説明

ヘアケア及びマッサージに使用され、並びに脱毛、無毛、及び熱傷の治療に使用されるハーブ油

本発明は、オリーブ油と天然の植物及びそれらのエキスを混合することによって得られる混合物に関する。この化合物はヘアケアに使用され、脱毛を予防し、変形を直し、そして頭髪が失われていた場合には健康な頭髪が再生することを可能にし、無毛が生じた部分に使用した場合には新たな発毛を可能にし、そしてマッサージ油として使用した場合には、日焼け、皮膚火傷及び熱傷による痛みを鎮めることもでき、かつ、そのような熱傷によるやけど跡を完全に除去する。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
本発明は、オリーブ油を天然の植物及びそれらのエキスと混合することによって得られる混合物に関する。この混合物はヘアケアに使用され、脱毛を予防し、変形を直し、頭髪が失われていた場合には健康な頭髪の再生を可能にし、無毛が生じた部分に使用した場合には新たな発毛を可能にし、マッサージ油として使用した場合には、日焼け、皮膚火傷及び熱傷による痛みを鎮めることもでき、かつ、そのような熱傷によるやけど跡を完全に除去することができる。
【0002】
健康な頭髪を有することと健康な頭髪を保護することは重要であり、これが達成されず、そして何らかの理由による脱毛や無毛は、ヒトの心理に負の影響を及ぼし、その結果、それは人生の質に負の影響を及ぼす。脱毛を予防するための及び/又は失われた頭髪を再生させるための数多くの研究や商品がある。この目的で市販されている製品及び開発された技術の中には、皮膚に有害な化学混合物やヒトにとって面倒な手順が存在する。頭髪移植は非常に高額であり、その結果は予測不可能で、様々な化合薬品を含む化合物と複数の植物が、化学物質を含む複数の混合物と共に用いられている。
【0003】
さらに、熱傷後の火傷及びやけど跡もまた、個人にとって重要な健康問題である。日焼け予防、日焼け、熱湯傷、及び火傷による痛みの沈静化、並びにそれらによる皮膚上での何らかのやけど跡の除去は重要な健康問題である。これらの問題を解決する目的で、製薬会社は様々な化合物を使用している。ここで用いられている化合物には化学薬品が含まれており、ヒトの健康に負の結果を生じる。
【0004】
本発明は、完全に天然由来の産物を混合することにより、完全に自然な方法で得られる。その結果、これは化学混合物を含む既存の製品とは異なり、健康へいかなるリスクも生じることがなく、かつ、使用部分で非常に有効な結果をもたらす。
【0005】
さらに、本発明は皮膚を柔軟にするため、マッサージ中に生じる可能性のあるひび割れを予防し、毛穴を開くことによって、より健康的なマッサージを可能にする。
前述の結果を達成するために開発された、完全な植物と天然の油の配合は以下の通りである。
【0006】
ブラックベリーの葉及び花茎(3000g)
レモンの葉及び花茎(500g)
橙の葉及び花茎(1250g)
マンダリンの葉及び花茎(1000g)
ギョウギシバのほふく根(1250g)
ブドウ種子(1100g)
スベリヒユとその根(8000g)
ゼニアオイ種子(350g)
月桂樹の葉と根(1500g)
ザクロの葉及び花茎(2500g)
シバムギ(Agropyron repens)(1250g)
バジルの葉及び花茎(500g)
マツリカ(Jasminum sambac)(25g)
レモンの花(125g)
オレンジの花(125g)
オノシス(Onosis)とその根(1250g)
クスクスとその根(2500g)
新鮮なレモン果実(10切れ)
ブラックベリーの花及び芽(1000g)
ヒナギクの葉柄及び根(200g)
スティンガー(Stinger)(1000g)
オリーブ油(40.000g)。
【0007】
完全に天然の、上述した名前と量の産物を混合することによって調製した本発明の混合物は、オリーブ油の調製から開始される。
産物の調製
