説明

ヘアードライヤー

【課題】熱等によるマイナスイオンの減少を防止できると共に、マイナスイオン発生量を増加させることができ、且つマイナスイオンを遠くまで到達させることができるヘアードライヤーを提供する。
【解決手段】本発明に係るヘアードライヤー1は、一端側に吸入口15と他端側に主放出口16とが設けられて空気が流通する筒状の主通風路14を備え、主通風路14内部の上流側に該空気を送風するファン18を有し、下流側に該空気を加熱するヒーター17を有し、さらに、主通風路14におけるファン18とヒーター17との間の位置から分岐して前記空気を分流させる副通風路21を備え、副通風路21は内部に、マイナスイオンを発生させるイオン発生手段のうちの少なくとも放電電極24と、分流させた空気を冷却する冷却手段28とが設けられると共に、分流させた空気を放出する放出口23が主通風路14に連通して設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヘアードライヤーに関し、さらに詳細には、温風や冷風と共にマイナスイオンを供給するヘアードライヤーに関する。
【背景技術】
【0002】
毛髪の乾燥やセット等に用いられるヘアードライヤーに関して、特に温風が吹き当てられることによる毛髪の痛み、あるいは静電気の発生を防止すること等を目的として、温風や冷風と共にマイナスイオンを供給するヘアードライヤーが知られている。
【0003】
ここで、上記構成に例示されるヘアードライヤーの従来例として、図4に示すヘアードライヤー100が知られている(特許文献1参照)。このヘアードライヤー100の構成は、送風ファン115やヒーターユニット117が配置される通風路118とは別に副通風路119を設け、その内部に放熱体156を配置する。イオン発生装置の放電部133と、冷却装置を構成する熱電変換部151の吸熱部分を通風路118に臨んで配置する。また、副通風路119には、送風ファン115で送給され、ヒーターユニット117で加熱される前の乾燥風を導入する。さらに、放電部133は吸熱部分より上流側に配置し、放電部133で生成されたマイナスイオンを吸熱部分で強制的に冷却する。これによれば、イオン発生装置で生成したイオンを強制的に低温化して、その熱運動エネルギーを低い状態に維持しイオンの消散を抑止することにより、髪に到達できるイオン量を向上することができるというものである。
【0004】
その他にも、温風や冷風と共にマイナスイオンを供給するヘアードライヤーの例として、特許文献2〜4等に記載のヘアードライヤーが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−284202号公報
【特許文献2】特開2008−264386号公報
【特許文献3】特開2004−208935号公報
【特許文献4】特開2005−000546号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここで、特許文献1記載のヘアードライヤーに例示されるように、ヒーターで加熱された温風が流通する主通風路内においてマイナスイオンを生成して放出する場合には、温風の熱による高温環境となることによってマイナスイオンが消滅し易いという課題が生じる。その結果、毛髪に到達するマイナスイオン量が低下して効果が減少してしまう課題が生じる。
【0007】
一方、特許文献2記載のヘアードライヤーに例示されるように、主通風路におけるヒーター配設位置よりも上流側で通風路を分岐することによって温風が通過しない副通風路を設け、当該副通風路内においてマイナスイオンを生成して放出する場合には、熱によるマイナスイオンの消滅という課題の解決が可能になる。しかしながら、副通風路は主通風路に比べて狭いうえに、主通風路から分流した空気の流れであるために、風速・風量が低くなり、放電部周辺がマイナスの電荷で満たされた飽和状態となり、マイナスイオンの発生量が減少してしまう課題が生じ得る。これに加えて、副通風路における風速・風量が低いことによって、毛髪に到達するマイナスイオン量が低下して効果が減少してしまう課題が生じる。
【0008】
