説明

ヘテロアリールアミドまたはヘテロアリールフェニル部分を含む置換ピペリジン

本発明は、式(I)のPKAおよびPKBキナーゼ阻害化合物を有する式(I)の化合物:


またはその塩、溶媒和物、互変異性体もしくはN−オキシドを提供し、式中、
(1)GPは基GP1である:


(2)GPは基GP2である:


式中、HETは、最大4個までのヘテロ原子環員を含む単環式または二環式ヘテロ環式基であり;環Vは、5〜10環員の単環式または二環式ヘテロアリール基であり;ならびにJ、J、R、R、R10、Q2a、G、x,wおよびfは請求項で定義のとおりである。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物:
【化1】

またはその塩、溶媒和物、互変異性体もしくはN−オキシド。
[式中、(1)GPは基GP1、
【化2】

(式中、fは0または1であり、xは0、1、2または3であり、HETは最大4個までのヘテロ原子環員を含み、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、カルボキシ、アミノ、モノまたはジ−C1−5ヒドロカルビルアミノ、ならびに基R−Rから選ばれる1個以上の置換基R11に置換されていてもよい単環式または二環式ヘテロ環式基であり(Rは、結合、O、CO、XC(X)、C(X)X、XC(X)X、S、SO、SO、NR、SONRまたはNRSOであり、Rは、水素ならびに、ヒドロキシ、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、カルボキシ、アミノおよびモノまたはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノから選ばれる1個以上の置換基により置換されていてもよいC1−5ヒドロカルビルから選ばれ、ここで前記C1−5ヒドロカルビル基の1個以上の炭素原子は、O、S、SO、SO、NR、XC(X)、C(X)XまたはXC(X)Xにより場合により置換されていてもよい);
は、水素およびC1−5ヒドロカルビルから選ばれ;
は、O、SまたはNRであり、Xは、=O、=Sまたは=NRであり;
Tは、CHまたはNであり;
−Jは、N=CH、(R)C=N、HN−C(O)、HC−C(O)、N=Nおよび(R)C=CHから選ばれる基を表し;
は、水素、メチル、塩素および臭素から選ばれ;
2aは、結合であるか、1〜3個の炭素原子を含む飽和非環式炭化水素リンカー基であり;
は、C(O)NR、CN、NRまたはOHであり;
およびRは独立して、水素;C1−5アルキルおよびC1−5アルカノイルから選ばれるか(前記アルキルおよびアルカノイル基は、フッ素、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノおよびメトキシから選ばれる1個以上の置換基により置換されていてもよい);あるいはNRは、NRの窒素原子に加えて、O、NおよびSから選ばれるさらなるヘテロ原子を含んでいてもよい飽和4〜7員ヘテロ環式環を形成し(前記ヘテロ環式環は1個以上のC1−4アルキル基により置換されていてもよい);
は、水素、ハロゲン、C1−5飽和ヒドロカルビル、シアノ、CONH、CFおよびNHから選ばれ;ならびに
は、水素、フッ素、塩素、トリフルオロメチル、メトキシ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシおよびシアノから選ばれる)であるか;あるいは
(2)GPは基GP2、
【化3】

である。(式中、環Vは、O、NおよびSから選ばれる最大4個までのヘテロ原子環員を含む5〜10環員の単環式または二環式ヘテロアリール基であり;
rは、0、1、2、3または4であり;
wは、0または1であり;
Tは、CHまたはNであり;
−Jは、N=CH、(R)C=N、HN−C(O)、HC−C(O)、N=Nおよび(R)C=CHから選ばれる基を表し;
は、水素、メチル、塩素および臭素から選ばれ;
2aは、結合であるか、1〜3個の炭素原子を含む飽和非環式炭化水素リンカー基であり;
は、C(O)NR、CN、NRまたはOHであり;
およびRは独立して、水素;C1−5アルキルおよびC1−5アルカノイルから選ばれ(前記アルキルおよびアルカノイル基は、フッ素、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノおよびメトキシから選ばれる1個以上の置換基により置換されていてもよい);あるいはNRは、NRの窒素原子に加えて、O、NおよびSから選ばれるさらなるヘテロ原子を含んでいてもよい飽和4〜7員ヘテロ環式環を形成し(前記ヘテロ環式環は1個以上のC1−4アルキル基により置換されていてもよい);
は、水素、ハロゲン、C1−5飽和ヒドロカルビル、シアノ、CONH、CFおよびNHから選ばれ;ならびに
10は、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、カルボキシ、アミノ、モノまたはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノ、3〜12環員を有する炭素環式およびヘテロ環式基、ならびに基R−Rから選ばれ(Rは、結合、O、CO、XC(X)、C(X)X、XC(X)X、S、SO、SO、NR、SONRまたはNRSOであり;Rは、水素、3〜12環員を有する炭素環式およびヘテロ環式基、ならびにヒドロキシ、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、カルボキシ、アミノ、モノまたはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノ、3〜12環員を有する炭素環式およびヘテロ環式基から選ばれる1個以上の置換基により置換されていてもよいC1−8ヒドロカルビル基から選ばれ、ここで前記C1−8ヒドロカルビル基の1個以上の炭素原子は、O、S、SO、SO、NR、XC(X)、C(X)XまたはXC(X)Xにより場合により置換されていてもよい);
は、水素およびC1−4ヒドロカルビルから選ばれ;ならびに
は、O、SまたはNRであり、Xは、=O、=Sまたは=NRである。)]
【請求項2】
前記部分GPが基GP2または基GP1である、請求項1に記載の化合物であって、RおよびRが独立して、水素;C1−5アルキルおよびC1−5アルカノイルから選ばれる(前記アルキルおよびアルカノイル基は、フッ素、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノおよびメトキシから選ばれる1個以上の置換基により置換されていてもよい)化合物。
【請求項3】
前記部分GPが基GP1である、請求項1に記載の化合物。
【化4】

