説明

ヘッドランプに太陽光線が集束することを防止する遮光可動要素

【課題】灯具内での太陽光線の集中を防止するために、太陽光線経路を阻止する前照灯を提供する。
【解決手段】少なくとも1つの主光源7と、主光ビームを形成するように主光源7によって生成された光を受けることができる光集束装置12と、を備える前照灯1に関し、少なくとも2つの位置A、A’間を移動可能な遮光要素14を備え、その位置の1つでは、主光源7と光集束装置12との間に遮光要素14が介在し、前照灯1の劣化防止のために、遮光要素14が主光源7と光集束装置12との間に介在するときに、前照灯1の外側からの光線2が、光集束装置12によって、線または点状に集束されないように、遮光要素14が構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の技術分野は、自動車の照灯および/または信号装置の分野であり、特に、少なくとも1つの光源を備え、かつ、光集束装置が装備された、光学モジュールの分野である。
【背景技術】
【0002】
自動車に取り付けられたヘッドランプは、従来、コンポーネントが配置される内部容積を規定する窓によって閉じられたハウジングからなり、コンポーネントは、自動車の進路に投影されることが意図された光ビームを生成するように作用する。
【0003】
これらのコンポーネントは、特に、光源や、外部の視線から隠すことが望ましいコンポーネントの機械部品および電気部品を隠す機能を有するカバーや、ヘッドランプがロービーム機能を有する場合のカットオフを生成する要素を含む。
【0004】
集束装置が装備されたヘッドランプの場合、上述したコンポーネントには、これまで劣化が観察されてきた。詳細には、集束装置の主な機能に、ヘッドランプがオンになると光ビームを生成するために光源によって放出される光を集中させる機能があるが、照灯および/または信号装置に入る太陽光線を集束させてしまう傾向もある。
【0005】
太陽の天空位置に応じて、集束装置が、照灯および/または信号装置内に設けられたコンポーネントの1つまたは他のものに太陽光線を集中させる状況がある。より正確に言えば、光源に太陽光線が集中すると、光源の最大許容限界範囲を超えるまで温度が上昇する。これは、光源付近に配置される電子コンポーネントについても同様である。このような状況は、自動車火災の危険性を招く。
【0006】
カットオフ生成要素の場合、カットオフの規定に関する規格を遵守するには極めて正確な公差を満たす必要があるため、この状況はさらに深刻になる。また、カットオフ生成要素を燃焼させる危険性があるという理由から、太陽光線を集中させる集束装置の存在下でプラスチックを使用することは問題外である。したがって、このカットオフ生成要素は、一般にプラスチック製である光学モジュールと、金属カットオフ生成要素との間の適合性の問題とは別に、上述した欠点を有するため、カットオフ生成要素の製造には金属が使用される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
以上のことから、本発明の目的は、主に、照灯および/または信号装置内での太陽光線の集中を防止するために、太陽光線経路を阻止することによって、上述した欠点を解消することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
したがって、本発明は、少なくとも1つの主光源と、主光ビームを形成するように主光源によって生成された光を受けることができる光集束装置とを備える照灯および/または信号装置であって、少なくとも2つの位置の間を移動可能な遮光要素を備え、位置の1つでは、主光源と光集束装置との間に遮光要素が介在し、照灯および/または信号装置の劣化防止のために、主光源と光集束装置との間に遮光要素が介在するときに、照灯および/または信号装置の外側からの光線が光集束装置によって、特に、線または点状に集束されないように、遮光要素が構成されることを特徴とする照灯および/または信号装置に関する。
【0009】
遮光要素は、到達する光線を、例えば、反射または吸収することによって、光線の通過を防止すること限り、不透明である。このような遮光化は、例えば、遮光要素上に非透過ペイントを堆積することによって、または、遮光材料から遮光要素を作ることによって、達成される。
【0010】
本発明の第1の利点は、カットオフ生成要素などのコンポーネントの生産に安価なプラスチックを使用可能なことである。これは、本発明により、これらの要素への太陽光線の集中が防がれるためである。
【0011】
同様に、主光源は太陽光線から保護されるため、主光源の劣化が防止される。
【0012】
別の利点は、照灯および/または信号装置の外観が改善可能なことである。詳細には、例えば、遮光要素の第1の面が、照灯および/または信号装置の取り付けが意図された車体の色に合う処理、特に、ペイントコートを用いた処理、でカバーされる場合などの、遮光要素が装飾的機能を備えることである。
【0013】
