構築されており、つながり関係情報の更新は不要と判定する。それ以外の場合、つながり関係情報の更新が必要と判定する。
【0030】
また、更新要否判定部112は、つながり関係情報の更新が必要と判断した場合、つながり関係情報の更新に所定時間以上を要するか否かを判定し、その判定結果に応じてその後の処理を選択できるように構成されている。例えば、つながり関係情報の更新に所定時間以上を要すると判定された場合、更新要否判定部112は、つながり関係が既に構築されているユーザの最新プロフィール情報を取得するよう最新プロフィール情報取得部114に指示し、最新プロフィール情報をレスポンスとして返信するように応答送信部115に指示する。また、一部のユーザに関する最新プロフィール情報が取得できていない旨の通知を要求元ユーザのユーザ端末6a〜6dに対して行うよう通知部116に指示する。
【0031】
つながり関係情報生成部113は、更新要否判定部112においてつながり関係情報の更新が必要と判定された場合、要求元ユーザと相手ユーザとの新たなつながり関係を構築し、既存のつながり関係情報を更新できるように構成されている。例えば、上述したようにユーザ端末6aから最新プロフィール要求があった場合において、つながり関係DB14におけるSABID「1001」の項にユーザ端末6aから通知されたCIDが存在しない場合、すなわち、ユーザAと相手ユーザとの間につながり関係が構築されていない場合、当該CIDに関連付けられたキー情報(電話番号やメールアドレスなど)がプロフィールDB12内に存在するか否かをサーチする。プロフィールDB12内に同一のキー情報が存在する場合、ユーザAと相手ユーザとの間につながり関係を構築する。すなわち、つながり関係情報生成部113は、電話帳DB13においてキー情報に対応するSABID及びCIDの組と、プロフィールDB12においてキー情報に対応するSABIDとを関連付けて新たなつながり関係を構築し、つながり関係情報を更新する。更新されたつながり関係情報は、つながり関係DB14に記録される。
【0032】
最新プロフィール情報取得部114は、更新要否判定部112からの指示に基づいて、つながり関係DB14を参照して、プロフィールDB12から最新のプロフィール情報を取得できるように構成されている。最新プロフィール情報取得部114において取得された最新プロフィール情報は、応答送信部115に送られる。応答送信部115は、最新プロフィール情報取得部114から送られた最新プロフィール情報を各ユーザ端末6a〜6dに対して配信可能に構成されている。
【0033】
通知部116は、要求元ユーザのユーザ端末6a〜6dに対し、更新要否判定部112において選択された処理に応じて所定の通知を行うことができるように構成されている。例えば、つながり関係情報の更新に所定時間以上を要すると判定された場合、一部のユーザに関する最新プロフィール情報が取得できていないことを示す情報を要求元ユーザのユーザ端末6a〜6dに対して通知する。
【0034】
なお、上述した通信システムは、ソーシャル電話帳サービスに加入するユーザに関する情報を一元管理することにより、ユーザ間のつながり関係情報を利用して様々な態様の情報管理を可能にしている。例えば、ソーシャル電話帳管理システム1は、SNSサーバ3a〜3cにおける各ユーザの識別情報などを管理しているため、各ユーザがSNSにおいて公開する情報にアクセスできる。これを利用すれば、ユーザ自身がSNSサーバ3a〜3cにアクセスすること無く、他のユーザがSNSにおいて公開した情報を取得することが可能になる。具体的には、例えば、ソーシャル電話帳管理システム1は、あるユーザがSNSにおいて公開する情報を定期的に取得し、このユーザとつながり関係がある別のユーザに当該情報へのアクセスを許可するような構成とすれば良い。
【0035】
次に、図6〜図8を参照して、本実施の形態に係る通信システムの動作について説明する。なお、以下では、図1に示されるユーザ端末6aが最新プロフィール情報の取得を要求する場合について特に説明するが、他のユーザ端末が最新プロフィール情報の取得を要求する場合も同様である。
【0036】
