説明

ヘテロアリールオキシ含窒素飽和ヘテロ環誘導体

式(I)


[式中、X、X又はXは、それぞれ独立してN又はCHを示し、Wは、下記式(II)


又は式(III)


を示し、Yは、式(IV)


で表される基を示す]で表される化合物又はその薬学的に許容される塩を提供する。該化合物は、ヒスタミン受容体H3アンタゴニスト又はインバースアゴニスト活性を有し、肥満症、糖尿病、ホルモン分泌異常、睡眠障害等の治療及び/又は予防に有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)

[式中、X、X又はXは、それぞれ独立してN又はCHを示し(ただし、X、X及びXのすべてが同時にCHとなることはない)、Wは下記式(II)

(ここにおいて、mは0乃至3の整数を示し、Rは、シアノ基、ヒドロキシ基、低級アルキル基(該低級アルキル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子又はアミノ基で置換されていてもよい)、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、ハロゲン原子で置換されていてもよい)、ハロゲン原子、モノ低級アルキルアミノカルボニルオキシ基、ジ低級アルキルアミノカルボニルオキシ基、モノ低級アルキルカルバモイル基、ジ低級アルキルカルバモイル基、カルバモイル基、シクロアルキルイミノカルボニル基及びトリフルオロメチル基からなる群より選択される基で置換されていてもよい、直鎖若しくは分岐の低級アルキル基(ただし、メチル基は除く)、炭素数3乃至9のシクロアルキル基、アラルキル基又は炭素数3乃至8のヘテロ環基(該ヘテロ環基内に、窒素原子若しくは酸素原子を1又は2有する))で表される基を示すか、或いは、式(III)

(ここにおいて、mは0乃至3の整数を示し、nは0乃至2の整数を示す)で表される基を示し、Yは、式(IV)

(ここにおいて、j、k又はlは、それぞれ独立して、0又は1を示し、Lは炭素数1乃至4の低級アルキレン基又は単結合を示し、Mは酸素原子又は式(V)

(ここにおいて、Rは、炭素数1乃至4の低級アルキル基を示す)で表される基を示し、Qは、シアノ基、ヒドロキシ基、低級アルキル基(該低級アルキル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子又はアミノ基で置換されていてもよい)、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、ハロゲン原子で置換されていてもよい)、低級アルキルスルフォニル基、シクロ低級アルキルスルフォニル基、ハロゲン原子、モノ低級アルキルアミノカルボニルオキシ基、ジ低級アルキルアミノカルボニルオキシ基、モノ低級アルキルカルバモイル基、ジ低級アルキルカルバモイル基、カルバモイル基、シクロアルキルイミノカルバモイル基、ラクタム環、トリフルオロメチル基、モノ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、アルカノイル基、アルコキシカルボニルアミノ基(該基中の窒素原子は、低級アルキル基で置換されていてもよい)、アルカノイルアミノ基(該基中の窒素原子は、低級アルキル基で置換されていてもよい)及びアルキルスルフォニルアミノ基(該基中の窒素原子は、低級アルキル基で置換されていてもよい)からなる群より選択される基で置換されていてもよい、直鎖若しくは分岐の低級アルキル基、炭素数3乃至9のシクロアルキル基、フェニル基、5乃至6員のヘテロアリール基、炭素数3乃至8のヘテロ環基(該ヘテロ環基内に、窒素原子若しくは酸素原子を1又は2有する)、ナフチル基又は縮環ヘテロアリール基で表される基を示すか、或いは式(V−1)

(ここにおいて、R及びRは、同一又は異なって、低級アルキル基又はモノ若しくはジ低級アルキルカルバモイル基を示すか、又はR及びRは、隣接する窒素原子と一緒になって形成する、3乃至9員のラクタム環、炭素数3乃至8のヘテロ環基(該ヘテロ環基内に、窒素原子若しくは酸素原子を1又は2有する)、5員のヘテロアリール基又は縮環ヘテロアリール基を示す))で表される基を示す]で表される化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項2】
式(II)中のRが、シアノ基、ヒドロキシ基、低級アルキル基(該低級アルキル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子又はアミノ基で置換されていてもよい)、低級アルコキシ基、モノ低級アルキルアミノカルボニルオキシ基及びジ低級アルキルアミノカルボニルオキシ基からなる群より選択される基で置換されていてもよい、炭素数3乃至9のシクロアルキル基又は炭素数3乃至8のヘテロ環(該ヘテロ環内に、窒素原子若しくは酸素原子を1又は2有する)であるか、或いは式(III)