本発明による装置は、光ビーム、特に、主光ビームの少なくとも一部を形成する光ビームを生成可能な光学モジュールを備え、光学モジュールが、少なくとも主光源および光集束装置を含むコンポーネントを備え、光学モジュールの前記コンポーネントの劣化防止のために、主光源と光集束装置との間に遮光要素が介在するときに、照灯および/または信号装置の外側からの光線が光集束装置によって光学モジュールのコンポーネントの少なくとも1つに集束されないように、遮光要素が構成される。
【0014】
劣化の回避が望ましいコンポーネントは、例えば、主光源であるが、主ビーム、特に、デフレクタの形態をとる主ビームを下に向ける(ディッピング(dipping))部材であってもよい。
【0015】
「下に向ける部材(ディッピング部材)」という表現は、主光ビームにカットオフを形成するように、主光源からの光線を阻止または偏向可能な部材を意味するものと理解されたい。
【0016】
例えば、光学モジュールは、主ビームを下に向ける少なくとも1つの部材を備えてもよい。
【0017】
光学モジュールの前記少なくともコンポーネントは、主光源および/または主光源を下に向ける部材である。
【0018】
本発明による装置は、光集束装置に向けられた追加の光ビームを放出する手段を備え、これらの手段は、前記遮光要素を備える。追加の光ビームの光線は、遮光要素から光集束装置の方に伝播する。したがって、遮光要素は、追加の光ビームの生成に関与する要素である。また、遮光要素は、追加の光ビームを生成する手段であってもよい。
【0019】
これは、本発明の別の利点であり、遮光要素によって与えられるスクリーニング機能とは別に、遮光要素は、例えば、昼間走行灯などの追加の照灯機能を備える。
【0020】
光集束装置は、追加の光ビームを使用して、所望の照明機能、特に、昼間走行灯を与えるように構成される。「所望の照明機能」という表現は、自動車特有の規制された照明機能を意味することを理解されたい。また、この機能は車幅灯であってもよい。
【0021】
遮光要素は、光集束装置に向けられた第1面を備え、この第1面は反射性を有する。このレイアウトにより、照灯および/または信号装置から太陽光線を反射できる。また、本発明のこの特徴は、所望の照明機能を与えるように集束要素の方へ、特に、主光源とは別の追加の光源によって生成される追加の光ビームを反射するために使用される。このようにして、遮光要素に追加機能を与えることで、昼間走行灯(DRL)が容易に備えられてもよい。
【0022】
第1の反射面は、照灯および/または信号装置の外側からの光線および前記追加の光ビームの少なくとも20%を反射するように構成される。
【0023】
上述した反射係数は、コンポーネント、特に、デフレクタ、が劣化しないように要求されるものに相当する。追加の光ビームが反射される場合には、このような係数は、遮光要素をクロミングすることによって60%に達し、またはアルミニウム被覆されたプラスチックから遮光要素を作ることによって70%にまで達することもある。また、アルミペイントの場合には、50%の係数が選択されてもよい。
【0024】
また、遮光可動要素は、照灯および/または信号装置の外側からの光線を吸収してもよい。したがって、遮光可動要素は吸収剤である。
【0025】
実際、ペイント部品もしくはバルク色付け部品、または遮光性で知られる材料から作られた部品により、最大90%の光線が吸収される。
【0026】
遮光要素、例えば、ストップまたはスクリーンは、照灯および/または信号装置内で動かされてもよい点で可動である。
【0027】
本発明の第1の特徴によれば、例えば、主光源の劣化を防止するために、照灯および/または信号装置の外側からの光線が収束点または焦点に収束しないように、遮光要素は、主光源と光集束装置との間に介在する。
【0028】
本発明の1つの特徴によれば、遮光要素は、光集束装置に向けられた第1の面を備え、前記第1の面は反射性を有する。
【0029】
光集束装置は、遮光要素とは分離された追加の光源を備え、この追加の光源は、追加の光ビームの全てまたは一部を生成する。「分離」という用語は、物理的に異なる別個のものを意味するものであり、遮光要素は移動可能であるのに対して、追加の光源は固定されている、と理解されたい。主光源と光集束装置との間に遮光要素が介在するときに、追加の光源は、光集束装置と遮光要素との間の照灯および/または信号装置に儲けられる。追加の光源が生成する追加の光ビームは、遮光要素の方に放出されることにより、照灯および/または信号装置に追加の光源を位置付けるための許容範囲がより広くなる。
【0030】
遮光要素は、透明または半透明の本体を備え、前記本体は、第1の面および第2の面を備え、第1の面は、光集束装置に向けられ、透明または半透明であり、第2の面は、主光源に向けられ、不透明であり、前記本体は、追加の光ビームを伝送するように構成される。「伝送」という用語は、遮光要素を形成する本体に光線が散乱されることを意味し、このようにして、遮光要素は光導波路として作用することを理解されたい。
【0031】
このような配置により、遮光要素の移動中に、遮光要素の進路の拡張部に追加の光源を設けることができる。
【0032】
