ヘッジホッグアンタゴニスト、それらに関する方法及び利用
【課題】本発明は、血管形成を阻止し及び腫瘍を含む望ましくない細胞増殖を治療し又は予防することを目的とする。
【解決手段】本発明は、ヘッジホッグ経路を、ヘッジホッグ経路のアンタゴニストを用いて阻害する組成物及び方法に関し、例えば細胞と接触してgliを過剰発現するヘッジホッグアンタゴニスト、肺細胞と接触して界面活性物質生成を刺激するヘッジホッグアンタゴニストに関し、該ヘッジホッグアンタゴニストは、2000ダルトン未満の小さい分子、ヘッジホッグ抗体、パッチト抗体、スムースンド抗体、変異型ヘッジホッグタンパク質、アンチセンス核酸及びリボザイムから選択される。
【解決手段】本発明は、ヘッジホッグ経路を、ヘッジホッグ経路のアンタゴニストを用いて阻害する組成物及び方法に関し、例えば細胞と接触してgliを過剰発現するヘッジホッグアンタゴニスト、肺細胞と接触して界面活性物質生成を刺激するヘッジホッグアンタゴニストに関し、該ヘッジホッグアンタゴニストは、2000ダルトン未満の小さい分子、ヘッジホッグ抗体、パッチト抗体、スムースンド抗体、変異型ヘッジホッグタンパク質、アンチセンス核酸及びリボザイムから選択される。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
望ましくない細胞増殖を阻止する方法であって、下記を含む当該方法、
細胞がgli遺伝子を過剰発現するかどうかを測定し、そして
gli遺伝子を過剰発現する細胞を有効量のヘッジホッグアンタゴニストと接触させ;
それにより、該アンタゴニストが減少した細胞増殖を引き起こす。
【請求項2】
前記のgli遺伝子が、gli−1である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記の望ましくない細胞増殖が、癌である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記の癌が、泌尿生殖器癌である、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記の癌が、肺、前立腺、乳房、膀胱及び大腸組織の1つ以上と関係している、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記の乳房組織と関係している癌型が、下方腺管癌、下方小葉癌、分泌管内癌、髄様癌及び管状癌から選択される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記の肺組織と関係している癌が、腺癌、気管支肺胞腺癌、小細胞癌から選択される、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記の前立腺と関係している癌が、腺癌である、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
前記の望ましくない細胞増殖が、良性前立腺肥厚である、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
治療プロトコールを決定する方法であって、該方法は、
患者から組織試料を得、そして
該試料におけるgli遺伝子発現のレベルを測定する
ことを含み、gli遺伝子の過剰発現が、ヘッジホッグアンタゴニストによる治療が適当であることを示す、上記の方法。
【請求項11】
前記のgli遺伝子が、gli−1である、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
gli−1発現のレベルを、gli−1転写物レベルの測定により測定する、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記のgli−1のレベルを、gli−1タンパク質レベルの測定により測定する、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
界面活性物質を肺細胞において産生させる方法であって、該細胞を界面活性物質の産生を刺激するのに有効な量のヘッジホッグアンタゴニストと接触させることを含む当該方法。
【請求項15】
層板小体の肺細胞における形成を刺激する方法であって、該細胞を層板小体の形成を刺激するのに有効な量のヘッジホッグアンタゴニストと接触させることを含む当該方法。
【請求項16】
前記の肺細胞が、未熟児の肺組織中に存在する、請求項14又は15に記載の方法。
【請求項17】
前記のヘッジホッグアンタゴニストを、2000ダルトン未満の分子量を有する小分子、ヘッジホッグ抗体、パッチト抗体、スムースンド抗体、変異型ヘッジホッグタンパク質、アンチセンス核酸及びリボザイムから選択する、請求項1〜15の何れか1つに記載の方法。
【請求項18】
前記の小分子を、シクロパミン、コンパウンドA、トマチジン、ジャービン、AY9944、トリパラノール、コンパウンドB及び機能的に有効なこれらの誘導体から選択する、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
癌が、組織内で発達する見込みを測定する方法であって、該方法は、下記、
組織試料を得、そして
該試料におけるgli遺伝子発現のレベルを測定する
ことを含み、gli遺伝子の過剰発現が、癌が発達することの増大した見込みを示す、上記の方法。
【請求項20】
前記のgli遺伝子が、gli−1である、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
患者における腫瘍を治療する方法であって、該患者に腫瘍の成長及び/又は増殖を減少させるのに十分な量のヘッジホッグアンタゴニストを投与することを含み、腫瘍が、泌尿生殖器、肺、乳房、前立腺又は大腸癌の少なくとも1つと関係する、当該方法。
【請求項22】
ヘッジホッグアンタゴニストを、癌治療養生法の部分として投与する、請求項21に記載の方法。
【請求項1】
望ましくない細胞増殖を阻止する方法であって、下記を含む当該方法、