まず、オリーブ油用に1つの圃場からグリーンオリーブを採取し、同日、それに含まれる無機物が失われていないことを低温圧搾技術により確認し、そして油を圧搾する。得られた油を濃色のガラス容器に入れて、冷暗所の高い位置で1日放置する。
【0008】
本発明の混合物の形成には大きな容器を用いる。その容器に、前記植物を記載した順番で入れることが非常に重要である。なぜならば、これらの植物はコケで覆われたようにまたは変色したように変形する可能性があるからである。
【0009】
天然の環境から、1つ1つ手で摘み取った植物を、清浄な流水で洗浄する。果汁を流出させたり強い日光に曝したりすることなく、それらの果汁が蒸発するまで待つ。
ブラックベリーの花茎を5〜6cmの大きさに薄切りにし、それらを葉と共に、空の清潔な容器の底に入れる。レモンの葉と花茎を同様に薄切りにして、容器に入れる。橙の葉と花茎、及びマンダリンの葉と花茎を同じように薄切りにし、容器に入れる。次に、ギョウギシバのほふく根を前述した植物の上に置く。乾燥させておいた新鮮なブドウの種子を木製のすり鉢の中で破砕して粉状にし、それらを上述した植物の上に散らす。スベリヒユと直径が少なくとも1cmある根を一緒に割き、容器中の他の植物の上に置く。洗浄過程で水の中に残った、スベリヒユの小さくて黒い種子を、スベリヒユとその根と共に混合物に加える。ゼニアオイの種子と葉、そして直径が少なくとも2cmあるその花茎を置き、その後、その混合物に用いる半分量の月桂樹の葉(750g)を加える。ザクロの葉と、直径が少なくとも5cmあるそれらの花茎を上述した植物の上に置く。その上にシバムギを置く。バジルの葉と種子を割き、上述した植物の上に置く。その後、マツリカ、レモンの花、オレンジの花、オニシス(0nisis)とその根、クスクスとその根、ブラックベリーと種子、ヒナギクの葉と花茎(花は使用しない)、スティンガー、及び残りの月桂樹の葉を入れ、その後新鮮なレモン果実(クルミ大10切れ)をその上に入れて、作業を完了する。これらの植物、それらの根及び果実にオリーブ油を加えて植物が空気と接触しないようにする。
【0010】
密閉したガラス容器を冷暗所に置き、毎日確認しながら4ヶ月間放置する。調製開始から1週間後、容器を開けて、混合物からレモン果汁を除去し、そして再度密閉する。植物が油から浮き上がっていないこととコルク化していないことを確認する。4ヶ月の終了時に植物を油からろ過し、油を放置する。ブドウの種子とスベリヒユの種子を油中に残してさらに1ヶ月放置し、その後細かいふるいでろ過して、それらのデンプンから除去する。バラ油又はレモンの花の油を残った混合物に加えて香り付けし、それらを小瓶に分けて、市販する準備をする。
【0011】
製品を以下のように使用する。
熱傷に使用する場合、製品を熱傷部位に1日5回塗布すると、熱傷による疼痛が緩和し、やけど跡も閉じる。さらに、本発明に関する製品は、日焼け予防剤として使用することができる。
【0012】
マッサージ油として使用する場合、マッサージを行う前にマッサージする部位に塗布すると毛穴が開くようになり、油はまた、マッサージによって皮膚に吸収される。
この製品の腫瘍な使用目的である脱毛の予防及び、無毛が生じた場合の新しい頭髪の再生を確保するためには、製品を、頭髪及び皮膚に1日1回塗布する。この製品を毎日塗布して2〜7時間おく。最適な効果を得るためには、おく時間を最大限にする必要がある。
【0013】
洗浄するためには、オリーブ油エキスの石鹸又はシャンプーで頭髪をよく洗う。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本発明は、ヘアケアに使用され、脱毛の予防、変形の矯正、そして頭髪が失われた場合には健康な頭髪の再生を可能にし、無毛が生じた場所に使用した場合には新しい頭髪の再生を可能にし、マッサージ油として使用した場合には、日焼け、皮膚火傷及び熱傷による疼痛を抑制することができ、かつ、そのような熱傷によるやけど跡を完全に除去する植物油であり、該植物油は、
ブラックベリーの葉及び花茎(3000g)