遮光要素は、追加の光源を備え、追加の光源は、追加の光ビームを生成可能であり、かつ、前記透明または半透明の本体に前記追加の光ビームが伝播するように構成される。
【0033】
一実施形態によれば、追加の光ビームは、遮光要素に固着される追加の光源によって生成される。このように、遮光要素の本体は、光導波路および追加の光源を機械的に支持するホルダとして作用する。このようにして、遮光要素および追加の光源は、単一のサブアセンブリを形成する。
【0034】
上述した追加の光ビームに関して、追加の光ビームが、所望の照明機能、特に、DRL機能のみを備えるものであってもよいことに留意されたい。また、本発明は、当該照明機能を生み出すように、追加の光源と組み合わせて隣接した独立モジュールが使用される場合にも関連する。
【0035】
本発明のさらなる別の特徴によれば、前記第1の面は平滑である。
【0036】
あるいは、第1の面は複数の歪みを含む。したがって、これらの歪みは、遮光要素に当たる太陽光線や追加のビーム光線を反射し、前記光線を複数の方向に散乱させる。
【0037】
これらの歪みは、例えば、プリズム、特に、平面状の小面を有するプリズムである。
【0038】
別の実施形態によれば、遮光要素は追加の光源を備え、前記追加の光源は、光集束装置に向けられた発光領域を有する面光源である。
【0039】
好適には、面光源の発光領域は、1cmより大きく、より好適には、5cmより大きく、さらに好適には、10cmより大きい。
【0040】
好ましくは、ランバート発光プロファイルを有する発光ダイオードに対して、面光源は、前記光源の発光面に対して直角に向けられた高い指向性放射を有する。
【0041】
望ましくは、面光源は、少なくとも5000Cd/mの輝度を有する。
【0042】
例えば、面光源は有機発光ダイオードである。
【0043】
別の実施形態によれば、遮光要素の移動は、遮光要素を回転移動させることによって達成される。
【0044】
回転軸は、実質的に垂直または実質的に水平であり、特に、主光源によって生成された主光ビームの進路方向によって規定された照灯および/または信号装置の光軸に対して直角である。
【0045】
あるいは、遮光要素の移動は、遮光要素を並進移動させることによって達成される。
【0046】
これらの2つの実施形態によれば、遮光要素は、戻り手段の作用下で、第1の位置および第2の位置を採用可能なシャッタであり、第1の位置では、主光源と光集束装置との間に遮光要素が介在し、第2の位置では、主光源からの光が、特に、光集束装置を通って、アクチュエータの作動によって通過できる。第1の位置は、主光源と光集束装置との間であり、主光源および集束装置の拡張部に位置する。第2の位置は、主光源を光集束装置から分離する容積を越えた位置に配置するために、シャッタの後退と同等である。
【0047】
1つの好ましい実施形態によれば、遮光要素は、主光源がオフになるとき、特に、アクチュエータにも主光源にも電力が供給されていないとき、例えば、車両の電力源が遮断されているとき、主光源と光集束装置との間に介在する。
【0048】
この特徴は、車両状態にかかわらず、例えば、日中に車両を駐車する際に、照灯および/または信号装置の外側からの光線が装置へ集束することを防止する利点を有する。したがって、車両の安全性を向上させ、かつ、電気消費量を低減させることが可能である。
【0049】
好適には、主光源は、少なくとも1つの発光ダイオードである。好適には、主光源は、また、1つ以上の発光ダイオードを制御する装置を備える。
【0050】
また、好適には、光集束装置はレンズである。
【0051】
最後に、本発明による装置は、透明壁によって閉じられ、少なくとも主光源と、光集束装置と、取り外し可能な遮光要素が配置される内部容積を規定するハウジングと、を備える。
【0052】
光学モジュールが、内部容積の位置に設けられ、この光学モジュールは、リフレクタ内に設けられた主光源からなる。このようなリフレクタは、例えば、凹形であり、特に、前面の方に、すなわち、透明壁の方向に開いた楕円リフレクタである。
【0053】
1つの変形例によれば、集束装置は両凸レンズである。
【0054】
コンポーネントの1つは、ディッピング部材、特に、マスクまたはデフレクタによって形成されたディッピング部材である。このディッピング部材は、例えば、並進移動してもよいが、好ましくは、回転移動する。
【0055】
また、本発明は、少なくとも1つの主光源と、主光ビームを形成するために、主光源によって生成された光を受けることが可能な光集束装置と、を備える自動車用の照灯および/または信号装置の動作方法であって、前記照灯および/または信号装置が、遮光性のある可動要素を備え、照灯および/または信号装置の劣化防止のために、照灯および/または信号装置の外側からの光線が、光集束装置によって、特に、線または点状に集束されないように、主光源と光集束装置との間に遮光要素が介在する方法に関する。
【0056】