またその逆に、特許文献3記載のヘアードライヤーに例示されるように、主通風路を通過する風をそのまま同一方向に分流させて副通風路に流通させてしまうと、副通風路における風速・風量が高すぎて、分流させた空気を十分に冷却できないという課題が生じる。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、熱あるいは電荷の飽和によるマイナスイオンの減少を防止できると共に、十分に冷却した空気を流通させてマイナスイオン発生量を増加させることができ、且つマイナスイオンを遠くまで到達させることができるヘアードライヤーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
一実施形態として、以下に開示するような解決手段により、前記課題を解決する。
【0011】
開示のヘアードライヤーは、一端側に空気を取り込む吸入口が設けられ、他端側に該空気を放出する主放出口が設けられて該空気が流通する筒状の主通風路を備え、該主通風路内部の上流側に該空気を送風するファンを有すると共に下流側に該空気を加熱するヒーターを有するヘアードライヤーにおいて、前記主通風路における前記ファンと前記ヒーターとの間の位置から分岐して前記空気を分流させる副通風路を備え、前記副通風路は、内部に、マイナスイオンを発生させるイオン発生手段のうちの少なくとも放電電極と、前記分流させた空気を冷却する冷却手段とが設けられると共に、該分流させた空気を放出する放出口が前記主通風路に連通して設けられていることを要件とする。
【発明の効果】
【0012】
開示のヘアードライヤーによれば、熱によるマイナスイオンの減少を防止できると共に、電荷の飽和によるマイナスイオン発生量の減少を防止できる。また、十分に冷却した空気を流通させてマイナスイオン発生量を増加させることができる。さらに、マイナスイオンを遠くまで到達させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施形態に係るヘアードライヤーの例を示す概略図(側面断面図)である。
【図2】本発明の実施形態に係るヘアードライヤーの例を示す概略図(正面図)である。
【図3】図2の部分拡大図である。
【図4】従来の実施形態に係るヘアードライヤーの例を示す概略図(側面断面図)である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳しく説明する。図1は、本発明の実施形態に係るヘアードライヤー1の例を示す側面断面図(概略図)であり、図2はその正面図(概略図)である。また、図3は、図2におけるX部の部分拡大図である。なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。
【0015】
本実施形態に係るヘアードライヤー1は、図1、2に示すように、ハウジング11の下部にグリップ12が折り畳み可能に取付けられ、ハウジング11の後端に空気(外気)を取り込む吸入口15が設けられ、ハウジング11の前端に当該取り込んだ空気を放出する主放出口16が設けられている。これによって、ハウジング11内に当該空気が流通する筒状の主通風路14が形成される。
【0016】
ハウジング11の主通風路14内部には、外気を吸入口15から当該主通風路14内に取り込むと共に主放出口16へ向けて送風し、主放出口16から温風(もしくは冷風)として放出させるファン18、および当該ファン18を回転駆動するモーター19が設けられている。なおモーター19の回転速度は前記グリップ12に設けたスイッチ13の切換えにより、例えば高速と低速とに切換えが可能に設定されている。
【0017】
また、ハウジング11の主通風路14内部には、ファン18よりも下流側(すなわち、ファン18の駆動によって発生する空気の流通方向における下流側)に、当該主通風路14内に取り込まれた空気を加熱するヒーター17が設けられている。これによって、温風を生成することが可能となる。当該温風の流れを図1中において破線矢印C、Dで示す。なお、ヒーター17に通電させないことによって、取り込まれた外気の温度のままの風を放出する冷風モードを設けてもよい。
【0018】
一例として、ヒーター17には電熱線が用いられ、筒状の主通風路14の中心軸Sに対して周方向に巻回されて配設されている。当該ヒーター17は図1においてその配置領域をハッチングによって図示し、図2においてその外形位置を破線によって図示している。本実施形態におけるヒーター17は、主通風路14の中心軸Sに対して副通風路21(後述)寄りの上半部の外径寸法が下半部の外径寸法よりも小さくなるように配設されている。これによって、当該主通風路14内の最上部14aにヒーター17により加熱されない風の流路が形成される。なお、この風の流れを図1中において破線矢印Bで示す。これに対して、当該主通風路14内の最下部を流れる風は、ヒーター17によって生成される温風の中でも最も高温の温風となって放出される。図1中における破線矢印Dは、この高温温風の流れを示している。
