説明

ベッド型マッサージ機

【課題】ベッド型のマッサージ台に寝た状態でローラによるマッサージを受ける際、身体の凹凸形状に応じてローラの押圧効果を均等に受けることができるようにしたベッド型マッサージ機を提供する。
【解決手段】ベッド台5の長手方向に台車枠7が往復移動すると共に台車枠の複数個所に離間した状態でローラ軸18が設けられ、各ローラ軸に設けられた各ローラ19は外周にゴムリング22を有する回転リング23を回動自在に保持してなるローラ支持板24を備え、各ローラ支持板にはローラ軸18を貫通する縦長状の収納スペース28が形成され、各収納スペースに収納したスプリング29の下端がローラ軸の内底部31に支持され、且つ各スプリングの上端が各ローラ支持板24の収納スペース28の上端に当接されることによって、各ローラ19を上方から押圧する身体の凹凸形状に応じて各ローラ19がスプリング29の弾性力によって上下動するようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ベッド型のマッサージ台に寝た姿勢で全身をマッサージするベッド型マッサージ機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、マッサージ台の上部に寝た姿勢で全身の背面又は前面をマッサージするベッド型マッサージ機が開発されている。その一例として、特許文献1を参照すると、この文献の装置は、背中と首部のマッサージを同時に行うと共に、首部に対してもみ治療をはじめとするローリング治療やさすり治療を施すことができるベッド型マッサージ治療器に関するものである。その構造は、ベッド台の長手方向に沿って往復移動する台車に背中をマッサージする背中用ローラを設け、ベッドの首部位置に首部をマッサージする首部用ローラを設けたものである。
【0003】
この文献の実施例を参照すると、ベッドの首部位置にはローラ軸に左右一対の互いに傾斜したローラを1組設けることによってもみ治療を行なう首部用ローラが設けられ、ベッドの背部位置には回転軸から延設された三つ又アームの各アームに幅の異なる鼓形の3個のローラを枢設してなる背中用ローラが設けられ、ベッドの背部位置と脚部位置との間にはバイブレータ機能を有する円筒形状のバイブローラが設けられ、さらにベッドの脚部位置にはローラ軸に一対の互いに傾斜したローラを2組設けることによって左右の脚部に対して同時にもみ治療を行なう首部用ローラが設けられている。
【0004】
上記のように特許文献1の装置には、ベッドの各位置に応じて各種構成のマッサージ用部材が設けられ、夫々の身体部位に応じたマッサージを行うように工夫されている。この装置において、例えば背中用ローラに身体の背部を上載する場合、背部の重量がローラに掛かかるため、身体に局部的な痛みを生じるおそれがある。特に、特許文献1の構成においては、三つ又アームの各アームに幅の異なる鼓形の3個のローラを枢設してなる背中用ローラが設けられているため、モータの回転によって三つ又アームの各アームに設けられたローラが交互に背部に当ることによって、身体に局部的な痛みを生じるおそれがある。
【特許文献1】特開2002―291828号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のように、身体の背部は体重の主要部であるうえ、身体の肉厚が薄いため、ローラの上部に寝た状態になると、痛みを生じやすく、また首部は神経の集中する部位であるため、この首部をローラに上載すると、やはり激しい痛みを生じるおそれがある。
【0006】
また、身体部位には凹凸形状があるため、マッサージ台上に複数のローラが均等に配置されている場合、又は複数のローラがマッサージ台上を往復移動する場合、ローラが突出した身体部位に強い押圧感を与えることがあるため、その身体に局部的な激しい痛みを生じ、マッサージ効果が減退するという不都合が生じる。