この方法において、照灯および/または信号装置は、光ビーム、特に、主光ビームの少なくとも一部を形成する光ビームを生成可能な光学モジュールを備え、この光学モジュールが、少なくとも主光源と、光集束装置とを含むコンポーネントを備え、遮光要素は、光学モジュールのコンポーネントの劣化防止のために、照灯および/または信号装置の外側からの光線を光集束装置によって光学モジュールのコンポーネントの少なくとも1つに集束されないように、主光源と光集束装置との間に遮光要素が介在する。
【0057】
この方法において、光学モジュールは、主ビームを下に向ける少なくとも1つの部材を備えてもよい。
【0058】
例えば、光学モジュールの前記少なくともコンポーネントは、主光源および/または主ビームを下に向ける部材である。
【0059】
この方法において、遮光要素は、主光源がオフになるとき、主光源と光集束装置との間に介在する。
【0060】
遮光要素は、車両の電力供給が遮断されるとき、主光源と光集束装置との間に介在する。
【0061】
照灯および/または信号装置が追加の光源を備える場合には、この方法により、主光源と光集束装置との間に遮光要素が介在されるとき、すなわち、遮光要素が第1の位置にあるときに、前記追加の光源がオンになる。
【0062】
当然ながら、本発明は、上述したような照灯および/または信号装置を実施する方法を含む。
【0063】
さらに、遮光要素により、主光源は、ヘッドランプの外側から見えなくなるが、主光源の外観は、特に、変換蛍光体を使用する白色発光ダイオードの場合に、主光源がオフになるときに、好ましくないものである。
【0064】
本発明の他の特徴、詳細および利点は、図面を参照しながら、例示的に与えられた以下の記載を読むことでより明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0065】
【図1】主光源がオフの状態にある本発明による照灯および/または信号装置の略断面図。
【図2】図1のものに類似しているが、主光源がオンの状態にある部分概略図。
【図3】本発明による照灯および/または信号装置の第1の変形例の部分断面図。
【図4】主光源がオンの状態にある第1の変形例の部分断面図。
【図5】本発明による照灯および/または信号装置の第2の変形例の部分断面図。
【図6】主光源がオンの状態にある第2の変形例の部分断面図。
【発明を実施するための形態】
【0066】
本発明の実施を可能にするために、図面に本発明を詳細に示し、また、当然ながら、図面は、必要に応じて、本発明をより深く理解するために使用されてもよいことに留意されたい。
【0067】
図1は、自動車に取り付けられることが意図された照灯および/または信号装置1を示す。このような照灯および/または信号装置1は、例えば、自動車のフロントヘッドランプであるが、本発明は、自動車のリア照灯ユニットにも適用されてもよい。いずれの場合も、本発明は、太陽光線、ここでは、参照番号2が付与されている太陽光線が、照灯および/または信号装置内でスポット状に集中しやすい場合に適用可能である。
【0068】
照灯および/または信号装置1は、中空カップの形状であり、開いた面を有するハウジング3を備える。また、照灯および/または信号装置1は、照灯および/または信号装置1の内部容積5を閉じるようにハウジング3の開いた面と同じ高さに設けられた透明壁4を備える。したがって、内部容積5は、ハウジング3の遮光壁と、透明壁4とによって境界が定められ、透明壁4は、例えば、ポリカーボネート製の窓または壁である。
【0069】
光学モジュール6は、内部容積5に設置され、光学モジュール6は、凹形リフレクタ8内に設けられた主光源7からなり、凹形リフレクタ8は、例えば、前方に向けて、すなわち、透明壁4の方向に開いた楕円リフレクタである。
【0070】
主光源7は、例えば、1つ以上の発光ダイオードであるが、放電ランプ、例えば、キセノン放電ランプであってもよい。この光源7は、リフレクタ8が延伸するプレート9に取り付けられ、または固着される。主光源7は、主光源7のオンまたはオフを制御することが意図された電子コンポーネントを担持する基板の形態の制御モジュール10によって電気的に制御される。
【0071】
光学モジュール6は、ディッピング部材11をさらに備え、このディッピング部材11は、主光源7によって放出される光線のカットオフの高さを規定する。このディッピング部材11は、(単一または二重の)マスクの形態またはデフレクタの形態をとり、例えば、少なくとも2つの位置、例えば、ロービームの進行経路への投影に相当する第1の位置と、全てのビームが通過できるように、特に、ハイビームを供給するようにコンポーネントが後退する第2の位置とを採用するために、任意に、並進移動または回転移動してもよい。「デフレクタ」という用語は、特に、マスク面の少なくとも1つが光線を反射するように反射性のものであるマスクを意味し、光線は、このマスクがなければ、ビームのカットオフの上方に位置するものであることを理解されたい。
【0072】
また、照灯および/または信号装置1は、光集束装置12を備え、光集束装置12は、好適には、光学モジュール6の一部を形成することもできる。
【0073】
この光集束装置12は、主光源7の前方、すなわち、主光源7と透明壁4との間に長手方向に配置される。このようにして、この装置は、リフレクタ8に形成された焦点の前方および主光源7によって放出された光線の経路上に設けられる。