【0019】
一方、本実施形態に特徴的な構成として、主通風路14におけるファン18の配設位置とヒーター17の配設位置との間の位置から分岐して、吸入口15から当該主通風路14内に取り込まれた空気(外気)を分流させる副通風路21が設けられている。一例として、ハウジング11の上部を上方に膨出させた膨出部20を設け、当該膨出部20の内部に副通風路21を配設する構成としている。
【0020】
より詳しくは、図1に示すように、主通風路14から分岐して空気を副通風路21へ分流させる取込口22は、主通風路14におけるファン18の配設位置とヒーター17の配設位置との間に設けられている。また、副通風路21を主通風路14に合流させて分流させた空気を主通風路14内に放出する放出口23がヒーター17の配設位置と主通風路14の主放出口16の配設位置との間に設けられている。すなわち、分流させた空気を放出する放出口23が主通風路14に連通する構成となっている。なお、図1において、主通風路14から取込口22によって副通風路21へ分流され、副通風路21から放出口23によって主通風路14へ合流する空気の流れを破線矢印Aで示す。
【0021】
また、取込口22は、主通風路14の内壁面に開口する孔状に設けられると共に、副通風路21における取込口22近傍の流路21aが、主通風路14に対して所定の角度θを成すように設けられている(図3参照)。角度θは鋭角に設定することが好適であって、一例としてθ=45[°]程度に設定されるが、この角度に限定されるものではない。この構成によれば、副通風路21内に分流させた空気の風速・風量を適切な値まで低下させることができる。したがって、前述の課題すなわち副通風路における風速・風量が高すぎて、分流させた空気を十分に冷却できないという課題の解決が可能となる。なお、取込口22の内径、あるいは角度θを適宜変更することによって、副通風路21内の空気の風速・風量を最適な値に調整することが可能となる。
【0022】
一方、放出口23は、主通風路14内の最上部14aに連通して設けられている。これによって、副通風路21内に分流させた空気を、当該主通風路14内の最上部14aを流通する非加熱で且つ風速・風量の高い空気に合流させることが可能となる。
【0023】
また、副通風路21の内部には、分流させた空気を冷却する冷却手段が設けられている。本実施形態における冷却手段として、ペルチェ素子27の吸熱部28が用いられる。より詳しくは、図1に示すように、吸熱部28が副通風路21内に露出するようにペルチェ素子27が配設される。当該ペルチェ素子27への通電によって、吸熱部28が低温となるため、副通風路12内の空気が冷却される作用が得られる。また、これと同時に、空気中の水蒸気を結露させて水滴を供給する作用も得られる。これらの作用によって、後述のマイナスイオン放出作用を向上させることが可能となる。なお、冷却手段は、ペルチェ素子27の吸熱部28に限定されるものではない。
【0024】
また、副通風路21の内部には、マイナスイオンを発生させるイオン発生手段が設けられている。一例として、イオン発生手段は、放電電極24と対向電極25とを備えて構成され、高電圧電源(不図示)の陰極を放電電極24に接続し、陽極を対向電極25に接続して、両電極間において放電を行うことによって、マイナスイオンを発生させるものである。本実施形態においては、当該イオン発生手段のうちの放電電極24を副通風路21内に配設し、対向電極25を主通風路14内に配設する構成としている。ただし、これに限定されるものではなく、放電電極24および対向電極25を副通風路21内に配設する構成とすることも考えられる。また、その他のイオン発生手段を用いる構成としてもよい。
【0025】
より詳しくは、図1に示すように、イオン発生手段の放電電極24は、副通風路21内の放出口23の近傍に配設されている。本実施形態における放電電極24は、針状の形状を有するイオン針を用いて構成され、当該イオン針には前記高電圧電源からの配線(不図示)が接続されると共に、針の先端が主通風路14の方向に向けて配設されている。これによって、主通風路14に向けて放電を行うことが可能となる。