図6は、ユーザ端末6aの電話帳データと電話帳DB13の状態を示す図である。図6Aに示されるように、ユーザ端末6aの電話帳データには、つながり関係DB14においてユーザAとのつながり関係が構築されていないユーザDに関する情報が追加されている。すなわち、図6Aにおいて、ユーザ端末6aの電話帳データにはユーザDに関するCID「0003」が追加されているが、つながり関係DB14にはユーザ端末6aの電話帳データに対応するSABID「1001」の項にCID「0003」は登録されていない(図6Aにおいて太線で囲まれる部分)。
【0037】
図7は、図6Aに示される場合の通信システムの動作を説明するシーケンス図である。図7に示されるようにユーザ端末6aがプロフィールサーバ11に対しユーザB、C、Dに対応する電話帳データを送信してユーザB、C、Dの最新のプロフィール情報を要求する(ステップS101)。そうすると、プロフィールサーバ11の取得要求受信部111は、更新要否判定部112に対してユーザB、C、Dに対応する電話帳データのCIDを通知する。
【0038】
更新要否判定部112は取得要求受信部111からCIDを受け取ると、当該CIDに基づいて、つながり関係情報の更新の要否を判定する(ステップS102)。具体的には、つながり関係DB14においてユーザ端末6aの電話帳データであることを示すSABID「1001」の項をサーチし、ユーザ端末6aから通知されたCIDの登録状況を確認する。ここでは、図6Aに示されるように、つながり関係DB14のSABID「1001」の項には、ユーザDに関するCID「0003」が登録されていない。このため、更新要否判定部112は、ユーザDに関するつながり関係が構築されておらず、つながり関係情報の更新が必要と判定する。
【0039】
更新要否判定部112においてつながり関係情報の更新が必要と判定された場合、更新要否判定部112は、つながり関係情報の更新処理が所定の時間内に終了するか否かを判定する(ステップS103)。つながり関係情報の更新処理は、つながり関係が構築されていないユーザを示すCIDに関連付けられたキー情報と、プロフィールDB12に登録されているプロフィール情報とを比較することで行われる。このため、つながり関係情報の更新処理に要する時間は、つながり関係が構築されていないユーザに関するキー情報の数、プロフィールDB12に登録されているプロフィール情報の数などによって決まるサーチ処理量に依存する。ここでは、つながり関係DB14に登録されていないユーザDを特定するために必要なキー情報の数は2(ユーザDの電話番号(1)とメールアドレス(1))であり、サーチの必要があるプロフィール情報の数は4(ユーザA〜Dのプロフィール情報の合計)である。サーチ処理量が大きく、処理に所定以上の時間がかかる場合、つながり関係情報の更新処理が所定の時間内に終了しないと判定する。サーチ処理量が小さく、処理に所定以上の時間がかからない場合、つながり関係情報の更新処理が所定の時間内に終了すると判定する。このように、CIDに関連付けられたキー情報の数と、プロフィールDB12に登録されているプロフィール情報の数などによって決まるサーチ処理量に基づいて、更新処理に要する時間を適切に判定できる。
【0040】
更新要否判定部112においてつながり関係情報の更新処理が所定の時間内に終了しないと判定された場合、更新要否判定部112は、最新プロフィール情報取得部114に対し、既につながり関係の構築されているユーザに関する最新プロフィール情報を取得するように指示する。すなわち、更新要否判定部112は、ユーザDを除くユーザB、Cの最新プロフィール情報を取得するように指示する。また、更新要否判定部112は、ユーザB、Cの最新プロフィール情報を含む応答をユーザ端末6aに送信するよう応答送信部115に対して指示し、上記処理時間に関する判定結果を通知部116に対して伝える。
【0041】