[式中、mは0乃至3の整数を示し、nは0乃至2の整数を示す]で表される基である請求項1記載の化合物。
【請求項3】
式(IV)

[式中、j、k又はlは、それぞれ独立して、0又は1を示し、Lは炭素数1乃至4の低級アルキレン基又は単結合を示し、Mは酸素原子又は式(V)

(ここにおいて、Rは、炭素数1乃至4の低級アルキル基を示す)で表される基を示し、Qは、シアノ基、ヒドロキシ基、低級アルキル基(該低級アルキル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子又はアミノ基で置換されていてもよい)、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、ハロゲン原子で置換されていてもよい)、低級アルキルスルフォニル基、シクロ低級アルキルスルフォニル基、ハロゲン原子、モノ低級アルキルアミノカルボニルオキシ基、ジ低級アルキルアミノカルボニルオキシ基、モノ低級アルキルカルバモイル基、ジ低級アルキルカルバモイル基、カルバモイル基、シクロアルキルイミノカルバモイル基、ラクタム環、トリフルオロメチル基、モノ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、アルカノイル基、アルコキシカルボニルアミノ基(該基中の窒素原子は、低級アルキル基で置換されていてもよい)、アルカノイルアミノ基(該基中の窒素原子は、低級アルキル基で置換されていてもよい)及びアルキルスルフォニルアミノ基(該基中の窒素原子は、低級アルキル基で置換されていてもよい)からなる群より選択される基で置換されていてもよい、直鎖若しくは分岐の低級アルキル基、炭素数3乃至9のシクロアルキル基、フェニル基、5乃至6員のヘテロアリール基、炭素数3乃至8のヘテロ環基(該ヘテロ環基内に、窒素原子若しくは酸素原子を1又は2有する)、ナフチル基又は縮環ヘテロアリール基を示す]で表される基中の式(IV−1)

[式中、各記号は前記と同意義を示す]で表される基が、C1−4低級アルキレン基、カルボニル基,−C(O)−O−、−C1−4低級アルキレン−C(O)−、−C1−4低級アルキレン−C(O)−O−、−C1−4低級アルキレン−C(O)−N(R)−、−C(O)−N(R)−、−O−C1−4低級アルキレン−又は単結合である請求項1又は2記載の化合物。
【請求項4】
が、シアノ基、ヒドロキシ基、低級アルキル基(該低級アルキル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子又はアミノ基で置換されていてもよい)、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、ハロゲン原子で置換されていてもよい)、低級アルキルスルフォニル基、シクロ低級アルキルスルフォニル基、ハロゲン原子、モノ低級アルキルアミノカルボニルオキシ基、ジ低級アルキルアミノカルボニルオキシ基、モノ低級アルキルカルバモイル基、ジ低級アルキルカルバモイル基、カルバモイル基、シクロアルキルイミノカルバモイル基、ラクタム環、トリフルオロメチル基、モノ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、アルカノイル基、アルコキシカルボニルアミノ基(該基中の窒素原子は、低級アルキル基で置換されていてもよい)、アルカノイルアミノ基(該基中の窒素原子は、低級アルキル基で置換されていてもよい)及びアルキルスルフォニルアミノ基(該基中の窒素原子は、低級アルキル基で置換されていてもよい)からなる群より選択される置換基を1乃至2有していてもよい、直鎖若しくは分岐の低級アルキル基、炭素数3乃至9のシクロアルキル基、フェニル基又はナフチル基であるか、或いは酸素原子、硫黄原子及び窒素原子からなる群より選択されるヘテロ原子を環内に1乃至3有する5乃至6員のヘテロアリール基、窒素原子又は酸素原子を環内に1乃至3有する炭素数3乃至8のヘテロ環基、又は酸素原子、硫黄原子及び窒素原子からなる群より選択されるヘテロ原子を各環内に1乃至3有していてもよい1乃至3環性の縮環ヘテロアリール基である請求項3記載の化合物。
【請求項5】
式(V−1)で表されるQが式(V−10)