【0026】
一方、イオン発生手段の対向電極25は、主通風路14内の最上部14aに配設されている。本実施形態における対向電極25は、ヒータープレート26に固定されたハトメを用いて構成され、当該ハトメには前記高電圧電源からの配線(不図示)が接続されている。
【0027】
以上のように、副通風路21を設けると共に、取込口22および当該取込口22近傍の流路21aを上記の構成とすることによって、副通風路21内に分流させた空気の風速・風量を適切な値まで低下させることができ、副通風路21内の空気を冷却手段(ここでは、吸熱部28)により冷却する効果および水滴を供給する効果を高めることができるため、当該空気中に放電することでマイナスイオン発生効果を高めることができる。その一方で、副通風路21内の空気の風速・風量が低下してしまうと、相反する課題すなわち前述のように、放電部周辺がマイナスの電荷で満たされた飽和状態となりマイナスイオンの発生量が減少(低下)してしまうという課題が生じ得る。これに対して、本実施形態では、放電電極24を副通風路21内に配設すると共に対向電極25を主通風路内に配設することによって、狭い副通風路21内でマイナスイオンが飽和状態となってしまうことが防止できるため、当該課題の解決を可能としている。
しかし、対向電極25が主通風路14内に配設されていることから、前述の課題すなわち温風の熱による高温環境となることによってマイナスイオンが消滅し易いという課題が生じ得る。これに対して、本実施形態では、ヒーター17の上半部の外径寸法を小径として主通風路14内の最上部14aにヒーター17により加熱されない風の流路を形成することによって、当該課題の解決を可能としている。これに加えて、副通風路21の放出口23を主通風路14に連通させて、発生したマイナスイオンを当該主通風路14内の最上部14aを流通する非加熱で且つ風速・風量の高い空気に乗せて送出することによって、前述の課題すなわち、副通風路における風速・風量が低いことによって毛髪に到達するマイナスイオン量が低下して効果が減少してしまう課題の解決を可能としている。
【0028】
続いて、上記構成を備えるヘアードライヤー1の動作について説明する。
先ず、グリップ12に設けたスイッチ13により電源をオン(温風モード)にすると、モーター19とヒーター17が作動し、外気が吸入口15から主通風路14に導入され、ヒーター17で加熱されて主放出口16から温風として放出される。ここで、主通風路14内を流れる空気流量(風量)は、常に一定としてもよく、あるいは、グリップ12に設けたスイッチ13により段階的もしくは連続的に調整可能として変化させてもよい。なお前述の通り冷風モードを備える場合には、電源をオン(冷風モード)にすると、ヒーター17に通電されないため主放出口16から冷風(外気の温度のままの風)が放出される。
【0029】
また、主通風路14内に空気の流れが生じると同時に、主通風路14から取込口22によって副通風路21へ分流され、副通風路21から放出口23によって主通風路14へ合流する空気の流れ(分流)が発生する。
【0030】
副通風路21へ分流された空気の流れ(分流)は、冷却手段(ここでは、ペルチェ素子27の吸熱部28)によって冷却される。また、当該空気に含まれる水蒸気が冷却によって凝結して水滴が当該分流空気中に発生する。
【0031】
一方、電源をオンにすると、放電電極24と対向電極25との間に高電圧が印加されて、放電電極24の先端と対向電極25との間の間隙に強電界が発生する。このとき、上記の冷却手段によって冷却されると共に水滴が供給された空気中において放電(コロナ放電)が行われ、マイナスイオンが放出される。本実施形態においては、当該マイナスイオンが副通風路21の放出口23の内外近傍で発生する作用が得られ、マイナスイオン(マイナス電荷)が飽和状態となってしまうことを抑制できるため、マイナスイオン発生量の減少を防止することができる。
【0032】
副通風路21内の分流空気が放出口23から主通風路14へと合流することによって、上記により発生したマイナスイオンは、主通風路14内の最上部14aを流通する非加熱で且つ風速・風量の高い空気に乗って、主放出口16から放出される。
【0033】
以上、説明した通り、本発明に係るヘアードライヤーによれば、熱によるマイナスイオンの減少を防止できると共に、電荷の飽和によるマイナスイオン発生量の減少を防止できる。また、十分に冷却した空気を流通させてマイナスイオンの放出量を増加させることができ、且つマイナスイオンを遠くまで到達させることができる。