[式中、fは0または1であり、xは0、1、2または3であり、HETは最大4個までのヘテロ原子環員を含み、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、カルボキシ、アミノ、モノまたはジ−C1−5ヒドロカルビルアミノ、ならびに基R−Rから選ばれる1個以上の置換基R11に置換されていてもよい単環式または二環式ヘテロ環式基であり(Rは、結合、O、CO、XC(X)、C(X)X、XC(X)X、S、SO、SO、NR、SONRまたはNRSOであり、Rは、水素ならびに、ヒドロキシ、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、カルボキシ、アミノおよびモノまたはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノから選ばれる1個以上の置換基により置換されていてもよいC1−5ヒドロカルビルから選ばれ、ここで前記C1−5ヒドロカルビル基の1個以上の炭素原子は、O、S、SO、SO、NR、XC(X)、C(X)XまたはXC(X)Xにより場合により置換されていてもよい);
は、水素およびC1−5ヒドロカルビルから選ばれ;
は、O、SまたはNRであり、Xは、=O、=Sまたは=NRであり;
Tは、CHまたはNであり;
−Jは、N=CH、(R)C=N、HN−C(O)、HC−C(O)、N=Nおよび(R)C=CHから選ばれる基を表し;
は、水素、メチル、塩素および臭素から選ばれ;
2aは、結合であるか、1〜3個の炭素原子を含む飽和非環式炭化水素リンカー基であり;
は、C(O)NR、CN、NRまたはOHであり;
およびRは独立して、水素;C1−5アルキルおよびC1−5アルカノイルから選ばれるか(前記アルキルおよびアルカノイル基は、フッ素、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノおよびメトキシから選ばれる1個以上の置換基により置換されていてもよい);あるいはNRは、NRの窒素原子に加えて、O、NおよびSから選ばれるさらなるヘテロ原子を含んでいてもよい飽和4〜7員ヘテロ環式環を形成し(前記ヘテロ環式環は1個以上のC1−4アルキル基により置換されていてもよい);ならびに
は、水素、フッ素、塩素、トリフルオロメチル、メトキシ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシおよびシアノから選ばれる。]
【請求項4】
およびRが独立して、水素;C1−5アルキルおよびC1−5アルカノイルから選ばれる(前記アルキルおよびアルカノイル基は、フッ素、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノおよびメトキシから選ばれる1個以上の置換基により置換されていてもよい)、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
fが0である、請求項3または4に記載の化合物。
【請求項6】
fが1である、請求項3または4に記載の化合物。
【請求項7】
xが0、1または2である、請求項3〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項8】
xが0または1である、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
xが0である、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
TがNであり、J−JがHNC(CO)である、請求項3〜9のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項11】
TがNであり、J−JがN=CHである、請求項3〜9のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項12】
Tがであり、J−JがHC=Nである、請求項3〜9のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項13】
Tがであり、J−JがHC=CHである、請求項3〜9のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項14】
2aが結合または基(CHであり、ここでaは1、2または3である、請求項3〜13のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項15】
2aが結合または基(CHであり、ここでaは1または2である、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
aが1である、請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
がNRである、請求項3〜16のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項18】
およびRが独立して、水素およびC1−4アルキルから選ばれる(前記アルキル基は、フッ素、ヒドロキシ、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノおよびメトキシから選ばれる1個以上の置換基により置換されていてもよい)、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
前記NRの一部を形成している置換されていてもよいアルキル基が、C、CまたはCアルキル基、例えば、メチル基である、請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
およびRが独立して水素およびメチルから選ばれ、したがってNRが、アミノ、メチルアミノまたはジメチルアミノ基である、請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
NRがアミノ基である、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
NRがメチルアミノ基である、請求項20に記載の化合物。
【請求項23】
NRがジメチルアミノ基である、請求項20に記載の化合物。
【請求項24】
HETが、ベンゾオキサゾール、ピリジン、ピラゾールまたはチオフェンであり、それぞれフッ素;塩素;C1−4アルコキシ;トリフルオロメチル;トリフルオロメトキシ;ジフルオロメトキシ;およびC1−4アルキルから選ばれる1個以上の置換基により置換されていてもよい、請求項3〜23のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項25】
HETが0、1または2個の置換基で置換されていてもよい、請求項2〜19のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項26】
HETが0または1個の置換基で置換されていてもよい、請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
HETが非置換または、フッ素;塩素;メトキシ;トリフルオロメチル;トリフルオロメトキシ;ジフルオロメトキシ;およびメチルから選ばれる1個以上の置換基により置換されている、請求項3〜26のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項28】
前記置換基が塩素およびメチルから選ばれる、請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
GPが基GP2である、請求項1に記載の化合物。
【化5】