【0074】
1つの実施形態によれば、光集束装置12は、凸レンズまたは両凸レンズである。このレンズの前面13が焦点に光をもたらす。
【0075】
照灯および/または信号装置1、ならびに、任意に、照灯および/または信号装置に組み込まれたサブアセンブリを形成する光学モジュール6は、取り外し可能な遮光要素14を備える。この要素14は、少なくとも2つの位置を採用可能なスクリーン、いわゆる、ストップである。
【0076】
図1において、要素14は、2つの位置、すなわち、実線で描かれた第1の位置Aと、破線で描かれた第2の位置A’とを採用してもよい。第1の位置は、主光源7と光集束装置12との間に要素14が介在している状況に相当する。言い換えれば、要素14は、主光源7、ディッピング部材11、リフレクタ8または制御装置10を太陽光線2から保護するように設けられ、このような保護がなされていなければ、太陽光線2は焦点に収束して、上記に挙げた1つ以上のコンポーネントを加熱してダメージを与える可能性がある。焦点の位置は、自動車と太陽との相対位置に応じて変化することに留意されたい。
【0077】
第2の位置A’は、主光源7によって放出された光が光集束装置12に向けられるとき、この光の進路から引き下げられる状況に相当する。
【0078】
要素14の遮光性は、太陽光線が要素14によって阻止、偏向、吸収または反射されることを意味する。
【0079】
第1の実施形態によれば、遮光要素は、例えば、ペイントを要素14に塗布することによって得られる吸収性のように、照灯および/または信号装置1の内部容積5内で太陽光線2を反射することなく、太陽光線2を吸収する。
【0080】
好適には、要素14の遮光性は、ペイントのコートが塗布されることで得られてもよく、ペイントの色は、照灯および/または信号装置1を収容する車体の色と同一のものになることが意図されている。
【0081】
別の実施形態によれば、要素14は、光集束装置12に向けられた第1の面15を備える。要素14の遮光性は、この第1の面が太陽光線2を反射するため、照灯および/または信号装置に太陽光線が散乱されることから生じる。このような反射は、第1の表面15が、ミラーを形成する手段を担持することから生じることもあり、このような手段は、例えば、要素14上に堆積されるアルミニウム層またはクロム層によって形成される可能性がある。
【0082】
さらに、要素14は、第1の位置Aと第2の位置A’との間で移動可能である。この移動性は、要素がこれらの2つの位置をとることができるようにする任意の手段によって得られる。1つの実施形態によれば、要素14は、直線方向に並進移動する平坦な直線のシャッタの形態をとる。
【0083】
別の実施形態によれば、要素14は、少なくとも1つのアーム18を介して回転シャフト17に接続された湾曲壁16を有するシャッタの形態をとる。回転シャフトは、回転軸を中心に回転し、回転軸は、図1に示す例において、主光源7によって生成された主光ビームが進む一般的な方向を表す光軸に直交する、水平または実質的に水平な方向に延伸する。
【0084】
あるいは、シャフト17は、回転軸に沿って延伸してもよく、この回転軸は、光軸に対して直角であるが、垂直または実質的に垂直な方向に延伸する。
【0085】
湾曲壁の各端部がアーム18によって保持されれば、要素14の安定性は増す。回転シャフト17は、照灯および/または信号装置1に固着された少なくとも1つの軸受と相互作用し、この軸受は、主光源7を保持するベース9のごく近傍に配置される。この実施形態によれば、遮光要素14は、この要素を回転させることによって移動する。
【0086】
以下から分かるように、遮光可動要素14は、主光源がオフになるとき、すなわち、主に、昼間の条件下において、主光源7と光集束装置12との間に介在する。また、遮光要素は、照灯および/または信号装置1の電力供給が遮断されるときに、このような位置になるように制御されてもよい。
【0087】
要素14の第1の位置は、要素14が電力消費手段の介入なしにこの位置に留まるという意味で、静止位置に相当する。例示的に、第1の位置は、要素14を自然に第1の位置に保とうとする戻り手段によって維持される。実際には、照灯および/または信号装置のハウジング3と要素14との間に設けられたばねにより、要素14を第1の位置に留めることで、この機能が得られる。
【0088】
照灯および/または信号装置1は、アクチュエータ19、例えば、電気または空気アクチュエータを備え、このアクチュエータの機能は、要素14を第1の位置Aから第2の位置A’へ通し、主光源7がオンの間に、要素14をこの第2の位置A’に保つことである。
【0089】
図2は、図1の照灯および/または信号装置の一部を示す。図1では、太陽光線の収束による加熱を防止するために、太陽光線の進入が止められているのに対して、図2は、ディッピング部材11と組み合わせて主光ロービーム20を生成するか、またはディッピング部材11がこのビームを妨げないときにハイビームを生成する、主光源7がオンの状況を示す。