【0034】
より具体的には、副通風路内に分流させた空気の風速・風量を適切な値まで低下させることができ、副通風路内の空気を冷却手段により冷却する効果および水滴を供給する効果を高めることができるため、当該空気中に放電することでマイナスイオン発生効果を高めることができる。すなわち、マイナスイオン発生量を増加させることができる。
【0035】
また、マイナスイオンを副通風路の放出口の内外近傍で発生させることができるため、狭い副通路内でマイナス電荷が飽和状態となってマイナスイオン発生量が減少してしまうことを防止できる。
【0036】
また、主通風路内の最上部に非加熱で且つ風速・風量の高い空気の流れを発生させることによって、発生したマイナスイオンが温風の熱で減少してしまうことが防止できる。さらに、当該マイナスイオンを遠くまで、すなわちユーザーの毛髪まで十分に到達させることができる。
【0037】
なお、本発明は、以上説明した実施例に限定されることなく、本発明を逸脱しない範囲において種々変更が可能である。
【符号の説明】
【0038】
1 ヘアードライヤー
11 ハウジング
12 グリップ
13 スイッチ
14 主通風路
15 吸入口
16 主放出口
17 ヒーター
18 ファン
19 モーター
20 膨出部
21 副通風路
22 取込口
23 放出口
24 放電電極
25 対向電極
26 ヒータープレート
27 ペルチェ素子
28 ペルチェ素子の吸熱部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一端側に空気を取り込む吸入口が設けられ、他端側に該空気を放出する主放出口が設けられて該空気が流通する筒状の主通風路を備え、該主通風路内部の上流側に該空気を送風するファンを有すると共に下流側に該空気を加熱するヒーターを有するヘアードライヤーにおいて、
前記主通風路における前記ファンと前記ヒーターとの間の位置から分岐して前記空気を分流させる副通風路を備え、
前記副通風路は、内部に、マイナスイオンを発生させるイオン発生手段のうちの少なくとも放電電極と、前記分流させた空気を冷却する冷却手段とが設けられると共に、該分流させた空気を放出する放出口が前記主通風路に連通して設けられていること
を特徴とするヘアードライヤー。
【請求項2】
前記副通風路は、前記主通風路から空気を分流させる取込口が該主通風路の内壁面に開口する孔状に設けられると共に、該副通風路における該取込口近傍の流路が該主通風路に対して所定の角度を成すように設けられていること
を特徴とする請求項1記載のヘアードライヤー。
【請求項3】
前記ヒーターは、前記主通風路の中心に対して前記副通風路寄りの上半部の外径寸法が下半部の外径寸法よりも小さくなるように配設されて、該主通風路内の最上部に該ヒーターにより加熱されない風の流路が形成されること
を特徴とする請求項1または請求項2記載のヘアードライヤー。
【請求項4】
前記副通風路の放出口は、前記主通風路内の最上部に連通して設けられていること
を特徴とする請求項3記載のヘアードライヤー。
【請求項5】
前記イオン発生手段の放電電極は、前記副通風路内の前記放出口の近傍に配設されると共に、該イオン発生手段の対向電極は、前記主通風路内の最上部に配設されていること、
を特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載のヘアードライヤー。
【請求項6】
前記冷却手段は、ペルチェ素子の吸熱部であること
を特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載のヘアードライヤー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−22251(P2013−22251A)
【公開日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−160076(P2011−160076)
【出願日】平成23年7月21日(2011.7.21)
【特許番号】特許第4913255号(P4913255)
【特許公報発行日】平成24年4月11日(2012.4.11)
【出願人】(310018412)株式会社泉精器製作所 (16)
【Fターム(参考)】