[式中、環Vは、O、NおよびSから選ばれる最大4個までのヘテロ原子環員を含む5〜10環員の単環式または二環式ヘテロアリール基であり;
rは、0、1、2、3または4であり;
wは、0または1であり;
Tは、CHまたはNであり;
−Jは、N=CH、(R)C=N、HN−C(O)、HC−C(O)、N=Nおよび(R)C=CHから選ばれる基を表し;
は、水素、メチル、塩素および臭素から選ばれ;
2aは、結合であるか、1〜3個の炭素原子を含む飽和非環式炭化水素リンカー基であり;
は、C(O)NR、CN、NRまたはOHであり;
およびRは独立して、水素;C1−5アルキルおよびC1−5アルカノイルから選ばれ(前記アルキルおよびアルカノイル基は、フッ素、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノおよびメトキシから選ばれる1個以上の置換基により置換されていてもよい);ならびに
10は、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、カルボキシ、アミノ、モノまたはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノ、3〜12環員を有する炭素環式およびヘテロ環式基、ならびに基R−Rから選ばれ(Rは、結合、O、CO、XC(X)、C(X)X、XC(X)X、S、SO、SO、NR、SONRまたはNRSOであり;Rは、水素、3〜12環員を有する炭素環式およびヘテロ環式基、ならびにヒドロキシ、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、カルボキシ、アミノ、モノまたはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノ、3〜12環員を有する炭素環式およびヘテロ環式基から選ばれる1個以上の置換基により置換されていてもよいC1−8ヒドロカルビル基から選ばれ、ここで前記C1−8ヒドロカルビル基の1個以上の炭素原子は、O、S、SO、SO、NR、XC(X)、C(X)XまたはXC(X)Xにより場合により置換されていてもよい);
は、水素およびC1−4ヒドロカルビルから選ばれ;ならびに
は、O、SまたはNRであり、Xは、=O、=Sまたは=NRである。]
【請求項30】
TがNであり、J−JがHC=CHである、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
TがCHであり、J−JがHC=CHである、請求項29に記載の化合物。
【請求項32】
TがNであり、J−JがN=CHである、請求項29に記載の化合物。
【請求項33】
2aが結合または基(CHであり、ここでaは1、2または3である、請求項29〜32のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項34】
2aが結合または基(CHであり、ここでaは1または2である、請求項33に記載の化合物。
【請求項35】
2aが基(CHであり、ここでaは1である、請求項34に記載の化合物。
【請求項36】
がNRである、請求項29〜35のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項37】
およびRが独立して、水素およびC1−4アルキルから選ばれる(前記アルキル基は、フッ素、ヒドロキシ、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノおよびメトキシから選ばれる1個以上の置換基により置換されていてもよい)、請求項36に記載の化合物。
【請求項38】
前記NRの一部を形成している置換されていてもよいアルキル基が、C、CまたはCアルキル基、例えば、メチル基である、請求項37に記載の化合物。
【請求項39】
およびRが独立して水素およびメチルから選ばれ、したがってNRは、アミノ、メチルアミノまたはジメチルアミノ基である、請求項38に記載の化合物。
【請求項40】
NRがアミノ基である、請求項39に記載の化合物。
【請求項41】
NRがメチルアミノ基である、請求項40に記載の化合物。
【請求項42】
NRがジメチルアミノ基である、請求項41に記載の化合物。
【請求項43】
前記環Vが、O、NおよびSから選ばれる1、2または3個のヘテロ原子を含む5または6員単環式ヘテロアリール基、あるいはO、NおよびSから選ばれる1、2、3または4個(より好ましくは1、2または3個、最も好ましくは1または2個)のヘテロ原子を含む5・6縮合二環式ヘテロアリール基である、請求項29〜42のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項44】
前記環Vが単環式である、請求項43に記載の化合物。
【請求項45】
前記環Vが、O、NおよびSから選ばれる1または2個のヘテロ原子環員を含む、請求項44に記載の化合物。
【請求項46】
前記環Vが、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、オキサゾール、イミダゾール、チアゾール、イソオキサゾール、イソチアゾール、ピラゾールまたはチオフェン環である、請求項45に記載の化合物。
【請求項47】
前記環Vが、ピリジン(例えば、2、3または4−ピリジル)、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、オキサゾール、イミダゾール、チアゾール、イソオキサゾール、イソチアゾールまたはピラゾールである、請求項46に記載の化合物。
【請求項48】
前記環Vが、ピリジン(例えば、2、3または4−ピリジル)、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、オキサゾール、イミダゾール、チアゾール、チアジアゾール(例えば、1,2,4−チアジアゾール)、イソオキサゾール、イソチアゾール、ピラゾールまたはチオフェン環である、請求項45に記載の化合物。
【請求項49】
前記環Vが二環式である、請求項43に記載の化合物。
【請求項50】
前記二環式環が、ベンゾイミダゾール、ベンゾオキサゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、インドールまたはキノリン環である、請求項49に記載の化合物。
【請求項51】
前記二環式環が、ベンゾイミダゾール、ベンゾオキサゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾフランまたはベンゾチオフェン環である、請求項50に記載の化合物。
【請求項52】
前記単環式および二環式環がそれぞれ少なくとも1個の窒素環員を含む、請求項43〜51のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項53】
前記環Vが、ピリジン、ピラジン、イソオキサゾール、ピラゾールまたはベンゾチアゾール環である、請求項52に記載の化合物。
【請求項54】
前記環Vが3−ピリジル環である、請求項53に記載の化合物。
【請求項55】
rが0、1または2である、請求項1、2および29〜54のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項56】
rが0または1である、請求項55に記載の化合物。
【請求項57】
10が、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、カルボキシ、アミノ、モノまたはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノ、3〜7環員を有する炭素環式およびヘテロ環式基、ならびに基R−RからなるR10aから選ばれる(Rは、結合、O、CO、OC(O)、NRC(O)、OC(NR)、C(O)O、C(O)NR、OC(O)O、NRC(O)O、OC(O)NR、NRC(O)NR、S、SO、SO、NR、SONRまたはNRSOであり、Rは、水素、3〜7環員を有する炭素環式およびヘテロ環式基、ならびにヒドロキシ、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、カルボキシ、アミノ、モノまたはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノ、3〜7環員を有する炭素環式およびヘテロ環式基から選ばれる1個以上の置換基により置換されていてもよいC1−8ヒドロカルビル基から選ばれ、ここで前記C1−8ヒドロカルビル基の1個以上の炭素原子は、O、S、SO、SO、NR、OC(O)、NRC(O)、OC(NR)、C(O)O、C(O)NR、OC(O)O、NRC(O)O、OC(O)NRまたはNRC(O)NRにより場合により置換されていてもよく、
は水素およびC1−4ヒドロカルビルから選ばれる)、請求項29〜56のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項58】
10が、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、シアノ、アミノ、モノまたはジ−C1−4アルキルアミノ、シクロプロピルアミノ、3〜7環員を有する炭素環式およびヘテロ環式基、ならびに基R−Rから選ばれる置換基からなるR10bから選ばれる(Rは、結合、O、CO、OC(O)、NRC(O)、OC(NR)、C(O)O、C(O)NR、S、SO、SO、NR、SONRまたはNRSOであり、Rは、水素、3〜7環員を有する炭素環式およびヘテロ環式基、ならびにヒドロキシ、オキソ、ハロゲン、シアノ、アミノ、モノまたはジ−C1−4アルキルアミノ、3〜7環員を有する炭素環式およびヘテロ環式基から選ばれる1個以上の置換基により置換されていてもよいC1−8ヒドロカルビル基から選ばれ、ここで前記C1−8ヒドロカルビル基の1個以上の炭素原子は、O、S、SO、SOまたはNRにより場合により置換されていてもよく(但しRが水素である場合Rは結合ではない;ならびに
は水素およびC1−4アルキルから選ばれる)、請求項29〜56のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項59】
10が下記からなる基R10cから選ばれる、請求項29〜56のいずれか1項に記載の化合物。
ハロゲン、
ヒドロキシ、
トリフルオロメチル、
シアノ、
アミノ、モノまたはジ−C1−4アルキルアミノ、
シクロプロピルアミノ、
環員のうち0、1または2個は、O、NおよびSから選ばれ、残りは炭素原子である3〜7環員を有する単環式炭素環式およびヘテロ環式基(前記単環式炭素環式およびヘテロ環式基は、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、シアノおよびメトキシから選ばれる1個以上の置換基により置換されていてもよい);
基R−R
(Rは、結合、O、CO、OC(O)、NRC(O)、OC(NR)、C(O)O、C(O)NR、S、SO、SO、NR、SONRまたはNRSOであり、
は、水素ならびに、環員のうち0、1または2個はO、NおよびSから選ばれ、残りは炭素原子である3〜7環員を有する単環式炭素環式およびヘテロ環式基(前記単環式炭素環式およびヘテロ環式基は、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、シアノおよびメトキシから選ばれる1個以上の置換基によって場合により置換されていてもよい)から選ばれ、
ならびにRはさらに、ヒドロキシ、オキソ、ハロゲン、シアノ、アミノ、モノまたはジ−C1−4アルキルアミノ、ならびに環員のうち0、1または2個はO、NおよびSから選ばれ残りは炭素原子である3〜7環員を有する単環式炭素環式およびヘテロ環式基(前記単環式炭素環式およびヘテロ環式基は、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、シアノおよびメトキシから選ばれる1個以上の置換基によって場合により置換されていてもよい)から選ばれる1個以上の置換基により置換されていてもよいC1−8ヒドロカルビル基から選ばれ、ここで前記C1−8ヒドロカルビル基の1または2個の炭素原子は、O、SまたはNRにより置換されていてもよく(但しRが水素である場合Rは結合ではない);ならびに
は水素およびC1−4アルキルから選ばれる。
【請求項60】
10が、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、カルボキシ、アミノ、モノまたはジ−C1−5ヒドロカルビルアミノ、ならびに基R−Rからなる基R11から選ばれる(Rは、結合、O、CO、XC(X)、C(X)X、XC(X)X、S、SO、SO、NR、SONRまたはNRSOであり、Rは、水素ならびに、ヒドロキシ、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、カルボキシ、アミノおよびモノまたはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノから選ばれる1個以上の置換基により置換されていてもよいC1−5ヒドロカルビルから選ばれ、ここで前記C1−5ヒドロカルビル基の1個以上の炭素原子は、O、S、SO、SO、NR、XC(X)、C(X)XまたはXC(X)Xにより場合により置換されていてもよく;
は、水素およびC1−5ヒドロカルビルから選ばれ;
は、O、SまたはNRであり、Xは、=O、=Sまたは=NRである)、請求項29〜56のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項61】
10が、フッ素;塩素;メトキシ;トリフルオロメチル;トリフルオロメトキシ;ジフルオロメトキシ;およびメチルからなる基R24から選ばれる、請求項29〜56のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項62】
が水素である、先行する請求項のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項63】
式(II)の化合物:
【化6】