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ベッド型のマッサージ台に寝た状態でローラによるマッサージを受ける際、身体の凹凸形状に応じてローラの押圧効果を均等に受けることができるようにしたベッド型マッサージ機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1のベッド型マッサージ機は、ベッド台の長手方向に台車枠が往復移動すると共に台車枠の複数個所に離間した状態でベッド台の長手方向に直交するローラ軸が設けられ、各ローラ軸に設けられた複数のローラスペーサの各間にはローラが配設され、該ローラは外周にゴムリングを有する回転リングを回動自在に保持してなるローラ支持板を備え、各ローラ支持板にはローラ軸を貫通する縦長状の収納スペースが形成され、各収納スペースに収納したスプリングがローラ軸に形成された貫通孔に挿着されると共に、各スプリングの下端がローラ軸の内底部に支持され、且つ各スプリングの上端が各ローラ支持板の収納スペースの上端に当接されることによって、各ローラを上方から押圧する身体の凹凸形状に応じて各ローラがスプリングの弾性力によって上下動するようにしたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明の請求項2のベッド型マッサージ機は、請求項1において、各ローラ軸の両端を保持するブラケットを台車枠に回動自在に枢設すると共に、台車枠に固設された張設板に各ブラケットをベッド台の長手方向に押出し又は復帰動作するシリンダが設けられ、シリンダの作動によりブラケットを回動することによってローラ軸に設けられたローラの高さ調整を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明のベッド型マッサージ機によれば、台車枠がベッド台の長手方向に沿って前後に移動すると、台車枠に設けられた2本のローラ軸の各ローラがその上部に寝た状態の身体の凹凸形状に応じて上下動しながら回動することにより、身体各部には各ローラが略均等な押圧力で回動しながらマッサージ効果を与えることができるため、身体に局部的な痛みを与えない状態で身体各部をマッサージすることが可能となる。
【0011】
また、シリンダの作動によりブラケットを回動することによってローラ軸に設けられたローラの高さ調整を行うことができるため、使用する者の好みに応じてローラ軸の各ローラ全体の高さ調節を行なうことが可能である。また、ローラ軸の各ローラ全体を高く調整した場合、マッサージ効果を強い状態にすることができ、しかも各ローラは身体の凹凸形状に応じて上下動しながら台車枠の移動によって往復動するため、身体各部の凹凸形状に応じて各ローラの押圧力を略均等に与え、心地よいマッサージ効果を与えることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【実施例1】
【0013】
この実施例のベッド型マッサージ機1は、図1(a)、(b)に示すように、下部フレーム2の下部の四方にキャスター3、3…を設けたことによって移動可能にされると共に、下部フレーム2の上方に長方形枠形状のフレーム4を有するベッド台5が設けられ、ベッド台5の上面はクッション性を有するシートカバー5aで覆われた構成とされている。また、ベッド台5の側面にはベッド台5の内部に設けられた電気的装置の制御を行なう操作パネル6が設けられている。
【0014】
図1(a)は上記のシートカバー5aを取り外した状態でベッド台5の内部構造を示す平面図である。この図に示すように、ベッド台5には台車枠7がベッド台5の長手方向に往復移動可能に構成されている。また、アングル材の組合せによって平面形状が長方形に形成されたベッド台5を構成すると共に、ベッド台5の両側に長手方向に延びるレール部8、8が設けられている。
【0015】
一方、台車枠7は、図2(a)に示すように、平面形状が長方形であって、台車枠7の両側の前後位置に車輪9、9…が回動自在に設けられ、夫々の車輪9、9…をベッド台5の両側のレール部8、8に搭載したことによって、台車枠7はレール部8、8に沿ってベッド台5(図1(a)参照)の長手方向を往復移動可能とされている。また、台車枠7の長手方向における略中央には張設板10が台車枠7の長手方向に直交する状態に固設され、この張設板10の下部にはフィードナット11が固設されている。
【0016】
また、フィードナット11に螺合された長尺の送りネジ12の両端が、図1に示すように、ベッド台5の前後位置に架設された支持部材13、13のベアリング14、14に回動自在に支持されている。さらに、送りネジ12の一端に固設されたプーリ15と支持部材13の下部に固設されたモータ16の回転軸16aとがベルト17で連結され、モータ16を駆動することによりベルト17を介して送りネジ12が回転すると、送りネジ12のネジ溝にフィードナット11が倣うことによって台車枠7がベッド台5の両側のレール部8、8に沿って往復移動することとなる。