最新プロフィール情報取得部114は、更新要否判定部112から指示を受けると、つながり関係DB14及びプロフィールDB12を参照して、既につながり関係の構築されているユーザ(ユーザB、C)に関する最新プロフィール情報を取得する。具体的には、つながり関係DB14のSABID「1001」の項において、ユーザBを表すCID「0002」に関連付けられたSABID「2002」を取得し、プロフィールDB12のSABID「2002」の項を参照して、ユーザBの最新プロフィール情報を取得する。また、つながり関係DB14のSABID「1001」の項において、ユーザCを表すCID「0001」に関連付けられたSABID「3003」を取得し、プロフィールDB12のSABID「3003」の項を参照して、ユーザCの最新プロフィール情報を取得する。ユーザB、Cの最新プロフィール情報を取得すると、最新プロフィール情報取得部114はこれらの情報を通知部116に送る。
【0042】
応答送信部115は、最新プロフィール情報取得部114からつながり関係が構築されているユーザ(ユーザB、C)に関する最新プロフィール情報を受け取ると、これを含む応答をユーザ端末6aに送信する(ステップS104)。また、通知部116は、ユーザ端末6aに対し、つながり関係の構築されていないユーザ(ユーザD)についての最新プロフィール情報を取得できていない旨の通知をする(ステップS105)。当該通知は、SMSなどを利用して行われる。このように、既につながり関係の構築されているユーザ(ユーザB、C)の最新プロフィール情報を先に配信するのは、つながり関係の構築されていないユーザ(ユーザD)の最新プロフィール情報の取得前に行われるつながり関係情報の更新処理が所定の時間内に終了しない場合、ユーザ端末6aに対する応答が著しく遅延して通信システムの利便性が低下するためである。本実施の形態に係るソーシャル電話帳管理システム1ではこのような場合の応答が適切になされるため、ユーザ端末6aに対する応答の遅延を抑制して通信システムの利便性を高めることができる。なお、図7ではステップS103の後にステップ104を行っているが、これらのステップは同時に行われても良い。
【0043】
上述した、ステップS104、S105と前後して、更新要否判定部112は、つながり関係情報生成部113に対してつながり関係情報を更新するように指示する。この指示を受けたつながり関係情報生成部113は、つながり関係情報の更新処理を行う(ステップS106)。すなわち、つながり関係が構築されていないユーザ(ユーザD)に関するキー情報と、プロフィールDB12に登録されているプロフィール情報とを比較して、新たなつながり関係を構築する。具体的には、ユーザDのキー情報(電話番号又はメールアドレス)とプロフィールDB12に登録されているキー情報とのマッチング処理を行う。キー情報が一致する場合、つながり関係情報生成部113は、CIDとプロフィールDB12のSABIDとを関連付ける。ここでは、プロフィールDB12内にユーザDのキー情報である電話番号及びメールアドレスが存在するため、図6Bに示されるように、SABID「1001」の項のCID「0003」に対してプロフィールDB12のSABID「5001」を関連付けてつながり関係情報を更新する。更新されたつながり関係情報は、つながり関係DB14に記録される。
【0044】
つながり関係情報生成部113においてつながり関係情報の更新が完了すると、つながり関係情報生成部113は通知部116にその旨を通知する。そして、通知部116は、ユーザ端末6aに対し、つながり関係が構築されていなかったユーザ(ユーザD)の最新プロフィール情報の取得準備が完了した旨を通知する(ステップS107)。当該通知は、SMSなどを利用して行われる。当該通知を受け取ったユーザ端末6aが、プロフィールサーバ11に対して再び最新プロフィール要求を行うと(ステップS108)、プロフィールサーバ11は上述のようなステップにより、ユーザ端末6aに対してユーザB、C、Dの最新プロフィール情報を配信する(ステップS109)。
【0045】
図8は、最新プロフィール要求を受けたソーシャル電話帳管理システム1の動作を説明するフロー図である。ソーシャル電話帳管理システム1において、プロフィールサーバ11がユーザ端末6aから当該ユーザ端末6aに保存されている最新の電話帳データを含む最新プロフィール要求を受けると、更新要否判定部112は、電話帳データに登録されたCIDの中に、つながり関係DB14上でユーザ端末6aの要求元ユーザのSABIDに紐づけられたCIDが存在するか否かをサーチする(ステップS201)。