またはその塩、溶媒和物、互変異性体もしくはN−オキシド。
[式中、rは、0、1または2であり;
wは、0または1であり;
Tは、CHまたはNであり;
−Jは、N=CH、(R)C=N、HN−C(O)、HC−C(O)、N=Nおよび(R)C=CHから選ばれる基を表し;
は、水素、メチル、塩素および臭素から選ばれ;
2aは、結合であるか1〜3個の炭素原子を含む飽和非環式炭化水素リンカー基であり;
は、C(O)NR、CN、NRまたはOHであり;
およびRは独立して、水素;C1−5アルキルおよびC1−5アルカノイルから選ばれ(前記アルキルおよびアルカノイル基は、フッ素、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノおよびメトキシから選ばれる1個以上の置換基により置換されていてもよい);ならびに
10は先行する請求項のいずれか1項で定義のとおりである。]
【請求項64】
前記−(CH基がピリジン環の3位に結合する、請求項63に記載の化合物。
【請求項65】
−Jが、N=CH、HC=N、HN−C(O)、HC−C(O)、N=NおよびHC=CHから選ばれる基を表す、先行する請求項のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項66】
−Jが、HC=N、HC=CH、(Br)C=N、(Cl)C=N、(Me)C=N、(Br)C=CH、(Cl)C=CHおよび(Me)C=CHから選ばれる基を表わす、請求項1〜10、14〜29および33〜64のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項67】
式(III)で表わされる請求項66に記載の化合物またはその塩、溶媒和物、N−オキシドもしくは互変異性体。
【化7】