[式中、R10及びR20が、互いに隣接する窒素原子と一緒になって形成する3乃至9員のラクタム環、炭素数3乃至8のヘテロ環(R10及びR20が、互いに隣接する窒素原子のほかに、該ヘテロ環基の構成原子として、環内に窒素原子又は酸素原子を1又は2有していてもよい)、窒素原子を環内に1乃至4有する5員のヘテロアリール基、又は窒素原子又は酸素原子を各環内に1乃至3有する双環性の縮環ヘテロアリール基を示す。]である請求項3記載の化合物。
【請求項6】
式(I)中の−Yが、ヒドロキシ基、低級アルキル基(該低級アルキル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子又はアミノ基で置換されていてもよい)、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、ハロゲン原子で置換されていてもよい)、低級アルキルスルフォニル基、シクロ低級アルキルスルフォニル基、ハロゲン原子、モノ低級アルキルアミノカルボニルオキシ基、ジ低級アルキルアミノカルボニルオキシ基、モノ低級アルキルカルバモイル基、ジ低級アルキルカルバモイル基、シクロアルキルイミノカルバモイル基、ラクタム環、モノ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、アルカノイル基、アルコキシカルボニルアミノ基(該基中の窒素原子は、低級アルキル基で置換されていてもよい)、アルカノイルアミノ基(該基中の窒素原子は、低級アルキル基で置換されていてもよい)及びアルキルスルフォニルアミノ基(該基中の窒素原子は、低級アルキル基で置換されていてもよい)からなる群より選択される基で置換されていてもよい、フェニル基、ピリジル基、ピリダジニル基、又はピリミジニル基である請求項1記載の化合物。
【請求項7】
式(I)中の−Yが、ヒドロキシ基、低級アルキル基(該低級アルキル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子又はアミノ基で置換されていてもよい)、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、ハロゲン原子で置換されていてもよい)、低級アルキルスルフォニル基、シクロ低級アルキルスルフォニル基、ハロゲン原子、モノ低級アルキルアミノカルボニルオキシ基、ジ低級アルキルアミノカルボニルオキシ基、モノ低級アルキルカルバモイル基、ジ低級アルキルカルバモイル基、シクロアルキルイミノカルバモイル基、ラクタム環、モノ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、アルカノイル基、アルコキシカルボニルアミノ基(該基中の窒素原子は、低級アルキル基で置換されていてもよい)、アルカノイルアミノ基(該基中の窒素原子は、低級アルキル基で置換されていてもよい)及びアルキルスルフォニルアミノ基(該基中の窒素原子は、低級アルキル基で置換されていてもよい)からなる群より選択される置換基を環内に1若しくは2有していてもよい、フェニル基若しくはピリジル基を少なくとも環内に1有する2又は3環性の縮合環である請求項1記載の化合物。
【請求項8】
式(I)中の−Yが、ヒドロキシ基、低級アルキル基(該低級アルキル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子又はアミノ基で置換されていてもよい)、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、ハロゲン原子で置換されていてもよい)、低級アルキルスルフォニル基、シクロ低級アルキルスルフォニル基、ハロゲン原子、モノ低級アルキルアミノカルボニルオキシ基、ジ低級アルキルアミノカルボニルオキシ基、モノ低級アルキルカルバモイル基、ジ低級アルキルカルバモイル基、シクロアルキルイミノカルバモイル基、ラクタム環、モノ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、アルカノイル基、アルコキシカルボニルアミノ基(該基中の窒素原子は、低級アルキル基で置換されていてもよい)、アルカノイルアミノ基(該基中の窒素原子は、低級アルキル基で置換されていてもよい)及びアルキルスルフォニルアミノ基(該基中の窒素原子は、低級アルキル基で置換されていてもよい)からなる群より選択される置換基を環内に1乃至2有していてもよい、フリル基、チエニル基、ピロリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、チアゾリル基、チアジアゾリル基、イソチアゾリル基、オキサゾリル基、イソキサゾリル基、ピリジル基、ピリダジニル基、ピリミジニル基又はピラジニル基である請求項1記載の化合物。
【請求項9】
式(I)中の−Yが、ヒドロキシ基、低級アルキル基(該低級アルキル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子又はアミノ基で置換されていてもよい)、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、ハロゲン原子で置換されていてもよい)、ハロゲン原子、モノ低級アルキルアミノカルボニルオキシ基、ジ低級アルキルアミノカルボニルオキシ基、モノ低級アルキルカルバモイル基、ジ低級アルキルカルバモイル基、シクロアルキルイミノカルバモイル基、ラクタム環、モノ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、アルカノイル基、アルコキシカルボニルアミノ基(該基中の窒素原子は、低級アルキル基で置換されていてもよい)、アルカノイルアミノ基(該基中の窒素原子は、低級アルキル基で置換されていてもよい)及びアルキルスルフォニルアミノ基(該基中の窒素原子は、低級アルキル基で置換されていてもよい)からなる群より選択される置換基を環内に1乃至2有していてもよい、オキセタニル基、テトラヒドロフラニル基、テトラヒドロピラニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、ホモピペリジニル基、モルホリニル基又はホモモルホリニル基である請求1記載の化合物。
【請求項10】
式(I)中のYが、下記式(IV−2)