【0046】
ユーザ端末6aから受け取った電話帳データに登録された全てのCID(相手ユーザ)についてつながり関係DB14上で、ユーザ端末6aの要求元ユーザとつながり関係が構築されていた場合(ステップS201:NO)、更新要否判定部112は新たなつながり関係の構築(つながり関係情報の更新)は不要と判定し、最新プロフィール情報取得部114に対し最新プロフィール情報を取得するように指示する。指示を受けた最新プロフィール情報取得部114が対象となる相手ユーザの最新プロフィール情報をプロフィールDB12から取得すると、当該最新プロフィール情報は応答送信部115に受け渡され、応答送信部115は当該最新プロフィール情報をレスポンスとしてユーザ端末6aに送信する(ステップS202)。
【0047】
一方、最新プロフィール要求に係る電話帳データに登録されたCIDの中に、つながり関係DB14上でユーザ端末6aの要求元ユーザのSABIDに紐づけられていないCID(追加CID))が含まれていた場合(ステップS201:YES)、更新要否判定部112は追加CIDに対応する相手ユーザとの間につながり関係を構築するよう試みる。すなわち、新たなつながり関係の構築を試みる場合は、つながり関係情報の更新が必要と判定する。この場合、更新要否判定部112は、つながり関係情報の更新処理に要する時間が所定以上であるか否かを判定する(ステップS203)。つながり関係情報の更新処理に要する時間が所定未満であれば(ステップS203:NO)、つながり関係情報生成部113はつながり関係情報の更新処理として、追加CIDに対応する相手ユーザとの間に新たなつながり関係を構築してつながり関係DB14に反映させる。更新処理が完了すると、最新プロフィール情報取得部114が最新プロフィール要求に係る電話帳データに登録された全相手ユーザ(追加CIDの相手ユーザを含む)について最新プロフィール情報を取得し、応答送信部115は全相手ユーザ(追加CIDの相手ユーザを含む)の最新プロフィール情報をレスポンスとしてユーザ端末6aに送信する(ステップS204)。
【0048】
一方、つながり関係情報の更新処理に要する時間が所定以上であると判定した場合(ステップS203:YES)、更新要否判定部112は最新プロフィール情報取得部114に対して、既につながり関係が構築されていてつながり関係情報の更新処理が不要なユーザの最新プロフィール情報を取得するように指示する。つながり関係DB14上でユーザ端末6aの要求元ユーザのSABIDに紐づけられているCIDの相手ユーザとの間には既につながり関係が構築されている。最新プロフィール情報取得部114がつながり関係DB14及びプロフィールDB12を参照して、電話帳データに登録されたCID(追加CIDを含まない)に対応した相手ユーザの最新プロフィール情報を取得すると、応答送信部116は追加CIDの相手ユーザを含まない取得最新プロフィール情報をユーザ端末6aにレスポンスとして送信する(ステップS205)。このとき、通知部116は、ユーザ端末6aに対し、つながり関係が構築されていない一部の相手ユーザ(追加CID)の最新プロフィール情報が取得できていない旨の通知を行う(ステップS206)。ステップS206による最新プロフィール情報が取得できていない旨の通知にはSMSを用いることができる。
【0049】
また、更新要否判定部112は、つながり関係情報生成部113に対して、追加CIDに対応した相手ユーザと要求元ユーザであるユーザ端末6aのユーザとの間に新たにつながり関係を構築して、つながり関係DB14上のつながり関係情報を更新するように指示する。つながり関係情報生成部113は、追加CIDに対応した相手ユーザとユーザ端末6aのユーザとの間に新たにつながり関係の構築を試みる。つながり関係が構築できた場合は、追加CIDの相手ユーザとユーザ端末6aのユーザとの間のつながり関係情報を追加登録(更新処理)する(ステップS207)。つながり関係情報の更新処理が完了すると、通知部116は、ユーザ端末6aに対し全ユーザの最新プロフィール情報の取得準備が完了した旨の通知を行う(ステップS208)。