(式中、J1aは、CH、C−Me、C−ClおよびC−Brから選ばれ;J2aは、NおよびCHから選ばれる。)
【請求項68】
式(IV)で表わされる請求項65または66に記載の化合物またはその塩、溶媒和物、N−オキシドもしくは互変異性体。
【化8】

(式中、J1aは、N、CH、C−Me、C−ClおよびC−Brから選ばれ;J2aは、NおよびCHから選ばれ;環V’’は(i)チエニル、イソオキサゾリル、インドリルおよびピリジルから選ばれる置換されていてもよいヘテロアリール環であるか;または(ii)チエニル、イソオキサゾリル、インドリル、イソチアゾリルおよびピリジルから選ばれる置換されていてもよいヘテロアリール環であり;ここで(i)および(ii)のそれぞれでは、前記ヘテロアリール環に関する任意の置換基は、メチル、塩素、臭素およびトリフルオロメチルから選ばれる。)
【請求項69】
1aがCH、C−Me、C−ClおよびC−Brから選ばれ、J2aがNおよびCHから選ばれる、請求項68に記載の化合物。
【請求項70】
1a−J2aがN=CHである、請求項68に記載の化合物。
【請求項71】
1a−J2aがCH=CHである、請求項68に記載の化合物。
【請求項72】
前記置換されていてもよいヘテロアリール環が、2−チエニル、5−イソオキサゾリル、2−インドリルおよび3−ピリジルから選ばれる、請求項68〜71のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項73】
前記置換されていてもよいヘテロアリール環が、塩素、メチルまたは臭素により置換された2−チエニルである、請求項72に記載の化合物。
【請求項74】
前記ヘテロアリール環が、(i)非置換2−インドリルまたは(ii)メチル基により置換された2−チアゾリルである、請求項73に記載の化合物。
【請求項75】
式(IVa)で表わされる請求項65または66に記載の化合物あるいはその塩、溶媒和物、N−オキシドまたは互変異性体。
【化9】