[式中、pは1乃至3の整数を示し、qは、1乃至4の整数を示す]である請求項1記載の化合物。
【請求項11】
式(I)中の式(I−1)

[式中、X、X又はXは、それぞれ独立して、N又はCHを示し(ただし、X、X及びXのすべてが同時にCHとなることはない)]で表される基のX又はXの少なくとも1方が窒素原子であるか、又はX及びXが共に窒素原子である請求項1乃至10記載の化合物。
【請求項12】
式(I)で表される化合物が、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(4−シアノフェニル)ピリミジン、2−(1−イソプロピルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(4−シアノフェニル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピロリジン−3−イルオキシ)−5−(4−カルバモイルフェニル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピロリジン−3−イルオキシ)−5−(4−シアノフェニル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−{(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェニル}ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(4−シアノフェニル)ピリジン、2−(1−シクロブチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(4−シアノフェニル)ピリミジン、2−(1−シクロヘキシルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(4−シアノフェニル)ピリミジン、2−(1−シクロプロピルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(4−シアノフェニル)ピリミジン、2−(1−エチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(4−シアノフェニル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−{4−(ピロリジン−1−イルカルボニル)フェニル}ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−{4−(ジメチルカルバモイル)フェニル}ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−{4−(モルホリン−4−イルカルボニル)フェニル}ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−{4−(フェノキシ)フェニル}ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−{3−キノリニル}ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(5−インドリル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(1H−ピリジン−2−オン−1−イル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(ピペリジン−2−オン−1−イル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(8−キノリニル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(4−フェニル−4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(2−メトキシピリジン−5−イル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(4−クロロフェニル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(4−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(ピリジン−3−イル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(4−メトキシフェニル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(ジベンゾフラン−4−イル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(2−シクロペンチルオキシピリジン−5−イル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(1H−ピリジン−2−オン−5−イル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(1−シクロペンチル−1H−ピリジン−2−オン−3−イル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−{2−(ピロリジン−1−イルカルボニル)ピリジン−5−イル}ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(2−シアノ−5−テニル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−{4−(モルホリン−3−オン−4−イル)フェニル}ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−{4−(2−オキサゾリジノン−3−イル)フェニル}ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(2−メチルピリジン−5−イル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(2−フルオロピリジン−5−イル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−{4−(1H−ピリジン−2−オン−1−イル)フェニル}ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−{4−(メチルスルフォニル)フェニル}ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−{4−アセチルフェニル}ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(4−トリフルオロメトキシフェニル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−{4−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)フェニル}ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(2−エチルピリジン−5−イル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(4−シアノフェニル)ピラジン、5−