【0050】
以上、本実施の形態に係るソーシャル電話帳システム1によれば、最新プロフィール要求に係る電話帳データに登録されたCIDの中に、つながり関係DB14上でユーザ端末6aの要求元ユーザのSABIDに紐づけられていないCID(追加CID)が含まれていて、全相手ユーザの最新プロフィールを返信するのに所定時間を超えると判定した場合には、電話帳データに登録されたCIDのうち追加CIDを除いたCIDの相手ユーザの最新プロフィールだけを返信するので、要求元ユーザに対して迅速に1回目の最新プロフィールを返信できる。
【0051】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することができる。例えば、ユーザ端末に保存されている電話帳データに登録された一部の相手ユーザのみを、最新プロフィール情報の取得対象としても良い。また、ソーシャル電話帳管理システムは、1つのプロフィールサーバで構成されていても良いし、複数のプロフィールサーバで構成されていても良い。ソーシャル電話帳管理システムは、インターネットやコアネットワークとのインタフェース用ノード等を備えていてもよい。SNSサーバ、無線基地局、ユーザ端末などの数は、上述した実施の形態の構成には限定されない。その他、本発明は、本発明の範囲を逸脱しないで適宜変更して実施することができる。
【産業上の利用可能性】
【0052】
本発明のプロフィールサーバ、プロフィール情報管理システム、及びプロフィール情報管理方法は、例えば、外部サービスの識別情報を管理してアクセス可能な通信システムに適用することが可能である。
【符号の説明】
【0053】
1 ソーシャル電話帳管理システム
2 インターネット
3a〜3c SNSサーバ
4 コアネットワーク
5 無線基地局
6a〜6d ユーザ端末
11 プロフィールサーバ
12 プロフィールDB
13 電話帳DB
14 つながり関係DB
111 取得要求受信部
112 更新要否判定部
113 つながり関係情報生成部
114 最新プロフィール情報取得部
115 応答送信部
116 通知部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
要求元ユーザのユーザ端末から当該ユーザ端末に登録された相手ユーザの最新プロフィール情報に関する取得要求を受信する取得要求受信部と、
前記取得要求に前記要求元ユーザとの間でつながり関係が構築されていない相手ユーザが含まれている場合、前記取得要求に対する応答までに要する時間が所定時間を超えるか否かを判定する判定部と、
前記判定部において前記応答送信までに要する時間が所定時間を超えると判定された場合、前記つながり関係が構築されていない相手ユーザを除く相手ユーザの最新プロフィール情報を要求元ユーザの前記ユーザ端末へ送信する応答送信部と、
前記取得要求に含まれているつながり関係が構築されていない相手ユーザに関する最新プロフィール情報が未取得であることを示す情報を前記要求元ユーザのユーザ端末に通知する通知部と、
を備えたことを特徴とするプロフィールサーバ。
【請求項2】
前記取得要求に含まれているつながり関係が構築されていない相手ユーザと前記要求元ユーザとの間のつながり関係情報を生成するつながり関係情報生成部を備え、
前記通知部は、前記つながり関係情報生成部において前記つながり関係が構築されていない相手ユーザに関するつながり関係情報の生成が完了した場合、当該相手ユーザに関する最新プロフィール情報の取得準備が完了したことを示す通知を行うことを特徴とする請求項1に記載のプロフィールサーバ。
【請求項3】
前記取得要求に含まれる相手ユーザにつながり関係が構築されていない相手ユーザが含まれている場合であっても、前記判定部おいて前記応答送信までに要する時間が所定時間を超えないと判定された場合、前記つながり関係情報生成部が前記つながり関係が構築されていない相手ユーザに関するつながり関係情報を生成した後に、前記応答送信部は、全相手ユーザの最新プロフィール情報を含む応答を送信することを特徴とする請求項2に記載のプロフィールサーバ。