(式中、J1aはN、CH、C−Me、C−ClおよびC−Brから選ばれ;J2aはNおよびCHから選ばれ;環V’’は(i)チエニル、イソオキサゾリル、インドリルおよびピリジルから選ばれる置換されていてもよいヘテロアリール環であるか;または(ii)チエニル、イソオキサゾリル、インドリル、イソチアゾリルおよびピリジルから選ばれる置換されていてもよいヘテロアリール環であり;ここで(i)および(ii)のそれぞれでは、前記ヘテロアリール環に関する任意の置換基は、メチル、塩素、臭素およびトリフルオロメチルから選ばれる。)
【請求項76】
1aがCH、C−Me、C−ClおよびC−Brから選ばれ、J2aがNおよびCHから選ばれる、請求項75に記載の化合物。
【請求項77】
1a−J2aがN=CHである、請求項75に記載の化合物。
【請求項78】
1a−J2aがCH=CHである、請求項75に記載の化合物。
【請求項79】
GPが基GP1であり、HETが1個以上の請求項1で定義される置換基R11で置換されていてもよい非芳香族ヘテロ環式基である、請求項1〜23のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項80】
HETが、最大2個までがO、NおよびSから選ばれるヘテロ原子である4〜7環員の単環式ヘテロ環式基である、請求項79に記載の化合物。
【請求項81】
前記ヘテロ環式基HETが、アゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、アゼピン、ピペラジン、モルホリンおよびチオモルホリンから選ばれ、それぞれ1個以上の請求項1で定義されるR11で置換されていてもよい、請求項80に記載の化合物。
【請求項82】
前記ヘテロ環式基HETが、置換されていてもよいピペリジン基である、請求項81に記載の化合物。
【請求項83】
前記置換されていてもよいピペリジン基が、4,4−ジメチルピペリジンである、請求項82に記載の化合物。
【請求項84】
4−アミノメチル−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−ピペリジン−4−カルボン酸(6−クロロ−ピリジン−3−イルメチル)−アミド;
4−アミノ−1−(8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−イル)−ピペリジン−4−カルボン酸(3−ベンゾオキサゾール−2−イル−フェニル)−アミド;
4−アミノ−1−(8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−イル)−ピペリジン−4−カルボン酸[3−(4−メチル−ピリジン−2−イル)−フェニル]−アミド;
4−アミノ−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−ピペリジン−4−カルボン酸(6−クロロ−ピリジン−3−イルメチル)アミド;
4−アミノ−1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−ピペリジン−4−カルボン酸(6−クロロ−ピリジン−3−イルメチル)−アミド;
C−[4−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−1−(9H−プリン−6−イル)−ピペリジン−4−イル]−メチルアミン;
C−[4−[3−(2−メチル−チオフェン−3−イル)−フェニル]−1−(9H−プリン−6−イル)−ピペリジン−4−イル]−メチルアミン;
C−[4−[3−(5−フルオロ−ピリジン−3−イル)−フェニル]−1−(9H−プリン−6−イル)−ピペリジン−4−イル]−メチルアミン;
メチル−[4−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−1−(9H−プリン−6−イル)−ピペリジン−4−イルメチル]−アミン;
[4−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−1−(9H−プリン−6−イル)−ピペリジン−4−イル]−メタノール;
4−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−1−(9H−プリン−6−イル)−ピペリジン−4−カルボン酸(2−ヒドロキシ−エチル)−アミド;
6−{4−アミノメチル−4−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]ピペリジン−1−イル}−7,9−ジヒドロ−プリン−8−オン;
C−[4−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−フェニル]−1−(1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−ピペリジン−4−イル]−メチルアミン;
4−アミノ−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−ピペリジン−4−カルボン酸(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イルメチル)−アミド塩酸塩;
4−アミノ−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−ピペリジン−4−カルボン酸(5−メチル−ピラジン−2−イルメチル)−アミド塩酸塩;
4−アミノ−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−ピペリジン−4−カルボン酸(5−メチル−イソオキサゾール−3−イルメチル)−アミド塩酸塩;
4−アミノ−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−ピペリジン−4−カルボン酸(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イルメチル)−アミド塩酸塩;
4−アミノ−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−ピペリジン−4−カルボン酸(ベンゾチアゾール,2−イルメチル)−アミド塩酸塩;
4−アミノ−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−ピペリジン−4−カルボン酸(5−クロロ−ピリジン−2−イルメチル)−アミド塩酸塩;
4−アミノ−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−ピペリジン−4−カルボン酸(ピリジン−2−イルメチル)−アミド塩酸塩;
4−(アミノメチル)−N−((5−ブロモチオフェン−2−イル)メチル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミド;
4−(アミノメチル)−N−((5−クロロチオフェン−2−イル)メチル)−1−(7H−ピロロ[2,3−]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミド;
4−(アミノメチル)−N−((5−メチルチオフェン−2−イル)メチル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミド;
4−(アミノメチル)−N−((3−ブロモイソオキサゾール−5−イル)メチル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミド;
N−((1H−インドール−2−イル)メチル)−4−(アミノメチル)−1−(3−ブロモ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミド;
N−((1H−インドール−2−イル)メチル)−4−(アミノメチル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミド;
4−(アミノメチル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−N−((6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)ピペリジン−4−カルボキサミド;
(1−(5−ブロモ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−4−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)ピペリジン−4−イル)メタンアミン;
(1−(5−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−4−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)ピペリジン−4−イル)メタンアミン;
(4−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−1−(5−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−イル)メタンアミン;
(1−(3−ブロモ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)ピペリジン−4−イル)メタンアミン;
N,N−ジメチル−1−(4−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−1−(9H−プリン−6−イル)ピペリジン−4−イル)メタンアミン;
6−(4−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−4−(ピロリジン−1−イルメチル)ピペリジン−1−イル)−9H−プリン;