【0017】
また、図2(a)に示すように、上記の台車枠7には長手方向の前後に離間した状態でベッド台5の長手方向に直交するローラ軸18、18が設けられている。本実施例において、ローラ軸18は共通した構成を有し、台車枠7の前後に配した構成とされているが、3本又はそれ以上のローラ軸18、18…を台車枠7に設けた構成とすることも可能である。
【0018】
また、本実施例において、図3に示すように、ローラ軸18は2本の金属パイプ18a、18bを縦方向に接合して成り、上方の金属パイプ18aが下方の金属パイプ18bよりも長尺に構成されている。本実施例においては、1本のローラ軸18について6個のローラ19、19…が設けられ、夫々のローラ19、19…の各間と最両端のローラ19a、19bの外方には所定幅のローラスペーサ20、20…が配設されることによって各ローラ19、19…が位置決めされている。各ローラスペーサ20の幅は、ローラ軸18の長さとローラ19の幅とローラ19の使用数によって決定される。
【0019】
このような構成において、図3に示すように、ローラ軸18を構成する下方の金属パイプ18bの長さは、6個のローラ19、19…とその間のローラスペーサ20、20…と最両端のローラスペーサ20a、20bとをローラ軸18の軸方向に合体した長さに略一致し、さらに上方の金属パイプ18aは下方の金属パイプ18bの両端から短幅だけ突出した部分を有し、この両側の各突出部21a、21bには後述するリンク板38の貫通孔40に嵌合するための平坦溝21cが形成されると共に、ネジ穴21dが設けられている。
【0020】
また、各ローラ19、19…はいずれも同様の構成を有するものであり、その一つを説明すると、図4(a)、(b)に示すように、ローラ19は外周に弾性ゴムリング22を有する回転リング23を回動自在に保持してなるローラ支持板24を備えている。即ち、ローラ19を分解した図4(a)の断面図に示すように、ローラ19は、円形(図5参照)に形成されたローラ支持板24と、ローラ支持板24の外周に設ける弾性ゴムリング22と、ローラ支持板24の両側に合致して固定する回転リング23とを有する。
【0021】
図4(b)に示すように、ローラ支持板24の両側に回転リング23を構成する左右の分割体23a、23bを合致すると、ローラ支持板24の両側外周に形成されたリング形状の凹部24aと、弾性ゴムリング22の内周側に形成された突出部22aと、回転リング23の左右の分割体23a、23bの内側に形成された凸溝部23cが嵌合することによって、ローラ支持板24の外周にゴムリング22を固定することができる。また、このように合致した状態で、回転リング23の左右の分割体23a、23bに設けられたネジ穴26にビス27を螺合することによって、各部材が固定状態となる。
【0022】
さらに、各ローラ支持板24には、図5又は図6に示すように、ローラ軸18を貫通する縦長状の収納スペース28が形成され、各収納スペース28に収納したスプリング29が、上下の金属パイプ18a、18bからなるローラ軸18に形成された貫通孔30a、30b、30cに挿着されると共に、各スプリング29の下端が下方の金属パイプ18bの内底部31に支持され、且つ各スプリング29の上端が各ローラ支持板24の収納スペース28の上端に当接して弾発した構成とされている。
【0023】
なお、このような構成において、図5又は図6に示すように、ローラ軸18を構成する上方の金属パイプ18aには上下に貫通孔30a、30bが形成され、下方の金属パイプ18bには上方のみ貫通孔30cが形成され、これらの貫通孔30a、30b、30cには案内管25が嵌合されており、この案内管25にスプリング29を収納することによって、スプリング29の伸縮を円滑に案内するようにしている。
【0024】
上記の構成により、図3に示すように、各ローラ19を上方から押圧する身体Bの凹凸形状に応じて、各ローラ19がスプリング29の弾性力によって上下動することが可能とされている。即ち、図6に示すように、左側のローラ19(19A)は上方からの押圧がない通常の状態であって、スプリング29が自然に延びた状態であり、右側のローラ19(19B)のように上方から人体等の押圧力が作用したとき、その押圧力に応じてスプリング29が弾性力に抗して圧縮されることにより、図示のローラ19A、19Bの高さの差Hで示すように、ローラ19(19B)が下方に沈み、上方からの押圧力が解除されると、スプリング29の弾性力によって、左側のローラ19(19A)のように元の位置に復帰する。