【0090】
このような状況において、要素14は、主光源7によって放出される光の通過を干渉しないように、第1の位置Aから後退する。要素14は、ベース9を通る水平面の下方に要素14を移動させるように、時計回りに回転して引き下げられる。当然ながら、これは1つの実施形態にすぎず、本発明は、要素14が主光源7の左側または右側に後退される場合や、要素14がリフレクタ8の上方に垂直方向に引き上げられる場合を含む。
【0091】
図3および図4は、本発明の第1の変形例を示す。図1および図2の実施形態のものと同一の要素については再度記載しない。その代わり、図1および図2に記載する構造と異なる点のみについて以下に記載する。
【0092】
遮光可動要素14は、シリンダの一部分の形態をとる。言い換えれば、湾曲壁16は、回転シャフトに取り付けられずに、照灯および/または信号装置1のハウジング3に作られた溝(図示せず)に並進移動する。
【0093】
ここで、第1の面15の表面は平坦ではない。言い換えれば、第1の面15は、太陽光線2を散乱するように作用する歪み21を備える。
【0094】
第1の面15が滑らかであっても(図1)、図3および図4に示すように、歪み21が存在することで平坦ではなくても、第1の面は、追加の光ビーム22を反射するように構成される。このようなビームは、主光源7によって生成される光とは別個であるという意味で追加のビームである。
【0095】
1つの実施形態によれば、追加のビームは、照灯および/または信号装置の内部容積において、主光源7から分離され、異なる別個のものであるように配置された追加の光源23によって生成される。この変形例によれば、追加の光源23は、照灯および/または信号装置のハウジング3に固着されたホルダ25に設けられた1つ以上の発光ダイオード24によって形成される。したがって、追加の光源23は、要素14とは別のものであり、追加の光源23が移動する必要がなく、要素14は、第1の位置Aと第2の位置A’との間で移動可能であることを理解されたい。
【0096】
追加の光ビーム22が照灯および/または信号装置から投影されるようにするために、光源23は、要素14と光集束装置12との間に取り付けられる。
【0097】
上述の実施形態では、照灯および/または信号装置1は、追加の光ビーム22の光束を最適化するように、第1の面15の方へ1つ以上のダイオード24によって放出された光線29を平行にするように構成された2つの放物面リフレクタ30および31を備える。本発明は、このタイプのコリメータに限定されるものではなく、収束レンズや球面鏡を使用することが想定されうる。ここで重要なのは、追加の光源23によって放出された光線を収束可能な手段を提供することである。
【0098】
光線29は、平行にされた後、追加の照明機能を提供するために、第1の面15によって、特に、第1の面15の歪みによって、光集束装置12の方へ反射される。
【0099】
このようにして、保護要素14は、追加の機能を提供するために使用される。このケースでは、この機能は、昼間走行灯であるが、方向指示器やポジションランプ(車幅灯とも呼ばれる)であってもよい。
【0100】
図4は、第1の変形例の構造を示すが、主光源7がオンの状況にあり、この場合、追加の光源23がオフになり、ビーム20の経路をクリアにするために、要素14が第1の位置Aから第2の位置A’へ通過するように移動する。
【0101】
図5および図6は、本発明の第2の変形例を示す。図3および図4の実施形態のものと同一の要素については再度記載しない。その代わり、図3および図4に記載する構造と異なる点のみについて以下に記載する
【0102】
この第2の変形例によれば、要素14は、第2の面26を処理することによって不透明になるが、この第2の面26は、要素14を形成する本体27に対して第1の面15の反対側にある。言い換えれば、この第2の面26は、主光源7に向けられた、要素14の面である。この第2の面14は、例えば、反射性のコーティング、例えば、アルミニウムのコーティングを第2の面26に塗布することによって処理されてもよく、この層は、太陽光線2が要素14を通って伝播することを止める。
【0103】
本体27は半透明であり、好適には、透明である。本体27は、例えば、光ビームを透過または導くことが可能なプラスチック製のものである。このように、本体27は、追加の光源23用の光導波路として構成される。
【0104】
この第2の変形例によれば、追加の光源は、この要素と同時に移動するという点で要素14に固着される。このように、ホルダ25は、要素14の縁面または端部28に固着され、1つ以上の発光ダイオードは、追加の光源23によって放出される追加の光源29が要素14の厚さ、すなわち、第1の面15と第2の面26との間の本体27内に通るように設けられる。
【0105】
追加の光線29は、第1の面15の方へ向かって遮光体27に導かれる。
【0106】
「導く」という用語は、光線29が第1の面15に直接到達するか、または第2の面26からの反射の後に到達することを意味することを理解されたい。
【0107】