レモンの葉及び花茎(500g)
橙の葉及び花茎(1250g)
マンダリンの葉及び花茎(1000g)
ギョウギシバのほふく根(1250g)
ブドウ種子(1100g)
スベリヒユとその根(8000g)
ゼニアオイ種子(350g)
月桂樹の葉及び根(1500g)
ザクロの葉及び花茎(2500g)
シバムギ(1250g)
バジルの葉及び花茎(500g)
マツリカ(25g)
レモンの花(125g)
オレンジの花(125g)
オノシスとその根(1250g)
クスクスとその根(2500g)
新鮮なレモン果実(10切れ)
ブラックベリーの花と芽(1000g)
ヒナギクの葉柄と根(200g)
スティンガー(1000g)
オリーブ油(40.000g)
を含む。
【請求項2】
まず、オリーブ油用に1つの圃場からグリーンオリーブを採取し、同日、それに含まれる無機物が失われていないことを低温圧搾技術により確認して油を圧搾し;得られた油を、濃色のガラス容器に入れて、冷暗所の高い位置で1日放置し;本発明の混合物の形成には大きな容器を用い;これらの植物がコケで覆われたように及び変色したように変形する可能性があるため、前記植物を記載した順番で容器に入れることが非常に重要であり;天然の環境から、1つ1つ手で摘み取った植物を、清浄な流水で洗浄し;果汁を流出させたり強い日光に曝したりすることなく、それらの果汁が蒸発するまで待ち;ブラックベリーの花茎を5〜6cmまでの大きさに薄切りにし、それらを葉と共に、空の清潔な容器の底に入れ;レモンの葉と花茎を同様に薄切りにして該容器に入れ;橙の葉と花茎及びマンダリンの葉と花茎を同じように薄切りにして該容器に入れ;次にギョウギシバのほふく根を前述した植物の上に置き;乾燥させておいた新鮮なブドウの種子を木製のすり鉢の中で破砕して粉状にし、それらを上述した植物の上に散らし;スベリヒユを、直径が少なくとも1cmある根と一緒に割いて該容器中の他の植物の上に置き;洗浄過程で水の中に残った、スベリヒユの小さくて黒い種子を、スベリヒユとその根と共に混合物に加え;ゼニアオイの種子と葉、そして直径が少なくとも2cmあるその花茎を置き、その後該混合物中に用いる半分量の月桂樹の葉(750g)をそれに加え;ザクロの葉と、直径が少なくとも5cmあるそれらの花茎を上述した植物の上に置き;その上にシバムギをそこに置き;バジルの葉と種子を割いて上述した植物の上に置き;その後、マツリカ、レモンの花、オレンジの花、オニシスとその根、クスクスとその根、ブラックベリーの花と種子、ヒナギクの葉と花茎(花は使用しない)、スティンガー、及び残りの月桂樹の葉を入れ、さらに新鮮なレモン果実(クルミ大10切れ)をその上に入れ;上述した順序で加えたこれらの植物、根及び果実にオリーブ油を加え;密閉した該ガラス容器を冷暗所に置き、毎日確認しながら4ヶ月間放置し;調製開始から1週間後、該容器を開けて該混合物からレモン果汁を除去し、その後再度密閉し;植物が油から浮き上がっていないこととコルク化していないことを確認し;4ヶ月の終了時に該植物を該油からろ過してその油を放置し;ブドウの種子とスベリヒユの種子を該油中に残してさらに1ヶ月放置し、その後細かいふるいでろ過して、それらのデンプンから除去し;バラ油又はレモンの花の油を残りの混合物に加えて香り付けし、それらを小瓶に分けて、市販する準備をする;
工程を含む、請求項1に記載の植物油の製造方法。

【公表番号】特表2013−520415(P2013−520415A)
【公表日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−553854(P2012−553854)
【出願日】平成22年12月13日(2010.12.13)
【国際出願番号】PCT/TR2010/000244
【国際公開番号】WO2011/102813
【国際公開日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【出願人】(512215071)
【Fターム(参考)】