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−2−(4−シアノフェニル)ピリジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(4−シアノフェニル)ピリダジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(ピペリジン−1−イルカルボニル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(ピペリジン−1−イルメチル)フェニル}ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(4−フェニルピペラジン−1−イルメチル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(2−シアノピリミジン−5−イル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(1H−ピリジン−2−オン−4−イル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(1−メチル−1H−ピリジン−2−オン−4−イル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(2−ジフルオロメトキシピリジン−4−イル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(1−ジフルオロメチル−1H−ピリジン−2−オン−4−イル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−{4−(N−メチル−N−メトキシカルボニルアミノ)フェニル}ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(1−エチル−1H−ピリジン−2−オン−4−イル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(1−メチル−1H−ピリジン−2−オン−5−イル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(1−エチル−1H−ピリジン−2−オン−5−イル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(2−メチルイミダゾ[1,2,a]ピリジン−6−イル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(2−カルバモイルピリジン−5−イル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−{1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピリジン−2−オン−4−イル}ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−{(1,2,4−トリアゾロ[4,3、a]ピリジン−7−イル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(1,2,4−トリアゾロ[4,3、a]ピリジン−6−イル)ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(1−メチル−1H−ピリジン−2−オン−5−イル)ピリジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(1−ジフルオロメチル−1H−ピリジン−2−オン−5−イル)ピリジン、2−(1−シクロブチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(1−ジフルオロメチル−1H−ピリジン−2−オン−4−イル)ピリミジン、2−(1−シクロブチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(1−メチル−1H−ピリジン−2−オン−5−イル)ピリジン、2−(1−シクロブチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−{1−(2−フルオロエチル)−1H−ピリジン−2−オン−4−イル}ピリミジン、2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−{1−(2−フルオロエチル)−1H−ピリジン−2−オン−4−イル}ピリミジン、2−(1−イソプロピルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(1−メチル−1H−ピリジン−2−オン−5−イル)ピリジン、2−(1−シクロブチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−{1−(2−フルオロエチル)−1H−ピリジン−2−オン−5−イル}ピリジン、2−(1−シクロブチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−{1−(2−フルオロエトキシ−1H−ピリジン−2−オン−5−イル}ピリジン、2−(1−シクロブチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−{1−(2−フルオロエチル)−1H−ピリジン−2−オン−4−イル}ピリジン、2−(1−シクロブチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(3−クロロ−1−メチル−1H−ピリジン−2−オン−5−イル)ピリジン、2−(1−シクロブチルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(1−エチル−1H−ピリジン−2−オン−5−イル)ピリジン、2−(1−イソプロピルピペリジン−4−イルオキシ)−5−(1−エチル−1H−ピリジン−2−オン−5−イル)ピリジンである請求項1乃至11に記載の化合物。
【請求項13】
請求項1乃至12のいずれかに記載の化合物を有効成分とするヒスタミンレセプターH3アンタゴニスト又はインバースアゴニスト。
【請求項14】
請求項1乃至12のいずれかに記載の化合物を有効成分とするヒスタミンレセプターH3アンタゴニスト。
【請求項15】
請求項1乃至12のいずれかに記載の化合物を有効成分とするヒスタミンレセプターH3インバースアゴニスト。
【請求項16】
請求項1乃至7のいずれかに記載の化合物を有効成分とする、肥満症、糖尿病、ホルモン分泌異常、高脂血症、痛風、脂肪肝等の代謝系疾患、例えば狭心症、急性・うっ血性心不全、心筋梗塞、環状動脈硬化症、高血圧、腎臓病、睡眠障害や睡眠障害を伴う各種疾患、例えば特発性過眠症、反復性過眠症、真性過眠症、ナルコレプシー、睡眠時周期性四肢運動障害、睡眠時無呼吸症候群、概日リズム障害、慢性疲労症候群、レム睡眠障害、老齢者不眠、夜勤勤労者睡眠不衛生、特発性不眠症、反復性不眠症、真性不眠症、電解質異常等の循環器系疾患、例えば過食症、情動障害、うつ病、不安、癲癇、譫妄、痴呆、統合失調症、注意欠陥・多動性障害、記憶障害、アルツハイマー氏病、パーキンソン病、睡眠障害、認知障害、運動障害、感覚異常、嗅覚障害、てんかん、モルヒネ耐性、麻薬依存症、アルコール依存症等の中枢及び末梢神経系疾患の予防剤又は治療剤。
【請求項17】
一般式(VI)