追加の光線29は、追加の光ビーム22を形成するように、第1の面15上に設けられた複数の歪み21を介して要素14から出る。
【0108】
あるいは、第1の面15を滑らかにし、かつ、導かれた光との十分な局所干渉を備えて光線が遮光要素14から出られるように、偏向特徴、例えば、プリズムを第2の面26上に備えることも可能である。
【0109】
追加の光源は、要素14の下縁面28に示されているが、言うまでもなく、本発明は、この光源が遮光可動要素14の上縁面に据え付けられている場合も含む。一般に、この第2の変形例の場合、遮光要素14に追加の光源23が固着されることを理解されたい。
【0110】
図6は、本発明の第2の変形例の構造を示すが、この本発明の第2の変形例では、主光源7がオンの状況にあることで、主光ビーム20を生成し、この光ビームが光集束装置12によって収束される。これは、追加の光源23を要素14の端部に固定したままオフにすることを伴う。ビーム20の経路をクリアにするために、追加の光源は、第1の位置Aから第2の位置A’へ通過するように要素14を移動することによってオフになる。
【0111】
本発明によれば、追加の光源は、第3の形態をとってもよい。この追加の光源および遮光要素は同一の部品をなし、遮光要素は、太陽光線からの保護機能と、追加の照明機能とを備える。
【0112】
本発明の1つの実施形態によれば、このように、遮光要素は追加の光源を備え、追加の光源は、発光表面が光集束装置に向けられた面光源の形態をとる。
【0113】
好適には、面光源の発光領域は、1cmより大きく、より好適には、5cmより大きく、さらに好適には、10cmより大きい。
【0114】
好ましくは、ランバート発光プロファイルを有する発光ダイオードに対して、面光源は、前記光源の発光面に対して直角に向けられた高い指向性放射を有する。
【0115】
1つの変形例によれば、面光源は、少なくとも5000Cd/mの輝度を有する。
【0116】
例示的に、この面光源は有機発光ダイオードであってもよいことに留意されたい。
【0117】
上記記載により、図1から図6に示す変形例の任意の1つによる照灯および/または信号装置の動作方法を実施するのに必要な全ての要素が提供される。この方法によれば、照灯および/または信号装置は、主光源7と、主光ビーム20を生成するために主光源7によって生成される光を受けることが可能な光集束装置12とを備える。照灯および/または信号装置1は、少なくとも2つの位置AおよびA’の間を移動可能な遮光要素14をさらに備え、これらの位置のうちの1つは、照灯および/または信号装置1の外側からの光線2の収束を防ぐように、主光源7と光集束装置12との間に遮光要素14が介在する位置である。
【0118】
この方法によれば、遮光要素14は、主光源7がオフのときに、主光源7と光集束装置12との間に介在する。これを行うために、戻り手段が、要素14を第1の位置Aに保ち、かつ、アクチュエータ19はオンにならない。
【0119】
また、この方法により、別の代替的または補足的なステップが設けられ、このステップでは、車両の搭載ネットワークに電力を供給する車両の電力供給がオフになるとすぐに、主光源7と光集束装置12との間に遮光要素が配置される。この供給は、点火後に正の端子が切り離されるとオフになる。
【0120】
この方法の追加のステップによれば、照灯および/または信号装置1に追加の光源23が設けられ、追加の光源23は、主光源7と光集束装置12との間に遮光要素14が介在するとき、すなわち、第1の位置Aにあるときにオンになるか、または作動する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの主光源(7)と、主光ビーム(20)を形成するように前記主光源(7)によって生成された光を受けることができる光集束装置(12)と、を備える照灯および/または信号装置(1)であって、
少なくとも2つの位置(A、A’)の間を移動可能な遮光要素(14)を備え、前記位置の1つでは、前記主光源(7)と前記光集束装置(12)との間に前記遮光要素(14)が介在し、前記照灯および/または信号装置(1)の劣化防止のために、前記遮光要素(14)が前記主光源(7)と前記光集束装置(12)との間に介在するときに、前記照灯および/または信号装置(1)の外側からの光線(2)が前記光集束装置(12)によって線または点状に集束されないように、前記遮光要素(14)が構成されることを特徴とする、照灯および/または信号装置。
【請求項2】
前記主光ビームの少なくとも一部を形成する光ビームを生成可能な光学モジュールを備え、前記光学モジュールが、少なくとも前記主光源(7)と、前記光集束装置(12)と、を含むコンポーネントを備え、