3−(4−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−1−(9H−プリン−6−イル)ピペリジン−4−イル)プロパン−1−アミン;
2−アミノ−N−((4−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−1−(9H−プリン−6−イル)ピペリジン−4−イル)メチル)アセトアミド;
2−(ジメチルアミノ)−N−((4−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−1−(9H−プリン−6−イル)ピペリジン−4−イル)メチル)アセトアミド;
4−[3−(1−メチルピラゾール−4−イル)フェニル]−1−(9H−プリン−6−イル)ピペリジン−4−カルボキサミド;
4−(アミノメチル)−N−[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル]−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミド;
4−アミノ−N−[(5−クロロチオフェン−2−イル)メチル]−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミド;
4−アミノ−N−[(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)メチル]−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミド;
4−アミノ−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−N−(キノリン−3−イルメチル)ピペリジン−4−カルボキサミド;
4−アミノ−N−[(2−フェニル−1,3−チアゾール−4−イル)メチル]−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミド;
4−アミノ−N−(ピリジン−4−イルメチル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミド;
4−アミノ−N−[[3−(4−クロロフェニル)−1,2−オキサゾール−5−イル]メチル]−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミド;
4−アミノ−N−[(1−メチルピラゾール−4−イル)メチル]−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミド;
4−アミノ−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−ピペリジン−4−カルボン酸(2−フェニル−チアゾール−5−イルメチル)−アミド;
4−アミノ−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−ピペリジン−4−カルボン酸(3−メチル−チオフェン−2−イルメチル)−アミド;
4−アミノ−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−ピペリジン−4−カルボン酸(3−ブロモ−イソオキサゾール−5−イルメチル)−アミド;
4−アミノ−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−ピペリジン−4−カルボン酸(3−メチル−イソオキサゾール−5−イルメチル)−アミド;
4−アミノ−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−ピペリジン−4−カルボン酸(1H−インドール−2−イルメチル)−アミド;
(4−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−イル)メタンアミン;
4−アミノ−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−ピペリジン−4−カルボン酸(3−ベンゾオキサゾール−2−イル−フェニル)−アミド;
4−アミノ−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−ピペリジン−4−カルボン酸[3−(5−フルオロ−ピリミジン−2−イル)−フェニル]−アミド;
4−アミノ−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−ピペリジン−4−カルボン酸[3−(4−メチル−ピリジン−2−イル)−フェニル]−アミド;
4−アミノ−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−ピペリジン−4−カルボン酸[3−(4,4−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−フェニル]−アミド;
4−アミノ−1−(9H−プリン−6−イル)−ピペリジン−4−カルボン酸[3−(4,4−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−フェニル]−アミド;
4−アミノ−1−(9H−プリン−6−イル)−ピペリジン−4−カルボン酸(3−ベンゾオキサゾール−2−イル−フェニル)−アミド;
4−(アミノメチル)−N−(4−メチルチアゾール−2−イル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミド;
4−(アミノメチル)−N−(5−メチルチアゾール−2−イル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミド;
4−(アミノメチル)−N−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミド;
4−(アミノメチル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−N−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボキサミド;
4−(アミノメチル)−N−(ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミド;
4−(アミノメチル)−N−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミド;
4−(アミノメチル)−N−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミド;
4−(アミノメチル)−N−(6−(メチルスルホニル)ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミド;
4−(アミノメチル)−N−(4−(ピリジン−3−イル)チアゾール−2−イル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミド;
4−(アミノメチル)−N−(ピリジン−2−イル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミド;
4−(アミノメチル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−N−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボキサミド;
4−(アミノメチル)−N−(5−メチルピリジン−2−イル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミド;
(4−(3−フルオロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−イル)メタンアミン;
(4−(3−フルオロ−5−(5−フルオロピリジン−3−イル)フェニル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−イル)メタンアミン;
4−(アミノメチル)−N−(5−メチルチアゾール−2−イル)−1−(9H−プリン−6−イル)ピペリジン−4−カルボキサミド;
[4−[3−(1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]−1−(7H−ピロロ[3,2−e]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]メタンアミン;
[4−[3−(4−メチルピリジン−3−イル)フェニル]−1−(7H−ピロロ[3,2−e]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]メタンアミン;
[4−(3−ピリジン−4−イルフェニル)−1−(7H−ピロロ[3,2−e]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]メタンアミン;
[4−(3−ピリジン−3−イルフェニル)−1−(7H−ピロロ[3,2−e]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]メタンアミン;
[4−(3−ピリミジン−5−イルフェニル)−1−(7H−ピロロ[3,2−e]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]メタンアミン;
[4−[3−(フラン−2−イル)フェニル]−1−(7H−ピロロ[3,2−e]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]メタンアミン;