[式中、X、X又はXは、それぞれ独立してN又はCHを示し(ただし、X、X及びXのすべてが同時にCHとなることはない)、Wは下記式(II−1)

(ここにおいて、mは0乃至3の整数を示し、Rは、シアノ基、ヒドロキシ基、低級アルキル基(該低級アルキル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子又はアミノ基で置換されていてもよい)、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、ハロゲン原子で置換されていてもよい)、ハロゲン原子、モノ低級アルキルアミノカルボニルオキシ基、ジ低級アルキルアミノカルボニルオキシ基、モノ低級アルキルカルバモイル基、ジ低級アルキルカルバモイル基、カルバモイル基、シクロアルキルイミノカルボニル基及びトリフルオロメチル基からなる群より選択される基で置換されていてもよい、直鎖若しくは分岐の低級アルキル基(ただし、メチル基は除く)、炭素数3乃至9のシクロアルキル基、アラルキル基又は炭素数3乃至8のヘテロ環基(該ヘテロ環基内に、窒素原子若しくは酸素原子を1又は2有する)で表される基、又はRの有する置換基に適宜保護基を導入した基を示す)で表される基を意味するか、或いは
式(III)

(ここにおいて、mは0乃至3の整数を示し、nは0乃至2の整数を示す)で表される基を示し、Lは脱離基を示す]で表される化合物と一般式(XI)

[式中、Metは一般的な有機金属原子を示し、Y1pは、式(IV)

(ここにおいて、j、k又はlは、それぞれ独立して、0又は1を示し、Lは炭素数1乃至4の低級アルキレン基又は単結合を示し、Mは酸素原子又は式(V)

(ここにおいて、Rは、炭素数1乃至4の低級アルキル基を示す)で表される基を示し、Qは、シアノ基、ヒドロキシ基、低級アルキル基(該低級アルキル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子又はアミノ基で置換されていてもよい)、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、ハロゲン原子で置換されていてもよい)、低級アルキルスルフォニル基、シクロ低級アルキルスルフォニル基、ハロゲン原子、モノ低級アルキルアミノカルボニルオキシ基、ジ低級アルキルアミノカルボニルオキシ基、モノ低級アルキルカルバモイル基、ジ低級アルキルカルバモイル基、カルバモイル基、シクロアルキルイミノカルバモイル基、ラクタム環、トリフルオロメチル基、モノ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、アルカノイル基、アルコキシカルボニルアミノ基(該基中の窒素原子は、低級アルキル基で置換されていてもよい)、アルカノイルアミノ基(該基中の窒素原子は、低級アルキル基で置換されていてもよい)及びアルキルスルフォニルアミノ基(該基中の窒素原子は、低級アルキル基で置換されていてもよい)からなる群より選択される基で置換されていてもよい、直鎖若しくは分岐の低級アルキル基、炭素数3乃至9のシクロアルキル基、フェニル基、5乃至6員のヘテロアリール基、炭素数3乃至8のヘテロ環基(該ヘテロ環基内に、窒素原子若しくは酸素原子を1又は2有する)、ナフチル基又は縮環ヘテロアリール基、又はQの有する置換基に必要に応じて、保護基を導入したQに相応する基を示すか、或いは式(V−1)

(ここにおいて、R及びRは、同一又は異なって、低級アルキル基又はモノ若しくはジ低級アルキルカルバモイル基を示すか、或いは、R及びRは、隣接する窒素原子と一緒になって形成する、3乃至9員のラクタム環、炭素数3乃至8のヘテロ環基(該ヘテロ環基内に、窒素原子若しくは酸素原子を1又は2有する)、5員のヘテロアリール基又は縮環ヘテロアリール基を示す)で表される基を示すか、又は−Yの有する置換基に必要に応じて、保護基を導入した−Yに相応する基を示す。]で表される化合物とを触媒存在下、反応させ、一般式(VIII)

[式中、X、X、X、m、R及びY1pは前記の意味を有する]で表される化合物、あるいは、一般式(IX)

[式中、X、X、X、m1、n及びY1pは前記の意味を有する]で表される化合物とし、所望により保護基を除去することにより、一般式(I−2)

[式中、X、X、X、m、R及びYは前記の意味を有する]で表される化合物、或いは、一般式(I−3)