【請求項4】
前記要求元ユーザのユーザ端末に保持された電話帳データに登録されている相手ユーザの管理番号と、前記電話帳データに登録されたユーザであって前記要求元ユーザとつながり関係が構築されている相手ユーザの当該プロフィールサーバ上での識別番号と、を対応付けて記憶しているつながり関係記憶部を備え、
前記判定部は、前記取得要求に含まれた相手ユーザの管理番号が前記つながり関係記憶部に要求元ユーザと紐づけて登録されていなければ、前記取得要求に前記要求元ユーザとの間でつながり関係が構築されていない相手ユーザが含まれていると判定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプロフィールサーバ。
【請求項5】
各ユーザのプロフィール情報が蓄積されたプロフィール記憶部と、
ユーザ端末上での管理番号と相手ユーザ情報とが対応付けられた各ユーザの電話帳データが蓄積された電話帳記憶部と、を備え、
前記つながり関係情報生成部は、各ユーザの電話帳データに登録されたユーザ情報と、当該相手ユーザのプロフィール情報との対応関係に基づいてつながり関係情報を生成し、前記つながり関係記憶部に格納することを特徴とする請求項4に記載のプロフィールサーバ。
【請求項6】
前記判定部は、前記管理番号に紐づけられたユーザ情報に含まれたキー情報の数と、前記プロフィール記憶部に登録されているプロフィール情報数とに基づいて、応答送信までに要する時間が所定時間を超えるか否かを判定することを特徴とする請求項5に記載のプロフィールサーバ。
【請求項7】
プロフィールサーバと、前記プロフィールサーバに対して相手ユーザの最新プロフィール情報に関する取得要求を送信する要求元ユーザのユーザ端末と、を備えた管理システムであって、
前記プロフィールサーバは、
要求元ユーザのユーザ端末から当該ユーザ端末に登録された相手ユーザの最新プロフィール情報に関する取得要求を受信する取得要求受信部と、
前記取得要求に前記要求元ユーザとの間でつながり関係が構築されていない相手ユーザが含まれている場合、前記取得要求に対する応答までに要する時間が所定時間を超えるか否かを判定する判定部と、
前記判定部において前記応答送信までに要する時間が所定時間を超えると判定された場合、前記つながり関係が構築されていない相手ユーザを除く相手ユーザの最新プロフィール情報を要求元ユーザの前記ユーザ端末へ送信する応答送信部と、
前記取得要求に含まれているつながり関係が構築されていない相手ユーザに関する最新プロフィール情報が未取得であることを示す情報を要求元ユーザの前記ユーザ端末に通知する通知部と、を備えたことを特徴とする管理システム。
【請求項8】
要求元ユーザのユーザ端末から当該ユーザ端末に登録された相手ユーザの最新プロフィール情報に関する取得要求を受信するステップと、
前記取得要求に前記要求元ユーザとの間でつながり関係が構築されていない相手ユーザが含まれている場合、前記取得要求に対する応答までに要する時間が所定時間を超えるか否かを判定するステップと、
前記応答送信までに要する時間が所定時間を超えると判定された場合、前記つながり関係が構築されていない相手ユーザを除く相手ユーザの最新プロフィール情報を要求元ユーザの前記ユーザ端末へ送信するステップと、
前記取得要求に含まれているつながり関係が構築されていない相手ユーザに関する最新プロフィール情報が未取得であることを示す情報を前記要求元ユーザのユーザ端末に通知するステップと、
を備えたことを特徴とするプロフィール情報管理方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−5285(P2013−5285A)
【公開日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−135572(P2011−135572)
【出願日】平成23年6月17日(2011.6.17)
【出願人】(392026693)株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ (5,876)
【Fターム(参考)】