[4−(3−フラン−3−イルフェニル)−1−(7H−ピロロ[3,2−e]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]メタンアミン;
[4−[3−(1,2−オキサゾール−4−イル)フェニル]−1−(7H−ピロロ[3,2−e]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]メタンアミン;
4−(アミノメチル)−N−(5−クロロピリジン−2−イル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミド;
4−(アミノメチル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−N−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)ピペリジン−4−カルボキサミド;から選ばれる請求項1に記載の化合物;ならびにこれらの塩、溶媒和物、互変異性体およびN−オキシド。
【請求項85】
塩、溶媒和物またはN−オキシドの形態である先行する請求項のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項86】
プロテインキナーゼBが仲介する病態もしくは症状の予防または治療で用いる請求項1〜85のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項87】
プロテインキナーゼBが仲介する病態もしくは症状の予防または治療用薬剤の製造のための請求項1〜85のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項88】
プロテインキナーゼBにより仲介される病態または症状の予防または治療方法であって、請求項1〜85のいずれか1項に記載の化合物を、その必要のある被験体に投与することを含む方法。
【請求項89】
プロテインキナーゼBの活性の阻害に有効な量の請求項1〜85のいずれか1項に記載の化合物を哺乳類に投与することを含む、哺乳類における異常な細胞増殖または細胞死の異常な停止を含むまたはそれに起因する疾病または症状の治療方法。
【請求項90】
プロテインキナーゼBの阻害方法であって、前記キナーゼと請求項1〜85のいずれか1項に記載のキナーゼ阻害化合物とを接触させることを含む方法。
【請求項91】
請求項1〜85のいずれか1項に記載の化合物を用いてプロテインキナーゼBの活性を阻害することによる、細胞過程(例えば、細胞分裂)の修飾方法。
【請求項92】
プロテインキナーゼAが仲介する病態もしくは症状の予防または治療で用いる請求項1〜85のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項93】
プロテインキナーゼAが仲介する病態もしくは症状の予防または治療用薬剤の製造のための請求項1〜85のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項94】
プロテインキナーゼAにより仲介される病態または症状の予防または治療方法であって、請求項1〜85のいずれか1項に記載の化合物を、その必要のある被験体に投与することを含む方法。
【請求項95】
プロテインキナーゼAの活性の阻害に有効な量の請求項1〜85のいずれか1項に記載の化合物を哺乳類に投与することを含む、哺乳類における異常な細胞増殖もしくは細胞死の異常な停止を含むまたはそれに起因する疾病あるいは症状の治療方法。
【請求項96】
プロテインキナーゼAの阻害方法であって、前記キナーゼと請求項1〜85のいずれか1項に記載のキナーゼ阻害化合物とを接触させることを含む方法。
【請求項97】
請求項1〜85のいずれか1項に記載の化合物を用いてプロテインキナーゼAの活性を阻害することによる、細胞過程(例えば、細胞分裂)の修飾方法。
【請求項98】
異常な細胞増殖もしくは細胞死の異常な停止に起因する病態または症状の予防あるいは治療用薬剤の製造のための請求項1〜85のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項99】
異常な細胞増殖の阻害に有効な量の請求項1〜85のいずれか1項に記載の化合物を哺乳類に投与することを含む、哺乳類における異常な細胞増殖もしくは細胞死の異常な停止を含むまたはそれに起因する疾病あるいは症状の治療方法。
【請求項100】
異常な細胞増殖の阻害に有効な量の請求項1〜85のいずれか1項に記載の化合物を哺乳類に投与することを含む、哺乳類における異常な細胞増殖もしくは細胞死の異常な停止を含むもしくはそれに起因する疾病または症状の罹患率の緩和あるいは低減方法。
【請求項101】
請求項1〜85のいずれか1項に記載の新規化合物と薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物。
【請求項102】
薬剤として用いるための、請求項1〜85のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項103】
本明細書で開示される病態または症状のいずれか1つの予防または治療用薬剤の製造のための請求項1〜85のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項104】
患者(例えば、予防または治療を必要とする患者)に請求項1〜85のいずれか1項に記載の化合物を(例えば、治療上有効な量で)投与することを含む、本明細書に開示される病態もしくは症状のいずれか1つの治療または予防方法。
【請求項105】
患者(例えば、予防または治療を必要とする患者)に請求項1〜85のいずれか1項に記載の化合物を(例えば、治療上有効な量で)投与することを含む、本明細書で開示される病態もしくは症状の罹患率の減少または低減方法。
【請求項106】
(i)患者が罹患している、または罹患している可能性のある疾病または症状がプロテインキナーゼBに対して活性を有する化合物による治療に感受性があるものかどうかを判定すべく患者をスクリーニングすること、および(ii)患者の疾病または症状がそのような感受性を有することが示された場合に、その後、患者に請求項1〜85のいずれか1項に記載の化合物を投与することを含む、プロテインキナーゼBが仲介する病態もしくは症状の診断または治療方法。
【請求項107】
スクリーニングされ、プロテインキナーゼBに対して活性を有する化合物による治療に感受性のある疾病もしくは症状に罹患している、または罹患するリスクがあると判定された患者における病態もしくは症状の治療または予防用薬剤の製造のための請求項1〜85のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項108】
(i)患者が罹患している、または罹患している可能性のある疾病または症状がプロテインキナーゼAに対して活性を有する化合物による治療に感受性があるものかどうかを判定すべく患者をスクリーニングすること、および(ii)患者の疾病または症状がそのような感受性を有することが示された場合に、その後、患者に請求項1〜85のいずれか1項に記載の化合物を投与することを含む、プロテインキナーゼAが仲介する病態もしくは症状の診断または治療方法。
【請求項109】
スクリーニングされ、プロテインキナーゼAに対して活性を有する化合物による治療に感受性のある疾病もしくは症状に罹患している、または罹患するリスクがあると判定された患者における病態もしくは症状の治療または予防用薬剤の製造のための請求項1〜85のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項110】
プロテインキナーゼBおよび/またはプロテインキナーゼAのモジュレータ(例えば、阻害剤)として用いるための請求項1〜85のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項111】
プロテインキナーゼBおよび/またはプロテインキナーゼAの修飾(例えば、阻害)用薬剤の製造のための請求項1〜85のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項112】
プロテインキナーゼBおよび/またはプロテインキナーゼAの修飾(例えば、阻害)方法であって、前記プロテインキナーゼBおよび/またはプロテインキナーゼAを(例えば、細胞環境で、例えば、インビボで)請求項1〜85のいずれか1項に記載の化合物に接触させることを含む方法。

【公表番号】特表2010−513453(P2010−513453A)
【公表日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−542237(P2009−542237)
【出願日】平成19年12月20日(2007.12.20)
【国際出願番号】PCT/GB2007/050777
【国際公開番号】WO2008/075110
【国際公開日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【出願人】(504162110)アステックス、セラピューティックス、リミテッド (45)
【氏名又は名称原語表記】ASTEX THERAPEUTICS LIMITED
【出願人】(504132021)ジ・インスティチュート・オブ・キャンサー・リサーチ:ロイヤル・キャンサー・ホスピタル (16)
【出願人】(598176569)キャンサー・リサーチ・テクノロジー・リミテッド (57)
【氏名又は名称原語表記】CANCER RESEARCH TECHNOLOGY LIMITED
【出願人】(300022641)アストラゼネカ アクチボラグ (581)
【Fターム(参考)】