[式中、X、X、X、m1、n及びYは前記の意味を有する]で表される化合物又はその塩の製造法。
【請求項18】
一般式(X)

[式中、X、X又はXは、それぞれ独立して、N又はCHを示し(ただし、X、X及びXのすべてが同時にCHとなることはない)、Wは、下記式(II−1)

(ここにおいて、mは0乃至3の整数を示し、Rは、シアノ基、ヒドロキシ基、低級アルキル基(該低級アルキル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子又はアミノ基で置換されていてもよい)、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、ハロゲン原子で置換されていてもよい)、ハロゲン原子、モノ低級アルキルアミノカルボニルオキシ基、ジ低級アルキルアミノカルボニルオキシ基、モノ低級アルキルカルバモイル基、ジ低級アルキルカルバモイル基、カルバモイル基、シクロアルキルイミノカルボニル基及びトリフルオロメチル基からなる群より選択される基で置換されていてもよい、直鎖若しくは分岐の低級アルキル基(ただし、メチル基は除く)、炭素数3乃至9のシクロアルキル基、アラルキル基又は炭素数3乃至8のヘテロ環基(該ヘテロ環基内に、窒素原子若しくは酸素原子を1又は2有する))で表される基、又はRの有する置換基に適宜保護基を導入した基を意味するか、或いは
式(III)

(ここにおいて、mは0乃至3の整数を示し、nは0乃至2の整数を示す)で表される基を示し、Metは一般的な有機金属原子を示す]で表される化合物と一般式(XI)

[式中、Lは、脱離基を示し、Y1pは式(IV)

(ここにおいて、j、k又はlは、それぞれ独立して、0又は1を示し、Lは炭素数1乃至4の低級アルキレン基又は単結合を示し、Mは酸素原子又は式(V)

(ここにおいて、Rは、炭素数1乃至4の低級アルキル基を示す)で表される基を示し、Qは、シアノ基、ヒドロキシ基、低級アルキル基(該低級アルキル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子又はアミノ基で置換されていてもよい)、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、ハロゲン原子で置換されていてもよい)、低級アルキルスルフォニル基、シクロ低級アルキルスルフォニル基、ハロゲン原子、モノ低級アルキルアミノカルボニルオキシ基、ジ低級アルキルアミノカルボニルオキシ基、モノ低級アルキルカルバモイル基、ジ低級アルキルカルバモイル基、カルバモイル基、シクロアルキルイミノカルバモイル基、ラクタム環、トリフルオロメチル基、モノ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、アルカノイル基、アルコキシカルボニルアミノ基(該基中の窒素原子は、低級アルキル基で置換されていてもよい)、アルカノイルアミノ基(該基中の窒素原子は、低級アルキル基で置換されていてもよい)及びアルキルスルフォニルアミノ基(該基中の窒素原子は、低級アルキル基で置換されていてもよい)からなる群より選択される基で置換されていてもよい、直鎖若しくは分岐の低級アルキル基、炭素数3乃至9のシクロアルキル基、フェニル基、5乃至6員のヘテロアリール基、炭素数3乃至8のヘテロ環基(該ヘテロ環基内に、窒素原子若しくは酸素原子を1又は2有する)、ナフチル基又は縮環ヘテロアリール基、又はQの有する置換基に必要に応じて、保護基を導入したQに相応する基を示すか、或いは式(V−1)

(ここにおいて、R及びRは、同一又は異なって、低級アルキル基又はモノ若しくはジ低級アルキルカルバモイル基を示すか、或いは、R及びRは、隣接する窒素原子と一緒になって形成する、3乃至9員のラクタム環、炭素数3乃至8のヘテロ環基(該ヘテロ環基内に、窒素原子若しくは酸素原子を1又は2有する)、5員のヘテロアリール基又は縮環ヘテロアリール基を示す)で表される基を示すか、又は−Yの有する置換基に必要に応じて、保護基を導入した−Yに相応する基を示す。]で表される化合物とを触媒存在下、反応させ、一般式(XII)

[式中、X、X、X、m、R及びY1pは前記の意味を有する]で表される化合物、或いは、一般式(XIII)