前記光学モジュールの前記コンポーネントの劣化防止のために、前記遮光要素が前記主光源(7)と前記光集束装置(12)との間に介在するときに、前記照灯および/または信号装置(1)の外側からの光線(2)が、前記光集束装置(12)によって前記光学モジュールの前記コンポーネントの少なくとも1つに集束されないように、前記遮光要素(14)が構成されることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記光学モジュールが、前記主ビーム(20)を下に向ける少なくとも1つの部材を備えることを特徴とする、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記光学モジュールの前記少なくともコンポーネントが、前記主光源(7)および/または前記主ビーム(20)を下に向ける部材であることを特徴とする、請求項2または3に記載の装置。
【請求項5】
前記光集束装置(12)に向けて追加の光ビーム(22)を放出する手段を備え、これらの手段が前記遮光要素(14)を備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の装置。
【請求項6】
前記遮光要素(14)が、前記光集束装置(12)に向けられた第1の面(15)を備え、前記第1の面が反射性を有する、請求項1から5のいずれか一項に記載の装置。
【請求項7】
追加の光源(23)を備え、前記追加の光源(23)は、前記遮光要素(14)から分離され、かつ、前記追加の光ビーム(22)を生成する、請求項5または6に記載の装置。
【請求項8】
前記遮光要素(14)が透明または半透明の本体(16、27)を備え、前記本体が、第1の面(15)および第2の面(26)を備え、前記第1の面(15)が、前記光集束装置(12)に向けられ、かつ、透明または半透明であり、前記第2の面(26)が、前記主光源(7)に向けられ、かつ、遮光性があり、前記本体(16、27)が、追加の光ビーム(22)を伝送するように構成される、請求項1から4のいずれか一項に記載の装置。
【請求項9】
前記遮光要素(14)が、追加の光源(23)を備え、前記追加の光源(23)は、前記追加の光ビーム(22)を生成可能であり、かつ、前記追加の光ビーム(22)が前記透明または半透明の本体(16、27)に伝播するように構成される、請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記遮光要素(14)が、前記追加の光ビーム(22)を生成可能な追加の光源(23)を備え、前記追加の光源(23)が、前記光集束装置(12)に向けられた発光領域を有する面光源である、請求項1から4のいずれか一項に記載の装置。
【請求項11】
前記面光源が有機発光ダイオードである、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記遮光要素(14)が回転移動可能である、請求項1から11のいずれか一項に記載の装置。
【請求項13】
前記遮光要素(14)が、第1の位置(A)および第2の位置(A’)を採用可能なシャッタであり、前記第1の位置(A)では、戻り手段の作用下で、前記主光源(7)と前記光集束装置(12)との間に前記遮光要素(14)が介在し、第2の位置(A’)では、前記主光源(7)からの光が、前記光集束装置(12)を通って、アクチュエータ(19)の作動によって通過できる、請求項1から12のいずれか一項に記載の装置。
【請求項14】
前記主光源(7)が、少なくとも1つの発光ダイオードである、請求項1から13のいずれか一項に記載の装置。
【請求項15】
前記光集束装置(12)がレンズである、請求項1から14のいずれか一項に記載の装置。
【請求項16】
少なくとも1つの主光源(7)と、主光ビーム(20)を形成するように前記主光源(7)によって生成された光を受けることができる光集束装置(12)と、を備える自動車用の照灯および/または信号装置(1)の動作方法であって、
前記照灯および/または信号装置(1)が遮光可動要素(14)を備え、前記照灯および/または信号装置(1)の劣化防止のために、前記照灯および/または信号装置(1)の外側からの光線(2)が、前記光集束装置によって、線または点状に集束されないように、前記主光源(7)と前記光集束装置(12)との間に前記遮光要素(14)が介在する方法。
【請求項17】
前記光源(7)がオフになるとき、前記遮光要素(14)が、前記主光源(7)と前記光集束装置(12)との間に介在する、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
自動車の電力供給が遮断されるとき、前記遮光要素(14)が、前記主光源(7)と前記光集束装置(12)との間に介在する、請求項16または17に記載の方法。
【請求項19】
請求項1から15のいずれか一項に記載の照灯および/または信号装置(1)を実装する、請求項16から18のいずれか一項に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−115046(P2013−115046A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−256025(P2012−256025)
【出願日】平成24年11月22日(2012.11.22)
【出願人】(391011607)ヴァレオ ビジョン (133)
【氏名又は名称原語表記】VALEO VISION
【Fターム(参考)】