【0025】
従って、上記の構成により、ベッド台5の上方を覆うシートカバー5aの下部で台車枠7がベッド台5の長手方向に沿って前後に移動すると、台車枠7に設けられた2本のローラ軸18、18の各ローラ19、19…が、シートカバー5aの上面に寝た状態の身体B(図8参照)の凹凸形状に応じて上下動しながら回動することにより、身体各部には各ローラ19、19…が略均等な押圧力で回動しながらマッサージ効果を与えることができるため、身体Bに局部的な痛みを与えない状態で身体各部をマッサージすることが可能となる。
【0026】
さらに、本発明においては、図2(a)、(b)に示すように、各ローラ軸18の両端を保持するブラケット32(ブラケット作用板32aと両側のブラケット固定板32b、32bとからなる)を台車枠7に回動自在に枢設すると共に、台車枠7に固設された張設板10に各ブラケット32をベッド台5の長手方向に押出し又は復帰動作するシリンダ33が設けられ、シリンダ33の作動によりブラケット32を回動することによってローラ軸18に設けられたローラ19、19…の高さ調整を行う構成とされている。
【0027】
上記について本実施例で具体化された構成について述べると、図2(a)、(b)に示すように台車枠7を構成する長辺側の両側7a、7bに支持板34、34が固設され、各支持板34、34には台車枠7の短辺内に収まる長さのブラケット作用板32aを両側で固定支持するブラケット固定板32b、32bが各支持板34に設けられた枢支ネジ35で回動自在に枢設されている。
【0028】
以下、各支持板34、34…の構成はいずれも同様であるため、図7(a)に示す片側の構成について述べると、ブラケット支持板32bを回動自在に枢設した枢支ネジ35の上下には平行アーム36a、36bの各端部を回動自在にネジ37a、37bで固定すると共に、平行アーム36a、36bは互いに平行を保持した状態で夫々の他端をリンク板38の上下位置に回動自在にネジ39a、39bで固定され、これによってリンク板38は縦方向に立った状態を維持して上下方向に移動可能とされている。
【0029】
さらに、上記のリンク板38に固定された上下のネジ39a、39bの間には貫通孔40が形成され、この貫通孔40にローラ軸18の上方の金属パイプ18aの突出部21a(又は21b)が挿着されている。このローラ軸18の上方の金属パイプ18aの突出部21a(又は21b)には、上記のように平坦溝21c(図3参照)が形成され、この平坦溝21cがリンク板38の貫通孔40の内部形状に嵌着されると共に、貫通孔40の外側に突出したローラ軸18の突出部21a(又は21b)に固定管41が嵌合され、さらに固定管41に形成されたネジ穴42にネジ43が挿着されると共に上方の金属パイプ18aのネジ穴21cに螺締されている。
【0030】
上記の構成において、台車枠7の中央に設けられた上記の張設板10にはモータ33bの回転によってシリンダロッド33aを伸縮するシリンダ33が固設されると共に、シリンダロッド33aの端部が回動自在に前後の各ブラケット32に固設されているため、モータ33bを回動することにより、シリンダロッド33aが伸縮する(伸縮差D)のに応じて、ブラケット作用板32aとブラケット固定板32bとからなるブラケット32が枢支ネジ35を中心に回動し、平行アーム36a、36bを介してローラ軸18を上下動し、これによってローラ軸18の各ローラ19、19…全体の高さ調節を行うことが可能となる。
【0031】
上記の構成により、本実施例のベッド型マッサージ機を使用する者の好みに応じてローラ軸18の各ローラ19、19…全体を高く調節することにより、マッサージ効果を強くする状態に調節することができ、しかも上記のように各ローラ19、19…は身体の凹凸形状に応じて上下動しつつ、台車枠7の移動によって往復動するため、身体の各部の凹凸形状に応じて各ローラ19、19…の押圧力を略均等に与え、心地よいマッサージ効果を与えることが可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0032】