細胞がgli遺伝子を過剰発現するかどうかを測定し、そして
gli遺伝子を過剰発現する細胞を有効量のヘッジホッグアンタゴニストと接触させ;
それにより、該アンタゴニストが減少した細胞増殖を引き起こす。
【請求項2】
前記のgli遺伝子が、gli−1である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記の望ましくない細胞増殖が、癌である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記の癌が、泌尿生殖器癌である、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記の癌が、肺、前立腺、乳房、膀胱及び大腸組織の1つ以上と関係している、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記の乳房組織と関係している癌型が、下方腺管癌、下方小葉癌、分泌管内癌、髄様癌及び管状癌から選択される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記の肺組織と関係している癌が、腺癌、気管支肺胞腺癌、小細胞癌から選択される、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記の前立腺と関係している癌が、腺癌である、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
前記の望ましくない細胞増殖が、良性前立腺肥厚である、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
治療プロトコールを決定する方法であって、該方法は、
患者から組織試料を得、そして
該試料におけるgli遺伝子発現のレベルを測定する
ことを含み、gli遺伝子の過剰発現が、ヘッジホッグアンタゴニストによる治療が適当であることを示す、上記の方法。
【請求項11】
前記のgli遺伝子が、gli−1である、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
gli−1発現のレベルを、gli−1転写物レベルの測定により測定する、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記のgli−1のレベルを、gli−1タンパク質レベルの測定により測定する、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
界面活性物質を肺細胞において産生させる方法であって、該細胞を界面活性物質の産生を刺激するのに有効な量のヘッジホッグアンタゴニストと接触させることを含む当該方法。
【請求項15】
層板小体の肺細胞における形成を刺激する方法であって、該細胞を層板小体の形成を刺激するのに有効な量のヘッジホッグアンタゴニストと接触させることを含む当該方法。
【請求項16】
前記の肺細胞が、未熟児の肺組織中に存在する、請求項14又は15に記載の方法。
【請求項17】
前記のヘッジホッグアンタゴニストを、2000ダルトン未満の分子量を有する小分子、ヘッジホッグ抗体、パッチト抗体、スムースンド抗体、変異型ヘッジホッグタンパク質、アンチセンス核酸及びリボザイムから選択する、請求項1〜15の何れか1つに記載の方法。
【請求項18】
前記の小分子を、シクロパミン、コンパウンドA、トマチジン、ジャービン、AY9944、トリパラノール、コンパウンドB及び機能的に有効なこれらの誘導体から選択する、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
癌が、組織内で発達する見込みを測定する方法であって、該方法は、下記、
組織試料を得、そして
該試料におけるgli遺伝子発現のレベルを測定する
ことを含み、gli遺伝子の過剰発現が、癌が発達することの増大した見込みを示す、上記の方法。
【請求項20】
前記のgli遺伝子が、gli−1である、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
患者における腫瘍を治療する方法であって、該患者に腫瘍の成長及び/又は増殖を減少させるのに十分な量のヘッジホッグアンタゴニストを投与することを含み、腫瘍が、泌尿生殖器、肺、乳房、前立腺又は大腸癌の少なくとも1つと関係する、当該方法。
【請求項22】
ヘッジホッグアンタゴニストを、癌治療養生法の部分として投与する、請求項21に記載の方法。
【図1】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【公開番号】特開2009−179630(P2009−179630A)
【公開日】平成21年8月13日(2009.8.13)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2009−113082(P2009−113082)
【出願日】平成21年5月7日(2009.5.7)
【分割の表示】特願2002−533901(P2002−533901)の分割
【原出願日】平成13年10月15日(2001.10.15)
【出願人】(501188889)キュリス,インコーポレイテッド (23)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年8月13日(2009.8.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−113082(P2009−113082)
【出願日】平成21年5月7日(2009.5.7)
【分割の表示】特願2002−533901(P2002−533901)の分割
【原出願日】平成13年10月15日(2001.10.15)
【出願人】(501188889)キュリス,インコーポレイテッド (23)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]