[式中、X、X、X、m1、n及びY1pは前記の意味を有する]で表される化合物とし、所望により保護基を除去することにより、一般式(I−2)

[式中、X、X、X、m、R及びYは前記の意味を有する]で表される化合物、或いは、一般式(I−3)

[式中、X、X、X、m1、n及びYは前記の意味を有する]で表される化合物又はその塩の製造法。
【請求項19】
一般式(XIV)

[式中、X、X又はXは、それぞれ独立してN又はCHを示し(ただし、X、X及びXのすべてが同時にCHとなることはない)、Y1pは、式(IV)

(ここにおいて、j、k又はlは、それぞれ独立して、0又は1を示し、Lは炭素数1乃至4の低級アルキレン基又は単結合を示し、Mは酸素原子又は式(V)

(ここにおいて、Rは、炭素数1乃至4の低級アルキル基を示す)で表される基を示し、Qは、シアノ基、ヒドロキシ基、低級アルキル基(該低級アルキル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子又はアミノ基で置換されていてもよい)、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、ハロゲン原子で置換されていてもよい)、低級アルキルスルフォニル基、シクロ低級アルキルスルフォニル基、ハロゲン原子、モノ低級アルキルアミノカルボニルオキシ基、ジ低級アルキルアミノカルボニルオキシ基、モノ低級アルキルカルバモイル基、ジ低級アルキルカルバモイル基、カルバモイル基、シクロアルキルイミノカルバモイル基、ラクタム環、トリフルオロメチル基、モノ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、アルカノイル基、アルコキシカルボニルアミノ基(該基中の窒素原子は、低級アルキル基で置換されていてもよい)、アルカノイルアミノ基(該基中の窒素原子は、低級アルキル基で置換されていてもよい)及びアルキルスルフォニルアミノ基(該基中の窒素原子は、低級アルキル基で置換されていてもよい)からなる群より選択される基で置換されていてもよい、直鎖若しくは分岐の低級アルキル基、炭素数3乃至9のシクロアルキル基、フェニル基、5乃至6員のヘテロアリール基、炭素数3乃至8のヘテロ環基(該ヘテロ環基内に、窒素原子若しくは酸素原子を1又は2有する)、ナフチル基又は縮環ヘテロアリール基、又はQの有する置換基に必要に応じて、保護基を導入したQに相応する基を示すか、或いは式(V−1)

(ここにおいて、R及びRは、同一又は異なって、低級アルキル基又は炭素数1乃至6の低級アルキルカルバモイル基を示すか、又はR及びRは、隣接する窒素原子と一緒になって形成する、3乃至9員のラクタム環、炭素数3乃至8のヘテロ環基(該ヘテロ環基内に、窒素原子若しくは酸素原子を1又は2有する)、5員のヘテロアリール基又は縮環ヘテロアリール基を示す)で表される基を示すか、又は−Yの有する置換基に必要に応じて、保護基を導入した−Yに相応する基を示し、Lは脱離基を示す。]で表される化合物と、一般式(XV)

[式中、Wは下記式(II−p)

(ここにおいて、R11は、R又はアミノ保護基を示し、他の記号は前記と同意義を示す)で表される基を示すか、或いは、式(III)

(ここにおいて、各記号は前記と同意義を示す)で表される基を示す]で表される化合物又はその塩と反応させ、一般式(XVI)

[式中、X、X、X、Y1p、m及びR11は前記の意味を有する]で表される化合物とし、当該化合物とR11がアミノ基の保護基を有する場合には、当該アミノ保護基を除去した後、Rに相応する前躯体アルデヒド、ケトン若しくは一般式(XVII)

[式中、各記号は、前記と同意義を示す]で表される化合物とを反応させ、必要に応じて保護基を除去することにより、本発明に係る化合物(I)

化合物(I)[式中、各記号は前記と同意義を示す]で表される化合物の製造法。

【国際公開番号】WO2005/007644
【国際公開日】平成17年1月27日(2005.1.27)
【発行日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−511807(P2005−511807)
【国際出願番号】PCT/JP2004/009272
【国際出願日】平成16年6月24日(2004.6.24)
【出願人】(000005072)萬有製薬株式会社 (51)
【Fターム(参考)】