本発明のベッド型マッサージ機は、ベッド型のマッサージ台に寝た状態でローラによるマッサージを受ける際、身体の凹凸形状に応じてローラの押圧効果を均等に受けることができるようにしたベッド型マッサージ機として利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】(a)は本発明によるベッド型マッサージ機のベッド台の内部を示す平面図であり、(b)は側面図である。
【図2】(a)は本発明によるベッド型マッサージ機の台車枠を示す平面図であり、(b)は側面図である。
【図3】本発明によるベッド型マッサージ機における一本のローラ軸に設けられた複数のローラに身体を載せたときの各ローラの沈み具合を示す概略図である。
【図4】(a)は本発明によるベッド型マッサージ機における一個のローラを分解した断面図であり、(b)はその組み立てた状況を示す断面図である。
【図5】本発明によるベッド型マッサージ機における一個のローラの正面図である。
【図6】本発明によるベッド型マッサージ機におけるローラ軸に設けられた2個のローラによって各ローラの上下動を図解した断面図である。
【図7】本発明によるベッド型マッサージ機におけるローラ軸を上下動するための機構を示す側面図であり、(a)はローラを下降した状況を示し、(b)はローラを上昇した状況を示す。
【図8】本発明によるベッド型マッサージ機に人体を上載した状況を示す概略図である。
【符号の説明】
【0034】
1 ベッド型マッサージ機
2 下部フレーム
3 キャスター
4 フレーム
5 ベッド台
5a シートカバー
6 操作パネル
7 台車枠
7a、7b 台車枠の長辺側の両側
8 レール部
9 車輪
10 張設板
11 フィードナット
12 送りネジ
13 支持部材
14 ベアリング
15 プーリ
16 モータ
16a 回転軸
17 ベルト
18 ローラ軸
18a 上方の金属パイプ
18b 下方の金属パイプ
19 ローラ
19a、19b 最両端のローラ
20 ローラスペーサ
20a、20b 最両端のローラスペーサ
21a、21b 突出部
21c 平坦溝
21d ネジ穴
22 ゴムリング
22a 突出部
23 回転リング
23c 凸溝部
23a、23b 左右の分割体
24 ローラ支持板
24a 凹部
25 案内管
26 ネジ穴
27 ビス
28 収納スペース
29 スプリング
30a、30b、30c 貫通孔
31 内底部
30a、30b 貫通孔
30c 貫通孔
32 ブラケット
32a ブラケット作用板
32b ブラケット固定板
33 シリンダ
34 支持板
35 枢支ネジ
36a、36b 平行アーム
37a、37b ネジ
38 リンク板
39a、39b ネジ
40 貫通孔
41 固定管
42 ネジ穴
43 ネジ
B 身体
D 伸縮差
H ローラの高さの差



【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベッド台の長手方向に台車枠が往復移動すると共に台車枠の複数個所に離間した状態でベッド台の長手方向に直交するローラ軸が設けられ、各ローラ軸に設けられた複数のローラの各間にはローラスペーサが配設されることによって各ローラが位置決めされ、各ローラは外周にゴムリングを有する回転リングを回動自在に保持してなるローラ支持板を備え、各ローラ支持板にはローラ軸を貫通する縦長状の収納スペースが形成され、各収納スペースに収納したスプリングがローラ軸に形成された貫通孔に挿着されると共に、各スプリングの下端がローラ軸の内底部に支持され、且つ各スプリングの上端が各ローラ支持板の収納スペースの上端に当接されることによって、各ローラを上方から押圧する身体の凹凸形状に応じて各ローラがスプリングの弾性力によって上下動するようにしたことを特徴とするベッド型マッサージ機。
【請求項2】
各ローラ軸の両端を保持するブラケットを台車枠に回動自在に枢設すると共に、台車枠に固設された張設板に各ブラケットをベッド台の長手方向に押出し又は復帰動作するシリンダが設けられ、シリンダの作動によりブラケットを回動することによってローラ軸に設けられたローラの高さ調整を行うことを特徴とする請求項1記載のベッド型マッサージ機。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate